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タイトル未定

 ( 書き捨て!小説 )
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あああ ★kH45OSRWUY_pzR


小説を書くのが好きなんですけど、どうも完結までいかないんです。
飽きちゃうんですよね
なので、書き捨てます

ジャンルばらばら
初見さんでも読める程度には説明を添えていこうかと

皆さんの好みの話があるといいな

7日前 No.0
メモ2020/05/29 00:04 : あああ★kH45OSRWUY_pzR

 1.傷つきながら男の子を振る女の子の話

 2.海を見て心が落ち着いた女の子の悩みはそんな簡単に消えないよねって話

 3.議題「アンチについて」女子高生(ミスドにて)

 4.自信を失った男の子と時間を失った女の子の話

 5.ビジネスフレンドと友達になる機会を失くした人の話

ページ: 1


 
 

あああ ★kH45OSRWUY_pzR

彼の背中を見つめていた。きっと、聞くなら今しかない。
「どうして」
口から出た音は、思ったよりも小さくて。
そんな小さな声を聞き逃さず、彼は首から上だけを動かした。
「ん?」
口元には笑みを浮かべている。変わらない。彼は、あの日から何も変わっていない。
気持ちを伝えた後、変わらないのが無理だって、私も知ってる。なのに、彼は変わらなかった。
それはきっと、私のためなんだろう。私のために、彼はきっと気持ちを押し殺して。
どうして。なんで、わたしなの。聞きたいのに、言葉が出てこない。地面を見つめることしかできない。指先が、震えているのが分かった。
「気にしなくていいよ」
上から声が降ってきた。
「え?」
顔を上げる。彼の表情は変わらなかった。
「俺の気持ちに答えなきゃとか、なんて言ったら傷つけないかとか、そういうの考えてるんだとしたら、別に気にしなくていいからね」
そう言って、笑う。あ、これ自意識過剰?と付け足して。
普通に、笑うんだ、君は。
違うのに。そんなこと言わせたくなかった。私がもっといい人間だったら、優しいやつだったら、自分よりも他人のことを考えられる人間だったら。
彼に、こんな顔をさせずに済んだ…?
「どうして、私なの」
私は今、どんな顔をしてるだろうか。
この質問に、意味はあるのだろうか。
わからない。わからないけど、聞かずにはいられなかった。彼が、私にここまでしてくれる理由。
困ったような、言いずらそうな、そんな顔で口を開く。
「今みたいに」
声が、小さかった。それが彼にとって珍しいことだと、私は知っていた。
「今みたいにさ、人のためにたくさん考える人だから。だから、好きになったんだよ」
言葉が、出てこなかった。異性にそんな愛しそうな視線を向けられるのは、生まれて初めてだった。
そして、改めて気づかされる。私が今からしようとしていることの、残酷さ。
ああ、なんていい人なんだろう。どうして、この人が失恋しなきゃならないんだろう。
どうして、私の好きな人はこの人じゃないんだろう。
「ごめんなさい」
もう、声は震えていなかった。
「ごめんなさい。私、他に好きな人がいます。だからあなたの気持ちには答えられません」
一呼吸ですべて言い切る。ああ、なんて定型文。こんなに私を思ってくれてるこの人を、私は傷つけることしかできない。
「うん」
彼の声も、もう小さくなんてなかった。
「ありがとう」
違う。ありがとうなんて、言われる筋合いないのに。
どこまでも優しい君が、今の私にとっては残酷だった。
「傷つけてごめんね」
「それは、」
それは、私のセリフだ。
「たくさん悩んでくれたんでしょ。ごめんね」
何も、言えなかった。きっと何を言っても、彼を傷つける。
視界が歪んだ。どうして。
彼は困ったように笑う。
「泣かせることしかしてないな。お前の笑った顔が好きなのに」
普段なら照れてしまうそのセリフも、今はただただ鉛のように心に沈んだ。
何も考えられなかった。ただ、彼の言葉を頭の中で反芻する。

好きになってくれてありがとう。
そんな言葉も、出てこなかった。

7日前 No.1

あああ ★kH45OSRWUY_pzR

風が強い日だった。
空は私の心の内を表したかのように雲で覆われ、昼間にも関わらず薄暗かった。
「こんな日に海に来たの初めて」
一定のリズもで響く波の音にかき消されないように声を張った。
風に茶髪をなびかせ海を見つめる兄は、眉間にしわが寄っていた。
「よく来るよ。結構近場だし」
「へえ」
実際にいるんだ、そういう人。画面の中だけだと思ってた。
「なんでさ、今日連れてきてくれたの?」
波が引いては打ち寄せる。毎回水位が違うのが見ていて飽きないな、と思った。
「仕事忙しいんでしょ」
そう多くない休日。私のためにわざわざ時間を作ってくれた兄。その真意がわからなかった。
「いいだろ、たまにはこういうのも」
「うん、まあ」
年の離れた兄は高校から寮暮らしで実家を離れていて、昔から会話は多くなかった。
だから兄の考えてることがわからないなんて当然のことだ。
そしてそれは、兄も同じなのかもしれない。
「…」
「…」
兄になら、言えるだろうか。
私の世界にほとんど関係ない人になら、胸の内をさらけ出すことが許されるだろうか。
「お兄ちゃんは、高校の時部活でもめ事とかあった?」
さっきよりも足の近くまで波が押し寄せてきた。濡れないかと少しひやひやする。
私は知っていた。こう言えば兄がなんて言うか。
「何、なんかあった?」
小学生のとき、それから高校受験のとき、生まれてから2回だけ、兄に相談事をしたことがある。
そのときも自然に話を切り出すのが下手な私に、兄がこの言葉をかけてくれた。
会話の回数が少ないと、こうも覚えているものなのか。
「部内のルール破った子がいて、なんかギスギスしちゃって」
波の音が気持ちいいと感じるのは画面の中だけだと思ってた。そんなことはない。なんだか落ち着く。
悩みは、部内の空気のことだった。こればっかりは私1人の力でどうにかなるものではない。
でもその言葉で片づけるには、少し事態が深刻になってしまっていた。
どうしたらいいかわからず、かといって誰かに相談して愚痴だと受け止められるのも嫌で、身近な人に話すのは憚られた。
波が少し荒れてる。来た時よりも風が強く吹いていた。引いては押して、また引いて。砂を攫っていく。
今の私みたい。影響を受けて、荒れて、どうしたらいいかわからなくて思考がグルグルしてる。
でも波は、風が収まれば穏やかになるのだろう。人間関係はそうはいかない。
「まあ、なるようにしかならないな」
「えぇ…」
困惑。そして、不覚にも笑ってしまった。
だって、随分中身のないこと言う兄だ。普通もっといいことを言うシーンだろうに。
「冷えるわ、帰ろ」
踵を返す兄の眉間には、相変わらず皺が刻まれている。
もやもやの解決にはならなかったけど、来た時よりも心が落ち着いているような気がした。
「うん」
風が強く吹いている。明日は、晴れるだろうか。

曇天の中まっすぐに進んでいく兄の背中を追いかけた。

6日前 No.2

あああ ★kH45OSRWUY_pzR

「ねえ、なんでさぁ」
「うん?」
「人は人を傷つけるのでしょうか」
「なに、急に哲学じゃん」
「おっ、頭良さそう?」
「ううん全然」
「…」
「冗談じゃん」
「本当は?」
「七割本気」
「ほぼじゃん」
「ごめんて。でなに?」
「好きな芸人さんが炎上している」
「だからそんなダメージ食らってるのか」
「そうだよ…。むりしんどいSNS見たくない」
「じゃあ見なければ?」
「どうして人は人を傷つけるのでしょうか!!小学校で習わなかったの!?人を傷つけちゃいけませんよって!」
「キレた」
「キレたくもなるよ!なんでそんな言われんの?その言葉によりこの人が自殺したらどうしようとか考えないの!?」
「また極端だな」
「でもそういうことだと思わん?」
「まあ、表舞台に立つってことはそういうこともあるんじゃない?火のないところに煙は立たないし」
「あーーアンチ側の味方なんだ!」
「どっちの味方とかないでしょ。私は正しいと思ったほうの味方」
「アンチに正しいも何もないじゃん」
「アンチってひとまとめにされてるだけで、善意から注意してるだけの人もいるじゃん」
「そう、かなぁ?」
「でも悲しくなるのはわかるよ」
「わかる?」
「うん」
「悲しいって言うか、虚しくなる。そうやって人を貶めて、自分が正しいと思ってる人がいるんだよ」
「たとえそれが少数派であっても、それが目に見えちゃう時代だからね」
「少数派の意見がわかるっていいことばっかじゃなかったのかー」
「そういうこと」
「少数派だとしてもそういう人たちが団結していろいろ言い始めちゃったら、言われる側は苦しいよね」
「そうだね」
「どうにかならないのかな」
「どうにもならないって諦めてる人が大半なんじゃない?だから根本的な解決がいつまでも出来ないんだろうけど」
「なるほど。諦めるのが一番楽だもんね」
「別に好きで諦めてる人たちばっかじゃないでしょ。苦しんだ末に諦めざるを得なかった人もいると思う」
「…今ちょっと怒った?」
「怒ってない」
「そっか」
「そろそろ帰ろっか」
「ミスドに居座りすぎた〜〜」
「何時間いた?」
「4時間くらい?」
「長すぎ」
「勉強全然進んでません」
「自業自得」
「ですよね」
「家帰って頑張りな」
「はーい。それにしても深い話をした〜!マリアナ海溝にも負けない」
「そこまでじゃないでしょ」
「あるある、全然ある」
「じゃあ、私電車の時間あるから」
「ん、また明日ね」
「じゃあね」
「ばいばーい」

6日前 No.3

あああ ★kH45OSRWUY_pzR

「自意識過剰だって思われるかもしれない
でもさ、なんとなく伝わってきた
俺には期待してないんだなって
トスが上がってくることなんて稀だった、それでも、トスを呼ぶことしか出来なかった」

何を言ってるんだ、そう思っている心とは反対に口からは次々に言葉が溢れてくる。
引かれてるな、きっと

「練習も、真面目にやってるつもりだった
他の人よりも真面目に。俺ってホントにそれしか取り柄がないんだ
コミュ力が高いわけでも、もともと運動神経がいいわけでもない。だから、ただひたすら真面目にやるしかなかった。やってるつもりだった。
でもさ、結局は実力なんだよ、団体競技なんて
積み重ねた信頼も普段の友達関係も、圧倒的な勝ち負けの世界では薄れてしまう
どんな嫌な奴でも実力さえあれば、勝ちには必要だった。俺みたいな弱いやつは勝ちには必要なかった。
それでも代わりがいないから俺を使うしかない。そんな周りの空気が嫌だったけど、何より嫌だったのはみんなの期待に沿えない自分の実力だった」

そうだ、俺には実力がなかった。実力がなくて、だから俺は

「今思えば、俺は多分どこか投げやりだった。自分を守ろうと必死だった。俺は悪くない、俺は下手なだけで、なんでそんな責められなきゃいけないんだ。
そう思ってた」

だから、あいつのことが心底嫌いだった。

「馬鹿だった。
もっとできることがあったはずなのに、俺は自分を守ることを優先した。」

自分を守ることが、最善だと思った。

「多分、ただ悲しかったんだと思う。
普段笑って接してくれる友達が、あの空間でのみ俺の敵だった。少なくとも、俺にプラスの感情を向けていなかった。当たり前だ、多分俺でもそうする。でも、それでも悲しかった。
そんな勝敗だけの世界が、たまらなく嫌だった。」

女々しいやつだな。

「でもいまだにそのことを引きずってる自分が嫌だし。そんなん引きずってたらだめなんてわかってるのに」

そんなことわかってる。俺が一番わかってる。

「…」

だからって割り切れるわけ、ない。

「消えてくんないかなぁ、記憶」

過去の記憶に縛られて一歩も進めない自分。

「やだよ」

いやだ

「こんなん引きずっていきたくない
俺の過去を知らない人からしたら、なんだそれって、なるに決まってるじゃん」

自嘲の笑みがこぼれてしまう。情けなくてしょうがない。本当に、どうしようもなく情けない考え方だった。負の連鎖、永遠のループ、何も救えない救われない思考回路。
そんな俺の心情を知ってか知らずか、彼女は困ったように笑った。

「わかります」

思わず彼女の顔を直視した。気まずそうに目を逸らされる。
わかるわけ、ないのに。俺の気持ちが、他人にわかるわけないんだ。
彼女は俯いて、言葉を続けた。口をはさむ気にはなれなかった。

「私も下手だから、人間関係
謝るのもお礼言うのも、自撮りするのも遊び誘うのも、下手だから
三年間、それやらないできちゃったから」

彼女はもう俺のことなんて見ていなかった。

「だから、それがだめなんだ。自分の過去を否定しかできない。
そんなんからはなにも生まれないのに、なんで…。だめなのに、否定したって意味ないし、今頑張れてるならいいって、言ってくれた人がいるのに
私なんも頑張れてないんじゃないかって、あの時の分を取り返してるだけで、まだまだ足りなくて、だめだめ人間で、こんなんじゃ、まだまだ足りないのに、なのに、こんなところで泣いてる場合じゃないのに、なんで、私は、もう、こんなに」

彼女も、誰かに吐き出したかったのだろうか。そう思わずにいられないほど、彼女の考えは確立していて、言葉がたどたどしくて、まとまりがなかった。

「結局、消えないの、あの三年間の負い目が
周りに迷惑かけたって、それなのに自分のことしか考えてなくて、自分だけつらくなって、
それ全部ひっくるめて、消えてくれない」

彼女の過去には、一体何があったんだろうか。

「…」

「…」

「なんて、ね」

彼女は、今までの言葉がすべて冗談だと笑い飛ばすように口角を上げた。その行為が逆に彼女の悲愴な雰囲気を際立たせた。
おもむろに、彼女の手を取った。なぜそうしたかはわからないし、彼女も戸惑っているようだった。

「なあ」

彼女はまっすぐに俺の目を見た。

「はい」

「一緒に、逃げないか」

「え?」

俺の思考は、やっぱり誰も救わない。

3日前 No.4

あああ ★kH45OSRWUY_pzR

あの日、LINEの返信が原因で、あの子と喧嘩して。
でもそれ自体は珍しいことじゃなったから。明日、謝ればいいって思ってて。
今までもそうだったし。今までも、次の日無視されて、傷ついて、謝って、また友達に戻る。
あの子が私のことを嫌いなわけじゃないのはわかってた。いろいろ言っても、本心からの言葉じゃないってわかってた。
それでもつらい時もあったけどね。
友達に面と向かって嫌いって言われたことある?
結構しんどいものがあるんですよ。ああ、DV受けてる女の人ってこんな気持ちなのかなって思った。
嫌いって言われて傷つけられても、また友達に戻って優しくされるの。
もう、限界だった。
だから私、思っちゃったんだ。もういいやって。
友達に戻らなくていい。嫌いっていうなら私も嫌ってやればいい。
心から、そう思った。
ばちが当たったのかなぁ。あの子の本心を無視してそんなこと思ったから。
あの子が本心からそういうこというわけじゃないって、ただ不器用なだけだって知ってたのに、諦めちゃったから。

結局私は、その子と友達に戻れなかった。
一生

3日前 No.5
ページ: 1

 
 
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