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やさしいひと

 ( 書き捨て!小説 )
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ししくれ。 @kmnkha ★edVNTzJBev_0ju




 ざぶんと波の打ちつける音。
 その絶壁は去る者を追わない。
 赤い紐はぶちりとひき千切れた。
 私たちの終わりはあっけない。
 世界は変わらず鮮やかに色を放っている。



    →運命を奏でる者はもういない



 「 嗚呼、貴方を愛していたよ! 」










1年前 No.0
メモ2017/04/04 13:05 : ししくれ☆/pH2qpQf7L2 @kmnkha★ieluDUuGrE_H50

『闇に潜む君を喰らい、ぼくは泣くよ、いつまでも』


いいね11個ありがとうございます。

ページ: 1 2


 
 
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ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




 ガラス越しの棺。旧人類が眠る。まるで生きているようだ。柔らかな肌に唇、随分と昔に死を迎えたとは思えない。

「美しいミイラだ」
「へえ。僕にはわからないな。死人は死人だ。それ以上でも以下でもない」

 そもそも君にはそんな感情があるのか、僕にはそれが疑問だよ。君が何かを美しいだとか素晴らしいだとか、感動を覚えたりするような人間には思えない。君が美を否定しない事さえ僕には不思議だ。キラキラと輝きを放つ黄金の目と髪に、真っ白な翼を持った一羽の天使。革命の王。何色にも染まらぬ純白を手にした君だから、いつだって君は強いのだろうか。たまに思うよ、どうしてぼくが君の隣にいるのか。僕は漆黒の翼を持った反乱の使者、禍々しい赤き瞳に醜い銀の髪。

「世界は君のものだ」
「……また、おかしなことを考えたのかい?」

 僕を見つめる神々しい瞳。嗚呼、君は何者よりも美しい。






  『聖なる王よ、貴方に忠誠を誓おう』
  『邪悪なる主よ、貴方の意のままに』





 ■悪魔と天使と旧人類

11ヶ月前 No.48

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




「ねえ、どうして君の方が劣っているのに君の方が愛されるんだい? 母性本能? そんなの知らないよ。ああ、どうして、どうして皆君を愛する。どうして僕は誰からも愛してもらえない? ねえ、ねえ、おかしいと思わないかい? おかしいよね? おかしいんだよ! アアッ、死ね! 死んでしまえ! 僕よりも愛される奴は、僕の事を愛さない奴は、みんなみんな死んでしまえ!」

 井宮 栄樹(いのみや さかき)/男子高校生
優等生だけど適度に絡みやすいタイプ。腹ん中ドロドロの愛されたがり。自己愛も強め。実はかなり気性が荒いし口も悪い。愛されるためなら労力をいとわないが、故に一部を除いた全人類から愛されなければ気が済まない。恋愛経験無し。なんだかんだ一番自分が好き。両親共に実業家。


  ◇


「……君ってばかなの? それさえも演出だよ。君の演出は人当たりが良すぎてつまらないだろう。わかるかい? 結局は君の努力が足りないってだけの話しさ、ああ、可哀想に。そんなことにも気付けないなんて、君って本当可哀想だね。可哀想すぎて愛おしくなりそうだよ。……なんてね、そんなことあるはずはないんだけどさ!」

 山実 秋葉(やまみ あきは)/男子高校生
勉強も運動もそこそこできるムードメーカー的愛されキャラ。腹の中真っ黒の愛したがり。演じるのは生活しやすい環境を整えるため。どこかで誰かが嘘を暴いてくれる事を望んでいる。自分は好きだけど同じくらい嫌い。言葉遣いは悪くないが言葉のチョイスに毒がある。恋人いることも。父親は大学教授。母親は令嬢。



  ■男二人いればホモになるよね(??)

11ヶ月前 No.49

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




 扉を開けると其処は、殺風景な部屋。暗い照明が、気味の悪さを際立たせる。すみには巨大な業務用冷蔵庫がおかれている。その中には大量のパックが几帳面に引詰められていた。
「いやはや。君が悪趣味なことは知っていたが、まさか此れほどとは」
 部屋の中心にはテーブルと椅子。この部屋の家具はたったのそれだけだ。そしてそのテーブルで丁度今食事を終えた男はナイフとフォークを皿に置き、ナプキンで口元を拭った。上品なブラウンのスーツに渋い緑のベストを着こなし、ブロンドの髪を後ろに撫で付けた碧眼の訪問者をエメラルドの瞳で捉える。
「おいおい、そんな風に言わないでおくれよ。案外此れが美味しいんだ。一度食べると病み付きだよ」
 訪問者はうっすらと笑い、口を開いた。
「相変わらずだな。まあ元気そうで良かった」
「お前の方こそ変わりなさそうで何よりだよ。……それで? 何の用だ。旧友よ」
 穏やかな笑みを一瞬にして消し去ると、男は尋ねた。
「××がお前を狙っているそうだよ。次の水曜に君を殺す計画があるらしい」
 へえ、と零しながら言葉の続きを待った。しかし、訪問者はその後口を開く様子はない。
「そんなことをわざわざ言いにきたのか?」
「ああ。昔の借りを返しに、ね」


 ■

11ヶ月前 No.50

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa



「俺、栄樹クンのこと嫌いだなあ、だって彼ったら自分は愛されてないって思い込んじゃってさあ。本当に愛されてない人間ってのをみてみろよって感じだよ。全人類から愛された言っていってる割に、彼は自分しか愛さない辺りもイラッとするな。秋葉クンは興味ないやあ、だってあの子ってば、めんどくさいだけじゃん」

 師堂 梓 (しどう あずさ)/男子高校生
あまり感情を表に出さないなにを考えてるのかよく分からない奴。そこそこなんでも出来るけど友達もあんまり多くない目立たないなポジションの男子。話すクラスメイトはいるけど親しい友人はいない。出来るだけ目立たずに学校生活を送ることが目標。プライベートでは雰囲気が全く違い大人びていて若干ちゃらい。まるで別人。愛され願望はさほどない。自己愛は人より少し強いくらい。バイセクシュアル。


  ■サカキとアキハにプラスしてアズサ。この三人中心。

11ヶ月前 No.51

削除済み @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa

【記事主より削除】 ( 2016/07/23 21:43 )

11ヶ月前 No.52

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




「ねえ、どうして君の方が劣っているのに君の方が愛されるんだい? 母性本能? そんなの知らないよ。ああ、どうして、どうして皆君を愛する。どうして僕は誰からも愛してもらえない? ねえ、ねえ、おかしいと思わないかい? おかしいよね? おかしいんだよ! アアッ、死ね! 死んでしまえ! 僕よりも愛される奴は、僕の事を愛さない奴は、みんなみんな死んでしまえ!」

 教室から罵声が聞こえた。サカキくんともう一人誰か。おそらく口ぶりからしてアゲハくんかなあ。珍しい組み合わせ。

「はははっ! 君って馬鹿なの? それさえも演出だよ。君の演出は人当たりが良すぎてつまらないだろう。わかるかい? 結局は君の努力が足りないってだけの話しさ、ああ、可哀想に。そんなことにも気付けないなんて、君って本当可哀想だね。可哀想すぎて愛おしくなりそうだよ。……なんてね、そんなことあるはずはないんだけどさ!」

 忘れ物もとりたいし、外に聞こえてるよって言うお知らせも兼ねて扉を開ける。

「……こんなところで口論? 二人とも優等生とムードメーカーの上等な仮面が剥がれちゃってるよ。珍しい。もしも俺以外の誰かが来てたらどうするつもりだったの? 噂って広まるの早いからね、気をつけなよ」

 一瞬フリーズして、その後睨みつけてくる。こういうところこの二人は似た者同士だ。それにしても、どうしてそんなに二人とも注目と愛と喝采が好きなんだろうか。上手く生きようとするのなら息を潜めた方が楽なのに。それが一番楽で生きやすい。

「別に、俺は誰かに話そうってつもりはないから心配しないで。っていうか、知ってたし。だから俺、サカキくんのこと嫌いだったもん。あ、アキハくんには興味ないから安心して。……それじゃあね」

 後ろから二人の引き止める声がする。それを無視して外へ出る、否出ようとした。

「ねえ、暴力は良くないと思うんだけど。自分大好きなお二人さん。だいたい、俺を殺す以外口封じなんて出来ないんだから、俺を引き止めたって無駄」

 なんなら殺しそうな雰囲気さえ感じたけど、この二人相手の喧嘩もしくは逃亡なら負ける気はしない。そもそも、そんな暴挙に出るほど愚かじゃないだろう。サカキくんはわからないけど、少なくともアゲハくんは。



11ヶ月前 No.53

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa





アズサ「ねえ、サカキくん。俺、君のことが好きだってことに気付いたよ。」
アキハ「君ってば本当にサカキくんが好きだねえ、あんなののどこがいいんだか。」



(  アキハ→アズサ→サカキてきな??サカキはアズサの告白にぐらついてほしいけどあの子よくわかんない。死ネタでもアズサ×サカキでもよい。後者の線強めで。  )


11ヶ月前 No.54

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




僕らは太陽というものを見たことがない。存在は知っているが、この真っ黒な空に光が浮かぶ、というのはまるでお伽噺だ。天変地異が起こらない限り、否例え起こったとしても見ることはないだろう。父や母の生まれた頃にはもう星空なんて言ものはなかったらしい。一昨年死んだ祖父はよく「空は真っ黒に塗りつぶされてしまった。お天道様は死んじまった」と言っていたが、僕には塗りつぶされたという感覚さえない。空とはそういうもので、お天道様なる太陽なんてただの夢物語だ。



 【御天道様の宿らぬ空】

10ヶ月前 No.55

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa


 冷たい風が静かに吹く、夏にしては涼しい夜。月は雲に隠され、もうしばらく姿を現していない。星は暗い空の中に点在しながら輝きを放っていた。

「やあ、ロメア。今日は客、まだなのかい?」
「そうなんだよ。貴方が俺を買ってくれたら良いんだけど」

 高そうなスーツに身を纏った四十代前後の穏やかな紳士。時々やってきては、ロメアに声をかけ、他愛もない話しをするが、彼がロメアを買ったことは一度もない。品定めでもされているのだろうかといつもロメアは考える。優しげで善人のような面をしているが、本性はおそらく違う。こういう人は情事の時に苦しみ藻掻く姿に興奮するのらしく、人の上に立つことを好むと、ロメアは経験上知っている。しかしロメアは、そういった、世間では異常と見なされる行為を、一つの個性として受け止めることが出来た。
 紳士は少しの間黙り込んで、考える素振りを見せる。

「そうだね、今日は君を買おうかな」

 紳士の返答はロメアの予期せぬもので、少なからず驚いた。しかしそれが表情に現れることはなく、慈母のような微笑みは崩れない。

「……珍しいこともあるんだね。貴方が私を買うなんて」
「悩んでいたんだよ、ずっと。けれど今まで気に入っていた子がだめになってしまってね」
「私はその代わりってことだね。その子の代わりになれるよう頑張るよ」

 だめ、という言葉が少し引っかかった。お気に入りを壊してしまうような情事をするのかと思った。しかし、だからといって拒否をすることはない。例え自分が壊れようと、狂おうと、死んでしまおうとも、自分を望み、求め、買ってくれる人がいる限り自分の全てを捧げるつもりだ。

「着いてきなさい」

 その言葉の通り、ロメオは紳士のあとを着いていった。車に乗りこむ。車内は沈黙に包まれたが、そう気分の悪いものではなかった。しばらくすると大きな屋敷の前で車はとまり、紳士は降りる。立派な家だ。自分の家に連れ込むなんて珍しいな。そんなことを考えながら、屋敷の中に入って行く紳士のあとを追う。

「大きな家だね、とても綺麗だ。貴方に似合う」
「そうだろう。なんせ、私好みに仕立てたからね」

 紳士は自慢げに言った。普段はこんなことをいうタイプではない。否、言うかもしれないが、そうだとしても必ずそのあとに謙遜を付け加える。やっぱり外での顔は演技なのか。自分の予想があっていたことを確認しつつ、長い廊下を歩き続ける。すると背を向けて歩いていた紳士が、そこでふと立ち止まり、くるりと身体をロメアに向けた。

「君の評判は聞いてる。何をしても逆らわず、従順らしいね。そこで一つ話しがあるんだが、良いかな」
「聞くだけならね」
「君に接客をしてもらいたい。ここで、ずっと。他の客はとれなくなるが、金はその分払うし、部屋に衣服、食事も用意しよう。どうだい?」
「良いよ。ああ、でも、お金は大丈夫。別に生活できるだけの金があれば良いんだ。だから、衣食住を整えてくれるってんなら、お金は要らないよ。それにどうせ、ずっと身体は買われてるんだ、お金を使う機会何てないでしょう? ……とりあえず聞いとくけど、接客って普段私がやってることと同じだよね。それ以外なら、断らせてもらうけど」
「話しが早い。内容は君の想像している通りだよ。それにしても、金が要らないなんて変わってるな」




 〆飽きた。し、ちょっと意味分からん。ロメアの二人めの主人との出会いてきな何かが書きたかったんだけど。

10ヶ月前 No.56

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa

九歳「……! 僕を、必要としてくれるの?」「お姉さんがそうしたいなら、僕はそれでいいよ」※女に飼われる(僕)
十歳「全て貴方ににあげるから、少しの間此処に置いて?」「貴方がそれをが好きと言うなら、俺もそれが好きだな」※愛されヒモ状態(俺)
十一「私のこと、買いません?」「自分に価値があると思えるから、俺はこの仕事が好きだなあ」※紳士に飼われる(メイン俺/たまに私)
十二「ねえミスター、貴方がいるから俺がいるんだよ」「」※紳士[ミスター]に飼われてた(俺)→途中で捨てられる(俺)
十三「私のことを求めてくれるのなら、全て貴方に捧げますよ」「愛してるなんて久々に言われたよ、ありがとう」※男娼になる(私/俺)
十四「お久しぶりですね、××さん。来てくれるのを待ってましたよ」「全てはお嬢様のために」※男娼→マダムエルザに拾われる(私/俺)
十五「やっとこの屋敷に慣れてきた様に思いますよ、××様」「やあ、××、今日は良い朝だね」※屋敷に住まう(私/俺)
十六「(現在)」※〃



 〆一人称の変化書きたかっただけなんだけどね。ちょっと十歳で一人称私がこなれてるの嫌だったからミスター(仮名)は十一歳で登場。あ、別にちょっとっていうフレーズに深い意味はないよ。なんていうか癖だよ。気をつけてるはずなんだけどちょいちょい「ちょっと」っていうフレーズが登場して日本語をおかしくさせるよ。気にしないでね(誰に向けて話してんのか分かんないけど)。あとさっきの文章、一カ所ロメアがロメオになってたことに気付いたよ。片仮名の子の名前間違えるとかよくやるやつだわ。ロメアだよ、ロメア。私、間違えんなよ。ロメアも頑張れ(何を)。

10ヶ月前 No.57

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa

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10ヶ月前 No.58

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa



地球を支配するのに人間が相応しいのか否かなんて、争いが最後の解決法で良いのか悪いのかなんて、そんな小難しくて、答えの出来ない馬鹿馬鹿しいことを考えるのはとうにやめた。何をどう考えようとも自分は人間以外の何者でもないし、話し合いで解決できないことがあることも知っているし、いいことが全てまかり通る世の中ではないのだということも分かっているから。


 〆そろそろちゃんと長い小説書きたいなあ

10ヶ月前 No.59

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa


「やあ、久しぶりだねえ、斑。……ああ、今は斑雲だっけか。久しぶりに会えて嬉しいよ。なあに、所詮戻ってくる運命さ。まともな道なんて歩めやしねえ。一度しみついたもんを洗い落すことは無理だって話しさあ。」
「おはよう、××。今日の世界はどう映ってるんだい? 愚生にはいつも通りの世界に見えるね。美しくも醜くもない酷く腐ったいつもの世界だ。どうやら、お前には美しく見えるみたいだねえ。一体、昨日何があったんだい? 誰にも言いやしないさ。だから、教えてくれたって良いじゃないか。」


 白菊(Shiragiku)/♂
情報屋。腕は一流。元は殺し屋であったが、一度恋人と一緒になるため足を洗っていた。しかし恋人が殺されてからこの世界に戻ってきた。だが腕は鈍っているからと言い殺し屋をすることはなかった。斑雲を斑(Madara)と呼び、(この話しでは)斑雲の過去を知る唯一の存在。達観した雰囲気を纏い、斑雲とはまた違う気怠さを持つ。人のいざこざが好きな性根の腐った奴。空気に敏感。良い奴ではないが、極悪人というわけでもない。色々なところに首を突っ込んでいるものの、その実心は過去に置いたままである。一人称「俺/愚生」、二人称「君/お前/呼び捨て」など。金髪に限りなく近い茶髪。紫の瞳。一重で流し目。服や髪型によって爽やかに見えたりチャラく見える。背が高くすらりとしているが筋肉は中々。肌は白くも黒くもない。


 〆斑雲が斑って名前で売春してた時代があっても良いなあって思ったけど白菊が客ってのはどうも分からないのでパスかな。空蝉をやたらと挑発させる白菊。あと年齢は白菊と斑雲が三十代で、白菊が二歳くらい上のイメージ。空蝉は二十代後半と二人と比べたら若い。白菊が「若造には分からねえよなあ」とかなんとか言ってそう。

10ヶ月前 No.60

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa



「御意」
 聞き慣れた台詞だ。彼に反抗の意志はない。主に従うのみ。酷く冷たい心だ。其処に温もりは宿らない。
「失礼致します」
 深々と頭を下げて出て行く。表情一つ変えずに。それは例え主の横にぼくがいよう一緒だ。主に従順で、多くを望まない。主のいない場所でも愚痴をこぼすことも、何かを願うこともない。それは圧倒的な余裕によるものか、それとも全てへの興味の無さか。ぼくにはそれしか考えることが出来なかったけれど、その何方も違うような気がしてならない。彼の根本にあるものが分からない。だからぼくは彼がとても嫌いだ。


 〆なぞすぎる

10ヶ月前 No.61

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




「あー、彼氏欲しい、イケメン見たいーっ!」
 暑さにうだりながらしぼるように声を出す夏美。着飾らないキャラクターに愛されてきたことがすぐに分かるかわいい顔。
「はいはい」
 いつものことだと呆れながら相槌を打つ里美。皆から好まれる程度に少しだけ個性的なキャラクターに色っぽい顔。
「でもまあ、夏美ならすぐにできるでしょ」
 その二人に挟まれながら笑う明るくて賑やかなどこにでもいるような私。他の子たちよりも顔がきれいな自覚はある。でも、恵まれなかった、私。
 この二人は自分を無自覚に理解している。周りから愛でられる顔だってことを。でもそれが当然だからお高くとまらない。自然体に近い状態でいれる。そのままでいいから。そのままであることが彼女たちの魅力だから。
 家庭も温かで、人並みに幸せな環境に、素直な性格、そして優れた容姿。それだけで人生は周りよりもずっとずっと輝く。普通のこと違うのは容姿だけ。容姿が人並みだけど、他のもの全部を手に入れている子は少なくない。何故ってだって、この世界ではそれが普通だから。私は容姿には恵まれたけど、他のものはなんにも手に入らなかった。平凡な顔に、平穏な生活。そんな有りふれているはずのものが私にはない。多くの人が普通だと目もくれないそんなくだらないものが私には触れることさえ出来ない。羨ましい、憎らしい。私は、そうありたかった――



 〆私の気持ちなんて貴方たちには分からないでしょうね、

10ヶ月前 No.62

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa



 貴方の目に映る世界はさぞかし美しいのだろう。だから貴方はいつだってそうやって無邪気に笑っていられるのだろう。だから私は貴方のその瞳さえ手に入れることが出来たら無邪気に明るく笑えると思うの。優しい心を持つことが出来て、生きるということを楽しめる。素敵ね、とっても。ねえ、だから貴方の瞳を私に頂戴。嫌だなんて言ったって無駄。貴方には代わりに私の瞳をあげる。そうして次は貴方が私の気持ちを味わえばいい。


 〆なぞぴーや。

10ヶ月前 No.63

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa



「私を愛してくれない君は嫌い」
 わがままでしょう?分かってる。でも、愛されなきゃ意味がないのよ。


 〆短文しか浮かばない今日この頃。

10ヶ月前 No.64

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa



「ねえいい加減開放してくれるかな」
「うるせえなあ、良いから座れよ。そんで、そこでじっとしとけ」
「俺明日も早いんだけど」
「徹夜したらどうだ? 俺には関係ねえし」
「徹夜したら俺の顔に隈ができるけど」
「……それは困る。そうだ、お前泊まっていけよ」
「いや、それは違う」
「何が違うんだよ。違わねえだろ、泊まっていけ。そしたら俺は一日中お前の顔拝めるしな」


 〆ホモでする。 >>47 の二人と一緒。

10ヶ月前 No.65

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




「あっ、俺さん、シロさん命だからあ、それ以外は別にどうだっていいよ」


 ○練り練り


@色系対立話(リーダー色=人を巡って争ってわちゃわちゃ、一番はだあれ?)
Aいかれた子たちの青春話(ホモとかレズとかノーマルとか。名前は色で統一。学園物)
B色を奪い合う(何色は××が手に入る、てきな。アクセサリーみたいなやつの色で決まる。学園物かな)



 〆

10ヶ月前 No.66

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




「アンタみたいにはなりたくねえなあ」
「だろう? 俺だってこんな人間にはなりたくなかった」


 ○引き続き練る


@赤、青、白、黒、ピンク、黄色、紫。リーダーについていくか、色を推していくか迷う。
A自分で創作。企画とかからは無縁。普通にやりたい。色縛りなくても良い。
B色付きの石(宝石?)の埋め込まれたリングがステータス。でもステータス系めんどいし個人的に其処まで好きじゃない。


 〆@やってみたいね。Aはいつかやる。

10ヶ月前 No.67

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa



「せんきゅーべりぃまっち。そんで次いでに、空の彼方へ消えてって。」


 ○HERO


ヒーロー(職業)もの。異能力。万人にあるわけではない。犯罪起こったら駆けつけます形式。犯罪者は能力者でもそうでない人も。
ヒーロー学校もあるけど別に入らなくても良い。会社に籍を入れて活躍した後は、名が売れるとフリーになる人も。国に認可もらったらヒーロー事務所に籍を置くと、基本自然に(過去に盛大なやらかしをしてない限り)貰える。フリーになるときも認可はそのまま。剥奪は稀。しかし何気に監査は厳しい。
会社によって仕事への接し方は異なる。常時仕事時間中のフリー時間は事務所にいなければならないところもあれば、呼び出しで其処に駆けつける事務所もある。コスチュームを着用する人も多く、素性が不明なヒーローも少なくない。人気度があればあるほど、CMや取材、グッズの販売などは増える。しかし、中にはヒーロー活動以外のメディア出演一切無しのヒーローもいる。
TVにヒーローチャンネルがあり、事件が起きた時にはリアルタイムで放送される。事件が起こっていない時は過去の事件の再放送など。リアルタイムの放送が始まる時にはメールが送られる機能と、TVにテロップがでる機能がある。使うかどうかは個人の自由。



 〆ヒーローに異能力!!素敵な響き!!!

10ヶ月前 No.68

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa



「なにこのピアス、でっけー。引っ張ったら耳ちぎれそうだわ」
「ははっ。リョウさんもやってみたら?」
「ええー、ぜってえ無理。超怖いもん」
「リョウさんがそんなこと言うのすっげえ意外」
「そうかあ? ったく、お前の中で、俺はどんなんなんだよ」
「えっとねえ、強くて優しくてかっこよくて、……憧れの人」
「ふはっ、べた褒めじゃんか。でもまあ、ありがとな」


 ○ホモさん


「彼奴は俺に話せないことがたくさんあるんだろう、でも俺はそれでも別に良いと思うんだ。そのことを知ってしまったら引き返せなくなる。なんだか、そんな気がする」
 椎名 良/♂
クオーター。髪は日本人らしく真っ黒だが、瞳は金色。端正な顔立ちで、四分の一の割には外国の血を色濃く引いている。身長は180cm後半。若手有名画家(風景のみ)。学生時代に色々とあった。後悔しながら生きている。


「リョウさんには話せないよ、俺の過去なんて。それに、何かを隠して過ごしてるのはリョウさんも一緒でしょ? ……違う?」
 チェイズ=ロイド/♂
アメリカ人。金髪碧眼。彫りの深い端正な顔立ちで、透き通るように白い肌。身長190cm前半。流暢な日本語を話すが読み書きは苦手。アメリカにいた時は女相手に男娼やヒモをしたり、ギャングの構成員だったり。



 〆

10ヶ月前 No.69

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




 少しいじらしくすれば許される。可哀想なつらさえしていれば許される。そんなアンタが大嫌いなの。だけどね、結局のところ重要なのは、私がアンタのことを好きとか嫌いとかじゃなくてて、周りが何方を選ぶか。私の優越感は一時で、いつもアンタに奪われる。お前のくだらない演技でかっさらわれる。私の努力は報われない。報われない努力は努力ではない。そんなことは知ってる。でも、それでも、この努力を知って欲しい。認めて欲しい。私は誰かに果ての果てまで愛されたい。何をしたって最後には許される。私はアンタみたいになりたかった。もっと、上手く、生きたかった。
 わがままで意地悪で嫌味ったらしい愛されたがり。そんなの愛されるわけ、ないわよね。


 〆書き捨て久しぶり

9ヶ月前 No.70

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




私の知らない誰かを一番に愛する、私に優しい人の隣で眠りたい。温もりと寂しさが混じりあって、切ないけれど重みを持たない居場所。きっとそれは幸せでしょうね。



 〆

8ヶ月前 No.71

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




「美しいあなたに殺されたい。そうすれば、死に逝くその時くらいは、私も少しくらい美しくなれるような気がするから。」

 朱色の形の良い唇が動く。琥珀色の甘くて冷たい瞳が私を捉えて離さない。
 死を渇望する美しい貴方。自らの美しさを決して認めず、自分の美しさが生んだ憎悪渦巻いた現実から逃げ回っている。哀れな人。
 私はいつか、あなたを殺すのだろう。



 〆

8ヶ月前 No.72

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




俺のヒーロー。強くて格好いい、俺だけのヒーロー。
その広い背中に触れたあの日を忘れない。幼い頃からずっと憧れだった。

 *

――さよならヒーロー、今すぐ逝くよ。
懺悔も君には届かないだろう。



8ヶ月前 No.73

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa

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8ヶ月前 No.74

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa

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※警告に同意して書きこまれました (性的な表現)
8ヶ月前 No.75

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa

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8ヶ月前 No.76

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa


「よお、由比。飯、行かないか?」
 一週間ぶりに電話を寄越した帝はそう言った。
「いいよ。」
「じゃあ、一時間後に『フルール』で。」
 ぶつりと電話は切れる。カジュアルな服を適当に見繕って、外に出た。秋にしては暖かい夜だ。


「松永で予約してる者です」
 帝は予約に自分の名前を使いたがらない。宵之、というのはどうも電話越しでは聞き取りにくいらしい。お連れ様がお待ちです、と、若い女の店員は愛想良く笑って言った。
 二人で外食するときは、たいていこの店だ。三十路の男二人が個室式の創作イタリアンで食事というのもおかしな話しだと思うが、以前帝にそう言ったら考えすぎだと一蹴された。そういうものだろうか。未だによく分からない。
「遅かったな。道、混んでたのか?」
「まあ、少しね。」
 帝はこっちに少しだけ目をやって、すぐに視線を戻した。既にビールを飲んでいた。
「今日、泊まっても良いか?」
「いいよ、別に。」
 そう言いながら、携帯を起動させる。今日は家に来ないでくれ、と、念のためにユキトくんにメールした。


 店の支払いを済ませて、タクシーに乗り込む。
「そう言えば、お前ルノワール好きだったよな。明日、一緒に行くか?」
 美術館。二人で何度そこへ出かけただろう。帝はたまに綺麗だなあとこぼすだけで、それ以外は特に話さない。あまり興味が無いのだ。そのくせ文句もいわず、飽きたような素振りも見せず、じっと横で待っていてくれる。此奴のそういうところがとても気持ちいい。いいね、と、俺は答えた。
 タクシーを降りる。支払いは帝だ。そう、決まっている。


「そういや、ミカちゃんとはどうなんだ?」
「この前映画観にいったよ。良い感じだ。」
 明るい調子で帝は答えた。世間話のような感覚で、俺たちは互いの交友関係について尋ねる。特にお互いの恋人については。それは俺たちは付き合っていないのだという確認。お互いに傷を付けあって、それを共有するおかしな習慣。
「お前の方は? どんな調子よ、最近」
「俺? 俺はいないな。出会いがね、中々ないから。」
 ユキトくんのことは話さない。彼とは肉体関係だけで、恋愛とは違うし、そもそも此奴に男の話しはしない。恋人が出来たとしても、教えるのは相手が女の子のときだけだ。きっとそのことに薄々帝は気付いている。けれど深く聞いて来はしない。罪悪感からだろうか。優しい男だと、つくづく思う。


 〆

8ヶ月前 No.77

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa


 アップルパイを頬張りながら彼女は微笑む。
「私ね、ホイップクリームはきらいなのよ。甘すぎるから。」
 突然口を開いてそんなことを言う。彼女はよく脈略の無い言葉を口にする。
「どういう意味?」
「それだけの話しよ。深い意味は無いわ。」
 いつものやり取りだ。私は決まってそう尋ねるし、彼女も決まってそう返す。ほんの少しの愛おしい時間を私たちはくだらない話しと静寂に費やす。たまに何かを口にしながら。


 〆何を書きたかったんだろう

7ヶ月前 No.78

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa

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※警告に同意して書きこまれました (性的な表現)
7ヶ月前 No.79

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa



「女の子はね、可愛くないと価値がないの。王子様が可愛くない女の子を選ぶと思う? ぜったいに、選ばないわ。結婚したら幸せなんてばかみたい。王子様とじゃなきゃ、結婚したって意味ないのに。町人Aと愛し合ってる自分なんて、想像しただけで反吐が出る。女の子は王子様に見てもらえるように、いつでも可愛くないとダメなのよ。可愛くない女の子なんて、女の子じゃないわ。」


「恋がしたいんよ。ずっと、ずっと前から。君が私の方を見てにっと笑ってくれさえすれば、私は君に落ちていくのに。君はいつでもあの子を見て愛おしそうに笑うんやもん。私はね、ずるいから。自分を好きになってくれる人以外を好きになりたくはないんよ。愛したくはないんよ。だからさ、ねえ。あの子のことばっかり見んといて。これ以上私に嘘をつかせんどいて。わがままだなんて、そんなん言われんでも知っとるから。ね、早く。私を見て笑って。」


「金曜日がとても怖いんだ。土曜、日曜、あの人に会えないから。あの人から私がすっぽり抜け落ちちゃったらどうしようって、そう思うと死んでしまいそうになるよ。私が死んでも泣かないだろうあの人のことを考えて、私はひっそり涙を流すの。そうじゃないと、あの人の前で笑っていられない。きっと、あの人の美しい顔に、声に、仕草に。私は涙を流してしまう。」



 〆とある三人の女の子

7ヶ月前 No.80

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




「お父さんはぼくを怒鳴って、暴力を振るった。お母さんはぼくを見捨てて、いつのまにかいなくなった。ぼくはたったの独りだった。ずっとずっと独りぼっちだった。」
 真っ青な瞳からぽろぽろと溢れる涙はまるで宝石みたいに美しかった。
「ぼくは逃げられなかった。守ってくれるヒトはいなかった。ぼくも、ぼくを、守れなかった。」
 彼から怒りや憎しみは少しも感じられなかった。ただただ悲痛に満ちていた。
 真白な肌にくっきりと残る幾つもの痛ましい傷跡。古いものから新しいものまで大小様々のそれらは、彼の人生の過酷さを物語っていた。
「怖かった。苦しかった。悲しかった。」
 絞り出すように言葉を紡ぐ少年に心を絞めつけられた。
「助けてくれて、ありがとう。お父さんを殺してくれて、ありがとう。」
 ありがとう、と、繰り返し言い続ける彼を放っておくことは出来なかった。
 斯くして私は子供を拾った。


 、
※殺人鬼か殺し屋と虐待されていた子供の出会いの話し。

7ヶ月前 No.81

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa

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7ヶ月前 No.82

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa




 ▽ 彩雲、君を愛そう。私の代わりに、私として、私が。
 ▽ なりたくて、なれなくて。近くて遠い私だから。私の半分を貴方にあげる。要らないだなんて言わないでね。



名前:彩雲
性別:女
年齢:十代後半

性格:熱が最骨頂に達するのが早いが、冷めて一定のところに落ち着くのも早い。ただし一定に落ち着いてからの熱の持続期間は長い。特別になりたいものの、なることは出来ないと心のどこかで思っており、憎悪に捕われながらも良心や妬みを捨てきれない。他人の視線に晒されることや世論に捕われることを嫌うくせ、そこから真に解き放たれることは出来ずにいる。表には出さないものの、かなりの愛されたがり。自分の好きな人には何よりも愛されていたい。そして自分が嫌う相手にも好意を抱かれていたいと願う。周囲に自分への好意に満ちた状態を望むが、それと同時にその状態を窮屈だと嫌悪している。
色々溜め込みがちだし我慢しがち。思い描く理想の自分と現実の自分に嫌気がさしては嘆いている。自分の生き様も価値観も所詮は誰かの模倣だと思っては虚しさに浸る。過去の些細な失敗を引きずるタイプで、嫌だったことや辛かったことを吐き出すという好意が苦手。自分の考えを言葉にすることは意識せずとも出来るのに、それを伝えることによって自分の本心が拒絶することを恐れる。そのせいで頭の中は言葉で埋め尽くされている。現実を知っているくせに理想を捨てきれずにいる隠れたロマンチスト。矛盾を繰り返し続けている。時折何てないことで純粋に希望を抱いてはそれが砕かれる様を見て絶望を覚える。そのせいで重要なことを考える時には希望(否、願望と呼ぶべきか)と同時に絶望が同居せずにはいられない。

独特な観点や思考を持つものの、それは自分の中で留めて、ひっそり息をしているつもり。しかし、その言動はどこか異端で捉えどころがない。
自由に生きていたいという願望はあるもののそれを実行することは出来ないので、せめて他人からは自由に生きていると思われたいと願っている。そして実際大抵の人からは自由気ままに生きていると思われる。
容姿:少し眠たげな二重。すべすべの白い肌。首に一つ黒子。掌は大きい方で、指はすらりと長い。上半身は細く、それに比べると下半身と頬周りに肉が偏りがちだが、全体的には健康的な体つきで、なんだかんだいいつつスタイルは良い方。



 *自分を残したまま願う姿になりたいと願う。でもきっとそうやって出来上がった自分を保つのは大変だろうから。
  全て、貴方に託すよ。貴方に、押し付けるよ。


7ヶ月前 No.83

ししくれ @kmnkha ★5ZJqsyRP6V_CBa


 終わりを迎えた筈だった。もう何もない筈だった。苦しみから解放された筈だった。けれど私の瞼は開き、瞳は色を捉えた。
 意識も自我も私の中にすっぽりとおさまり、私は人生の再演を迫られた。
 生きる事も死ぬことも許されず、永遠だけを与えられ、私は今存在している。


 〆Warning Bellの没

7ヶ月前 No.84

ししくれ @kmnkha☆/pH2qpQf7L2 ★ieluDUuGrE_4CS




「父さんと母さんはお星様になっているのだと、そう、思っていたんですよ」



 〆

6ヶ月前 No.85

ししくれ @kmnkha☆/pH2qpQf7L2 ★ieluDUuGrE_4CS



 小高い丘に一軒だけぽつんと建つ大きな館。私はそこに一人で住んでいた。
 一人で住むにはあまりに広かったが、古びていきながらも建築当初の高貴な佇まいを貫くその館を私は手放すことができなかった。

 丘の上にある私の館ではいつだって煌々と光を放つ星々を見ることができた。
 ある曇り空の日、星は雲に隠れてしまうだろうと思っていた。しかし、星々は強かった。雲の合間を縫って、空から空へと駆けていくのだ。その力強さと美しさに私は息を飲んだ。あの夜見た流星は一生色褪せない私の記憶の一つとなった。

 丘を下って少しのところには古本屋がある。そこの店主は若く綺麗な顔をした青年で、スレンダーな黒猫と一緒に生活をしていた。私は始め、店の品揃えに舌を巻いた。しかしいつからか読書家の彼との話を楽しみにするようになった。
 私は足繁くそこへ通った。そこでたくさんの本を読んだ。瑞々しい青年とたくさんの話をした。聡明な彼の話を聞くのはとても心地よかった。


 それだけの人生だった。しかし、確かに私は存在した。他の人からしてみれば取るに足らないことを積み重ね、私は生きた。
 管に繋がれ、幸か不幸か意識と聴覚だけを残され、このまま一生を終えるなんてなんと悍ましいことだろう。それならばいっそ死んでしまいたいというのに、この身体では自ら死を選ぶことさえ出来やしない。
 嗚呼、青年。君ならばもしかして、私を殺してくれやしないだろうか。


 からり。氷が溶け、音がなる。
 誰が飲むために用意されたものなのだろう。
 その疑問に答えるかのように声が聞こえた。


「ーーさようなら、幸せになって」


 嗚呼! それは紛うことなき青年の声だ。
 氷のように意識が溶けていく。
 彼は本当に私を殺してくれているらしかった。

 あの病的なまでに白い手で私に繋がれた忌むべき管々を引きちぎってくれているのだろうか。
 それとも華奢なあの腕に力を込めてぎりぎりと私の首を絞めてくれているのだろうか。
 もしくはあのか弱い身体で私に鋭く尖ったナイフを振り上げてくれているかもしれない。

 なんにせよ、私はこれまでにないほど幸せだった。

 意識が水と化す寸前、私は青年の泣きながらも微笑をたたえる姿が見えたような気がした。
 その青年の顔は相も変わらず美しかった。
 私のために流した涙を拭ってやることができないことが酷く心残りだ。


【《診断メーカー.あなたが生きた世界》から】

6ヶ月前 No.86

ししくれ @kmnkha☆/pH2qpQf7L2 ★ieluDUuGrE_ELg


 ナイフで浅く切りつけられた自分の腹部からは、血が垂れている。
 痛みは感じるけれど、それさえも愛だ。
 彼の唇を耳に近づけてそっと、囁く。

「いいよ、俺を殺しても。」

 彼は真面目で優しい良い人だ。加虐的嗜好は本能的なもので、たまたま生まれつき、それが備わっていただけにすぎない。
 だからこそ彼は自分の嗜好を恐れ、それを抑えられない自分をも恐れる。しかし一方で、自分を受け入れてくれる人に飢えている。
 彼は愛おしさ故に加虐的欲求を抱き、それは殺意へと育つ。
 けれど彼の理性がそうはさせない。
 俺の身体につけた傷をうっとりと見つめるけれど、情事が終わるとまるで何かに怯えたかのように謝りだす。
 それが無性に悲しいのだ。彼を苦しみから解放してあげたい。

「貴方の愛に殺されるっていうのなら、俺は幸せだよ。……大丈夫。俺が死んだって誰も気にする人はいないから、貴方が罪に問われることはないし、罪の意識を感じる必要もないよ。」

 哀れで愛しいその人は、いつもよりほんの少しだけ深く傷をつけただけで、俺を殺しはしなかった。それでも、これを繰り返せばいつかこの刃が俺の身体に深く沈むだろう。
 愛が果たされる日が、いつか来るだろうか。


 〆これ以上筆が進まなかったのでとりあえず。

6ヶ月前 No.87

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 夏が終わり、秋になった。涼しい風が吹いている。
 彼奴の残していったライターがこの部屋から奇妙なまでに浮いていて、俺たちはきっと交わらないんだろうなと思う。
 友人というにはあまりにも遠くて、しかし知人というには近くにいすぎた。



【最近おりなりばっかで書き捨てきてなかったのでとりあえず】

4ヶ月前 No.88

ししくれ @kmnkha☆/pH2qpQf7L2 ★ieluDUuGrE_H50



「こんばんはー。……もしかしてこういう、飲み会みたいなの苦手? ……そっか、まあ確かにちょっとうるさいもんね。付き合いも大変だね。俺は結構こういうの好きなんだけど。でも、苦手なら無理しないで。気分悪くなったりしたらすぐに言ってね。」
「宇佐見はすごいなあ、俺は宇佐見みたいにはなれないよ……。」
石搗 奏(いしづき かなえ)・男
愛想がいい。いつでもニコニコ。優しくていい人。実はすごく頑張ってる。とにかく頑張り屋さん。両親の期待に応えたい。無理しがち。


「悪いね、俺なんかと一緒で。……楽しくないだろ? 俺と飲んだってさ。」
「俺はお前のようにはなれねえよ。だって、俺はそんなに強くないから。」
宇佐見 敬(うさみ たかし)・男
何事にも興味なさげであまり笑わない。単調で淡白。あっさりとしている。少し怖い。はっきりスッパリ言いたいことはある程度いう。ひねくれてるだけでネガティブではない。



 ホモさん

4ヶ月前 No.89

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「ねえ、俺たち別れようか」

 その言葉を必死で絞り出したことはよくわかった。どうせ、膝の上で拳を握ったりしてるんだろう。俺のため、とかなんとかくだらねえこと考えて。でも、どんなにくだらないことでも、此奴があれこれ思い悩んで出した答えなら、受け止めてやるしかない。そっけなく、ぶっきらぼうに、承諾の返事をしてやるのだ。
 要らんこと考えずに俺のことを選ぶお前は、きっとお前じゃないし、これでお前は俺から解放される。
 大丈夫さ、お前ならいつか幸せな道を見つけられる。



【一ヶ月弱ぶりの書き捨て。言葉がまとまらない】

3ヶ月前 No.90

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 深夜。飲みに飲んで、おぼつかない足取りで私はどこへともなく歩いていた。入り組んだ薄暗い路地を歩いたことだけは覚えている。気づけば雑居ビルが立ち並ぶ通りに立っていた。今思い出せば、そこは薄気味悪く怪しげな雰囲気を発していたようにも思える。しかし酒のせいで意識が混濁し、妙に気分の高揚していた私はそんなことなど微塵も感じることなく、その通りを歩き始めた。
 その時だ。ある雑居ビルのテナント欄に“愛売り”という言葉を見つけたのは。普段ならば詐欺の類のものだと鼻で笑い飛ばしていただろう。しかし正気を失いかけていたあの時の私は、好奇心と興味を掻き立てられ、ビルの中の一角、“愛売り”と記載されていた部屋の扉を開けてしまったのだ。
 そこは扉を開けるとすぐに半透明な机とそれを挟む形で二つの黒革のソファーが置かれているだけの、簡素な応接間のような場所だった。奥にあるソファーに座ると入口から顔が見えるようになっていて、そこに男が腰かけているのがわかった。はっきりとした顔は思い出せないが、肌は白く、細すぎないが適度に痩せた、整った顔をした男だった。その男は私の姿を見て立ち上がると、「いらっしゃいませ」と言って、微笑んだ。私は「やあ」とか、「よお」とか言ったかもしれないし、或いは何も言わなかったかもしれない。どちらにせよ私は、男が座っていた方とは別のソファーに倒れこむように座った。


【『偽りランデブー』っていうのが仮題。センスの欠片もないのは気にしない。】

2ヶ月前 No.91

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愛の行く先が分からない。涙はどこかへ消えていって、温もりはもう思い出せない。恋は力尽き果て、今は掃き溜めの中。なんでか無性に悲しくて、許せなくて、やるせなくて。愛おしいあなたの全てが嫌い。……私の愛はどこへ行くの。

2ヶ月前 No.92

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「ぼくは多分ね、すこしおかしいんだよ。寂しいとか悲しいとか怖いとか、そういうのがよく分からないし、命が大切とかそういうのもよく分からない。でもね、それがどうしてなのかとか、そういうのは聞いちゃいけないんだろうなってのだけは分かるよ。それだから僕は今日もよく分からないまま、分かってるふりをして笑うんだ。」
「知ってる? 人を傷つけちゃ、だめなんだよ。そういうことをするとね、誰かが悲しんで、嫌な思いをするんだって。先生が言ってたの。……でも、僕にはそんな気持ちないから、僕はやっぱり変な子なのかな。」


 幼い頃の観察型殺人鬼くん。ぬいぐるみとかに語りかけていてほしい。
 周囲と違うことに気づいてはいるけど、別に傷つきはしないイメージ。

2ヶ月前 No.93

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2ヶ月前 No.94

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「龍ちゃん、僕は龍ちゃんに何かしてあげたいのに、考えれば考えるほど僕が何もしないことが龍ちゃんのためのことのように思えて、どうしたらいいか分からなくなるよ」
 僕らしくいることがどういうことなのか、そんなことさえ分からなくなってしまうくらい、僕は龍ちゃんのことばかり考えている。
「何も気にしなくて良いさ。鈴のしたいようにしてくれたら、俺はそれで良いんだから」
「ふふふっ、やっぱり龍ちゃんは優しいね。いつだって、ずっとずっと。そんなんじゃ、いつかきっと痛い目を見るよ」
「それでも良いよ。鈴が幸せだっていうんなら」
 どこまでも優しい底抜けの愛が僕を雁字搦めにして離さない。僕も決して離れたくはないけど、あまりの愛の深さに僕はいつか溺れ死んでしまいそうだ。
「本当にばかだね。……そういうところが好きなんだけど」
 ああ、君の愛で死ねるというのなら本望だな。


2ヶ月前 No.95

ししくれ @kmnkha☆/pH2qpQf7L2 ★ieluDUuGrE_kZG



「数多の人を救うために少しの人を殺すのはいけないことだと、君は言いたいのだね。一人の命も、大切だと。どんな理由であれ、人を殺すことは大罪で、何人もの命を奪った私を許さないと。……もしかしたら、君のいう通りなのかもしれない。誰も殺さずに人を救えるというのなら私だってその道を選ぶさ。けれど、私にはそんな道は見つけられなかった。私は何も自分を正しいとは思っていないが、しかしね、何かを得ようというのならば犠牲が必要だ。一人の命で何千という人々が救える。それはつまり、君が私の手から一人を守ったならば、君は何千という人々を見殺しにしているに等しいのだよ。君がそのことを理解した上で私にそう言ったというのなら、君には今目前にいる人が何より大切で、自分に関わることのない人間の命などどうでもいいのだということになるではないのかい。」


【頭が悪いのでオチとかまとまりとかない。一人の命と引き換えに数千人の特効薬作れるみたいなイメージ】

1ヶ月前 No.96

ししくれ @kmnkha☆/pH2qpQf7L2 ★ieluDUuGrE_6yO




「生きることに飽きても、俺は死ぬことなどできない」
 煙草の煙が私の顔にかかる。美しい横顔は、もうずっと老いるということを知らない。
「彼奴はもういない。俺に生きる意味などあると思うかい?」
 この人はずっと彼を愛し続けている。これほどまでに重い呪いをかけたあの男を。
 ああ、あの男はなんて酷なんだろう。



17時間前 No.97
ページ: 1 2

 
 
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