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雨ノ溜マリ場。

 ( 書き捨て!小説 )
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雨ノすい。 @amenooto ★Android=wXA6GAmCBY

拝啓、これを読んだ誰かへ。 ここに来てくれた誰かへ。


ぐちゃぐちゃに思い付いたモノだけを溜めていく。

今日はどんなモノが思い付くのだろう。

完結などしないもの。

起承転結などないもの。

そんな文達はまだ未完成だ。
この文は完成させる為に書くんじゃない。

何かを一言伝えたいから書くんだ。

もしも、一つ何かを感じたら一言教えてください。



筆者、雨ノすい。より

ページ: 1


 
 

雨ノすい。 @amenooto ★Android=wXA6GAmCBY


「 向日葵は影では咲かない。 」


ーーー

溜まりに溜まったメールの受信履歴を整理し終わり、"整理"という目的にあれもこれもと手がつけたくなった僕は未送信BOXを何気なく開いた。

数あるメモがわりに使ったどうでもいい記事をせっせとリズムよく削除する。


『 ただ、それでいいんだよ。 』

どうでもいいの集まりだった未送信BOXの一番下に残っていたその一言が何を意味しているか僕はよく知っている。

数年前の高校生の頃の話だ。
根暗な僕 他人と関わるのが苦手な僕が初めてこんなに誰かを考えたのが この言葉をくれた彼女だった。

そんな彼女はもう居ないけど。

他の人がやっていたであろう大勢でのゲームセンターやカラオケやテーマパークなんかの遊びは僕の青春にはなかったけど、確かにキラキラと輝いていたと今ではそう思える。

だって、向日葵みたいな彼女に会えたのだから。
彼女は僕とは違って人気者だった。 優しくて、清純派の可愛さで僕の知る限り誰からも好かれていた。僕の、あの声と話し方が何より可愛いって思っていたのはちょっとした秘密だ。
だから、あの時彼女が居なくなってどれ程の人が悲しんだだろう。 勿論、僕も含めて。



前に誰かが言っていた。向日葵は太陽の光に向かって顔を上げるように咲くのだというのは本当だと思う。
向日葵は影では咲かない。 僕の記憶の中に棲む彼女は最後まで笑っていた。 本当は後ろに伸びていた黒い影を隠すように咲いていたのだと気づいた時には向日葵は終わりの季節を迎えていたのだ。


『 ただ、それでいいんだよ。』


当時は救いの言葉に思えたその言葉が今では切なく思えた。

春の桜で人々が出逢いと別れを思い出すというのならば、僕は一足遅れた夏にきっと思い出すのだろう。
それは多分、僕の中に残った"青春"であり"友情"であり"初恋"であり、何より"生きる"という事だから。

未送信に残った唯一のこの記事に一行言葉を追加をしてアプリを閉じた。


『 向日葵は影では咲かない。 』


4ヶ月前 No.1

雨ノすい。 @amenooto ★Android=wXA6GAmCBY

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4ヶ月前 No.2
ページ: 1

 
 
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