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泣くな、セリヌンティウス [ サブ ] ●メイン記事 (0) / ○サブ記事(1)


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かえる @rueka ★QWl96gXn5z_BwN

nancyuさん、初めましてのこんばんは。

『泣くな、セリヌンティウス』読ませていただきました、かえるです。

 タイトルいいな〜、欲を言えば作品内容に回収された感は欲しいかな〜とかの感想から入って、
 発想を勢いとテンポで読ませる、そのような印象を持ったかえる。
 楽しめました、が素直な気持ちでそれ以上、もしくはそれ以外を求めるものじゃないとも思わされたので、作品の厚みと深さはないと言えます。
 しかしながら、そもそもにその部分を見ていないと思われますので、その点で事をのべるのは野暮でしょうね。

 そんなこんなで面白いSS――気の利いた小説風味の読書感想文などの形容を元に以下、感想を書かせて頂きます。

 「走れメロス」の二次作品、

(*ここのルールだと二次の言葉がなかなかに発言できないですが、ここに存在している以上、恐らくこのサイトが許容できる範囲の作品だったとして、
 特に二次だから板に適さないとの意味で使っていません。世間的な意味での発言になります)

 主人公は盟友セリヌンティウスで、彼の視点であの時を紐解いていく。
 発想の根本はここで、このこと自体に興味と面白さを感じます。

 面白さを感じる部分としては「走れメロス」の別視点もそうですが、
 現代人的思考でセリヌンティウスが語るところが肝で、上手くパロってますね。

 潔い良いといえば良い。作品がブレることもなく、また勢いしかないので(言い方を変えれば、作品の持ち味を全面に出せている)ブレーキになりと、結果論としては良い受け取り方で考えることもできますけれども、世界の表現をなにからなにまで走れメロスに丸投げして、描写されていないのが残念と言えば残念。

 しかしそれらがあると、走り切れていないなとも感じるので、
 プロ板ですから腕が足りていない感は受けますと言って、反面この作品時に持てる力最大で要所を好ましく、そう思えば、選択の一つとして間違ってはいなかったのかな〜と評価できる部分も感じる作品ではあります。

 描写の部分も踏まえて先に残念なところを述べれば、
 基である「走れメロス」然り本作でもメインに据えていると思しき「友情」について、核心的な答えなり、読者へ訴えかけるものがないところですね。
 そこのもう一歩があれば、勢いだけはない評価へ繋がるので、勿体無い、惜しいな〜の言葉を添えます。

 評価できる部分は、ある意味とことん二次であることをフル活用して、場面場面を描写したところ。
 この作品は「走れメロス」を知らないと成立しないので、読者としては「走れメロス」の話なんてのは今更どうでもよく、
 ぽんと出てきたシーンを理解し、セリヌンティウスの思考を楽しめたら良い。
 これ以外ないので、そこにくどくなく特化した描き方の塩梅は良いな、です。

>ほんの出来心だった。

 主人公の気持ちがどうなのか知り得ませんのではっきり言えないところですが、
 文脈からすると「気まぐれ」が相当で、?を浮かべる言葉の使い方ですね。

 最後に、

>「すまん、メロス。俺はずっとお前を呪っていた」

 この正直な本音に、短い文章ながらに主人公の性格を好ましく垣間見れた上、
 このセリフは、作中で表した内容にて意味を持つ唯一のセリフでしたから、物語のシメに主人公の言葉を聞けてよかったです。

 以上、現代倫理のメロスにも触れてみたいな、と思わせる愉快なご作品でした。

11ヶ月前 No.1
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