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日常にだって魅力はある

 ( 書き捨て!小説 )
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インク/inc @hkinc ★PSVita=RRQfGMEoWv

 日常というものは極めてアバウトで適当な基準によって定められているのである。例えば、今この文章を読んでいるそこの君。君にとってこの文書が君の人生を変えるものであれば、今日の君はすでに非日常のなかにいるだろう。しかし、この文書に全く魅力を感じていない人もいるだろう。そういう人はいたって普段通りの日常の中にいるのだ。
 この日常、非日常の基準は人によって違うのである。つまり、それは経験の差と言うことではないだろうか。初めてのことは新鮮に感じ、繰り返しは退屈に感じる。つまりそういうことなのだ。
 それではおかしいではないか。経験を積んだら人生は退屈になってしまうのか。違う。そうではない。日常にも良いことはあるはずなのだ。
 日常にだって魅力はある!!!

メモ2017/10/06 21:21 : インク/inc @hkinc★PSVita-RRQfGMEoWv

基本的にストーリーを書いていくつもりですが唐突にキャラ設定の考察を書きなぐったりし出すので気をつけて下さい。

いいね3つありがとです。


登場人物


池田 優

川崎 つぐみ

ページ: 1


 
 

インク/inc @hkinc ★PSVita=RRQfGMEoWv

 取り敢えず、色々突っ込みたいことはあるのだが、まずは目の前の張り紙から。どう言うことだ。確か俺は部活の見学に来ていたはずだ。こんなよくわからない部活の紹介文を掲げた部活は見たことがない。しかもその文章が部室の入り口に張られているのである。もう訳がわからない。何部だ。
 何の部活か確認しようと生徒手帳を開く。確か部活は全種類のっていたはずだが。いや、のっていなそうである。こんなよくわからない部活の名前は見当たらない。
 入るか、入らないかの葛藤である。
 高校に入学して1ヶ月、部活はめんどくさそうだという偏見を持ち、入部を渋ってきた、しかし目の前のなんだかよくわからない部活以外はもう見て、ダメだと判断した。なんにせよ、そろそろ部活を決めなければならないのである。
「お悩みかね、少年君!!」
突然の声にカバッと頭を上げる、どうやら俺はうつ向いていたらしい。いやいや、そんなことどうでもいい。目の前の張り紙が何処かに消えてしまっている。違う、ドアが開いたのか。そして誰かがいる。
「そんなに驚いた顔をしないでくれよー」
女子の中でも高い方の声で、加えて大きな声で俺の前で喋っているのはこの部活の人間だろうか。
「あの、この部活の方ですかね」
多分先輩だろうから敬語をつかった。
「おう、そうだとも!入部希望者かい?入りたまえ入りたまえ。」
独特な言葉使いの女子は俺の手首を掴んで部室にぐいっと引き込んだ。
ちょっと女子の力じゃないんじゃないですかねというくらいの力で掴まれているため抵抗も出来ずに部室に入ってしまう。
そこには机と椅子が置かれていた。他には何もない。無機質な部屋だ。
「ようこそ、少年君。日常探求部へ」

2ヶ月前 No.1

インク/inc @hkinc ★PSVita=RRQfGMEoWv

今考えれば強引かつ大胆な誘い方だと思う。正常な人間ならまずこの部活に入りたいとは思わない。
ちょっとまて、じゃあ俺も正常では無くなってしまうではないか。前言撤回だ。

それより、なぜあんな訳のわからない展開で俺が入部したのか。それを説明したい。
まず俺は運動が得意ではない。だから運動部はバツ。文化部も吹奏楽は問答無用でバツ。他は茶道とか将棋とか色々あるみたいだが、どれも引かれない。結局、どうしようもなくなってこの日常探求部に入部したわけだ。

ガラガラと引き戸を開ける音で我に帰った。音の源を見れば、この部活の部長で、俺をこの部活へ無理やり引き込んだ張本人の川崎つぐみがいる。
「おぉ!優くん早いじゃないか!」
元気だねぇと思わずうんざりしそうになるほどハイテンションである。
「そりゃ、部活初日ですからね。ちゃんと来ますよ。」
いくらなんでも幽霊部員になるわけにはいかない。こんな幽霊部活であってもだ。
「いいね!いいね!じゃあ早速部活をしようか!!」
まてまて、部員が少なすぎやしないかい。
「他は待たなくていいんですか?」
2人きりはいくら相手が美人でも勘弁してほしい。ていうか、こんな変人恋愛対象には絶対にならない。
「他は今日も用事があるみたい」
つぐみはあからさまに表情が曇った。
その様子だとうすうすこの部活に魅力が無いことを感じ取っているな?
あのテンション高すぎの変人もここまで暗い顔をするのか。なんだか可愛そうになってしまった。
「つぐみ先輩。俺がこの部活に入ったからには絶対に楽しんでやりますからね。」
気がつけば俺はそんなことを言っていた。

2ヶ月前 No.2

インク/inc @hkinc ★PSVita=RRQfGMEoWv

「優くん君は優しいんだね!よしじゃあ部員集めをしようか!!」
本当に勢いだけはピカ一のうちの部長はまた全力疾走しようとしている。おぉなんかラノベのタイトルっぽい。
さて、そんなことはさておき、こいつをとめなければならない。
「まずは落ち着きましょう。」
先輩はキョトンとした瞳で俺を見る
「今は部活の方針を考えるべきですよ」
「方針ってこの部活は日常を探求する。それだけじゃないか。」
先輩はまだ俺の言いたいことが理解できないようである。
「なんかそれってアバウトじゃないですか。そんな部活入りたいとは思わないですよ。普通なら」
「じゃあ君は普通じゃないんだね」
ああ、そうなるな。まぁ、俺は普通じゃないかもな。
「先輩もですね。」
「あぁ、うん、勿論だよ」
「自覚あるんですね」
本当にヤバい奴は自覚がないかと思っていたがそうでもないらしい。
気がつくと先輩は座っていた机をたってまだ若干桜の花が残る窓の外を眺めていた。
窓の外はとて暖かそうである。桜を揺らす風は優しさを感じさせた。
「私はね、どの部活でもお荷物だったんだよ」
それだけに先輩が発した言葉は冬の風のように冷たく感じた。

2ヶ月前 No.3

インク/inc @hkinc ★PSVita=RRQfGMEoWv

暗い話はあまりしたくないし、先輩の言ったことを簡単にまとめよう。
まず、皆知ってると思うけど、この川崎つぐみって人は変人だ。そして、何をしても天才的。スポーツ万能だし楽器もそこそこうまい。おまけに顔も良いときた。これでは嫉妬の大安売りだ。同性には敵ばっかり。異性からは下心ばっかり。それで、見かねた教師が日常探求部を作って、川崎つぐみはそこに留まることになったってわけ。
この先輩が化け物級のスペックを持ってる事は理解した。それなら話が早いのだ。
「先輩。」
重苦しい空気をぶったぎると先輩は窓の外から僕に視線を移した。
「先輩はなんでも出来るんですから、それをいかしましょうよ!」
「部活の話?」
「そうです。日常を探求する部活なら、他人の日常を楽しく変えるお手伝いをしてもいいと思いませんか?」
若干無理やりかもしれない
「日常を楽しくすることを考えて、そしてこの学校の生徒を、いやこの学校を楽しく変えましょうよ。」
いつの間にか俺はこの部活に真剣になっている。
「なるほど、それは素晴らしい考えだね」
先輩は大袈裟に頷いた。
「やりましょう。」
俺は言いつつ鞄からノートを取り出す。そして油性マジックでこう書きなぐった。

あなたの日常をお手伝いします

2ヶ月前 No.4

インク/inc @hkinc ★PSVita=RRQfGMEoWv

〜始まりは意表を突いてやって来る〜

春は人をボーとさせると思う。暖かな日差しと暖かな風は全身の筋肉の緊張を取ってくれる。例えそれが出会って2日の超絶変人美少女と一緒であってもだ。
昨日は深夜テンションだから!若気の至りだから!みたいなテンションで変人先輩と手を取り合って部活の繁栄を誓ったりもしたが、やはり一日目は効果はないらしい。
うちの部活の超絶変人美少女はとても心が素直だから何度も部室の入り口を確認しているが、やはり結果は変わらない
「流石に一日じゃ効果無いですよ」
流石に放っておくと可愛そうなので声をかける。
「後輩君はくやしくないのか!!!」
あーら、俺怒られちゃうのね。
「悔しいってまだ結果がでたわけじゃないですからね。」
「結果ってなんてないんだ!一日目に人が来ないってのが真実でしょ!」
正論が言えるのかこの変人は
「そうですよ。先輩の言う通りですけど流石に厳しいですよ。そもそもこの張り紙見る人が少ないですから。」
「そんなことない!この廊下は人通り多いんだぞ!!」
「あぁ、もうだから暴走しすぎですって!」
「暴走ってなんだい後輩くん!!」
「あの〜」
「暴走じゃないですか!!」
「どこがだい!?私は正論ではなしてるでしょ?」
「あのっ!!」
「ちょっと静かにしててくれ!!」
ん?何かがおかしい。この部屋には俺と先輩だけのはず。
思いだせ、チャットログを誰かがいるぞ。
これは先輩も気がついたらしく俺と先輩は目をあわせ、それからゆっくりと部屋の出入り口をみた。

2ヶ月前 No.5

インク/inc @hkinc ★PSVita=RRQfGMEoWv

「あの〜、入ってもだいじょぶですかね」
目線の先には見たことがあるような人がいた。確か同じクラスだったとおもう。うるさい、確かにクラスでは主張してないけど陰キャじゃないもん!!!
まぁ、いい。そんなことよりなんで同じクラスの人が。
「張り紙を見てくれたのかな!?」
さっきまでの会話はまるで無かったかのような優しい声で喋りかけたのは先輩である。
「そうです!そうです!」
「おお!!やっぱりそうか!効果あったじゃないか後輩くん!」
バッと俺の方を向いて指を指す。あぁ、なんかムカつく。指を指すのは良くないとおもいまーす。
それはそうと、本当にあんな張り紙で人が来るなんて想像してもいなかった。
「それで、なんの用事?」
俺はなるべく無機質に質問する。
「告白したい人がいるんです」
わーお、どうする?俺にはどうしようもないや。
「そうかいそうかい!!手伝うぞ!!」
あらーうちの超人はヤル気満々ですよこりゃ。
外を見ると夕焼けが桜をオレンジいろに染めていた。暖かな風はオレンジ色を揺らしかさかさと優しい音をたてている。俺の部活に起きた大きな一歩は夕焼けに照らされている。

2ヶ月前 No.6
ページ: 1

 
 
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