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魔人ジークと影の魔王0

 ( 書き捨て!小説 )
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魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

草原は只静かに波打っていた。

セフィーと言う名の魔女がこの草原に居る、歳は28歳程に見える、妙齢で、美しい黒髪に黒目の魔女だ。

セフィーは少年の肩に優しく手を掛けた。

少年の髪は燃えるように赤い、少年の黒い目はどこを見ているかも解らない、少年は腰に刀を付けている、

妙に余所余所しい二人だがセフィーが少年に声を掛けた。

「魔人ジーク、運命が動きます」

草原には何事も無いかのように只風が吹いていた。

関連リンク: 徒然日記 
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魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

少年の名は魔人ジーク、250歳の竜人族の少年だ。
竜人は総じて髪が燃えるように赤く、瞳には真っ黒な【闇】を纏ったかのように黒い、
少年、親に捨てられて旅をしていた。

いや、正確には【親に捨てられたと思って】だ。

なにぶん幼い時に目を覚ますと家族親類引っくるめ誰も居なくなっていた、と言うのだから、そう思っても仕方がない、

此処はベレニ帝国、ベレニ王と言うのが此処を修めている、自然豊かでおおらかな国だ。

4ヶ月前 No.1

魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

ジークの傍らに気が付くとセフィーが居た。

そして言う。

「あなたは只一人残された竜人族なのよ、他の人は多分ずっと昔に死んでしまったわ、…魔法と【契約】を結び、12歳の姿のまま無限の時を生きようとし…」

ジークが魔法で焚き火に火を付けた。

セフィーが続ける、

「炎を自在に操る竜人のあなたを人々はこう呼ぶようになったわ【魔人ジーク】と…」

セフィーが尚も言う。

「あなたを化け物扱いして殺そうとした人達を9歳の頃に、【滅びの炎】で焼き付くし、あなたはその後50年牢屋に引き籠ったわ…」

セフィーがまるで御守りをするようにジークの傍らに座った。

ジークは顔を赤くして、セフィーの方を見ようとはしない、が言った。

「俺は人殺しだから…」

鍋が煮えてシチューが出来た。

そしてセフィーが言った。

「あなたは私をまだしらない」

二人でシチューを食べた、セフィーはジークが9歳の頃から気が付けば側に居る、だがジークが彼女の事を何一つ知らないのもまた確かだった。

4ヶ月前 No.2

魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

ジークは独り身だ。
お金が欲しかったら働くしかない、この日もジークは剣士ギルドで仕事をもらった。

剣士ギルドはベレニ帝国の首都の町外れに有る、

「恐竜を2体か、近頃は恐竜が出るんだ…」

ジークが言って討伐に向かった。

すると森の中にまたセフィーが居た。

「また狩り?それで生計を立てているの?」

セフィーが言った。

ジークが言う。

「魔法で酒までは出せないからな、服とか居るし」

セフィーが言う。

「雨ざらしでも雪が降ってても、竜人族のジークなら、野宿出来るでしょう?…魔法でご飯は出せるんだし」

ジークが言う。

「魔法でご飯が出せるのは本気で腹が減った時だけだ」

ジークは舌打ちすると、セフィーに言う。

「恐竜とか居てあぶねえんだから、セフィーは仕事には付いてくるなって言ってるだろ」

森を進むと確かに恐竜が居た。

だがこいつらは草食性の大人しい恐竜だ。

「こいつらじゃなくてえ、」

ジークが言ってセフィーも肉食性の恐竜を探す。

「こいつらだったりして」

セフィーがヴェロキラプトルを指差して笑いながら言った。

4ヶ月前 No.3

魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

「あぶねえ!セフィー、下がって、あ、」

セフィーは水の魔法で既にヴェロキラプトルを2体沈めていた。

セフィーが言う。

「これなら刀で斬ったみたいに見えるし、問題無いじゃない」

ジークは頭を抱えた。

「おうよ、いっちょあがり!」

酒場の亭主は生ビールをジークとセフィーに出した。

ジークは竜人族の実際には成人なので、アルコールが害に成らない為よく酒を飲む、ツマミには干して炙った肉を注文した。

「こりゃ旨い」

…この時のジークは自らに待ち受ける運命をまだ知るよしもなかった。

4ヶ月前 No.4

魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

セフィーは占い師の館で占い師をして生計を立てている、この日もセフィーは占いをしていた。
するとある占い師の館の少年が予知夢を見たと言う。

「緑色の髪をした巨人が暴れまわる夢?」

金髪で青い目をした少年が予知夢を見ていた。
名をフィーンと言う。

セフィーはジークを占い師の館に呼んだ。

「今日から二人で旅に出なさい、男の子はいつか旅に出る物なのよ」

ジークが横槍を入れる、

「旅ならいつもしてますが」

フィーンがジークに挨拶する、

「僕は広い世界を見たいってずっと憧れてました、ジークさん、よろしくお願いします」

ジークが言う。

「え?ええー、旅?」

セフィーが付け加える、

「それから、旅の内容は予知夢の調査だから、」

ジークがフィーンに言う。

「予知夢の調査だなんて、よろしく」

4ヶ月前 No.5

ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

魔人シウは眼下に見下ろした。
今度の標的である地球を、そして誰にも何も言わず、機械の半身を稼働させると眼下に見える青い惑星へと跳躍した。

大地を踏みしめると魔法族の母船は星の海と同じに見えなくなっていた。

村、だろう、そこに一人の少年がいた。

「あんた、だれだ、俺はルシアだ」

金髪に青い目の少年は名乗った。

シウが名乗る、

「私はシウだ」

魔人シウは機械の半身に背中には大人一人分も重量がある黒い棒(剣)を背負っていた。

シウは緑色の髪に黒目の大男だ。

シウが背中の黒剣に手をかけようとすると、ルシアが言った。

「魔人シウ?魔人ジークじゃなくて?」

シウは剣を引っ込めた。

(自分以外に魔人と呼ばれる者が居るのか)

シウはそう思った。

3ヶ月前 No.6

ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

安堂カケルは(ニホン)の少年である、
ニホンは科学技術も冴えない、自然の国だがどでかい街がある、
カケルはそこの出身だ。
黒髪に黒目のカケルが町を歩いていると男が話し掛けてきた。

男は手に本を持っている、【魔人ジークと影の魔王】と書かれた本だ。

「僕はキマイラ、この本、読んでくれないかカケル君」

キマイラはカケルにそう言うと本を渡したきり何処かへ行ってしまった。

家に帰ってきたカケルは本を開いてみた。

(つまらなかった)

正直に言えばそうだったし、カケルは(魔人ジークと影の魔王)を家の前の溝に捨てた。

夜、カケルの部屋の窓を開けた者が居た。

キマイラは言った。

「本、読んでくれたかいカケル君、」

キマイラの手には溝に捨てた(魔人ジークと影の魔王)が握り締められていた。

キマイラは勝手に入ってくるとカケルの前に立った。

カケルが言う。

「不法侵入ですよ、帰ってください」

キマイラが(魔人ジークと影の魔王)を開くとカケルは本に吸い込まれ、ただその部屋にはキマイラがにやついていた。

3ヶ月前 No.7

ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

カケルの目の前に居た。

長く赤い髪に黒目の魔人ジーク、そして金髪に青い目のフィーンが居た。

カケルが言う。

「あ、あんた達はあの、本に書いてあった」

ジークが言う。

「え?君だれ?」

カケルは名乗る、

「僕は安堂カケルだ」

フィーンが言う。

「安堂カケルくん?君お金は?武器は?」

カケルの手には何も持っていなかった。

魔人ジークが言う。

「うーん、武器もお金も無しでは生きていくのは難しい、良かったら僕達と一緒に来ないか」

これが安堂カケルと魔人ジークの初めての出会いであった。

3ヶ月前 No.8

ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

カケルとジークとフィーンは街道沿いをそぞろ歩いた。

すると目の前に村があった。

緑色の髪の大男だ。

フィーンが夢に見たのと同じ、緑色の髪の大男が居た。

「す、すみません、僕達、予知夢の調査をしていましまして、その、夢の中にあなたが出てきて、人間を殺しまくっていたのですが」

フィーンは一切合財を魔人シウに話した。

魔人シウが言う。

「魔人ジークと言うのは君か」

魔人シウは魔人ジークに話し掛けた。

魔人シウが言う。

「もうじきこのベレニに魔法族と言う輩が責めてくる、奴等を倒せなくては、私は、私は…」

魔法族は物質魔界にて虐待を受けた種族だった。

そして彼等は壊れ、今までに数多の星を壊滅させて来たのだ。

シウは魔法族だが、出来れば地球を破壊するのをしたくないという事だった。

「え、え〜!」

ジークが言った。

3ヶ月前 No.9

ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

ジークとシウは魔法族が攻め入ってくるという、小高い岡の上に立っていた。

魔法族の母船が現れた。

機械兵士達が母船から飛んで来てシウを撥ね飛ばした。

シウは撃墜され、岩に叩き付けられた。

「すけ…たすけてくれ、人を、人間を、もう殺させないでくれ…」

シウが唸る、

ジークは百機を越える機械兵士達と真っ向から向かい合った。

魔法族が言う。

「竜族か、だが、一人ではダゴスガルンの神々を倒すことは出来ぬぞ」

だが魔人ジークの力は覚醒を見せた。

「うあああ!」

魔人ジークは炎の化身と化し、その場に居た機械兵士達と母船を炎で焼いたのだった。

3ヶ月前 No.10
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