Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(46) >>

あの日と僕

 ( 書き捨て!小説 )
- アクセス(279) - いいね!(1)

茜縁 @matunogirl ★Android=W7XxnBxaXu

「やあやあそこのお嬢さん。」

「何、そんなに警戒なさらないで。」

「こんな時間に何をしているのか……と?
怪しいものではありません。貴方様が次の死者として選ばれただけです。」

「あぁ、名乗り遅れましたね、私の名前は……と、そう言えば名乗るような名が無いのでしたね。まあ私の職業は、死神です。ご理解いただけましたか?」

「いきなり死ぬと言われても分からない……と?しかもまだ生きていたいし、やりたいこともあるから死にたくないと……。いやはや、あなた様は、面白いことを言いなさりますね。死神と会った時は既にもう、──────────で居るのですよ?」

「驚くようなことでしょうか?まさか覚えていらっしゃらない、とか?数刻ほど前あなた様は、──────────で、死んでしまったのですが……。まあいきなり死んでしまわれました、なんて言われて死神であるわたくしが迎えに来てご理解いただけないのも不安に思う気持ちはおありにあるかとは思いですが、取り敢えず、お顔をお上げになってください。大丈夫です。死神だからとはいえ、地獄には落ちるわけではございません。御安心下さい。」

そう言って目の前の死神は私の目の前にいたはずなのに隣で手を握っていた。
何よりも恐怖の方が勝った。
「大丈夫です何も怖くない、さぁ、すべて私に委ねて……」

そこまで言うと私の視界は真っ暗になった

ページ: 1


 
 

茜縁 @matunogirl ★Android=W7XxnBxaXu

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

4ヶ月前 No.1

茜縁 @matunogirl ★Android=W7XxnBxaXu

「どうすれば手に入るの?」
『どうせ手には入らないのは知ってるんだよ。』
「どこに行けばそれは落ちてるの?」
『道端になんて落ちてない。……そんなの、もう身に染みて分かってるでしょ?』

誰に問いかけてるのかもわからない。
けれど、ただただ、誰に聞いてるのかもわからず、質問している私をあなたは惨めだと言いたいの?

「どこに行けば売ってるの?」
『まだ分からない?”アレ”は、お前なんかじゃどう頑張ろうと、手に入らない。それに売ってたらお前はいくらで買うつもりなんだ?』

いくらも払えないだろう──────────?
そんな声がアタマに響く。今僕はどこにいるのだろう。冷たい冷たい水が僕に降り注いでいて、僕の体温を奪って行く。

「そんなもの、どうやって僕が手にできるというのさ……」
『どうやろうとお前には手にできないよ。』

雨に濡れて涙なのかそれとも空から降る雫なのかもう判断もつかない。
それ位僕は長い間そこにいたのだろう。

─────けれど、一つだけ、お前でも”アレ”。
手に入れることは出来る方法はあるよ?それはね────することなんだ。──────────

「……僕が持っていないのに?どうやって?
……僕には無理だよ……」
泣きそうな声で叫ぶ。周りは僕のことを白い目で見ながら誰も気にかけてくれない。
『さぁね?
それはお主で考えなよ。……間違っても道は踏み間違えないでね?』

ああ、もう分からない。
どうしたら僕を見てくれるのだろう──────────

4ヶ月前 No.2

茜縁 @matunogirl ★j52ln7aoxu_yFt

僕にはあの人を失うとほかに何もなくなる。
それは昔、人に言われたことだった。

そのときはまさか本当になるとは思ってなかったし、そんなことはないって心のどこかだ思ってたから、
「んなわけないだろ」ってわらっていた。

それも昨日までの話。
警察が「それじゃぁ」
といいながら、部屋を出て行く。
僕はたった今聞かされたことを信じられずに一人部屋の中で呆然としていた。
それぐらいあり得ない話をこの狭い空間でたくさん聞かされた。

一つ目は、あいつは死んだということ。自殺だった。
最後の最後まであいつは僕のことを頼らずに一人で死んでいった。

二つ目。僕が一番驚いたのは何よりも``あいつが僕のことを友達としてみていなかった``ということだった

彼らの話では、僕に一度だけどうやらsosを訴える文面を送ったが気がついてもらえなかった。
遺書にはそう書いてあったといっていた。

それを彼は恨んでいたという。
だから彼の遺留品には僕との思い出のものは残っていなかったという。
思い返してみれば彼との思い出のものなんて数えられる程度のものしかなかった。
僕はそれでもいいと思った。
思い出に残っていればものはいらない、と。
でも彼は違った。

そんなものよりもものとしてきちんと残るものを好んでいた。
根本から僕らは違った

じゃあ、あのときあの人が言った言葉はすべて嘘だった?

もう何も信じられなくなって目を閉じた。
「あなたは嘘つきだ、いやならいえばよかったんだ、永遠なんて言葉、あれも全部嘘、全部全部、嘘なんだ!」
そう叫びながら。
すると誰の声かわからないが声が聞こえてきた
『永遠なんてあるわけ内って最初からわかっていた。わかりきっていたのに、何で信じてしまったの?そんな自分自身も嘘つきなんだ』

「もういやだ、なにも見たくない、何も信じられない」
体を丸めながら耳を塞いでそう小さく呟く。
「あの人に嫌われていたなんて信じたくない。あなたのいない世界はまるで色がない。こんな世界、見たくない。あなたは何しても帰ってこない存在になってしまったあなたがいない世界なんて」

塞いでも聞こえる声が怖かった。
まるで僕の心を読んでるかのような口ぶりだったから。
「あぁ、もうこんな世界、壊れてしまえ」

「あの人がいない世界なんていらない。こんな世界いらない」

4ヶ月前 No.3

茜縁 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

転んでも起き上がり方のわからない。

誰かがそう言った。
そうだね、ぼくも最初はそうだった。
でもね、そんなことを言えてるうちはまだ立ち上がれてると僕は思う。気がついたら立ち上がれてるから。少なくとも僕はそう思う。

そして誰かが────。
いや、僕がこう言った。

僕はもう転びすぎて、上も下も、右も左も何もわからない。前も後ろも。今自分がどこを向いてるとかどこにいるとか全てがわからない。起き上がり方も前の向き方も。そもそも、前も上も下も今自分がどこを見てるのか分からないのにどうやって立ち上がるんだ。前に進むんだ。

だからこうとも取れる。前もしたも上も右も後ろも何も分からないのなら転んでないかもしれないだろ?だから何もわからない。だからこそ、怖いんだ。気が付かないうちにつまづいててもしかしたらそれに僕は気がつけない。そのまま1人孤独なのかと。


そんな暗くて怖い世界に突然の光が差し込む。
道が見えたんだ。僕はそれを頼りに前を見る。気がつけば僕はまた転んでいたんだ。目線を下ろせば、あちこちから悲鳴が聞こえる。

もう無理だ、もうやめとけ、これ以上心を殺すな、もうこれ以上、無理をするなって

それでも僕はまた悲鳴をあげてる体を無理やり持ち上げて起き上がった。

その先にはまた暗闇しか残っていないことを知らずに

3ヶ月前 No.4

茜縁 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

>>4
世界観

人生を道とたとえ、生きてる内の困難や、嫌なこと泣き出したいようなことをつまづくと表現。

主人公は、様々なつまづきで全て転び、全身は傷まみれ、心も何度殺しただろうか。

そして何もかもわからなくなってとうとう何もかもが分からなくなる暗闇(人生でいうどん底)に突き落とされる。

しかしそこからまた信じたいと思える仲間に出会えるが、それもつかの間。あっさりと裏切られ、またそれにより暗闇へと。

その後の主人公の行方は知る者はいない

3ヶ月前 No.5

茜縁 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

夢なんて見たって虚しいだけだ。













僕は常にこう思っている。
だってそうだろう?君達だって夢を見て、そして幾度となくその夢は虚しい結果として終わった。中には成功した者もいるだろうが考えてみろ。その夢が叶ったということは"お前がかなったことで同じ夢を見たこの世界の誰かが虚しい結果を見た"ことになる。……たしかにそんなのは当たり前かもしれない。でも考えによってはその虚しい結果を君達の誰かがすることになったのかもしれない。僕だって、それは同じとも言える。

今までだって何度も夢を見てそして何度もその夢は打ち壊された。今だってそうだ。「今日こそは、」「今日こそは。」「今日こそは!!」「……今日こそは……」

幾度もの「今日こそは」が積み重なり、そして真実を知った時、僕は何度も世界に絶望を知った。

横を見ればかつて一緒に笑いあっていた……いや、いがみ合っていたのかもしれない。そんな人が笑っていた。そしてこちらを見て笑う。「だから言っただろ、お前には無理だって。」言われてもいないのにそんなふうに言わたように感じた。

僕は何かが下手くそでいつだって何かを間違って虚しい結果ばかりしか見えなかった。その中でたったの一つ、これは間違っていなかったと言えるだろう。それは、今となれば大切な人の中の1人……とは言え、一人しかいないが、その中の一人だ。

その人と出会えたことで、僕の人生は素晴らしいほどに華やいだ。その後、またひとりの女の子と出会うが、その子はしばらくすれば、ほかの人と同じように僕の元からさって言った。
そう、それでいいのだ。僕といると虚しい思いしかしない。それをいち早く悟れたんだ。いいだろう。

独りではないのだ。本当に独りなら僕はとうに壊れていたのだろうと思う。

が、しかしこれで終わりだ。
この世の中には、とうに絶望しか思っていない。この世の中に勝手に死ぬ権利があるのならば。僕は迷いなく死を選ぶだろう。

サヨナラ、世界。サヨナラ、僕の大切な人。
サヨナラ、僕の人生。

僕は死を選ぼう

3ヶ月前 No.6

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

地雷千里/じらいちさと/女

警視総監の娘で、武道に関しては、強いと言われる方である。運動神経、女子力に関しては、人の域を超えバケモノじみている。そして、文武両道である。但し、あまり目立ちたくないので、剣道以外では本気を出すことなく、普通にど真ん中をいつも狙う。補習に引っ掛かることもない。両親は共に小学生の頃に他界。その後、冬木家に引き抜かれ、兄の日向の行方不明に。
その頃から、剣道の腕が確実に伸びたが、その分グレて行き、元々あまり好かれていなかったので、一気に反感を買う事になった。孤高の美人と持て囃され、告白は日常茶飯事だったが、その頃も今もそんなものは微塵も興味が無いので、皆振り続けていた。冬木家に属しているので如一に守られているのもあり、人気があったので余計に反感を買っていたのもあったし、最初そのものはくっそ仲が悪かったのだがとある事件で親睦を深めた。
しかし、半年後に兄の日向と再開。途方に暮れているところを警察に捕まった。
恋愛に関しては、疎いでは済まされないぐらいに相手のことが分からないし、自分の気持ちも気がつけない。但し、嫌悪、憎しみ、殺意にはすぐに気がつくことが出来るため、騙すのは容易ではない。

舶来 秋良/はくらい あきら

上記地雷千里の劣化したのが舶来。両親ともに中睦まじく暮らしている。全てにおいて、普通と比べれば高いが、バケモノじみてはいない。普通の家の人であるが、個人的に剣道にハマり、道場で稽古をしている。中学時代、地雷千里と試合にあたり、ぼろ負けをしたことにより、地雷千里に強い憧れを抱いていた、自分もいつかあんなふうに強くなりたいと思っている。それからかなりの場数を踏み、出身中学では一番強いところまで上り詰める。その後中学時代の試合でも、なんども地雷と手を合わせるが、手合わせる度に強くなり、戦いがいがあった。一度、かちそうになったが、不意をつかれ負けた。人気はあまり宜しくなく、あまり喋ることもなく、人に反感を買うことが多い。
恋愛に関しては地雷千里以上に疎く、相手の感情を読み取るのが苦手。

2ヶ月前 No.7

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF


「あー!!!!!!
んでクリスマスにおれは仕事に終われなきゃいけねぇんだよ!!」
「んなの俺もだよ!!」

千里と如一はとある仕事でとある場所に張り込んでいないといけなかった。
「あー……、早く終わらして、左之んとこ行きてぇ……、」
「あー、羨ましいこった。
……とりあえず、さっさと終わらせるに越したことは無いな。」

二人は神経を尖らせ、全ての注意を廊下へと向けた。ふと容疑者が出てくる気配がくると同時に如一と千里は地面を蹴りあげていた。

「あなた……、朝倉大地さん……ですよね。被害届が出されていますが故、操作にご協力頂けますか?」

いきなり現れた高校生ぐらいの警官にド肝を抜かれたようだった。
「な、なんだよ!」
朝倉は高校生程度なら、振り切れる──────────。そう考えたのは甘かった。
「逃がすかよ……!!」
「は……?」
朝倉は気がつくて空を見ていた。
「千里さんいつもより手際がいいねぇ……そんなにクリスマス邪魔されたこと怒ってんのかよ……w」

如一はケラケラと笑いながらあとを追ってくる。
当たり前だろ、と冷たく返事をして、朝倉の手首に手錠を書ける。
「朝倉大地、窃盗の容疑で逮捕する!」

2ヶ月前 No.8

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

遠くで真っ赤なものが見える。その瞬間、頭をドンキで殴られたかのように頭が真っ白になる。もう、自分がなに者なのか、どんな人だったのかわからなくなってしまう。その後、俺は意識を手放して、闇の中へと身を投げる。

本当に真っ暗な闇の中へと身を投げ出したかのように周りも何も見えなくなる。微かに聞こえる自分を呼ぶ声と、話し声。そちらに向かおうとすると、小さな子が小さな手で自分の手を引いた。そちらに目を向けると、死んだような瞳で、抑揚のない話し方で、一人の小さな女の子が話し方で、一人の女の子がはなしかけてきた。
「……そっちにいったらまたこわいげんじつをみることになるよ。ここにいれば、ちさとはあんぜん、だいじようぶ、ここにはちさとをきらうひともちさとをばかにするひともちさとのことをころそうとするひともいないよ」

幼い頃の自分にものすごく似ている女の子。
俺はたしかにそれもそうだ。もう、あんな現実は見たくない。親が死んで、守りたいと思っていた人も守れなかったのなら、俺は"いらない"人だから。

要らないなら目を開いたって辛い現実を見ることしか出来ないなら、私、僕、俺は、このまま、この世界に身を委ねる。

守れなくて、ごめんなさい。
生きていて、ごめんなさい。
よわむしで、ごめんなさい、
パパママ、ごめんなさい。
ボクには、人を守る価値がありません。
守ってもらう価値もありません。

何日暗闇の中で、あの女の子と過ごしたろう。だんだんこの暗闇の中へと依存していた。女の子はよく僕の耳を塞ぐのが好きなようでよく塞いでくる。でもそれがとても心地がよかった。そして、目の前にいる女の子は自分なのではないかと思い始めていた。そう疑ってしまうほど、その女の子は、幼くて、弱くって親を失ったばかりの頃にとても良く似ていたから。鏡のように。
「ちさと、……ごめんね、ほんとうはげんじつではみんなちさとのこと、ひつようとしてた。けど、みらいのじぶんがくるしんでるのをみてられなかった。ちさとはもうすこし、じぶんのこと、たいせつにしてほしくて、ほんとうはもっとはなすべきだったけど、なかなかはなせなくて……。ごめん、ごめんなさい……。ごめんね、よわむしで」

目の前の女の子は、嗚咽を漏らしながら謝る。俺はその時、ああ、やっぱりか、と思いながら、目の前で泣いている少女──────────、いや自分の頭を撫でた。
「やっぱりね。お前は過去の俺か。……うん。知ってた。お前は俺を守ろうとして、してくれたんだろ。もしお前がこうしてくれなかったら、俺はもっと危ないところだった。ありがとう、でもそろそろ俺は戻らなきゃ。ごめんな?」

優しく語りかけるように、目の前にいる幼い自分に話しかける。幼い頃の自分は静かに頷く。涙を拭いながら、それでもただ溢れてくる涙が止まらないのか、ほんの少しだけ嗚咽を漏らしながら自分に問いかける。
「うん……、ちさと、これからもたしかにつらいことあるかもしれないけどだいじょうぶ……?もう、たえられる?それにくさびくんは……」
「……それは、未来がわかるわけじゃないから分からないし……。絶対とは言いきれないよ。でも大丈夫。俺には"~守らない人"じゃなくて、守りたい人が沢山いるから!」
「そっかあ……つよくなったね、ちさと……。」

相変わらず少女、もとい。幼い自分は声に抑揚はないが、ほんの少しづつ前に進んでいくだろう。
「じゃあそろそろおわかれのじかんだよ、ほら、いおりちゃんがよんでる。バイバイ。」


こーんなことがあったなんでだれかにはなしてもしんじてもらえない……。よね。

1ヶ月前 No.9

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

1ヶ月前 No.10

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「ねぇ楔」

「1度でいいの、お前にさ、好きって言われたい。」

「……うん、知ってた。ごめんね、変なわがまま言って。忘れてよ。」

「……何でこんなこと……って。じゃあ言うよ。
……俺なんかよりも、伊織の方がお前を幸せにできるし、俺なんかよりも、伊織の方が好き、だろ?だから、さ。別れよう?」

「……嘘だ!!そんなめで俺のこと見んなよ!!知ってんだよ!!お前が俺のこと一っミリも見てねぇの!!もうそんな目で見られるの辛い……っ!」

「お願い、楔。もう楔の声で、千里って呼ばないで。前みたいに、地雷って呼んで?」

「……ううん、ダメなの。諦められなくなる。そうしたら楔にも迷惑かけちまうからさ、だからダメ。」

「うん、それでいいよ。ほら、早く伊織ん所行ってこい。アイツ……ええと、誰だっけ」

「そうそう!そいつに取られちゃうよ?いいの?」

「あははは!!やっぱり楔は楔だ!取られちゃう前に、早く行ってこい!……早くいけよ、諦められなくなる。」

「…………あー、やっぱり俺、楔のこと好きだな……。ところで、そこにいるヤツ。姿表わせよ。知ってんだよ、いること。」

「……あぁ、お前か。……なに?」
「後悔してないか……?してるに……してるに決まってんだろ?!まだ好きだし、嫌いになんてなれるわけない!!でも……っ!俺なんかよりも、伊織の方が楔のことは好きだし、俺なんかよりも、伊織の方が幸せにしてやれんだよ!!」

「泣くなって言われたって、泣きたくもなるよ!!……悪いけど、お前、出て行って。早く!」

28日前 No.11

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF


「んだよ、千里」

「……ごめん、伊織ちゃん以外には……言わない。」

「知ってたのかよ……。なんでんな事言ったんだよ、忘れられないから。」

「そんなこと……ねぇよ、俺は千里の事も、好きになれるから……。別れる必要なんて……。」

「……千里……。」

「え……、なん……で、別に千里でも……」

「……ごめんな、地雷。」

「……四月一日徹守?」

「お前名前覚えろよ……、取られてたまるかっつーの!!」

「……うん、ありがとう、地雷。」

27日前 No.12

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF


「ほんと総ちゃん過保護!!私のぱぱみたい!!」
「ちーちゃん?!え?!僕ちーちゃんのぱぱさんに似てるの?!待ってよ!」

────懐かしい夢を、みた。
父も母も、まだ生きていて、まだ小さくて、総司の事を総ちゃん、総司も千里のことをちーちゃん、と呼んでいた頃、こんな会話がしたことがあった。
なんで、こんな会話になったのかは忘れた。けれど、それはとても暖かくて、懐かしい夢だった。それは当然、とても小さな頃の夢。
あの頃から、千里はどこか他人から目を引く様な純新無垢さで、男の子からは好かれ、女の子からはあまり好かれるタイプではなかった。しかし、それでも昔は今みたいに、みんなから、ではなくそれなりに友人も多かった。女の子からも一部ではあるが、千里の優しさに絆され、友達みたいに話す人もいたし、男の子ともよく遊んでいた。
多分、昔の千里は身体も弱かったし、剣道も弱かった、体力も無かった、運動も苦手な子だった。だから、総司は男の子と遊ぶ時は、絶対についてきて、千里を一番庇っていたのを思い出す。千里のお父さんは過保護と言われても過言ではない。警察の仕事をやりながらも必ず1日のうちに1度は連絡が入る。入らない時は、次の日泣きながら、電話で謝られ、散々だった。

しかし────。あの事件、あの日から千里は変わった。死んだ魚の様な目になり、感情が消え失せた。そして、ずっと長袖を着るようになった。更にものすごいスピードで剣道や、他の武道が強くなり、喧嘩をすることも増えた。

「ねぇ、千里ちゃん……、もう辞めなよ!」
「……うるさい、総司には関係ねぇ、だろ。」

総司は悲しかった。増える傷、日に日に鋭さを増し、加速する死んでしまった魚の目、感情の欠落。更に、険しくなっていく、顔。かつての千里の可愛さは消えてしまっていた。しかし、そんな千里もいい、という男子は絶えず、完全に女子からは嫌われていた。

そんな時だった
「総司!!」
「千里……ちゃん……?」
千里はいきなり、前みたいな笑顔で笑うようになった。大半はうまくは笑えてはいないのだが。なぜなら……全てを千里は取り戻したわけではなかった。死んだ魚の様な目は変わらないし、前みたいに、皆の前で笑わなくなった。仲のいい人物としか話さなくなったし、一人でいる時は唇をきつく結んでいた。そのせいで、孤高の美人と言われ、前よりもモテていた。

しかし、千里は前みたいに、戻ることは無かった。言葉遣いや、立ち振る舞い、性格は、小さい頃とは売って変わり、男の子のように変わっていた。しかし根元は変わらないし、前みたいに、運動音痴ではなく、運動もできて、頭もよく、まとめれば、文武両道。信用の置いた人物に限り、面倒見も良くて世話焼き。お母さんみたいに変わっていた。いや、面倒見も良くて、世話焼きなのは変わらないが、対象が変わってしまったのだ。

みんな、から特定の人物。
でも総司はそれでいいと思っていた。理由は、可愛い幼馴染みを下手なやつには渡したくはなかった、からだ。

「ほんと、総司って変わんねぇな、あの頃から。ほんとお前親父かよ」
「えぇ、酷いなぁ、僕はただ単純に千里ちゃんが心配なの。」
「同じだっての……」

目の前で困ったようにわらう千里の笑顔を守りたい。そう心に誓ったあの日。
総司が忘れたくても忘れることが出来ないあの事件。
千里はもう覚えていないかもしれない。それでもあんな光景はもう二度と見たくない。そう思いながら千里の頭をグシャりと撫でると、不機嫌そうな顔をしながら手を払われてしまったのだった。

27日前 No.13

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「縁楔……ね。」
「えへへ、宜しくね永瀬千里ちゃん!」
「……やだ。」
「え……?」

中学の頃。久々に男子と話したろうか。それが縁楔だった。
千里が転入してきた時、隣になったのが縁楔。前の中学は表向き問題を起こしすぎたのが理由で退学という扱いだが、本当の所は、自主退学。そして、千里は幼馴染みの通っている中学にやって来た。……前通っていたところは、今お世話になっている永瀬が決めた学校だった。この頃、千里はまだあれ荒んでいる時期で、周りにも興味がなかった。当然休み時間に興味津々やってくる奴らの相手もせずにただ黙ってすっかりボロボロになった本を読み続けていた。不意に廊下から「千里ちゃん!」と呼ぶ声が聞こえると露骨に顔を顰めながらも、千里はそちらに向かって歩き始め、しかめっ面をしながらも時折顔を綻ばせ、頷いたりをしていた。しかし、その後切れたような声が聞こえ、いかにも不機嫌そうな千里が席について再び本を読み始めた。楔はそれを見ながら、なんとなく伊織ちゃんに似てる。そう思ったが、伊織ちゃんの方が可愛いし、伊織ちゃんの方がカッコイイ。そう思っていると不意に伊織に会いたくなった楔は立ち上がり、伊織の元へも歩き始めたのだった────。

27日前 No.14

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「改めまして、地雷千里です。苗字が変わっただけなので。……宜しくもしたくないですが、よろしくお願いします。」

淡々と述べられた苗字の変更。2年の終わりが近く、もうそろそろで春休みだというところでそれが告げられた。
その後の休み時間に、伊織と仲がいいらしい総司が千里の元を訪ねた。千里は、ほんの少し嫌そうな顔をしつつも、無表情だったのから、一気に顔を綻ばせる。
そんな表情に少なくとも藤堂平助はドキリとしてしまった。元から、千里には惚れていた。ちさとがあの日、転校してきた日から。
こんなふうにも笑えるんだ、と。総司のお陰で永瀬だった頃からほんの少し交流は持っていたし、それなりに話もしてくれる。けれど、笑った顔を見たのは初めてだった
「千里!!」
「ん?どうかした、藤堂。」
「いや、なんとなく……呼んでみただけ?」
「なんだそりゃ、変なやつ。」

千里はそのまんまの笑顔をこちらに向け、ふは、と吹き出しながらクスクスと笑う。────可愛い。ふとそんなふうに思った。変なやつ、そう言われても、嫌な気はしなくて、なぜだか凄く心なポカポカとしてドキドキとしていた。
「ちょっと平助くん。千里ちゃんをいやらしい目で見ないでよ」
「あはは、やだなぁ、藤堂が俺をそんな目で見るわけねぇじゃん。なあ、藤堂」
「そ、、そうだぞ!総司!変な事言うな!」
「ふぅん……どうだか。」

27日前 No.15

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

とある初夏の日。

「っち……よっわ。こいつらももう敵じゃない、か。動かないしね。」

気分が悪い。そう思いながら口元を拭う。何発か顔に当たったので、口の中には鉄錆の味が広がる。他人の赤い色はもう大分慣れた。
最近ようやく吐かなくなった。最初の頃なんかは喧嘩が終わる度に、近くの公衆トイレに駆け込み、1時間は動けなくなっていた。
永瀬頼に殴られる度、赤い血を見る度、恐怖で動けなくなった。

今じゃこうして、動けているし、血を見てもほんの少し気分が悪くなるだけで、他に体の不調はなかった。掌を眺めれば、所々に見える、鮮血。それは相手のもので、不快感が増した。
千里は強かった。そして眼光が死んだ魚のようで、戯れているヤンキーからよく喧嘩を売られていた。しかし、千里は負けを知らなかった。一人で族を潰したとかいう人────。確か巴と言っていただろうか。その人は知り合いだし、手を出そうとも思えない。格の違いがわかるから。それに、売られた喧嘩は買うだけで、自分から売ることはなかった。1度だけあったが、それは人を守るためのもの。理由も無しに人のことは殴れない。殺せない。

そう思いながら手のひらを握りしめる。
「……千里ちゃん?!また喧嘩したの?!」
「……お前には関係ねぇよ。ほっと置いてよ。ただの幼馴染には、こんな世界、似合わねぇから。」
「……千里ちゃん……。」

────ごめんな、総司。俺は弱いから。こんな事をしないと、自分を保てない。ごめんな、こうしていないと気が狂いそうなんだ。

千里は父と母が死んだことを未だに受け入れることが出来ずにいた。
だから、じっとしているとあの日のことが思い出してしまい、苦しかった。だからこうして売られた喧嘩を買わずにはいられ、無かった。

あの日までは。
千里が冬木に助けられた時のことは忘れた。多分、思い出したくない過去なのだろう。けれど、なんとなく覚えてるのは千里と如一は最初は仲が悪かった。
そしてあの頃の千里はほんの少し髪を切られた。それだけ。
それがきっかけで一気に仲が深まり、千里には笑顔が戻った。

総司は如一に感謝していた。
そして、伊織にも感謝していた。

千里は2人の人に助けられた。
いいお友達を持ったね、千里ちゃん。

26日前 No.16

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「さぁさぁ!!永瀬頼君!俺は君を救いに来たよ!」
「……は?」

突如現れた小さな女の子────。それはかつて頼が、殴ったことがある、虐待をしていた地雷千里だった。頼は驚いたように目を見開き、千里の肩を掴んだ。
「ここには来るなって……!!」
「おっと、俺は言ったじゃないか。君を救いに来たって。あくまで俺が今日ここに来たのはお仕事。」

頼はもう殴らない。そう信じて、千里はこの場に立っている。いや、立つことが出来る。本音を言ってしまえば怖いし、足も震えている。
そのせいなのか、いつもは落ち着いてやれることもほんの少し駆け足で、大げさなものとなってしまう。

「改めてご紹介いたしましょう!この度、今年度からこの街の警視総監として、赴任しました!昼間は、警察の仕事をしながらも、学生の本分である勉学に勤しみ、そして夜は町の平和を守るため、パトロールや、町内探索に務めている、地雷千里!以後、よろしくお願い致します!」

千里はなるべく平常心で全ての言葉を息を切らさず一度も息を吸わずに全てを言い切る。
頼はそれを聞きながら、若干引きつつも、千里が警視総監になったことを驚いていた。なぜあの時自分に手錠をかけなかった、なぜあの時刑罰を与えるために、千里はこれを言わなかったのか。そんな考えがぐるぐると巡ってはあの時の千里の瞳を思い出せば、消えてしまった。怯えに怯えきってしまった瞳。自分に向けられることのない光の入った瞳。確かに千里の瞳は常に死んだ魚のような目をしていて、あまり光は入っていない。なので千里は笑う時はなるべく目を閉じる。目では笑えなくなっていたから。自分に向けられることのなかった瞳。それは、ほんの少しだけ光が入った瞳だった。
けれど、いつの間にか千里の瞳には怯えも入っているが、警視総監としての器────。大人の瞳をしていた。死んだ魚のような目ではあるが。
「さて、この度俺がここに来た理由を話しましょう。橘伊織────。彼女は昔ここでお世話に……いや実の娘でしょう。あっていますね?永瀬御夫妻。」
「……。」
「ふふっ……。あっていたようで何よりです。そして貴方達は教育、と称して虐待を橘伊織に繰り返していましたね?……それを私の父と母が知った。だから、養子縁組に出された。しかし、永瀬頼には外傷は見られなかったので、とりあえず養子縁組には出されなかった。……ここまではあっている?」
「……っ。」
「さて、ここからが本題です。警察の私が来た、ということはどういうことでしょう、か?……まぁもう分かるよね?橘伊織、及びにこの私地雷千里に対し、精神、肉体的虐待、及びに永瀬頼に対する精神虐待の容疑で逮捕致します。なお、橘伊織、及びに地雷千里には物的証拠があります。そして永瀬頼。……頼くんには暴行罪、としての事件性は問われるかもしれない。けれど、俺がそんなに言わなければ頼くんは軽くなるはずだよ。悪いのは全部頼君の父さんと母さん。心理的虐待は、子どもの心を深く傷つける。自尊心の低下、うつ病、他にも沢山問題が起こる。……頼君はおそらくこのうちの一つ、感情に左右されやすいが出たんだろうね。……頼君言ってたもんね。守りたかった。けれど、親が怖くて守れなかった……って。……借りは返したよ。これから頼くんがどうするかは、自分次第。実の妹……まぁ識君いてもいいなら、そこでお世話になるといい。私が口を聞いておくだろうし、伊織も伊織のお父さんに掛け合ってくれるだろう。……あとは好きにするといい。……後ね、後でお母さんにお線香あげて?きっとお母さんも喜ぶよ。」

千里は手際良くスラスラとまるで音読でもしているかのように頼と、伊織の父親と母親の罪状を高らかに宣言をした。そこには、頼は気が付かなかった、一つの虐待が入っていた。心理的虐待────。それは最近増えていて、虐待の中でも最も気が付きにくいとされている虐待の一つだった。千里は二人の老夫婦をパトカーの中に入れた後、頼に振り返りながら、話を進めた。

千里は最後ににへり、と笑いながらお線香上げに来て、と家まで呼んでくれて。今後のことも自分で決めろと冷たいことを言いながらもこうしたら、と案をくれたりと、千里もなかなかのお節介だった。パトカーに乗り込もうとしている千里に話しかけるとちさとは一度目を丸くした後にぃ、と笑いながら、手を振りながら、「早く来いよ!」と付け足す。
「……落ち着いたら、行くから待っててよ。」
「うん!頼くん。
あ、あと、日向のくそ兄貴。あいつ一発ぶん殴らないと気が済まないから、来る時は、連れてきてね!」

最後の言葉に頼は苦笑をする。アイツ、まだ千里のところに謝りに行けてないのか、本当にヘタレだな。そう思いながら足取り軽く前の家、永瀬家を後にした、

26日前 No.17

千里 @matunogirl ★bmcMf8SVlV_yFt

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

19日前 No.18

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

伊織×楔

縁 伊織:旧姓橘伊織。縁楔の嫁。楔のことを尻に敷いてるつもりは無いが、楔が何かと下手に出てる為、傍から見れば尻に敷かれている楔。天才薙刀選手で、大会では毎回優勝を勝ち取っている。裏を知った時にはとても驚いたが、余計に惚れ直したのは伊織と千里のふたりの間の秘密。

縁 楔 :橘伊織の旦那。伊織には滅法弱く、かなり尻に敷かれている。職業はそれなりに忙しくカメラマンと雑誌編集者。仕事用の写真とプライベート用の写真が二枚あるが、プライベート用は言わずともしれた伊織の写真。もちろんもう楔が伊織を撮るのを好きなのを伊織は知ってるので、一応許可はしてある。今でもたまに千里とは交流を保っているが、千里が忙しく、なかなか会っていない。

藤堂 秋良:藤堂平助の嫁で、警察の下っ端。千里を追って来たのだが、千里と比べキャリアもあまり無いため、下っ端だが、かなりの働きぶりと千里の手によって鍛えられた観察眼と推理力があるため、補佐官という地位もそう遠くない夢である。

藤堂 平助:世界的有名な企業に務める凄腕ゲームプログラマー。最初は結婚資金を集めるため、バイトとしてお手伝い感覚でやっていたが、ゲーマーの血が騒ぐのか、そのままそこに就職した。

地雷 千里:世界を飛び回る警視総監。とても忙しく、結婚とか確かに夢だが、夢のまた夢と諦めている。この際、式は挙げずに、入籍だけして置こうかとおもっている。楔と伊織が結婚すると聞いた時はもちろん仕事をこれでもかというほど詰め込み、自暴自棄になっていた。

沖田 総司:千里と付き合っているが、世界を飛び回る千里と世界を飛び回る天才写真家。かなり稼いでいて、それなりに言い値で買う人が耐えない。たまに仕事先で千里も同じだった時はこっそりと写真を撮っておいて、後で見せて怒られる、というのを繰り返している。伊織と、楔が結婚すると聞いた時は世界を飛び回るのを増やし、写真を、撮りまくって忘れようとした。今となれば千里にプロポーズする計画をこっそり立てている

19日前 No.19

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

二人の警察とその友人

「秋良刑事」
「あ!ち……地雷警視総監!」

高校卒業後、秋良は千里のあとを追って、警察官学校を目指した。千里もまさかとは思っていたが、好成績での入学に成功。

千里は働きながらたまに指導をしに、警察官学校を訪れたが、いつも上位にいた。それを見込んだのもあるだろうし、千里の知り合いで、オススメだというのもあったのか、なかなか評価は高かった。

「今度、藤堂くんと結婚するらしいね、おめでとう。どうだ、今度高校の友人を誘ってお祝いでもしないか?女子だけでやろう。確か今日は沖田君も海外の仕事で家にいなくてね……。情けない話、ほんの少し寂しくて。どうだい?……まぁそこはほかの橘くんや不知火君のご予定に合わせるがね。」
「あー、今日はみんな家にいるそうです。」

千里は本格的に警視総監の仕事を始めたので、みんなとなかなか連絡を取れずにいた。なのでこんなふうに集まりたいなと思った。時は秋良をいつも通していた。
「それでは地雷警視総監の家で今日7時ぐらいでいいですか?」
「ん、それでいいよ。私もなるべく早目に終わるように心がけよう。」
千里はそう言いながら、次の捜査に向かうべく走りだした。秋良はその背中を見送りながら早く千里の役にたちたい──────────。そう考えながら秋良も部署へと戻っていく。

その日の夜。
「あれ、秋良。千里は?」
「んー少し捜査が長引くって。会議らしいよー。」
先に行くように千里には言われ、鍵を預かっていた。家に入ると既に如一が来ており、鍵は不要なものとなってしまう。いつも掛けておいて、と頼まれるところに鍵を掛けてから如一と共に今へと歩く。その途中で如一が口を開いた。恐らく無言の時間が少しキツかったのだろう。
「ホンット千里警察の仕事好きだよなぁw」
「あ、後ね不知火んとこの後処理の件で遅れるって」
「すんません。」

如一の警察の仕事が好きだ、という発言には秋良がほんの少しの洒落を混ぜ込むと、弾丸かのように、顔を赤くしながら謝る。まだ慣れてないのか、と思いつつくすくすと笑いながら、「そのうち来るよ、」と言った。

「ごメーン!少し遅れた!楔がなっかなか許可してくれなくてwメンバーを出したら、久々のことだからって許してくれたよ。」
玄関が開く音がすると、伊織と千里が一緒に来た。恐らく千里は途中で会議を抜け出し、逃げてる最中に伊織から迎えに来て欲しいというお達しで迎えに行っていた。
「おー、伊織。ひっさびさだなぁ。そういや、お前、結婚は?」
「まだだよー、でもそろそろしたいなって思ってる。」
「ちょっと家主無視るなよ…、んじゃあ俺とりあえず、酒とつまみ、それから如一の為にガスマスク持ってくるなー」

そう言いながら、千里は地下へと入っていく。しばらく待っていると酒瓶を沢山抱えて戻ってきた。
「とりあえず、秋良婚約オメデトー!」
「「おめでとう!!」」
「ありがとー」

千里が仕切りながら掛け声をあげる。すると秋良はほんの少し恥ずかしそうに酒杯を上げる。それにあわせてコップで乾杯を交わした。

「そーいやプロポーズってどっちからなん?」
「……俺から。あーあ。俺もプロポーズされたかったなぁ。」

プロポーズの話しになると秋良はほんの少しムッとしながらされることは無く痺れを切らしてプロポーズをしたららしい。
「平助らしいなぁw」
「アイツ千里好きだった頃からヘタレだったもんなぁ……、」
「え?!何あいつ、婚約指輪まで用意しておいて、してなかったの?」

伊織はどうやらほんの少し事情を知っていたらしく、婚約指輪まで用意したはしたが、何故かまだプロポーズをしていなかった。と聞いてほんとに驚いていた。
「え?!なにそれそんな話聞いてない。」
「あいつ、ほんとバカだよなーwww」

酔いが回ってきた頃になると、いつもここはカオスになる。
「いいなぁ、結婚。俺も総司と結婚したい。プロポーズするとかされたとか関係なく。」
「んじゃあすりゃあイイじゃん」
「やーだね!はずいじゃん、如一はいいよなぁー!素敵な旦那さんにプロポーズされて!」
「んだとー?!」

今日はもっぱら女らしい会話に花を咲かせていた。とはいえ、口調はいつもより少し大人しいぐらいで、話し方は女らしくないのだが。

19日前 No.20

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

平助と秋良

「そろそろ秋良と結婚したい」
「……だったらさっさとプロポーズしろよ?!」

平助は楔と共に喫茶店を訪ねていた。そこには珍しく千里がいた。
「楔、それお前だけには言われたくない。あとなんで千里いんの?」
「それな、楔だけには俺も言われたかねぇや。たまたま休みでさー、ほんとは伊織と会う約束してんだけど、約束場所ここだし、まだ時間早いからここにいよっかなって」

「お前ら殴るよ、そうなの?伊織ちゃんここに来るんだ、せっかくなら話しようよ」
「お前怖いんだよ。別にいんじゃね?伊織も楔いるなら急いでくるだろうから駅まで来たら迎えにいくよって言っておくなー」

そう言いながら、一応プライベート用のスマホを開こうとする。所が開くのが久々過ぎてパスワードを忘れる始末だった。

「……ねぇ、どっちか伊織に連絡しといてくんね?」
「……馬鹿かよ!!」
「ごめんって、へいちゃんたんのマスわ□」
「ほんっとよー……、しかたねぇなぁ……ケータイショップ行って解除してもらえよー」

呆れながらも平助は伊織にreibを送る。その後すぐに既読がつき、りょーかい、怪我したら楔に心配かけるけどなるべく急ぐ!と送られてきた。

「りょーかい、だってよ。あと怪我しない程度に急ぐとよ。」
「あいよ、所で平助君。女というのはプロポーズはするよりされたいんだからな、そこは理解しとけよ?」

そんなのは、分かってる。平助は心の中で毒を吐きながら、むすりとしながら投げやりにこたえる。
「……なんで千里がわかんだよ」
「あれ?俺女なんだけどなー?こいつマジ一度殴った方がいいかな?」
「いいんじゃねぇの?」
「待って、千里からの殴りとか容赦ないからやめてごめんなさい嘘です千里女の子ですちゃんと女だからお願い殴らないで」
そんなことは分かっているのだが言われるのはなかなかむかつくものだった。その後の千里の冷ややかな殴るよ、という声に慌てて弁解をした。

「ともかく、さ。秋良が痺れ切らす前にさっさとプロポーズしてやれよ、っと、伊織そろそろ近いっぽいな。」

千里は平助スマホから連絡が入り、庵からだとわかると、そろそろ駅が近いらしい。千里はさっさと出ていくと、駅に向かって歩き始めた。

「地雷のゆうとおりだからなー。地雷だってしてもらいたいだろうし、それは舶来も同じだからな」
「かっこつけてるとこ悪いけど、楔、お前だって伊織待ってたと思うぜ。」
「……。」

19日前 No.21

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

秋良のプロポーズ

「だああああああああああ!!!」
「あ、秋良刑事?!なにかご乱心のようですが、どうかさいました?」
「あ、時、地雷警視総監!すいません、仕事中に突然発狂なんかして……。」

だああああん、と机を思い切り叩く音が捜査本部に響く。千里は一度大きく肩を揺らし、音の犯人を辿ると、かつての親友であり、千里にとって今の本部の中で頼りにしている人物──────────、舶来秋良が目に入った。
「悩み事があるようだね、良し、この後我々は休みの日だし、その時にでも話を聞こう。込み入った話になりそうだし、このぐらいのこと、私の力が無くとも君らだけで出来る、よね?」

千里は一度ニッコリとした笑顔を作り、その後仕事中の顔に戻る。その時は冷たい笑顔でこの程度できないなら捜査本部から追い出す、という顔で笑う。みんなそれを見て、萎縮したかのようにはい!と声を上げた。
「締切は特に設けないから。もう解決してる事件だし。ただし、しっかりと調べて、報告書は完成させてね。あんま遅いと流石にぶっ殺す(とばす)けどね。出来たら机に置いといて。後で確認とって足りないと思ったところは私が付けたそう。諸君、頑張ってくれ。じゃあ解散!」

先ほどの威勢のいい返事に千里は満足そうに微笑むと、報告書の提出に関する事柄をきちんと伝える。もちろんほんの少しの脅しも加えて──────────。解散、と千里が叫ぶと、他に捜査がある人、これから昼休みの人、これから家に帰る人で、賑わっていた。

「さて、舶来君。我々も家に行こうか。」
千里はそう笑いながらロッカーの鍵をくるり、と回した。「そーですね、地雷警視総監の家、最近行き過ぎて、もう道覚えてしまいましたよ、」
「それほど君とは酒を飲み交わしているのだな、まぁ明日も我々は休日だし、ゆっくり休むことにしよう。」

クスクスと小さく笑う秋良に対して、大人の余裕、もしくは早くから大人の世界で生きていた千里の余裕からか千里は微笑をしていた。千里は警察の中で最もモテているらしいと噂で聞いた。しかし、千里も彼氏がいることを証明するかのように左手の薬指に指輪をしていた。時折それをいとおしそうに眺めた後に捜査に向かうこともあり、特定の男性がいることは確かだし、たまに迎えに来ることもあった。

「さて、秋良。どうしたのさ、さっきの会議ん時の発狂。くそ驚いたんだけど……大丈夫?」
「平助と結婚したい……。俺だって一応女だからプロポーズされたいから、ずっー……と待ってんだけどさ、いつになったらしてくれるのかなぁ……。って思って。もーやだぁ、」
「あはは……ヘタレな平助だからなー……。いっその事お前からしちまえよ、」

千里は呆れたようにため息をついた。あの相談から一ヶ月がたったが、まだ婚約すらしてなかったのかと思い、流石に秋良が可哀想になってきた千里は、いっそのこと、自分からしちまえ、と提案した。
「逆プロポーズねぇ……。せめてプロポーズだけは平助からがよかったなぁ。」
「そういや、告白も秋良からだったけか?あいつはホンットヘタレヤローだなぁ、まぁ、頑張れよ。」
「さんきゅ、早速してくんねー!」
「おー、頑張れー」

そう言うと秋良は走って家の方角へと走っていく。
「俺もそろそろ結婚したいなぁ……。」

ぼんやりと秋良が帰っていった方角を眺めていると後ろから呆れたようにそれでも少し嬉しそうに声をかけられる。
「千里ちゃん?そんなところに突っ立って何してんのさ。仕事はいいの?」
「総司。うん、午後から明日の夜までオフだよ、へへ、総司が、、今日帰ってくるって聞いたから無理言って休みとってきた。」

顔をふにゃりと緩ませながら本の少しあくどい事を言った。それでも総司はそんなことは気にせず、嬉しそうに笑いながらてれる。総司は照れると顔をそらすくせがあるので、それが見れた千里はクスクスと笑いながら、総司が口を開くのをまった
「千里ちゃんってずるいよね……、なんでそんな嬉しくなるようなことサラリと言っちゃうのさ。」
「まぁまぁ、早く入ろ。総司の写真見たいし、それに総司のファンの子に邪魔されたくない。」

そう言いながら、千里は総司の裾を引っ張って家の中へと入る。
「そーだ、今日ね、痺れを切らした秋良が平助にプロポーズするって。」
「あれ……、平助ってさ、告白も秋良ちゃんからさせて無かった?」
「たしかそーだよ、」
「秋良ちゃんが可哀想だよね……」
「それなー、俺らもそろそろしたいね、」
「……もうちょっとだけ待っててね、僕も、用意、したいものあるし、時期だってもう少し、あとがいいなぁ。」
「……待ってるよ、告白だって総司からだったし、総司は待たせてくれた分、幸せにしてくれるって信じてる。」
「今頃、平助きっと顔真っ赤だね、」

お互いに少し恥ずかしくなってきて、顔を逸らす。その後千里の呟いた顔真っ赤だね、という発言には物の見事に当たっていた



「ねぇ、平助。俺、もう待ちくたびれたよ。」
「え……?」
「だからさ。」
「結婚……しよ?」
「……はっ……?」

その後、5分ぐらい平助はフリーズした後に、鞄にしまっていた婚約指輪を取り出して、「俺の方こそよろしくお願いします」と言って万事解決した。

19日前 No.22

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

千里と楔

伊織と無事に婚約したよ、と連絡が入ってるのに気がついたのはつい先日。その後がむしゃらに働いて、総司とふたりで泣きわめいた。
だいぶ落ち着き、過去のことを精算するために、楔を呼び出して、むかしのじぶんのおもいを伝えるために。

「よ、楔。奥さんになる伊織居ない日選んだつもりだけど、どうよ。」
「んだよ、地雷。確かに居ないけどさ、んで?なんなのさ。話って。」

いざその事を話そうとするとなかなか緊張が伴うものだが、過去の事なので、割とあっさり言うことが出来た。
「いや、簡単な話、高校時代ん時、楔のこと好きだったよって。」
「うん、、知ってた。地雷ってわかり易いし。多分他にも知ってる人いたんじゃね?」
「あー、総司が知ってた。」

知られていたってのを知ると、割れながら恥ずかしくなってくるもので、飲み物をずずっと一気に啜る。
「でも……ちゃんと伝えてくれてありがと、こうして地雷が正直に話してくれた訳だし、俺も話すよ。一時期俺もお前のこと好きだったよ。でもお前が気が付かせてくれたお陰で今伊織ちゃんと幸せになれた。ありがと。」
「知ってる。最初、悩んだよ。ここで思いを伝えてしまおうかって。でも伊織の気持ちも楔の気持ちも知った上で、そんな酷いこと、出来なかったし。それに俺がお前に惚れた理由なんて、伊織に一途なところなんだよ。」

あの時の後悔がないかと聞かれれば多分、「no」だけど、目の前で幸せそうにしている好きだった人を見るとそんなのはどうでもよくなってしまう。
「楔。婚約……おめっとさん。」
「おぅ、お前も早く幸せになれよなー。 」
「うるさいなぁ、俺は総司の、ペースに合わせるんですぅ。」
ねぇ、総司。こんなこと言ったら怒られるかもしれたいけど、俺は楔のこと好きになって後悔はしてないし、ぎゃくに良かったと思ってるよ。
「おっまえなぁ……、」
「それに、多分そろそろしてくれるって感じる。昨日ね、総司、泣きながら帰ってきてた。多分、過去のこと精算したんだと思うよ。俺みたいにね。俺はもう総司の事大好きだし、お前に振られたぐらいじゃ泣かねぇけどさ。それと、この間総司のスーツからなんか箱が落ちてきた。総司ったら、それを慌てて拾うんだもん。バレバレだよ。
早いうち──────────、六月には結婚すると思うよ?」

惚気を聞かされてるのか推理を聞かされているのかイマイチ分からなくなってきた楔はただ一言、
「やっぱりお前怖い……。」
と呟く。対する千里はさも不思議そうに首を傾げて、総司がわかりやすいだけだよー、と言った。
「そー?俺楔ほど読み取りにくいやつ居ないよ?」
それにと付け加えながら
「やっぱり好きな人のことだしね!」
と幸せそうに笑った。
「ま、お前もよかったじゃん。 」
「楔も幸せになれよ、」

そう言いながら、千里は楔と並んで、会計に出る。千里が財布を出し払おうとすると、楔がいつの間にか全額出していた。
「え、おま、何してんだよ。」
「うるさい。黙って奢られとけ。」
「……はーい。」

そういうところも好きになった原因の一つなのだが、ここでそれを言うのは野暮だ。そう思ったちさとは口を噤む。幸せそうな背中を見送ってからぽつりと一筋の涙とともに呟いた
「ありがとう、楔。俺、お前を好きになって本当によかった。そして、さよなら、高校生の楔。お前はもういい加減大人になって最愛の人の元のところへお行き。」

そういうと、千里の中での楔のイメージは一気に大人へと進み、白い光を放ちながら少しずつ消えていった。千里は涙を拭い、帰路へとつく。

「さぁて、総司いつプロポーズ、してくれんのかなぁ。」

そう呟きながら歩く道はほんの少しだけさみしかった。早く、会いたい。総司に。
「総司!」
「おかえり!千里ちゃん!
どこ、言ってたの?」
「楔んとこ。きちんと高校時代のこと、精算してきた。まぁバレてたんだけどね。俺ももう準備できたし、いつでもいいよ、」
「そっか。」

そう言いながら、総司はぎゅっと優しく抱きしめた。その温もりが千里は嬉しくて、千里も抱き締め返したのだった──────────

19日前 No.23

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

総司の悩み

「ねえ、平助。千里ちゃんってさー、どんな感じで告白したら喜んでくれると思う?」

そう言えばかつて、こんなことで悩んでいたことを思い出す。その相談もそういえばここの喫茶店で、この席だった覚えがした。総司は久々のオフで千里も久々のオフだったため、久々にどっか遊びに行きたいね、という彼女の珍しいワガママにより、近くの水族館に遊びに行った帰り、なんとなくよった喫茶店だった。そんなことを考えていると、目の前でアイスティーを飲んでいた彼女からこえをかけられた。

「ん?どうしたんだよ、総司。」
「んー、ちょっと平助君に相談してた事思い出してただけ、千里ちゃんのことについて。ああ、そういえば惚気話とか、いろんなここの席ではしたよ。」

そんな事を言うと、目の前にいる愛しい人は、顔から湯気が出そうなほど、顔を赤らめ、興味なさげにふぅん、と言っていたが、恐らく、恥ずかしいんだろうなぁ、と総司は思う。確実に掃除から目をそらし思い切り動揺しながらアイスティーを啜っている。そんな様子か可愛くて、仕方がなかった。
「千里ちゃん。」
「んー?」
「……好き、だよ?」
「ば……!!
……俺も好きですー。」

かつて総司が伊織を好きだった頃、かつて千里が楔が好きだった頃。あの頃は振られたばかりでお互いの関係といえば傷のなめあいの虚しい付き合いだった。

お互い最初はこんなことになるなんて思いもしなかったし、まさか本当に恋人として、付き合うことになるなんて予想だにしていなかった。
あの頃を目の前にいる千里も考えているのか、ほんの少し優しい笑みを浮かべていた。伊織の事は好きだし、多分、今でも少しは好きだ。それでもそれよりもいまは千里の方が大切で好きなのだから、困ったものだ。

「総司、昨日ね、楔に高校時代の思い、ぶつけてきたって言ったろ?……俺、そん時こいつのこと好きになって良かったと思うよ。そうしなかったら多分、俺、お前のこと好きにならなかったと思うし、多分だけど、ずっと1人で平気だと思ってた…。……へへっ、総司これからもよろしくな、……なんか恥ずかしいや。でもこれだけは言う。総司の事好きになって後悔してなんて今までん中でしたことねぇからな?」

千里は、これからもよろしくな、と言ってから恥ずかしそうにアイスティーのカップのストローで、アイスティーをかきまぜる。最後にはにしし、と笑いながら頬を赤くする。ソレが嬉しくてそれを伝えたくて、いつの間にか口を開く
「ねぇ、千里ちゃん。僕も、伊織ちゃんのこと、好きになって後悔してないよ。でもいまは千里ちゃんの事好きになって後悔してないからね。……ホントだ、ちょっとだけ恥ずかしいね、」
「……だろ?」

暫く当たり障りないことを話して、少し外が暗くなってきた時の頃、どちらからだろうか。そろそろ帰ろうと声を出したのは。

「ねぇ、伊織ちゃん。僕は今とても幸せだよ。ちゃんは、僕より幸せになってね……。」
「そーじ!!飯出来たぞー!」

階下から千里の呼び声が聞こえる。大切にしまった婚約指輪を机の中に再びしまい、早く、この指輪を渡したい──────────。そう思いながら、総司は千里の元へと走ったのだった

19日前 No.24

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

総司のプロポーズ

五月も後半になり、少しづつ蒸し暑くなり始めたころ。
「あんまり待たせたら地雷も不安になるし、ムカつくと思うよ。それにあいつの仕事のこと考えれば?」

というとある因縁のある人からのムカつくような差金でその日、総司は仕事を急遽休んで、千里の元へと向かっていた。確かに千里の仕事は常に死と隣り合わせの仕事だったから。

そろそろ、捜査に行くよ、と連絡があったからだった。
「千里ちゃん!」
「そ……じゃなくて、沖田くん?!え、えっと……。すまん、お前ら!先に言っててくれないか?私はこのモノと話があるものでな。すぐに追いつこう。」

千里は最初驚いたようにいつもの様に総司、と呼びそうになってしまう。仕事中の千里はどこか大人びていて、どこか遠い世界の人みたいで寂しかった。千里は珍しいね、とでも言いたげにそれでも少し嬉しそうにしていた。
「とりあえず沖田くん。ここでは目立ってしまうね。署内に入って個室で話をしよう。」

そう言いながら、千里は袖を引いて歩き始める。署内に入るとほんの少しざわついた。今までのざわつきとは違って、いい意味でのざわつきだった。確かにこんなざわめきは一時期あった。男の子にも千里はモテていたのだから。けれど、ここにいる千里はみんなから尊敬の目で見られて、憧れ、恋慕の目で見られていた。

「……。」
ほんの少しの嫉妬心だった。職場では慕われていた彼女への。二人きりになれた所で千里がこちらを不安げに見上げた。
「どうした?総司が仕事中に来るなんて珍しいな。……どうした?……また……仕事?」
「んーん、明後日までは家にいられるよ。ちょっと……顔みたくなったのと、後、明日の夜帰ってこれそう?」

そういう千里は良かった、とでも言いたげに微笑む。明日の予定は、と聞かれると、不思議そうに首をかしげながら明日の予定はー……と言いながら、手帳と、事件のやつを見る。バタバタと見たかと思えば、
「明日は──────────会議あるけど、大丈夫!ちゃっちゃとおわらせて急いで帰ってくる!」
「急いで帰ってきてくれるのは良いけど……。気をつけて帰ってきてね?事故に合われても困るんだから。」

はーい、と千里はふわりと笑いながら個室を出ていこうとした。
「待って、千里ちゃん。お仕事頑張ってきてね、」
その腕を掴んで、おでこに軽くキスを落とす。千里は一度支線をさまよわせた後、「おぅ、」と小さく恥ずかしそうに返事をして、事件現場へと走って行く。

次の日には千里は本当に会議を早く終わらせ、さっさと帰ってきていた。

「総司、話って……なに?」
「千里ちゃん。ごめんね、待たせちゃった。やっと僕も用意出来たんだよ」
「ん……?おう。」

「千里ちゃん、大切にするし、絶対に僕と結婚したこと後悔させないから、結婚、しよう。」
「……!!
んなの、するに決まってんだろ!……こちらこそよろしくお願いします。」

その次の日から、千里はもらった指輪を仕事場につけていき、周りに自慢して回ったことにより、男避けになった、らしい。

19日前 No.25

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

もう一つの未来

もし、俺が。あの時の選択肢で伊織と楔の幸せよりも。自分の幸せを選んでいていたら、こうも幸せにはなれなかったと思っている。

「ねぇ、地雷俺さ、もしかしたら地雷のこと──────────」
「何迷ってんだよ、お前が好きなのは、伊織、だろ?大丈夫だよ、お前は今ほんの少し弱音を聞いてくれる俺に毒されてるだけ。」

あの日、この時。もし俺が「俺も楔のこと好きだよ」と言っていたら、未来は変わっていたのかもしれない。

「あんたはそれで本当にいいの?俺に伝えたいこととか──────────無いわけ?」
「あるわけないだろ、ほら早く伊織んとこいけって伊織はお前を待ってるからさ。」

もしこの時、俺が「ある」と言って引き止めていたら。今とはまた違った未来なのかもしれない。

「ねぇ、地雷。俺さ」
「どーしたんだよ、楔。」
「……今度、伊織ちゃんと結婚することに決めた。」
「……そっか。」

ここで、止めていれば。こんな光景は目にしなくて済んだのかもしれない。それでも、俺にはもう総司がいたから、止めるなんてことはしなかったけど。ほんの少し、胸が締め付けられる。うまく笑えてたかなんて知らない。
「そっかぁ、あの意気地無しの楔がようやく結婚ねぇ。まぁ幸せになれよー」
「当たり前だろ。地雷にはすげぇ世話になったから、一番はじめに伝えたよ。仕事、くっそ忙しいかもだけど、ちょっとでもいいから見に来いよな、結婚式。」


これが、もし塗り替えられるのなら。
あの時、あの日、あの時間。自分の幸せを願ってしまっていたら。楔はこんなふうに笑っていたのかな──────────。

19日前 No.26

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

千里×楔

あの時の選択肢

とある大きな事件を解決後、家に帰ると、彼氏である楔が少し怒っているのか、玄関まで迎えに来ていた。
「おい!!千里!!」
「なんだよ!!」
「……最近、事件多いし、お前、いっつも先陣切って突っ込むっていうけどさぁ……。これでも心配するんですけど!」
「なんでお前知ってんだよ!……心配してくれんのは嬉しいけど」
「ニュースだよ!!てか当たり前だよ、!心配するのは!?」
「嘘だろ……、あ、てかあの事件報道規制されてっかな……あ、されてるされてる……。」

楔が自分の捕縛方法を知っていることについて問い質すと、既にニュースになっているらしい。この事件あまり報道されては困ることがあったのでほんの少し不安だった。

「……ん?あれ、俺の名前、でた……?」
「……捕獲前に千里の顔が報道陣の隙間からほんの一瞬だけ見えたから。分かっただけ。しかもその後銃声聞こえるわでさ……。過去まで銃声聞こえるし心配したよ。怪我は?」
「お前あいっ変わらずだな……。少しかすったぐらいで、怪我はねぇーよ。待って、今思い出したけどここから事件現場離れてるお前ほんと怖い」
千里が突っ込んだ後、すぐさま発砲される。一発目は少し服が破けたぐらいで、怪我はなかった。その後は全て避けたし、怯んでる間にみんな手錠を掛けた。

「そんな怖いやつ好きになったのどこのドイツだよ、ほんっとなんでお前俺なんか好きになったの?伊織ちゃんのことすごい好きだったのに勝ち目内とか思わなかったわけ?」
「……俺だよ。うるせぇなぁ、思ってたよ、でも、好きになった理由だけは教えてやんね。恥ずかしいからな。」

楔ははんば呆れながら高校時代からよく言われていた怖い、という言葉を冷静に返した。
「あ、じゃあこの先、後先考えず突っ込んだら、話してもらうから。」
「は?!」
「いや、当たり前でしょ?それだけ俺も心配なの。嫌だったら、後先考えず突っ込まなきゃいい話でしょ。」

ほんの少しからかってやろうと思い、楔は先ほどの顔をキープしたままとある提案をした。千里は一度まじかよ、と驚いた顔をしていたのだが、

「いいじゃん!!乗ってやるよ!!」
と挑発に乗ってしまったのか、あっさりと条件を飲んだ。

「あ、そーだ。ねぇ千里ちゃん。」
「どうした、楔改まって。」
「いや、千里ちゃんも前よりも可愛くなったし、前よりも男の人の目に色気がついてきたし、変な虫がついてほしくないから、そろそろ結婚したいなぁって。もちろん泣かせないし、すごい幸せにするよ?任せなよ。」
「なんだ、それ、プロポーズのつもりかよ……、うん、俺もそろそろ結婚したいなぁって思ってたよ。結婚……するか?」

「そうだねぇ」


(、無理矢理感はんぱねぇ)

19日前 No.27

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

ほんの少しだけ、過去の話をしたいと思う。

千里たちがまだ子供で、高校時代の話を。


それは3年の夏休み前のこと。総司と本当の意味で恋人同士になり、一年が経とうとしている時のことだった。
「ねぇ!!千里ー!!伊織さん!!」
千里が伊織と共に学校に登校してくると、秋良が飛びつくようにこちらに駆け寄る。千里はほんの少し引きながら、笑顔で挨拶を返す。
「秋良、おはよう。」
「おぅ、おはよう。秋良、どうかした?」
「うん、千里達に、相談。」
「えっ、今から?マジ?」
「いいよー、なんでも乗る!」
「うん、今から。まじ。伊織さんまじありがとう天使ですか天使ですね流石です、」

真顔で詰め寄られると、うんとしか言えなくなる、自分を憎むのだが、生憎今はお酒を持っていない。持ち歩いてるのもおかしいし、そもそもそんな発送が出る時点でおかしい話なのだが、そんなのは千里はどうでもいい。しかも、伊織がいるので持っていたとしても絶対に出したくない。おそらく飲み尽くされて終わる。

「とりあえず、屋上行こう。」

秋良は千里の返事を聞く前に荷物を持って歩き始める。千里も慌てて荷物を手に取って、秋良の後をおう。伊織は既に秋良の隣を歩いていた。
「んで?ご相談とやらはなんぞや。」
「ええっとね……、」

千里はいつもの屋上の屋根の上に登り、そこにどっかりと座りながら、コーラを口に含む。走ってきたため、コーラがこぼれるかと思ったが、心配はいらなかったようだ。相談内容を秋良に問うと、秋良は言いにくそうに口をもごもごとしながら、口を開いた

「……平助って、どうしたらキス、してくれると思う?」
「ブフォ……!!」

質問内容を聞いた瞬間、口の中に入っていたコーラが器官に入り、吹き出す。伊織は、ポカン、としていた。炭酸だったので、余計に苦しくて、何度も咳き込む。秋良と、伊織はきったねぇ……という目で見ているが、内心、秋良のせいだよ、と思いながら、千里は口元を拭った後に一度冷静になってから口を開く。
「……なに、お前らまだチューすらしてねぇの……。」
「……楔も、してくれないよ。」
「……。デートも何っ回もした。……伊織さんたちと共にね!!伊織さん達といるのは楽しいけど、たまには二人きりがいいよおおおおおおおお……。……手だって何度も繋いだ。……ふたりきりの時じゃないけどね!!俺がはぐれそうになったきりだよ!!ホンットあのヘタレ!!でも好きだよ!!」

秋良は、呑ませていないのにのんだかのように声を張り上げる。恐らく、これを普通の時に聞かせたら死にたくなるやつだろうし、多分今秋良は、初めてのことが多すぎて、今頭がパンクをしていて、多分自分でも何言ってんのか理解をしていない。伊織のサラッと楔もしてくれないという発言は理解が早い。恐らく、明日辺り、またこうして誰かしらに捕まるのか。おそらくあの二人には捕まる、あの二人、というのは目の前にいる彼女達の彼氏連中だ。全くお互いがお互いにお互いがいないと何も出来ないくそヘタレ野郎だな、と思いながら、目の前で何も飲んでないのに酔っ払ったような秋良の話に適当に相槌を打ちながら、話を聞く。
「……俺だって?平助のこと好きだし、チューしたいもん……。手だって繋ぎたぃぃぃぃ、もう俺今何言ってんのかわけわかんない。」
「とうとう秋良が壊れた……。うん、それは俺も同じ。お前何いってんの。」
「でも俺楔に任せるって決めたし……」

「何この場……すっげぇカオス……。俺逃げたい……」

目の前で話している彼女達の耳に千里の助けを求める声は聞こえていない。

「オレだってまだキスしてねぇからわっかんねぇよ……。」
「えっ?!総司ならもうしてるかと思ったよ」
「いや、これマジ。でもお前らはもう二年も立つんだから……。いいかげん、キスしたいって素直にいえば?」
「なにそれはずい。」
「じゃあもうどうしろと?!」
「「しらない」」

19日前 No.28

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

地雷のトラウマ(本編105話時、伊織を本当に守りきれず殺してしまったことにより、全ての事が嘘に見えて、誰も信用出来なくなる。その事により、楔が後追い自殺し、話し方は漢字だが、今まで縁のあった人とは全員縁をきる。もちろん、如一のことも。)

伊織のことを俺は、守りきれなかった──────────。伊織は俺が殺したようなものだった。皆、俺のせいじゃない、って言ってるけど、心の奥底なんてわからない。
楔だって、俺のせいで、楔も死んだ。もう全てが信用出来なくなる。──────────皆と合わせる顔がないし、縁を切りたい。
いつしかそんなふうに思い始めていた。精神が危ないということで、冬になっても千里はまだ、病院に入院させられていた。

「あーあ、ここにいても、皆来るし……。
抜け出そう、そして皆と縁を切ろう。うん、それがいいよ。」

そうボソリと呟いたその日の夜中。
千里はこっそり病院を抜け出す。もう既に千里は、死を考えていた。みんなと縁を切った後、一人でこっそりと死ぬことを計画してるのは、誰も知るよしがない。

千里が忽然と消えたことは、すぐに噂として広まった。
『ねぇ、地雷さんが行方不明なんだって!』
『え?噂では皆と縁を切るために、自殺したって聞いたよ、』
『え?私は橘さん殺したのが、地雷さんで、それで今警察の留置所に居るって聞いたよ。』
『でも、さ。結構地雷さんのせいで、みんな変わっちゃったよね。楔君も、死んじゃったし、沖田くんなんかは目も当てられないよ。』
『でも、さ。1番可哀想なのは、藤堂君だよね。一度に二人も仲の良かった人失った挙句に、好きだった人、行方不明なんでしょ?』

「俺達、さ。知らず知らずのうちに、千里のこと追い詰めてたのかもな……。でも、だからって……!」
「……連絡もつかない……。」

秋良は泣き出しそうになりながら、そう呟く。携帯で、掛けたようだ。電話口からは、「この電話番号は現在、使われておりません。番号をお確かめの上おかけ直し下さい。」
という無機質な声で淡々と読み上げる女性の声が響く。
「銀行は、昨日ここの街で下ろされてた。3万円だけ。千里……どうするつもりなんだろ……。」
学校では、千里が居なくなったことで、陰がで始めていた。



「わぁ……!!ここ、いいなぁ……。うん……、程よく寒いし……。よし、ここで死のう。大丈夫、お酒と睡眠薬はたっくさん持ってきた。……と言ってもお酒は家にあったストック。睡眠薬は、ここまで来るために使った残りで買えた分と病院で貰っていたやつのあまりだけだけど……十分だよね。」
千里はごろりと砂浜に横になる。空はどんよりと厚い雲で覆われていて、寒かった。ここまでくる間に、携帯は解約した。飲み物だけを飲んで、生活をした。不必要だから。死ぬ準備は既にしてある。カードだって、家から冬木家に送った。心残りはなかった。敢えて言うのなら。あれだけ人に自殺は良くない、と言っていたのに自分がその自殺で命を落とすこと。

それでも、千里はもう生きてても仕方が無いと思っていたし、本当にただただ、みんなのお前は悪くないが、辛かった。

だから千里は身分が分かるようなものを捨てた。
「……あとは、この保険証と学生証……。ここで燃やしちゃうか……。お腹空いたなあ……。でもあと少しで死ねるし……。関係ないよね……?」
そう言いながら、適当なもので、火をおこす。パチパチと音を立てながら、燃えていく。
「雪国でも良かったんだけどね……。一番死体が綺麗なんだよなぁ……。それでも良かったかも……。ははっ……、でももう限界……。」

そう言いながら、お酒をひと口飲んで喉を潤してから、薬の袋をペリペリと開けていく。ザラザラと手に増えていく錠剤。千里はそれを満足げに眺める。

「さよーなら、みんな。」

そう一言呟いてから、錠剤を一気に口へと放り込み、お酒で一気に流し込んだ。吐き出してしまいそうになるが、口を抑え、全てをゆっくりと飲み込んだ後、ふらふらとした足取りで、海の中へと入る。ばしゃ、といい音の後、体の体温が、水温で吸い取られている感覚になる。ものすごく冷たい。気がつくと、水位は胸元まで来ていた。……感覚なんて、消え失せていた。

「……あぁ、二人共。ごめんね、みっともないよね。死ぬ勇気がないからって薬に頼って死ぬなんて。でももう、辛いんだ……よ。」

……おやすみなさい……。そう言いながら、目を閉じて、そのまま深い深い闇へと意識を預けた。

──────────千里が死んだことを知るのは誰もいない。けれどニュースで身元が確認出来ない死体がみんなの住む街から遠く離れたところで見つかった、そして、もしかしたら、千里なのかもしれない、ということだけが噂となって流れた。千里と中のよかった人たちはみんな否定した。──────────信じたくなかったから。

19日前 No.29

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

近況報告

如一×京平=朔〈さく〉(14)女の子
右近〈うこん〉(14)女の子
夕陽〈ゆうひ〉(7)男の子
楔×伊織=翔〈しょう〉(6)男の子
皺〈しゅう〉(3)男の子
鈴李〈すずり〉(14)男の子
秋良×平助=涼夜〈すずや〉(7)男の子
涼香〈すずか〉(4)女の子
良太〈りょうた〉(12)男の子
総司×千里=司〈つかさ〉(6)男の子
悠〈ゆう〉(6)女の子

右近「千里さん、今日はよろしくお願いしますね!」
千里「おぅ、宜しくなぁ、右近ちゃん」
右近「ほら、夕陽、朔!ちゃんと挨拶しなさい!今日はお世話になるんだから!!」
千里「あらら、大丈夫だよ、右近ちゃんも大変だね、」
右近「ホントですよ、夕陽なんか心配。次期総長になると言うのに、なりたくないってあの時期から騒いでるんです。」
千里「血は争えないってやつだから、仕方ないよ、」

翔、皺、鈴李「お邪魔しまーす。」
千里「ふは、どうぞ、」
伊織「なんで千里笑ってんの……」
千里「いや、鈴李くん、楔そっくりだなぁって思ってさ。」
伊織「あー、そっくりだよ。いつもパパとママと寝る権を取り合ってるけど結局そん人で川の字になって寝てる。」
千里「変わんねぇなぁ」
翔「司のママ、司は?」
千里「司?あー、多分上で寝てやがるから、起こしてやって、遊びに来たぞって。多分飛び起きるよ。」


良太「千里さん、おはようございます。今日1日、お世話になります。」
千里「……ねぇ、秋良。ほんっとうにこいつ平助とお前から生まれた?」
秋良「うん、俺もたまにあれ?って思うけど、ぶっちゃけ浮気する暇ないし、する気もないから、平助との子だよ」
千里「まじかぁ、何でこんなにしっかりしてんの?」
平助「本っとお前ら人のことからかうの好きだな!!」
伊織「いや、だって平助からこんなに頭良さそうな子生まれるとか信じられない。」
楔「俺も思うよ。悪いけど、なんで?」
如一「俺も信じられん」
平助「」
良太「……父は、いいひとですよ?」
平助「りょうだあああああ!!」

悠「く、楔さん!おはようございます!今日はみんなで集まる日だって聞きましたよろしくお願いしますね!」
楔「ん?あー、悠ちゃんか。久々に見ると大きくなったなぁ。悠ちゃんはお父さんに似てるね、美人さんになれるよ、(伊織ちゃんには負けるけど)」
悠「あ、ありがとう、ございます……。」
千里「ぶっちゃけ悠ってさ、たまに本当に自分から産まれたのか疑いたくなるんだよなぁ……」
総司「大丈夫だよ、仕事中の千里ちゃんそっくり」
平助「まー、初対面の頃の千里に似てるよな。」
伊織、如一「「全然似てない、あんなの可愛い。」」

19日前 No.30

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

千里×総司

付き合ってわかったことだが、千里は本当に強がりなやつだと心から思う。例えば。ほんの少し寂しいとか思ってほしいなって思って、この間千里と距離を置いてみた。

予想してたのは「どこいってた?ほんの少しだけ寂しかったんですけど?」と言われるのを予想していた。しかし久々に話した時。たしかに嬉しそうな顔はしていたが、「あれ、久々じゃん、どーしたんだよ。俺と話したくなった?」
とニヤニヤと笑いながら返すだけ。そしてこの間。ほんの少しだけ嫉妬して欲しくて、伊織ちゃんと話をしていた。それでも千里は本音を言うことは無かった。
「……やっぱりお前ら、仲良しだなぁ!見てて微笑ましいよ。」少し寂しそうに笑っていたが、嫉妬を見せることも、寂しい、という言葉をいうことは無かった。……もちろんその後伊織ちゃんには怒られたけれど。甘えて欲しいって思って、友達に協力を頼んで、少し千里を困らせるようなことをした。
──────────甘えてくるのもなかった──────────。

というのも最近、不安になったから。千里が本当に自分のことが好きなのか。だからカマをかけるつもりだった。屋上、いつもの昼休み。千里と向き合ってお弁当を食べるのはいつの間にか習慣となっていた。

「ねぇ、千里。別れよっか。」
「え……。」
「だって千里さ。僕のこと好きじゃないように見えるし。」
「え……、あ、いやそれは、その……!」
「だから別れよう?」
「……お前が……そう……いう、なら……。」

千里は震える声で、俯きながら呟く。千里の涙が零れる。それを見てから、やれやれとため息を吐きながら、千里の両頬を持って、ぐいっと自分の方へと向ける。千里はもう既にたくさんの涙を流したのか、頬も目元も涙で濡れていたし、赤く腫れていた。
「……ねえ、それ、本当に思ってる?」
「…………。」
「……僕はね、、千里ちゃんの本音が聞きたい。千里ちゃんの強がりなんて、もう聞き飽きた。ねぇ聞かせてよ。……泣いてるんなら、本音聞かせて。じゃないとこの手ははなさない。この際、今まで我慢してた本音、全部いいなよ。言い終わるまでこの手は離さない。授業なんて関係ない。千里がちゃん満足するまで、千里ちゃんが苦しくなって腕の中へ逃げたいと思うまで離してあげないを」
「……いや、、だ……。」
「……。」
「お前とわかれるなんてやだ……!……ほんとはお前と話せない日が続いて寂しかった!なんで話しかけに来てくんねぇんだよ!バカ!なんで伊織とは楽しそうに話すの?!俺が嫉妬しねぇとでも思ったのかよ!、んなの間違いだっつうの!!本当は、あん時辛くてしょうがなくて!甘えたかった!!けど、お前の迷惑考えたら、そんなこと出来なかった……!おれは……みんなが思ってるほど、強くないんだよ……。」

千里は後半はもう耐えきれなくなったかのように、手から逃れて、腕の中へと顔を埋めた。
「……よかった。……千里ちゃんが同じ気持ちで。」
「……当たり前だよ」

そう呟きながら、千里は鼻をすすり、落ち着いたからなのか、自分の元から離れようとするのを腕が許さない。気がついたら腕の中で泣いていた千里のことを抱きしめていた。
「離さない。今まで寂しい思いさせた分、今たっくさん甘えちゃいなよ。」

19日前 No.31

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

BADEND

伊織が自殺をした──────────。
その日を境に楔は日に日に狂っていった。誰の言葉も耳に入らなかった。慰めるのは、平助だけで、誰もその隣にはいなかった。

「俺守りきれなかった……、伊織ちゃん伊織ちゃん伊織ちゃん伊織ちゃん伊織ちゃん伊織ちゃん伊織ちゃん伊織が自殺したのは、俺のせい……、あぁ……伊織ちゃんそこにいたんだね……。地雷もいる……。待っててね、二人共。また3人で遊ぼう……」

それは、沖田総司も同じで、どんどん我を失い、死を発想させるようなことばかりを言うようになった。
「伊織ちゃん、伊織ちゃんなんで僕を頼らなかったの……あぁ、そっか、僕は頼りないからかぁ。ねぇ千里ちゃん天国では伊織ちゃん幸せ?あぁほんとだ、幸せそう。じゃあ僕も早くそっちに行かなきゃね……」


そしてある日、ふたりは自殺を選んだ。


地雷千里は伊織の後を追ってすぐに死んでいた。伊織が自殺をしたと知ったのは、とある海外の空港にいて知ってからたったの一時間後に、
「GOOD LUCK」
と言いながら、飛行機から飛び降りたと聞いた。……千里は即死だった。

一気に四人の生徒が自殺者を出した学園は、陰が立ち込めていた。そのうち、秋良は引きこもるようになり、その流れで平助もいつの間にか居なくなっていた。如一は、既に心を病んで、仕事どころではなくなっていた。

……一は、来て入るものの、早退が多くなった。

伊織の自殺。このたった1人の自殺で、学園は、音を立てながら、崩れ去る。

楽しかったあの頃はもう戻らない。もし戻れるのならば。伊織が自殺をしてしまう平和だった学園に戻らないか。誰もがそう願ってしまった。叶うわけが無い、そんな小さな願いを──────────。

19日前 No.32

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF


楔×伊織

楔は千里と親友(?)ルート
千里独り身ルート(けれど諦めている)

高校を卒業後、とある彼女────、地雷千里は本格的に警察の仕事に打ち込んでいた。
一時期、その少女千里には彼氏────、縁楔という男がいたという噂が広まったことがあった。しかし、それは千里の「こいつと付き合うとか有り得ねぇわ」という言葉で、それっきり。千里に関する噂は、良くない噂ばかり。恋愛関係は無くなったが、あることないこと噂をされていた彼女は今となれば、全国を駆け回るとても忙しい警視総監になっていた。
そんな彼女に今日、楔の友達だったのもあり、呼び出されていたので楔は呼ばれた場所に向かうとともに、自分の嬉しい報告をしたい。そう思いながら足を運んだ。インターホンをおそうとした所、千里が窓を開けて、そこから叫んだ。
「あー!楔!ちょっと待ってー!!玄関開いてるから、勝手に入ってきてよ!!あのね、今ちょっと手ぇ離せないから……。えっと……え?あー、ちょっと、もう待てって!ええと、ごめん!楔、いつもの、あそこ!居間に居てよ!玄関入ってすぐだから!」
「……」

千里がそう叫んだ後、門に手を伸ばすと確かに開いていたし、玄関のドアも開いていた。家に入ると、忙しいという割には綺麗に整えられた家の中に通される。千里は慌てて、降りてきた千里は髪はボサボサで、あちらこちらから跳ねて、普段からパーマがかっていた髪が、余計にボンバーになっていた。
「お前……。1回櫛通してこいよ……。待っててやるから……。」
「うわっ……恥ずかしいな……。じゃあちょっと待っててよ。」

千里は軽く笑い、頭を撫でながら恥ずかしそうに居間から出ていく。五分もすれば、千里は高校の時と変わらない姿で、楔の前に現れた。変わったのはあの頃はとても長かった千里の髪が、あの頃と比べてほんの少し長くなっていたぐらいだ。高校の途中でバッサリと切った頃に比べて、だが。あの頃の彼女は髪をポニーテールにしても腰に届くくらい長かったのが、今はポニーテールにして、ようやく背中の真ん中に届くぐらいだ。

「ねぇ、楔。お願いってのが、伊織の事なんだよ。」
「……。話だけは聞いてやる。」
「……アハハ、楔ならそういうと思った。えっとね、最近伊織が、すごい事件に巻き込まれるんだよ。……ほらアイツ見た目は虫も殺せそうだけど、弱そうなイメージじゃねぇかアイツ。だからよく、人質?になるんだよ。」
「おいちょっとまてその犯人みんな皆殺ししてもいいかな、」

楔は伊織の話、と言うと、肩を震わせた。
それもそのはずだ。楔自身も伊織の話をしたいと思っていたからだ。しかし、それよりも聞き捨てならないセリフ────。伊織を人質にしているという話だ。楔は本気の顔で千里に聞くと、千里は苦笑を浮かべながら、待て待て、と言った。
「待て待て、最後まで話を聞けって。まぁ、伊織は見かけによらず、ほんとにまじ強いから、もちろん犯人共は背負い投げされた後、俺の手によって逮捕されてるし、もしくは俺がすぐさま確保に向かって突っ込むんだけど……。でも、最近危ない事件も増えてきてるから、お前にその、伊織の護衛?して欲しいんだよ。ゴメンな、こんなみっともないこと……。それも俺らがやるような仕事お前に頼んじまって……。」
「……伊織ちゃんの事なら……。言うけど……、それとね俺からも報告。」
「……どうか、した?」
「あのね、伊織ちゃんとこの間、結婚したんだ。……地雷は忙しそうだったから、招待状出したけど、みた?」
「え?あー……。ごめん、俺5日ぶりの家でさ……。郵便物見てねぇや。……とりあえずオメデト。」
「……ありがと。」
「うん。……んじゃ、頼んだよ。てかお前らようやく結婚かー、羨ましいよ。俺にはまだ好きな人いないから。」
「……そっか。」
「んま、幸せになれよ。」

ごめんな、楔。俺、やっぱりお前以外じゃどうも惹かれないらしいんだ。総司のやつにも告白された。けれど、断った。楔のせいじゃない。

諦めてるけど、楔以上にドキドキする人がいなかったんだ────。

19日前 No.33

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「やだなぁ、またあの時の夢……。」

目元に溜まった涙を指で拭ってから再び布団に潜り込んだ。刀を振り下ろした時の手の感覚、相手のこちらを憎むような瞳。小さな子供から流れる赤い血。

今でもあの時の事、頭に残っていて、感触も手に残っている。
子供に振り下ろした刀────。
桜羽はやれやれと肩を竦めながら、起き上がって珍しくサーガの隊員が着る服に腕を通す。
こうでもしないと腕に出来たあざが隠せない。あの戦いで帰り道、崩れていた所でよろけて、あざを作ってしまっていた。戦いで作ったなら、まだしもそんなでもないところで怪我をしたとなると恥ずかしくて仕方が無い。

オフィスに入る前桜羽は一度鏡で自分の顔を確認する。浮かない顔だ。自分の頬をくにくにとして、笑顔を作ってから、オフィスのドアを思い切りあげながら挨拶をした。
「おはよーございまーす!今日って会議ですよね!僕、結構重大な報告あるんですよー!」

そう言いながら、自分の机に荷物を置いて、重大な報告内容を簡単にまとめるために、珍しく椅子に座って書類を書き始めたのだった────。

15日前 No.34

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

15日前 No.35

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「何であなたは!!簡単にあんな小さな子供まで殺すことが出来るんですか……?!ヴァイスだからって……!!ヴァイスだからって……酷すぎます!!」

桜羽は、泣きついた。
小さな子供の姿をしたヴァイスを殺した相手に。
「ヴァイスだけど、生きてたんですよ?!人間に恨みを持ちながら!!……元々と言えば、僕達人間がヴァイスという存在を虐げるようなことをしたから、こんなふうな事になってしまってんですよ!!それなのにっ……!!」

桜羽は何度も相手の胸板を叩きながら、泣き叫ぶ。声がかれても、何をしても。
「フェンダーさん、ごめんなさい……っ、ごめんなさい……っ、右翼くんと、左翼くん、守りきれなかったです……っ。」

今はいない、フェンダーの名を呼びながら、泣きながら叫ぶ。ごめんなさい、ごめんなさいと、ただそれだけを泣きながら。
「僕は……っ、ヴァイスだからって殺せないですよ……っ、僕は経験が浅いって言いますけど……、分かりますか……?僕は一度子供に怪我を負わせたことがあります。この手で……この刀で。しばらく僕は悪夢に魘されました。刀を見るのも怖いくらいで、しばらくパトロールに出かけては、気分を振り払ってました!!みんなの前では無理にでも笑ってたんですよ?!それなのにっ!あなたは!!無慈悲にも子供を殺した!!ヴァイスとはいえっ!!」

桜羽は、今までこらえていたものがポロポロとこぼれるように、涙を流しながら叫ぶ。
「ごめんねっ……、おねぇさん守りきれなくて……っ、オネェさん、情けないよね、守るって言ったのに……っ、ごめんね、右翼くん、左翼くん……っ。」

すすり泣きながら、二人の遺体があった所にふらふらと近寄っては、泣きながら、謝った。頭が痛くなってきても、目が痛くなってきても、呼吸が苦しくなってきて目。ただただ、ひたすらに謝り続けたのだった────。


こんな感じのロル書きたかったから、描いてみた

14日前 No.36

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「僕には、子供を殺す……と言うより、ヴァイスを殺す、という任務は出来ないです。……怖いんですよ。あの時、刀で切りつけた時に見たあの小さな体に出来た真っ赤な1筋の線。……ならカードでって言うかもですが、僕は捕まえる以外はできないです……。ごめんなさい。えへへっ、ごめんなさいっ、弱くて。ちっさな子供には手を出せないですよ、」


桜羽は無理に笑いながら、上司にそう笑った。

「それと、逃がしちゃってごめんなさい。……はい。それと、ちょっと体調悪いんでしばらく隊務に参加できそうにないです。あ、でも一応出社はしますので……はい。はい。分かりました。」

上司の部屋を出て桜羽は走って自分の一番落ち着く場所へと走る。

扉を閉め、鍵を閉めてから、声を殺しながら、嗚咽を漏らした。トイレの個室にこもって。あまり人の来ることのない人里離れたトイレで。
「ふぅっ……ひっ……、」

外にもどこにも漏れないように本当に小さく。
桜羽は度々ここを訪ねては、よく声を殺して泣いていた。
一時間ぐらい泣き腫らした後、きちんと顔を洗ってから、トイレから出ていく。そして、本当に自分が一人になれる場所────。そこを目指して歩き始めるのだった────

14日前 No.37

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「……ヴァイスの中に、子供の姿をした子が……いました。
その子は右翼くんと左翼くんと言うそうです……。それで、フェンダーさんという人がいたのですが……西地区の大地震はフェンリスという人らしいです。
……僕は、子供のヴァイス……、右翼くんと、左翼くんが親のようにしたっているその、フェンダーさんを見たら……。僕は、技を出すことを躊躇ってしまいました。そのせいで、西地区の病院はほとんど壊れてしまいましたし、西地区にある住宅や、市民にも迷惑をかけてしまいました……。
……でも、僕にはフェンダーさんも、右翼くんと、左翼くんに、人間に恨みを持ったまま、死んで欲しくなかったです……っ。」

的な事言わせたい……。もう少しまとめなきゃ……。
あ、でも言いたいことまとまってない方が、悲しんでるってのが伝わるかな……

14日前 No.38

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

最近くらいのばかり書いてたから明るいのいっちょ。

「右翼くんっ!左翼くん!ひっさびさー!
それから、フェンダーさんも!……僕、あなた達3人にだけは、刀名を振りかざさない。そう決めたんです!これがいい事なのか悪いことなのかと聞かれレバ、組織的には悪いことですけどもう決めたんです!もしあなた達が死ぬ時は、僕が隊を抜ける時ですね!」

戦場だというのに桜羽は再びであった3人にそう笑いかける。
「……たしかにあなた達三人は僕らの敵です。でも僕は、意気地無しなので。上の人にはこの間怒られたばかりなのに、あなた達は救います。その代わり、僕しかいないところで恐怖を与えることをしてほしいんですよ。市民に迷惑はかけられないので!いやだというのなら、僕はあなた達を組織に連れていきます。……無理矢理は多分僕無理だと思いますけどね!」

この間のことがまだ少し残っているのだが、桜羽はそんな気配は見せず、えへへ、と笑いながら、三人のヴァイスに話を進める。
「僕、もし右翼くんと、左翼くんに手を出す仲間がいたら────。右翼くんと、左翼くんは守ります。……どうせ、フェンダーさんは、ご自分の身は自分で守るっておっしゃるんでしょー?ですけど、いざという時は、守りますからね!あなた達の親子みたいなところ見れなくなったら?寂しいですからね!」

14日前 No.39

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

バレンタイン前日なので、バレンタインネタを

「んー……今年はどうしようかなぁ。」
千里はキッチンに立ち、ある程度の材料を揃えた。が、しかし悩んでいるのは作るものにもだが、何故か千里の周りにはリア充……いや、彼女持ちの男友達が多い。

「うーん……。分かんねぇ……ネットで調べるか……。」
千里はキッチンから離れ、パソコンに向き合い、検索をかけた。

「……だよなぁ……やっぱり迷惑かなぁ……。いや、でもみんなに送るし……。なのに楔と平助にだけあげねぇってのもなぁ……。」
カリカリとマウスで操作をしながら頬杖をつく。色ゆなサイトを見て回るが、あまりいいという評価はなかった。
「あ……手作りじゃなきゃ……いやいや……そしたらせっかく買った材料無駄にならぞ……。、流石にあの量ひとりで食ったらいくら鍛えてる俺でも太る……つかそういう問題じゃなくて……。」

悩みに悩んだ挙句2人には彼女といる時に渡そう。そう決めた。平助のアホは秋良と一緒なら、秋良のヤツが令静に突っ込むだろ。そう思いながら、立ち上がる。楔もそうだろ。伊織にも渡せば、深い意味はなく、友チョコ……義理だとすぐに分かるだろ。

(クックパッドより引用)
そう思いながら、立ち上がっては再びキッチンに向き合って、チョコレートを作り始める。
チョコレートをひとつひとつ丁寧に刻み、湯煎で溶かす。常温にしておいた卵を卵白と卵黄で分け、卵白を大きめのボールに入れておく。卵黄は卵黄の入る大きさの器に入れておいた。ミキサーで卵白を混ぜて、メレンゲを作る。溶けたチョコを軽く混ぜた後に、卵黄を入れ、また混ぜる。オーブンを170度の30分で余熱を加える。先程混ぜてた卵黄、チョコにメレンゲを潰さないように千里はそっと混ぜながら、三回に分けて混ぜる。そしたら、型にいれるのだが千里は、はたと気がつく。
「あ……これじゃ分けにくいわ……。カップケーキ型のヤツにしよ……。」
そう言いながら、小さめの型を取り出して、そこに流し込む。型にチョコを流し込んだ後は、そっとトントン、としながら空気を抜く。それをオーブンに入れ、180度で15分程度加熱をする。
「んー、この間になにか適当に作るか……?いや、法学の勉強しよ……。」

そう言いながら、オーブンの前で、たまに確認をしながら、法学の勉強を進める。たまに竹串でさして、中まで火が通ってるかを確認をとる。
生地がつかなくなったことを確認すると千里はオーブンから、作った奴をケーキクーラーに載せ、粗熱を取り始めた。
粗熱が取れたことを確認すると、冷蔵庫に入れ明日ラッピングをすることに決め、そのまま千里は法学の勉強をし始めたのだった────。

「だあああああ?!ここで寝たらダメだ、布団行こ……。」

12日前 No.40

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

プロフィール

「僕は皆さんのためなら、自分の命なんてどうでもいいんです。……でもあんまり使うと怒られちゃうんですよね。あの人もお人好しですよ、僕みたいな人にもお節介かけちゃうんですから。」
「僕は皆さんが良ければ、みんなが笑っていればそれでいいんですよ。何故かわかりますか?……僕は、皆さんの笑顔が大好き何ですよ。」
「ごめんなさい……っ!僕が守りきれなかったから……怪我、してしまいましたね……!あの、僕保健委員なんです……!怪我の手当て、させて下さい……っ!」
『≪自己犠牲≫の何が悪いの?!僕は、僕が傷つけば、ほかの人は傷つかないじゃないか!そうしたらみんなが笑っていてくれる!!なのになんで君はそれを否定するの!!』

名前:坂上環(さかじょうたまき)

性別:女
クラス:6年A組

性格:自分のことはどうでもよくて、他人の方が大切な自己犠牲大好き人間。みんなのために自分だけが犠牲になろうとしている。守りきれないとなると泣きながら謝って、怪我の手当を良くしている。誰にでも常に丁寧な口調だが、たまにその丁寧語が崩れ、泣きながら、自己犠牲を使うなと言った相手に理由を求める。その時でも少し崩れる程度なので、そんなに豹変はしない。一度決めたことは突き通すところがあるので頑固。

容姿:ふわふわとしたブロンドの髪を肩ぐらいの長さで切りそろえている。自己犠牲の言霊のお陰で腕や、足には包帯が耐えないし、時には、頭にも包帯をまいている。瞳はネイビーブルーで光が灯っていない。身長135cm、体重30kgとかなりの小柄。よく怪我をするので、体のあちこちに傷跡が残っていたりしている。自分のことは後回しなので、傷跡がかなり残っていたりする。体は華奢で本当にこんな小さな体で続けていけるのかと思うぐらいだが、辞めるつもりは無いし、これからも続けていく気満々。

役職:赤初学園生徒 保健委員

所属:後衛
言霊:《自己犠牲》
戦闘方法:近くにいる仲間への攻撃を自らがすべて受ける。弱点としては、遠くにいる人は守れない、全員は守りきれない、という所。

備考:一人称「僕」二人称は「○○さん」「○○くん」「あの人」イメージカラー水色
趣味や好きなものはやはり自分のことよりも他人のことだったり、自分以外の事。週末になれば、学校に赴き、花壇に水やりをしたり、朝早くに学校に行き、同じく水やりを良くやる。
募集:自己犠牲を使う度に怒っている生徒(年齢、性別、役職問わず)1人
自分のことになるとズボラな彼女のお世話係(年齢、役職問わず)女の子から1人

12日前 No.41

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

11日前 No.42

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「朔良ねぇさん!」
「……なぁに。桜羽。俺さぁ、言ったよねぇ。ねぇさん、なんて呼ぶなって。お前にねぇさんと呼ばれるだけで虫唾が走る。お前が笑顔でいるだけで、憎しみがこみ上げてくる。お前が……泣いてるのを見ると、俺は幸福になる。」
「……朔良……さん……」
「ああ、もう名前を呼ぶなよ、俺の前から消えろよ!お願いだから、俺の前に姿を現すな!」

やべえ
朔良を桜羽とあわせるとただの最低な野郎だぞ((

10日前 No.43

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「伽々里朔良。僕のね……にぃさん。……僕、兄さんとは話せないんですよ。嫌われちゃって。」

「……僕と兄さんは一緒にサーガの試験────まぁ試練ともいうんでしょうか?それを受けました。兄さんは最後の最後で倒れてしまい、余計に仲が悪くなってました。……昔からあまり仲はよくなかったんです。けど、この試練に兄さんだけが受かってたら、兄はこうならなかったと思います。……あぁ、でも余計に仲も悪くなったかもしれないです。」

「兄からすれば僕は、自覚が足りないらしいです。この間のことも、怒られました。……みっともないですね。」


姉のことを桜羽に語らしたらかなり冷静に淡々と話す子になってしまった((

10日前 No.44

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

7日前 No.45

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

「安心院ちゃんが居ないなら、生きてる価値はないよね?」

「安心院ちゃんさえいてくれれば、僕はいいよ。」

「安心院ちゃんが死ぬなら僕も死ぬ。────安心院ちゃんがいないというこんなつまらない世界で生きるなら、僕は死ぬ勇気を持ってるよ。」

「安心院ちゃんの事を安心院ちゃんって呼んでいいのは内心僕だけでいいって思ってるんだよね。ほかの人はあまり……それと、下の名前で呼んでいい人は安心院ちゃんが認めた人だけだからね。」

「僕は水無月翔飛。安心院ちゃんの幼馴染だよ。僕の名前をあだ名、下の名前で読んでいいのは安心院ちゃんだけなんだ。」


普通に怖い((

12時間前 No.46
ページ: 1

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる