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「亀裂、礼」

 ( 初心者のための小説投稿城 )
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雨子 @mypace ★iPod=Sd26OZB2y1

――彼奴らが、憎い。

そんな遺書が舞い込んだ、八月のある日。

夏休み明けに告白された、クラスメイトの死――。

自殺を図ったその真相は、

このクラスにある。

――貴方は、その全てを知りますか?

1年前 No.0
メモ2017/09/18 20:06 : 雨子 @mypace★iPod-Sd26OZB2y1

【目次】

零章―始まり―

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雨子 @mypace ★iPod=Sd26OZB2y1

零章―始まり―
長いようで短かった、夏休み。
誰もが、口を揃えて言った言葉だ。先生も、作文中の皆も。
だが、そんな夏休み明け、二つの席が空いていた。
「あー、彼奴ら、またズルだな。」
誰とは無しに言った言葉が、聞こえて来る。皆が、うんうん、と頷いた。
二人以外は全員登校し、チャイムギリギリになる者も居たが、整列して体育館に向かった。始業式が始まるからである。

皆、気怠げな様子で教室に帰って来ると、席に着いた。特に何事も無く、担任が入って来るまでは、恒例のおしゃべりタイムだ。
担任が教室に入って来ると、皆パタリと口を閉じ、学級委員の号令が掛かる。
「――起立。気をつけ。礼。」
「おはようございます。」
担任と、久しぶりの朝の挨拶だ。学級委員が幾らか話した後、話し手は担任に渡る。
「皆さん、おはようございます。――あら、ちょっと元気が無いですねぇ。」
夏休みは満喫出来ましたか、とか、宿題はどうでしたか、とか。ありきたりな質問をした後、
「皆さん、姿勢を正して下さい。」
と、いきなり真面目な顔になって言われた。その通りに背を伸ばす生徒、察しが付いた様に目を見開く生徒――。
「――八月に、須藤君と間宮さんが亡くなりました。」
――教室に、張り詰めた空気が流れる。それでも、それを知っている生徒と知らない生徒で、ちょっとの差がある位。泣く者は一人も居なかった。
須藤(すどう)と間宮(まみや)の死は、他殺でも事故でもない。
紛れもなく自殺だという事をしったクラスメイトに秘められる、真実とは――。

1年前 No.1
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