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雑学

 ( 詩投稿城 )
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×× ★2SPrUvRJCE_jNF

称えられる歌で
終わらない涙を

この鬱蒼とした森から
抜け出せるかな

だれのため?
だれのため?

僕に殴られた
世界は許してくれる
僕がそう言う


病気の名前を
考えたんだ
朝になるまで

ずっと、ずっと、ずっと
卑怯な奴さ


感情は念力で丸まって
頭の坂を、転がってゆくだけ

脳から、眼へ
脳から、指へ
脳から、口へ

話してあげる
頷いてくれよ
これが雑学

8年前 No.0
メモ2020/01/08 00:41 : ×× @spica10★iPhone-updB8OIfMa

いいね40回ありがとうございます。


はちさん、さうさん

励みになります。ありがとうございます。

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×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

住宅街に併設された駐輪場が
仮想の練習場所

季節の憧れに攫われ滅びていく
時間塗れの朝食

サーチライトを避けて遊ぶ
危なげな影法師

午前2時過ぎ
鈴虫たちの市街地で
生まれ変わるまで待つよ

横切るクジラの群れが

幼い夕焼けを散らかしていく

大きなあくびを移し合って

明日目覚めますように

午前2時過ぎ
鈴虫たちの市街地で
生まれ変わるまで待つよ

1年前 No.916

クレア @whitehorse ★Android=vsq2PViunu



【音のないメロディ】

そう、それは馬に乗って駈けている時。

神経を研ぎ澄ませて相手と呼吸を合わせているとき。

感じるのは風を切る瞬間と反動。


時々馬の鼻を鳴らす音と、鞍に打たれる反動が装飾音に聴こえる。


駈け足のスピードと幅がクレッシェンドのように共鳴する。

三拍子のワルツを馬で奏でて、二拍子の軽速足から四拍子の並足のリタルダンドで速度を緩めて手綱を軽く引いて音楽の終わりにしましょう。


こんばんは、お久し振りです。
改めて宜しくお願い致します。

1年前 No.917

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

籠の中で月が欠けていく
処方薬は二色を混ぜていく
誰の目にも映る光を燃やした昨日
キッチンが切ない

君はどこにもいない
生まれ変わっても
僕はどこにもいるよ
生まれ変わっても

水面の扉が剥がれていく
ビニールに孤独を詰めていく
世界中に降る光を見ていた昨日
リビングが繰り返す

君はどこにもいない
生まれ変わっても
僕はどこにもいるよ
生まれ変わっても


クレアさんこんばんは。お久し振りです。
クレアさんの音楽と馬の詩、懐かしいですね。読んでいて解放感を感じられました。
昔のように来て頂けて嬉しいです。また立ち寄って下さい。

1年前 No.918

りら ★iPhone=L28P3idvIj

きっと中身はなくて
導火線みたいに燃えやすくもない

扉を開けた者だけが朝を迎えられるなら
もうずっと夜でいいのに

嫌いだこんな話
したくもないのに、そうさせる

夢にまで夢にまでみる人がいる
ぼやけた温もりはそのままでいいから

もう寂しいとか聞かないで




_

お久しぶりです!ここへ来てxxさんの名前を見かけると嬉しくなります。
また来ますね。

1年前 No.919

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

生きている方が怖いよ
孤独は不滅の細胞さ
ロウボートが波紋を広げている
そう、夜に合わせて

信じている方が辛いよ
呼吸は不治の病だ
横須賀線が砂粒を舞い上げてる
ほら、夜に合わせて

みんな知っている
食い違って得をして
みんなやっている
嘘をついて偉くなって

燃え移ったナイフのように
君は空に居られない

瞼を超えて突き刺さる記憶が
いつも素敵すぎて痛い


りらさんこんばんは。お久しぶりですね。お元気でしたか。
夜寝られない時に読むのに心地よいです。ずっと夜でいいのに。賛成です。

私もりらさんの投稿を見つけて嬉しくなりました。
また来てください。

1年前 No.920

さう ★Y0P80bvXGg_keJ

人に失望と希望を抱き続ける
人に絶望と羨望を織り交ぜる
時折見せる美しさが
宝石の様に星空の様に輝くから

己の醜さを知るが故の嫉妬だろうか
それとも自分には叶わない故の押し付けかな
観客のいない舞台で悪役で居続ける事も
滑稽な道化師で居続ける事も飽いた

醜悪であるが故に許せぬ穢さがある
非道であるが故に憧れる道理がある
人に見る輝きの刹那に近付く事が叶わくても
己に果たせる役があるならば

私は何時でも悪役にも道化師にも
何をも近付かせぬ門番にさえ
この命を賭して
成り果てよう

人の一欠けらの煌めきに
魅了された
無様な傀儡に
果たせる役がある限り



×× さんへ
一作置かせていただきますね^^
×× さんや皆さんの作品を読んでると良い刺激を受けて
綴りたくなるのに中々時間を作れず悔しい限りです^^;
ではまたノシ

1年前 No.921

夜識 @tearsclown ★BQTz0ObOaF_pcO

いつかやってくる その日が来たら

 【21g】

冷たい布団の中で
ひたすらに 抱きしめて
君の体温で温めてよ
寒い冬の夜を

冷たい爪先でつつきあって
眠い夜を引き延ばそう
明日早いのにって
不満げに 君が笑う

変わらない日々が続きますようにって
願って朝を迎えて
香ばしいコーヒーの香りで僕を起こしてよ
僕のためにマシュマロ入りのココアを淹れてよ


目に見えるものだけが全てになるなら
失われる何かに気付かない日が来るだろう
その時が来たら君は
僕から失われるものに気付いてくれるだろうか

過ぎていく日々は 僕をわがままにするよ
あれもこれもを望んでは 最期のとっておきの1つを選べないでいる
ノートに書かれた文字たちを消すための横棒が
何本あっても足りないんだ


いつかその時がきたら
受け取ってくれないか
僕から失われていく21gを
その両手ですくい上げてほしい

そして君に笑って 「ばか」って言ってほしいんだ

ーーーーー

魂の重さは21gだと言われています。
死ぬその時に、身体から抜けていく見えない魂を、大切な人がすくい上げてくれたら。
そんな、最期を願ってしまいます。

1年前 No.922

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

そんなのどこで買ったの
そんなのどこで覚えたの
一度きりじゃ足りない
泥棒は皆瞼がないのさ
眩暈に沿う雷撃
スプーンに歪む洒落
水底を煙がぞろぞろと進む
こちらが仕掛けるストーリー
自然に息が上がる
焦る時は逃す時だ
霞む期待を裏返し裏返す
だから止めない

さうさんこんばんは。投稿ありがとうございます。
なんだか昔のさうさんの詩を読んでいるような懐かしい気持ちになりました。
私もさうさんの投稿に刺激されてます。またいらしてください。

1年前 No.923

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

打ち上げた空砲が夜を剥がす
眉唾の匂いに誘われて
港に居つく獣たちが目を覚ます
巨大なバスに揺られて

動かない機械の線と線を
きみとの戯言の節と節を
繋げる

全部叶いだしたら切りがない
こんな時間に悪いね
温かい吐息を掌で閉じ込めないと
最後の花夜に照れたことが
知られてしまう

僕らは落ち合えた魂
そこは海抜が低い
バイバイ月世界
ハレルヤ月世界


夜識さんこんばんは。投稿ありがとうございます。
魂を視覚化できたらとたまに考えることがあります。
夜識さんの言う通り、大切な人が私の魂を手に入れられたらいいのに。
素敵な詩をありがとうございました。またいらしてください。

1年前 No.924

さう ★GmFqF3G56P_keJ

険しき山を登るが如く
真っ暗の道を歩むが如く
何もわからずとも
手探り足探りに進みゆく

「余裕のない形相の私

何がしたいのと聞かれるなら
したいと思える何かを見つけたい
何が目的と言われるなら
其の目的を手にしたい

 怖いと指差された

本心が見えないのは恐怖という
私の探し物はその本心
虚無僧にでも見えたのか
誰もが拒絶し排他的行動

 本当に怖いのはこの世ではないか

その恐怖心を解く努力も
質問に答える道行も
世の風潮と偏見に
徒労に潰えさせられ

 礎の一歩すら私から奪うのだから」

それでも進みゆく私の目的を
未だに私は知らないでいる
もしそれを壊すことが誰かの目的でも
私は歩めるのだろうか

「見付けられるのだろうか」

何を?
知らないよ
だから知りたい
初期衝動

×× さんへ
お言葉ありがとうございます^^
私自身が変わっていないことに安心と共に少しの悔しさもありますが
でも私のままであれたとやっぱり安心ですね^^

1年前 No.925

クレア @whitehorse ★Android=vsq2PViunu


【お好み焼き】

具材はいつも同じ。

キャベツは勿論、モチチーズが好きでよく作るのよね。

でも、これじゃあ流石に音楽に動きがないようでアレンジ性もないわねぇ。

そうだわ、余分な音をなくしましょう。

キャベツとお餅にしてみるわ。

少し低音がなくなって物足りなさを感じるけど、お餅で音のボリュームをより感じられるわ。


これもいいわね。


さぁ、次は、、、、。
うーん、かなり音が横に広がって作りずらいけどチーズとコーンを入れるのよ。


チーズの伸びとコーンの多さでひっくり返すの難しくて崩れて演奏失敗したみたいだわ。


あ、でも食べてみると甘味が出て音が明るくなったようね。

具を変えることは同じ曲でも転調させているようで楽しいわ。


××さん、こんにちは。
読んで下さいましてありがとうございます。
いつも音楽に紡いでしまうワンパターン詩でつまらない詩ですが置かせていただきます。

1年前 No.926

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

ふいに飛び起きる
星が入り混じる
あなたは夢に来ない
夕闇が息を飲むように
静かに浸していく

排熱ファンの音
穏やかな他所の街
私は不器用らしいから
いつも分からず痛む

苦しくなるキスをして
寂しい夜景を閉ざす瞼
病んだ八日に覚めた
地平線の篝火

ふいに飛び起きる
星が入り混じる
あなたは夢に来ない


さうさんこんばんは。お返事遅くなりました。投稿ありがとうございます。
なんだか私には言葉に出来ないさうさんらしさを感じる詩ですね。
1、2年程前に久しぶりに見かけた時のさうさんの詩とはまた違う味がします。上手く言えませんが。

1年前 No.927

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

音が蔓延している
信者の家は燃え始めた
色は反転している
最後の海が鳴り始めた

寒そうに耳の端っこを
摘まんで火種にすれば
陽炎と呼べると

午後に君はいつもの駅で
香りの正体を明かさずに
陽炎に成れると

それは、詩の底を炙る焔の名前


クレアさんこんばんは。投稿ありがとうございます。
クレアさん独特の音楽を紡いでくような調理工程の描写が好きです。
読んでいたらお腹が空いたので、近いうちにお好み焼きを食べることが決まりました。
またいらしてください。

1年前 No.928

夜識 @tearsclown ★BQTz0ObOaF_Tbw

あなたの顔も忘れたはずなのに

 【ブーゲンビリアを握りしめて】

雑踏の中 人に紛れて歩いて
何十人の人とすれ違って
たった一瞬のことなのに
その中からあなたを見付けてしまうなんて

もう顔も忘れたと思ってた
もう好きじゃないって思ってた
なのに 私の目は無意識にあなたを見付けてしまう

気付きたくなかった 見付けたくなかった
もう あなたは私のものじゃない

もう あなたの姿も忘れかけてたのに
その細かな仕草も何もかも
もう 気にしなくてすむと思ってたのに
あなたと似た香りに振り返ってしまう

少し猫背気味のあなたが前から歩いてくる
時間よ止まれ
少しだけ 世界に二人だけにして

1年前 No.929

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

その光景に今も惹かれている
輝きを満たす工場地帯と
遠くで水蒸気が滑る海辺を
息も忘れて眺めていたい

恋しいその人の面影が
季節の仕草を真似て責めるから
何時までも眠れないよ

君を待ち続ける私の重さと
一隻が今も揺れている

その光景に今も惹かれている
息も忘れて眺めていたいけど、

君を待ち続ける私の重さと
一隻が今も揺れている

港に降りしきるそれはまるで
花弁に似た落ち方で


夜識さんこんばんは。投稿ありがとうございます。
綺麗な詩に沿えるような花の詩を書こうと思いましたが難しいですね。
来年も夜識さんにとって素敵な年でありますように。
良いお年を。

1年前 No.930

クレア @whitehorse ★Android=vsq2PViunu



【今日のメニューは何かな?】

「今日の曲目は、いえ、お食事のメニューは!?」

「んふふ、お楽しみ!!」


**

「はい、お待たせ!!これからパンパン小さなお皿からでてきまーす!!」


[一曲目(一皿目)演歌]

[二曲目(二皿目)童謡]

[三曲目(三皿目)昭和の流行り曲]

[四曲目(四皿目)プチサプライズ]

[五曲目(五皿目)盆踊りの曲でメインディッシュ]

[六曲目(六皿目)最後だから笑顔で歌って締めましょう!!」

それではまた一ヶ月後御会いしましょう!!

今度はまた喜んで貰える演奏(御馳走)をお届け致します!!



**

こんにちはm(_ _)m
お好み焼き美味しいですよね。
あの詩書いてほっとしました。

今回も音楽に紡いだ詩ですが曲を一品の御馳走のように考えています。スイーツから出したり、皆小皿のメインディッシュのように考えて演奏しています。飽きさせないように楽しんでいただけると嬉しいですね。
また個人の話がダラダラ長引いてしまいました。

いつも読んでいただきましてありがとうございます!

1年前 No.931

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

細胞のように分裂するビル群
影法師たちの仕業だろう
君から生まれる数億の音色が
あらゆる速度を追い抜く

瞼など閉じてしまえ
強い光の後は欲望を見れる

吐息の正体と
想像もしていなかった
アイデアが
静かに点滅している

クレアさん、明けましておめでとうございます。
素敵なフルコースをありがとうございます。
クレアさんの詩はその音が流れる気がして読んでいて楽しいです。
本年もよろしくお願いいたします。

1年前 No.932

きなこ ★iPhone=GtwqDFYvcX

支度は出来たかい
溢れたパン屑の欠片を
物欲しそうに眺める

もう直ぐに発たなければ
握り締めたコインなど捨てて
別れに慟哭しても
自我を失っても

未知が朝霧の様に
舞う理由を知る為に
私達には手足が付いている


××さん、お久しぶりです。
覚えていますでしょうか。自分が詩を投稿していたのはもう随分と前になってしまいました。

お身体には変わりないですか。
××さんの、個性的で、何処か神秘的な詩がまた見ることが出来て嬉しいです。
明けましておめでとうございます!

1年前 No.933

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

ここは中心街へ伸びる廊下
寝袋に包まれてみんな眠る
ビジネスホテルの灯りを利用して
手作りの影絵のはじまり

もし今夜、私に暴かれたら
もう誰も、口をきけない
珈琲の渦に呑まれていく

ありったけの熱を耳に蓄えて
君は精一杯笑った
静寂を嫌って
私は息を止めた
喧騒を嫌って


きなこさんこんばんは。お久し振りです。明けましておめでとうございます。
今調べたら最後のきなこさんの投稿が1年以上前、雑学に投稿してくれた日が3年以上前なんですね。
そう考えるとすごく遠い所まで来たような感覚です。またきなこさんを見つけられてとても嬉しいです。

少し詩の言葉選びに変化を感じました。でも最後の三行で痺れさせるあたりなど相変わらず素敵です。
また思い出した時に気まぐれに寄っていってください。

1年前 No.934

お砂糖 @utautauta ★Android=iDcuaTpyUa

.〆プラトニックブルー

冬の匂いと、溜息

白く ふわり 揺れる 流れる

おとこのこ
おんなのこ

互いの違い
違えど近い
とは言え遠い

彼の匂いに、盲目

思考 ぐるり 回す 悩ます

終わらない、プラトニックブルー

ー ー ー

あけましておめでとうございました!
新年早々、モヤっとポエム書かせていただきました〜

1年前 No.935

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

君は飛行機の操縦席で
冬の大地を見下ろしている
幾千話、録画を溜めたまま

僕は衛星機のソーラーパネルで
星の歴史を見上げている
幾千機、記憶に落ちていく

ぐるり、回す、コイントス
僕に賭けてもいいよ

続かないブルー
十分にプラトニック
不完全で良かったと
思ってしまう最後も
悪くないよ


/プラトニック・ブルー

お砂糖さんこんばんは。お久し振りです。明けましておめでとうございます。
新年からお砂糖さんの詩を見れてラッキーです、いい年になりそうです。

少しお砂糖さんの詩のフレーズをお借りしました。
またひょっこりお名前を見れたら嬉しいです。

1年前 No.936

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

霞みゆくあの丘の星煙
凍る波紋、あなたはまだ幻

舞い上がる静かな月明り
肌に吐息、わたしは今も現

胸を締め付けて
締め付けて止まない

光を壊して
壊して止まない

螺旋に沿って溺れるパイロット
長い記憶、あなたはまだ幻

憧れた荒野を駆けるハニー
瞳に映る、わたしは今も現

憂鬱が積み上げていく
重い痛み

あなたは今も
胸を締め付けて
締め付けて止まない

わたしはまだ
光を壊して
壊して止まない

嗚呼


/復元

1年前 No.937

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★t9rY8hHbug_keJ

「改悛」




二度と明けない夜が来て
僕達は丘の上の木の下で
隣り合って座っていた
これから先はどんな日も
月夜を眺める事が出来ると
そんな慰めを口にした

僕達はとても病気だった
それは必然で当然だった
誰もが可笑しく
誰もが間違って
世界を壊してしまうから
僕達は病気になって
治療して貰っているのだ

罪悪を知る時人は生まれる
人として人の為に生きられる
その深い轍に辿り着いた時
僕達は酷く狼狽えながら
道の行く末をを疑いつつ
心の中に希望を抱いた

もう朝はやって来ない
朝ご飯が食べられないと僕は嘆いて
君はいつまでも布団の中に居る
それでも世界は美しいのか
小指の先に運命の糸を結び付けて
まずは正しく一つになろう



───

××さん、お邪魔します。先日は書き込み有難うございました。
いつ拝見しても凄い投稿数だなあ、と。
軽妙な言葉遊びも好きです。雰囲気がとても良いですね。

また時々拝読させて下さい。

1年前 No.938

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

大気中に巡る静電気
丘の上で蘇える陽炎
鳥たちは円を描きながら
季節の裂け目を彷徨う

空は私を嫌い回り続ける
そして稲妻は砕け
そして炎は燃え尽き
やがて予感が走る

あの黄昏が
街を連れていくように
遥かな日々が
重なりそっと沈んでいく

それでも
空は私を嫌い回り続ける


ネンさんこんばんは。投稿ありがとうございます。
まさか投稿して頂けるなんて思ってもいなかったので
声に出して驚いてしまうほど嬉しかったです。
ネンさんの世界観と言葉のチョイスが素晴らしいです。

返信するのに少し緊張してしまいました笑
是非またいらしてください。

1年前 No.939

夜識 @tearsclown ★BQTz0ObOaF_Tbw

心さえ、なかったなら

 【昨日の僕が見た空は】

太陽が東から登ることも
雨はやがて止むことも
星がいつか空から消えることも
月が満ちては欠けることも

朝になればお腹がすくことも
歩き続ければ足が痛くなることも
爪が伸び続けることも
眼を閉じれば眠くなることも

人はいつか死ぬということも

君を美しいと思うことも

そんな当たり前を 当たり前と感じることができなくて

僕が君を傷付けたことも
昔もらったピアスをなくしたことも
お揃いのマグカップが割れたことも
靴箱から君の靴がなくなっていることも

僕がいつか君を忘れてしまうことも
君以上に好きだと思える誰かができてしまうことも
君の手の温もりを忘れることも
その声を思い出せなくなることも

君が昨日亡くなってしまったことも

 【今日の君には見えない】

こんなにも哀しいと思わなくてすむのだろうか

―――――

かなり遅くなってしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。

1年前 No.940

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

気休めにもならない
空は退屈に攫われて
挙句に腐り落ちていく
甘ったるい煙

部屋の中で待ち続けて
何も関係しない瞼の元で
再び蘇る夜

一度だけでも
身体の痺れごと捕まえて
リビングデッド
感染したらここを噛んで


夜識さん、こんばんは。お返事遅れてしまいました。投稿ありがとうございます。
夜識さんの詩は澄んだ夜空をイメージできてリラックスできます。
二つで一つのタイトルが秀逸ですね。
今年もよろしくお願いします。またどうぞ。

1年前 No.941

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

あなたは水を口にする
蛇口に指をかけて
消毒液の香りが満ちた
数秒間だけの出来事

輪廻は奇跡だという
世界を否定し続ける
君の心は強くないと
今朝の夢で知った

ぼくらは睡魔
無重力をあげる
最初も最後も銘打ったら
みんなを敵にしよう

1年前 No.942

夜識 @tearsclown ★5ktPCkmx8B_sNF

早すぎるお別れを愛さなきゃ

 【コルテオの見る夢】

戻りたいと願ったあの頃はもう死んでしまったの
大人になるにつれて 子どもの私は知らず知らずのうちに
その姿を夜に隠してしまった

気付いた時には もう何もかも遅いの
君が取り戻したかったものは二度と戻らない
それでも 進み続けるしかないから

子どもの私にさよならして
棺に閉じ込めてしまおう
鍵をかけて もう二度と開けないように
私はもう戻らないから
今の私にできることなんて分からないけど

世界は私が居なくても回り続ける
でも私の世界には君が居なきゃ生きられないの
それでも 世界には君の代わりはたくさん居て
私の代わりもたくさん居る

君だけが居ればいいって思うには大人になりすぎてしまった
それでも 何もかもを愛せるほど大人にはなれなかった
いつでも中途半端だけど後戻りできないから
進むしかないの
始まりへと

夢はいつか覚めてしまうから
その時が来たら
さようなら
少しだけ丁寧にお別れをするのよ
明日の私が後悔しないように

1年前 No.943

★5BmlDWTbkk_bpt

私が水没したとき

手掛かりになるのは部屋に残る文字の束
手元にあった0と1は
何処かに拡散してしまう


私が水没したとき

手掛かりになるのは歯に空いた穴
自身で育てた骨の厚みは
誰の元にも残らない


私が水没したとき

辿り着くのはどの音階
肺に溜まった最期の空気が
何処かへ吹き出て生まれる音


私が水没したとき

辿り着くのはどの深さ
水深何メートルの水底へ
誰かの何日何秒の心の跡へ

1年前 No.944

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

指に弾かれ鳴らされた
深夜から明け方までの空白
指を立てて混ぜられた
幼い空から落ちてくる光

悔しがり方がよく似ているきみは
口で息を吐いて泳ぎ続ける
優しい記憶のプールで

温かい煙に包まれた
大蛇の身体に飲み込まれる涙
気付かれず静かにもがいた
暗い空の後ろから差す光

頑張り方がよく似ているきみが
瞳で闇を切って生き残る
夢から覚めた世界で


夜識さんお返事遅れて申し訳ありません。いつも投稿ありがとうございます。
コルテオって何だろうと思い調べたのですが、シルクドソレイユのショーですかね。
「君だけが居ればいいと思うには〜」から始まる言葉から強さを感じられて勇気をもらえますね。

1年前 No.945

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

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1年前 No.946

夜識 @tearsclown ★5ktPCkmx8B_Hhd

これが恋だと気付きたくなかった

 【君を忘れたい】

ずっと考えてもわからないし
どこを探しても見つからないし
開けたばっかのフリスク 気付いたらもう3粒しか残ってないよ

いつもの道を歩いてみたって
何だか物足りなく感じてしまって
こんなはずじゃないって 心のどこかで言い訳をしたんだ

いつからか何が君のためかと考え始めて
言い訳を探してたんだ 君に責任転換して
自分のためじゃないって思いたくて
仕方がなかったんだ

正しいかどうかなんて 本当は意味なんてないのに
気付いたらいつも正しいことを探し続けて
間違えることが怖くて仕方なかったんだ
君の気持ちなんて二の次になってた

君のせいだ
そんなくだらない言い訳を続けていたんだ

君のせいだ
間違いだらけなのは僕なのに

この胸が苦しくなるのも 息ができなくなるのも
全部 全部 君のせいなんだ だってそうだろう
君がいなきゃ僕は正しく在れたんだ
頭の中君でいっぱいで仕方がないんだ

君のことを 忘れてしまったら
きっと楽になれるのに

−*−*−*−*−

前回のタイトルにあった「コルテオ」とは、イタリア語で”行列”などを意味する単語です。
”お祭りの行列”などの意味もありますが、前回の詩では”葬列”の意味に重きを置いて使用しました。
シルクドソレイユでの公演をきっかけに考えた詩でしたが、あっさりバレてしまいましたね。

1年前 No.947

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★t9rY8hHbug_keJ

届かない言葉を書き出し
贈らないメッセージカードに記す
君の瞳は星の輝きだから
暗くないと見えない
度を越した愛憎劇に嫌気が差し
求めたのは自分だと悟る
頭の何処かではまだ
いつまでも生きている様な
そんな空想をしていて
実際どうなるか分からないが
それはわりと前向きに役立つ
子どもの頃は抒情詩が書けた
人の振る舞いを知らなくて
神様みたいに見下げてたから
何も欲しくないなら
黙っているしか無いって
言葉を君は掛けてくれるけど
そんなの勿体なくて
自分は弁当箱の端に詰めるんだ

1年前 No.948

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_keJ

微睡む蛇の上
煙の大群が足元に広がっている
上空はフルカラー
薬と共に沈む鉄と針

すでに致命傷
口は災い
戻せない罪悪感
せめて悪者にならなきゃ
せめて悪者に

飛び降りる快感
悪いニュースが両耳に伝わっていく
上空はフルカラー
唇に溶け込む血と夢

すでに致命傷
春は曙
繰り返す既視感
やがて大人になるのさ
やがて大人に
せめて悪者にならなきゃ
せめて悪者に

上空は未だフルカラー


出戻りです。
夜識さん、ネンさん、遅ればせながら素晴らしい投稿をありがとうございました。

10ヶ月前 No.949

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_pzR

壊れた後の余白スペース
太陽の目は衰えず突き刺してくる
緩い坂を下りながら
いくつもの空の色が笑う

鈍い炎に火傷しても
紺碧が冷たくて気持ちいい
鼻歌に湿気が混じる頃
古い窓から君が

壊れる前の酸素マシーン
秘密の組織は絶えず追いかけてくる
黒い車で忙しそうに
「今ならまだ海の色を見れる」

酷い記憶に苛まれても
北風は冷たくて気持ちいい
首筋にイメージが伝う頃
古い写真から君が

9ヶ月前 No.950

夜識 @tearsclown ★5ktPCkmx8B_Bka

過去は変えられないなんて わかってるよ

【君以上の誰かに会えるまで】

記憶の中に残ってる笑顔を追いかけた
あの時の僕が選んだ選択肢が間違ってるなんて
今の僕は はっきりとわかってるけど
あの日の僕は知らなかったんだ

何もかもが 不安だった
何もかもが 初めてで
こんなに誰かを好きになったのも
こんなに誰かに嫌われたのも

次会う時には君はもう他人で
僕と目を合わせてなんてくれないんだろう
もう知ってるけど
もう受け入れなきゃいけないけど

僕ら違う形で別れられたら 友達でいられたかな
あの日の僕の言葉をやり直せるなら
そう何回も思っちゃうんだ バカだから

きっとこの先君以上の人には出会えるだろう
だけどきっと心の中で比べちゃうんだよ
僕は君のいいところをいっぱい知っていたから

僕のこの傷が上書きされるまでは
君のことを覚えていてもいいかな
次の誰かに会う時に 君と比べさせてよ
それくらいいいでしょう

9ヶ月前 No.951

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_pzR

名残香は窓枠にこびり付く
私の頬を受け止める手が温い
歩道で焦げた影法師
懐かしいと遠くを向いた

浅くて短いプールを歩く夢を見ていた

行方も無く
悪戯に照った恋心に
何も言えない

醜い十代に呪いを唱える
思い出すのはいつも同じ歌
黄昏に滅びた蛍
物悲しいと遠くを向いた

何時かも泣く
祈りが混じる忘却は
少しだけ甘い

夢を見ていた

雨雲がやって来る
深い宵を過ごす時だけ
許してくれる

行方も無く
悪戯に照った恋心に
何も言えなかった


夜識さんこんばんは。お久し振りです。投稿ありがとうございます。
「だけどきっと心の中で比べちゃうんだよ
僕は君のいいところをいっぱい知っていたから」と書けるセンスが好きです。

8ヶ月前 No.952

夜識 @tearsclown ★5ktPCkmx8B_khR

果てまで行こう

【エトワールの夢】

どこかの地で新たな命が産まれるように
どこかの地で小さな灯が風にかき消されるように
どこかの地で真っ赤な夕焼けが地平線に沈むように
どこかの地で頬を伝う涙が地へ吸い込まれたように

この星のどこかでは変わらぬ何かが続いていく
僕の明日もいつまでもやってくる

静かに空を流れる光を追いかけた
君となら一緒に夢を見られると信じて
どこまでも行こう この終わることの無い命と共に

爪先が道の先を指し示すように 何度だって君の手を僕が握っておこう
君が顔を上げた時に 過去へ歩き出してしまわぬように

物語を語り続けよう 君の夢物語を
僕の知らない未来を僕に見せてほしい
君の描く未来を僕に追わせてほしい

何度だって立ち上がろう 君が転んでしまったならば
僕がその手を引っ張り上げて導くから
何度だって立ち上がろう 君が見失ってしまったならば
僕が続く先を何度だって照らし続けるから
何度だって立ち上がろう 君が空を見上げたならば
いつまでも変わらぬ流星が君を待ち望んでいるから
何度だって立ち上がろう 君が息を止める時には
君と歩み続けた日々が君を包みこみそっと揺らし続けるから


小さな白い欠片になったその日を
君が残した21gの重みを忘れてしまわぬように
何度季節が廻ろうとも 待ち続けるよ
また君と星を追う日々を

8ヶ月前 No.953

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_pzR

奇跡だけを探してきた
真夜中の回路を火花散らし
怖いことなど何もない
あの頃の愚かさがただ恋しい

ごめんね
君だけの歌に
なれなかった

寝惚け眼でシャッター切った
移ろう季節の亡霊が連なり
知らない街の時間を止めて
飽きるまで踊り続ける夢を

ずっと
君だけの歌に
なりたかった

ごめんね
君だけの歌に
なれなかった

6ヶ月前 No.954

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_pzR

微睡む頬から滑って落ちた
午後の夕立が君に映る

輝く炎の粉が舞っている
どこにも行けない私の方へ

小さな傷から解けて落ちた
硝子のリボンを君にあげる

眩い太陽の破片が降っている
どこにも行けない私の方へ

何よりも深い夜が傾いている
どこにも行けない私の方へ


未だ許されたことのない過去が
夢から覚めて追い詰めてくる

6ヶ月前 No.955

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★t9rY8hHbug_pzR

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6ヶ月前 No.956

×× @spica10 ★iPhone=updB8OIfMa

最後の最後まで
くだらなくて笑う
宇宙の炎が
弾けて冷めた

三日月の時刻に
思惑は溶ける
私の孤独が
満ちる事は無い

嫌いな感情が膜を張り
やがて大地に浸透していく

記憶より早く
私は今日も
空で蘇る
鼻唄のように
雨雲のように

5ヶ月前 No.957

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_pzR

遠く伸びてく自分の尻尾を
脆い天使の背で見てた

黒い煙がよく分かる曇天に
最後まで君は似合わなかった

かつて救われたこの街で待てば会える
それだけを信じている

同じ呪文で錆びてゆく日々を
君の肌の匂いが留めた

瞼を閉じて歪めた幻を出れば会える
それだけを信じている

遠く伸びてく自分の尻尾を
脆い天使の背で見てた

かつて救われたこの街で待てば会える
それだけを

瞳を閉じて歪めた幻を出れば会える
それだけを

君は歌う
新しいフレーズ
君は歌う
懐かしいフレーズ
それだけを聞いている

/生存

5ヶ月前 No.958

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_pzR

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3ヶ月前 No.959

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_pzR

運のいいメサイア
宿舎を満たす風
片隅に住んでいる
私は影法師なのです

神を信じる巨人
光を溜めるツノ
漏れた煙を吸って
私は詩人になるのです

無限の中に忍び込み
あの景色の安らぎに
もう一度だけ触れたい

深い冬の色に溶け込む
その瞳に落ちた空を
もう少しだけ見ていたい

無限の夜に囲まれた
あの最初の景色を
もう一度だけ
もう一度だけ

/2月

2ヶ月前 No.960

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_pzR

花の気配は乱暴な風にある
日向の中で何かを期待して待つ
愚かで楽しい時間は脆いって
気付いていたよ

小さな未練が後ろ髪で遊んで
また心を打つ

季節は大きく息を吸って
私は驚いて振り返る

蝶の粉が眠らせるはずだった
子供と大人が春を探し回る
遠くまで鳴り響く警報が
知らせていたのに

冷たい水色が鈍い頬に触れて
また心を覗く

僅かな架空の力を使って
私は操られて振り返る

いつも舌が足りない
きみを奪いたかった
作りかけの太陽が
少し暖かくなって
私は振り返る

/3月

2ヶ月前 No.961

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_pzR

今朝、訪ねたそよ風が
乾いた喉を撫でる

机に飾った面影が
日差しの中ひらひら泳いだ

記憶に潜んでいた虚しさが
強がる胸を刺して

幻から覚める瞳を
指差してはさらさら笑った

君の孤独が汚されないうちに
好きな色彩が眠らせてくれる

恥ずかしそうに痛みを堪えながら待っていた
夜空はカーテン越しに色を増やしていく

遠くの国から集まった星々が
次の天気の予想を立てている
夢の蒸気で街が曇る時
危うい輝きを放つ心に
懐かしい名前が浮かぶよ

君が世界を見失わないように
好きな鼻歌が導いてくれる

君を密かに古くて破れそうな
小さなリボンが祈っているから

今朝、旅立ったそよ風が
濡れた轍を鳴らす

おはよう
今日も
行ってらっしゃい

/4月

1ヶ月前 No.962

クレア @whitehorse ★Android=vsq2PViunu


【Danlinlan♪】

Danlinlan♪DunLanLan♪Iwas  no  saying♪

Called when pm 9oclock.

私は無言を貫いて練習曲を弾き続けた。

闇奥に眼を凝らしながら。

パラン、パランと音を弾いて空間を暈していく。


とにかく神経に触るものとは離れたかった。

身を守りたかった。

単にそれだけ。


雨が降る夜マスクして透明の傘をさして閑静な奥の細い道を散歩した。

透明の傘にからいろんな色の雫が滴り落ちる。

闇の香りが心地よく感情に共鳴した。


DunLanLan♪ Lunlanlan♪ Iwas to saying♪

1ヶ月前 No.963

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_pzR

花が吹いてくる

黄金のタテガミなびかせて
地上で祝福が騒めく

遥か先まで見渡せる気球に乗って
数千年前を想えば

蘇る映写機の中
口遊む曲の合間で燃え盛る
歌詞の中の古い家

花が吹いてくる

橙のてのひら温めて
空から広告が外れる

遥か昔に譲られた双眼鏡を使って
数千年後を覗けば

あらゆる空想の隅
はしゃぐ色と色の中に
変わらない輪郭だけがそこにいる

やがて星が止む
遠ざかっていく火星
次の季節はいつも少し嫌い

植物たちが支度を始めて
昆虫たちの羽音が聞こえる

その一瞬
香りが掠めた

/5月

15日前 No.964

ネン @kunowo☆vAz5SO/pyf3w ★t9rY8hHbug_pzR

「ひとがた」



形の美しさを求めていた
許しがいらない位に
飾りで埋没していく己の醜さに
いつからか安堵していた

むき出しの衝動もそのままに
若さは罪に問われる
理想の張り子と
死んだ日に下りる突然の緞帳

へんてこなステッカーを貼られ
収集日が違うと言われて
行き場を失くした挙句に忘れられる
心は無二のがらくた

愛はいつも何よりも恐ろしい
生むより他なかったと
群がる天使に言い訳していると
白い頬を朝日が照らす

5日前 No.965
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