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恐音リラ ストーリー

 ( 書き捨て!小説 )
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ととりんご @totoringo ★lyQKXcyuqq_08J

ストーリーメモのところに書いた構成をもとに少しずつ書いていこうかなと思います。
たまにPC禁止令が出されるので、更新が止まります。飽きるかもしれないので、途中で終わるかもしれません。
ちょっとカゲプロのメデューサ達の話っぽいけど、パクリでもないし二次創作でもありません。

メモ2018/06/22 16:42 : ととりんご @totoringo★lyQKXcyuqq_08J

感想は、この話の構成のメモがあるのでそっちに書き込んでほしいです。

ページ: 1


 
 

ととりんご @totoringo ★lyQKXcyuqq_08J

昔々、いたる所に妖精がいたころの話。妖精の中でも一番に気高く、綺麗で、そして嫉妬深かったのが、アヴァという妖精でした。
アヴァにはルーカスという恋人がいました。その2人は森の中に家を建てて住んでいました。ところが、ルーカスは、街の女と恋をしていました。
アヴァは、浮気をしたルーカスに罰を与えるため、かつて2人の住いだった家に男を閉じ込めました。
人に会えないように、森から出られないように雪の呪いをかけたのです。
そして、そのまま苦しめばいいと、食料も育てられないように土地を荒らし、飢餓で苦しみながら生きながらえるように永遠の命を与えようとしました。
ところが、彼女の姉が男に同情し、それは可哀想だから助けてやってくれと頼みんだのです。
それを渋々聞き入れたアヴァは、食料は自分で育てられるような環境にし100年に一度巡ってくるチャンスを与えました。
チャンスには、人が1人、家の所に迷い込んでくる。それはどこの土地からやってくるかは分からない。
その人を説得して、永遠の命を受け継ぐ事の了承を貰えば森から逃げられる。貰えなかったらその人は森から出ていき、100年後のチャンスを待つ。
そういうゲームを妖精は設定して、男は閉じ込められました。
アヴァは、もともと、ルーカス以外の人に罰を与えるつもりはありませんでした。
が、閉じ込められたことを恨んだルーカスは、アヴァが置いていった呪いの本を読みました。そしてルーカスは見つけたのです。この雪の呪いの落とし穴を。
アヴァは、永遠の命を受け継ぐ人の運命までは呪いで定めませんでした。そこで、ルーカスは、未来永劫このゲームが続くように仕向けました。
受け継ぐ人もゲームをするようにと呪いを被せてかけたのです。そして、その村では、何百年かに一度、説得出来なかった異邦の人々が迷い込むようになりました。
人は、その食い違いが出てしまったゲームを「奇跡」と呼びました。

3ヶ月前 No.1

ととりんご @totoringo ★lyQKXcyuqq_a2e

「どこだろう……ここ。どうしよう。ねえ、ネジェ」
アンナは森の中を歩いていた。周りは一面雪の銀世界で、目が眩みそうだった。
アラスカン・マラミュートのネージュは聞こえなかったかのように前へ前へと歩いて行く。
「ちょっと待ってよ!ストップ、ネージュ!」
ネージュはピタッと足を止める。それでいいの、とでも言いたげな目でこっちを見る。
「全く、ネジェったら勝手なんだから。そもそもこの森に連れ込んだのもネジェでしょう。だったら出口ぐらい見つけてよ。」
すると、ネージュは鼻でくいっと前を指し示した。アンナは示された藪を眺める。向こうから、微かに雪の反射が見える。
訝しがりながらアンナは藪をかき分けた。すると、そこには家があった。
「え、こんな所に素敵な家」
灰色のレンガの壁に緑のタイル屋根。顔のように配置されている赤い窓枠とドア。階段まで続く、丸い敷石。家の周りに植えられた、刈り込まれた小さい木。
古めかしいけれど、まるで童話に出てくるような綺麗な家が、そこにはあった。
「道を教えてもらえないかしら。ネジェ、ダメだったらまたどこかに案内してよね。」
ドアには呼び鈴は無く、木のノッカーが付いていた。それを掴み、コンコンとノックする。中から息をのむ音が聞こえてきた。

2ヶ月前 No.2

ととりんご @totoringo ★lyQKXcyuqq_a2e

「あの、迷ってしまって。道を教えてもらえませんか。」
「ああ……あら、まあ……可哀想に。こんなに若いのに。遊びたい盛りでしょう。ねえ、あなた、おいくつ?」
「えっと、13歳、ですけど。え、どうしてですか?可哀想って?」
アンナは戸惑いながら答えた。その人はまるでもう森から出られないというような言い方をしていた。
「……いいから。中にお入りなさい。」
その人は声を喉から絞りだすような話し方をした。家の中は暖かかく、お茶の準備が2人分してあった。
「あ、誰か来るんですか。だったら早く帰りますから、道、教えてください。」
「いいえ、このお茶はあなたの分なの。ずっと待ってたの。だから遠慮しなくてもいいわ。それに、もう、帰れないもの……」
その人はネージュの分のミルクを用意しながら言った。どこか遠いところを見ているような、こちらに話しかけられているということが分かりにくい声だった。
「えっ、帰れないって?どこか、雪で埋まってしまったんですか?」
「そうね、埋まってしまったのは私の時間の流れかもしれない……あの忌まわしい雪のせいで!」
それは独り言を呟いているような言い方だった。
「時間?それは何のことですか?それに、待ってたって?」
アンナの高い声に目が覚めたようにその人はこちらを見た。
「あら、ごめんなさい。人と会うのは久しぶりで。少し待ってもらっていいかしら?お茶でも飲んでいて」
今までの話し方と違い、はっきりした声で、でもどこか迷っているところがある話し方だった。
その人は台所へ入っていき、すぐに戻ってきた。手にはノートを抱えていた。
「あの、お茶まで頂いてしまって申し訳ないんですが、早く帰らないと家の人が心配するので、道を教えてほしいんです。」
アンナは、これを言うのは何回目だろうと思った。すると、今度はしっかりした声で返事が返ってきた。しかし、内容はこれまでと変わらず、荒唐無稽なものだった。
「いいえ、あなたは帰れない。だってそれは運命だから。親御さんには悪いけれど、私はずっと待っていたの。あなたは聞かなければならない。この忌まわしい「奇跡」の話を」

2ヶ月前 No.3
ページ: 1

 
 
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