Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(21) >>
★この記事には「性的な内容」「ショッキングな内容」が含まれます。もし記事に問題がある場合は違反報告してください。

てめえの事は愛してやらない。

 ( 書き捨て!小説 )
- アクセス(162) - いいね!(0)

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh





 人間の感情って全部死ぬほど面倒くさいくせに、愛だの恋だの何だの結局のところ求めちゃってんだから笑ってくれよ。



 かぎらぴす

ページ: 1

 
 

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh





「星々、起きなよ。授業始まるよ?」

 窓が開いた空き教室、カーテンが揺れて陽の光が不規則に差し込み雪村星々を照らす。夏の訪れを告げる熱を帯びた日差しで星々が日焼けをしてしまわないように、日焼け止めのクリームは既に塗ってある。名前の通り雪のように白い肌が赤くなってしまうのを那月及は見たくなかった。
 昼休憩が終わりだと生徒を急かすチャイムの音が聞こえても星々の閉じた瞼は動かない。膝を貸している及はその様子を見つめて溜息を吐いた。不真面目で授業出席日数がぎりぎりである星々を授業に出したいという気持ちはある。自分だってこのままでは立ち上がることも出来ない。声をかけて起こして退いて貰わなければ、自由に動けないのだ。しかし子供のように丸くなって、穏やかに眠る星々を見ていると起こしづらいものがある。肩を叩こうとした手は宙で止まり、うぅ、と困った声を思わず零すと小さな笑い声が聞こえた。膝が僅かに揺れるので星々の顔を覗けば、その口角は上がっていた。

「……せーぜー?」
「ぶはっ、悪い。及があんまりにも悩んでるから、おかしくてさ」

 名前を呼ぶと同時に頬を軽くつねれば、星々は吹き出して隠すことなく笑った。寝返りを打って仰向けになれば、寝起き特有の少しかすれた声で甘くいたる、と呼んだ。及はこれに弱い。星々の、紺色に星を散りばめたような不思議な瞳に見つめられると、窒息してしまいそうになる。

「ありがと。兄ちゃんがくれた枕が硬くて寝心地悪いんだよ。及の膝が枕なら十万でも買うね。最高」
「……勝手に人の膝に値段をつけるな。起きたなら授業行こうよ。もう休み時間終わってるからね」
「いやだ。もう少しこうしててよ。サボらせた分、帰りにアイス奢るから」

 膝に擦り寄る仕草、細めた目と、抓る手を撫でる白い手。――本当にずるい、悪いやつ。そんな悪態はぐっと飲み込み、溜息を吐き出す。彼のお願いを断ることもできないのなら高いアイスを奢ってもらおうと決めて、及はそっと星々の頭を撫でた。



 雪村星々/ゆきむらせぜ
 那月及/なつきいたる


 屋上でサボる男子高校生もいいけど、埃っぽい空き教室で割れた窓ガラスから差し込む少しの光を糧に悪巧みする馬鹿もすき。

2ヶ月前 No.1

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh





「あっ! せ、星々くん、こっちやで!」

 国民的アニメのキャラクターである某菓子パンのタオルを頭に被ったところで、派手に染め上げた赤い髪は隠せていない。そもそも身長百八十センチを越す長身の男が電柱に隠れて手招きをする様子ははっきり言って怪しかった。しかし見つけたからには、そして見つかってしまったからには、素通りはできない。そうしてしまうと、何か怒らせたかもしれないという曖昧な不安を感じて睡眠を放棄し悩み続けた挙句、貢物を用意し始めてしまう。頭の悪い金持ちは、選択を間違えると恐ろしい事になると身をもって実感している。はあと溜息を吐いたところで憂鬱な感情を彼が理解するはずもなく、重い足取りでゆっくりと向かうも焦れた彼が電柱の影から飛び出して目の前までやってくる。ちょん、と星々のカーディガンを少し摘む様子は待てを命じられた犬のよう。

「何しに来たの」

 そんな健気とも捉えられる姿を目にしても星々は冷静で、淡々と要件を聞く。その手を振り払わないだけ褒めて欲しい、というのが星々の本音だ。嫌いなわけではないが苦手──それが秋雨昂大への感情。
 素っ気なさを跳ね除ける笑みで、昂大は愛おしそうに星々を眺める。鋭さを増す夜空色の瞳など、食べてしまいたくなるほどに可愛くて堪らない。こてん、と首を傾げて眉を下げれば他人の保護欲を煽る表情の出来上がり。

「会いに来た……って言ったら、怒んのやろ? 今日はちゃんと用事があるんやで。やから、ね? ちょっと僕とお話してえや」
「何の用事?」
「それは秘密。こんな道端で話せんこと、ってだけは教えたる」
「兄ちゃん絡み?」
「何も聞かんで。ここでは何にも答えられへんの。気になるんやろ? せやったら僕に付いてきて。ねっ、お願いやって」

 秘密にする意味は無い。ここで話したところで、プライバシー云々の問題になることもない。しかし、それでも、嫌そうな顔を堪えて、帰りたいのに要件が気になってしまう奔放に見えて生真面目な性格な彼で遊ぶのは楽しいものだ、と。伏せ目でこれからどうするか考える彼を見下ろし、舌舐めずりをした。



 秋雨昂大/あきさめこうだい


2ヶ月前 No.2

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh




「お前の――お前の、やさしさってやつはさ、全然優しくねえんだよ」
「当たり前やん。僕が本当に優しくするのは自分だけやもん」
/昂大と星々




2ヶ月前 No.3

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh




「オレは我尾群青。ぐんじょうって読まれるけど、正解はぐんせいって読むんだよ。まあどっちとも読むからどっちでもいいんだけどさ。分かんなくなったら我尾って呼んで」
「星々とは中学が一緒だったんだよ。社会準備室に二人で篭って、よく授業サボったなあ。義務教育じゃなかったら卒業できてないよ、オレら」
「星々のこと、よろしくね」


 我尾群青と星々


「――星々のことをさんばんめに知ってるのがオレだよ」



2ヶ月前 No.4

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2ヶ月前 No.5

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

※警告に同意して書きこまれました (性的な表現)
2ヶ月前 No.6

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2ヶ月前 No.7

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

※警告に同意して書きこまれました (性的な表現)
2ヶ月前 No.8

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2ヶ月前 No.9

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

1ヶ月前 No.10

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh




奇跡の一期生/英雄の目覚め(ボーン・ザ・ヒーロー)

一号機:オリヴァー・エドソン
 三十二歳、独身男性。家族構成は祖父母両親妹。上位貴族の出身であり、その華々しい家系に劣ることのない名誉を英雄、パイロットとして現在も手にしている。秩序や礼節を重んじ、有り余る程の富を持つ貴族にしては堅実。しかし難点としては人付き合いが不得手なこと。自分よりも立場が下の者が多かったため、現在同期生である自分除いた九人とコミュニケーションをとるのに苦労をしている。無愛想だったり努力を怠るわけでもないが、個性の強い仲間なので空回りしてしまうことも多々。最終的に伝えることを諦め、自分で出来ることなら自分だけでしようとしてしまう。妹がいたので根っからの兄気質。無自覚な世話焼き、他人に対してもマナー等気になれば指摘する。
 身長百八十センチ、体重六十八キロ。金髪碧眼。髪は長く胸元まであるので普段は赤いリボンで一つに束ねている。切れ長の冴えた眼差しを持つ瞳。王子様のような上品で冷え冷えとした美貌の持ち主。
「きみはもう少しフォークの持ち方を改めた方が良い。私の持ち方を見なさい」「堅苦しいとよく言われる。しかし私は三十二年間、このままで生きてきた。今更変えることはできない。かと言って、皆に近付く努力を怠っているとは思わない。われわれは協力が必要不可欠である。生き残るために、――――知らしめるために」



二号機:ルエ・ミールブレイ
 二十六歳、独身男性。家族構成は父親弟妹。所謂庶民であり、金に対し並々ならぬ執着を持つ。庶民とは言え片親の生活、下の子がいる中では我慢も多かった。パイロットに選ばれてからは家族に仕送りをし、食事も衣服も我慢せずにしたいことをしたいだけしている。しかしプライドはあるようで、金に貪欲でも自分の実力で得た金にしか興味はない。汚い金に溺れることはない。金以外のものに対する興味は薄く、聞き役受け身に徹することが多い。しろと言われればする、そんな義務感で働いているため正義感は皆無。の、ように見えて、偽善的な行為が嫌いなだけ。自分が何かを守れているなんて驕りたくないという理由。根は良い子だが客観的に自分を見るの苦手で、主観的なマイナス思考に自分で自分を卑下するのが癖。弱いところは見せちゃだめ、守れないとだめ、そんな義務感を自分で押し付けて自己犠牲精神を生み出している悪循環。自称悪い奴。仲間のピンチは見過ごせなかったり、仲介が上手かったり、評価できる点はたくさんあるのに認めない。それが己に課された義務なので、褒められるものでも何でもなく、できて当然だと。
 身長百七十三センチ、体重五十九キロ。赤茶の髪に緑の目。ざくざく雑に切られた髪は大体肩くらい。胡散臭いと自称する垂れ目。顔立ちは至って普通だが、肌が白い。
「ねえ見てよコレ。なんか今街で流行ってるんだって。たくさん買ってきたら食べる? すごい美味しかったよ」「おれなんか本当、どうしてパイロットに選ばれたのが今でもわかんないもん。生活は豊かになったし、家族にも良い思いさせることができるから、傷付くことばかりだけどこの人生を恨んでばかりじゃない。善人みたいに、許してやることもできはしないけど」

1ヶ月前 No.11

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

※警告に同意して書きこまれました (性的な表現)
1ヶ月前 No.12

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh





 殺したのは、宇宙そのもの。殺しきれなかったのは、たった一人。あなただけ。

 ナイフで切り刻んでも、ハンマーで殴り続けても、弾丸の雨を降り注いでも、原型がなくなるまで酸で溶かしても、海の底に閉じ込めても、何をしても、わたしの心に居座るあなたは私を苦しめ続けているの。

 宇宙、こころ。ひとつの世界。

 あなた、いつから、世界を片隅に追いやったのかしラ、






1ヶ月前 No.13

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh





 機体修理施設。無重力空間に設定されているこの場所で、カエサルのダークオレンジの頭部に寄り添う。おれのカエサルの機体に傷が付いた。目立たない傷だし塗装が少し削れただけではあるけど、きっと他のメンバーなら機体に傷をつけたりしないのに。単騎出陣はダビデに比べれば少ないけど、オールマイティに動けるおれのカエサルだってそれなりに多い。それは実力を上層部に買われているからであって、その戦績はおれの評価にも繋がる。カエサルのパイロットを降ろされるとは思っていないが、付き合って二年目のカエサルに悪評価がつくのだけは避けたかった。輝かしい一期生、英雄の目覚めにさえも傷をつけてしまう失態に反省が止まらない。

「……ごめんな」
「きみはいつも謝るんだね」

 こつり、頬に額をぶつけて押し付けていれば突然背後から声がかかる。穏やかで低い声が誰のものか振り向かなくてもわかる。今日も無傷で成果を上げたアーサーのパイロット、オリヴァーさんだ。

「おれの力不足ですから。カエサルは、いつも強いのに。おれが弱くて、迷惑をかけてる」
「カエサルは多くのことに長けている分、その能力を引き出すのは難しいと言われているだろう。きみは誰よりもカエサルに尽くしているし、カエサルもきみに応えていると思うけれど」
「何かあって傷付くのはこいつですから。おれは、カエサルも守りたい。そのためにはもっと頑張らないとって、」
「そうしてきみが傷付くのなら、私は賛成しない」

 はっきりとした声が施設に響く。肩を掴まれて強引に振り向かされれば怒ったようなオリヴァーさんの顔が白い灯りに照らされて影を濃く作っていて、迫力があった。今の会話のどこに怒られる要素があったのかわからなくて、おれは戸惑ってしまう。肩を掴む力は強いし、射抜く眼差しは鋭くて体が固まった。

「オリ、ヴァーさん?」
「気に入らない。きみのその、カエサルへの献身、まるで供物かのように事故を犠牲にする精神。パイロットは道具ではない。それがわからないのか」
「……もう平気ですよ。あんたを始めとして、大人はおれを甘やかしてくるから、嫌ってほどわかってます」

 は、と乾いた笑みを浮かべたのもどうやら気に入らないらしい。カエサルから離すように引っ張られて、壁に取り付けられた手摺を掴みながら廊下へと促された。廊下と施設を隔てるヴェールを抜ければ、無重力は消えておれもオリヴァーさんも床に足がつく。今日の単騎出陣は長くて、自分という体がカエサルと一体化してなくなってしまったように感じていたけれど、こうして誰かの温もりに触れているとおれはここにいるんだ、って確認することが出来る。
 肩を掴んでいるオリヴァーさんの手に自分の手を重ねて、彼を見上げた。おれの言葉を待つように静かな表情は既に怒気が収まっているようだった。

「今日……」
「今日?」
「あんたの部屋で、寝ていいですか」
「私の?」
「そう。きっとひとりだと、どうしてもカエサルが気になってここまで来ちゃうから。見張っててください」

 そういうことなら、とオリヴァーさんはすぐに快諾してくれた。おれの手を取り、手を引かれて歩く。戦闘で疲れたからベッドに潜ればすぐに寝てしまうだろうが、今はオリヴァーさんの傍にいたいとどうしてか思ってしまった。

1ヶ月前 No.14

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh




「ルエ・ミールブレイ」
「っは、い。リデンジャー教官、あの、えっ、なんでここに……」
「教え子の様子を見に来るのが、そんなにおかしいことか?」

 リデンジャー教官。赤茶の髪をオールバックにして、眉間に刻まれた深い皺は迫力を醸し出している。瞳は眼光の強い黄金、おれよりも二回り三回りくらい大きな体で目の前に立たれると威圧感で座り込みそうになる。
 おれの研究生時代の教官、レガルト・リデンジャー。上位貴族出身でありながら騎士の位を持ち、武道を極めたすごい人。だけど、おれにとっては怖い人という印象が強く、教え子の様子を見に来るだって元教官としてはおかしなことではないけれど、できることなら会いたくはなかった。ひたすら、怖い。
 しかも間が悪いことに、昼飯のエネルギーゼリーを吸っているところに現れるものだから、半透明のパックを隠すことができず食生活がばれてしまった。

「ルエ・ミールブレイ、貴様はまだそんなものを飲んでいるのか」
「は、はは……。ちょっと、時間がなくて。おれ、これから出陣なんです。あんまり食べるとしんどいし」
「軟弱な。それでよくカエサルに乗れるものだ」
「乗ったあとは割とへとへとですけどね」
「……この、細い腕ではな」

 飲み終わったパックを揺らしながら教官から視線を逸らしていると、腕を掴まれた。大きな手におれの腕は余りすぎて、強く掴むことすら難しそう。おれの肌より男らしい焼けた色、筋張っていて指も太い。教官はいつもおれに言っていた。大きくなれ、男らしくあれ、強くあれ、と。怖い怖いと思いはするけど、嫌いなわけではない。男らしいこの人に憧れる気持ちもちゃんとある。だから、変な恥ずかしさがこみ上げてきてじわりと頬が熱くなった。教官が何も言わずおれを見るのも居心地が悪い。

「あ、の、教官。おれの腕が細いってのは、前々から言われててわかってますから……」

 はなしてください、というのは遠慮して言えずただ目で訴える。そんなはっきりと言えない自分が女々しくて余計に恥ずかしくなった。こういうところもきっと教官からすれば気に入らないだろうに。うぐ、と言葉に詰まりながら軽く腕を引いてみるけど引き剥せるはずもなく。その力の差にもどきりとする。同性に対してときめいている、と認めたくない。

「きょ、教官、リデンジャーきょうか、」
「ルエに何をしている」
「ぉひえっ」

 お、オリヴァーさん今来ちゃう……?

1ヶ月前 No.15

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh





「彼が『Re:Danger(繰り返される危険)』?」
「知ってるんですね、教官のこと。でもリ・デンジャーって呼ぶと怒りますからね。リデンジャー教官、呼んだ感じで気付きますから」
「興味深いな」
「ちょ、本当にやめてください……。さっきだってギスギスして終わっちゃって、教官忙しい人だからたぶん無理しておれに会いに来てくれたんです。それなのに、なんで会いに来たのかもわからないままだし」
「私のせいだと?」
「そんなこと言ってませんけど」



 レガルト・リデンジャー/極北のRe:Danger
 貴族でありながら若い頃に騎士団に入団。その後剣の才能に目覚め、かつ努力を怠らなかったため騎士の称号を得た五人のうちの一人。ルエ・ミールブレイがパイロットになる前、研修生だったときの教官。


24日前 No.16

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh





 新崎(しんざき)
 タチの悪い奇抜な隠れ美人。ナチュラルメイクでも十分整った顔をしているが、アイシャドウはネイビーで濃く描き色素の薄い茶の瞳の淡さをより際立たせ、チークは肌の白さを邪魔しないオレンジ、唇にはライトグリーンの特注のリップ。派手な顔面。素顔は誰も知らない。
 服装はタンクトップに白のダメージジーンズ。黒のハイカットスニーカー。たまに蛍光ピンクのラインが入った黒のパーカーを羽織る。両方の二の腕なトライバル、尾骨に鎖に絡まった羽のタトゥー。キスマークをつけるのがすき。
「素顔が見たい? すっぴんってこと? へえ、生意気。でもそういうやる気に満ちてる感じ可愛いから好きだよ。もし俺のすっぴん見たら、殺してやるけど」「化粧って俺の装備みたいなもんだから。あんたがジャケットの内側に拳銃隠してんのと同じようなもん。これがないと戦えない、ってやつ」「シンザキ。新しいに山へんの崎で、新崎。楽しいことが大好きなただの美人って覚えといて」「――……はい、ついた。俺のっていうキスマーク。これが消えるまでは、せめて、俺のものでいて」




 獅堂 紅緒(しどう べにお)
 謎の男新崎を拾ったやべえ奴。元々は下っ端の奴のシャツにライトグリーンのキスマークが付いているのを発見して、そんなリップ付けとるやつがおるんかいとかいう興味で見に行ったらどストライク心臓撃ち抜かれた。外堀から埋めて囲い中。表ヅラの良さはSS、性根は腐っている。妻が若い衆の寝たので別れてソープに沈めたこともある。息子が二人いるが、血液検査をするまでもなく自分にそっくりなので家に置いている。
 目元に少し皺が見えるが渋みと厳つさのある男の色気を滲ませるチャームポイント。肉体も衰えず未だ筋肉は張りがある。黒髪をオールバックにしており、切れ長の目は眼光鋭いくせに意識的に目を細めシャープな銀縁のメガネをかけることで外面をよく見せている。脱げば凄いタイプなのでスーツを着ればやばさは隠れる。
 尾骨のタトゥーはこの人が入れさせた。睡眠薬盛って縛って筋弛緩剤と鎮静剤を組み合わせて何日も通わせた。わりと目的のためには手段を選ばないタイプ。頭脳派に見えて、強引に事を進める。そしてそれが失敗しないのでやばい。
「自由気ままでわがままなあなたも好きだが、俺としてはもっと従順で淫らに俺を求める姿を見てみたい。――と言うことで媚薬を盛ってみたが、どうだろうか」「新崎、外に出る時は俺に言えと何度教えたらわかる? あまり好き勝手されると、お前に優しくできなくなる」「ひどいな、ずるい、卑怯だ。俺ばかり焦がれて、傷ついて、あなたが欲しくて堪らない。そんなのは嫌だ、頼むから、あなたも傷ついてくれ。綺麗なままでいられると、誰かに奪われそうでこわい」




23日前 No.17

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh





「随分大きくなったな」

 インターホンを押したあと、しばらくして玄関を開けてくれたその人が僕を見て言ったこと。咥え煙草に、ぼさぼさの髪。目付きの悪さも変わっていない。けれど身長が伸びた僕を見上げる上目遣いだけが違っていた。
 背中をさんさんと照らすきびしい日差しと、急かすような蝉の音。

「姉さんから話は聞いてる。……入れ」

 叔父さんと過ごす、夏が始まる。



 叔父さん
 職業は小説家。今年で三十路。姉とは血の繋がりはなく、両親が再婚した者同士。しかし仲良しで、甥っ子とも良好な関係を築いている(と思っている)。

 甥っ子
 大学進学と共に上京、生活能力皆無なため夏から叔父の家に住むことになった若々しい十九歳。昔から叔父のことが性的な意味で好き。ファーストキスは小学五年生の頃、寝ている叔父にそっと。母親の勧めで叔父と住むことになったが、本当は家事くらいできる。叔父と住むことを勧めてくれないかなーという下心の元演技をし、見事勝った。



23日前 No.18

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

17日前 No.19

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh





 世界の国境線はたったひとつ。東と西に分ける直線のみ。喧嘩をしてたり戦争してたりする訳では無い。ただ、関わる必要性がなかったどけ。でも鬼/ファントムに互いに被害にあってるわけだし協力したらいいんじゃないかなーーということで国境付近の軍本部に鬼/ファントム対策委員みたいなやつを作って協力し合う。でも、国境付近に本部あるんだから、互いに牽制してたのかもね。

東側
木材を中心とした家屋が立ち並ぶ。簡単に言えば和風だったり中華風だったり。自軍を東軍と称し、西側を西軍と呼ぶ。敵を『鬼』と呼ぶ。軍服は黒、部隊別のタイとダブルボタンのロングコート。物理攻撃めちゃくちゃ強い。魔術云々に理解はあるが、あんまり得意じゃない。

西側
煉瓦を中心とした家屋が立ち並ぶ。簡単に言えば西洋風。アメリカンなスタイルも此方より。自軍をナイト(騎士)、東側をサムライ(武士)と呼び、敵をファントム(亡霊)と呼ぶ。軍服は白。部隊別のマントを羽織り、パイピングもそれぞれ。太い黒のベルトを締めている。魔術云々に強い。別に腕っ節が弱いという訳では無いが、脳筋より本の虫が多い。


鬼/ファントム
人間を害する何か。それは時に動物の形を、時には植物の形を、あるいは人間の形をして襲いかかってくる。目的は不明だが、人間を捕食する姿が目撃されている。物理攻撃は有効。しかし耐久性は高いし攻撃力も高いため、訓練を積まなければ太刀打ちできない。意思を持つというよりは、意志を持ったなにかに操られている雰囲気。たまに人語を喋る個体もいるが、殆どうわーうあー。理性はない。本能のみ。多数で出現することはあっても、連携はしない。しかしこれから先、どのように変化するか不明。
 人間の形をしていても、雰囲気で判別可能。現段階では。











17日前 No.20

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

※警告に同意して書きこまれました (性的な表現)
16日前 No.21
ページ: 1

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる