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 愛の代わりにアネモネを頂戴。

 ( 書き捨て!小説 )
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つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=yTyu0Vk2BG




    ( 綺麗で甘酸っぱくて苦くて辛くて甘ったるくて汚くてどろどろとして−− )
    ( −−最高と最悪が混ぜ合わさって出来た。それが僕等の関係なンだよ。 )




    ◆    注意

   1 好きな物を好きなだけ詰め込む予定です。えろぐろ同性愛あり。
   2 書き殴った文章が多いです。綺麗な纏まった文章はほぼないかと。
   3 閲覧は完全自己責任でお願いします。又、批判中傷はお断りします。盗作もやめてください。
   4 更新頻度はバラバラ。書きたい時だけ書きます。


    ◆





    ( 薬指の赤い糸が切れるまで、僕等は僕等で居られる。 )


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つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=e6VPS4CNh1

「桐嶋の言う事なら、何でも聞いてあげるよ。」
 真っ白な柄の無いマグカップを手に取り、其れに珈琲を注ぎながら水沢は言った。それは俺をバカにしているのか、と怒鳴りかけたが、横から見えた水沢の顔は、真剣そのものだった。それは珈琲に対する真剣さではなく、きっとこの発言に対する真剣さだろう。
「ふは、面白れぇな。なら、命令しても良いか?」
 マグカップ2個、同じ色で同じ無地。同じ位の量の珈琲を入れ終わったのか、二つのマグカップの取っ手を持ち、此方へと持ってくる。因みに、マグカップや珈琲の量は同じだが、中身の甘さや濃さは違う。俺は濃いめ、甘め。水沢は普通、ブラック。ことり、と音を立て、テーブルの上に置く。その後焦茶色のアンティーク調のロッキングチェアに座る。首に巻いた白色のストールが良く似合ってんな、新しく買っただろう。見た事がなかった。水沢はロッキングチェアに座り、暫く椅子を前後にゆらゆらと動かしていたが、ぴた、と止め、「なんでもどうぞ」と微笑みながら言った。命令、ではないが、お願いと言うのも違う。これから言う台詞は、俺の願望だ。
「じゃあ、俺が死ぬ時は一緒死んでくれ。二人きりで天国に行って、俺に珈琲を淹れろ。飲んでやるから。」
 アニメにでもあるような照れくさい台詞に、自分が言った後、恥ずかしさで目線を逸らす。耳まで赤くなってるのが分かる。ああ、なんで言ったんだろう、俺。こんな事言ったって、どうせ嫌がられるだろう。−−そう思っていた。
「良いよ」
 −−へ? と間抜けな声が口から零れ、急いで口を左手で塞ぐ。恥ずかしい。
「僕、桐嶋となら死んでも良いよ。なんなら今からでも、全然大丈夫。天国に行けるかどうかは分からないけど、天国でも地獄でも二人でずっと一緒に居よ? 珈琲、沢山淹れてあげるからさ、飲んでよ。俺と一緒に。」
「……お前って、本当バカじゃねぇの。−−約束だぞ。」
「ええ、約束です。」
 小指を絡ませ、指切りをする。嘘吐いたら針千本飲ますぞ、と言うと、水沢はヘラヘラと笑った。天国と地獄を選ばれる時、僕、桐嶋に合わせるよ。無理かもだけど、その時は一緒に地獄に堕ちようか、と目を細め、俺の心の中を探るような目で見てくる。−−勿論。言葉に出すのは恥ずかしいから、悟ってくれ。

( 桐嶋と一緒なら死ねるよ系男子(水沢慎吾/みずさわ しんご)×俺の言う事聞けよ、命令な系男子(桐嶋衣純/きりしま いずみ)。最終的には一緒に死んじゃう。水沢はバリタチ、桐嶋はバリネコ。 )

 慎吾 → 世界で一人しか居ないのではと噂されている、光の当たり方によって瞳の色が消える目を持つ。それは赤だったり黄色だったり、黒色だったり。周囲からは気味悪がられる前に、「綺麗」だと言われ、人気。
 衣純 → 金髪にピアス。顔立ちは整っているものの、中学時代に付けた喧嘩の傷で、顔も体も傷だられ。痣は残ってるわ、切り傷はあるわ、片目は失明して医療用の眼帯を付けているわで、周囲からは距離を置かれている。

【メモに書き溜めてたのを投下。久しぶりに。】

3ヶ月前 No.4

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=e6VPS4CNh1

【相思相愛になりたくて】(略→そしなり)

・篠原 御船(しのはら みふね)
 → 十九歳、大学一年生の女子。前世の記憶を持つ。前世は結婚した男性に殺された女であった為、男性恐怖症となっている。その為、自分に好意を向ける如月に恐怖を抱いている。如月とはマンションの部屋が隣同士で、良く世話を焼かれかけている。如月がチャイムを鳴らすたび、「来ないでください」と言って中に入れないようにしている。
・如月 吹雪(きさらぎ ふぶき)
 → 二十三歳、大学四年生の男性。赤い糸が見え、自分と結ばれる人が分かる能力を持つ。街ですれ違った篠原と赤い糸が繋がっており、篠原に好意を抱いている。篠原とはマンションの部屋が隣同士なので、良く一人暮らしの篠原の世話を焼こうとしているが、その度に拒まれている。

・春夏冬 はる(あきなし はる)
 → 二十九歳、社会人の女性。目を10秒合わせた人と相思相愛になる能力を持つ。顔を御面で隠している巫女。目を合わせると誰とでも相思相愛になってしまうので、目を隠して生活ている。良く神社に訪れる原田に興味を抱いている。
・原田 智行(はらだ ともゆき)
 → 三十二歳、社会人の男性。他人の未来を知る事が出来る能力を持つ。普通に生活をしているだけでも他人の未来が見えてしまうので、常にストレスを抱えながら生きている。神社や寺が好きで、良くストレス発散も兼ねて良く訪れている。春夏冬の働く神社で春夏冬と出会ってから、彼女の未来を知り、少しずつ助けてあげたいと思うようになる。

・三原 由紀(みはら ゆき)
 → 十七歳、高校三年生の女子。誰からも愛されるようになる能力を持つ。人気者で、愛されている三原を、唯一嫌う黒川を嫌っている。中学校時代、「お前が愛されている理由は能力のお陰なんだよ」とクラス全員が居る時に触れ、三原の能力を無いものにした。そして、触れたままの状態で「此奴の事、好き?」と聞いて殆どが「好き」ではなく「普通」や「興味なし」と言った。その言葉を聞いたらすぐに手を離して皆また三原の事を愛すようになるが、三原はその事がショックになり、今までずっと本心を隠し、偽りの笑顔を貼り付けて生きてきた。黒川とは幼稚園からの幼馴染。
・黒川 昴(くろかわ すばる)
 → 十八歳、高校三年生の男子。能力者に触れた時、その能力者の能力を触れている時だけ消す能力。中学校時代、三原に悪い事をしてしまったと思っており、現在三原との仲を直そうと思っているが、三原にずっと避けられている。中学校時代は、皆から愛されている三原を羨ましがっていた反面、ずっと好きで色んな人が三原に近付くのが嫌だった。その為、能力を無いものにして三原に近付く人を無くそうと思い、実行するが、それが裏目に出て嫌われるようになった。後悔はしている。三原とは幼稚園からの幼馴染。

・白雪 疾風(はくせつ はやて)
 → 十八歳、高校三年生の男子。何かを一つ失う代わりに何かを一つ手に入れる能力を持つ。黒川に好意を抱いているが、黒川本心は全く白雪には興味がなく、三原にしか興味が無いことに苛立ちを覚えている。白雪本人も三原の事は友達として好きなのだが、恋愛的な好きは黒川のみである。
・戸川 春樹(とがら はるき)
 → 十八歳、高校三年生の男子。如月と同じ赤い糸が見える能力を持っているが、少しだけ違っていて、戸川の場合は自分のは見えず、他人のしか見えない。白雪の恋をずっと応援していたが、最近自分の恋心を抑えられなくなり、白雪に恋心を抱くようになる。黒川と白雪との間には赤い糸が繋がっていない事を知っているが、それは言っていない。

【ゴリゴリ書いてた創作のやつ。上から切ない、大人、いちゃいちゃ、甘酸っぱい系。個人的にはゆきすばが好き過ぎて結婚しろってなってる】

3ヶ月前 No.5

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=e6VPS4CNh1

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3ヶ月前 No.6

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=e6VPS4CNh1

【僕達の一方通行の恋物語】(略色→僕一恋[読み:ぼくいっこい])
 一応の月日の設定 → 9月下旬

・藍染(あいぞめ) → 高3(18)。男。草門の全てを愛し、全てを嫌う。藍染の好き嫌いは草門にしか無く、恋愛対象も人間として扱うのも草門のみ。草門以外には適当に接する。香月とは幼稚園からの幼馴染だが、幼稚園の頃から香月には興味が無かった。図書委員会委員。サッカー部。サッカー部に入部した理由は、草門が「お前、サッカー上手いよな。サッカー部、入ってみろよ」と言ったから。7/24が誕生日。
・草門(くさかど) → 高3(18)。男。十河とは高1からずっと同じクラスで、それなりに仲は良い。3年間ずっと生徒会をしていて、現在は生徒会会長。剣道部。平和を愛し、暴力など非道徳的な行為を嫌う正義を擬人化したような人間。4/16が誕生日。
・十河(とうごう) → 高3(17)。男。“王子”と全校生から呼ばれる程の顔と人脈と権力を持つ。圧倒的な紳士な言動に胸を撃ち抜かれる人間は異性同性関係無く多数存在する。草門とは2年の時のみ生徒会で同じで、3年間クラスが一緒の縁もあり、互いの家に寝泊まりする位仲が良い。放送委員会委員。部活は無所属。努力せずとも人に好かれ、何もかも与えられたので努力をする事を知らなかったが、香月の努力をする姿に惚れ、藍染じゃなくて自分を好きになってほしいと思うようになり、それから香月に好かれようと陰で努力している。12/09が誕生日。
・香月(かつき) → 高3(17)。男。生まれて初めて愛した藍染に無視されながらも、懸命に好きとアピールする努力家。藍染に恋心を抱かれている草門が嫌いで避けていたが、草門の好きな人が十河だと知ってから、避けなくなり、それ以来定期的に遊んでいる。愛くるしい姿と可愛らしい性格から女装したら似合う男と言われている。体育委員会委員。ダンス部。10/05が誕生日。

【関係】
(恋愛)藍染→草門→十河→香月→藍染
(幼馴染)藍染-香月
(仲良し)草門-十河

【メモ消化の為に。めっちゃくちゃ草門が不憫で苦労人のやつ。】

3ヶ月前 No.7

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=e6VPS4CNh1

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3ヶ月前 No.8

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=e6VPS4CNh1

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3ヶ月前 No.9

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=e6VPS4CNh1


 「ゆーちゃんセンパァイ、今日の昼飯は一緒に食べましょっ。おれ、先輩の分も弁当作ってきたんですよー。あーんとかしましょ、二人きりで!」
 「ちょっと、西川は今日もボクのご飯を食べて過ごすって決まってンの。勿論二人きりで。邪魔者は引っ込んでくれない?ブチ犯すよ。」
 「すみませんけど、おれ、カズ先輩には突っ込みたい派なんで。でも、カズ先輩って最終的に喜んで自分で腰振りそうだからヤなんですよー。最後まで嫌がってくれるんだったら良いんスけど。」
 「おい、俺様が居る所で下ネタ言うな。二人で乳繰り合ってろ。俺様は真冬と食うから。」
 「は!?俺、たどっちゃん先輩と食いたかったんだけど!?」
 「はぁ!?年下の癖に調子乗んなよミヤちゃん?お前に突っ込みたくねぇから、犯す時突っ込むぞ?」
 「絶対に嫌っすー。俺がたどっちゃん先輩に挿れるから。−−あっ、ちょっとカズ先輩はゆーちゃん先輩連れて出て行こうとしてるんだよ!あーもう、皆で食お、皆で!」

 「「「絶対に嫌だ!!」」」

 「えぇ……。」

【くっそ下ネタばっか言う二人と苦労人一人と下ネタはあまり言わないのが一人。ゆーちゃん先輩溺愛されてるけど、ゆーちゃん先輩はミヤちゃん以外嫌い。というか人間が嫌いで、マシなのがミヤちゃんだけ。ちゃん付けの渾名だけど、みんな男子高校生。プロフ載せようかなー。まだ出来てないんだよなぁー。】

3ヶ月前 No.10

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=8vuyMP019f



「ゆーちゃん先輩、おれ、先輩のことすき。」
 耳まで林檎の様に赤く染めて俺様に告白をする後輩を横目に弁当を食う。今日も二つ、和誠と多突の作った弁当を食う。正直どちらも真冬の弁当の味に及ばないが、和誠の不器用ながらに作った見掛けの悪い癖に味は良い弁当も多突の作った味の薄い見掛けだけの弁当も嫌いではなかった。共通してどちらの弁当にも俺様の好物である卵焼きとビーンズサラダが入っていて、こういう所はちゃんとするんだなと少しだけ感心する。ちらりと多突に目をやると、まだ顔を真っ赤にし、目を瞑って俺様の返事を待っている。告白なんて飽きる程されてきたし、それを断るのも飽きる位した。流作業かよと思う位バレンタインデーには告白をされて振るを繰り返した。人が嫌いだ。まだ一緒に居られるのは和誠と多突と真冬のいつメンだけだし、触られるのは真冬にしか無理だ。真冬は俺様に好意を抱かない所が気に入った。ただそれだけ。お互いに好意は抱いていない。それが俺様にとって楽だったのだ。和誠の卵焼きを頬張る。珍しく和誠にしては甘過ぎた。砂糖を入れ過ぎたのだろうか。ふわふわしてて甘過ぎるものの、普通に美味かった。一方多突の方はと言うと、口に入れた瞬間普通に辛いと思った。馬鹿野郎、また塩胡椒入れ過ぎたのか。多突に関しては見掛けは最高だが、味が壊滅的だ。それでも食ってやっている俺様はまだ優しいのだと思う。多突の卵焼きを飲み込み、更に烏龍茶を飲む。正直烏龍茶は嫌いだ。真冬が買ってきたから仕方が無く飲んでいるだけだ。
「俺様はお前のこと、好きじゃねーけど。」
 でも、嫌いでもねーから。安心しろ。そう多突に視線を向けず淡々と言う。「っ」と声が聞こえた。その声の意味は嬉しいからだろうか、残念だと思ったからか。理解する気はなかった。黙々と他の食材を口に運んでいると、顔を更に真っ赤にした後輩が目の前にやってきた。抱きつく様な感じではない。抱きついたりしたら俺様が嫌がる事を知っているから、してこないのだろう。して来なくて良いのだがな。
「先輩って、やっぱりカズ先輩なんスか?」
 違う、と否定しようと口を開いた途端、バンと大きな音を立てて扉が開かれた。視線を其処にやると、屋上へと姿を現したのは和誠と真冬、それと真冬の兄で多突とクラスメイトの二都(にと)だった。二都は苦手だ。スキンシップが多いし、明らかに好意を抱いている瞳を俺様に向けてくる。突然現れた三人によって雰囲気がぶち壊された事が多突の気に障ったのか、俺様に聞こえる程度の小ささで舌打ちをし、俺様から離れていく。
「なぁにしてたのかなぁ?コウハイ。」
「おれと飯食ってたんスけど。そもそも弁当を渡してどっかに行ったのはカズ先輩じゃないですか。なんで今頃来るんですか。折角二人きりだったのに。」
「はぁ!?お前友先輩と二人きりだったの!?っ、てめ、和誠っ!絶対に許さねぇからな!」
「……今日も大変だな、ゆーちゃん先輩。あ、俺がやった烏龍茶飲んでくれてんだ。うれしー。」
 俺様の近くでギャーギャーと騒ぐ四人。とても煩い。真冬から貰った烏龍茶は飲み干し、空になったペットボトルが地面を転がっていく。あとで拾えば良いか。キーンコーンカーンコーンと聞き慣れたチャイムが鳴り、真冬が「予鈴が鳴ったな」と言う。和誠は後味の悪そうな顔をして、ちえっと呟いて出て行った。何故か真冬を連れて。弁当は今日も食べ切れなかった。部活で残りを食おうと蓋を閉じていると、多突が微笑みを向けて「今日もカズ先輩の方が美味しかったですか?」と聞いてきた。こくりと頷くと、「そっか」と寂しそうに返された。最初の時よりも美味しくなったけどな。多突も二都に連れて行かれ、俺様は屋上に一人になった。俺様も連れて行けよ、ったく。デカイ弁当箱を二つも持って屋上から出る。暫く歩いた所で屋上に空のペットボトルを置きっぱなしだった事に気がつく。誰かが捨ててくれるだろう。教室に入ると、和誠が笑顔で迎えてきた。こういう和誠の笑顔は大好きだった。

【終われ。 >>10 の子達。ゆーちゃん先輩はいつも二人前のデカイ弁当を屋上で食ってて、其処に他のメンバーが来る感じ。正直一人で食べたいと思っているらしい。】

3ヶ月前 No.11

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=8vuyMP019f

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3ヶ月前 No.12

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=8vuyMP019f



「お兄ちゃんさぁ、真冬の事大嫌いなんだよね。友先輩に気に入られてて、おまけに山倉先輩にも気に入られてる。多突にも良い相談役としても普通の友達としても仲良いしさ。羨まし過ぎて死んじゃいそう。お兄ちゃんを見てみなよ。恵まれた学力と容姿と運動神経と優しい性格で、周囲には優等生扱いされてるんだよ。ちょっとでもクソ野郎とか言ったら心配されて、真面目に授業に出て発表して、難しい問題でも正解しないのいけないの。凄いよ、ストレス。胃に穴が空きそう。−−ほんと、真冬の事が嫌い。弟だからって、調子乗らないでよ。……なにそんな顔してんの。同情しないでよ、くそがき。」
 この日が最初で最期の兄の涙を見た日だった。不気味な位整った顔が涙で崩れ、髪もぐちゃぐちゃになり、お世辞にも素敵とは言えない姿になっていた。でも俺は、兄の人間らしい所を初めて見たので、今の兄が一番綺麗な顔に見えた。

【二都兄さんは努力をする天才。実は一番心が強いけど、一度でもヒビが入ったら自分でどんどん壊していく人。】

3ヶ月前 No.13

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=8vuyMP019f

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3ヶ月前 No.14

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=8vuyMP019f



 ◆  >>12 のメンバーである西川と山倉のクラスメイト達。あんまり出てこないけど、個性は強い。

「水元亮介です。親友の寒川は馴れ馴れしいけど良い奴だから、仲良くしてやって。俺は仲良くしてもしなくても良いよ。気にしないし、好きにしてね。学級委員長をしてるから、なんでも聞いて。勉強もある程度は教えてあげられるし。−−ごめん、寒川が宿題出来てないみたいで、写させてだって。本当にごめんね、また今度話そうか。」
・水元 亮介(みずもと りょうすけ) → 渾名:りょーちゃん/男性/十八歳/『水元組』の次期総長/実家は極道/西川、山倉と同じ3-A所属/3-Aでは貴重な常識人枠/3-Aの学級委員長/成績が非常に良く、常に学年一位/水元の宿題係/寒川とは親友/佐々木は良い人で友達として好き/

「寒川小舟だよ。気軽にコブって呼んでね〜。相方の水元くんとは大大大親友っ!だから取っちゃダメ。……ま、俺ホモじゃないから取っても良いけど。あ、俺は恋愛無理だから。恋人は居ないよ?でも、純粋に恋愛が嫌いなの。−−純粋じゃないって、なにそれひどいー。もう良いもん、水元くんに英語の訳の宿題写させてもらうし。……忘れてたの!やる気がないワケではないから!」
・寒川 小舟(かんがわ こぶね) → 渾名:コブ、かんちゃん/男性/十八歳/3-A/実家はヤクザ/『寒川組』の次期総長/宿題は全て水元のを写している/その為成績が良いと勘違いされがちだが、寒川自身の性格は絶望的/嘘吐き/常に優しい仮面を被っている/実際はただのクズ/水元がお気に入りで大大大親友らしい/佐々木は若干苦手意識がある/

「佐々木御遊。3-Aの学級委員長。正直クラスの奴らは嫌い。……だって下ネタばかりじゃない。特に山倉!アイツ、何回も注意してんのに懲りないし、ああもう、イライラする。なに、アンタも山倉達と同類なワケ。−−同じとか。早くどっか行きなさい!それに、私水元に用事あるし!」
・佐々木御遊(ささき みゆう) → 渾名:みゆ/女性/十八歳/3-Aの学級委員長/実家は父親が有名なバー、母親が有名な喫茶店を経営している/捻くれ者/下ネタが大嫌い/その為山倉も大嫌い/クラスの常識人枠の水元が唯一の良心らしい/3-Bに居る親友の花灯 華撫子(はなび はなぶし)が友達として大好き/寒川はあまり興味ない/

【3-Aの子達。この三人は三人でトリオみたいなもの。水元ハーレム()】

3ヶ月前 No.15

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=8vuyMP019f

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3ヶ月前 No.16

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=8vuyMP019f



「死にたくない……死にたくない……死にたくない……死にたくない−−。」

 そう永遠と「死にたくない」と繰り返す『水元組』の雑魚に目をやる。目は黒い布で隠され、傷の目立つ細長い手足はそこら辺にあった縄で縛られていた。−−水元組。此方の世界では非常に有名な一家の一つである。我ら『寒川組』最大のライバルである。抗争なんてしょっちゅうで、怪我人は後を絶たない。「一発やっとく?」と幹部の宮本(きょうもと)がいつも通りの気味の悪い笑みを浮かべ、クスリ打っちゃいましょ、と高いテンションで薬を投与するのを勧めてくる。すぐに『寒川組四天王』の一人である瀬是瀬(せぜせ)が「黙れ」と制し、

「どうしますか、次期総長。一応縛っておきましたが、こう弱っているので拷問はほぼ必要無いかと。すぐにポロポロと喋ってくれると思います。」

 と落ち着きのある声で言う。どうやら雑魚を縛ったのは瀬是瀬らしい。確かに瀬是瀬特有の独特な結び方で両手両足は拘束されており、位置が少しでもズレる気すらしない。隙間一センチすら開かない、そんな拘束だ。一度俺にもしてもらった事があるが、一ヶ月は後が付きっぱなしだった。瀬是瀬は普段、非常に大人しい仕事の出来る男だが、拷問になると唯の鬼へと化ける。軍曹と呼ばれても違和感を感じない冷静さと、暴君のように相手が真実を吐いても拷問を続ける姿は、どちらかと言うと暗殺者に向いていると思う。瀬是瀬は俺がそう言うと、かなり怒るが。

「水元んトコも弱くなったね。捕まっただけで、こんなに弱々しくなる人間を部下にするだなんて。全く、呆れるよ。キミ、普段は虎の様に凶暴だって聞いたよ。なのに、捕まっただけで兎になるなんて−−、水元のボスに切られちゃうね、此処。」

 つぅ、と雑魚の喉を指先でなぞる。ほっせー首。こんな奴が虎だなんて信じられない。首をなぞると、「ひっ」と女みたいな声を上げた。気持ち悪い。虫唾が走り、ドンと言う重く低い音を鳴らして雑魚の腹を思いっきり蹴る。今日の靴は厚底ブーツだから、結構痛いよ。おまけに個人的に好きなピンヒールだし。俺の蹴りで大分弱まったのか、死にたくないと声を発する事は無くなった。雑魚の目隠しは涙で濡れ、瞼の形がはっきりと分かる。泣いちゃった。俺は悪くないもんね。

「キミにチャンスをあげるよ。俺の言葉に正直に答えてくれたら、逃してあげる。この事は水元のボスに秘密にしてあげるし、キミはこれからも捕まえないであげる。……その代わり、組の忠義には逆らう事になるけどね。」

 「な、に」と掠れ声で尋ねる雑魚。嗚呼、此奴もかな。自分の為に平気で組の情報を流す奴。全く、水元んトコは優し過ぎるワケ。こんな嘘吐き、さっさと煮るなり焼くなりしないと、喰われるのは自分達の方なのに。

「キミのボスがこの前捕まえた市ヶ谷はどうなった?市ヶ谷深鈴、俺の憧れのセンパイ。返してとは言わないからさ、生きてるかどうか教えて?」

 出来る限りの笑顔でそう聞く。すると雑魚は見る見るうちに顔を青ざめさせていく。−−そっか、許せないなぁ。市ヶ谷深鈴は俺の大切なセンパイだ。組の中で、俺が当初次期総長になると親父に言われた時、真っ先に賛成してくれたのが市ヶ谷だった。市ヶ谷以外が反対する中で、市ヶ谷は俺にオススメの拳銃や受け身などを教えてくれた。俺が捕まった時にも助けてくれた。命の恩人で師匠で友達でセンパイ。捕まったと聞いた時は驚いた。勿論助けに行ったけど、向かった先にあるはずの家は既になかった。−−そう、市ヶ谷を連れて逃げたのだ。まだ一年は経っていない為、まだ生きていると思ったが、どうも運は味方してくれない様だ。答えるのを渋っている雑魚を見る。キミの顔で分かったよ、ありがとクソ野郎。右腕の人差し指を立たせ、くいくいと宮本に来る様指示する。トコトコとやってきた宮本に「ヤク。久しぶりに許可する」と耳元で囁く。それを聞いた宮本は狂喜乱舞し、幸せだの嬉しいだの最高だの言っている。煩い。一方瀬是瀬は溜息を吐いており、切なげな表情をしている。滅多に吸わない煙草を吸っており、大分キている様だった。……瀬是瀬が煙草を吸う時は何をしても良い時。数ヶ月前にそう言われた。一緒に居た何人かの部下に拷問部屋へと連れて行けと指示をする。雑魚は再び泣き喚きはじめ、「許して、お願いします、許してっ」と許しを請いている。しかし、俺も伊達に此方の世界の人間ではない。仲間を殺されたら、どんな事でもする。拘束されたまま拷問部屋へと入っていく雑魚に目をやり、姿が見えなくなると視線を外す。市ヶ谷センパイ、一緒に花見しよっつったじゃん。これだから約束は嫌なんだって。久しぶりにしんみりとした空気になったのに気を使ったのか、新入りの唯野(ただの)が「大丈夫っすよ、仇はとりますから」と言う。新入りの癖に偉そうに言うんじゃねえと宮本に髪をぐしゃぐしゃにされながら少し怒られていた。少し気が楽になった。感謝の言葉を唯野に告げると、唯野はポカンと言う効果音が今にも鳴りそうな顔をした。馬鹿じゃねぇの、此奴ら。俺なんかの心配してさ。内心呆れつつも、嬉しき気持ちに其れは勝てなかった。俺も笑顔がこぼれた。

 一年後、ライバルである『水元組』の次期総長と同じクラスになり、親友になるだなんて、この時の俺は思いもしなかった。

【寒川小舟、高二時代。今よりめっちゃ凶暴だし、暴力とか朝飯前な人。瀬是瀬の名前が個人的にお気に入り。殺された市ヶ谷以外の名前の出た寒川組の人達は、一年経った今もピンピンしてる。宮本は三十四歳(大事)。】

3ヶ月前 No.17

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=8vuyMP019f



【診断メーカーから。寒川→水元】

 一目見た瞬間、絶対に殺さなければと思った。水元亮介、水元組の次期総長。俺の最大の敵にして殺さなければいけない男。俺の寒川組と水元組はこっちの世界で一二を争う程仲が悪い事で有名だ。その二つの組の次期総長が同じ高校の同じ教室に居るだなんて、他の組の者からしたら滑稽な事だろう。
 キミと出会って早半年。季節は秋で、肌寒さが身に染みる、冬に限りなく近い秋。紅葉が終わり、木に残るのは枯葉。決して美しいとは思えないけれど、俺は紅葉よりも枯葉の方がなんとなく好きだった。今日は久しぶりに水元くんと出掛ける日。休日デートっていう恋人みたいな事じゃなく、普通に遊ぶだけ。俺は恋愛が嫌い。愛するのも愛されるのも嫌いで、反吐が出てしまう。でも、水元くんは違った。これは好意じゃないと何度も脳に分からせようとするけど、それを脳は拒み続ける。「好き」とは思えない。でも、「誰にも盗られたくない」とは思ってしまう。ああもう、敵対する組同士の次期総長が色恋沙汰だなんて御免だよ。水元くん、御免ね。俺がこっちの世界の住民じゃなかったら、俺とキミは既に繋がっていただろうに。

「結ばれなくても想えるだけで幸せと思わなきゃ」

 結ばれたくはないよ。でも、キミを想う位はさせてください。こんな女々しい気持ちになったのは生まれて初めてだ。いきなり水元くんの脇腹を殴ると、水元くんは驚いた顔をして「なに?」と聞いてきた。怒れよ、殴られたら。「もう帰ろ」と冗談で我儘を言うと、「うん、良いよ」と微笑んで返してくる。馬鹿、キレろよ。ふざけんなって言って、縁切れよ。直様冗談だと訂正しても水元くんは微笑んだままだ。あー、ズルい。馬鹿じゃないの、水元くん。俺が嫌いな事を自然として、俺を好きにさせる。ほんと大嫌い。

【「結ばれなくても想えるだけで幸せと思わなきゃ」って台詞が滅茶苦茶寒川→水元に合ってて急いで書いた。】

3ヶ月前 No.18

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=8vuyMP019f




「っは……んぁ、あっ。」
 既に慣らされて指の三本や四本は簡単に飲み込んでしまう程に緩くなった俺の後孔に和誠の其れが入り、前後に動かしている。男特有のアレに和誠の其れが擦れる度に、自分でも驚く程の甘い声が口から漏れる。幾ら漏れないようにと固く口を閉じても、口の隙間から無理矢理和誠の細長い指が侵入し、無理矢理口を開かせる。俺の唾液で濡れた和誠の指は、ライトに照らされて時々光を帯びていた。それが妙に生々しくて嫌だった。やらしい音が珍しく静かな部屋に響き渡る。和誠の荒い息遣いも良く聞こえるが、それを掻き消してしまう程俺の声が大きかった。元々あまり声は出さないので、喉が痛い。まさか和誠に抱かれるとは。俺の其れは既に反り上がっており、時々和誠が撫でるように優しく触れると、先端から透明な液体を出す。正直限界だった。自分から腰を振る事はしたくない。必死に腰を振らないように我慢するが、それが気に食わないのか和誠はわざと浅い所を出入りしている。焦らされ、俺の後孔がもっと激しい快楽を欲しているのが分かった。欲望に溺れるのはいけない。自分が自分で無くなってしまう。するといきなり深く突かれ、「あっ!」と大きな声が出てしまう。それに満足したのか、和誠は腰の動きを強くしてくる。やめて、もうやめて。和誠の「ふは」と言う笑い声が聞こえた。−−恥ずかしい。先程まで我慢していた声はもう止まる事を知らない。より甘くなった艶のある声に反応したのか、和誠の其れも中で大きくなっていくのが分かった。俺、これ以上されちゃ壊れるかな。

【強制的に終わらせる。和誠と西川】

3ヶ月前 No.19

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=QnjZM46ERA



「一生のお願い、卓ちゃん。一回だけで良いから抱かせて。」
「土下座したって、はいとは言いませんからね。あと、僕は恋愛対象は女性のみと以前も言ったでしょう。」
「えぇ、でも卓ちゃん、絶対オトコノコも好きになると思うよ?−−あ、和ちゃんとか、オンナノコみたいでいけるんじゃない?」
「巫山戯ないでください。大体なんで山倉さんが出るんですか。あんな下品な事ばかり言う人は興味無いです。もっと落ち着いた人が良いです。花灯さんとか。」
「まぁーた華ちゃん。本当に卓ちゃんって華ちゃん大好きだよねぇ。さっさと告りなよ。」
「こっ……!?絶対に無理ですし、そもそも僕が花灯さんに釣り合うわけがないでしょうが!」
「−−あの、私がどうかしました、か?」
「は、花灯さんっ!?な、なんでもないです!」
「……そうですか?なら、良いんですが……」

【花灯←卓深←伏見。 >>12,15 のメンバーに三人追加。二階堂卓深(にかいどう たくみ)と伏見環姫(ふしみ たまき)、花灯華撫子(はなび はなぶし)。卓ちゃんと環姫は男、花灯は女。愛称は、卓ちゃん、姫、はなちゃん。花灯はお淑やかな大和撫子だけど佐々木が恋愛対象として大好き!友達としても大好きな百合枠。因みに伏見と花灯はバイ、卓ちゃんは女のみ】

3ヶ月前 No.20

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=SXvZOWMYcv




 「 ボクは女だ!しかしそれ以前に人間ではない!命すら持っていない!−−が、しかし!此処で生きている!呼吸をしている!キミを視界に捉えている!ボクは一体誰なんだ!あぁ、神様は何て意地悪なんだ。あと少しで真実を知る事が出来るのに、捕まえたと思えば消えて無くなる!もう何も信じられない!キミも、ボク自身も!」



3ヶ月前 No.21

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=SXvZOWMYcv




 「 しののめくん 」
 耳が溶ける。実際に溶ける事は無いんだけど、国語で言う擬人法を使って表すなら、まさに溶けるが正しいだろう。そんな甘い声で俺の名前を呼ばれた。クラス−−いや、全校生徒の中でこの声の持ち主は二人しか居ない。蒼盛知咲(あおもり ちさき)と青森羽咲(あおもり はさき)だけだ。どちらも同じ“あおもり”の姓を持つ、まるで双子の様な女だが、実際は双子でも何でも無いただの他人。容姿も気味が悪い程似ていて、性格も結構似ている。違うのは喋り方位で、語尾に吃驚マークが付いていたり、語尾が跳ねていたり、そんな活発な喋り方をするのが知咲。落ち着いていて、三点リーダーが良く使われていそうな喋り方をするのが羽咲。表情も瓜二つで、行動も似ている。こんなにも似ているのに、お互いに深く干渉せず、似ていると言われたら否定し続ける。俺は本音を言うと二人共苦手だった。苦手と言っても、知咲とは幼稚園から小学校までずっと同じ学校、クラス、家が隣同士と言う三点セットで、羽咲とは中学校から高校一年生までずっと同じ学校、クラス、委員会も部活も同じと言う三点セットだ。苦手と言う言葉で一括りにし、俺がいきなり構わなくなるのは可笑しい。−−さて、本題に戻るが、何故あおもりは俺に声を掛けて来たのだろうか。知咲ならデートの誘い、羽咲なら放課後図書館で勉強の誘いだろう。大体昼休みのこの時間に声を掛け、言う内容は毎回これだ。というか、まだ顔を確認していないのでどちらかも分からない。……この二人は人望も厚く、人気が高い。なんで俺みたいな根暗に話しかけて来るんだよ、もっと他のやつに話しかけたりさぁ−−。
 こんな考え事に気を取られていて声の主に言葉を返すのを忘れていた。「しののめくん?」と再び声を掛けられ、はっと意識が元に戻る。危ない、無視し続ける所だった。声の主の方を急いで振り返ると、口元に手を当てて「くすくす」と知咲が微笑んでいた。なに、と声を掛けると、やっと気付いてくれたんだ!と言わんばかりの表情でこちらを見て、すぐに「ふふ」と微笑みを零す。どんだけ笑ってんだよ、こいつ。

 「 しののめくん、今日でーとしよっ。昨日ははさきちゃんの方に行っちゃったから、今日はわたしを選んでよねっ! 」

 はて、昨日は羽咲と図書館には行ってないが……。いや、俺が忘れているだけだろう。この頃疲労で、まともに物事を覚えていない。そう言えば羽咲は何処に行ったのだろう。今日の朝から羽咲の姿を見ていない。−−しまった、担任が休みと言っていた事すら覚えていない。明日学校を休んで休暇を取るか。俺が知咲の提案に答えず、ぼうっと窓の外に視線を移し、眺めていると、見覚えのある人物が廊下を横切ったのが見えた。−−羽咲だ。急いでいる様に見えたが、その考えは一瞬で崩れてしまった。羽咲が走って行った直後に一人の男が羽咲を追いかけていた。やばい、羽咲がやばい。がたっと音を立て、椅子を倒し、人を掻き分けて廊下に出る。−−あ、知咲に返事するの忘れてた。後で付き合ってやらねぇと。

【いつもの無理矢理終わらせるやつ。好い加減この癖やめようぜ。 / 知咲、羽咲、東雲。高2。東雲はーれむ。】

3ヶ月前 No.22

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=SXvZOWMYcv

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3ヶ月前 No.23

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=Mk2N3XzsjF




 ▼ アネモネの花言葉
  「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」


3ヶ月前 No.24

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=Mk2N3XzsjF

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3ヶ月前 No.25

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=Mk2N3XzsjF

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3ヶ月前 No.26

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=Mk2N3XzsjF




 「 オレはエドワード・ラ・フィスト! 白乃茉代じゃないよ、エドワード・ラ・フィスト! オレの名前を聞いた子は、もう目の前に死が迫ってるってコト! そう、キミも、もうすぐ死ぬんだよ。安心して、痛くないから。あ、タイムリミットまで、ちゃんと生きててよね。泣き喚いても良いし、好き勝手他人を殺しても良いからさ。−−やめてよ、そう言う風に助けてってオレに助けを請う奴は嫌いなの。オレがそんなに簡単に奪うと思う? ……奪っちゃうんだよなぁ、これが。じゃあね。 」


(話の通じないエドワードくん(白乃)。)

3ヶ月前 No.27

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=a1lbXDDGf6




 「 小さい頃父親の金の為に体売ってたんだよ。お前と会ってからも、内緒でずっと、ずっと。あんあん啼いて、腰振るの。最初は一対一だったのに、気が付いた時には十人以上も居たんだよ。嫌なのに、無理矢理突っ込まれてさぁ。……こんな事されて、人間なんて信じられるワケがないだろ。父親は今も俺に暴力を振るうし、母親は別の男と乳繰り合ってるし……。もう嫌だ、やり直したい。 」

 初めて西川が喘ぎながら涙を零すのを見た。嗚咽を吐き、綺麗な顔は涙でぐちゃぐちゃになっている。初めて見た想い人の泣き顔、初めて聞いた想い人の過去。聞きたくなかった、見たくなかった。大きな声で泣き喚く西川をそっと抱きしめて、耳元で「大丈夫、ボクが居るから」と囁く。大丈夫だよ、西川。ボクの愛で、そんな事も忘れさせてあげる。


2ヶ月前 No.28

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=a1lbXDDGf6

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2ヶ月前 No.29

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=a1lbXDDGf6

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2ヶ月前 No.30

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=a1lbXDDGf6




 「 明日くんなら、俺のお気に入りにしても良いよ。
   大丈夫。俺だけを見て、俺だけに尽くして、俺だけに愛をくれたら良いから。
   俺もくれた愛情を倍で返してあげる。俺の全部をあげる。約束するよ。
   命だってあげるよ。でもその時は、明日くんの命も頂戴ね。
   −−で、明日くんはどうなの?俺の、お気に入りになってくれる? 」


  ( −−なるんだったら、俺の目を見て頷いてよ。 )


【くそやろう癒弦。ヤンデレではないけど愛はかなり重いはず。】

2ヶ月前 No.31

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=a1lbXDDGf6




 −−→ 診断メーカー、「君に、枯れた花束を。」から。
  ( 水寒 )

 ・"抜け出せなくてもいいかな、って"
 ・"しねない僕を如何かころして"
 ・"外見だって、性格だって、君好みに変えるから"


めも。

2ヶ月前 No.32

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=a1lbXDDGf6

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2ヶ月前 No.33

削除済み @abyss017 ★iPad=a1lbXDDGf6

【記事主より削除】 ( 2017/02/24 19:23 )

2ヶ月前 No.34

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=a1lbXDDGf6

  −−→ 君と僕で奏でる二重奏(デュエット)。

 ▽ 天才肌でピアノを愛する一人のピアニスト
 「 ……桜場、つき、の、です。ぇ、あ、槻乃です、名前。……あの、もう良いですか?僕、ピアノの練習をしたいので……。 」
 「 どちら様ですか、こんな時間に。授業中でしょう、出て行きなさい。−−僕、は……、大丈夫ですから、早く帰ってください。これ以上、僕とピアノの時間を奪わないで。 」

  → 桜場 槻乃(さくらば つきの) / 男 / 十七歳 / 授業をサボってピアノを弾く程のピアノ馬鹿

 ▽ 夢を諦めた現在は不良のバイオリニスト
 「 多岐川奏祐。好きなモンは飯と喧嘩。嫌いなモンは楽器だ。−−ヴァイオリンはやめたって言っただろ。もう二度とバイオリニストだなんて言うな。 」
 「 ……槻之のさぁ、オト、綺麗だよな。俺のと違って、すげー澄んでる。……いやだ、また思い出す。ヴァイオリンなんて、俺には、もう出来ねぇのに。 」

  → 多岐川 奏祐(たきがわ そうすけ) / 男 / 十七歳 / 天才バイオリニストと称賛された過去を持つ不良


 ( いつか君と僕で二重奏を響かせよう。 )


【誤字ってたので修正版。「僕にはピアノしか無いんです」と言い続ける根っからのピアノ馬鹿な桜場と、幼少期に優れた実力から過度なプレッシャーを受け、ヴァイオリンを弾く事が苦痛になり、現在は不良になった多岐川。いつか二重奏を奏でよう、っていつか言うはず。】

2ヶ月前 No.35

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=a1lbXDDGf6

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2ヶ月前 No.36

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=qXAWGL1txj



 「 卓ちゃん。 」

 これ、と目の前に差し出された物は丁寧にラッピングされた高そうな箱。伏見さんが僕に贈り物をくれる事は多いけども、こんなに丁寧にラッピングされた物は貰った事がない。いや、普段貰っている物が丁寧じゃないとかそう言うのではなくて、高校生にも手が出せそうな物だったから。
 何だろうと思って受け取ると、伏見さんはほっと安堵の表情を浮かべた。……怪しい。普段なら物凄く嬉しそうな顔をして僕を抱き締めたり、手を掴んで上下にぶんぶん振ったりするのに。今日の贈り物は何か可笑しいのか?それかドッキリか?ドッキリだったら今後一切口を聞いてやらないと思いながら、包みを開けていく。

 「 ……ゆび、わ? 」

 中から出てきたのは宝石が付いたシルバーの指輪。高校生では決して手の届かない値段の様な気がする。指輪を持って、ちらと伏見さんを見ると、彼の顔は珍しく真っ赤で。……は?どういう事なんですか?指輪?え?、と脳内がパニックになっていると、伏見さんがゆっくりと口を開いた。しかし開いたのは良いが、何を言ったら良いのか分からないようで、ずっと口をパクパクしている。

 「 おれ、と、お揃いにしたく、て。 」

 ほら、と左手の薬指にはめている指輪を見せてきた。……本当だ、同じデザイン。というか、その位置でお揃いって、結婚指輪じゃないですか。恥ずかしさによって顔が赤くなっていくのが分かる。なんでこの人は僕の気持ちの整理が出来ていない状態で、渡してくるのだろうか。

 「 俺と付き合ってください。 」

 初々しい少年の様に、声を震わせながら告白する伏見さん。男同士で恋愛だなんて、僕には想像もつかなかった。というか、好きなのは花灯さんだし、伏見さんなんて何方かと言うと嫌いだったし。
 返事を迷っていると、伏見さんに抱き着かれた。……嘘です、伏見さんが嫌いだなんて。大好きです、本当に大好きです。抱き締め返すと、伏見さんはビクッと体を震わせた。そんなに意外だったのか。


【結末が書けない(だから無理矢理終わらせる)。伏見と二階堂。】

2ヶ月前 No.37

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=waYOZgUyNC



「卓ちゃん、俺、もうそろそろ駄目みたい。」
すやすやと寝息を立てて気持ちよさそーに眠る愛しい人を起こさない程度の小声で伝える。伝えると言っても絶対に聞こえていないだろうし、聞こえていたとしても冗談を言わないし聞き逃さない卓ちゃんなら絶対に反応をするだろう。……まだ寝ている。俺が素直になる時には大体寝てるんだよなぁ。
真面目な話をすると、俺はもう駄目。みんなには言ってないけど生まれつき持病を持ってて、体育とか参加しない理由はソレ。この前学校で倒れた時、みんなには貧血って事にしたけど本当は発作が起きたんだよね。びょーいんで診てもらったら、もう駄目ですって言われた。肺が大変だとか何とか言っていたけど、正直「ああそうか」だけで殆ど覚えていない。もうすぐ自分に死が訪れる事を自覚したくなかったのだ。一番怖いのは俺が死んだ時に卓ちゃんが泣く事。卓ちゃんの泣き顔だけは見たくないんだよなぁ。

「ん、ぅ……、ふし、み、さん?」

ゴシゴシと手で両目を擦り、眠たそうにふぁ、と小さく欠伸をする。前なら絶対に見せてくれなかった、こんな可愛らしい姿も俺にだけ見せる様になったんだ。やっと柔らかくなった彼を、俺の死なんかで元に戻すわけにはいけない。

「おはよ、卓ちゃん。……下校時刻まであと少しだから、早く帰ろっか。」

はい、と頷くと、卓ちゃんは下校の準備をする。卓ちゃん、次の休みに俺の実家に来てよ。なんて心の中で冗談を言う。こんな状態で実家になんて帰れない。……でも卓ちゃんに来て欲しいのは本当。俺が死ぬまでに、一回は連れて行きたいな。こんな純粋な子の彼氏が俺みたいな奴だなんて、卓ちゃんの親御さんが知ったらどうなるだろうなぁ。
今度、心の整理が出来たら本当の事を言おう。俺が死んだ時に、葬儀に来てもらえる様に。最後は笑って見送ってもらえる様に、がんばらないと。

2ヶ月前 No.38

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=waYOZgUyNC



 何時何分かは覚えていない。覚えているのは、四時間目の体育の時間に倒れたと言う事。バスケの試合をしていると、突然肺が苦しくなり、皆を心配させない様にと無理して動いた為に吐血してしまった。当然クラスメイトは最初は驚き思考が止まった。次に慌てた様に学級委員長と他何人かが体育館を出て行った。女子は二階で卓球をしていたらしく、異変に気付き、先生を呼びに行った。残った何人かは励ましの言葉を掛ける人、遠目で心配そうに見ている人と様々だった。正直励まされても嬉しくはなかった。理由はただ一つ、卓ちゃんが居るから。卓ちゃんの泣きそうな顔を薄れゆく意識の中で、俺の両目はしっかりと其れを捉えていた。苦しい、そんな顔しないでよ。目を開く事すら出来なくなり、目を閉じた。瞼の裏側は真っ暗で、死後の世界ではないかと思ってしまった。肌に感じる、生暖かい液体。俺の血液だろう。吐き出されても尚温度を保つ其れに、ほんの少しだけ安心する。
 もう何も聞こえない。ついさっきまでクラスメイトの騒ぎ声が嫌と言う程聞こえてきたのに、今は何も聞こえない。俺の呼吸音も、外の風の音も、何もかも聞こえない。俺は気が付いた。此処は夢の世界だと。夢と言っても、パステルカラーの様な明るいものでは無い。暗くて、雰囲気は重たい。目の前にあるのは濁った川で、この夢の世界を真っ二つにする様に果てしなく伸び続けている。少し歩けば辿り着く所に古びた橋がある。俺が通ったら壊れてしまいそうな、そんなボロボロの橋。あの橋を渡れば、俺は死んでしまうのか。未練は残りまくっている。一つ目、卓ちゃんに俺の病気を言えなかった事。二つ目、クラスメイトに迷惑を掛けたのを謝れていない事。三つ目、花灯さんに俺が死んだ時は卓ちゃんを守ってあげてと言うのを忘れた事。四つ目、卓ちゃんを俺の実家に連れて行けなかった事。五つ目、六つ目、−−。

 目が覚めて一番最初に視界に入れた物は見慣れた病室のライトだった。明るい、LEDの光。突然の光に目がやられ、眩しいと思いながら目を擦っていると、ガタッと物音がすぐ近くで聞こえた。俺は、倒れたんだっけ。それならきっと母親か父親、又は先生や委員長だろう。卓ちゃんの可能性もある。でも、今は会いたくない。医者を呼ぶ声が聞こえる。伏見くんが目覚めたって。この声は男の方の委員長だろう。名前は確か、矢真仁美くんだっけ。渾名はやっちゃん、ってのは覚えてる。
 バタバタと複数の足音が部屋の外から聞こえたと思えば、その直後に扉が荒々しく開かれる。

 「−−っは、はぁ、ふ、しみ、さん。」

 走ってきたのか呼吸が乱れているのが分かる。ねえ卓ちゃん、なんで、一番会いたくない時に来たの。まだ重い瞼をこじ開けて、来た人達を見る。卓ちゃん、母さんと父さん、やっちゃん、あと、担任の田村先生と副担任の御吉先生。体を起こそうとしたら、やっちゃんに「やめておきな」と止められる。それを無視して起こそうとしたものの、右手首に点滴が繋がれているのを見て、動くのをやめた。安静にしておかないと、死ぬかもしれないから。ふと、卓ちゃんを見ると、涙でぐしゃぐしゃになった顔で俺をずっと見ていた。……怒ってよ、いつもの様にさ。
 医者に二ヶ月の入院が必要と申告された。田村先生と御吉先生、やっちゃんは俺が意識を取り戻したのも確認すると、すぐに授業があるからと学校に帰って行った。父親は仕事を無理矢理抜け出して来たようなので、此方も仕事に戻った。母親は親友と一緒に居たいと言う俺の気持ちを察したのか、何かあったら連絡をと言って自宅に帰って行った。残ったのは卓ちゃんだけで、正直とても気まずい。取り敢えず笑顔を浮かべておく。大丈夫だよ、心配しないでと言わんばかりの笑顔を作る。それを見た卓ちゃんは大粒の涙を流した。

 「死なない、で。」

 心の底からの言葉に、漸く決心した。卓ちゃん、病気の事を言うよ。それで、退院したら俺の実家に行こう。一つずつ、俺の願いを叶えてさせてください。

2ヶ月前 No.39

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2ヶ月前 No.40

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=Y8E2jZBdRK



 ( 西原莉兎は今宵も眠る。
   独り閉じ込められた鳥籠で、今日も歌声を響かせる。
   ホンモノの心を捨てて、ニセモノの心を着飾る。

   ある日伸ばされた手。白く細長い手。その手を掴めば、此処から出られるの?
   そう問いかけても、答えは返って来ない。 )


2ヶ月前 No.41

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=7xoy9rtYo4




「綴くん、好きです」
 夕暮れ時、体育館裏で告白をする女と男。少女漫画で良く見る場面で、世の中の男や女の憧れのシーンだと思うが、俺は違う。正直言って吐きそうだ。女の見た目は嫌いではない。染めたばかりに見える、色の落ちていない落ち着いた茶色の髪は緩く内側にカーブしていて、長さは肩までと丁度良い。目も綺麗で、きっと素直な子だとは思う。小柄で小動物味もあって、他の男なら守りたいと思うだろう。だが俺は無理だ。女と性別が決められている時点で、既に恋心を抱けなくなる。俺が答えを返さずに居ると、「あの」と俺のブレザーの袖を細くて握ったら折れそうな指で摘む。触らないで。すぐに振り払うと、自分が嫌われているのに気付いたのか、泣きそうな顔をして去って行った。
 俺が悪者みたいじゃん。ポケットに入っているレモン味のガムを口に放り込み、黄色でコーティングされた外壁をバリバリと奥歯で噛み砕く。告白の返事も聞かず、消えるだなんて最低だと思うよ。これだから女は嫌いなんだ。


2ヶ月前 No.42

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=4yEaFMnUDT

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2ヶ月前 No.43

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=4yEaFMnUDT


  何が一番辛いのかって?
  僕の世界には君しか居ないのに、彼の世界は僕が居なくても回っていく事だよ。
  幾ら僕が彼に恋心を抱いても、彼にとっては一人の『クラスメイト』でしか無いのだろうしね。

(戸川→白雪。戸川の恋は実らない)


2ヶ月前 No.44

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1ヶ月前 No.45

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=L6FiDFsqam



 結局何も分からなかった。
 そう呟くと少女は自らの脳を支える事すら困難そうな、そんな細くて頼りない首に手を回し、きゅっと締めた。
 今は苦しさや痛みよりも、哀が両目から液体となって溢れそうだ。

1ヶ月前 No.46

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=N2cdF0YmIc

「……ね、しゅー。おれ、明日死んじゃうかも。」

 病室のベッドに使用されていた、シワだらけのシーツを広げていると、背後から愛しい彼奴の声が聞こえてきた。突然の事で内心驚きつつも、普段と変わらない平然とした態度を崩さない様に落ち着いてシーツを折り畳む。えっと、何折にすれば良かったんだっけ。ああもう、いきなり伏にそんな事を言われたから、何折にすれば良いか忘れてしまったじゃないか。取り敢えず四つ折りに畳むと、近くにあった古いパイプ椅子の座に置く。くるりと振り返り、伏の顔に視線をやると、恋人の美しい目の周りが赤くなっていた。

「如何した?伏。何かあっ、−−。」

 俺が最後まで言葉を発するのを制する様に、−−いいや、心配されるのを恐れるかの様に俺の腰に伏は細い腕を回した。久しぶりだった、伏が自分から抱きつきにくるのは。俺より二十センチ近く背の低い伏の頭を皆から「大きい」と言われる自身の手で優しく撫でる。いつもは無いはずの寝癖が見つかり、其処を指先で弄ってやる。中々治らず、苦戦をしていると伏はいつも通りの平坦な声で「なにしてんの、」と言った。パッと手を離し、伏の目を見てにこりと微笑むと、彼は不服そうな表情を浮かべた。

「ね、おれがなんで、明日死んじゃうかもって言ったって思ってんの。」

 むすりと頬を膨らませた彼の頬を人差し指で突こうとすると、頼りない細い手で腕を掴まれ、拒まれた。

「さぁ、俺には分からないよ。伏の口から言って欲しいんだけどなぁ。」

 伏の綺麗な白髪を少し乱雑に撫でて、くしゃくしゃにする。此方も伏の今にも折れそうな腰に手を回し、ぎゅっと抱き締めるが、伏は体を反らせ、密着する事を拒んだ。−−それに、少しストレスを感じてしまった自分を殴りたいと思った。ごめんと呟き、腰に回した手を離した。

「おれさ、もうしゅーに愛されてないって思って。だって、最近なにもしてくれないし、会っても話すだけだし、他の患者の面倒まで見てるし。……おれに、飽きたのかなぁって思って。」

 だから明日死んじゃうかもって言えば、構ってくれると思ったのに。そう掠れた聞き取り難い声で言われ、少しだけ戸惑う。初めてこんな事を言われた為、返し方が分からない。俺が言葉選びに迷っていると、伏は俺から身を離した。

「しゅーはさ、おれのこと、好きなの?嫌いなの?……おれで遊んでるの?」

 彼の目元に、彼の整った顔よりも美しくて濁り一つ無い液体−−、涙が溜まってゆく。あと一回でも瞬きすれば、あの肉付きの悪い薄い頬を伝って床に落ちるだろうと思った。
 俺が答えを返すより先に、伏は次々と質問を投げかけてくる。どれも俺が伏の事を愛しているのか否か、と言うのに関連していた。当然愛しているのに、何故そんな事を聞くのだろう。馬鹿にしているのか。そう言えば今日はエイプリールフールだったなと呑気な事を考えたが、伏が泣きながら嘘を言う訳が無いと瞬時に思い、その呑気な考えを脳内から抹消する。
 そっと伏を抱き締めると、初めはいきなりの事で体をビクッと震わせたが、次第にその震えは止まっていった。震えが完全に止まった事を確認すると、彼の頭上から優しい声色で言う。これ以上伏を泣かせない様に、傷つけない様に。

「愛してるよ。この想いは伏よりもあると思うし、誰よりも伏の事を思っているから。……ねぇ、俺の目を見て。嘘だと思う?」

 すると、伏はふるふると左右に首を振った。そして満足そうな表情を浮かべ、次に微笑みを見せた。やっぱり伏には涙は似合わない。この、彼の周辺に花が舞ってそうな愛らしい笑顔が素敵なんだ。

「うそ、じゃない、と思う。……嘘じゃないよね?」

 涙で潤んだ瞳で見られて、心が動揺する。しかし今はやましい気持ちが全く無い。うん、と頷いてぎゅっと伏の体を抱き締める。もう離さないよ、と言わんばかりに。

( テーマが迷子。思いつきで書き殴った。しゅーと伏。 )

1ヶ月前 No.47

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=N2cdF0YmIc

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1ヶ月前 No.48

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=9MZGs5iPWK


「人が死ぬ時ってどんな感じかなぁ?」

 細くて少し力を入れただけできゅっ、と絞め殺せそうな首に手を這わせると、その首の持ち主は静かな声色で疑問を投げ掛けてきた。人が死ぬ時はどんな感じ、か。死んだ事が無くて死者を見た事のない自分にとっては想像が付かないものだった。取り敢えず軽く両目を閉じて、ふっ、と微笑みを零す。幼い頃からこうすれば、分からない事も分かる気がするからだ。

「……さぁ、やってみる?」

 這わせた自身の手を彼女の首を掴む様に移動させる。軽く力を入れただけで自分の指が彼女の首にめり込むのを見て、罪悪感が走った。彼女の目をちらりと見ると、恍惚とした笑みを浮かべて此方を見ていた。
 この世界にはサディストとマゾヒストが居る。きっと彼女はマゾヒストの一人であると瞬時に察せれた。それじゃあお望み通り、自身の震える手で彼女の首を絞める。小さな喘ぎ声−−、それは艶っぽさが一つもないただの苦しみだけが篭った声だった。喉の器官を潰す様に親指に力を入れると、もう戻らないのでは?と思う程深く指は沈んでいった。


 パッと手を離し、彼女に声を掛ける。幾ら待っても返答は来なかった。


1ヶ月前 No.49

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=9MZGs5iPWK



「どうしてそんなにお酒を飲むようになったんですか?」

 隣の席で酒を飲む先輩にそう疑問を問う。すると先輩はんー、と少し考えたフリをしたかと思えば、すぐにいつも通りのふにゃりと柔らかい表情に戻った。

「分かりませんね〜。……でも、飲むと全てを忘れる事が出来る気がするんですよ」

 新しいグラスに別の酒を淹れた物をマスターから受け取る。赤ワインか。俺は酒に全く詳しく無いので、名前は知らない。なのに何でバーに態々付き合っているのには理由がある。誰にも言えない、俺だけの秘密。

「全部忘れる事が出来る、って、先輩に何かあったんですか?昔とか」

 ふと俺が発した言葉の所為か否か、長い沈黙が訪れた。ちらりと先輩に目をやると、目のいつもより細めて桜色の唇にグラスの縁を付けたまま動いていなかった。……地雷、だったのか?
 1分と言う端から見れば短いが、俺にとっては長い沈黙が過ぎ、先輩はゆっくりとグラスを傾けてワインを口に含む。そして、ふぅと溜息混じりの息を吐くと、俺をその冷たくなった瞳で見据えた。

「何もないよ。何も、ね」

1ヶ月前 No.50

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=9MZGs5iPWK




  百合の花をそっと彼女の髪に付ける。

  −−ほら、貴女の方がとても似合うわ。
  −−そんな事ないよ。ひとかちゃんの方が似合うよ。

  ふふ、と微笑みを浮かべる。細くて長い、雪の様に白い肌を纏った互いの指を絡め合う。深く、キツく、−−、もう離れない位に。


  −−ね、ひとかちゃん。私達、いつまで一緒に居られるのかな。
  −−私達が一緒に居たいと思った分だけ居られるわよ。……きっとね。


 ( 苑香と一花。そのかさんとひとかちゃん。汚れさせてないけない、きれいな女の子同士の恋愛。 )

1ヶ月前 No.51

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=FTzk91prRV



  全ての記憶が花となり、体の表面に現れる病が世界中で流行り出した。
  花が枯れると、その人の記憶は消えてしまう。
  それを食い止める為に、通称『花屋』は「記憶の種」を患者に呑ませる。

  血液が爪先から星屑となり流れていく病が世界中で流行り出した。
  星屑が流れなくなると、その人は血液不足となり死亡してしまう。
  それを食い止める為に、通称『観測所』は「流れ星」を飲ませる。

  『花屋』は記憶が無くなるのを止める為に。
  『観測所』は死ぬのを止める為に。


  「記憶の種」も「流れ星」も入手方法は、その組織しか知らない。
  「記憶の種」を狙う人間と「流れ星」を狙う人間、又はその両方を狙う人間と戦いながら、彼等は人を救っていく。


 ( こんな創作やりたいなって。自創作 )

15日前 No.52

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPad=FTzk91prRV

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13日前 No.53
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