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  エレジーは唄えない。

 ( 書き捨て!小説 )
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しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★iPhone=BBRldww317



 愛だ恋だを歌われたって、僕にはそれが分からない。
 君の世界はいつだって止まない雨の中。

 君から流れて僕の頬に伝うこれは、君の涙か、それとも雨か。


×××


 * しの、の脳内はぐっちゃぐちゃのどろっとろ。見るのは自由でも書き込み、盗作は禁止
 * 同性愛、ぐろの表現もちらほら
 * 何もかも自己責任
 * 結局はこれだってごみばこ、稚拙で纏まりなんて存在しない


×××


 ―― 僕らの関係に、エレジーなんて言葉似合わない。

メモ2017/03/03 17:47 : しの、☆Drc4JVXJx7M @sasame031★78Gp0ZKeUd_dB9


 エレジーは唄えない。 →

ページ: 1

 
 

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_Qc5




「 ねぇ、××。私たち、大人になっても一緒にいられたらいいね… 」
「 …無理だよ、君は僕とは違う。大人になれば、きっと離れ離れだ。そういう『運命』だ 」

 ――分かっていたことだ。彼女とは一緒にいられない、彼女は「死んで」しまう。世界のためにその命を投げ出さなくちゃいけない。そういう『運命』だと、はじめから決まっていた。そういう風にしか、生きられなかった。
 それでも彼女は、僕と居ることを望んでいた。叶わない夢、たった一人の少女が抱いた、平凡で、どこにでもあって、本来なら叶ったはずの夢。普通の女の子になりたいと、彼女はいつも笑っていた。自分の『運命』を受け入れてなお、どうしても手放せなかった夢。それを知っていて、僕はいつだって言った。「それは無理だよ」と。すべてを知っているのに、僕は彼女を突き放すことしか出来なかった。

「 …ごめんね、××。私、それでもあなたと一緒にいたい。離れたくない 」
「 …… 」

 子供が抱く、普通の願い。その時の僕には、その願いを叶える力なんて持っていなくて。――彼女に会ったのは、それが最後だった。


***


 最後は、あなたといたかったな。彼女の言葉に、呼吸が止まってしまうような感覚が、した。腕の中で体温を失っていく、命が、消えていく。真っ赤に染まった胸に深く刺さった短刀から、ぽたぽたと雫が零れていく。濡れた彼女の瞳から、ぽろぽろと零れ落ちる涙が、血と混ざりあって赤く透き通ったものに変わっていく。――ごめんね、と彼女が笑う。
 分かっていたことじゃないか、彼女はそういう『運命』だと。死ぬために生まれてきた彼女を、生かすことは出来ないのだと。それなのに、どうして涙が止まらないのだろう。逝かないでくれと、震える声で言ってしまうのだろう。彼女は、困ったように笑って、言った。

「 私、幸せだったから、…もう、いいの。ありがとう、××… 」
「 っ逝かないでくれ、まだ、君に伝えてないことが 」
「 …私、あなたのことが大好きだった、…ううん。愛してる、ずっとずっと、私が死んでも、あなたは私を忘れないって、知ってるの 」

 そう言って微笑んで目を閉じたまま、彼女は動きを止めた。だから、彼女の運命はそこで終わった。普通の女の子になれなかった彼女は、『運命』を受け入れて、逝ってしまった。ただ一つ、呪いのような言葉を残して。


9ヶ月前 No.1

削除済み @sasame031 ★78Gp0ZKeUd_Qc5

【記事主より削除】 ( 2016/12/18 21:21 )

9ヶ月前 No.2

削除済み @sasame031 ★78Gp0ZKeUd_Qc5

【記事主より削除】 ( 2016/12/18 21:21 )

9ヶ月前 No.3

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_qxX



 かしゃん、かしゃんと、絶えずキッチンから響く音。この部屋の主は、何かを作っているらしかった。味覚音痴なのに料理を作ることは得意で、許容しがたく、また名状しがたい見た目をしているそれは、けれど見た目からは想像できないほど美味しいと噂される彼の作るもの。――ケーキ、だった。甘い物が苦手な彼がそんなものを作ることなんて滅多にない。つまり、彼は誰かのためにケーキを作っているのだった。
 文句を言いながらもその表情は楽しそうで、彼が純粋に家事を好いていることがよく分かる。微かに聞こえてくる鼻歌もまた、それを教えていた。


9ヶ月前 No.4

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★iPhone=BBRldww317



▽▲ 個人データシート No.×× ▼△





 「僕はあなたに全く興味がないんですよ。……いえ、ちょっと嘘をつきましたね。あなたの歪んだ顔には、多少興味があります。僕、人が殺されるときの表情って、とても好きなんです。人間が死ぬ時が一番美しいと思うから。だから、ね? どうかもっと、苦しんでください」
 「……何ですか? 僕、人に干渉されるのって嫌いなんですよ。ちょっと、そこから退いてください。そこにある本が取れないじゃないですか。……なんです? 言わなきゃ分からないんですか、あなた。邪魔だって言ってるんですがね」




本名: 霜月 奏多(しもつき かなた)
偽名: 柊(ひいらぎ)

性別: 男
年齢: 二十七歳


性格:
 人に興味がなく、自分にも興味がない。好きなものは人が死ぬ瞬間という、歪んだ感性を持っている。穏やかに笑い、誰にでも優しく接するが、決して優しいわけではない。人に干渉されることを嫌い、できるだけ人を避けようとする。一人でいることを好む。


容姿:
 生まれた時から黒色だった髪を、会社を辞めると同時に銀色に染めた。髪はどこまでも真っ直ぐなストレートヘアで、うなじが隠れる程度まで伸ばしている。何度も染めたせいで髪は傷んでいて、少し力を入れただけで簡単に抜けてしまうため、注意が必要。前髪は右側だけ、瞳を隠すように顔の半分を髪が覆っている。左側は前髪がほとんどなく、前髪を目立たない髪留めで留めている。留め忘れた前髪が何本か散らばっているが、眉に届くくらいの長さ。右側も元はこれくらいの長さだった。瞳は両目とも赤色だがカラーコンタクトで、本来の瞳の色は日本人らしい濃褐色をしている。フレームのない伊達眼鏡をしている。童顔。身長は約一七九センチ。


服装:
 普段は黒のパーカーにネイビーのチノ・パンツを履いている。


 役職: 殺人鬼
 ペアリングを希望するか: no
 (ペアリング希望要項)

 武器: 太さ五ミリほどのステンレスワイヤーと、あれば水。ステンレスワイヤーは首を絞めるためのもので、水は溺死させるためのもの。どちらも本人の気分で使い分ける。水は常に持ち歩いているわけではなく、殺害場所に水場があれば溺死させるために用いる。綺麗には殺したくないという信条から、必ず窒息死か溺死させる。


備考:
 一人称は「僕」、二人称は「あなた/××さん/××くん」など。基本的に人の名前を呼ばないが、頼まれれば名前で呼ぶ。機嫌が良いと丁寧だが、機嫌が悪いとぞんざいになる。甘いものが苦手で辛いものが好きな辛党。激辛麻婆豆腐に、さらに粉末の唐辛子をかけるくらいには辛いものが好き。ただ、他人に料理を作る時は不思議と辛さが調節される。
 元は大企業で働くエリートだったが、ある時会社で横領が発覚。若くして頭角を表す奏多をよく思っていなかった上司たちに嵌められ、濡れ衣を着せられてしまう。会社も辞めざるを得なくなり、住んでいた家を追い出された奏多は行き場を失い、掃き溜めの地まで辿り着いた。その頃からアンダー・グラウンドに所属している。
 好きな食べ物は唐辛子。純粋に辛いものが好きだから。




これ大丈夫なんかな……。ちょっと不安なんだけど、とりあえず前作りかけてた式を元にちょっとやばい雰囲気の殺人鬼さん。

8ヶ月前 No.5

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_qxX




 絶えずキッチンから響く、何かをかき混ぜているらしい音。自身は味覚音痴なのに料理を作ることは得意で、許容しがたく、また名状しがたい見た目をしているそれは、けれど見た目からは想像できないほど美味しいと噂される彼の作るもの。――ケーキ、だった。甘い物が苦手だという彼がそんなものを作ることなんて滅多にない。つまり、彼は誰かのためにケーキを作っているのだった。文句を言いながらもその表情はどこか楽しそうで、彼が純粋に家事を好いていることがよく分かる。微かに聞こえてくる鼻歌もまた、それを教えていた。

「……っと、生クリームはこんなものかな。後はナナキちゃんの部屋で作るとして。あ、スポンジ忘れてた。作るのは面倒臭いけど、売ってるわけでもないしなぁ……。しょうがない、作るか」

 髪を結い直し、着ていたエプロンを脱ぐ。準備したものを紙袋やら保冷バッグやらにしまうと、鏡花はキッチンを出る。ケーキのレシピを折り畳みポケットにしまうと、一度だけキッチンを覗く。忘れ物がないことを確認すると、彼は自室を出る。目指すは、彼がいつも世話を焼いている後輩の部屋だ。階は離れているけれど、よく彼女の部屋を訪れている彼からしてみれば慣れたものだ。四階までやって来た彼は、いつものように扉を叩いた。



( まだまだ続く予定。鏡花がナナキちゃんのためにケーキを作るお話。 )

8ヶ月前 No.6

削除済み @sasame031 ★78Gp0ZKeUd_qxX

【記事主より削除】 ( 2017/01/01 18:47 )

8ヶ月前 No.7

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_qxX



▽▲ 個人データシート No.×× ▼△





 「僕はあなたに全く興味がないんですよ。……いえ、ちょっと嘘をつきましたね。あなたの歪んだ顔には、多少興味があります。僕、人が殺されるときの表情って、とても好きなんです。人が死ぬ瞬間だけを見ていたい。出来るだけ、苦しんで死んでいく様を見たい。だから、ね? どうかもっと、苦しんでください。苦しんで死ぬその様を、僕に見せてください」
 「……何ですか? 僕、人に干渉されるのって嫌いなんですよねぇ。……ちょっと、今すぐどいてください。そこにある本が取れないじゃないですか。まさか、全部言わなきゃ分からないんですか、あなた。そこに立たれると本が取れなくて邪魔だって言ってるんですよ。それとも耳が遠い、とか? あはは、その若さでそんなことないですよねぇ! もしも本当だったら、医者に連れて行かなくちゃ行けませんからね。あはは!」




本名: 霜月 奏多(しもつき かなた)
偽名: 式/柊(しき/ひいらぎ)

性別: 男
年齢: 二十七歳


性格:
 人に興味がなく、自分にも興味がない。好きなものは人が死ぬ瞬間という、歪んだ感性を持っている。穏やかに笑い、誰にでも優しく接するが、決して優しいわけではない。人に干渉されることを嫌い、できるだけ人を避けようとするし、一人でいることを好む。誰かと喋る時は大体口が悪い。人の嫌がることを進んでするなど、どう考えても性格は悪い。

容姿:
 生まれた時から黒色だった髪を、会社を辞めると同時に銀色に染めた。髪はどこまでも真っ直ぐなストレートヘアで、うなじが隠れる程度まで伸ばしている。何度も染めたせいで髪は傷んでいて、少し力を入れただけで簡単に抜けてしまうため、注意が必要。前髪は右側だけ、瞳を隠すように顔の半分を髪が覆っている。左側は前髪がほとんどなく、前髪を目立たない髪留めで留めている。留め忘れた前髪が何本か散らばっているが、眉に届くくらいの長さ。右側も元はこれくらいの長さだった。瞳は両目とも赤色だがカラーコンタクトで、本来の瞳の色は日本人らしい濃褐色をしている。フレームのない伊達眼鏡をしている。童顔。身長は約一七九センチ。


服装:
 普段は黒のパーカーにネイビーのチノ・パンツを履いている。靴は何の変哲もないスニーカー。外に出掛ける場合は上から短めの丈の黒いトレンチコートを着る時もある。また、昼間に外を出歩く場合はパーカーを被り、出来るだけ顔を見られないようにしている。仕事の際には黒い無地のスーツを着る。ボタンが二つのシングルスーツ。白色のワイシャツの上から黒色のベストを、その上からジャケットを羽織る。細めのスラックスはジャケットやベスト同様に黒。靴はモンクトラップで、やはり黒色。ネクタイはしていない。鞄は小さい紺色のビジネスバッグ。この中に武器が入っている。


 役職: 殺人鬼
 ペアリングを希望するか: no
 (ペアリング希望要項)

 武器: 太さ五ミリ、全長二十メートルほどのステンレスワイヤーとバタフライナイフ、あれば水。ステンレスワイヤーは首を絞めるためのもので、水は溺死させるためのもの。どちらも本人の気分で使い分ける。水は常に持ち歩いているわけではなく、その場所に水場があれば溺死させるために用いる。綺麗には殺したくないという信条から、必ず窒息死か溺死させる。バタフライナイフは相手が暴れた場合などに脅しとして使う。バタフライナイフは折り畳まれた状態で、ステンレスワイヤーは巻かれた状態で鞄にしまわれている。

備考:
 一人称は「僕」、二人称は「あなた/××さん/××くん」などだが、基本的に人の名前を呼ばない。機嫌が良いと丁寧だが、機嫌が悪いとぞんざいになる。甘いものが苦手で辛いものが好きな辛党。激辛麻婆豆腐に、さらに粉末の唐辛子をかけるくらいには辛いものが好き。ただ、他人に料理を作る時は不思議と辛さが調節される。意外と家庭的で、一通りの家事なら出来るが、自分から進んでやろうとはしない。必要だと判断した場合以外は家事をしない。
 元は大企業で働くエリートだったが、ある時会社で横領が発覚。若くして頭角を表す奏多をよく思っていなかった上司たちに嵌められ、濡れ衣を着せられてしまう。会社も辞めざるを得なくなり、住んでいた家を追い出された奏多は行き場を失い、掃き溜めの地まで辿り着いた。その頃からアンダー・グラウンドに所属している。寮暮らしにとことん向いていないため、廃ビルの一角を居住スペースとして、そこで暮らしている。昼は家にいることが多く、基本的に夜以外は出歩かない。
 好きな食べ物は唐辛子。純粋に辛いものが好きだから。



どう考えても此奴が誰かとペアを組んだら喧嘩する未来しか見えない。笑顔で暴言吐くし人の嫌がることも進んでやるってだいぶヤバい子だと思うし、人が死ぬところを見るのが好きってちょっと頭おかしい気がする(褒め言葉)

8ヶ月前 No.8

削除済み @sasame031 ★78Gp0ZKeUd_qxX

【記事主より削除】 ( 2017/01/03 18:03 )

8ヶ月前 No.9

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_qxX



▽▲ 個人データシート No.×× ▼△





 「僕はあなたに全く興味がないんですよ。……いえ、ちょっと嘘をつきましたね。あなたの歪んだ顔には、多少興味があります。僕、人が殺されるときの表情って、とても好きなんです。人が死ぬ瞬間だけを見ていたい。出来るだけ、苦しんで死んでいく様を見たい。だから、ね? どうかもっと、苦しんでください。苦しんで死ぬその様を、僕に見せてください」
 「……何ですか? 僕、人に干渉されるのって嫌いなんですよねぇ。……ちょっと、今すぐどいてください。そこにある本が取れないじゃないですか。まさか、全部言わなきゃ分からないんですか、あなた。そこに立たれると本が取れなくて邪魔だって言ってるんですよ。それとも耳が遠い、とか? あはは、その若さでそんなことないですよねぇ! もしも本当だったら、医者に連れて行かなくちゃ行けませんからね。あはは!」




本名: 霜月 奏多(しもつき かなた)
偽名: 式/柊(しき/ひいらぎ)

性別: 男
年齢: 二十七歳


性格:
 人に興味がなく、自分にも興味がない。好きなものは人が死ぬ瞬間という、歪んだ感性を持っている。何にも興味がないため、人から受ける評価を、それが好意的であろうと否定的であろうと全く気にしない。人に干渉されることを嫌い、できるだけ人を避けようとするし、一人でいることを好む。また、誰かと喋る時は機嫌が悪いため、大体口が悪い。その割に他人と会話するのは、自分との会話で相手が不機嫌になっているところを見て楽しんでいるから。集団生活には向いていないのに今まで集団生活を乗り切っていたのは周りの目が気にならないのでそもそも自分がどんな噂をされているのか知らなかったため。人の嫌がることを進んでする、相手の目の前で笑顔で毒を吐くなど、どう考えても性格は悪い。読書が趣味で、よく本を読んでいる。


容姿:
 生まれた時から黒色だった髪を、会社を辞めると同時に銀色に染めた。髪はどこまでも真っ直ぐなストレートヘアで、うなじが隠れる程度まで伸ばしている。何度も染めたせいで髪は傷んでいて、少し力を入れただけで簡単に抜けてしまうため、注意が必要。前髪は右側だけ、瞳を隠すように顔の半分を髪が覆っている。左側は前髪がほとんどなく、前髪を目立たない髪留めで留めている。留め忘れた前髪が何本か散らばっているが、眉に届くくらいの長さ。右側も元はこれくらいの長さだった。瞳は両目とも赤色だがカラーコンタクトで、本来の瞳の色は日本人らしい濃褐色をしている。普段からフレームのない伊達眼鏡をしている。童顔。身長は約一七九センチ。右手の中指にシルバーリング。


服装:
 普段は黒のパーカーにネイビーのチノ・パンツを履いている。靴は何の変哲もないスニーカー。外に出掛ける場合は上から短めの丈の黒いトレンチコートを着る時もある。また、昼間に外を出歩く場合はパーカーを被り、出来るだけ顔を見られないようにしている。仕事の際には黒い無地のスーツを着る。ボタンが二つのシングルスーツ。白色のワイシャツの上から黒色のベストを、その上からジャケットを羽織る。細めの何の変哲もないスラックスはジャケットやベスト同様に黒。靴はモンクトラップで、やはり黒色。指先から手の甲の半分くらいの、短いネイビーの革手袋をしている。ワイシャツのボタンは一つ空けていて、ネクタイはしていない。出歩く際に持つ小さい紺色のビジネスバッグの中には武器が入っている。

 役職: 殺人鬼
 ペアリングを希望するか: no
 (ペアリング希望要項)

 武器: 太さ五ミリ、全長二十メートルほどのステンレスワイヤーとバタフライナイフ、あれば水。ステンレスワイヤーは首を絞めるためのもので、水は溺死させるためのもの。どちらも本人の気分で使い分ける。水は常に持ち歩いているわけではなく、その場所に水場があれば溺死させるために用いる。綺麗には殺したくないという信条から、必ず窒息死か溺死させる。バタフライナイフは相手が暴れた場合などに脅しとして使う。バタフライナイフは折り畳まれた状態で、ステンレスワイヤーは巻かれた状態で鞄にしまわれている。


備考:
 一人称は「僕」、二人称は「あなた/××さん/××くん」などだが、基本的に人の名前を呼ばない。機嫌が良いと丁寧だが、機嫌が悪いとぞんざいになる。甘いものが苦手で辛いものが好きな辛党。激辛麻婆豆腐に、さらに粉末の唐辛子をかけるくらいには辛いものが好き。ただ、他人に料理を作る時は不思議と辛さが調節される。意外と家庭的で、一通りの家事なら出来るが、自分から進んでやろうとはしない。必要だと判断した場合以外は家事をしない。
 元は大企業で働くエリートだったが、ある時会社で横領が発覚。若くして頭角を表す奏多をよく思っていなかった上司たちに嵌められ、濡れ衣を着せられてしまう。会社も辞めざるを得なくなり、住んでいた家を追い出された奏多は行き場を失い、掃き溜めの地まで辿り着いた。その頃からアンダー・グラウンドに所属している。廃ビルの一角を居住スペースとして、そこで暮らしている。昼は家にいることが多く、基本的に夜以外は出歩かない。
 学生時代にはスポーツを嗜んでいたこともあり、運動神経も体力も人並み以上。天才ではないものの、努力次第でどうにかなる。かもしれない。
 好きな食べ物は唐辛子。持ち運べて、いざというときはおやつにもなるから。



んんん〜〜〜???

8ヶ月前 No.10

削除済み @sasame031 ★iPhone=BBRldww317

【記事主より削除】 ( 2017/01/06 17:30 )

8ヶ月前 No.11

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_qxX



▽▲ 個人データシート No.×× ▼△





 「僕はあなたに全く興味がないんですよ。……いえ、ちょっと嘘をつきましたね。あなたの歪んだ顔には、多少興味があります。僕、人が殺されるときの表情って、とても好きなんです。人が死ぬ瞬間だけを見ていたい。出来るだけ、苦しんで死んでいく様を見たい。だから、ね? どうかもっと、苦しんでください。苦しんで死ぬその様を、僕に見せてください」
 「……何ですか? 僕、人に干渉されるのって大っ嫌いなんですよねぇ。……ちょっと、今すぐどいてください。そこにある本が取れないじゃないですか。まさか、全部言わなきゃ分からないんですか、あなた。そこに立たれると本が取れなくて邪魔だって言ってるんですよ。それとも耳が遠い、とか? その若さでそんなことないですよねぇ! もしも本当だったら、医者に連れて行かなくちゃ行けませんからね。あはは!」




本名: 霜月 奏多(しもつき かなた)
偽名:

性別: 男
年齢: 二十七歳


性格:
 穏やかそうに見えて腹の底では何を考えているのか分からない。人に興味がなく、自分にも興味がないため、他人からの評価を全く気にする様子がない。他人にも自分にも興味がないため、他人の気持ちがいまいち分からない。好きなものは人が死ぬ瞬間と読書。いつもニコニコしている割に、誰かと喋る時は機嫌が悪いため、大体口が悪い。その割に他人と会話するのは、自分との会話で相手が不機嫌になっているところを見て楽しんでいるから。人の嫌がることを進んでする、相手の目の前で笑顔で毒を吐くなど、どう考えても性格は悪い。性格が悪いことは奏多自身も自覚済みのため、誰が何を言っても直る様子がなく、時間の無駄。人がどうなろうと奏多は救いの手を差し伸べることはしない。むしろ相手が苦しんでいる様子をみて愉悦の表情を浮かべるような奴。


容姿:
 生まれた時から黒色だった髪を、会社を辞めると同時に銀色に染めた。髪はどこまでも真っ直ぐなストレートヘアで、うなじが隠れる程度まで伸ばしている。何度も染めたせいで髪は傷んでいて、少し力を入れただけで簡単に抜けてしまうため、注意が必要。前髪は右側だけ、瞳を隠すように顔の半分を髪が覆っている。左側は前髪がほとんどなく、前髪を目立たない髪留めで留めている。留め忘れた前髪が何本か散らばっているが、眉に届くくらいの長さ。右側も元はこれくらいの長さだった。瞳は両目とも赤色だがカラーコンタクトで、本来の瞳の色は日本人らしい濃褐色をしている。普段からリムのないメタルフレームの伊達眼鏡をしている。フレームは銀色。身長は約一七九センチ。右手の中指にシルバーリングをはめている。


服装:
 普段は黒のパーカーにネイビーのチノ・パンツを履いている。靴は何の変哲もないスニーカー。外に出掛ける場合は上から短めの丈の黒いトレンチコートを着る時もある。また、昼間に外を出歩く場合はパーカーを被り、出来るだけ顔を見られないようにしている。仕事の際には黒い無地のスーツを着る。ボタンが二つのシングルスーツ。白色のワイシャツの上から黒色のベストを、その上からジャケットを羽織る。細めの何の変哲もないスラックスはジャケットやベスト同様に黒。靴はモンクトラップで、やはり黒色。指先から手の甲の半分くらいの、短いネイビーの革手袋をしている。ワイシャツのボタンは一つ空けていて、ネクタイはしていない。出歩く際に持つ小さい紺色のビジネスバッグの中には武器が入っている。

 役職: 殺人鬼
 ペアリングを希望するか: no
 (ペアリング希望要項)

 武器: 太さ五ミリ、全長二十メートルほどのステンレスワイヤーとバタフライナイフ。ステンレスワイヤーは首を絞めるためのもので、その場所に水場があれば溺死させるために用いる。バタフライナイフは相手が暴れた場合に相手に突きつけるなど、脅しとして使う。バタフライナイフは折り畳まれた状態で、ステンレスワイヤーは巻かれた状態で鞄にしまわれている。


備考:
 一人称は「僕」、二人称は「あなた/××さん/××くん」などだが、基本的に人の名前を呼ばない。機嫌が良いと丁寧だが、機嫌が悪いとぞんざいになる。甘いものが苦手で辛いものが好きな辛党。激辛麻婆豆腐に、さらに粉末の唐辛子をかけるくらいには辛いものが好き。唐辛子は生で食べられる馬鹿舌。ただ、他人に料理を作る時は不思議と辛さが調節されるが、作れるものは辛い料理だけ。一通りの家事なら出来るが、自分から進んでやろうとはしない。
 元は大企業で働くエリートだったが、ある時会社で横領が発覚。奏多をよく思っていなかった上司たちに嵌められ、濡れ衣を着せられてしまう。会社も辞めざるを得なくなり、住んでいた家を追い出された奏多は行き場を失い、掃き溜めの地まで辿り着いた。その頃からアンダー・グラウンドに所属している。寮には本を置くだけで、普段は廃ビルの一角を居住スペースとして、そこで暮らしている。昼は家にいることが多く、夜以外は出歩かない。インドア派。昼間に外に出る時は寮に置かれた本を持ち出すときくらい。
 学生時代にはスポーツを嗜んでいたこともあり、運動神経も体力も人並み以上。ただし、人間離れした動きは出来ない。
 好きな食べ物は唐辛子。持ち運べて、いざというときはおやつにもなるから。




完成したけどコイツやばい奴(直球)

8ヶ月前 No.12

削除済み @sasame031 ★iPhone=BBRldww317

【記事主より削除】 ( 2017/01/06 17:52 )

8ヶ月前 No.13

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_qxX

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8ヶ月前 No.14

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_qxX




 両親がいて、平和に暮らせていたのは、一体いつの頃までだっただろう。もしかすると、平和だった頃なんてないのかもしれない。覚えていないことを振り返る趣味なんてものは鏡花にはないし、そもそも幼い頃のことなんて、実はどうだってよかった。自分が幼い頃に出て行った母親のことも、いつだって酒に溺れていた父のことなど、既に忘れかけている。祖父母の家にいる兄弟のことは大切だけれど、「家族」ということに関しては、鏡花はあまり興味がなければ、実感もなかったのだ。

「……いつか死ぬなら、誰にも知られることなく死にたい」

 ぽつりと、鏡花はそんなことを呟いて、窓の向こうに見える空を見上げた。――今日も、空を飛んでいる。鳥を見つめて、鏡花は自嘲気味に微笑んだ。空を飛びたい、と。いつの頃だったか思い描いていた夢を、自分自身で否定するように。



( 鏡花の話 )

8ヶ月前 No.15

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★iPhone=BBRldww317



 ぽたぽた、ぽたぽた。水が溢れるように、透明な膜が張られた瞳から水が溢れていく。それは止まることを知らないようで、堰を切ったように溢れ続けている。

「ゆき、ゆき……泣かないで、ゆき」
「っるさ……うぅ……っ」
「……」

 ゆき、ゆき。困ったように何度も名前を呼ぶ彼に、聞きたくないと言うようにぶんぶんと首を振る。一体どうすればいいのか、彼には分からなかった。その手は肩に置かれることなく、宙に浮いている。

「ゆき……泣かないで、おれ、どうしたらいいのか、わかんないよ」


( ゆきとなつ )

8ヶ月前 No.16

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★iPhone=BBRldww317



 おれの世界はそれまでずっと真っ黒で、誰にも愛されなかったから。ゆきの、その優しさに触れるまで、誰にも優しくなんてされなかったから。おれは、ゆきが特別で、大好きで、誰にも汚されてほしくなくて。だから、おれは。

「 ゆき、ゆき。ゆき、おれはゆきが大好きだよ、……ずっと、ずっと。ゆきがおれの特別で大切な人 」

 ゆき。汚れなんて知らない、真っ白なゆき。誰にも触れさせたくない。ゆきが汚れるくらいなら、おれは汚れることを選ぶ。ゆきのことは、おれが守るから。

「 ……ゆき。ゆきは、何も知らないで、何も知らないままで、いてね 」

 ゆきは、おれが守るよ。ゆきのために、おれはなんだってするよ。だから、おれがいなくなっても泣かないでね。


( ゆき→←←←なつ/どうか、汚れない君のままで )

7ヶ月前 No.17

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_qxX




「 たとえこの世界が滅んだって、俺はお前のことが嫌いだよ 」
「 ……俺が全てで、俺が世界。お前のことが嫌いなのに、お前の一番は俺であってほしい、……なんて、矛盾 」

 久末 有栖(くひさ ありす)/男

//


「 明日、もし世界が滅ぶなら、真白は死んでしまいたいな。嘉白のいない世界、真白は生きていけないから 」
「 真白は、真白は。嘉白が大好きなの。嘉白のいない世界は、きっと真っ暗で何にも見えなくて。……そんな、世界、なんだろうな 」

 鄙月 真白(ひいなづき ましろ)/女

//


「 真白は僕だけのもの。君に、真白は渡さない、僕のものだから 」
「 僕の世界は真白で出来ているんだもの。真白が僕の世界からいなくなるなら、世界は滅んでしまって構わない 」

 鄙月 嘉白(ひいなづき かしろ)/男



こいつら全員面倒臭そう

7ヶ月前 No.18

削除済み @sasame031 ★78Gp0ZKeUd_qxX

【記事主より削除】 ( 2017/01/31 01:55 )

7ヶ月前 No.19

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_qxX

「 ワールド/エンド 」
 ( 運命とは分からないものだと、誰かが嗤った。 )



 ☆ 明日には本当の本当に世界が滅んでしまう前日の、六人の男女の話。まるで現実的じゃない、おとぎ話。
  ・ 世界滅亡のカウントダウンが、世界が誕生したその日から存在した世界。二十四時間を過ぎたその時に、学校に残っていたのは六人だけ。思い思いの行動を取る人々の中で、普通の日常を送ろうとした、それだけの話で。

 ☆ 六人は同じ高校の同じクラスにいるだけの赤の他人。ただ、二十四時間後に滅びてしまう世界で、偶然居合わせただけの六人。一日だけの出会いは、それでもお互いに何かしら感じるところはあった。
  ・ もう、明日には世界も滅んじゃうんだね。そんな、誰かが言った言葉にも、冗談みたいだけどな、って返ってくるような。一日だけ、それでもそこには確かに絆は存在して。

 ☆ 実は来世が用意されている、なんて。そんなことはあり得ない。この出会いは奇跡ではなく、偶然だった。
  ・ 世界が滅ぶその日も普通に登校した六人は、世界最後の日に一体何を思うのか。



 五月女 沫李(さおとめ まつり)/女/十六歳

 斉宮 奈桜(いつき なお)/男/十七歳

 柊 悠陽(ひいらぎ ゆうひ)/女/十七歳

 一ヶ埜 篠生(いちがや しのぶ)/男/十六歳

 韻野 茜里(ひびの あかり)/女/十六歳

 埠 燈也(はとば とうや)/男/十七歳

7ヶ月前 No.20

削除済み @sasame031 ★78Gp0ZKeUd_qxX

【記事主より削除】 ( 2017/02/01 18:16 )

7ヶ月前 No.21

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_qxX




 青って嫌いなんだよな。静寂を切り裂くように、ぽとりと落とされた言葉だった。その言葉を吐いた彼の瞳が、退屈だと語っていた。――生徒会の、放課後の会議。誰も何も言えない中で、彼の瞳だけが雄弁だった。それから、ワンテンポ遅れて、小さな欠伸。退屈が極限まで達して眠くなったのか、それとも。

「……ねぇ、この会議って意味あんの?」

 その言葉に、誰も答えなかった。冷たい視線が、全員をぐるり、と一周して中心まで戻ってくる。誰も何も喋らない会議なんて不必要でしょ。決してそうは言わなかったが、そう言いたいことは伝わっただろう。

「ふ、あぁ……。俺、もう退屈だし、もう帰っていい?」
「でも、鮮さん……」
「だってさ、いつまで経っても終わらないし、意味もないんだぞ」
「……まぁ、鮮はそういうよなぁ……」

 困ったような正面の男――千尋の言葉に、彼、鮮はでしょ?と首を傾げる。つまらなそうな顔の彼に、静かに話を聞いていた千尋の隣に座っている男が、読んでいた資料を整え、顔を上げた。

「終わってもいいんじゃないか。どうせ、千尋たちも発言する気はないだろう」
「……んん……まぁ、それもそうなんだが」
「じゃ、今日はこれまでってことで〜」

 鮮はそう言って立ち上がる。荷物を持つと、ずっと無表情だった彼が、一瞬だけ笑ったように見えた。

7ヶ月前 No.22

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【 Nameless Monster 】(名前のない怪物)


 夜神千尋(やがみちひろ)/皇帝/支配(正)/生徒会長/男

 竜胆奈月(りんどうなつき)/死神/終局(正)/会計/女

 羽澄蒼依(はすみあおい)/正義/不正(逆)/書記/男

 皆月琉唯(みなづきるい)/太陽/落胆(逆)/会計/男

 柊木鮮(ひいらぎあらた)/運命/すれ違い(逆)/副会長/男

 花依花澄(はなよりかすみ)/節制/献身(正)/書記/女


 皐月真桜(こうづきまお)/剛毅/人任せ(逆)/風紀委員/女

 花依舞澄(はなよりますみ)/魔術師/裏切り(逆)/風紀委員/男


 枢木紗秧(くるるぎさなえ)/女帝/豊穣(正)/図書委員/女

 一疾風(にのまえはやて)/刑死者/自暴自棄(逆)/図書委員/男


 帆摘奏(ほづみかなで)/女教皇/聡明(正)/保健委員/女

 紅城穂紀(あかぎほのり)/恋人/深い結びつき(正)/保健委員/女


 桃井春風(さくらいはるか)/愚者/可能性(正)/学級委員/男

 桜月若葉(さつきわかば)/月/徐々に好転(逆)/学級委員/女


 七海琴子(ななみことこ)/隠者/劣等感(逆)/放送委員/女

 久世桂月(くぜかづき)/塔/意識過剰(正)/放送委員/男


 岩咲柳(いわさきゆう)/悪魔/堕落(正)/男

 鳥海朔(なるみさく)/世界/成就(正)/女

 藍生真琴(あおいまこと)/審判/悪い報せ(逆)/男

 岩咲紫雨(いわさきしう)/星/絶望(逆)/女

 橘律佳(たちばなりつか)/教皇/思いやり(正)/男

 市瀬縁(いちのせゆかり)/戦車/焦り(逆)/女


( 二十二人 )

7ヶ月前 No.23

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「 ……ねェ、真琴 」
「 ん? 」
「 俺が死んだら、紫雨は泣いてくれると思う? 」

 そんな俺の言葉に、真琴は呆れたようにため息をついた。――自分でも、分かっている。紫雨は人の死を嘆かない人間ではない。きっと、俺が死んでも、紫雨は誰かと同じように悲しんでくれるだろう。泣いてくれるか、そこまでは分からないけれど。
 でも、俺はこんな風に確認でもしなければ安心できなかった。きっと俺は、そういう人間なんだろう。

「 ほんと、柳は呆れるほど馬鹿だな 」
「 知ってる 」
「 紫雨が泣かないわけないって 」
「 ……うん 」
「 ついでに言うと、俺も泣くからな。……死ぬなんてこと、二度と言うなよ 」
「 ……うん、分かってる 」

 真琴も紫雨も、俺なんかよりよっぽど優しくて、「良い人」だから。きっと、誰が死んだって同じように悲しんで、同じように涙を流すのだろう。俺はそういう『アタリマエ』も出来ないような欠陥品だったから。きっと、真琴や紫雨が死んでも、悲しいとは思えても、涙は流せない。どれだけ悲しんでも、俺にはそういう当然が出来ない。
 それでも、そんな俺を受け入れてくれた真琴が、俺は大好きで、大好きで。そして、憎いとすら、思っていた。――それを真琴も分かっていて、いつも通りに接してくる真琴が、大嫌いで。それを告げさせてくれない真琴が、許せなかった。

「 ……真琴、俺はね 」
「 柳 」
「 …… 」

 分かってるから。そう言った真琴の笑顔が、どうしても眩しくて。惨めになるような気持ちでいっぱいで。

「 ……うん 」

 俺はいつもみたいに、不細工に笑った。


( 真琴と柳 )

7ヶ月前 No.24

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「 ねーえェ、花澄ちゃん。弟クン、風紀委員なんだって聞いたけど 」
「 え、あ。……弟って言っても、双子なのであまり変わらないんですけど……。えっと、舞澄は風紀委員ですよ? 」
「 どーいう気持ち? 」

 は、と花澄は呟いた。言葉の意図を理解できなかったのか、彼女は不思議そうな顔で相手を見つめた。――見つめられている相手、琉唯は気にした様子もなく、にこりと笑った。その笑みを形作る唇は歪で、花澄はそれがとても不気味なものに見えて仕方なかった。それを言葉にすることはなかったが、彼女は眉をしかめて琉唯の言葉を待った。

「 だってさァ、俺たち生徒会と対立する立場にいるわけじゃん、弟クン。どーいう気持ちなのかなって 」
「 ……あ、そういう、ことでしたか。どうとも、思ってないですよ? 」

 何年も一緒にいた双子の弟。彼と立場が対立したところで、何も思うことはない。花澄が生徒会を選んだ時点で、舞澄が風紀委員を選んだ時点で、対立することは決まっていたのだから。歓喜も絶望もなく、あぁそういうものなのか、で終わってしまった。双子の姉弟だからといって、考えまで同じとは限らないのだから。

「 ……だから、琉唯先輩。うちの舞澄に、変なこと吹き込まないでくださいね? 」

 あの子の気持ちを尊重するのが、唯一、姉として出来ることなので。そう言って、花澄は笑った。

「 俺、君みたいな子は好きじゃないなァ 」
「 あはは。私も、先輩みたいな人、好きじゃないですよ 」


( 花澄と琉唯の仲はあまりよくない )

7ヶ月前 No.25

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( どうせ明日も同じような一日なんだろうね、とその場にいた誰かが言った。その後に投げかけられたつまんないよね?という言葉に、そうだね、とだけ答えた。 )

 ――いつしたのかもう思い出せない会話を思い出しながら、私は制服を着て、学校への道を歩いていた。両親には驚かれ、道行く人には振り向かれながら、私は校門をくぐった。
 人がいないと分かって、ふとスマートフォンを見る。日付を見て、両親が、道行く人が驚いていた理由に、ようやく思い至った。

「 ……世界、滅ぶんだっけ 」

 私はようやく、そのことを自覚した。呆れるほど遅い理解だった。あまりに現実味のない現実を、私は受け止めたくなかったのだと、世界が終わるその日に、ようやく気が付いた。

「 あんな何でもない、馬鹿みたいな日常が続くと思ってたのに、なぁ 」

 私は、自分でも理由が分からないまま、自分の席に座っていた。


( 世界最後の日、韻野茜里の場合 )

7ヶ月前 No.26

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( 扉を開けて、ようやく思い出す。――あ、今日で世界が終わるんだっけ、って。 )

 どこに行く気なの?なんて言葉に振り向けば、呆れたような母親の視線とかち合った。学校だけど、と答えた俺に、母親はため息をついた。

「 今日で世界が終わるっていうのに、わざわざ学校行かなくたっていいじゃない 」
「 ……ん、まぁね 」

 俺、学校好きなんだよ。母親に向かって笑ってそう言えば、勝手にしなさい、とでも言うように手を振られる。苦笑いを浮かべながら扉を開けて家の外に出ても、人なんていなかった。

「 あー……やっぱ、誰もいないか 」

 人のいない道を歩きながら、俺は空を見上げた。いつもと変わらない晴れた空。本当に、今日で世界は終わってしまうのか。実感なんてないまま、俺は昨日と同じように学校へと向かっていた。


( 世界最後の日、斉宮奈桜の場合 )

7ヶ月前 No.27

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 赤色の粉末が、粉チーズのように落とされていく。色とりどりの料理が一瞬にして赤色に染まっていく様を、誰もが無言で見つめていた。――粉末の唐辛子。それが大量に積もったサラダを、奏多は戸惑うことなく食していく。

「 ……ん、ちょっと辛さが足りないでしょうか。もう少しかけましょうかね 」

 まだ足すつもりか!――なんてことを言う人間も、こんなところにはいない。粉末の唐辛子が更に盛られ、もはや赤色しか見えないサラダのようなものを頬張って、奏多は嬉しそうに笑った。

「 やっぱり辛いものは美味しいですね。さて、これを食べ終わったらデザートの唐辛子を頂きますか 」

 皿に盛られた大量の唐辛子(生)を前にして、まるでおもちゃを与えられた子供のように目を輝かせる奏多。そんな彼に、何か異議を唱える者はいなかった。


( 辛いものは大好きです。……え、味覚がおかしい?|奏多とご飯と唐辛子 )

7ヶ月前 No.28

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【記事主より削除】 ( 2017/02/24 19:39 )

6ヶ月前 No.29

削除済み @sasame031 ★iPhone=BBRldww317

【記事主より削除】 ( 2017/03/04 01:18 )

6ヶ月前 No.30

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 ――いつ、だろうか。この音が止んでくれるのは。耳を蝕むような絶えず聞こえてくる音。それが聞こえないように、いつもつけているヘッドフォン。もちろん今だってつけているけど、時々は耳を休ませるために数時間つけないで過ごす。そんな時に聞こえてくる音が、おれは堪らなく嫌いだった。でも、これはおれ一人が我慢すればいい話。だからおれはいつも文句を言ったりはしないけど。

「 ……うるさい、な 」

 ――うるさいとは、いつだって思っている。心地がいいと思う人はいるだろうか。心臓から聞こえてくる鼓動のように、安らぎを感じる人は、いるのだろうか。おれはこの音に、そう言ったことを感じられなくて。それでも、もう十九年のお付き合いだ。嫌いではあるけれど、聞こえることに何も違和感はない。

 十九年。おれが親に捨てられてから、もう十年以上経っているらしい。おれは、今さらそんなことを思っていた。あの人たちはどうしているのだろう。おれがいなくなってから、少しは幸せになれただろうか。あの人たちに愛された記憶なんて、おれにはないけれど。俺以外の誰かを、愛せているだろうか。

「 ……幸せなら、いいな 」

 そんな風に、おれは思う。いつだって。


( 涙と病気と親と。|決して愛していなかったわけじゃないと思いたい )

6ヶ月前 No.31

しの、 @sasame031☆Drc4JVXJx7M ★78Gp0ZKeUd_dB9



 日当りのいい窓辺の席。机に突っ伏し、時が過ぎるのを待つ。うとうと、うとうと。紫がかったライムグリーンの瞳は、重力に逆らうことなくすとん、と落ちた。柔らかなスプレーグリーンの髪が、時折吹く風で揺らめいている。――静かな図書館に、その光景を見ている者はいない。外の喧騒も、ここには一切届くことはない。時独、風が木の葉を揺らす音が窓越しに聞こえてくる以外に、音はない。

「 …… 」

 やがてゆっくりと目を開き、辺りを見回す。――誰もいない。そのことに気が付くと、彼はまた顔を伏せた。もう一度眠るつもりなのだろう。まるで、それを妨げるように鳴り響いたチャイムに、彼は眉を寄せる。まるで、帰れと言われているようだった。体で隠すようにしていた鞄を持ち、立ち上がる。まだ眠いのだろう。ふらふらとした足取りのまま、図書館を出て行った。

 後に残されたものは何もなく、ただ彼が座っていた椅子が、ほんの少し他の椅子よりもズレている他、人の痕跡は見つけられなかった。


( 仄璃は図書室で眠りそう。 )

6ヶ月前 No.32
ページ: 1

 
 
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