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 詳細は取扱説明書をご覧下さい。

 ( 書き捨て!小説 )
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ぼっち。 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★8cfd0izEyf_mgE








 ( 宴もたけなわと言うことで、 )



 ――!、

 ▽ 孤独をものともしない僕だけの書き捨てです。主に野郎共がキャッキャしてます。
 ▽ 閲覧は自由ですが荒らしや冷やかしさん達は左手の出口から全速力で去って行って下さい。チキンハートな僕に荒らしや冷やかしなどは結構堪えます。
 ▽ 同性愛要素やら何やらが入り乱れておりますので閲覧注意です。たまにグロ要素のものも含まれるかも知れません。
 ▽ パクリさんも荒らしさん達同様に左手の出口から全速力でお立ち去り下さい。
 ▽ 一代目が記念すべき2000レス行ったので二代目です。
 ▽ 文才なんてどっかに捨ててきました。しょーもないもんばっか書いて自給自足生活を満喫してます。






 「 孤独が嫌いだなんて、何と君はまあ、 」








 ( ――それでは皆さん、お手を拝借! )


4年前 No.0
メモ2018/12/31 20:53 : 躁田☆0zLPicLVULd. @etoilexxx★Android-fSZlXgXJU6

 ロンリー、ロンリー、ロンリー!→詳細は取扱説明書をご覧下さい。

 キャラ設定など/ http://mb2.jp/_sts/2876.html


 ――


 ぱち:41

 アクセス:7100超え


 さんくす!

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躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★g2l2NwnCpr_mgE





 「浮気か?」開口一番がこれだからどうしようもない。長年一緒に過ごしすぎた幼馴染間では最近、圧倒的に主語も接続語も足りていない。人殺しを見るような目で見られても困る、と降参するように手を上げれば、持っていたアイスの包装を腹立ち紛れに思い切り破いて隣にドカリと座ってくる。これは不吹くん問答無用モードだ!「てか浮気ってなあに?」「何組だっけ? あれだよ、存?」「…………あ〜、」閉口。それだけは触れないでくれ、と思っていたのが顔に出ていたのか軽蔑と哀れみの眼差しを同時に向けられた。





 「れーあ」「何、あず」「寝ていい?」「だめって言ったらどうする?」「ふ、……それのほうがだめ。だって寝ちゃうもん」「すぐかわいこぶるー」「れあにだけだよ」「うそつき」「……せーかい」





 「やけ気ぃつけろ言うたやろ馬鹿」「ご、めん……」怒られた後の犬のようだった。可愛らしいというか、何というか。濡れた髪を拭け、という言葉と共に頭にタオルをかけてやればまた小さな声で謝罪をするも、僅かに口角を上げているのが目に入る。「調子乗んなや」と厳しい言葉を吐くも、それすら嬉しいとでもいう風にまた笑みを深めた。相変わらず能天気な奴、






10ヶ月前 No.1349

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM





 る(ゆ)
 ゆ(自)
 ひ(こ)
 こ(他)
 ら(れ)
 れ(ら)



10ヶ月前 No.1350

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM





 「今はおまえだけでいいよ」
 「俺だけ“が”じゃなくて?」
 「……ふっ、ふふ。そんなん一生言わねえよ、ばーか」


10ヶ月前 No.1351

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM




 「死んでしまいそうなくらい寂しい夜は、どうかそばにいて」


9ヶ月前 No.1352

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM





 「ふぅくんあのね、」「ん?」「みぃくんの指輪と、あずの指輪ってお揃いなのかな?」「ッ、んぐ──っぶね、炭酸吐くとこだった。あー、……何だ。指輪?」「うん。同じ時期くらいに指輪してて、薬指に。でも、ふたりともなんにも言わないし。ふぅくんなら知ってるかなー、って」「いや、俺も何となく察してるくらいでさ、直接は聞いてねェよ。まあ、瑞貴がうさぎにそこまで言い寄らなくなったことも、関係してんじゃねえのかな」「そっかぁ。でもね、えっと。何だろ、ふたりが幸せならいいなあって思うな。ぼくらが知らない間も、いろいろあったのかな。だから、ふたりが幸せならそれでいいの」「相変わらず、うさぎは俺らに甘いよな」「そう、かな。ちゃんと、みんなに幸せでいて欲しいから。だからね、ふぅくんも幸せになって欲しいよ」「ん、……ありがと」「えっとね。今はまだ、あきらめなくていいから、嘘でもいいから、みぃくんとあずのこと、お祝いしてあげようね。」「うん。分かってる。ちゃんと、ちゃんとする、から……今だけは、」「だいじょうぶ。今だけはね、泣いてもいいんだよ」


 (もう結婚して三年が経つらしいです。今年こそお祝いの話を書きたい。それから不吹もちゃんと幸せになろうな!)


9ヶ月前 No.1353

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM

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9ヶ月前 No.1354

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM




 「……後悔、していますか」「後悔だらけです。ああしておけば、こうすれば、って。どうやっても死人を蘇らせることなんて出来ませんが、それでも、と願った日もありました」「あなたは懺悔で生きているのですか。それとも、希望?」「私は、──どちらだと思いますか。貴方には分かるのでしょう、そういう事が」「いいえ、いいえ。神父さま、おれにはそんな力ないのですよ? あるのは人を殺す能力だけ、他に何もありません。でも、赦してもらおうだなんて思いません。きっと、おれは復讐と憎悪の炎に焼かれて地獄に送られます。それでいいんです。自分が良い人間だと、善い行いをしていると思ったことなんて、ありません。」

 「ザックは後悔していますか?」「……いいえ、全く。私が後悔することはありません。私には神への信仰心しかございませんので」「ふふっ。そうですか、そうですか! 素敵ですね、神父さま!」「ええ。ありがとうございます。ひとりの天使様に救われたのですよ」「なるほど。今度その天使さまのお話も、おれに聞かせてくださいねっ?」「良いですよ。甘いコーヒーとお菓子を用意して、いつでも貴方をお待ちしております」



 (悪魔みたいな天使みたいな殺人鬼と神父。組み合わせ的にめっちゃ好きなんだけど、やることやら言うことが非人道的なので……)


9ヶ月前 No.1355

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM




マーキングする:噛み跡、キスマーク、匂い
みく、京平、不知火愛、紫苑、黒瀬、ゆばゆかり、初守

独占欲が強い:めんどくせ〜〜〜〜
京平、黒瀬、梓、薫、ハクト、ゆーつばき

外堀から埋めていく:賢い
都月、田口、陽炎、ねね



 (らしいよ〜〜〜重〜〜〜〜〜〜)



9ヶ月前 No.1356

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM





 「おれを悪魔だと思いますか」

 可愛らしい天使は頬についた血を乱暴に拭い、手にした斧を手放した。不快感の募らせるような音に眉を顰めれば、死した人間を天国へと連れ帰るための存在はいっとう美しく微笑むのだ。羽根すら生えていないのに。呻き声もあげない骸の頭部に、まるで愛おしさを込めたような眼差しを送り、やわらかな掌を添えて髪を梳くように撫ぜる。トレンドマークだと言っていた真白のコートすら赤に染まり、



9ヶ月前 No.1357

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM




 黒瀬
 敦くん:いじめ甲斐がある。遊び相手。
 芥川ちゃん:変な子。違う出会い方をしてたら嫌いだった。
 紅葉さん:ビジネスライク。

 敦
 黒瀬さん:クソ上司。頭おかしい。
 芥川:理解不能。仕事しろ。
 獅子堂さん:魔性の人。目を合わせられない。

 芥川
 所長:変な人。あんまり好かれてない自覚がある。
 センパイ:普通の人。いじり甲斐がある。
 姉御:綺麗な人。慕ってる。

 紅葉
 黒瀬くん:ビジネスライク。
 敦くん:カワイイ子。弄んでる。
 瑠璃子ちゃん:カワイイ子。可愛がってる。


9ヶ月前 No.1358

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM




おやすみ、マイハニー




 「おめでとうって言え」
 「えっ、おめでとう」
 「……許さない」

 あまりにも会話が成り立たない。ふてくされた顔のまま人のベッドに無断で寝転がり、見せつけるように左手の薬指に嵌めた指輪を外して、俺に投げ付けた。ああ、そういえば、そうだったか。なるほど、思い出した。

 「あず。結婚記念日、おめでとう」
 「……もう遅い」

 高校三年生、あの夏も暑かった。きっと過去最高とか、例年以上の気温とか言われていた。あの夏に俺達は口約束の結婚をして、誰にも言ってはいないけど、その約束は破られていない。今だって二人して左手の薬指に指輪だって嵌めて。嵌めてしまっていて。あの夏から俺は、俺達はそんなに変わっていないのに。変われもしないから、こうして臆病なまま寄り添って生きている。愛に怯えて、別離を恐れている。それでもいい、だから傍にいる。
 しかし。記憶力が悪いとは思ったことはないけど、そういうことに関してはドライな方かと思ってたし。いや、まあ、梢は俺のこと大好きだもんなあ。なんて、自惚れるのも結婚してからの特権なのか。とにかく、こうして拗ねた梢はメンドクサイ。素直に寝て、機嫌が回復してくれれば良いけど今日ばかりはそうもいかないらしい。まだ俺を睨んでくる元気があるくらいだしな。どうしたものか、ぐるぐると考えを巡らせてる内に目を逸らされた。本格的なお怒りモードらしい。不吹なら殴り合いの喧嘩で解決出来るけど、なんて。梢は武力行使して、仮に俺が梢を沈めても絶縁されるだけだと思う。一度決めたら負けないとこ、誰に似たんだかね。

 「ねぇ、どうしたら許してくれる?」

 こんな時は素直に聞くといいって、プレイボーイ時代色んな女の子を怒らせてきた瑞貴くんが言ってる。なんたって百戦錬磨で無敗の瑞貴くんですよ。それがこの捻くれまくりの拗らせすぎた幼馴染に通じるかと言われれば、まあ、よく分かんないけど。
 手渡された(投げ寄越された)指輪を弄りながら、ふてくされたままの梢の返答を待ってあげる。この指輪を買ったのはいつだったっけ、梢の誕生日かな。そうだとしたら。ああ、うさぎに恋をした日と同じだ。ずっとずっと好きで、今でももちろん好きだし、幸せでいて欲しい子。幸せにしたかったのかって聞かれたら、どうだったかな。とにかく梢とお揃いのこの指輪を嵌めてから、考えなくなったし。考えないようにしてた、が正しいのか。なんて、今更どうだっていい。残酷なあの子のことを嫌いになんかなれないし、いつまでも思い出と一緒に引き摺ってやる覚悟はある。

 「……ゆるされたいの」
 「許して欲しいよ、梢になら」
 「うさぎには許されなくてもいいの?」

 これは仮定というか、そうなった時の話。多分。うさぎはもちろん俺を許さないことも、梢を許さないことも絶対にない。うさぎは俺が知る中で一番残酷な博愛主義者で、みんなが大好きだから何をされたって許してあげる。許すしか術を知らない可愛い子だから。梢だってそのことを知ってるに決まってる。というか、梢の方がよく知ってると思うんだけどなあ。何だかんだ梢とうさぎは近くに居たし、仲も良かった。不吹は過保護だったけど、梢は対等な人間として接してたからかな。悔しいけど、俺よりずっとうさぎのことを知ってる。なのに、何でそんな質問をするのかって言ったらもう一つしかない。

 「まだうさぎに嫉妬してる?」
 「まだ、って。おまえ、……おまえが、まだ引きずってるから」

 語尾がどんどん沈んでいく。可愛いというか、めんどくさいというか。いや、まあ、それでも好きなのは認めるけど。認めてあげる。何年も知らないフリして目を逸らし続けて、都合良く約束なんかしちゃって、でもうさぎのことは忘れないで。不安にさせてるのも分かってる。ずっと隠してた気持ちが報われて嬉しいのに、ってのも分かる。だって俺って最低で最悪の男だから、とか開き直ってみるのも悪くない。悪いけど。

 「俺は最低だから言うけど」
 「それは知ってる、昔から」
 「それはありがと。……まあ、多分、これからもずっとうさぎのことは好きだよ。十年経ってもだいすき。」
 「うん」

 背中を向けられたまま話し掛けて、梢もそのままを返事をするから表情は分からない。

 「うさぎにはさ、許されなくてもいいの。もう沢山許されたから。嫌われてもいい、……多分」
 「……ん」
 「でもさ、梢には許されたいよ。これからも傍に居るから。許されるようにしたいって思うから、さ」

 なかなか上手い言葉が出てこない。うさぎには幸せになって欲しいの好きで、梢には幸せにしたいの好きってことで。もちろん許されたいし、あんまり裏切りたくはないし、これ以上捻くれられても困るし。気持ちを言葉にするのって難しい。本当は泣かせたくなくても、そう上手くはいかないし。昔からフッたり、慰めたりするのは苦手なんだよ瑞貴くんは。
 上の空でもごもごしてる隙に梢はゴソゴソ音を立てながらこっちを向いて、軽く腕を伸ばす。丁度いい気温のせいか、俺のベッドがそんなに心地いいのか心なしか眠そうではある。いつも眠そうな顔してるけど、外に居る時よりぽやぽやしている。その顔のまま腕を伸ばして、手のひらを下にして、視線でアピールをされたので。ベッドへ近付いて、投げつけられた指輪を大人しく嵌めてやる。

 「教えてあげるけど、」
 「はい」
 「それってさ、おれを「愛してる」ってことじゃない?」

 眠そうな瞳がとろりと溶けるように歪む。ふ、と頬を緩ませて指輪を嵌めたあとの俺の指に自分の指を絡めて、どうにも上機嫌なご様子。さっきまでの機嫌の悪さはどこへやら、と言おうとした時口にした言葉に、暫しの思考停止。

 「損をしてでも好きでいようとするのは、恋じゃないよ」

 諭すような口調に、呆れるみたいにため息を吐いて、絡められた指先に力を込めて手を握る。損をしてでも好きでいようとしたのは梢だし、梢は自分でそれを「恋じゃない」って言うなら、きっとそうだから。俺も今、そうなんだと思うから。初めの約束は歪んだものでも、俺は梢に許されたいと思うし、傍に居たいとも思う。
 結局、俺はうさぎを自分が損をしてまで愛せないと知ってしまったから。だから、諦めたんだと思う。高校三年の、十八歳が恋を諦めるにはそんな簡単な理由だけで十分だった。もちろん俺は最低の中途半端男だから、結局今でもうさぎのことは好きだけど、これは恋じゃない。幸せにしたかったのは確かだけど、俺じゃできないって分かってた。ずっと昔から。これでも察しはいい方なんだよね。
 梢様はといえば、勝ち誇るとまではいかないけどご機嫌にゆるりと笑みを浮かべて、心底安心したように睡魔に打ち勝とうともせず、眠る幸せを享受しかけている。

 「幾らでも損してあげるから、許してくれる?」
 「んん……ケーキ、たべたい」
 「うん、分かった。明日、とびきり美味しいケーキ買ってくる」

 閉じた目蓋をそのままに、ふわふわした口調で何とも可愛らしいお願いをされてしまった。俺が小さく頷けば、それから、と付け足すように繋いだ手のひらを弱い力で引かれる。

 「結婚記念日、さあ……。「おめでとう」じゃ、ないでしょ……?」

 ワガママなくせに、本当にして欲しいことはこんな時にしか言えない。俺よりずっと強いくせに、ずっと脆い。めんどくさくて、すぐ寝るし、小言が多くて、最近は煙草も吸い始めて。なのに一途で嫉妬深い、俺のことが大好きで仕方ないらしいあずはいつも通り夢の世界へ連れ去られてしまう。引き止めるように額に口付けを落として、頬を緩める。

 「結婚記念日、一緒に迎えられて嬉しいよ。ありがと、あーちゃん」

 そう伝えれば、「よくできました」と微笑んで眠りについた。おやすみ、マイハニー。



 /


 結婚おめでとう!!!!!!!!!!!!記念日らしい。
 めちゃくちゃギリギリまで書いてたから推敲とかしてないけど頼むわ。




9ヶ月前 No.1359

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=fSZlXgXJU6

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7ヶ月前 No.1360

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=fSZlXgXJU6






 「言われなきゃわかんない。おれはおまえじゃないし、おまえはおれじゃないから。恋をしただけで気持ちが手に取るように分かるなら、おれはこんなに苦しんでないよ。」



7ヶ月前 No.1361

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=fSZlXgXJU6



 る
 ゆ→好きな人、好きでいたい人。お前になら殺されてもいいよ。
 こ→共犯者。慰めるくらいならしてやるよ。自分に嘘つくな。
 ひ→大事にしたい人。ずっとずっと笑っていて欲しい人。
 れ→相方。肩組んで馬鹿やるのが一番楽しい。子供のまま隣にいていい人。
 ら→自分を大事にしろ、と思う反面その自己犠牲に甘えてしまう。怖い。

 ゆ
 る→世界で一番愛しい人。きみが居ない世界なんて生きる価値ないよ。
 こ→馬鹿なやつ。一生自分のせいで苦しんでいきてればいいよ。
 ひ→一緒におやつを食べたい子。きみの罪なら代わりに被ってあげてもいいよ。
 れ→るいに近づかないでくれる〜?あとちょっとキャラ被りしてるから!
 ら→ピエロ。死ぬなら勝手に死ねば。大嫌い。…………別に嘘じゃないけど!

 こ
 る→何だかんだいつも頼ってしまう。ムカつく。嫌いじゃない。
 ゆ→お前に何が分かるんだよ。正論を言われるので苦手。
 ひ→そろそろ向き合いたいとは思っている。優しさに甘えてる自覚はある。
 れ→五月蝿い。裏はないのに表という感じがするので苦手。
 ら→警戒はしている。ロクな死に方はしないと思っている。苦手。

 ひ
 る→お兄ちゃんみたいな人。頼りたいし、頼られもしたい。
 ゆ→厳しいけど、それと同じくらい優しい子。裏の子はちょっと苦手。
 こ→煌介くん、って呼びたい。笑って欲しい。ちゃんと待ってるよ。
 れ→一緒に居て楽しい。裏の子は嫌っているようなそうじゃないような。
 ら→よく分からない不思議な子。裏の子は完全に嫌っているらしい。

 れ
 る→相方!その優しさが命取りになるんやでっていつか忠告するつもり。
 ゆ→るーくんとウチの仲を邪魔せんといてや!可愛いから嫌いじゃない。
 こ→面倒臭い。何だかんだ言いながら勉強を教えてくれるツンデレちゃん。
 ひ→かわい子ちゃん。みんなのヒロイン。羨ましいと憎らしいの狭間。
 ら→鏡合わせの自分。そして他人。繋いだ手はまだ解かないで欲しい。

 ら
 る→道具として扱ってくれればいいのに。きみのためなら死んであげる。
 ゆ→怪物。一番望んだ扱いをしてくれるので嫌いじゃない。嫌いだけど。
 こ→愛で自分を殺すお馬鹿さん。ちゃんとあの子と向き合ってあげてよ。
 ひ→幸せのまま生きていて欲しい。接するのは少しばかりむず痒い心地。
 れ→鏡合わせの自分。恐らく他人。繋いだ手はそのままにしててあげる。


7ヶ月前 No.1362

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 ・優等生と不良
 ・おじさんと高校生
 ・主従周り
 ・ヤ
 ・はるか


7ヶ月前 No.1363

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7ヶ月前 No.1364

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=fSZlXgXJU6





 「生きてる意味があろうとなかろうと、生きる理由が無いんじゃ生きられないよ」

 やってしまった、また間違えた。ああ、いつもここで間違えていた。間違えている。どこを直せば救える、この命を、失われた笑顔を、愛したひとを。悩ましげに顔をゆがめ、大粒の涙を流す。また殺してしまう、いや、殺してしまった。リロード、リロード、また再開。何度も何度も繰り返す、君を救えるまで。君とまた笑い合う日まで。君に、気持ちを伝えたいから。


 (森塚は何度も繰り返す能力を手に入れた方がいい)


7ヶ月前 No.1365

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=fSZlXgXJU6





 ジッポライターが火を灯す音が聞こえたのは、ほんの偶然。心地好い微睡みに身を任せて揺蕩っていた身体を起こし、ゆるりと瞳を彷徨わせること0.9秒。薄いあかりに照らされてその顔が浮かび上がることさえどうでもよく、愛はその手に触れているものに興味を示す。
 紫煙を吐き出しながら振り返る男のことは何一つ覚えていない。シャワー後からそのままにした髪を掻き混ぜるように撫でるその手のひらは嫌いではないけど、と心の奥底に溢れ落とす。どういう経緯で出会おうと、些細な愛の言葉を交わして、気を許したような笑みを浮かべるだけでこんな所にまで来る男のことなど、どうだって良かったのだ。
 灰を増やしていくだけの無意味なそれを暫し見つめ、柔らかな猫目を細めれば、強請るようにゆびさきに触れてみる。拒絶する動きすら見せずに、ふ、と息を漏らす男に眉を下げる。“悪い子”は悪いことをなんでも知っている、誰にだってお願いを聞かせるための強請り方も。

 「ね、一本ちょーだい」

 ダメだとか、イヤだとか、聞こえてくる声さえ我が儘に耳に届かせることなく。触れている指と反対に握られたタバコの箱と、ジッポライターをするりと奪ってみせる。
 それほど怒った様子もなく、奪い返そうとする動作すらせず、小言でも落とすように「悪い子め」と唱えられた。子供のように八重歯を見せた愛は、慣れた動作で健康に悪いだけのそれを口に咥え、ライターで火を灯す。伏せ目がちの横顔に笑みはなく、子供らしさと大人びた表情の狭間で生かされている青年は、息苦しそうに煙を吐く。煙に込められた意図など、思いなど、言葉など、有りもしないが。フィルターを噛み潰し、のろのろとベッドから重い腰を上げ、下着のみ身に着けた姿のままベッドサイドに腕を下ろして衣服を探る。掴んだ服を持ち上げれば、ふわりと甘い匂いがする。鼻腔をくすぐる匂いは心地好く、程よい眠気をくすぐるように誘い出す。ふるふると頭を振り、自分のものでは無いワイシャツをまたベッドサイドへ落としていく。暫しの間ゴソゴソと探り続ければ、ようやく見つけた自らのワイシャツは当たり前に皺がついていたが、仕方なく起き上がり身に着ける。
 スマホの画面を眺めたままの男は、穏やかな声でまだ居ればいいのに、と告げて振り返ることもしない。

 「あは、なァに。おれと居たいから?」

 茶化すような言葉に、低く甘い笑い声が届く。どうだろうね、なんて誤魔化すこともしない言葉には返答する気にすらならなかった。愛は紫煙を吐き出し、くつくつと喉を鳴らすだけ。
 未だベッドサイドを漁りスラックスを見つけては、これにも皺がついてしまった、と嘆息するも現状は諦めることしかなく、僅かばかり後悔をしながら足を通していく。家に帰れば、またお手伝いさんからお小言を零されてしまう。小さく謝罪の言葉を述べ、怒り顔の彼を思い浮かべる。尤も、彼が怒りを露わにすることなどそうそう無いのだが。
 どうだって良い彼に思いを馳せながらスラックスにベルトを通し、床に落ちた最後の衣服であるパーカーを掴み、冷えたそれに腕を通してふるりと身震いをする。パーカーのポケットに潜んだスマホを取り出し、時間を確認。10月31日、24時30分。テッペンを過ぎた少しあと、ハッピーハロウィン、と男から聞こえた言葉に思い出す。ああ、ハロウィン。化け物が街に蔓延っても許される日。許されてしまう日。タバコを灰皿に押し付け、眉を顰めてスマホの電源を落とし、ベッドへ放り投げる。

 「」



 (誕生日に間に合わなかったし誕生日にこんなもの書くな)



6ヶ月前 No.1366

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 「千佳、……千佳、ちか、」

 ここ数日、亡霊のようだった。いつか見た死に顔のあの子より、よっぽど死んでいる。どうしていつも後悔ばかりしているのだろう。どうしていつも、後悔する前に告げるべき言葉を、この男は忘れてしまうのだろう。テストはどんな教科だって満点の癖に、どうしてこうも不器用でいられるのだろう。腹立たしく、憤りを感じるのだって仕方ない。ああ、ムカつく、ムカつく。どうしたって死人は生き返らないし、蘇らせることなど出来ないのに、未だ執着を見せるこの男。恋や愛を下らないものと罵ることはないが、虚しい執着は最早罪だ。今を生きろ、などと叱咤することすらしようと思わないのも事実だが。

 「かわいそうな煌介、かわいそうな“あの子”」

 ぽとりと転がした言葉に含まれた“あの子”は果たして、純粋無垢で柔らかく、嘘を知らない、どちらの子だったろう。どちらだって、かわいそうなことには変わりないのだけど。



 (もうどっちの“あの子”が死んだのかわからんな どっちも死んだけど)


5ヶ月前 No.1367

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 「それでもオレは“オレ”の四分の一まで愛したいんだ。大切な、四分の一。二人で合わせたらどうせ二分の一だろ? 埋まらない残りの二分の一は、埋めあって、繋ぎあって、そうして生きていけばいい。オレの、オレだけの大切な二分の一。半分の君。」

 あいしてるんだ、嘘じゃない。四分の一も、二分の一も、あいしてる。忌まわしいと言われたっていい、誰に嫌われてもいい。この髪も体も、一部の四分の一を君もあいしてくれないか。二人で合わせて二分の一になろう。дедушка(ヂェードゥシカ)とбабушка(バーブゥシカ)と、それから、“オレたちのパパ”と、一緒に隙間を埋めればいい。今は空っぽでも、何にもなくてもいいんだ。それでさ、沢山の愛に埋もれたその未来で、あいつにざまあみろって一緒笑うんだ。


 (血の話)



5ヶ月前 No.1368

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5ヶ月前 No.1369

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 >サクラ開花前線

 「探すのは後悔してからにしてくださいね、」
 「俺は良かったと思ってる」
 「おれのこと、愛しちゃってました?」



 (何年越しに書いてんだ〜〜〜〜〜?っていう別視点の話を書きたい いずれ)




5ヶ月前 No.1370

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恋は悪戯


 とぐろを巻いていた。何が、誰が、どうして。くるくるとフォークが回る。無情にも、冷たいそれは素っ気ない。愛想を振りまくことなく、ひらひらとバレリーナのごとく回る。
 久し振りの食事、しかも二人きり。用件の予想はひとつ、ふたつ、それから後は皆目見当もつかない。ということにして、無知な振りを続けて他愛ない話を宙に浮かべて、並べ立てていく。

 「あいつは呼ばなかったんだ」

 探りを入れる。無駄な足掻きだと思いつつ、少しばかり優越感に浸ることくらい許されたい。

 「お前が嫌いだったんだろ」
 「うん。嫌いだよ。」

 沈黙を苦とは思わない。ころころと表情を変えていく様子は、見ていて飽きないから。

 「……今も?」
 「今も昔も。最初から最後まで。余すところなく。」


 「てっきり、」

 「近々、吹部のメンバーで集まらねぇかって話になってんだよ。だからお前も──」
 「行かないよ。」


 「何でそこまで嫌うんだよ? 宇草がお前に何かしたとか?」
 「あいつが俺のモノを奪うからだよ」

 「俺は欲張りでワガママだから、両腕の届く範囲──いや、届かない範囲でも全部俺のモノで満たしたいわけ。お前だってそうだよ、密城」

 「お前には銀牙がいただろ」
 「銀牙はさ、何ていうのかな。お互い“アレ”が一番良い距離感だったんだ。あいつは俺のモノ、俺の犬。それだけだよ。」



 (パスタ。貴瀬良はカルボナーラで密城はペペロンチーノ。怪物退治はまだ出来てないらしい。)


5ヶ月前 No.1371

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 「それでは聞いてください」「おいなんか始まったぞ」「俺様彼女ができました」「……二次元?」「妄想でしょ」「錯覚」「まずはおめでとうだろうが!!」「りなりー、それほんと?」「マジもマジ、大マジだぜ」「もしかして、今起きてることが全部梨菜の中の夢なんじゃねーの?」「一理ある」「いや、百理あるね」「〇理だろうが! 夢じゃねえっつの!」「とりあえず帰り何食うか決めてからお前の話(妄想)は聞いてやる」「信用がなさすぎる……!?」「日頃の行いじゃない?」「俺が何したっていうんだよ馬鹿野郎共! マジで優しさの欠片もねえヒトデナシだな!」「そういうとこ〜」

 (ネカマオチ。猫山とか好之にまで伝わって一生ネタにされる。)




恋死にしとけ、雨男


 「……あんたのソレはわざとなんですか?」

 男は雨の匂いを纏わせ、いつも此処にやってくる。雨が降る時にしかこの男はやってこない。そんなに知られたくないことがあるのか、単にこの神聖な場所を雨宿りをする場所と思っているのか。どちらにせよ許せたものではないが、男の不思議そうな表情から見るに無意識下の行動であったらしい。無意識であるにしては、あまりにも法則性がある。何がだよ、と首を傾げる男の数センチ上にある瞳を睨みつけた。面倒事というか、個人的な感情をあまり此方に持ち込まれても困るのだ。何かの代わりを探すようにされても、差し出すものは神の赦しくらいしかない。それ以上も、それ以下も、何も持っていないし、わざわざ優しさをみせてやろうとも思わない。
 血の臭いが染みつくような生活をしているこの男は、もう天国にすら行けはしないだろう。神に祈りを捧げるにしては、その手は汚れすぎていたし、恐らくもう祈る気力さえない。それでも祈るわけではなく、懺悔するでもなく、こうして雨が降る日には律儀にこの教会へやってくる。ただ自分と食事をしたり、時には看病をさせたりだとか、ただ言葉を交わしてふらりと立ち去る時もある。普通であれば好意を寄せられているだのと勘違いし始めることもあるだろうが、この男にはそんなことすら期待出来ない。つくづく何をもっても無意味な男。可哀想な程何も持たない、

 「役立たず」

 (どうにかプラトニックラブまで持ち込みたいですね そんな日は来ないが)



5ヶ月前 No.1372

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=fSZlXgXJU6




 【 アルコール度数0% 】

 「好きとかどうとかは今更知らねェけどよ。オマエ、いい加減にしろよ」

 緊迫した雰囲気の筈ではあるのに、ポテトチップスをバリバリと砕く音で全て掻き消されていく。


 /


 【 il mio preferito 】

 空が好きだ。酸素が好きだ。子供が好きだ。絵が好きだ。詩が好きだ。パスタが好きだ。ドルチェも、音楽も、笑顔も、嘘も。世界が好きだ。何もかもが好き。大好きだ。好きという言葉も好きだ。死が好きだ、血が好きだ、死体が好きだ。虚ろな目とか、操り糸が切られたように力の抜けた体躯も。色を失った世界が好きだ。取り残され、切り取られた世界が好きだ。美しいものを美しいと言える心も好きだ。ああ、好きだ。何もかも、ぜんぶ、好きなものは全部好きだ。

 「寂しがりやなきみも、天邪鬼のきみも、もう泣けないきみも、誰にも救えないきみも。みんな、みんな、」


 /


 【 PIA(ピア) 】

 確かめるように重ねられた唇を受け入れたのが悪かったか。僅かに身動ぎをすれば、単純に男が離れていく。雨音の方が騒々しく感じる室内で、鬱陶しい程の熱を籠らせた瞳に苛立ち、ついそのいやに整った顔を殴り付けてしまう。恋では無かった。繰り出した拳だけは故意だった。鯉はどう調理したら美味しいのだろうか。

 「………………利き手じゃないのでセーフ」
 「ッ、アウトだ馬鹿!」

 * * *

 理由を問い質すことはしなかった。歪んだ愛情を向けていると自覚すれば、面倒臭いから。愛は疎ましい。


 /


 【 ふかんしょう 】:ふかん(ぜんねん)しょう

 「みぃくんとデートしたことないの……?」

 元カノ面するな。大嫌いだ。嘘。

 * * *

 「俺を巻き込むなって、何回言うたら分かるんや」

 いつも通りに怒られた。面目ないというか、もはやおれだって反省する気もない。だって誰より早く駆け付けてくれる。何なら、あの恋人よりもおれに甘い。甘いからこそ甘んじているし、許されると思ってる。これからもベタベタに甘えて優しさを奪ってやろう。奪わせてほしい。おれたちの関係が続く間は、せめて繋ぎ止めておきたい。うさぎが泣かないように、ふぅが諦めてしまわないように、れーなとれーあがおもちゃを失わないように、みぃの友達が減らないように。


 /


 【 モラトリアムとプリムラ 】

 無条件で与えられる幸福で死にたくなる。散々拘束を嫌がったあとの自由は、まるで土の中で眠るまでの猶予期間だと思った。いっそ呼吸すら奪って束縛して欲しかった。躊躇うことなくその手を差し出して、盲目的に愛させて欲しかった。後悔に後悔を塗りたくって咀嚼してしまう悪食のせいで、気付いた時にはいつも手遅れで。


 /


 【 サクラ開花宣言 】⇒【 サクラ開花前線 】⇒【 サクラ開花予想 】

 「せーんぱい、進路決定おめでとうございまァす」


 /


 「ゴミついてるよ」「いででで……ッ!! ピアスが! 耳ィ!」



 (メモ。寝る)


5ヶ月前 No.1373

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=fSZlXgXJU6





 【 炎天下、39度のラブソング 】


 ジリジリと焼けるような暑さ。灼けるような。瞼を閉じることさえ躊躇われる程目を奪われる太陽を見上げ、じとりと睨め付けたとしても気温は一度も変わらない。こめかみ辺りから流れる汗を手の甲で乱暴に拭い、ずり落ちてくるスクールバッグ抱え直し、同様に背中のスクールバッグも背負い直す。悠々と、暑さなど感じませんとでも言うように永遠に続くのではとすら思わせる長い階段を先々登っていく背中に舌打ちを投げつけた。スクールバッグを人に持たせて、自分は片手のアイスのみとは。いや、それについては自販機前でのジャンケンに負けたのが悪いなどという意見は一切受けつけない。悪態を吐くくらい許されていい。はず。

 「あ、ほら。──頂上到着、お疲れ様」
 「ホントにな。……あ゙〜、あっづい。なァ、アイスちょっと食わせて」

 差し出された毒々しい色をしたアイスに、溶けだした表面が垂れないように、ちらりと舌を出して触れてみる。それからがぶりと齧り付き、「一口が大きいんだけど」などという文句は聞こえないふりをして舌に載せたそれをゆっくり溶かして喉に落としていく。夏の味がした、なんて。

 * * *

 逃げよう、と言ったのはどちらだったか。スマホの電源を落とし、どこに向かうかも分からない電車に次々飛び乗ったのは覚えている。聞いたことのない駅名で電車を降りて、そこからは無計画にふらふらと海岸沿いを歩いて。それから、ぽつぽつと意味も理由もない話をして、同じ大きさの手のひらに久しぶりに触れたりして。頭上にある太陽を少しの間だけでも避けるために、アイスクリームの自販機と、飲料の自販機が一緒に置かれている休憩スペースでまたくだらない話をして。

 ―

 「俺だけでいいよ。俺だけじゃなきゃ、嫌だからね」
 「……わがまま言うなよ」
 「一つだけだ。どうせ守ってもくれないんだから、わがままですらないよ。」
 「じゃあ、何? 告白でもしてんのかよ。おれに?」

 夕陽がとろけていく。輪郭を失い、世界を奪っていく。まだ、まだ待って、もう少しでいいから。

 「バーカ、自惚れんな」

 まるでおれみたいに笑う姿が痛々しくて、どうにも胸が苦しくて仕方がない。じわりと滲む汗が鬱陶しくて、首を横に振った。さあ帰ろうか、なんて呑気に、今度は自分の荷物は自分で持って背を向けた。薄情なやつ、そう罵っても振り返ろうともしなかった。

 愛を歌った。ずいぶんと懐かしい歌で、もう誰にも届かない。こんなことなら。こんなことになるなら、もっといい愛の歌を覚えておけばよかった。そう、口に出しもしなかったのに囁くような声はおれと笑う。

 「歌なんて、お腹を満たしてくれるワケでもないのに」


 (びっくりするほど夏。お互い違う人と幸せになるけど一生心に付き纏う存在です。)


5ヶ月前 No.1374

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=fSZlXgXJU6




微睡みのうわごと


 誠実でない人間は最低だ、と暗に言われていた。氷のように鋭く冷たい瞳をした幼馴染は笑みを零すことなく「いつまで見ないふりしてるの?」と不要な事実を突きつける。今更耳を塞ぐことも忘れ、心をどこにやったのかも忘れ、おざなりに返事をする。いつもそうだった。いつだって、それで済んできた。雨の日も、夕食の前も、人前でも、怒っていても、酔っていても。それでいいと思っていた。誠実になったって誰も救われない、救われるとしたら今までひた隠しにしてきた事実を口にしたことで空き容量を増やした心だけだ。果たしてそれでいいのか。考えあぐねて、何度もその顔を思い出して。思い出したところで、やめてしまう。

 「今更、全部口にするには日が経ちすぎた」

 口に出したせいで、より、ずしりと重くなる。それは果たして罪の重さだったろうか。今となっては分かりもしないことだ。


 * * *


 じくじくと痛み続け、とうとう膿んでしまった気持ちを吐き出せと脳が叫びを上げる。固く瞼を閉じれば現実を受け止めろ、とより一層身体の痛みが増してくる。美しい碧の瞳に縋り付くために臆病な瞼が開けば、眉根を寄せてこちらを睨みつけていた。違う、欲しいのは、欲しかったのはこんなものではない。痛むのか、血の滲む腕を押さえて彼女ではない彼女は嘲笑うように肩を震わせる。静寂に充ちすぎたこの場所では泣いているようにも見えて、心臓がずくりと針でつつかれたように反応をする。
 笑っていて欲しいのだ。そう、いつものように。何も知らないままでいい、知らないままがいい。穢れを知らないまま、純粋なまま、美しいままで、嘘のように笑っていて。ただそこで生きてくれればいい。それだけで救われた心地がする、するはずだ。そうだろう。皆。そう、“皆”そう望んでいた。確かにそうだ。まるで信仰対象のように望んでいたのだと、今になって全てに呆れ、頬を緩めて眉を顰めた。

 「おまえは、許してくれるか」

 自分でも驚くような、乞うような声で問い掛ける。彼女は膝をついたまま、しかし気丈に笑顔を作り大きく首を横に振る。震える身体を抱きしめるように腕を回し、やがて諦めたように鮮やかな緑の上に寝転んだ。抵抗する気も起きないというより、自分の限界が近いと理解したような穏やかな顔だった。瞼を閉じれば彼女の表情になり、瞼を開ければ彼女ではなくなる。不思議な存在、もう一人の彼女。彼女が彼女であるための、もう一人。

 「死んでも……ううん、死んでからも許さない。……アンタだけは、絶対に、」



5ヶ月前 No.1375

躁田 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=fSZlXgXJU6




 働け新兵/斃れ王様


 「ええと、ルーってあの子には呼ばれていたよね。ルー……ルーキー、くん? 初めまして。ボクはコーニーリアス、ここの亡霊だよ」

 少し前、思い返そうとするのも面倒ではあるが。確か半年程遡ったところで、性悪な神父が顔色ひとつ変えることなく放った言葉が蘇る。前後の会話は一体なんだったか、丁度自分達の抗争が一番酷い時だった。お前らもどちらの側になるか決めておけだの、そういう冗談にもならない話をしていた、のか? 残念ながら記憶力は自慢出来たものでは無い。憎い相手ならばすぐに思い出してみせるものだが。
 さて、目の前の少年についてと、神父の話を照合しよう。あの時、あの場所で、あんな風にに、あの男が語ったのはただの作り話。いや、御伽噺とでも思っていたが、どうやらそれも違うらしい。

 「ここは国だと言ったな。ここは、何にも属さない一つの国だと。」
 「ん? ……ああ、ザックの話。じゃあ聞いたのかな? 聞いたんだろうね、その顔は」

 とぼけるように、くるりと回ればステンドグラスと向き合った。月に照らされ、不気味にきらきらと光を反射させるそれに、憎らしげに眉を顰めて目を細めた横顔は、およそ“少年”のものではなかった。人でもなければ怪物にもなれない彼は、正しく亡霊と呼ぶべきだ。しっかりとした輪郭をなぞるように手を伸ばしてやろうかと思えば、それに気づいたかのように肩が震える。笑ったんだと思う。いや、確かに笑っていた。

 「ザックの言う通り、ボクは王様さ。誰も知らない王様! ここから出られもしない、ひとりの王様」

 くるり、また回る。

 「そういう役をもらったんだ、ひとりの子供にね」



 * * *


 「また遊びにおいで。ザックもたぶん待ってるから」「多分は余計だし、言われなくても来てやるし、否定してなかったけど俺はルーキーじゃねえからな!」「そうなんだ? じゃあ、また来た時に──いや、また会えた時に覚えていたら、その名前を教えてね。それまでキミはルーキーくんだ!」「理不尽な王様だな!」「王なんて、いつの時代も無責任に自分勝手なのさ! ほら。早くおかえり、そうしないとザックが起きちゃうからね?」「おう。じゃあな、コニー」「うん。またね、愚直で素敵なボクの新兵(ルーキー)くん」



 (クリスマスってマジか〜〜〜〜〜〜〜!!?やばい あといいね41個目ありがとうございます。感謝感激雨霰って感じある。最近ならまだしも昔のレスのしょうもなさは凄いな? びっくりする。
  フォーゲット・ミー・ノットは書くのは楽しいけど如何せん個人個人の繋がりが多種多様すぎてめんどいな。)



5ヶ月前 No.1376

躁田 @etoilexxx☆0zLPicLVULd. ★Android=fSZlXgXJU6





 ■ お前に宛てないラブ・ソング


 四十木 藤次(あいき とうじ)
 ♂/18/178cm/攻め
 どうしようもない人間を吸い寄せがち。親が医者。割といつも冷静。手はよく出る。
 「……キッッッモ」「世話された礼も言えねえのかよ。良い教育受けてんなあ?」「触んな。……嫌いなんだろ? 顔も見たくねえって、お前が泣いたんだろ? じゃあ、触んなよ。コロコロ意見変えるとことか、泣けば済むと思ってるとことか、お前の腐った根性はほんッと、素晴らしくて呆れるな」


 真野 明彦(まの あきひこ)
 ♂/18/174cm/受け
 めんどくさい。藤次のことが嫌い。感情的になるとすぐ涙が出る。手はよく出る。
 「……気持ち悪いんだよ、お前」「笑うな、そうやって。大人のフリしておれの前で笑うなよ。そういう所が、大嫌いだ。」「勝手に世話を焼いたんだよ、お前が! 頼んでもないのにおれを助けたのは、紛れもなくお前だろ……っ! 何なんだよ。何がしたいんだよ。おれをどうしたいんだよ、」



 (15928112年振りに文字色変えたら普通にキモかったな)



4ヶ月前 No.1377

躁田 @etoilexxx☆0zLPicLVULd. ★Android=fSZlXgXJU6




 「苦しい。おまえを好きだと自覚した途端、もう、だめなんだよ。こんなこと言いたくない。こんなこと言うおれもやだ。めんどくさい自分にムカつく。おまえを好きでよかったと思うことなんて、たぶんない。苦しくて辛いばっかで、何にもない。」


 「アンタとの幸せ? 将来? ってヤツを考えて、やっぱムリでした! おれ、アンタと幸せになるの向いてねェと思うんですよねー。おれはおれ、アンタはアンタにお似合いの好きぴ見つけてフォーリンラブした方が、どっちにしても無難でしょ?」


 「ルー?」「んお?」「やっぱり。お久しぶりですね、ルー! あっ、もしかして、覚えてませんか? 忘れちゃいましたか、おれのこと」「いや、……いやいやいや! 覚えてるぜ、クィン。ところで、ソレどうしたんだよ」「ソレ……あ、この服ですか? おれ、いま教会のお手伝いしてるんです。えっと、それでね、ザックが綺麗な洋服が汚れてはいけませんからって、貸してくれたんです!」「ふーん。あのザック様が?」「ザック様……? ──あ、そういえば、」「まだ何かあンのかよ?」「またザックと喧嘩したって聞きましたよ、ルー。この前も、その前も喧嘩ばっかりで! そんな悪い子はダストシュートしますよ!」〜飽き〜


 「後悔ばかりの人生でもっ! 嫌なことばかりで、苦しくて、投げ出してしまいたくなった人生でも……! ましろ、は、……真白は、全てを書き留めますからっ! 貴方達のことを全部。貴方達と過ごした時間も、過ぎ去ってしまった時間を、全て書き留めてみせますから! その時はどうか、どうか真白の言葉を、胸の片隅でいいから……受け入れて、くれますか……?」


 「……きもい」「あ?」「気持ち悪いんだよ、お前。何なんだよ。俺のこと嫌いなら、ほっとけばいいだろ? わざわざ助けたりするな。情けなんか、」「…………キッッッッモ」「は……?」「は、何おまえ、俺のこと大好きじゃん。助けたとか、情けとか、なァに俺を実は良い人〜みたいにしてんだよ。クソほど役に立たねえ意地張るくらいなら、自己管理くらいキッチリしろよ。人に看病押し付けといて、礼も言えねえのか。大した教育受けてんなあ?」「ちがッ、……お前にこんなこと、頼んでない。」「そーゆートコがキモいんだよ!」


 「今年もいっしょに年越しを祝えてうれしい」「夢じゃないと良いな」「うんっ。夢じゃない、きっと、夢じゃないよ」「……そ。ほら、もっと食べな」「あずもいっしょに。ね?」「大丈夫、夢じゃないんでしょ」「うん、」「おれも一緒でうれしいよ、うさぎ」「──あず、はっぴーにゅーいやー!」「……おう。ハッピーニューイヤー!」

 「何を言っているんだい? この世界には、星の遣い(ぼく)かそれ以外の誰かしか居ないだろ?」



4ヶ月前 No.1378

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ゆめうさぎ


 「優しいのは嫌い?」

 あまりに優しい手が触れる。振り払おうとした手の甲でさえ包まれ、形を奪われるように溶かされる。純粋な瞳で見透かされてしまうのが嫌で、ふい、と顔ごと動かして視線を注ぐ場所を変えた。身動ぎの音に反応を示さないように注意して、しかし離れていかない手のひらに力も込めないように。うつくしく、きれいで、かわいくて、やさしくわらう。その顔が一番嫌いだった。何より、誰より。許されなくても嫌いでいたかった。そう伝えたことなど、一度たりともなかったけど。

 「嫌いだよ、おまえも」

 これは夢だ、知っている。たぶん悲しそうになってるその顔だって、おれが作ったまぼろし。嘘。

 「許されたいの?」
 「おれも許さないから、……おまえも許さなくていいよ。おれはずっとこれを、あいつを抱えて生きていくから」

 それがいい、それでいい、そうでなければ。許すとか、許されないとか、もうどうだっていい。いいはずなのに、今更夢にまでやって来て、こいつはおれを惑わせる。許されるならと望むには、おれはひどいことをしすぎた。謝ったこともない。謝って許されるくらいなら、こんなにおれを苦しめることはないだろ。

 * * *

 「許してくれたの、おまえは」「え? んん、……許すとか許さないとか、じゃないかなあ」「っ、」「ちがっ、そうじゃなくて! 違くて! ぼくは、みぃくんとあずが選んだならそれで……それでいいんじゃないかな、って。だから、ぼくが許すとかじゃないでしょ?」「……そう、そっか。」「うん! あ、でも、」「なに?」「幸せにならないと許さないよ」「ふ、へへ。……うさぎ、あのさ、」「なあに?」「今度、あいつと三人でどっか行こうか」「──ほんとっ?」「うん。もちろん、あいつの奢りで」「ふふっ。うん、楽しみにしてる! あと、六人でもまたどこか行こうね、あず」「うん、約束」



4ヶ月前 No.1379

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4ヶ月前 No.1380

躁田 @etoilexxx☆0zLPicLVULd. ★Android=fSZlXgXJU6



ふぶきつめ



 「なあ、瑞貴知らん?」「ついさっき死んだ」「で、墓は?」「…………うさぎん家」「ふーん? ふー、ん……ふ、ぶふっ、く……ふふ、」「ッ、んだよ! 笑うな!」「ふ、ひひ、……あーあ。まぁたしょーもないことで喧嘩したんかと思うとったら。何? お前が妬いとるだけやん、なあ?」「う、るせえなバカ! さっさとあっち行けバカ! バーカバーカ!」「かいらしいなあ、ふぅくん? あの性悪に浮気されても、この部屋おってやるんやろ。健気やわあ、泣けてまうわあ」「わっざとらしい……、マジでそういうのムカつく時あるからな、お前。今もムカついてるけど」「かわいそーな不吹。あいつが譲ってくれるんやったら、俺が貰うのになあ」「俺はお前ンとこには行くつもりサラサラねェからな。脈ナシ、残念賞。」「瑞貴が行け言うたら来る癖に?」「はぁ? 俺の人権とは?」「あらへんよお。あいつに惚れた時点でお察し、残念賞〜」「梢には甘いのに……」「っ……ひ、ふ、ふは」「おい!」「めんど〜! ふぅくんめんど! あはっ、自分から嫌われるようなこと、普段からぎょうさん言いよるやん。はーあ、都合のええ男。ふ、……はは、めんどくさァ」
 銀は間男が似合うなあ……(間男ではない)

 「おはよう」「ん……? あ、うん……はよ」「出かけるぞ」「へ、」「おばさんには言っといたから」「……何て?」「デートしてきます」「は?」「九時まで帰ってくるな、だって」「はァ!?」
 「おはよーさん」「おはよう」「なんのごようですか……」「ハネムーンだよ」「ああ、……ん? ──は、ハネ、うん? ハネムーン?」「まあ、おばさんには言っといたから」「何て?」「新婚旅行で〜すって言ったら、」「好きなだけ借りて行ってって」「あのババア!」

 「ちゅーした!?」「したわ! うるせえな!!」「笑ってもいいですか?」「思う存分笑えや……くそ……」「ま、それはそうと」「あ?」「ふぅくんにも男気あったんやねえ」「あるわ。流石にあるわ、それくらい」「照れてますの〜? ふへへ。ふぅくん、何に照れてはるんですか〜?」「うぜえ! 死ね!」
 「ちゅうされたの……!?」「えっ。あ、うん」「へ、え。あの、……あずに教えた……?」「まさかァ、そんなん言ったらあいつ泣いちゃうでしょ?」「そ、そそ、そうだね……! えっと、それで……なんでいきなり、」「さーあ。俺はいつも通りだったし、アイツもまあ、いつも通りだったよ」「(絶対いつもどおりじゃないやつだ……!)」



4ヶ月前 No.1381

躁田 @etoilexxx☆0zLPicLVULd. ★PrG2sm9w3Q_Qi5





 いい子にしててね、と。愛しい彼に告げたのはたったそれだけだった。どうしようもない、自分の世話すらままならない別の幼馴染からのSOSに応えないわけにもいかず。いや、まあ、大夢に頼んだり他の手は確かにあったけど。社蓄として甲斐甲斐しく会社に貢献してやがります彼の顔を久しぶりに見るのも悪くないと、少しだけ思っていたし。かといって、未だ十代に突入したばかりの小さな愛しい子を風邪っぴきの前に連れて行くわけにもいかず、「すぐ帰ってくるから」と家を出て行くつもりだった。そう、つもりだった。つい、と服の端の端、裾を摘まれる。靴を履く動作をやめ、目線を合わせるようにしゃがめば、眉を寄せて視線を逸らされた。普通にショック。
 「あの、さ」
 「なあに、どうしたの?」
 きょろきょろと、フローリングとこちらとを視線が行ったり来たり。
 「お、オレ! オレ、わるいこ、だから……」
 だから、だからとその先に繋げる言葉を探して愛しい彼は迷い続ける。それをじぃっと待って、きちんと言葉にされるまで待って、それから。
 「わるいこだから……、待ちたくない」
 「う゛、」
 「ゆ、ゆう? 怒ってんのか……?」
 「うう゛ッ……かわいい……」
 *
 「ごめん行けなくなった」『おまえ、俺より病気だな』「おかげさまで! 変わりに大夢に連絡しといたから!」『……ん、わかった』


 (シック×2/よくよく考えたら十五歳差だった)




4ヶ月前 No.1382

躁田 @etoilexxx☆0zLPicLVULd. ★Android=fSZlXgXJU6




さすれば恋は叶うでしょう



 痛みは朝から続いていて。下腹部を内側から針でつつかれてるみたいな、または殴られてるみたいな痛みがずっと、ずっと。保健室のベッドに寝転がったまま、耐えるように身体を小さく折り畳む。耐えるように歯を食い縛れば、何だか頭まで痛くなってきた。女に生まれたせいで、女だから許されない。遂に涙腺までおかしくなったのか、泣きたくもないのに目には涙の膜が張る。
 ぐずぐずと鼻を啜りながら、情けなくもとあるグループを開いて『痛み止めがほしい』と打ち込んだのは、三限目の終わり頃。グループ名は、丁度昨日の夜後輩によって【 焼肉 】に変えられたばかりで、これはシンプルに焼肉に連れて行けという意味である。完全に奢らせるつもりなとこ、ムカつくけどかわいい後輩なので許さざるをえない。しかし既読はついてる癖に、二人とも返信はしない辺りこう、こいつらの性格の悪さが出てる。今は昼休みに入ったところだし、そろそろ来てくれてもいいんだけどなー。

 ガラガラ、と。静かな保健室にドアの開く音が響く。まるで救世主の登場、これはどちらが来ても愛せる。

 「いおり? つづき……?」
 「お、……ん? その声、霧生か?」

 ぐす、と鼻を啜ってしばらくして聞こえてきた声に声が出なくなる。

 「せ、んせ」

 いつも通う社会科準備室。漂うコーヒーの匂いと、古い本のちょっと黴びたにおい。あまりに聞き慣れたその低い声に飛び起きて、堪えていた涙が一粒落ちる。それでも、その声の持ち主に今会う訳にはいかないと痛む頭が拒否をする。醜い姿を晒しちゃいけない、綺麗でいたい。綺麗なように見せ掛けていたいから。ぐしゃぐしゃな顔なんて、弱ってるあたしなんて見せたくない。見て欲しくない。
 ぐるぐると渇いた喉を潤す術もなく、返事を考えて、考えて、思い出したように痛みは襲い掛かる。「どうした、霧生」なんて優しく言われてしまうし、ベッドを仕切るカーテンに手がかかりそうな時、タイミング良くドアが再び開く音がする。

 「失礼します、一年の冴島です。総香さん、居ます?」

 ──救世主! 顔を見たら一番に愛を伝えよう。

 「いおっ……うう、いおりぃ……」

 情けない声で賢い後輩の名前を呼んでしまう。黙り込んでいたいおりは、入口の近くから、こっちに聞こえるくらい大きい溜め息を吐いて近付いてくる。せんせいの困っているみたいな、狼狽えてるみたいな声も聞こえてとてもとても申し訳ない。つづきなら愛想を1ミリくらい加えてくれそうだけど、いおりはそんなに優しくない。あと、普通に雰囲気が怖い。じゃあ、弁解しなきゃいけないのはあたしってわけだ。愛想がない後輩を持つと、先輩は大変だ。

 「あ、の……せんせ? あたし、大丈夫だから……っ、たぶん。だから、……明日! 明日、また会いに行く、し。今日はもう、大丈夫。せんせいの用済ませたら、早く帰って仕事戻っていいから……!」


あきた
 * * *

 「いおりぃ〜、すき〜」「アンタの「好き」はそんなに安いんですか?」「じゃあきらい」「むかつく」「妬いてんの?」「殴るぞ」「ふえ〜ん」「都合のいい時にだけ泣く女、大嫌いなんですよ」「じゃあ、あたしのこときらい?」「嫌っていいなら嫌いますよ」「ごめんってば〜。すきでいてくれてありがと」「自意識過剰女」「性悪ツンデレ男」「殴るぞ」
 「本当は今日焼肉行きたかったんですけど」「怒ってる?」「都月さん一人に金払わせるのは、流石に可哀想だなって」「いおりもお金出せば?」「何で。後輩なのに」「出た、いおりの後輩アピ」「可愛い後輩なんでしょ?」「ホント、いおりさあ……そういうところだよ、そういうところ」


 (男2女1の仲良し三人組結構好きなんだなって気付いた。この三人に恋愛感情は無いしそれぞれ違う男と付き合うので〜
  飽きたしなんで急に女体化なんてしたんでしょうね。昼まで外でサボってた都月が痛み止め買ってきて、渡しに来たのは伊織。)



4ヶ月前 No.1383

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 「伊織〜?」「うわ、何しに来たんですか。焼肉の誘いですか?」「アホか。総香のクスリ、ほれ」「これをどうしろと?」「渡しに行ったって。それじゃ」「は? アンタが行けば良くないですか」「次の授業な、」「何? 好きな子と一緒だからとか言ったら、アンタ、ぶっ飛ばしますよ」「単位がヤバい」「単位が」「そう」「ヤバいとは?」「次出えへんかったら、卒業危ういって」「はあ」「せやから、それ頼むわ。ええ子の伊織クンなら、先輩のお願い聞いてくれるよな?」「……来週、絶対に焼肉奢ってもらいますから」「ハイハイ」「ぜってえ高い肉食うからな……」「お前の肉への執念凄いな」



 (カレー作る話書きたいな。
  書きたい話メモ:カニ/カレー/Tokarev/ひとでなし/風邪っぴき)



4ヶ月前 No.1384

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 「ま、毎日俺のために牛乳を作ってくれ……!」「酪農確定ガチャ」


4ヶ月前 No.1385

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祈主静(のむにし しずむ)
「おいおい、ボクをのけ者にするなんて。酷いなあ、悲しいなあ、寂しいなあ。なんでって……だって、ボクらは友達だろ?」

Y田T郎(山田太郎)
逢衣ねいろ(あいえ ねいろ)
「僕はただの自殺志願者だ。それ以上でも、以下でもない。一度とは言わず、ずっと、天国とかいう場所に行きたいんだよ。はは……君は、そのいき方を知ってるらしいな?」

Y田H子(山田花子)
透雨りむ(すくう りむ)
「私は生きたいの。何回も何年も何十年、何百年、何世紀! なにをするのか? そんなのあとから考えればいいじゃない。飽きるほど長い時間があるなら、飽きるほど考える時間もあるし!」

天枢ためと(てんす ためと)
「俺は人のために生きて、人のために死にたいよ。あ? ……ふは、信用ならないか? いいぜ、ちゃあんと、神に誓ってやる。守れない約束はしない主義なんだよ、俺。」



 (シニシズム/シノニム、アイロニー/エイロネイア、スクリーム、テスタメント。もう使わんので。チラ裏組)


4ヶ月前 No.1386

躁田 @etoilexxx☆0zLPicLVULd. ★Android=fSZlXgXJU6




 「いつ死んでもいいと思ってた」
 懐かしむような視線は一体、どこに注がれた?
 それは余りに自虐的な言葉で、らしくもなく自分以外を傷付けることの無い言葉。

 *

 「いや前々っつか、めっちゃ昔から思ってたけどさ」
 さく。
 「別に悪口じゃねーんだよ。そうじゃなくて、お前の飯な」
 さく。さく。
 「シンプルに不味いんだよ」
 さく。さく。割いて、割いて、割いたら、玉ねぎは無くなった。
 「は? 文句言うな、殺すぞ」
 「うるせえ。不味いモンは不味い! てか玉ねぎ一つちゃんと剥けねえのか! オイ、琥珀チャンよお。聞いてんですか!?」
 ムカついたので、口うるさいバカの目に玉ねぎを突っ込んでやろうかと思ったが、慈悲深い俺はやめておいてやった。泣いて感謝して欲しいものである。飯が不味いと既にぴーぴー泣いている気もするが。

 *

 「尊い自己犠牲の上で成り立つ他人の幸せが、そんなに嬉しいか? とんだ変態だなァ、アンタ。」


3ヶ月前 No.1387

躁田 @etoilexxx☆0zLPicLVULd. ★hCULndAnd4_mgE





 瓦解的ノスタルジスタ



3ヶ月前 No.1388

躁田 @etoilexxx☆0zLPicLVULd. ★hCULndAnd4_mgE





 「ビールしかねえ」「のむ!」「……流石に十歳には駄目だろ」「精神的には二十八歳なのにな」「夕に怒られそうだし」「いーだろお! 飲ませろっ!」「喧嘩でもしたのかよ」「んなもんするか、アイツが。オレが一方的にキレて家出してきた」「めんどくさ。」「オレが悪ィって? なわけねーだろ。十歳に手出すアイツが悪い」「撤回。それは夕が悪い」「だーろー!? っつーワケでヤケ酒させろ」「答えはノー」「可愛いオレに免じて」「おまえを可愛いと思った事は二回の人生で一度も無い」「ウソだろ。オレだぞ?」「変な自信持つな」「年下で年上の男にそういう目で見られてみろ、頭もおかしくなるわ」「あいつ今は何歳だっけ」「んー? 確か二十五」「だいぶ犯罪だよな」「まあいいんだけどよ」「良いんかい」「あー、うん。……オレ、飯食ったら帰るわ。スマホ置いてきたし、そろそろ嗅ぎ付けられる」「次はちゃんと連絡しろよ」「働き詰めのお前の息抜き付き合ってやるんだし、連絡くらいいーだろ?」「……クソガキ」「ガキに心配される生活してんなよ! あと、晩飯はカレーが食いたい! 甘口な!!」「はいはい、仰せのままに」



3ヶ月前 No.1389

躁田 @etoilexxx☆0zLPicLVULd. ★Android=fSZlXgXJU6





 「すきだよ、真白」

 堪えきれずに雫が溢れてしまう。声を上げて泣いてしまう。子供みたいに嗚咽を漏らして、情けなく縋りついて、笑うことすら出来ない。きっと自分は、この言葉を聞く為に生まれてきた。ここまで息をしてきた。ああ、やっと、救われた。醜いだけの世界からうつくしい愛を、誰からも奪われることのない愛が、手を差し伸べる。この手を取れば全て変わってしまう。けれど、それがいい。手のひら分だけの愛でも救われてしまうくらい、単純な人間なのだ。ほかの何を奪われてもいい。今があれば、それで。

 「うつくしい言葉をありがとう。……何より、その言葉を真白にくれて、ありがとう」

 言葉に誠実でいてくれてありがとう。愛を、言葉にしてくれて。

 「何もかもを捨てて、貴方の手を取りましょう。離さないように、忘れないように、繋ぎ止めて下さい」



 (まあこんなシーンは一切無いし本編では付き合わないが)


3ヶ月前 No.1390

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3ヶ月前 No.1391

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 「帰ンの」

 寂しげですらない、可愛くない、優しくもない力加減、挙げて並べればキリがない程不満だらけ。ゆっくりと首を縦に振れば、問題なく腕は解かれて、甘い痺れが残るだけ。感情を秘めているのか、本当にそこに感情はないのかなんて、今更知ったことではない。この行き場のない言葉をどこに置いて帰ろうか、そう逡巡して。逡巡した挙句、ベッドサイドに置かれた眼鏡と引き替えにする。我ながら意地が悪いと思う。反省なんてしないが。

 「……引き留めねえの」
 「泣き喚いて、そしたらアンタは留まる? そうじゃねェなら、涙も声も枯らさない。意味ないことは嫌いなんだよなァ、おれ」

 そうしてひそやかに笑みを浮かべては、憎々しげに眉を顰めた。感情はいつも覚束無い。たった二文字のそれを言葉に出来ないこの男は、とんでもない臆病者だ。



 (ぬあみがある)



3ヶ月前 No.1392

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 「俺のことを忘れたら殺す。勿論浮気しても殺すし、他の誰かを考えるのだって許さねえ。俺だけを見ろ、愛せ、奉仕しろ。お前は俺のモノで、俺はお前のモノだ。多少なら言うことも聞いてやる。優しいだろ? 愛があるからこそ為せる業だぜ。喜べよ」



3ヶ月前 No.1393

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 (鮮烈な赤は余りにも傷付き怯えた様に、雫を纏わせてしまう。それを勿体無く感じ掬い上げようと頬に触れ、不甲斐無さに眉を寄せれば温度のあるそれが指を濡らすのを見届ける事しか出来なかった。遂には愛しい、と思わず口にするよりも先に己の唇を彼のそれに重ね。大きく肩を揺らす身体に恐る恐る腕を回し抱き締めれば、応じるように背には三十六度の体温を。今更になって泣きそうな程に募らせた思いを伝える事も虚しく思い、只、彼を腕の中へと閉じ込める行為しか許されなかった。熱を孕ませた重い吐息を落とし、焦がれるよう掻き抱いた。)




 ろる……つたない……寝、眠…………




3ヶ月前 No.1394

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※警告に同意して書きこまれました (性的な表現)
2ヶ月前 No.1395

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 「ご、ごめん。今椅子から転げ落ちたところ」
 「やっぱ看病行くか!?」
 「来られると絶対家に帰せない自信がある」
 「えぇ、困りますお客様……」
 「うう。煌介とか、その辺寄越してくれれば八つ当たりする……」
 「ダメだろ! ……つーか、お、オレだけで良いだろ。弱った時に呼ぶのは、さ」
 (ドンガラガッシャーン)
 「お客様ー!?」
 「しぬ……可愛い……、おぼえてろよ……」
 「人格ちげーじゃねえか。マジで大丈夫かあ?」
 「鼻血出そう」
 「オレのこと大好きだな!」


 (いつかちゃんとかきます えらいので)



2ヶ月前 No.1396

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 独逸
 黒香エリナ/二分の一

 伊太利亜
 鈴穂/二分の一

 亜米利加
 行桜みゆ/幼少期

 露西亜
 弍里祈・生、西園寺巴/四分の一



1ヶ月前 No.1397

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1ヶ月前 No.1398
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