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書き捨てメモ用紙

 ( 書き捨て!小説 )
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トモ ★iPLbMm2lqnE

戯言をメモします。

本当に書き捨てです。

作者の願望があらわになっています。

性的、暴力などの表現は使われません。

2008/10/13 14:14 No.0
ページ: 1

 
 

トモ ★iPLbMm2lqnE

「…きれいな文章」

「ありがとう」

男は言葉に似合わない冷たい声で返事をした。

「なあに…嫌なの、褒められるのが」

「そんなわけじゃないけど」

女は黒くて長い髪をかきあげた。

「あなたの文章ってなんか不思議。文字に色はついていないはずなのに、こんなにも華やかで」

男は返事をしない。

「あたしの作品はね。目が覚めるくらい明るい色をたくさん使っても、華やかにはならないのよ」

「絵のこと?」

「そう、絵のこと」

時間が流れる。彼がペンをはしらせる音と、暗い図書室に差す光の音色。

「…美術部をやめたのは、単なる腹いせだけじゃなくて」

男は黙って女の話を聞いている。

「自分の絵に嫌気が差したから。キレイごとで飾れた汚いかわいそうな絵に嫌悪感を抱いたから」


私のことどう思ってるの?どんなに塗り重ねてもきれいにならないあなたは。


「じゃあ、なぜこんなところにいるの」

「―――わからない。あなたに会いたいから…かもしれない」

悪戯っぽく笑う。男はこっちを向かない。

「戻れよ、美術部」

「なんで」

「ここにいても状況は変わらないだろう。あんたは俺につけいってどうする?」

もっともな意見に苦笑する。

「まあいいわ、気が済むまでここにいさせて」

男は何も言わなかった。

2008/10/13 14:35 No.1

トモ ★iPLbMm2lqnE

「ちょ、君困るんだけど」

「いいじゃん!ちょっとだしい」

そいつは俺の手をぐいぐいと引っ張っていった。

「…っなあ!!ここどこだよ!」

「……さあ?ドコだろね」

にんまりとした含みのある笑顔。ぞぞぞと背中に悪寒がはしった。


チャラ―――――――――ン


へ…?なんだ今の。レベルアップしたときの効果音みたいな…。

アイツの目がきらりと煌く。

瞬間、様々な電子音となにかが崩壊するような音が、ごっちゃまぜになって

俺を襲った。

2008/10/18 18:57 No.2

トモ ★iPLbMm2lqnE

変な夢をみた。

舞台は近所のスーパーで、なぜか俺はそこでバイトをするみたいだった。

俺をしばらく担当してくれる気立てのよさそうなおばさんと、店長のおじさん。

倉庫のようなところで、いろいろな手順などをきいていた。

「―――……それじゃあ、これを割って」

「え、コレですか?」

手渡されたのは鳥の置物。粘土のような色で、装飾とか全然気にしてないようなやつ。

とりあえず割ることにした。

そばにあった棚板にガンガンとぶつけてみた。


………割れない。

予想以上に硬かったので、今度は思いっきり上から手を振り下ろした。

ガシャ―――――ン!!!

たぶん、そんな音がした。

それと同時に鳥の置物は粉々になって、鉄粉のようなものになった。

さらさらとこぼれ落ちるそれを、店長は手のひらサイズの木箱か何かに受け止めて、

「よし、今日はもう帰っていいよ」

と言った。

おばさんも、さっきと同じ笑顔を浮かべながら「帰りなさい」の仕草をした。


なんなんだろう…

俺は疑問に思いながらもその場を後にした。





そこで目が覚めた。


なんだか妙な冷や汗をかいていて、そのことにも俺は不思議に思った。

2008/11/10 22:13 No.3

トモ ★iPLbMm2lqnE

自分とはなんなのだろう。





店内でふと思い浸る。周りの雑音はすべて遮断されて、定員の甘ったるい声も、
どっちにしようかなあ、という客の迷い声も。すべて耳に入ってこない。
わたしは一人で思い浸る。なんなのだろう。わたしはなぜわたしで、この容姿で、
この声なのだろう。
自分は誰なのだろう。だって、この鏡の前には私じゃない誰かが映っていても
不思議ではないから。無理やり口角を上げてみると、鏡に映った人物もにんまりと
笑みを浮かべた。これはわたしなのだろうか。急に不安になってきて、表情を
次々と変えた。しかし鏡の中のそれは同じように、ころころといろんな顔をするだけだった。
なんだか涙が出てきて、表情は情けないものになっていった。
スカートとパンツのどちらを買うかで迷っていた客が、こちらをみて怪訝な顔をした。

2009/01/09 00:33 No.4

トモ ★iPLbMm2lqnE

「ねえ、今度はいつ会える?」

「さあなー、夏休み・・・かな」


まだ先だなあ〜、と残念そうな彼女の電話越しの声。

「浮気とかしてない?」

「してねぇよっ、疑ってんの?」

「あはは、その必死な声聞いて安心した〜。でもやっぱりちょっと不安かな」

「ああーもう! んなこと心配する必要ないって。俺は一生・・・」

「一生・・・なに?」

「・・・」

「・・・」


双方黙り込む。しまった、口が滑ってしまった。

受話器を通して心臓の鼓動が聞こえてしまうのではないかというくらいに、

ドクドクと心臓が脈打つ。


「・・・週末、会おうか」

「へ」

彼女は不意をつかれたような声を出した。受話器を片手に、キョトンとした表情を浮かべているのだろう。

それから、「え、今なんか言いかけなかった!? ねえ!はぐらかしたでしょ!」

と俺を問い詰めながらもその声は弾んでいた。

「でも忙しいんじゃないの。無理しなくていいよお」

「一日くらいなら暇ある。おまえは大丈夫?」

「全っ然大丈夫!!たとえ嵐が吹こうとも、マッハであんたに会いに行く!」

おいおい、嵐のときは家にてくれ。頼むから。と本気でそういう彼女を宥める。

そんなのでケガしたり、死んじゃったりしたら俺はどうすればいい。


「じゃあまた、詳しい連絡はあとでにしよう」

「わかった、仕事頑張ってね!」

この一言で俺は今日も頑張れる。


週末のプロポーズを、彼女は受け取ってくれるだろうか。

2009/04/09 21:42 No.5

トモ ★iPLbMm2lqnE

父は、太ったししゃもを満足そうに頬張りながら頷いた。

「うん。いいだろう。行って来なさい」


その一言に、私は解き放たれた。


背中に翼が生えたような、ふうわりと地から足が浮いていくような。

ひどく快い高揚感と一緒に、ししゃもの大群と泳ぎたくなった。

2009/07/17 00:21 No.6

トモ ★iPLbMm2lqnE


「ど、どしたんその顔!」

あたふたとしながら、私のところに彼はやってきた。

「転んだ」

「転んだって!そんなん転んだくらいでこんな傷できるわけないやろ!?」


彼は友達。

幼馴染なんていう関係でもなく、ただの友達だ。

2009/08/23 20:29 No.7
ページ: 1

 
 
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