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つらつらつらら

 ( 書き捨て!小説 )
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@kumo ★x/UBtUXwrgk_4t


はじめまして。藍と申します。
普段はもっと長い大切な名前を使ってますがここはこの名前で。

ここは私が思いついたものをつらつらと書いていく予定です。
たぶんそんなに長いのはめったに書かないと、おもいます。


・無断でパクるのは禁止
・中傷・荒らしは禁止
*読んでもいいことあんまりないです


では、つらつらと……

2010/09/30 15:11 No.0
ページ: 1


 
 

@kumo ★x/UBtUXwrgk_4t


白い、白い、白い。
これが「白」という色であると主張する。
作りモノではない。
本物の、人間の骨。


肩で激しく息をしながら、昨日の雨でぬかるんだ土を踏み締め、上へ上へと登る。
地面を走る木の根にたまに足をとられる。
躓いて転ぶ。
痛い。

しかし私は登らなくてはいけない。
痛くて、苦しくて、辛くても。
ずっと、登ってきたのだ。
何故登っているのかはわからない。
しかし、登らなくてはいけない。
私は、見えない何かに動かされている。

深い緑の森を登り続けて、もう足が動かなくなった時、私の目は一面の花畑を捕らえた。
色は、紅。
一面の紅い花。
深紅、という言葉が頭に浮かぶ。
臭いはしない。
なんの花かもわからない。
ただ、どことなく懐かしい花。

花は懐かしいのに、その光景は私の胸の奥深くを突いてくる。
涙は、出ない。

私は一歩、また一歩と花畑の中を進む。
花畑の真ん中の、花の咲いていない窪みに向かって。
そこに、私の探してきたモノが、あるはずだから。



白い、白い、白い。
これが「白」という色であると主張する。
作りモノではない。
本物の、人間の骨。

見た瞬間に感じる。
畏れと、漠然とした不安。
引き付けられる。
目が、離せない。

私は知っている。
この骨が私の愛する人の骨であることを。
私は知っている。
私が、愛する人をこんな姿にしたことを。


2010/09/30 15:16 No.1

@kumo ★nHi0dTmVrh_4ti


なきたいと思う。
たいせつな人の前で、みっともなく。

だけど、泣けないの。
涙が、でない。

好きよ、愛してる。

だけど、泣けないの。

ごめんね。

7年前 No.2

@kumo ★nHi0dTmVrh_4ti


みなさん、世の中おかしいとは思いませんか。

つい150年ほど前までこのビルだらけの東京も、土まみれの江戸だったのです。
かつて江戸は「世界一キレイな街」といわれていました。
それは江戸では徹底的なリサイクルが行なわれていたからだといわれています。

ですが今はどうでしょう。
この東京という街はモノがあふれ、人々はモノの大切さを忘れ、リサイクルを呼びかけてもたいしたことにはならない。
あの「世界一キレイ」といわれた街はどこにいったのでしょう。

そこで!わが温故知新党は!次のような政策を提案します!

7年前 No.3

@kumo ★nHi0dTmVrh_4ti


「祐は、透き通るような黒って見たことある?」

「透き通る?いえ、ないと思います」

「そう。ぼくはね、それが見たいんだ」

「そんなもの存在するんですか?」

祐はフッっと鼻で笑う。

「あるんだよ。吸い込まれるような黒が」

龍耶は漆黒の眼で祐を見つめていった。

「……龍耶さん。私、今見ました」

龍耶の瞳は、吸い込まれるような、透き通るような黒だった。

7年前 No.4

@kumo ★nHi0dTmVrh_4ti


どこまでもつづく荒れ果てた土地。

煤けた空には太陽なんて浮かんでいないのに、何故か明るい。

私は、どうやってここにきたんだろう?

前を龍耶さんが歩いている。

美しい藍色だったはずの和服が泥まみれだ。

どうして?泥なんて見当たらないのに。

聞きたいことは山ほどある。

なのに声は出ない。

目の前は虚ろで、現実か夢かの判別もできない。

ひゅーひゅーと、細い息の音がする。

誰の?


目の前の龍耶さんが振り返った。

「祐。大丈夫かい?」

大丈夫ですよ。なんでそんな心配そうな眼をするんですか。

「祐……僕の声は聞こえてる?」

何言ってるんですか。もちろんですよ。

「ごめんね。僕の力がないばかりに……」

力?何のことです?

「でも、君をあのまま夢の世界に置いてくるなんてできなかったんだ」

夢……?




どーん!


突然、空から黒い塊が落ちてきた。

黒い、黒い、悪意に満ちた黒さ。

醜い黒。

怖い。怖い。怖い。

体が震える。


龍耶さんが私に背を向ける。


やめて!ソレと戦わないで!

あなたも、飲み込まれちゃう!



飲み込まれる……?


ピカッと頭の中で光がはじけて、視界が明るくなった。

目の前がはっきりと見える。

すべて、思い出した。

私がしたこと。

龍耶さんがしてくれたこと。

7年前 No.5
ページ: 1

 
 
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