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サンダーソニア

 ( 詩投稿城 )
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ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_PHR

以前「金色の虫」というスレッドを建てた、元「くのを」です。
放置している間に先のスレが過去ログに落ちてしまったので、新しく始めました。
閲覧して頂けるだけで大満足ですが、返詩も大歓迎です。

宜しくお願いします。

関連リンク:  此岸  捨て子 祈り ナイフ 
ページ: 1


 
 

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_PHR

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8ヶ月前 No.1

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_8gk

「あいつら」



年の暮れも押し迫る中
あいつらを拒否する
思い込みを押し退けて
一人ぼっちで生きる

あいつらは私が嫌いだ
哀れんでやりたいのだ
誘っておいて貶める
同じ皿を突きたくない

何故私が断るのか
不思議そうに眉を顰め
分かり切ったことが
分からないあいつら

元旦晴れ間が出るなら
私は私一人でそれを祝う
誰にも邪魔させない
特にあいつらとは


7ヶ月前 No.2

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_8gk

去ってしまったものに
新しい名前を付けて
忘れずにいようとする
そんな報われない努力

窓を伝い落ちる雨水を
家の中から眺めれば
無数の一つがそのままで
遥かな時を越える

何も生まれないし
育つこともなかった
君に捧げた喜歌劇も
届かない方が良かった

言いたいことはない
返事はたったそれだけ
沈黙に耳を澄ませば
空の青さに目が眩む

7ヶ月前 No.3

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_8gk

「猫」

猫は皆にゃーと鳴くが
その意味は時により
全く完全に違い
宇宙みたいに複雑だ

解明されない今も
理解されることを
祈りまた願い
電柱の影でうごめく

私達は謎めいた声に
耳を澄まし手を差し伸べ
何も出来なくても
それが運命だと思う

やがて鳴いた一声の
呼び声が名前になり
結ばれて生きながら
いつか別れの挨拶を覚える

5ヶ月前 No.4

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_8gk

「花」

目を閉じても見える為
無視するのは諦めた
耳を塞いでも届くので
泣き叫ぶと喉が嗄れた

言葉一つ忘れられず
その癖意味が分からない
誰にも助けられない
不治の病に罹患していた

何が切っ掛けであれ
なってしまったことは
日が昇るより明らかな
癒えない傷跡である

別れを告げることが
何よりも大事になって
それでもこの手の中では
不自由な愛の花が咲く

5ヶ月前 No.5

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_8gk

懐かしい暗闇に寄りかかり
泥の様な眠りに落ちる
虚無と絶望から生まれた
名前も知らない人への愛

振り向けば影が笑っていた
来ない迎えを待っていた
そぼ降る雨に濡れながら
要らないと囁かれた遠い日

もし違う道を選んでいたら
どうなっていたのかと笑う
蹴落としてきた人の分の孤独で
雁字搦めになった自分を抱いて

もう何も要らないと祈った
道端の石ころのように沈黙して
足掻かないし逃げ出さない
ただそこに存在するという覚悟で

4ヶ月前 No.6

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_8gk

降り止まない雨の為に
自分の亡骸をくわえ
笑っている子犬の
乾き切った双眸に涙

誰もが思っていた
とっくに壊れていた
外側からいびつな力で
無感情に操られていた

到底望めない願いが
星の様に輝いて消える
幾ら見詰めた所で
空に神はもう居ない

悪趣味なお膳立て
眠れない幾つかの夜
空っぽの両手でも
何かが出来ると思った

4ヶ月前 No.7

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

蓄積していく疲労を夜になると感じる
取返しの付かない失敗をする前に
出来るだけ副作用の少ない薬に頼る
それで何とかメンタルは落ち着く

薬が痛みを忘れるだけだとして
生きる時間に関係はないのだろうか
とうとう動けなくなるということは
生きている内にはないのだろうか

とても何かを語りたい気分だ
しかし自分に言える事等一つもない
ただ今日を生き延びたという勲章が
それだけが胸に輝く

明るい方へ向かっていこう
暗い所にはたまに弱音を吐こう
鳥が生まれつき空を飛ぶように
自分にも生きる術があると信じて

3ヶ月前 No.8

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

薄暗がりで生まれた
小さな海
母になろうとしている
潮騒とその香り

無理だと言いながら
何度となく潜り抜けた死線
それでも生き足りない
満ち足りない

誰の声も聞こえない
失くした心を探している
あなたは花
野原の風に揺れている

夢の向こうで
待っていた遠い明日
暗い所目掛けて差す陽光
その眩しさ

2ヶ月前 No.9

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

時を越えた所からやって来た旅人は
コンビニでアルプスの天然水を買い
透明シリーズが好きだと話してくれた

流行っているよねと相槌を打つと
手提げ袋から色んなお茶を取り出し
飲んでいいよと言って一本くれた

未来で私は結婚しているそうだ
子どもはとうとう産まなかったらしい
そうだろうなと曖昧に返事していた

これからも時を超えるのかと尋ねると
暫くはここにいると思うけどと
お茶を濁して長居はしない様だった

時を越えるのは怖いかと聞けば
散歩に出掛けるのと同じだよと言う
何時か私を連れて行ってくれるそうだ

2ヶ月前 No.10

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

自分は勇者じゃないと
気付いたのはいつだろう
世界を救う必要はなく
敵もいないと悟ったのは

そこかしこで向けられる
無数のごみくずを見る目
それでいいと抗うことなく
項垂れているのは誰だ

何も望まなかったのに
奇跡は死んでしまった
殺してしまったと言っても
それは間違いではない

抱き締めている内に
粉々に砕けた残骸を手に
私という時間の終わりに
朝日の昇る方を向いた

2ヶ月前 No.11

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

死ぬのと生きるのとならどっち?と
バニラと苺ならどっち?の様に聞かれて
生きると即答してしまったけれど
実際死ぬことが怖くなければ
自分は既にこの世にはいないのだろうか
考えると眠くなるので
布団に入ったら一つ試してみてもいい
本能だとか必然だとか運命だとか
そういう概念で人は生きることを
借金を踏み倒す様に選んできたのだ
私には分からない
生きることも死ぬことも過程であって
結局目的は何処にあるのか
それが分かれば神様になれるのだろう

2ヶ月前 No.12

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

あなたを抱き締めながら
今日の飯のことを考える
この所肉が多かったから
今度は魚を食べようと思う

往来であなたの肩越しに
少年と目が合ってしまう
悪いが仕事が立て込んでいる
口付けは意味のない義務

引く程音痴なあなたと
そもそも口を利かない私と
繰り返される冷戦の間に
子どもが出来てしまうのか

お互いに敷かれ慣れて
何から威張ればいいか
分からないまま手を繋ぐ
何処までも肩を並べて

1ヶ月前 No.13

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ




もうすぐ死ねると思って
はや幾年
夢ばかり見て生きてきた
失敗しかしなかった
だからと言って不幸せかといえば
そうでもなくて
だから今こうして息をする

鳥が飛ぶようには
移り気になれないけれど
魚が泳ぐ為には
とても狭い場所だから無理だけど
やっとの思いで
たった一歩ずつを積み重ねている自分
それは嫌いじゃない
だって必ずきっと何処かに着く

約束も愛も希望も信頼も絆も
なんにもないままだよ
春がやって来て
冬が繰り返して
生きているって何なんだろうね
全くもって分からないけど
悪くないね

今晩の肉の代わりに
花を買おうよ
貧しければ貧しいなりに
美しいものを探そうよ
それはそんなに悲しいことでも
辛いことでもないよ
きっと



1ヶ月前 No.14

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

祈っても何も変わらないから
ずっと祈っていた
何かが変わってしまうなんて
世界の終わりみたいだから

自分の並べた言葉に
どうやって決着をつければいいのか
まだ分からずにいるけど
それでも明日はやって来る

ある人にとってはとても簡単なこと
そして私には出来ないこと
分かっていてもやるべきこと
決して嘘を吐いてはいけない時

何もかもが普通だった午後
訳のない酩酊を水で引き起こして
くたびれた頭をもたげる
可哀想な私

1ヶ月前 No.15

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

どうでもいいなら
知らなくても良いじゃない
人を殺したみたいに
責め立てなくても

眠りは必ず訪れる
前向きな最期の訓練
夜を越す旅の途中
心も年を取っていく

古めかしい王の名
統治されるべき土地
負け犬の住む楽園
盲目の鳥が羽ばたく

お互いに嫌いなら
もう何だか世話ないや
忘れられる事は救い
好きなだけ喧嘩おしよ

1ヶ月前 No.16

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

裸足で荒野を駆ける
獣の姿をした私
羽ばたく翼もないまま
果てしなく続く道
心から自分を愛すると
運命に喧嘩を売った後で
辿り着くのはいずこ
とりあえずコンビニで
ミックスジュースを買う
仕事仲間は皆寝惚けている
心の底に水槽を持ち
そこで金魚を飼っているので
無理はしないのだ
真っ赤な金魚の祭は
夏場はなかなか見られる
別れ際に君が言った
いつも笑顔でという約束
交わす前から
本気でないのは分かっていた
狡さと卑しさを控えて
忘れてしまうのが役目
この命尽きるまで
まだ走れる

1ヶ月前 No.17

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

丸めた両の手の中で
どんなに大事に温めても
卵は死んでいるから
もう孵らない

何故笑っているんだ
人を蹴落として
暗中に殺してしまうことの
何が可笑しいんだ

血が透けて見える肌
やがて来る腐敗
見据えた定めの遠く
けたけたと狂った声で

臆病が悪いのだ
生きれば奪われ
死んでも残らず
寄せる波の様で怖い

いつか私達が
安心して暮らせる世界をと
望み描いた誰かも
今は何処にも居ない

薄汚れた殻を割り
中から出て来たものを
何と名付けるつもりで
生きているのだ

24日前 No.18

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

この先何があろうと
いつまでも待つと言われ
信じて歩いた星月夜
何もかもが手遅れだった

愛していると誓い
約束は守ると言った
たとえ道が失われても
新たに作っていった

再会は何の始まり
既に終わった事の続きを
無理やりに延ばして
冷たい手を繋いだ

何処までも出会えない
別たれた私達の魂が
悲鳴を上げている
そのつんざくような音色

20日前 No.19

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

その日世界には雪が降った
世界線隔てた所で生きた王子
何もかも気に食わないから
お姫様に振られても笑っていた

何を望んで悲しいと泣く

増え続ける羊を
ラムチョップにしようと子どもが上目に言う
夢の終わりの辺りに漂うリアル
そんな残滓を誰も食べたがらない

皆もっと高く飛ぼうとして死んだ

言葉が私を追い抜いていく
それは何もかも覆い尽くして
悲鳴を上げようとしたら
声が出ない事に気付いた

これ以上なんて誰も言わなかったのに

10日前 No.20

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★h6XnIyEUAS_keJ

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5日前 No.21
ページ: 1

 
 
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