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胃袋16:24

 ( 書き捨て!小説 )
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むっく @lupus☆pPLl3rrZrEE ★zmzlCWJ3Nb_XWi

主にオリキャラの話を置いていきます。片方の書き捨てよりかは明るめ
様々な表現を含みますので、閲覧の際はご注意ください

メモ2017/03/19 15:48 : むっく☆pPLl3rrZrEE @lupus★zmzlCWJ3Nb_XWi



■シリーズ物

【アイビー】古川澪、本郷茉巳/乙女・茉巳の恋愛話

【夏の朝には花束を】藤山啓介、松岡濱正、芝野秀、宮家埜乃、唯川琳、篠原爽/腐れ縁六人組のよくある青春

【トカゲ】遠島千景、佐瀬良、一透、夕映遠、篠ノ井しのぶ、花鹿幸/サソリの部屋にトカゲが居候している話

【善人良人】深水善、米良由/ヤンデレメンヘラが良由をひたすらに愛する話

【忘却(ゆめ)】夕波まめ、浅井騎士/忘れたいゆめの共依存

【「寡黙≠優しさ」】弦木千尋、瀬口龍成、森下幸、甘久都甘/千尋が総受けなだけ

【有能処の外れ屋】笹目久めぐる、梔子スズメ、雨宿鐘、徒花ぴいこ、夜中真中、篭日ヤヱ/各々の特技を活かした何でも屋の話

【やさしいあくま】九十九、雪、貴蛇、戌一、天屯、炉鬼/みんなやさしいだけの話

【H-a-S】木上好、玉追きいと、日野江恵、火喰通子、土枝五、戸槌春誠、荒七かのえ、紳斤かのと、みずのえたまき、ミッチェル・シートン/物理で殴り合う学園バトル

【だるまあそび】唐美ヰ子、冷端ゆはた、塩屋撫子、舞踏赤、舞踏白、黍酒羊/マフィアのボスを誰が殺すか


■キャラクター単体

アリシア・バチェラー

藺月染南

藺月詩音

藺月灯鵺

エディー・ローレンス

白瀬夜々

マシュー・エマーソン

ルイザ・グレンヴィル

薪平秋平

花束真南

黒神灰羅

大石田睡

冬青るうた

関連リンク: 胚胎 
ページ: 1


 
 

むっく @lupus☆pPLl3rrZrEE ★zmzlCWJ3Nb_XWi



 お風呂上り。あたしの顔の色が白く変わる。
 特性パックを頬に押し付けながら鏡に目をやると、今日も今日とて可愛いあたしが映っている。あーあ、白い頬をギュウギュウと押すぶん、美容液が肌に染みていったらいいのになあ。それから澪から連絡がきたらいいのになあ。そしてついでにあたしのこと好きになってくれたらいいのになあ。……いや、ついでじゃだめなんだ。だからこうやって努力しているんだ。
 今日も今日とて夢を見ている。でもこうして必死に自分を磨いていたって、意中の相手は振り向きなんてしないのだ、それくらい構わないでしょ。ああ、女の子はいつだって夢見ていたいのだ! そんなふうに慰めると今度はテーブルの下から籠を取り出す。そしてその中に入ってる美容ローラーをゴリゴリ転がしていく。痛い。相変わらず痛い。太ももは何度やっても慣れない。
 テーブルの上では好きな音楽が流れている。ポップで可愛い恋の歌。あたしのやる気を続けさせる大事な歌。能天気に鼻歌まで歌いながら痛いローラーをしばらく転がしていると、夜九時の鐘が掛け時計から響いた。と同時に携帯の通知音がわずかに聞こえる。澪かな、澪かな? 澪だといいな。少しの期待とドキドキ。――だけど、澪からではなくて、それなりに仲の良い友達からのお誘いメールで、大袈裟に肩を落とした。それでもちゃんと返信する。

 ピロンッ。

 また通知。美容ローラーを籠の中に戻したときに鳴った知らせに声に出して溜め息を吐いた。あああ、些細なことで一喜一憂してばかみたいだなあ。どうしたら振り向いてもらえるかなあ。そんなことを考えながら携帯に手を伸ばす。目に痛いほどに眩しい画面。そこに浮かぶ一文字。
家族で旅行いくから茉巳もどうだって 親が
 澪の文字。
 あたしは「えっ」と声をもらした。パックがはがれた気がした。旅行? 澪とあたしで? それは、えっと、つまりは、デート? 澪ってばいきなりすぎるよ。えへへ、えへへ、と頬が緩む。デートってことはあたしのこと好きってことでいいのかな。そうだといいなあ!
もちろん! 行く! デート! する!
デートじゃねえ家族旅行
 行く気満々な返信をすると即行でデートを否定されてしまった。たとえ澪の家族旅行のオマケだとしても、澪といろんな場所で過ごせるのなら構わない。ここでやっと、ようやく、あたしが日頃から頑張ってる努力が報われるんだ。こうしてパックして、足細くして、可愛くなるのは澪のためなのだ。この旅行(デート)をきっかけに好きになってもらうんだ。ようし、頑張るぞ。鏡の前でにんまりとした笑顔を作ってみる。あーあ、今日も可愛い! これなら明日も、旅行当日だって可愛いはず。
「あっ、パック取れてきたっ、やば!」
 おでこから着実に落ちてくるパックを慌てて押さえて、もう一度貼りなおす。
 待ってろー、澪。旅行中にあたしの可愛さを思い知らせてやるんだから。それで、お前じゃなきゃだめだって、……好きだって、言わせてみせるんだから。えへへっ、楽しみだなあ。


2ヶ月前 No.1

むっく @lupus☆pPLl3rrZrEE ★zmzlCWJ3Nb_jWF

救済を犯せ
神(世界を統べる神)と小神(こがみ/そのほかの神)の話
主に小神同士の醜い跡継ぎ争いのようなもの。ギャグ
「次期かみさまなんだから早くあがめろ?」「俺が神になったらなあ、うーん、なにしよっかあ!でも楽しみだな!」「早く神殺しておれが神に、神に、神になっておまえら全員ここから追放してやる」「やだなあ……次期神はどうあがいてもぼくなんだけどなあ……」

プライベート・ハーム
重くて暗くてめんどうくさい話
甘湯、春踏、水掛
「あまくん、あまくん」「ちょっとちょっと、お前が赤にしろって言ったから赤なんですけど!」「はるふみさん、一緒にお話しませんか」「私があなたの心臓になりましょう。それではいけませんか」「死んだ人は帰らない、帰らない、帰らないよ、こんなに、求めてるのに、帰ってこないんだよ!」

Wan!
重くて暗くてどうしようもない話
芹塔、細、湯ヰ、歩廊々
「僕のことをヘイトと呼ぶの、いい加減やめてください」「一緒に死のうか、トイ」「何百年口説かれようと僕の気持ちは変わらないよ」「ぼくでは、だめなのか」「すこうし、休ませてくれ」「いつだって正直だよ、ぼくは」

あなたの町の回収屋(仮)
パンダさんの愛称を持つ回収屋の話。短めの小説にしようと思っている
「パダはね、やさしいからね」「キャッチフレーズを考えてほしいんだ」「ん? パダはいつでもパダだよ」「あ、回収するものありますか」
「パンダさんはほんと、気楽でいいっすね」「そうだね。君は毎日つらいのかな?」「パンダさん、たまに生ごみみたいなものも回収してますよね」「うん。何でも回収してるよ」

1ヶ月前 No.2

むっく @lupus☆pPLl3rrZrEE ★zmzlCWJ3Nb_ya5

パンダさんの小説の断片。息抜き。

 ぼくの町には不思議な回収屋がいる。透けるような金髪を押さえるためか、いつも、茶色いタオルを額に巻いては不定期に町を練り歩いている。通称パンダさん。なぜかって、彼の目にはパンダと思えるくらいのクマがあるんだ。まあ、本人が言うには、クマが濃いのを隠すためにわざとああいうメイクをしているらしい。木を隠すには森に? それにしても大袈裟だ。目の周りいっぱい真っ黒じゃあ、この街の住民以外怖がって近寄らないだろうに。それだと仕事にならないように思える。瞳は青くきれいだというのに。
 ガラ、ガラガラ、ガラ。
 パンダさんの回収車を引きずる音がする。パンダさんは、四角くできた木製の手押し車を回収車として使っている。大人一人は余裕で入る大きなものだ。それを人力車のような要領で引きずっている。
 ガラガラ、ガラ、ガガ、ガ――ガコッ。
 回収車がなにかに引っかかったみたいだ。パンダさんは抜けているから、回収車が道路のくぼみに引っかかったり、どこかにぶつけたりするのは日常茶飯事である。たまに年甲斐もなく迷子になっているときすらある。そのときはみんながパンダさんに道案内するのだが、回収屋が回収されるというのはいかがなものか……いや、まあ、パンダさんだからな……。
 ガ、ガガガ、ガッ、ガゴゴゴゴ。
 ずっと道路を削る音がしている。中々抜けだせていないようだ。ぼくが前に進むたび、その音が大きく近くなってきていたから、もうそろそろパンダさんと出くわす気がして少しワクワクした。
「あ、パンダさん」
 会える気がしてから一分くらいで本当に出会った。ぼくの予想通り、回収車のタイヤが道路のくぼみにハマっている。しかもちょうどそこは坂道になっていて、さらには彼にとって上り坂だったせいで中々進めないでいたようだ。
 ぼくが声をかけると、パンダさんは前に進もうとする足を止め、振り返る。回収車には大量の廃棄物。あ、と思った。転がり落ちる、と思った。パンダさんは転がり落ちてきた。ズルッと長い足がすべり、ガラガラガラと回収車とパンダさんが後退してくる。あ、受け止めなければ。

1ヶ月前 No.3
ページ: 1

 
 
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