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唇にヤドリギが咲いた。

 ( 書き捨て!小説 )
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つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=yTyu0Vk2BG




    ( 綺麗で甘酸っぱくて苦くて辛くて甘ったるくて汚くてどろどろとして−− )
    ( −−最高と最悪が混ぜ合わさって出来た。それが僕等の関係なンだよ。 )




    ◆    注意

   1 好きな物を好きなだけ詰め込む予定です。えろぐろ同性愛あり。
   2 書き殴った文章が多いです。綺麗な纏まった文章はほぼないかと。
   3 閲覧は完全自己責任でお願いします。又、批判中傷はお断りします。盗作もやめてください。
   4 更新頻度はバラバラ。書きたい時だけ書きます。


    ◆





    ( 薬指の赤い糸が切れるまで、僕等は僕等で居られる。 )


2年前 No.0
ページ: 1 2

 
 
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つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=9MZGs5iPWK




  百合の花をそっと彼女の髪に付ける。

  −−ほら、貴女の方がとても似合うわ。
  −−そんな事ないよ。ひとかちゃんの方が似合うよ。

  ふふ、と微笑みを浮かべる。細くて長い、雪の様に白い肌を纏った互いの指を絡め合う。深く、キツく、−−、もう離れない位に。


  −−ね、ひとかちゃん。私達、いつまで一緒に居られるのかな。
  −−私達が一緒に居たいと思った分だけ居られるわよ。……きっとね。


 ( 苑香と一花。そのかさんとひとかちゃん。汚れさせてないけない、きれいな女の子同士の恋愛。 )

1年前 No.51

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=FTzk91prRV



  全ての記憶が花となり、体の表面に現れる病が世界中で流行り出した。
  花が枯れると、その人の記憶は消えてしまう。
  それを食い止める為に、通称『花屋』は「記憶の種」を患者に呑ませる。

  血液が爪先から星屑となり流れていく病が世界中で流行り出した。
  星屑が流れなくなると、その人は血液不足となり死亡してしまう。
  それを食い止める為に、通称『観測所』は「流れ星」を飲ませる。

  『花屋』は記憶が無くなるのを止める為に。
  『観測所』は死ぬのを止める為に。


  「記憶の種」も「流れ星」も入手方法は、その組織しか知らない。
  「記憶の種」を狙う人間と「流れ星」を狙う人間、又はその両方を狙う人間と戦いながら、彼等は人を救っていく。


 ( こんな創作やりたいなって。自創作 )

1年前 No.52

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=FTzk91prRV

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1年前 No.53

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=gx2JLty9ME



   俺たち、人生イージーモードで過ごしてっから。

   そーそー。んあ?ハードモード?んなの俺の辞書にはねぇよ。


  「人生イージーモード」な十束(とつか)と茅(かや)。今時JD18歳。人生イージーモード、恋愛もイージーモード。

  ハードモードなのは俺たちの交際内容だけ、かな?

1年前 No.54

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=gx2JLty9ME

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1年前 No.55

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=bLE9NBaBl3



 「兄さんは良いよね。夢も希望も持ってて、絶望を知らないなんて。」
 「京介が羨ましい。彼奴は何も考えないでも生きていけてる。彼奴は人に愛されてる。でも俺は違う。俺は、人に愛されない。」


 ( 露森兄弟。容姿も性格も似ていない双子って、いーよね。 )

1年前 No.56

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=bLE9NBaBl3



 花屋→五絃坂 友則(ごげんざか とものり)/男/「花屋」の店主/奥さんが記憶が花となって、枯れてしまい、記憶喪失になった
 観測所→湯然 朱雀(ゆぜん すざく)/男/「観測所」の店主/弟を流行病で亡くした。

 もっとキャラ増やす。 >>52 の創作のやつ

1年前 No.57

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=eYsUi6srp6


 ある日仲の良い男友達の女装姿を見て色々な想いを抱く男達の恋愛劇。甘酸っぺえ〜〜!!

・昴への想いは友達としての好きではなく、恋愛的な意味の好きだと自覚した者
 → 桜庭 綴喜(さくらば つづき) → 17歳、高2。身長181cm、がっしりとした体躯。女性人気が5人の中でズバ抜けて高い、イケメン。スクールカーストのトップ3に大体居て、誰でも明るく平等に接するので人気が高い。少しちゃらめ。成績優秀で運動神経抜群、それで歌も上手くて楽器も何でも弾けて金持ちというパーフェクトな男。

・昴が好きだと再認識した者
 → 鶴臣 冷陸(つるおみ つやり) → 17歳、高2。身長165cm、必要な筋肉のみがついたモデル体型。大人しくていつも教室で読書をしている様な人間。ただ、鶴臣の容姿は桜庭とは違い、雪国の王子様と呼ばれる程異国じみた雰囲気を漂わせている。人があまり近づかない。結構喋るけど、さらっと毒を吐く。メガネ。

・昴の事を好きな人から誰にも取られたくないと想いが変わった者
 → 羽瀬部 徹(はせべ てつ) → 17歳、高2。身長175cm、手足が長く全体にヒョロヒョロっとしている体型。口も悪ければ生活態度も悪く、非常にマイペース。兎に角自分の時間を作りたいので、授業をサボることもしばしば。だが、昴とは同クラスなので、昴に頼まれたら授業には参加する。昴にだけは忠犬。モブ女子Aさん曰く「和服の似合うイケメン」だそう。

・昴を好きになり、変わっていく者
 → 黒沢 尚之(くろさわ なおゆき) → 18歳、高2。身長185cm、筋肉がしっかりとついた健康体。一年留年しており、本来ならば三年生だが二度目の二年生をしている。所謂不良で、授業も全く受けていなかったが、女装した昴を見て恋に落ち、昴と同じ大学に行く為に猛勉強中。モブ女子Aさん曰く「怖くて近寄り難い雰囲気があるけど、顔は桜庭くんや鶴臣くんや羽瀬部くんと同じくらいかっこいい…!」

・瀬田 昴(せだ すばる) → 17歳、高2。身長162cmと少し小柄で華奢。黙っていれだボーイッシュな女の子にも見えなくはない。成績優秀なので、偏差値の高い大学に行く予定。男にしては可愛いので、女子から女子に見られない。DT。

1年前 No.58

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=IuQUMkBUzP


×プロフィール

「おっ、お初さん? オレ、アイザックってゆーの。気軽にー、……あー渾名とか思い付かないわ。そゆことでテキトーに呼んでくれたらいーよ。ってことで、これから宜しくお願いしゃーすッ!」
「なァに泣いてんの? アハハッ、おもしれー。アンタってそーゆー風に泣くんだ。――バカにはしてないって。そーゆー風に堂々と泣けるの、オレは凄いと思うよ。……ま、ずぅーっと泣かれるのは困るけどね。――あっ! 手品でも見せてあげよーか? 最近練習しててさ、見てほしーの。ダメかな?」


No6
名前:アイザック・ホドルコフスキー

性別:男
年齢:(10歳〜人間の範囲で。)

性格:
アイザックの名前の意味(彼は笑う)の通り、いつも明るい笑顔を絶やさない。親族が亡くなった時でも罵倒された時でも殴られた時でもその笑顔は崩さない為、飄々とした性格と相まって道化師と呼ばれる事も多い。

容姿:(ありえない色歓迎です。過度な美化表現はお控えください。実験体ではありますが服装の制限は特にありません。また、実験体の証として右手の甲には実験体ナンバーの数字が書かれています。)

備考: 一人称「オレ」二人称「キミ、アンタ、(名前)ちゃん、(名前)くん、名前呼び捨て」等。非常に呼び方のレパートリーが多く、男であろうがちゃん付けはするし、女であってもくん付けは普通にする。出会う度に呼び方が変わる為、相手が困る事もしばしば。愛称は「アイク」だが、愛称で呼ばれることよりも「アイザック」と呼ばれることの方が多いらしい(本人曰く)。やけに片仮名が多く、「そういうこと」を「そーゆーこと」と伸ばして言う口調を使う。特技は手品(但し練習中)で趣味は園芸(但し枯らす)。不幸体質で、良く転んだりするのは当たり前で、幾ら説明通りにやったって何故か花は枯れるわ、いきなり窓から物が落ちて頭に当たるわ、皆が通った道を歩くと床が抜けて足が嵌るわと結構散々な目に遭っている。ただ、アイザックの不幸体質は自分だけが不幸になるタイプの物なので、他者が不幸になる事はまずない(はず)。

募集:(ありましたらどうぞ!)

連絡: まだメビのメッセージが解放されていない為、ツイッター(@haru_abyss062)でお願いします。

二次利用: 寧ろ使ってください〜!!是非お願いします!!

1年前 No.59

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=IuQUMkBUzP

性格: アイザックの名前の意味(彼は笑う)の通り、いつも明るい笑顔を絶やさない。親族が亡くなった時でも罵倒された時でも殴られた時でもその笑顔は崩さない為、飄々とした性格と相まって道化師と呼ばれる事も多い。基本的にオレが良ければ全て良し!の人間なので、他人より自分を優先するのは当たり前だし、自分の為なら他者を犠牲にする事を厭わない。他人に冷たい訳では無いが、優しく接する訳でも無い。他者に厳しく自分に甘くがモットー。泣いている人を見つけると、その泣き声が迷惑な為、台詞2の様に手品を見せたり面白い話をして慰める。自分の利益の為に他人には自ら進んで干渉しに行くのに、逆に干渉されるのは内心嫌だと思っている。しかし嫌でも表情を崩さないのが流石。自分の利益がマイナスとなると同時に他者を切り捨てる。意外と涙脆いが、人前では泣かない様必死に堪えている。何でもかんでも適当にやりそうだが、物事に対しては真剣に取り組むしに中途半端を嫌う。やるなら最後までやる、やらないのなら最初からやらない。

めも

1年前 No.60

削除済み @abyss017 ★iPad=IuQUMkBUzP

【記事主より削除】 ( 2017/07/02 00:03 )

1年前 No.61

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=IuQUMkBUzP

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1年前 No.62

削除済み @abyss017 ★iPad=IuQUMkBUzP

【記事主より削除】 ( 2017/07/02 00:03 )

1年前 No.63

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=IuQUMkBUzP

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1年前 No.64

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=ytOY6UjZSt





 『 君の涙で出来たプールで泳ぎたい。そうすれば、君と一つになれる気がするから。 』


1年前 No.65

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=ytOY6UjZSt



 君と一緒に居るなら少し汚れた翼の方が良いよね! そう言うと彼女はにひっと白い歯を見せ、無邪気に笑った。その笑顔には似合わない程土や泥で汚れた大きな翼は、幾つか羽が抜け落ち、以前の美しい天使の翼の姿形すら無くなってしまった。僕の真っ黒で質の悪い癖に無駄に大きい羽より見窄らしくて、天使の彼女には似合わない。僕が早く洗ってと言っても、彼女は笑顔を浮かべたままだった。そしていきなり僕の手を掴むと、私達、これで同じだね、と弾んだ声で言われた。――あぁ、これだから天使は嫌いなんだ。堕天使にも優しく手を差し伸べる、無垢な悪魔。今日もまた彼女に傷付けられる。


1年前 No.66

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=ytOY6UjZSt



  ◇ オメガバース注意(ホモのみ)。

 ・オネェ地理教師α×ワケあり生徒会副会長Ω
 ・クールなエリート社長α×明るい天才社長α
 ・お兄さん系大学生(家庭教師)α×人見知り高校生β
 ・王子様系生徒会長β×堅物高校生β
 ・猫被り数学教師β×毒舌高校生Ω
 ・ミステリアス化学教師Ω×ヤンキー高校生Ω

 もしかしたら増えるかも。プロフ作っていこう。


1年前 No.67

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=ytOY6UjZSt



・オネェ地理教師 → 27歳/男/「アタシ」/「アンタ、ブス、(名前)ちゃん」/α/容姿は完全に男で女装もしていないけど、女性口調のオネェ/生徒会の顧問をしている
・ワケあり生徒会副会長 → 18歳/男/「僕」/「あなた、(苗字)さん、(苗字)先生」/Ω/番に捨てられた過去を持つ/オネェ地理教師が裏で色々して副会長になった(というかならされた)
・クールなエリート社長 → 31歳/男/「俺」/「君、(苗字)呼び捨て」/α/α以外を嫌い、蔑んでいる
・明るい天才社長 → 27歳/男/「オレ」/「アンタ、(名前)呼び捨て、(名前)ちゃん」/α/オネェ地理教師とは幼馴染
・お兄さん系大学生 → 20歳/男/「俺」/「きみ、(名前)くん、(名前)さん」/α/家庭教師のバイトをしている/人見知り高校生に少し依存気味
・人見知り高校生 → 17歳/男/「ぼく」/「あなた、(苗字)さん、(苗字)せんせ、(名前)せんせ(お兄さん系大学生にのみ)」/β/赤面症持ちですぐに自虐する/苛められっ子
・王子様系生徒会長 → 18歳/男/「俺」/「君、(苗字)君、(苗字)さん、先生」/β/只ならぬ努力をして生徒会長になった
・堅物高校生 → 18歳/男/「俺」/「あなた、(苗字)さん、(苗字)先生」/β/非常に良い人
・猫被り数学教師 → 25歳/男/「私」「俺」/「あなた、(苗字)くん、(苗字)さん」「お前、テメェ、ガキ、(名前)呼び捨て」/β/αに気に入られないと今の地位で居られないので、必死に猫を被っている/本来の性格は口が悪く、口より手が先に出る人
・毒舌高校生 → 17歳/男/「俺」/「オマエ、(苗字)呼び捨て、(名前)呼び捨て」/Ω/自分より地位が上のαとβを嫌う/猫被り数学教師の本性を知っている
・ミステリアス化学教師 → 29歳/男/「ぼく」/「きみ、(名前)くん、(名前)さん、(名前)ちゃん」/Ω/美しくて其処に居ないかもしれないと思わせるらしい/番がいる
・ヤンキー高校生 → 16歳/男/「オレ」/「テメェ、アンタ、(名前)呼び捨て」/Ω/フリーのΩ/ミステリアス化学教師に恋をしてしまうが、相手に番がいる事を知っていても体を重ねてしまう。


めも

1年前 No.68

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=AH3B679Dco



 本日、7月13日午前9時28分、楓が目を覚ました。7年間ずっと植物人間だった楓が、目を覚まして、血の気のない薄い唇で僕の名前を呟いたのだ。奇跡か何かだと思い、何度も楓の名前を言った。僕が楓の名前を連呼していると、楓は7年前のあの時と変わらない声で、「なぁに?」とか細いがハッキリとした声で言った。――神様、ありがとう。僕はその場で崩れ落ち、子供のように泣き叫んだ。ありがとう、楓を目覚めさせてくれてありがとう。心にあった重たい枷が、外れた様な気がした。
 楓は7年ぶりに食事を摂った。いきなり固形物は食べられなかったらしく、液体の食べ物を食していた。植物人間状態の時は点滴で最低限の栄養しか摂っていなかった彼女は、昔と違って痩せてしまっていた。それでも昔の愛らしさは残っている。看護師から出された食事を長い時間を掛けて食べ終わると、息を吐いて「おいしい」と言った。その一言が僕が作った食事でも無いのに凄く嬉しいと思えた。
 そして3時30分、楓は検査があるらしく、検査に向かった。「行ってきます」と昔、彼女が大学に出かける時に言った時の同じ声で、口調で言ってくれた。僕は楓が居なくなった彼女の一人部屋の病室で、一人丸椅子に座って待っていた。座りながら、退院したらか何処に遊びに行こう、これから何を話そう等考えていた。この頃は、楓と幸せな生活をこれから寿命まで遅れると思っていた。

 6時28分。検査時間がやけに長い事が気にかかった。僕の母が入院して検査をした時だって、こんなに長くはかからなかった。しかし、7年間も植物人間だったのだから、色々な検査を行っているはずだろう。きっと結果を出すのに時間が掛かっているだけだと思い、気を落ち着かせた。
 8時43分。楓が車椅子に座り、車椅子を看護師に押して貰いながら戻ってきた。掛かった時間は5時間弱。楓が病室に入ったので、声を掛けようとしたが、その前に楓の担当医である志村に声を掛けられた。手招きもされ、此方に来いと急かしている様だったので、楓に一言「行ってくるね」と伝えて志村医師の方に向かった。病室から離れる直前に一度だけ病室に居る楓を見た。楓は泣いていた。

**

 壁も床も真っ白で、部屋の中には長机と縦に積まれた沢山の丸椅子、そして長机の元に置かれた2つの丸椅子だけしかない別室に連れて行かれ、丸椅子に座ってと医師に言われた僕は大人しく椅子に座った。志村医師も向かいの椅子に座ると、持っていた黄色のクリアファイルから難しそうな事が書かれた紙を数枚取り出した。志村は息を吐いて、吸い、心を落ち着かせている様に見えた。そして、僕の目を見てハッキリとした口調で言った。

「楯山さんの余命はあと7日です。」
「……はい?」

 自分でも初めて出したと思う位間抜けな声が口から零れる。余命? 頭の中が真っ白になり、眩暈を起こしそうになった。しかし、志村に「花村さん」と僕の名前が呼ばれて、ハッと意識が現実に戻った。顔を両手でペシペシと叩き、意識をハッキリさせてから再び彼の言葉を思い出す。――楓があと7日しか生きれないなんて、信じたくなかった。僕が無言のままでいると、志村の口から淡々と検査結果が伝えられた。どうやら胸に出来た悪性の腫瘍が全身に転移し、彼女の体は全身癌に侵されているらしい。――言葉が出なかった。

「……すみませんが、楯山さんの状態では治療をしても、生きる事は出来ません。……本当に申し訳ありません。」

 深々と頭を下げる志村に「頭を上げてください、貴方は何も悪いありません」と言う。自分でも分かる程声が震えて掠れていた。頬を生暖かいものが伝うのが分かった。泣いているのか、僕は。

「あと7日、楯山さんは外出を自由とさせてもらいました。なので、残りの時間は彼女の好きなことをさせてあげてください。……でも、20日には此処に戻ってきてください。お願いします。」

 そう言うと志村医師は「失礼します」と言い、部屋から出て行った。部屋に取り残された僕は志村医師が置いていった紙を見た。全てに目を通したあと、それらを机の上に置き、僕は天井を見上げ、右手を目に置いた。右手の甲を涙で濡らしながら、僕は声を殺して泣いた。

 楓が死ぬまで、あと7日。

1年前 No.69

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=AH3B679Dco



 泣いても仕方が無い。そう思うと僕は上着の内ポケットを漁り、黒革のメモ帳とボールペンを取り出した。そして、『やる事』と一番上に書いて、その下に箇条書きで楓とやる事を書いていく。――5つ目を書き終わった時、ふと思った。これは僕の願望であって楓の本当にやりたい事では無いのでは?と。僕は丸椅子を縦に積まれた丸椅子の上から積む。志村医師の分もついでに片付けた。僕は部屋から出て、楓の病室へ向かった。いつもより向かう足が遅く感じた。

 病室に着き、中に入ると楓は此方を向いた。顔の筋肉が動かないらしく、笑ったりが出来ない状態だ。かろうじて声は発せているので、僕は楓の近くにあるいつもの椅子に座り、尋ねる。

「楓、何かやりたい事ない?」

 いきなりの事で、ビックリしたのか、楓は言葉に詰まっていた。が、すぐに口を開いてゆっくりと言い出した。
 楓のやりたい事は、写真を僕と撮りたい、思い出の場所を巡りたい、可愛いお洋服を着て散歩をしたい、両親のお墓参りに行きたいの4つだった。楓は僕のやりたい事もしてくれて良いよと言ってくれた。医師から僕より先に余命の話は聞いていたらしい。

 楓の両親は居ない。正確には居たになるが、今はもう楓の両親おろか、親族は全て居ない。楓が生まれてすぐ両親が離婚して、楓は母親に引き取られた。楓の母は遅くまで働いて、楓を幼稚園から大学まで通わせていた。しかし、8年前――楓が19歳の時に死んだ。死んだ前日の夜、布団に入り眠りについて、そのまま二度と目覚めなかったらしい。楓の母は離婚した時に親戚達に縁を切られたので、楓は援助を受けながら一人暮らしをする事になった。僕と楓はお互いが16歳の時にクラスメイトになり、その年に付き合った。だから7年前、あの時までは僕の家で暮らしていた。

、(途中まで)

1年前 No.70

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=AH3B679Dco




  >>69>>70 の創作のタイトル → 『僕の彼女はセミ』
  (セミは7年間土の中で眠っていて、土から出ても7日間しか生きれないから。楓も7年間植物人間で、目覚めたのに余命7日なので、「セミ」。)



、めも

1年前 No.71

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=AH3B679Dco




  『死ぬ時は僕一人だけで良い。』

 そう言うキミより先に死んだ私を許さないでください。



1年前 No.72

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=AH3B679Dco


 花礫 茜(はなつぶて あかね) / 17歳 / おとこ / 自身の天才的な頭脳を「神様がくれたギフト」と呼んでいる / 一人称は「茜ちゃん」 / 二人称「きみ、名前呼び捨て」、あと苗字か名前から何文字かとって+ちゃん付けをする呼び方 / 天才肌 /

めも

1年前 No.73

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=atGgeL1f3B




 「人間に関わらず、動物には必ず死は訪れるけど、生も必ず訪れるんだよ。」

 ――当たり前だけど、意外と謎に包まれてて面白いよね、これ。
 そう呟いた緋色の髪の少年は、口を半月型にして笑った。まだ幼さの残る顔立ちで。


1年前 No.74

削除済み @abyss017 ★iPad=zqwUgiBDMT

【記事主より削除】 ( 2017/07/24 19:25 )

1年前 No.75

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=zqwUgiBDMT


◇プロフィール

 「 初めまして、華総茜と申します。どんな面倒事でも私めにお申し付けください。私で出来る範囲の物であれば、やらせて頂きます。……あぁ、そういえば今日の昼から雨が降るらしいですよ。お気をつけください。……私は仕事がありますので失礼致します。それでは。 」
 「 ったく、やってらんねー! ――ああん? 猫被っててなにが悪い。嫌われねぇ為に猫被ってンだよ。ま、お前みたいなお気楽な奴にはこの気持ち、分からないと思うけどよ。……素で居るの、お前と居る時だけなんだからな。希少価値高いんだからな。……なーんて。 」

名前:華総 茜(はなぶさ あかね)
性別:男
年齢:十六歳
学年:一年G組 / 理数科
役柄:生徒会(総務)

性格:一言で言うなら、猫被り。普段は堅物でサバンナの様に広い心を持っていて頼み事を断らない、所謂“都合の良い人”を演じており、他者に嫌われない様に努めている。常時堅っ苦しい敬語と柔かな微笑みを絶やさず、人受けは良い。人を煽てて、自分に利益が来る様にする事も多く、部分だけでは無く全体を見ている戦略家でもある。猫を被ってる時は決して怒りや悲しそうな顔は見せない様にしている。演劇部に所属していて、演劇の腕は中々の物なので、猫被りがバレる事は滅多に無い。本当の性格は、猫被り時の性格とは正反対の生意気な性格。説教されるのも命令されるのも縛られるのも嫌いな自由を愛する人間。学校内で素になる事は唯一猫を被ったのがバレた人の前でしか無いので、素になった時は日頃の疲れを和らげるかの様に口調は荒々しくなる。ひん曲がっていて、中々素直になれない。要するにツンデレ。どちらの性格の時も常に冷静に物事を見ていて、冷静に物事を考える事を大事にしている。素の時は常に仏頂面なので、機嫌が悪いのかと思われる事が多い。意外と男らしく、冷静に考えて此方が勝てそうなら売られた喧嘩は買うし、此方に利益がありそうなら、他者を助ける事もする。肝が据わっていて、ホラー系には驚かない。

容姿:身長176cm、華奢、薄い筋肉、両サイドが首の半分までの長さ、前髪はMで、真ん中が少なめ(比率は4:1:5)、目は切れ長で目つきが悪い、瞳の色はきれーな琥珀色。制服はちゃんと着る。着崩さない(たまにネクタイを緩める程度はする) / めも

利き手:両利き
誕生日:五月十九日
血液型:B型
部活動:演劇部
委員会:生徒会執行部(総務)

備考:猫を被っている時の一人称は「私」で、二人称は「貴方(貴女)、(苗字)さん、(苗字)先輩」。猫を被っていない時の一人称は「俺」、二人称は「お前、(名前)呼び捨て」。

( 猫をかぶる理由は「他人に嫌われないため」。嫌われる事を何よりも嫌っている為、わざわざ猫を被っている。嫌われる事を嫌っている理由は、過去にある。華総はそこそこ有名な中小企業の社長と令嬢の間に生まれた、という事になっているが、本当は実の子が欲しかったが、令嬢である母が子を産めない体になってしまったが、どうしても会社を継がせる子が欲しかったので、児童養護施設から引き取られた里子である。里子である事は引き取られた際に既に里親から告げられており、「嫌われない様にしなければ」とずっと思いながら生活していた。 / めも )

募集:・華総が素の性格の時に偶然遭遇してしまい、彼の本来の性格を知っている方(一名/性別学年所属問わず/台詞二の様な言動を取ります。一番気を許している相手なので、口では暴言を吐きながらも心の中では大切だと思っています…!)
・猫被り時の華総を仕事を任せたり、雑用を頼んだりとこき使って頂いている方(一名/性別学年所属問わず/内心(いつか絶対殴ってやる…)とか思いながらやってます。少し華総は苦手意識を持っています。腐れ縁とかも良いなぁとか思っています。)

××

とちゅう。

1年前 No.76

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=zqwUgiBDMT



 華総茜は自身に問う。自分の目的は何だ。自分は何の利益の為に動いているのか、と。
 騒がしい蝉の鳴き声が脳に響く。前頭葉が重い。耳が聞こえにくい。おまけに息苦しくて、視界が歪む。涙では無い別の生暖かい液体が頬を伝う。――汗か。尋常じゃない程の暑さで頭がやられたか。華総茜は冷静にどうやったらこれらの症状を緩和できるか考えた。
 分からない。それが考え付いた答えだった。頭が痛い、息苦しい、視界がぼやける、嗚咽が出る。助けて、と声も出せずに茜はその場に倒れ込む。誰も気づいてくれないだろう。だって彼が居るのは旧校舎の裏庭だ。今は授業中だし、誰も来ないだろう。このまま死ぬのかな、なんて思っていると、頭上から声が聞こえた。

「ね、どーしたの? そんなトコで倒れて。なに、新しい遊び?」

 やけにクリアで聞こえにくい耳にもミントの様に透き通っていく声だった。視線だけ声の主に動かすと、そこに居たのはなんとまあ、学園内で有名な綴先輩だった。彼は呆れた様に鼻を鳴らすと、茜には何一つ言わず彼を背負い、歩き出した。

「保健室、行くよ」

 小声で呟かれたのに、ハッキリと聞こえる。茜は気づいた。自分は彼に気があるという事を。

( 綴×茜。茜の報われない恋。 )

1年前 No.77

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=zqwUgiBDMT

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1年前 No.78

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=zqwUgiBDMT



 「おれと、しんでください」

 きゅっ、と俺のワイシャツを掴み、密に潤んだ瞳で縋るように言われた。皺になるじゃん、と強く掴まれたワイシャツを見ながら、彼への対応を考える。密がこう言ってくる事も最近は少なくない。言ってくるたびにさりげなく流したり、冗談を言っていたが、今まで全て運良く密の怒りの琴線に触れなかっただけで、選択肢を少しでも間違うと、密が何をし出すか分からない。俺は和かな笑みを浮かべ、普段より少し低めの落ち着いた声で告げる。

 「満月の夜が来たら、ね」

 ――それまで我慢してね。密の血の気が無く、肌とほぼ色が変わらない薄い唇に人差し指を軽く当て、そっと言う。言い終わりと同時に人差し指を離し、次に彼の頭を優しく撫でる。猫を撫でる時と同じように、優しく、丁寧に、そして愛情を込めて。この愛情は本物か否かは、自分でも判断出来ていないが。

 「……うん。――忘れないでね、約束だよ。樒」

 ふと空を見上げると、雲が増え始めていた。雨でも降るのかな、と思い、密に家の中に戻るそう即す。
 密が家の中に戻った事を確認して、俺は家に戻らず、何処かに歩き始める。目的地は決まっている。

 目的地に辿り着くと、其処には既に待ち人が立っていた。珍しい花色の髪、薄暗い今でも色が分かるレモンイエローの瞳。すらりと背が高くて、顔に似合った着物を着こなした、生意気そうな顔の男。

 「久しぶり、きょーちゃん」

 俺がそう言うと、きょーちゃんはぺっと唾を吐き、「用件は何だ?」と言った。相変わらずつれないなー、と心の中で思うと、目を細める。良く友達に言われる、全てを見透かしそうな目だ。

 「きょーちゃん、すきだよ。――俺と、死んで」

 ぎゅっ、ときょーちゃん、――八十七恭に抱きつくと、そのまま勢いで崖から二人一緒に落ちる。ごめんね、密。俺はお前と死ぬって約束する前から、きょーちゃんと死のうと思ってたんだ。

( 密(ひそか)→樒(みつ)→恭 )

1年前 No.79

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=zqwUgiBDMT



  きすみー、きすみー。はやく私に蓋をして。
  てるみー、てるみー。愛しきあなたよ、応答せよ。
  へるぷみー、へるぷみー。私をはやく救ってよ。
  しゃるうぃー、しゃるうぃー。私と一曲舞いませんか?
  あいらぶゆー、あいらぶゆー。あなたを愛しています。
  きるみー、きるみー。あなたがわたしをころして。


1年前 No.80

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=4fqsa8RZag



 「あらやだ、喧嘩ぁ? 申し訳ないけど、アタシの目の前で喧嘩をするのはやめてくれる? 人が傷つくところとか、醜く争うのとか、出来るだけ見たくないの。……あら、なにその顔、嫌ねぇ。喧嘩をするなら他所でやって。此処でやったら、他のみんなにも迷惑が掛るでしょ? ……ほら、分かったならやめるか一目につかないところでやるか選んで。ほら、早く。」

 「えっ、この髪飾り? ――やっぱり××ちゃんなら気付いてくれると思った! そうそう、これはあのお店の新商品なの。誰よりも先に手に入れたかったから、昨日の休みを利用して早朝から行っちゃった。うふふ、羨ましいでしょ? ……え、欲しい? ふふ、流石にあげれないけど、見せる位ならしてあげれるわ。ほら、外したから、好きなだけ見ても良いわよ。なんなら付けても良いし。ふふ、好きにして。」

 千駄ヶ谷 光広(せんだがや みつひろ) / 男 / 17歳(高2)

 おおらかで面倒見の良いオネエ。他人が傷つく所や汚い言葉を発する事を嫌い、醜いと感じる。平和主義。
 渾名は「みっちゃん」。苗字も名前も厳ついので、渾名で呼んでくれた方が嬉しいらしい。
 プラチナブロンドの肩甲骨の上角まで伸びた髪を、高い位置で結んでいる。結ぶのに使うヘアアクセサリーは、光広お気に入りのブランドの物。花飾りからシュシュなど様々。身長186センチと大きくて肩幅もがっしりしているが、体型管理をしている為華奢。綺麗な逆三角形が完成している。四肢が長く、指一本一本が細長い。手は骨が浮いた角張った大きな手。爪には季節に合ったネイルを必ずしており、生爪の時は殆ど無い。本人曰く、「体がしっかりしているから、可愛い物とかが似合わなくて悲しいの」だとか。
 恋愛対象は女の子。ゲイでは無い。女装癖も無いし、女になりたいとも思わない。光広が物心つく前に父親は病死。以来祖母と母と姉、妹と言う女しか居ない家庭で育てられた。幼少期から姉や妹の影響で、可愛い物が大好き。口調は姉の口調が移ったからだとか。


(みっちゃん、めも)

1年前 No.81

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【記事主より削除】 ( 2017/08/26 21:14 )

1年前 No.82

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=XtxgMs0otn




 『あぁ、メイリアン。キミの唇の寂しさをボクは忘れさせてあげる事は出来ない。でも、心の寂しさなら忘れさせてあげる事は出来る。今は、これだけで許してくれ、メイリアン。』
 『良いのよ。だって貴方には顔が無いもの。無理しないで、これ以上自分を戒めないで。それに、心は貴方が居るだけで既に寂しさなんて感じてないんだから、セバス。』

 顔を失った異形頭の紳士・セバスとセバスを愛する人外しか愛せない主人・メイリアン。



1年前 No.83

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=XtxgMs0otn



 「餓鬼は大人しくお家に帰ってママの乳でも吸ってろ、だなんて貴方は言うけど、生憎乳を吸わせてくれる様なママも帰れる様なお家も無いの。だから、今日一日くらいは此処に泊まらせてくれないかしら?ジョセフ。」
 「駄目と言ったらどうする?」
 「そうねぇ、貴方の其れを行為中にちょん切ろうかしら。」
 「はは、今時の餓鬼は怖いねぇ。……良いぜ、泊まりな。一日と言わず、好きなだけな。」
 「あら、優しいのね。巷では荒れ狂う……なんだっけ、まぁ、そんな野蛮な異名が付けられているのに。」
 「――それは昔のことだ。餓鬼が言って良い内容じゃねえ。分かったか、ドロシィ。」
 「あらあら、覚えててくれたの、私の名前。嬉しいわ。」


1年前 No.84

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=XtxgMs0otn




 其処には何も無いけど、此処には僕が居る。この足で、ちゃんと立っている。


1年前 No.85

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=XtxgMs0otn


・「捨てる命なら、私に賭けてみませんか」
・「貴方の寿命、言い値で買わせてください」
・「うるせぇクズ」
・隻眼くんと隻腕ちゃん
・「努力をしないで、上にいけると思ってんの?」
・「落ちるのが恥ずかしいから、レベルを下げるのが恥ずかしいからって理由で志望校を変えんな。恥ずかしいからで志望校を変えたら、それは逃げだ。学力不足で志望校を変えるのは恥ずかしくねぇ。でも、逃げる方は恥ずかしい行為だ。だって、戦わずして逃げてるんだからな。恐れるな、全力で挑め」
・いつもはチェリーブロッサムの口紅の女の子。今日は真っ赤な口紅。
・僕が裏切り者だったら如何する?
・桜の木の下で告白
・寿命があと3日です。貴方は何をしますか?


めも

1年前 No.86

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  僕の愛を千切って、風に乗せて飛ばせば、いつか君に届くかな。






1年前 No.87

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1年前 No.88

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1年前 No.89

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1年前 No.90

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1年前 No.91

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1年前 No.92

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1年前 No.93

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1年前 No.94

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=7oymwyjdF2


 人工的な桃色のリップで唇に花を咲かせた、まだレディとは言い難い容姿の少女に目をやる。確か去年までは、誰もが嫉妬する程綺麗な黒のロングヘアーをしていて、いつもその髪をそよ風に揺らしていたのに、目の前の少女は去年までとは正反対の髪になっていた。長かった髪はベリーショートと言われる長さまで切られているが、驚いたのは髪型よりも髪色の話だ。誰もが羨む美しい髪は、羨む者など居なさそうな、お世辞にも綺麗とは言い難いくすんだ金髪に染められていた。ピアスとは無縁だと思っていた薄い耳朶には、それなりにゴツいピアスが両耳に二つずつ付けられている。――自分で開けたのだろうか。それとも、誰かに開けてもらったのか。兎に角去年までとは打って変わって正反対の容姿になった少女は、唯一昔と変わらないすこぶる悪い目付きのまま僕を睨んでいる。睨んでいるから、余計に目付きが悪くなって、少し恐怖を感じる。とりあえず、今すぐ聞きたいことは幾らかあるが、このまま外で立ち話――、いや、立ったまま無言で居るのは端から見て異様な光景だ。何処か近場のカフェに入ろうと誘おうと思っていると、少女が口を開いた。……開かれた口の中から見えた肉厚の舌に、シルバーのピアスがつけられていた。

「あの、アルジャノン先生。寒いんですけど。」

 何を言われるのかと身構えていたら、彼女の口から出てきた言葉は「寒い」だった。何かに期待していたのか、内心ガッカリしている。
 彼女――、ハンナの服装を見てみると、真冬にも関わらず薄手の真っ白なセーターに膝上丈のベロアのワインレッドのスカートだけという、季節で言うなら秋や春の装いだった。一応黒のタイツは履いている様だが、靴はヒールだ。厚手のコートを羽織っている道行く人達は、薄着のハンナをチラチラと見ている。通行人がハンナのことをどう思っているのかは知らないし興味もないが、そのハンナの近くにいる自分にまで視線がやられている事に腹が立った。俺達を見てクスクスと笑っている男女カップルに軽く舌打ちをし、周囲を見渡して軽食屋を探す。なるべく人が少なくて、座って美味い珈琲が飲める店。
 結局先程まで居た場所の近くには無かったので、半端強制的にハンナを連れて街中をウロウロしていると、やっと人気の無い古ぼけたカフェを見つけた。ハンナの意見も聞かず、腕を掴んだままカフェに入る。店の中には黙々とグラスを磨いているオーナーらしき初老と、そのオーナーと談笑している常連客らしき女、入り口からすぐ傍のテーブル席で珈琲とオムレツを食べている若い男だけが居た。俺達が中に入ると、オーナーが小さいが、はっきりと聞き取れるクリアな声で「好きなところに座ってくれていいよ。注文する時は紙に書いて渡してくれ。」と言った。何故注文を紙に書かせるのか、と不思議に思ったが、ひとまず一番奥の陰になっているテーブル席に腰を下ろした。

「……ハンナ、何か飲むか?」

 黒革のメニューを開き、ドリンクが載っているページをハンナに見せる。すると、店に入る前から決まっていたのか、俺が尋ね終えるとすぐに『オリジナル』を指差した。他は、と尋ねようとしたが、ハンナはじっと俺を見ていた。どうやら、珈琲以外いらない様だ。テーブルの隅に置かれた古紙とやけに高そうな万年筆を手に取り、そこに『オリジナル』と『ダージリン・ティー』と書いた。その紙をオーナーの元へ持っていくと、「完成したら呼ぶから、取りに来てくれ。」と言った。何故オーナーはその場を動かないのか、と思い、彼に対する謎が募っていく。席に戻ろうとし、一度視線を床に落とそうとしたその時、オーナーの足が見えた。ただの足では無い、義足が。驚き、オーナーの顔を見ると、この様な反応に慣れているのか、静かに、そして悲しそうに目を細めた。申し訳なさに軽く一礼をしてから、席に戻った。入店した時は気に留めていなかったが、常連客らしき女は右目に眼帯をしていて、珈琲とオムレツを食べていた男は左腕が無かった。何処か謎めいたこの空間から早く出た方が良いのでは、と思い、なるべく早くハンナとの会話を終わらせる事にした。

「で、なんでずっと黙っているんだ? ハンナ・マーキュリー。俺が何かしたか? 身に覚えは無いのだが。」
「……アルジャノン先生、本当に覚えていないんですか? あの時、言ってくれた言葉。――私が学院を卒業したら、一緒に住もうって、言ってくれたじゃないですか。なのに、なんで、今は別の女と一緒に暮らしてるんですか。……私のことは、遊びだったんですか? 嘘だったんですか!?」

「……すまないが、身に覚えがない。そんなこと、お前に言ったことがあったか?」
「ッ、ありましたよ! なんで、忘れてるんですか。――あぁ、今同棲してる女に何か薬でも打たれたんですか? それとも、事故にあって記憶喪失になったんですか? なんで、ですか。私を抱くだけ抱いて、捨てるんですか? なん――『珈琲と紅茶、完成したから、取りに来てくれ。』……先生、取りに行ってください。」

 声を荒げたハンナの言葉を制する様に、オーナーが発した言葉に従い、オーナーの元へと珈琲と紅茶を取りに行った。
 しかし、何故ハンナはあんなことを言ったのだろうか。記憶にはないし、ハンナを抱いた覚えもない。ハンナが嘘を吐いているだけか、俺が忘れているだけか。どちらか分からなかった。

11ヶ月前 No.95

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=7oymwyjdF2



 「私の為に死んでください。――私をより美しく見せる為に。」
 「――ッ! み、見ないでくださいッ。……今日は今迄で一番醜い顔の日なんです。頼みますから、私を見ないでください。――美しくもない人間を見るのは、苦でしょう? お願いですから、やめてください。」
 「徒然契と申します。まだまだ小童で新参者ですので、ご指導ご鞭撻、宜しくお願い致します。」

 名前:徒然 契(つれづれ ちぎり)
 → 女、23歳 / W美Wに異様なまでの執着を見せる女性。顔はそれなりに整っており、周囲の人間もその容姿を褒める事が多いが、本人は「私自身が美しいと思わないと、私の求める美しさにはならないのです。」と言い、褒め言葉を受け取らない。自分を美しく魅せる為なら家族だって使う。美しく着飾るだけでは誰でも美しくなれると考えていて、他人とは違う完璧な美しさを求める。徒然が思う完璧な美しさはW他人の死ぬ瞬間、人の目に自分自身も留まるWこと。自分の美しさの為に他人を殺すクズ。ただ、殺すのは敵のみ。自身が敵だと思ったものを美の為に利用する。

11ヶ月前 No.96

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=7oymwyjdF2



 彼女の味を忘れてから、一体何年の月日が流れたのだろうか。

 ――ピピピ、ピピピ、ピ……。

 甲高い音を規則正しく鳴らす地味な青色の目覚まし時計を荒々しく止める。眠い目を擦りながら身を起こすと、目の前の鏡には寝起きで不細工な自分の顔が写っていた。――俺は、五十嵐覺、だよな? 心の中でいつもと同じ問い掛けをする。――そうだ、俺は五十嵐覺。それ以外の何者でも無い。いつも通りの自問自答。周囲の者は毎朝の日課のように自問自答を繰り返す五十嵐をW変人Wだと称し、距離を置いている。――だから、ルームシェアをしていた同級生の彼奴も、この自問自答をし出してからルームシェアを辞めた。俺が、変だから。
 どうしようも無い自己嫌悪に襲われながらも、ベッドから降り、洗面台の前に立つ。――あぁ、この目、この髪、この口。どれも嫌いなW俺Wにそっくりだ。光の無い伏せ目で、自分自身と睨めっこ。どちらも薄暗い顔で佇んでいる。……嫌いだ。蛇口を捻り、冷水を手の器に溜めて、顔に掛ける。少しはこの気持ちが晴れた気がした。

 顔を洗い、髭を剃り、食事を摂り、仕事の年収とは不釣り合いな安いスーツに身を包む。これで仕事の準備は完了。傷一つない高級品の革靴を履き、ドアノブに手を掛ける。――あぁ、忘れてた。

「行ってきます、雛。」

 自分の中の一番の笑顔で、そう言う。これを言わないと、彼女の味以外も忘れてしまう。
 扉を開けると、明るい世界が視界に入ってきた。――雛の居ない世界なんて、俺にとっては地獄同然だ。右ポケットに入れた甘ったるい煙草に火を点け、安アパートの錆びた階段を下る。この煙草の味が雛の味だったら良いのに。


11ヶ月前 No.97

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【記事主より削除】 ( 2018/02/21 21:16 )

9ヶ月前 No.98

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=7oymwyjdF2



 アンプにケーブルを繋ぐ。兄からお下がりで貰った、高校生には高いギターは私の部屋とは相性が悪い。母から「目に悪い」やら「ずっと夢の中にいるみたい」と散々に言われた私のピンクやら薄紫やらでまとまったやたらファンシーな部屋に、兄からもらった真っ赤でかっこいいギター。アンプもゴツいしケーブルも丈夫なやつで色は黒。この楽器と機材達が私の部屋で異彩を放っている。
 近くにあった椅子に腰をかけ、机の上に置いてあるピックが沢山入った透明のケースを手に取る。ぱかっと開いて、どれにしようかな〜、なんて言いながら選んでみる。ピックを集めるのは趣味というか、習慣みたいなものだ。だからこんなに沢山あるし、現在も店で見るたびに買うので増えていっている。そろそろ2ケース目に突入しかけるくらい。でも私が使うのはいつも決まっている。新品同様のピックの中に、たった1つだけ傷だらけで所々塗装が剥げてしまっている中古にもなれないようなピック。それを手に取ると、ギターを構えて簡単に弾く。何の曲を弾こうかな、そう思っていると突然明るいメロディがスマホから流れ出した。4コール目で出ると、スマホ越しから友達の声が聞こえてきた。練習しようと思っていたが、友達から遊びのお誘いが来てしまったなら断ることもできない。練習はまた夜にでもやろう。
 ギターをスタンドに置いて、アンプに繋がれたままのゲーブルを抜く。ピックは机の上に適当に置いた。壁に掛けているパーカーを羽織り、鞄を手に取って部屋を出る。今日誘ってくれた子は2週間ぶりに会う子だ。何処に行こうか、と考えながらスニーカーを履く。確かあの子も楽器を弾いてたらしいから、一緒に楽器屋とか寄れたらいいな。

 ( 千々切巴 / ピックは兄がくれたもの )

9ヶ月前 No.99

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPhone=lrqU2swEAB

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8ヶ月前 No.100
ページ: 1 2

 
 
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