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(仮想と少女)適当メモ

 ( 書き捨て!小説 )
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篠葉 @xiv☆8qw5LAZnvEo ★ZDgwVCuXh1_ijL

 文章リハビリ兼練習兼小説メモ帳

 とにかくごちゃまぜでメモする予定

 グロ系苦手だから書くつもりもあんまりないけど、念の為15禁設定
 要自衛

 別設定の小説の切れ端も捨てるかも



 気分で更新
 行き詰まったら落とす可能性あり



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篠葉 @xiv☆8qw5LAZnvEo ★ZDgwVCuXh1_ijL

 時刻は夕方を回り、空は赤から濃紫へのグラデーションを描いている。街の喧騒から離れた閑静な住宅街はまるで家路を急かしているようだ。少女が一人、制服のスカートを腿で押し退けるようにして歩いている。鎖骨まで伸ばした桜色の髪は少女が歩くたびにふわり、ふわりと揺れ、秋の季節に似つかわしくない、春の桜が舞う様を連想させた。
 少女――水門桜葉はふと足を止め、今来た道を振り返る。普段と変わらぬ帰路に、普段と違う足音が二つ近づいてくるのを聞いた。ドタドタと慌ただしく鳴り響いたそれは此方に向かってやってくる。
 足音の主は男だった。背の高い茶髪の男は桜葉の姿を認めると、物陰に隠れて「ここでやり過ごさせてくれ!」小声で訴えた。
 やがてもう一つの足音の主が姿を表した。短く借り揃えられた髪をした男は、辺りを見渡しながら桜葉の前で足を止める。走ったせいで乱れたその服装は、警察官の制服そのものだった。
「すまない、茶髪の男を見なかったか? こっちに来たと思うんだが」
「……その人なら」
 少し考えるそぶりを見せたあと、桜葉は口を開く。
「そこの角を曲がっていきました」
「そうか、ありがとう」
 警察官は軽く礼を述べてから、彼女の指した方向へと走っていった。
「助かった」
 物陰に隠れていた男はため息を吐きながら言う。桜葉よりも頭一つ分以上は背の高いその男は、三白眼で口調も荒く、不良然としていた。何故自分は彼を助けようとしたのだろうか、見れば見るほど不思議に思えてくる。警察に差し出した方が世のためになったのではないだろうか。
「何して追われてたの」
 助けたのだからそのくらい、聞く権利はあるだろうと問いかける。男は少し答えづらそうな表情をしたあと、「何もしてねぇよ」とぶっきらぼうに言った。
 何もせずに警察に追いかけられるはずもなく、訝しげな雰囲気を察したのか男は居心地悪そうに身動ぐ。
「アイツがちょっと勘違いしただけだ」
「なら、そういえばいいんじゃない」
「ちょっと事情が複雑なんだよ」
 それより、と逃げる様に男が言う。
「アンタ、珍しい目してんな」
 桜葉は咄嗟に俯いた。そういえば、学校を出る少し前にカラーコンタクトを落としたのだった。
 彼女の目は、いわゆるオッドアイだった。右目が髪と同じ桜色、左目が若草で、普段は茶色のカラーコンタクトレンズをして隠している。
「……」
 彼女は何も答えることなく、男に背を向けて再び家路につく。男は小さく「あ、」とだけ声を上げるが、強いて彼女を追うことは無かった。

22日前 No.1
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