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修羅と畜生

 ( 書き捨て!小説 )
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@hna ★Android=hCCTf9jVNM

リハビリも兼ねて異性愛とか、同性愛とか、雑多に。たいてい不謹慎。
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ページ: 1

 
 

@hna ★Android=hCCTf9jVNM

 ブランコを両の手で握り、飛び立つ瞬間が好きだ。体がふわりと宙を舞う、その瞬間。おれは夜空で一等輝く星になる。

 つらかったこと。かなしかったこと。くるしかったこと。いたかったこと。
 今までのいやなこと全てを忘れて、頭の中を空っぽにして、まるでその身を燃やして堕ちてゆく流れ星のようにうつくしい姿で客の目を楽しませるのはとても気分のいいことだ。お屋敷で働いていた頃もそれなりにしあわせだったけれど、こんなにも満ち足りてはいなかった。
 あの時のおれは小さな窓から夜空を眺めることしかできなくて、きらきらと瞬く星たちだけがたった一つの慰めだった。夢のようにうつくしいそれらを核にして生きてきたのだ。





▽290文字。星に愛されたブランコ乗りの話。

4ヶ月前 No.1

@hna ★Android=hCCTf9jVNM

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4ヶ月前 No.2

@hna ★Android=hCCTf9jVNM

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4ヶ月前 No.3

@hna ★Android=hCCTf9jVNM

 ベリー・メドゥベルグ。それは、この世で一等うつくしい生き物。

 合図と共にカーテンが開かれる。後ろに控えていた女は恭しく礼をすると薔薇色の頬を持ち上げた。たったそれだけのことで、会場中がどよめく。この世の物とは思えぬ美しい生き物の虜になる。俺はこの時、行き過ぎた美は暴力であることを知った。あまりの衝撃に息をすることすら忘れて、夢中でシャッターを切り続ける。
 指はふるえて、心臓はつきりと痛い。けれど、この生き物の前でそんなことはどうだってよかった。

「彼らは総じて薄命で、頭のよい生き物です。愛情に敏く反応し大切にされることを好みます。飼い始めは知能が低く姿も醜悪ではありますが、あなた方が愛情を持って甲斐甲斐しく世話をしてやれば、いたく美しく賢い生き物になるでしょう」

 これは父の愛だ、と。
 鮮やかなマゼンタを細め、父の愛した生き物について語る青年もまた、うつくしい。ともすれば、隣に立つ女よりも整った顔立ちをした彼はベリー・メドゥベルグの開発者の息子らしかった。人間を厭い、最期まで自身の産み出した生き物を愛した男が、唯一愛した人間。それが彼だった。

「僕は、父の愛をあなた方に託したいと思う。この美しい生き物たちをどうか愛してやってください。あなた方の愛で彼らは生きている」







▽527文字。ベリー・メドゥベルグ。醜悪で凶暴な化け物に餌をやり、着飾ってやり、甲斐甲斐しく世話をしてやることでこの世で一等うつくしい生き物になるっていう話。育て方を間違えると人を喰う。余談でしかないけど、イメージはたまご〇ち。お世話をサボるとおやじ〇ちになる感じです。
 よっつめの拍手ありがとうございました。じわじわ増えてくの地味に嬉しいです。

3ヶ月前 No.4

@hna ★Android=hCCTf9jVNM

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3ヶ月前 No.5

@hna ★Android=hCCTf9jVNM

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3ヶ月前 No.6

@hna ★Android=hCCTf9jVNM

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3ヶ月前 No.7
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