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ブランディール・グラス・ファイヤーボール

 ( 書き捨て!小説 )
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秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

蒸留酒入れて香草酒入れて生フルーツ入れて。

果実酒やらで蓋した後火付けるような。

飲む人によっては甘露だけど大多数ほとんどの人にはゴミ。

そういった書き殴りが殴り倒されてる場所でござる。

1年前 No.0
メモ2016/12/03 03:15 : 秋田流蔵元☆Oofo9o.iVuCq @hatahata★iPhone-ej5Eh9iykw

http://sns.mb2.jp/hatahata/d-553

ここに↑書かれてる奴がよくでます

ページ: 1


 
 

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

デカい屋敷だったと思う。

自然食とか、『オーガニックなんとか』の雑誌のインタビューに出てきそうな家。
そこで生まれ育ったと境 真月は記憶している。

父母に祖父、住込みの手伝いが二人、そして妹。全て顔に黒い靄が掛かっているが人数は『ぐにり』とした、切れない包丁で鶏肉を切ろうとしている嫌な手ごたえの数で覚えていた。

1年前 No.2

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

感触は嫌いだが『それ』を行う時はまるでコーラの栓を抜くみたいに簡単だと感じた。

事に及んだ動機は自分の家族が隠し続けたものにある。別に下らない正義感でもないし、それが原因で虐げられたからでもない。ただひたすらにそれが、『ムヅキ』が『気持ち悪かった』から。
そんな些細な感情からだった。

1年前 No.3

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★OJWfiPWDRk_ff3

力ない一人ぼっちの十そこらの少年は引力に吸い寄せられるように犯罪に手を染めていった。
真月のやり口はまずウラに顔が利く一人をカネでがんじがらめにし、その男を仲介に取引を行うものであった。『それ』が使い物にならなくなったら他のものに乗り換える、周到に、十代前半の餓鬼が赴いたら嘗められるのは当然である。裏の世界を泡立てる事無く力をつけるには最適だった。
齢十五になる頃には『顔の見えない男』として噂される程になった。
しかし彼はこの時まだ運命には嫌われていた。

1年前 No.4

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★OJWfiPWDRk_ff3

境 真月齢十八の頃、光射さない豚箱に詰められる。
新聞記者を名乗る少年からの告発があった、生きるのに必死で警察へのコネクションを持っていなかった真月は割とあっさりと捕まってしまう。
闇を支配していたのが二十歳にもならない餓鬼であったことに裏の世界は若干荒れてしまうがそれは別の話。
彼の人生で運が傾いたのはここからだ。死刑は免れなかったこの犯罪者に無期懲役が言い渡された。
死刑法の改正、それにより生き残る事ができたのだ。

1年前 No.5

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★OJWfiPWDRk_ff3

以外にも豚箱内の彼は模範囚であった、礼儀正しく真面目で仕事のノルマを時間内に終わらせる。
だが黒い噂が絶えないのも事実。囚人内のファイト・クラブの主催者であるとか、酒やハッパ、薬などのディーラーの元締めであるとか。

ある日監獄内で暴動が起きた、ファイト・クラブでの賭けがエスカレートしてしまいいつしか暴動にまで発展したのだ。
真月が取り調べを受け、獄内裁判で有罪になったのはあっさりと当然のことのように終わった。
下されたのは囚人監獄島アマノイワトへの移籍だった。
地上で死んだとされる囚人達の蟲毒――――アマノイワト。
真月は心の中で人生最大のツキが訪れたと感じる。

1年前 No.6

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

人間賛歌ーーーー
境 真月がもっとも大切とするもの。
人間賛歌ーーーーー
境 真月が追い求めるもの。
人間賛歌ーーーーーー
境 真月の人生の目標そのもの。

1年前 No.7

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

犯罪者の蟲毒アマノイワトへ入監し1年あまりが経つ、真月は正直失望していた。
この蟲毒の中でなら。何事にも屈さない、縛られない、『人間』に出会えると思っていた。が、蓋を開けてみると仮初めの自由(のようなもの)に尻尾を振る連中ばかり。しかもそれで「ここはheaven(天国」だ!」と眠たい事を言う連中だらけだ。

人間を腑抜けにさせ自由に尻尾を振らせるこここそが本当のhell(地獄)、真月の人間観に当たる者は居ない、狗ばかり。

1年前 No.8

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

ある日の大収穫、大量に受刑者がこのアマノイワトへ入監する事になる
以前は人間がいるかもと思い見に行ったものだが今の真月はとてもそんな気分になれない


だらだらと日々を過ごす内に数日が経ったある日、何のけなしに地下カジノに赴いた所何時もの冷え切った熱意ではなく、外で感じるような本物の熱が真月を襲った。
熱の発生地は桃色の髪の真月とさほど歳は離れていないように見える青年だった
ポーカー、バカラ、ルーレット、ブラックジャック……其れ等総てをディーラーのギブアップで勝ったと言うのだ

1年前 No.9

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

真月は震えた、その勝ちぶりにではない、『まるでその豪運を振り切り死に向かおうとしている』その姿に真月は震え、敬幕した

ゆっくりと歩き出し人混みを掻き分けその青年とディーラーのサシになった卓に座った

人間嫌いと人間賛歌が出会った瞬間

「横から失礼しますよ。
俺は真月、境 真月。アンタ、名はなんていいやがります?」

1年前 No.10


秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

じい的誰得自伽羅昔話

昔々ある所にヘタレおじいさんとロリババアが住んでおりました
ある日おじいさんは街へ店の経営に、ババアは川へ日課の散歩に出かけました
ババアが川辺を歩いているとどんぶらこどんぶらこと185せんちはあろうかと大きな男が流れてきました
ババアは溺れて暴れるその男の脳を揺さぶり、意識を手放させた後ずるずると引きずりながら家へ持って行きました。

家へ戻るとおじいさんは驚きました
ババアと違っておじいさんは平穏を愛する人だったので当然抗議するのですが当然聞き流されました
天から意識を拾った男はいの一番にババアに殴りかかりますが、意識が戻って3秒でまた手放すことになりました
再び目覚めたとき今度は様々な感情が渦巻きながらも感謝の言葉を述べました
おじいさんは気にしなくていい的なニュアンスの事を言おうとしたら横からババアに突き飛ばされ「ならば鬼退治に行ってこい」とババアは言いました、言い忘れましたがババアは暴君です

1年前 No.12

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

悪態を吐くものの誰かに頼まれたら中々NOと言えない実に日本人らしい特性を持った男、深夜太郎は、断ったところで目の前のババアは如何なる手段を取ってもYESと言うまで帰してはくれないだろうと悟り、白目で了解しました。

1年前 No.13

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

矢継原 相馬の 熱い自己否定

9ヶ月前 No.14

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

部屋の隅、独り膝を抱え、何もなくなった棚を見つめる。
やらなくてはいけない訳ではないし、こうしてるのが好きな訳ではない、ただ身体がこうしてると楽だからこうしてる
実際このポーズでいると何とも言えぬ虚無感とこの世の中からのけものにされた疎外感があり今の俺にはちょうどよかった。

9ヶ月前 No.15

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

ズルりと、影が動く。
最初は体が動かない、動きたくないながらも驚いたものだが、幾分慣れがきてた。影が話し始める
「やあ」
俺は応えない
「何をしているの?」
俺は応えない
「君に幾つか質問してもいいかな?」
俺は応えない

8ヶ月前 No.16

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

「何でこんな所に座り込んでいるの?」
「…」
「ねぇ、何か喋ったらどうなのさ」
「…」

俺は口を開かない

5ヶ月前 No.17

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

「じゃあ簡単な質問にしよう」
「…」
「君の名前は?」
「…」
「自分の名前も答えられないの?その理由は?」
「…」

俺は口を開かない

5ヶ月前 No.18

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

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5ヶ月前 No.19

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

『俺の姿で妙な奴が小躍りする』そんな状況に置かれた事など未だかつて一瞬たりとも無いが、とりあえずその時の俺なら反射的にしたであろう『睨みつける』
それすらできなくなっている程腐った俺の身体はその小躍りする影をぼんやりと見つめる事しか出来ないのであった。

5ヶ月前 No.20

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

でげでげでーん
でげでげでーん

3ヶ月前 No.21

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

「よう!爽夏!!今日の飯はなんだ!?」
「帰れ」

家に入るなり開口一番、食事の要求をする猫耳男に 少々無愛想な女は一瞥もくれず台所作業をしながらそう言った

「まあまあ、そういうなって俺とお前の仲じゃんか」
「私は野良猫に懐かれた覚えはないぞ」

黙々と作業をしながらあっさりと否定する
つれないねえと、猫耳の男 天猫 備禅は呟きながら近くの椅子を手繰り寄せ腰掛ける
その様子を見て無愛想な女、紫電 爽夏は何か言いたげな表情を見せたが、すぐに諦めた様な顔になり、また黙々と作業に集中する。

「ほら、出来たぞ。 早く食べて帰れ」
「おっ!やったぜ!じゃあ早速いただくとする…か…………?
き、今日は随分と質素だな…」

天猫の前に出された小皿には稲荷寿司が二つに、質素な漆椀に盛られたけんちん汁だけだった

「いらないなら下げるぞ?」
「いるいるいる!いただきます!」

バクリと小皿の稲荷寿司を頬張ると甘く煮られたお揚げに包まれた酢飯が顔を出すのだが、その酢飯に工夫が凝らしてある。
パリパリとした食感と胡麻の香り 刻んだ紅生姜と金胡麻を混ぜてあるのだ。

「むまい!!(うまい)」

口に物を入れたまま喋ると爽夏に病院送りにされる為口を閉じながら器用に感想を言う

3ヶ月前 No.22

秋田流蔵元 @hatahata☆Oofo9o.iVuCq ★iPhone=ej5Eh9iykw

「しかしなぁ」

ピタリと稲荷寿司を食べるのをやめ、不思議そうな顔で爽夏を見つめる

「いつもやたらと豪華なのになんで今日に限ってこんな質素なんだ?」

そう聞かれた爽夏は作業の手を止め、頭に巻いていた手ぬぐいを取る。
深く息を吐いてから、窓の外を見つめこう話し始めた

「ーーー今日は、
私達の両親の命日なんだよ。」

しまったーーと、バツの悪そうな顔の天猫を無視し続ける

「秋沙が小さい頃だったからな、あの子は覚えてるかどうか。
父さんはその紅生姜入りの稲荷寿司が好きだったんだよ、母さんの…好みの料理は覚えてないが、野菜が好きな人だったからな、その汁物にしたんだ」

そう話す爽夏の顔は今まで見たことのない様な表情だった。

「湿っぽい話になってしまったな。
……さぁ、早く食べて帰れ」

「あ、あぁ…」

そう言うが早いか速攻で皿を空にする天猫

「今日はじゃましたな」
「あぁ、本当にな」

玄関先のやり取り

「じゃ、また来るからな!」
「もう来るな」

何度続けたか分からないやり取り、このやり取りはこれからも続くのだろう。
どちらかの時間が止まるまで。

爽やかな風が吹くある夏の日の出来事だった

3ヶ月前 No.23
ページ: 1

 
 
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