Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(15) >>
★この記事には「性的な内容」「ショッキングな内容」が含まれます。もし記事に問題がある場合は違反報告してください。

救世主よ、ねむれ

 ( 書き捨て!小説 )
- アクセス(298) - いいね!(3)

猫宮閼伽 @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_yFt


 「 あまいあまい毒を盛ったのは、一体だあれ? 」



****


▽.ここはぼくの創造世界です
▼.えろぐろほも、なんでもござれなのでご注意ください
▽.我が子が常時宴会中のようです
▼.荒らし盗作は固く禁じます
▽.うちよそ関係でよその子をお借りする場合もあります
▼.赤い猫に文才を求めてはいけません



****



 毒を盛ったのは、きっとあの子の最愛の人ね、



3年前 No.0
メモ2017/05/08 15:48 : 猫宮 閼伽☆6PqqtgEep4k @xxsnowdrop★DVZTe29d5v_yFt


拍手(2)ありがとうございます……!

ページ: 1

 
 

猫宮閼伽 @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_yFt


▼ キャラシート


「(キャラにあった台詞をいくつか)」
『(依存症にちなんだ台詞を)』

名前: 白幡 陽(しらはた よう)
性別:男
年齢:十八歳

性格:明るくノリが軽いムードメーカーくん。その性格ゆえちゃらんぽらんな面が目立つため、決して真面目な部類には入らないタイプ。面倒なことは面倒と言ってしまえる性格で、好き嫌いもはっきりしている。面倒見が良いうえに正義感も強く、それが理由かは定かではないが子供好き。しかし、年上に対してはあまり敬意を示したりはしないようで生意気なところも多々ある。一見どこにでもいるちゃらんぽらんな若者だが、意外と本心は大人びている。そのため、素はあまりムードメーカーな感じではなくむしろ物静かな感じ。普段とは打って変わって人を寄せ付けない雰囲気をまとっていることもあるらしい。わりとポーカーフェイスで飄々としているため、掴みにくい人間。自分のことに関してはあまり興味がなく、衣食住が満足にできればそれで良いと考えている。かなりストイックな性格でなにかを成し遂げるためにはある程度の無茶は必要だというのが持論。滅多に自分の素は見せないため、本当の意味での理解者は少ない方なのかもしれない。

容姿:(個性的でも良し、過度の美化はおやめくださいませ。詳しく改行無しの三行ほどでお願いします)

服装:(個性的でも良し。自由です。改行無しで二行ほどでお願いします)

学年/クラス:三年/三組
委員会/部活:風紀委員会副委員長 / 写真部
異常性レベル:(測定基準を参考にどうぞ)
寮:(詳しくは寮設定を)

備考:(一人称等。依存症、トラウマについてもこちらに)なんだかんだで過去に囚われている。

募集:(あれば)

3年前 No.1

猫宮閼伽 @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_yFt

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

3年前 No.2

猫宮閼伽 @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_yFt

▼.うちよそまとめ

( らびたん宅 )
 早乙女 雨月 × 徒花 廃ちゃん
 ハロルド・リー・メイソン × モニカ・ギー・マリエットちゃん
 神細工 真菊くん × 海老沼 楪

( ゆーちゃん宅 )
 天ヶ瀬 冷孤 × 多々良 梵ちゃん
 藤堂 平助くん × 四月一日 胡蝶
 鎖々刈 崇くん × マリアージュ・フランシス・プランタード
 ジャックくん × イヴ

( じょーかー宅 )
 エドワード・コパーフィールド × アリサ・フェリーアくん
 荒鹿沢 新くん × 香月 綴
 西園寺 巴くん × 門叶 蝶子

( あーみん宅 )
 淋 永久 × 九 彩葉ちゃん

( りーちゃん宅 )
 シャルル・アンリ・ベルトワーズ × ミシェラ・ハーツちゃん
 柊 紫苑くん × 汐ノ宮 紀子

( とーやたん宅 )
 朝比奈 巡 × 希望ヶ谷 縁ちゃん
 小鳥遊 友敦 × 四十八願 小睡鳥ちゃん
 クリストファー・ステラ・ミルフォード × ビアンカ・N・ヴェレーノちゃん

( くろ宅 )
 黒崎 刹 × 東 織彦くん
 月詠 犀矢 × 雛鞠 硯ちゃん

( さーちゃん宅 )
 八重樫 遥 × 衢 冬華ちゃん
 鳴神 純 × 八十八夜 幻ちゃん

( なーちゃん宅 )
 生駒 梓 × 藍枷 そよりちゃん
 フィウ・レプティくん × メアリー・ベベ・レッドフォード

3年前 No.3

猫宮閼伽 @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_yFt

▼ キャラシート


「(キャラにあった台詞をいくつか)」
『(依存症にちなんだ台詞を)』

名前:英 朱里(はなぶさ しゅり)
性別:女
年齢:十七歳

性格:つんっと余裕に満ち溢れた悪女ちゃん。

容姿:(個性的でも良し、過度の美化はおやめくださいませ。詳しく改行無しの三行ほどでお願いします)

服装:(個性的でも良し。自由です。改行無しで二行ほどでお願いします)

学年/クラス:二年 / 一組
委員会/部活:図書委員会 / 茶道部
異常性レベル:レベル1
寮:(詳しくは寮設定を)

備考:(一人称等。依存症、トラウマについてもこちらに)虚偽依存症

募集:(あれば)

3年前 No.4

削除済み @xxsnowdrop ★DVZTe29d5v_yFt

【記事主より削除】 ( 2017/08/31 23:28 )

2年前 No.5

削除済み @xxsnowdrop ★Android=D7OBLgxMCN

【記事主より削除】 ( 2017/08/31 23:02 )

2年前 No.6

ねこみやあか @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_yFt


【 ぷろふいーる 】

「(キャラに合う台詞をいくつかお願いします)」

名前:御影院 宵(みかげいん よる)
性別:男
年齢:二十歳

性格:基本的に落ち着いていて大人びた思考の持ち主。冷静沈着なため、軽率な行動も少ない慎重な性格。やや潔癖症なのが玉に瑕だが、それ以外はこれといって非難するところがない紳士くん。意外と腹黒いところもあり、毒舌かな面もある。世間知らずなところもあるが知識欲は旺盛で、常に新しい発見を探している。冷たい性格だと思われがちだが、実は情熱的で内に秘めているものは熱い。ただそれが表情などに表れないだけ。

容姿:艶っぽい藍鉄色の髪。前髪は目にかかるか、かからないか程度の長さで左に向かって流している。後ろ髪は襟足をやや越える長さで全体的に丸いシルエットが印象的な髪型。無造作だが意外にも髪質はいい。猫目のような形の目は葡萄色で黒目勝ち。まつげが長く、おまけに濃いため、まるでマスカラを塗っているかのような感じになっている。そんなまつげに加え、瞳孔がやや開き気味ということもあって目力が人に比べて強い。唇は薄めで発色がよく薄いピンク色をしている。左目の下に泣きぼくろが二つある。中性的な顔立ちで色白、おまけに華奢な身体つきをしている。そのため、中性的で艶かしい風貌となっている。身長は百七十六センチメートルで、チャームポイントは細長い指なんだとか。
鉄紺色の半衿の上に薄色の長着を着用している。長着の身丈は足首が完全に隠れてしまうほどの長さ。長着のそのまた上に紫黒色の羽織を着用している。羽織の袖はかろうじて指先が見える程度の長さで普通の羽織に比べるとかなり長め。ちなみに羽織紐はついていない。腰に茜色の帯を締めており、帯紐は銀色。裸足に黒い一本歯下駄を履いており、歯の長さは十センチメートル。下駄の鼻緒の色は灰藤色。

役柄:貴族の三男坊

備考:一人称は「私」。二人称は基本的には「貴方」だがケースバイケースで変わることもある。常に敬語で丁寧な言葉遣いで話すが、激情に駆られたときや深く心許した相手の前では一人称が「俺」になったり、やや乱暴な言葉遣いになったりと砕けた話し方になる。名門である御影院家の子息として礼儀作法は一通り身につけており、優雅な身のこなしが特徴。無論、三男であることから家を継ぐ可能性は極めて低いが、将来は有望で長男に負けないくらいの人望はあるんだとか。茶道や読書など室内での行動を好む。まったく運動が出来ないわけではないが、人より少し体が弱いため、過度な運動や長時間におよぶ激しい運動は出来ない。

2年前 No.7

ねこみやあか @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_yFt



【 ぷろふいーる 】

「(キャラに合う台詞をいくつかお願いします)」

名前:御影院 宵(みかげいん よる)
性別:男
年齢:二十五歳

性格:基本的に落ち着いていて大人びた思考の持ち主。冷静沈着なため、軽率な行動も少ない慎重な性格。やや潔癖症なのが玉に瑕だが、それ以外はこれといって非難するところがない青年。意外と腹黒いところもあり、毒舌家な面もある。気心の知れた相手に対してはより一層、塩対応となる。世間知らずなところもあるが知識欲は旺盛で、常に新しい発見を探している。冷たい性格だと思われがちだが、実は情熱的で内に秘めているものは熱い。ただそれが表情などに表れないだけ。また女たらしではないものの女性の扱い方については一通り熟知しているんだとか。

容姿:艶っぽい藍鉄色の髪。前髪は目にかかるか、かからないか程度の長さで左に向かって流している。後ろ髪は襟足をやや越える長さで全体的に丸いシルエットが印象的な髪型。無造作だが意外にも髪質はいい。猫目のような形の目は葡萄色で黒目勝ち。まつげが長く、おまけに濃いため、まるでマスカラを塗っているかのような感じになっている。そんなまつげに加え、瞳孔がやや開き気味ということもあって目力が人に比べて強い。唇は薄めで発色がよく薄いピンク色をしている。左目の下に泣きぼくろが二つある。中性的な顔立ちで色白、おまけに華奢な身体つきをしている。そのため、中性的で艶かしい風貌となっている。身長は百七十六センチメートルで、チャームポイントは細長い指なんだとか。
鉄紺色の半衿の上に薄色の長着を着用している。長着の身丈は足首が完全に隠れてしまうほどの長さ。長着のそのまた上に紫黒色の羽織を着用している。羽織の袖はかろうじて指先が見える程度の長さで普通の羽織に比べるとかなり長め。ちなみに羽織紐はついていない。腰に茜色の帯を締めており、帯紐は銀色。裸足に黒い一本歯下駄を履いており、歯の長さは十センチメートル。下駄の鼻緒の色は灰藤色。

役柄:貴族の三男坊

備考:一人称は「私」。二人称は基本的には「貴方」だがケースバイケースで変わることもある。常に敬語で丁寧な言葉遣いで話すが、激情に駆られたときや深く心許した相手の前では一人称が「俺」になったり、やや乱暴な言葉遣いになったりと砕けた話し方になる。名門である御影院家の子息として礼儀作法は一通り身につけており、優雅な身のこなしが特徴。無論、三男であることから家を継ぐ可能性は極めて低いが、将来は有望で長男に負けないくらいの人望はあるんだとか。それでも家を継ぐ気はさらさらなく、そういう運命にある長男を可哀想に思っている。兄弟仲は決して悪くはないものの、まじめで堅物な長男と自由奔放な遊び人の次男を見ては溜息を漏らす毎日を送っている。両親との仲も良好。特に聡明な父親に対して密かに憧れを抱いている。武術よりも茶道や読書など室内での活動を好む。まったく運動が出来ないわけではないが、人より少し体が弱いため、過度な運動や長時間におよぶ激しい運動は出来ない。好きな死に方は練炭自殺。

2年前 No.8

ねこみやあか @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_yFt

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2年前 No.9

ねこみやあか @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_yFt

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2年前 No.10

ねこみやあか @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_PHR

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2年前 No.11

ねこみやあか @xxsnowdrop☆6PqqtgEep4k ★DVZTe29d5v_PHR

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2年前 No.12

皇 朝陽 @coffeedrop☆Tohc/3veYiU ★VJcExFCXG1_vZE

 蜂谷 三津との最初の会話はふっとした世間話だった気がする。
 桜咲く四月の初め、俺はまたいつもと変わらない学生生活が今年度もまた始まったとしか思っていなかった。登校後、昇降口に貼り出されたクラス分けを頼りに今年一年過ごす教室へと足を踏み入れる。二年次の生徒会選挙にて晴れて副会長に任命された俺を見るクラスメイトの視線は痛い程のもので、しかし二見屋家の長男である俺にとってそれは慣れているものでもあった。始業式開始の時間までは自身の教室の自席で過ごすこととなる。時折、声をかけてくるクラスメイトもいたが適当に挨拶を返すに留まった。

「なあなあ、名前なんてーの? ……あ、オレは蜂谷 三津!」

 ふっと振り返ってきた二つ前の席の男子生徒が俺の視界に映る。一つ前の席の女子生徒――確か氷室という名だった気がする――はまだ登校していないようで、にかっとした彼の笑みが俺の視界を占領していた。こいつもどうせ俺の立場や評価を知って仲良くなろうと目論んでいる一人なんだろう。俺は普段通り外面の笑みを二つ前の席の男子生徒に向ける。

「……俺は二見屋 壮だ」
「じゃあ、フタミンだな! よろしくな、フタミン!!」

 俺の名前を聞いてもきょとんっとして屈託のない笑みを浮かべる蜂谷に俺は心底驚いた。二見屋 壮、その名を出せばほとんどの生徒が「あの二見屋くん? 生徒会副会長の?」と口にするのに。だからこそ、俺の蜂谷に対する第一印象は変わった奴だった。そのうえ、フタミンだなんて急に変な愛称をつけやがって、こいつの頭はどうなっているんだ。

「蜂谷とは初めて同じクラスになると思うが部活はなにを? ……まさか帰宅部じゃないよな?」
「んーと、オレはサッカー部なんだけどほぼ幽霊部員って感じだな! ってか蜂谷なんて寂しい呼び方すんなよ、三津で良いって! そういうフタミンは何部?」
「俺は弓道部だ。生徒会の仕事が忙しくて、最近はそこまで意欲的に活動できていないが……」

 まあ、暫く世間話をしていればいいだろう。そう考えた俺は無難な部活動の話題を蜂谷に振ってみた。するとどうだろう、彼は幽霊部員であることを胸を張って主張してきた。それは自慢できることなのかと俺は呆れたような目を彼に向ける。そして、初対面で一言二言しか言葉を交わしたことのない俺に向かって下の名前で呼べだなんて、こいつの頭の中は本当にどうなっているんだと俺は呆れることしかできなかった。

8ヶ月前 No.13

皇 朝陽 @coffeedrop☆Tohc/3veYiU ★VJcExFCXG1_vZE

『蜂谷 三津と二見屋 壮の出会い、そして肝試しに至るまで』


 蜂谷 三津との最初の会話はふっとした世間話だった気がする。
 桜咲く四月の初め、俺はまたいつもと変わらない学生生活が今年度もまた始まったとしか思っていなかった。登校後、昇降口に貼り出されたクラス分けを頼りに今年一年過ごす教室へと足を踏み入れる。二年次の生徒会選挙にて晴れて副会長に任命された俺を見るクラスメイトの視線は痛い程のもので、しかし二見屋家の長男である俺にとってそれは慣れているものでもあった。始業式開始の時間までは自身の教室の自席で過ごすこととなる。時折、声をかけてくるクラスメイトもいたが適当に挨拶を返すに留まった。

「なあなあ、名前なんてーの? ……あ、オレは蜂谷 三津!」

 ふっと振り返ってきた二つ前の席の男子生徒が俺の視界に映る。一つ前の席の女子生徒――確か氷室という名だった気がする――はまだ登校していないようで、にかっとした彼の笑みが俺の視界を占領していた。こいつもどうせ俺の立場や評価を知って仲良くなろうと目論んでいる一人なんだろう。俺は普段通り外面の笑みを二つ前の席の男子生徒に向ける。

「……俺は二見屋 壮だ」
「じゃあ、フタミンだな! よろしくな、フタミン!! あ、オレは蜂谷 三津!」

 俺の名前を聞いてもきょとんっとして屈託のない笑みを浮かべる蜂谷に俺は心底驚いた。二見屋 壮、その名を出せばほとんどの生徒が「あの二見屋くん? 生徒会副会長の?」と口にするのに。だからこそ、俺の蜂谷に対する第一印象は変わった奴だった。そのうえ、フタミンだなんて急に変な愛称をつけやがって、こいつの頭はどうなっているんだ。

「蜂谷とは初めて同じクラスになると思うが部活はなにを? ……まさか帰宅部じゃないよな?」
「んーと、オレはサッカー部なんだけどほぼ幽霊部員って感じだな! ってか蜂谷なんて寂しい呼び方すんなよ、三津で良いって! そういうフタミンは何部?」
「俺は弓道部だ。生徒会の仕事が忙しくて、最近はそこまで意欲的に活動できていないが……」

 まあ、暫く世間話をしていればいいだろう。そう考えた俺は無難な部活動の話題を蜂谷に振ってみた。するとどうだろう、彼は幽霊部員であることを胸を張って主張してきた。それは自慢できることなのかと俺は呆れたような目を彼に向ける。そして、初対面で一言二言しか言葉を交わしたことのない俺に向かって下の名前で呼べだなんて、こいつの頭の中は本当にどうなっているんだと俺は呆れることしかできなかった。それでも他の奴とは少し違った蜂谷に俺は珍しく興味を抱けた。

***

 あの出会いから数ヶ月。俺はすっかり三津の御守役になっていた。授業で出された課題やその日の宿題に至るまで学問に関する面倒をさり気なく担任に押し付けられた気がしてならないのが本音だが、それでも出来の悪い三津に付き合いきれているのはあいつが俺を生徒会副会長の、二見屋財閥の御曹司の、二見屋壮だと見ていないからだろう。あいつは俺を一人の友人――俺としては心を許せる唯一無二の親友なのだが――として認識してくれている。生まれてこの方、同い年でそういった仲になる相手がいなかった俺にとって三津の存在は大きかった。

「高校最後の思い出作りに、この学校の七不思議を解き明かそうぜ!」

 そんな三津が肝試しを持ち掛けてきた。それは日常会話の延長線上で大学受験を控えた高校三年生が純粋に気にするであろう成績の話をしている最中の出来事であった。我が桔梗阪高校に伝わる七不思議。正直興味はあったが気が乗らない。しかし、俺のそんな気持ちは他所にあいつはクラスメイトである根崎優美子と氷室愛飴をも誘っている。俺の意見はガン無視かと溜息しか出なかったが、ある意味それがあいつの良いところで。仕方なく俺もその肝試しとやらに参加することとなった。そこで俺達がどんな怪異に出会ったのかはまた別の話――――。


//

企画の肝試しより、眠人様が生みの親の蜂谷 三津くんをお借りしました!

8ヶ月前 No.14

皇 朝陽 @coffeedrop☆Tohc/3veYiU ★VJcExFCXG1_BaP


 彼女は決まって雨の日にだけ現れる。

 就職を機に地元から上京してきた俺は気付けば社会人三年目の春を迎えていた。何の変哲もない毎日がただただ過ぎていくだけ。繁忙期は目まぐるしい日々を送り、閑散期はゆったりとした日々を送る。そんな毎日の繰り返し。そのことに飽きたわけでもなければ、楽しんでるわけでもない。皆そんなものだろう。
 彼女と出会ったのは冷たい雨がしとしとと降り続ける日だった。よく行くカフェの窓際の席に彼女はひとりで座っていた。誰かと待ち合わせをしている素振りはなく、ただ物憂げな顔で窓の外を眺めている。その姿に俺は目を奪われた。彼女と話をしてみたい。見ず知らずの人に対してそんなことを思うのは可笑しいことだというのは分かっている。けれど、俺はどうしようもできない衝動に駆られた。

「――――あの、」

 気付いた時には声をかけていた。

2ヶ月前 No.15
ページ: 1

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる