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いわゆる素案の集合体

 ( 書き捨て!小説 )
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色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

現在思案している小説『土人形』や『縊死』、『ふるべ』の断片的な節や、
考え途中のラノベ的な『祭壇と炉』、『人々達の征戦』の素案を、
書き捨てては固める場。
最初はこういう紹介だけにして、
次のレスから書き捨てていこうと思う次第です。
よろしくお願いします。

メモ2017/01/03 17:47 : 色素は素知らぬ☆uE45ODqkys8m @052710★PSVita-BPmPlR9fLL

再起しない後悔の小説が多い様な気がします。

ちょっとショッキングな表現があるかもしれません。

関連リンク: 土偶 
ページ: 1


 
 

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

別れた。最後の交流であった。
その後、彼が死んだと言うわけでは無い。
逢わなくなった。
顔も、もう明確に覚えていない。
当時、それが最も良い、最善の手の様に思えた。
互いに傷を抉る事もせず、ある日ぴたっと別れる。
互いに夢見た、理想の疎遠だった筈である。
 私は今、涙を流しているのだ。
理想の疎遠、ふざけないでくれ。
何が、理想の疎遠。
彼は知らぬが、私は微塵も、別れたくなかった。
別れるにしても、愛に満ちた別れを望んでいた。
それを、我々は互いに臆病。
臆病さ故に、踏み入らず、ことなかれと口にして、
何事も無かった様に、別れたのだ。
これを弱さと云わずに、何と呼ぶ?
愛してる、と言いたかった。
臭い台詞だ。気障ったらしい。私なら吐いて捨てる。
だけれども、言わなければならなかった様にも思える。
ああ、私はこんなにも弱い。
人の子一人とも、真剣に向き合えない。
莫迦みたいな交歓の末に、漸く安っぽい鍍金で以て、
関係を構築する事を可能にする。
そして、その関係も、慾と怠惰に満ちた腐乱の絲。
私を殺してください、とは言わない。
ただせめて一言、私に剣を下さい。
一尺程の刃渡りの、鋭い剣。
純白の剣を私に下さい。
その剣で以て、あなたたちに見せてやりたい。
嘲笑と淫慾に満ちた、私の汚泥の様な血液を!

2ヶ月前 No.1

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

愛していると、君は言ったね。
ちょっと濡れた手紙を差し出して、君は言った。
今でも時折、あの日を思い出しては、頭を抱える。
信じていれば良かった。
私はいつだって、心に猜疑の畜生を飼っている。
寝静まる事の無い、不眠の悪癖。
あるいは、不治の傲慢。
私は君の言葉を疑った。
どうせ心の底からの愛では無い。
その場凌ぎの、口先だけの法螺である。
私が厄介だから、宥める為に言ったに違い無い。
そう、穿った。見せ掛けだけの洞察を頼りにした。
それ以来、君が私に言ったどんな感謝の言葉も、
内心ほくそ笑みながらの、ひた隠しの罵倒に思えて、
一度だって真剣に、その言葉に感謝する事は無かった。
私は、愚かである。
自分を他の誰より大事にしてくれる人間に対してでさえ、
底の知れぬ恐怖と疑いを抱くのであるから。
 人として、莫迦らしい。
人間に為せる最大の不義理を、私は行った。
それも、今となっては最愛の女性に。
皮肉な事に、私は彼女を生け贄にする事によって、
彼女への愛情を確立させたのである。
私に、人は愛せない。
それを刻み付けた、あの手紙。
破けば楽になれるだろうに、破こうにも破けない。
未だ尚も、未練がましくすがっているのだ。
彼女の寵愛に。

2ヶ月前 No.2

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

では聞きますが、この重ったい頭を、
毎夜毎夜、半狂乱の気違いみたいに掻きむしり続けて、
そして垂れた生暖かい血液を、
貴女は手で掬って、飲み干してくださるのですか。
貴女を傷附けまいと、絶叫を抑え、
死ぬ思いで千切り取った爪を、
貴女はべっこう飴を食べるみたいに舐め回してくれるのですか。
例えば、例えば私が自らを命を絶ったとして、
その死体の、眼球か何かで以てロザリオを造り、
死ぬまで肌身離さず、身に付けてくださるのですか。
私のこの言葉は、貴方に一切を望むものではありません。
この言葉は、その異常性で以て、この世の不信心を叫ぶものなのです。
貴女がその頭から鮮血を滴らせたならば、
私はそれを、生涯最高とも言える笑みで以て啜り飲みます。
貴女が私を想い憂い、その爪を千切り取ったならば、
私は貴女に濃厚な接吻をした後、
その爪を至福の表情で口に含み、舐め、噛み、
それこそ愛娘を愛する様に、食します。
貴女が自らを命を絶ったならば、
私は貴女の丸っこい眼球と、可愛らしい舌と、
そして少々焼けた薄黒い掌で以て、
貴女を信仰する為だけの、豪華なロザリオを造ります。
ああ、私か、貴女。
どちらかが、早く死ぬる事が出来れば良いと思う。
私は未だに貴女に会えない。
十五年前、貴女があの男に拐われた時、
貴女を殺せば良かったのかもしれない。
あの男は、死人を愛せぬ。貴女が死ねば、きっと逃げた。
私は違う。死んだ貴女でも愛せた。
死んだ貴女にでも、普段通り愛し合い、
そして最高の愛情表現として、いつものベッドに貴女を寝かせ、
それに寄り掛かる様に私が死ぬ事も出来た筈である。
なのに殺さなかった。貴女を殺す事は、私にとって、
親を殺す事よりも重い罪であり、罰で有った。
だが、今思えばそんな事無かったのだと感じる。
お陰で今貴女は、何処とも知れぬ場所で、
死ぬ事さえ許されず、ただ生かされている。
死人も愛せない人々が、貴女を死体の様に扱う。
生き地獄。きっともう、私の顔も覚えていない。
それどころか、自分の名も、覚えていないだろう。
ああ、もし神様が居るのなら、私は喉が潰れても叫び続ける。
もし貴方が人の命を操れるのであるならば、
お願いします。彼女を殺してあげてください。
この世で最も安らかな死で以て、彼女を殺してあげてください。
そして、彼女を拐い、今快楽の渦中に居るあの男の顔に、
腕に、脚に、胴に、臓器に、そして、彼の子供と、その子供にも、
生涯、いや、来世。幾度生まれ変わったとしても消えぬ、
"呪"の文字の傷を、刻み付けて下さい。
彼に二度と、幸福を与えないで下さい。
寧ろ千度懺悔しても決して許される事の無い地獄の罪を、
彼にお与え下さい。それが幸福を捨てた私達に対する、
最大の報酬なのです。最大の喜びなのです。
私のこの言葉は、世間の無力さの改善を要求するものではありません。
私という小さな人間の、巨大な悲痛と憎悪と殺意で以て、
この世の不信心を叫ぶものなのです。

2ヶ月前 No.3

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

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2ヶ月前 No.4

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

死ぬ為に、生きているのではありません。
生きるという過程の中で、どうにも死ぬ事が最良の選択に思えたのです。
何も最初から、死ぬ事に対して救いを感ぜられた訳ではありません。
所謂世の中と呼ばれる者が、私の顔面に条理の唾を吐き捨て、
私が唯一抱いた愛情の結晶を、快楽の金槌で以て粉々に叩き割られた故です。

コリントの信徒への手紙、第十三章
"Does not rejoice in iniquity, but rejoices in the truth."
  (愛は不道徳を歓ばず、ただ真実に歓ぶ。)

ああ、私は愛を喪ったのです。
不道徳にまみれた故、愛を喪ったのです。
私には微塵の真実も在りません。
私は空っぽなのです。何も在りません。
故に死なんとするのです。
虚無より、死を愛すのであります。

2ヶ月前 No.5

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

ああ、やはり、人を愛するという事ほど、
人に生命を実感させるものは、無い。
人は人を愛する為だけに、
あるいは、命を愛する為だけに、
生まれてきたのでは有るまいかと、そう体感せられる。
人が人である所以は、
その知性と陰湿さに非ず。
寧ろ、その愛情で以て陰陽にも成る事の出来る、
愛情の奴隷とも謂えるその性質に有るのではないだろうか。
愛とは、錆びた刀。
人に依れば価値無き塵にも、価値有る財にも為り、
研けば耀き、放てば腐食。
そして、其れで以て傷附けば、切断余儀無い、破傷風。

2ヶ月前 No.6

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

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2ヶ月前 No.7

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

「貧しいてのは、どうにもいけねえ。」
父が、大きなマニキュアの容器みたいな酒瓶から、
黄金色のウイスキイを汚れたコップに注いで、
愚痴るみたいにそう言った。
顔の紅さと、呂律の回らぬ言い方から、
たち悪く酔っている事は容易に推測出来たから、
私は宥める様に、また少々賛同しながら、
厭らしい下卑た猫撫で声で以て、
「まあねえ。金というのは、大事ですよ。」
と父に対して言った。
すると、台所でボロボロの皿を洗っていた母が、
気違いみたいな眼をして此方へやってきて、
「いいじゃない、金が無くたって。何よ、貧しいから、何なのよ。
 金が無きゃ、人でなしだとでも言うの。
 そうしてまた、私を莫迦にするのね。莫迦にしてるんでしょう。
 分かるわよ、私には。莫迦にしないで! 人でなしは貴方のほうよ!」
と、半狂乱になって叫び、そして泣き崩れた。
母は幾年ほど前までは、それなりに歴史の有る名家の生まれで、
所謂富裕層にも似た生活を送っていたのだが、
二十代目の家主がまるで未熟児の様な阿呆だったらしく、
永々蓄えてきた財の殆どを、酒と煙草と淫売婦と、
またその家に仕えていた幾人かの可愛らしい女中に対する、
貢物染みたプレゼント(その大半は虹色のお洋服だとか、
ルビイを散りばめた高価な指輪だとか、成金めいた物であった)
だとかに全部使い切ってしまった様で、
しかも、ツケだ何だと言って募り積もった多額の借金を家に残して、
当の本人は淫売婦と首を括って死にやがったのである。
借金を返す為に、代々受け継いだ家も売り払い、
当時の会社員が一ヶ月働いて漸く手に入れる給料の額に等しい
高額な仕送りも無くなってしまったから、
富裕層特有の貴族的文明的な生活など夢のまた夢、
その元 名家に生まれた事が最早何の意味も成さず、
瞬く間に没落してしまって、とても裕福とは言えぬ、
貧困層と呼ばれるべき生活を余儀無くされたのだった。
それは勿論母も同じで、一時期は貴婦人やらセレブやら、
小っ恥ずかしいほど持て囃されていたものだが、
近頃は蛸みたいな酔漢から乞食とか疫病神とかそうした
面罵の言葉を浴びせかけられている様で、
一昨年、遂に精神を病んで、白痴の様になってしまっているのである。
それ以来、何か話をしているとすっ飛んで来て、
莫迦にするなと奇声を発しては大きく泣きじゃくるのである。
この日もそれは同じであった。
母が大きく泣き叫ぶと、私は悪くないのと言って、
膝をついて更に大きく泣き始めた。
すると父はウイスキイの入ったコップを壁に叩き付けて、
「おい木多。何で母親を泣かせるんだ、ええ?
 お前の母さんだぞ、聞いてるのか。
 何で母親を泣かせたんだ、言えよ、おい!」
と激しく喧しい、聞き取りにくい声で呶鳴って、
ウイスキイの入っていた酒瓶で以て、力任せに私の頬を殴るのだった。
堪らず倒れた私を父は見下ろして、そして直ぐ、
私の下腹部辺りに跨がって、人殺しの眼をして、また言った。
「おい、聞いてるのかよ。返事をしろよ、気違いめ。
 何で泣かせるんだ、何で母親を泣かせるんだ、言ってみろ、言ってみろ!」
父は顔を紅くさせ、ギチギチと不快な歯軋りをした後、
私の胃の辺り(鳩尾のすぐ下辺りだと思われた)を勢い良く、拳で一回殴った。
胃液が込み上げてきて、溺れそうな気がして、
呼吸もろくに出来ず、呻き声をあげる事しか出来ない私が、
意地を張った生意気な畜生にでも、父の眼には映ったのだろうか。
身を捩って苦痛を和らげんと、泣きながら体を動かす私の頬を、
更に数回、加減も知らずに殴打した。
これが私の、所謂日常であった。
その数時間後には、母は家事に打ち込み、
父は酔って寝てしまって、起きたら平気で親の顔をし、
随分腫れた(あるいは凹んだ)私の顔を見て、
大丈夫か、何かあったのかと、目を丸くして聞いてきやがる。
しかし、それも一瞬で、次の瞬間には
誰にやられたんだ、誰がやったんだと怒号を発して、
言わなければ親に言えない様な事をしているのかと、
私の首根っこを掴んで、これまた力任せに顔面を殴ってくる。
酔った父さんにやられたんだ、と言うと、
莫迦みたいに泣き出して、ごめんな、駄目な父親でごめんな、と、
私を抱き締めやがる。その度、私は嫌気が差すのである。
よもや泥酔しているとはいえ、息子の顔面を加減無く、
そしてそれも、幾度と無く殴り倒して、
しまいには酒瓶で力任せに頭を殴打する、
私はもしや親に殺されるのではあるまいかと感ぜられる程に狂った
父親が、私を抱き締めているのである。
恐怖以外に、何を抱くと言うのか。
寧ろ私の目の前で、包丁を喉に突き刺してくれた方が余程救われる。
だが、父が謝れば謝ったで、母が奇声を発して登場し、
「ああ、旦那様、旦那様! 私のせいで、私のせいで、
 泣いておられるの。違いましょう。
 旦那様は、そんな方では無いわよね。
 貴方はそんなに残酷では無いわよね。分かるわよ。
 どうして泣いているの。
 人生に、疲れたのかしら。そうね、きっとそうだわ。
 死にましょうか、いっそ、死にましょう。」
と言って、私と父に包丁を突き立てようとするから、
父は激昂して母を殴り、
「ふざけるな、死なんぞ、俺は死なん!」
とこれまた喧しく叫ぶ。そして母は号泣し、
我に返った父は号泣する母を見て、また怒り、
そこかしこにある物、例えば灰皿やら電話やら時計やらを、
やたらめったらにぶん投げて、その行き場の無い憤怒は、
最終的に私に向けられるのである。

2ヶ月前 No.8

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

その瞬間、私は舞い上がった。歓喜した。
認められた様な気がした。
受け入れる事を許された様な気がした。
愛する人からの、たった一度の抱擁(勿論、それは端から見れば
抱擁などとは程遠い、握手に近いものであった。)で、
私はこの先に在る如何なる苦難も、
然したる問題には思えなくなるほど、素敵な射幸感に満ちた。
ああ、今この場で叫びたい。
発狂し、踊り狂い、このどうにも表現出来ぬこの歓びを、
自らの体躯全てで以て表したい。
彼の苦痛を、知ることを許されたのである。
彼は私を気味悪く思うやも知れぬが、
私は愛情の信徒なのである。
エホバとて、愛の前には無力だと、私には思われる。
何も私は唯一神を侮辱し、また冒涜しているわけではない。
だが、やはりどうにも、愛に勝るものなどこの世には無い様に思われる。
破滅も、衰退も、否、如何なる事象も、
愛情無くしては、成り立ち得ぬ!

2ヶ月前 No.9

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

嗚呼、有無、皆無とは此ういう事を云うのだろうね。
暗闇も無し、黒も無し、先ず色さへも無く、
其処に空間が在るのかさへ、妖しい。
存在と謂ふ存在が見当たらぬ。
まるで其処には、何もかもが存在して居て、
また何とも無くて、人の生涯が其処に詰め込まれて、
永遠に蠢き続ける様な珍奇の事象。
彼の朋は此う言うた。
「低俗窮まる。耻をさへ知らぬのかね、愚蒙。」
彼は何も怒り狂うて居るのでは無ゐ。
其の似非の気丈、紛いの高貴で以て、
厭きれ、忌み、酷く下らぬと罵ってゐるに過ぎぬ。
智恵は人から情を奪ゐ、何ふにも愚かしい者へと成り下がらせるので或る。
其ふして、仲違ゐをし、瑕附け合って、錆た懷釖で以て、
相手の指の逆剥に鋒を起てては、下卑た凱歌を謳うので或りませう。

"衛るも攻むるも鐡の、浮べる城ぞ恃みなる。
 浮べる其の城日ノ本の、皇國の四方を衛るべし。"

2ヶ月前 No.10

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

親が言った。
「言わなくても、周りはしっかりお前の事を見てる。」
私は確信した。ああ、親と言う生き物は、この世で最も嘘を附く。
私の事を見ているのならば、彼女は何故あんな人でなしの、
女々しい野郎に靡いたのか。
周りが私の事を見ているのならば、
苦痛に喘ぎ、血の泡を吐く私に対して、
何故あなた方”親”は、「お前は何も考えていない」と吐き捨てるのか。
親と言う生き物。私にはそれが不可解でならない。
或る日、一人の信頼出来る友人に私は愚痴を溢した。
「私は親が、嫌いでならないんだ。不気味で、おぞましい。
 もし私が自死を選ぶ時は、親も殺してやろうと思っている。」
すると友人は、苦虫を噛み潰した様な表情で、
ただ一言、親不孝だな。と言って、急用を思い出した、と去っていった。
親不孝、とは言ったが、その内心、私を人でなしと罵倒していた様な気もする。
親と言う生き物。
子は親の背中を見て育つ、という言葉が有った。
あれは間違いである。
子は自分と最も接する人間の真似をして育つのである。
親と言う生き物。私には不可解でならない。

2ヶ月前 No.11

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=BPmPlR9fLL

「辛い事から目を背けるな。」
嫌です。私はこれからも苦痛を仕舞い込み、
素知らぬ振りして、目を瞑って生きていこうと思っています。
目の前に幸福が有れば、目を背ける事などしません。
この世は、生きるに値する物でしょうか?
そんな苦痛を直視してまで生きるべき物でしょうか?
この世は堪らなく下らない物です。
幸福の影だけをちらつかせます。
実態の無い幸福を見せびらかして、掴みかけたところで、
パッと取り上げるのです。
辛い事を直視する、私には理解が出来ません。
それは個人々々が勝手に抱けば良い信条で、
間違っても押し付ける物では無いじゃありませんか。
幸福無きこの世。
皆様は一体どの様な幸福を見つめているのでしょうか。
今の私には、どんな幸福も、ろくなものに思えません。
誰か私を絞め殺してください。
どの様な幸福でもお与えします。
何卒、私を絞め殺してください。

2ヶ月前 No.12

色素は素知らぬ @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=FLnegeDuQQ

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2ヶ月前 No.13

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=FLnegeDuQQ

親のエゴ、と言ったな。
身体も動かせず、言葉も喋れず、意識が有るかさえ分からない。
そんな"生きた死体"と化してしまった娘を、
『親』という立場故に生き永らえさせるのが、
果たして道徳的人道的な母性なのか?

2ヶ月前 No.14

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=FLnegeDuQQ

「私はね、きっと誰よりも君を愛していると思うんだ。
 君の親より、君の事をね、愛しているつもりなんだがね。
 まあ、私は不器用だから、簡単に話し掛けも出来ないし、
 君の幸福を素直に喜べないかもしれんのだが、
 もし君が"死にたい"なんて口にしたら、
 私は堪えられないだろうね。きっと死ぬ思いをする。
 それは多分嘘じゃないよ、現に昨日そうした想像をして、
 酷く泣きたくなって、目が潤んで来て、
 やにわにカッターを取り出して自分の手首を切ったんだ。
 痛かったんだけどね、何か幸せな気分だった。
 私が尊敬する人が死にたいと言うと、私も死にたくなってくる。
 日本が太平洋戦争に負け、天皇様がそれを国民に伝える
 玉音放送の中、土下座して詫びて、また殉死した人が、
 大勢居たみたいに、私も君が死んだら後を追うだろうね。
 運命共同体として、生きていたいってのも、あるかな。
 尊敬する人と、同じ運命を辿るだなんて一見莫迦らしいけど、
 何かお互い融け合って、境界線が無くなって、
 実は元々は、二人で一つだったんじゃないかなんて、
 気障なポエムめいた事だって真面目に考えてしまうんだな。
 何よりまあ、これだけは本当なんだよ。
 他の誰より君を愛している、僕の真はそれだけさ。」

2ヶ月前 No.15

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=FLnegeDuQQ

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2ヶ月前 No.16

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=FLnegeDuQQ

私は一人のエンターテイナーとして小説を書いている訳ではありません。
幸福を得ず、希望を望み、社会に適応する事の出来なかった一人の屍が、
せめて自らの苦痛と希望と後悔とを和らげる為に、
それこそ懺悔や、罪滅ぼしの為に書いているのです。
決して読者を歓ばせる為に嘘を附くエンターテイナーでは無いのです。

2ヶ月前 No.17

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=FLnegeDuQQ

死を愛したまへ。
神と云ふのは、如何に信心深く信仰しよふと、
慈悲を与へるか否かは、結局気まぐれ。
にも関はらず、どひつもこひつも、
嗚呼、神への信仰は則ち人々への愛、
然も高尚な事みたひに、
其の淫らな口を開き宣ふ。
しかし、死は違ふ。
死と云う物は、公平で或る。
決して贔屓せず、希む者には与え、
拒む者には其の姿を限り無く薄く、雲散霧消、
朝靄みたひに姿を消す。
死は凡ての信徒に平等で或る。
私は死を愛してひる。
最高の奉仕をしてひる。
世の人達が、其の親、其の社会、其の身回りを愛してひる様に、
私は死と云う緋牡丹を愛してひる。

1ヶ月前 No.18

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=FLnegeDuQQ

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1ヶ月前 No.19

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=FLnegeDuQQ

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1ヶ月前 No.20

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=FLnegeDuQQ

私が死ぬ事で悲しむ人間より、死んだ所でどうも思わない人間の方が多い。
そう考えてみると、私は人間として酷く劣っている様な気がして、
忽ち死への欲求が私を襲うのである。

1ヶ月前 No.21

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=GZK116WiII

あと、一歩。否、半歩にも満たぬ、ただ少しだけ足を伸ばせば、
明かされる事実が有るのだ。長年追い求めた事実が有るのだ。
だが、しかし、半歩踏み出せぬ。
もしその事実を聞いて、望むべくも無い答えが帰ってきたら?
どうにも出来ぬ。唯一の未来展望の証たる存在が消える。
向こう側から一方的に語りかけてくれるなら、
どれほど楽だろうか。
だが、ここで歩み寄らなければ、
私は一生、地獄の煩悶を繰り返し、卒倒と復帰とが幾度と無く
私を襲うだろう。ああ、無関心で居たかった!
無関心で、相手の事など何も考えず、
あらゆる事に希望を持てればよかった!
神様、その事実が望み通りで在れ、とは言いません。
ですが、神様、お願いします。
何でも構いません。私に、解答を下さい。
少なくともそれだけで、
或いは人として磨かれる予感がするのです。

1ヶ月前 No.22

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=GZK116WiII

ああ、孤独で在ってくれ!
貴方が孤独で在ってくれたなら、
私はいつだって、貴方を抱き締められる!
貴方を愛する準備は出来ているのだ!
ああ、孤独で在ってくれ!
孤独で在ってくれ!
私だけを見て、私だけにその深い愛を注いでくれ!
貴方の愛ならば、
堪えきれずに死ぬ事だって厭わない!

1ヶ月前 No.23

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=GZK116WiII

何も私はね、貴方が可愛いからとか、
貴方が優しいからとか、
そんな理由で好きになった訳じゃ、無いんです。
先ず私にとって、"好きな理由" なんていうのは、
後から取って付けた、体の良い誤魔化しだと思います。
貴方と交流している内に、
根強くなってきた、陳腐な言い回しですが、絆とでも言いましょう。
根強くなってきた絆、深くなった絆、精練された絆、
それが少し形を変えて、愛に変わっただけなのです。
ですから私は今でも、
貴方が"好きな理由" を答える事が出来ません。
貴方の素晴らしい所、可愛らしい所、美しい所は、
湧水の如く溢れ出てきますが、
じゃあ、貴方の汚い所、醜い所が、
微塵も無い訳じゃありませんし、
嫌いかと言えば、そうでもありません。
私は、貴方の長短が好きなんじゃありません。
ただ、龜がふと海を見詰めるみたいな、
鯉が池底の一点をただ睨むみたいな、
確信めいた曖昧が、貴方への愛の根幹にあるのです。

26日前 No.24

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=GZK116WiII

私に必要なものは三つある。
斯く人からの愛と、
斯く人からの敬いと、
斯く人からの、死への後押し。

24日前 No.25

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=GZK116WiII

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22日前 No.26

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=GZK116WiII

「ここはもう地獄かもしれないわね。」

彼女は潤んだ瞳を足元に向けた。
頭がどうにかなりそうだった。

「どうして。」

「生きるのが、辛いの。」

「泣いても始まらないよ。」

「泣き止んだって。」

僕も俯いた。
俯いてしまった。
本当だったら、何か気の利いた言葉を一つ掛けてあげて、
そっと抱き締めてあげるべきなんだ。
なのに、俯いた。
ああ、死んでしまいたい。
互いが互いの心臓を握り潰してしまう前に、
さっさと死ねればいいのに。
幸福の為に死ぬことは、許されない事でしょうか。

14日前 No.27

篠烏 玄介 @052710☆uE45ODqkys8m ★PSVita=GZK116WiII

私は何も好き好んで悲劇を書いているのでは無い。
喜劇を忌み嫌い、人の不幸と悶えとに快楽を抱く、
異常な人間では決して無い。
私は、性癖として悲劇を書かざるを得ないのだ。
喜劇を書けないから仕方なく悲劇を書いているのだ。
私だって、人の子である。
自らの捻出したキャラクターを愛で、
其の双眸の先に明るい前途をもたらしたいと思っている。
しかし、私には人を喜ばせる力が無いのだ。

12日前 No.28
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