Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(11) >>

メガネとサルの恋愛事情

 ( 初心者のための小説投稿城 )
- アクセス(153) - ●メイン記事(11) / サブ記事 - いいね!(2)

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE




「こんのバカ!」


「うるせー!」



あれ?君たちカップルだよね?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者のユネです。
よろしくお願いします。

※前回の作品ですが、更新停止させていただきます。

メモ2017/01/28 09:27 : ユネ @azazel10★yJP04zzvaY_mgE

あらすじ

メガネをかけている赤坂美華。

サルのような顔をしている永田祐樹。

この2人は付き合っている。


通称、メガネとサル


喧嘩ばかりしているカップルで_


登場人物紹介


赤坂美華 AKASAKA MIKA

「メガネとサル」のメガネのほう。

祐樹の彼女であり喧嘩相手。

赤いふちのメガネで黒髪ショートカット。

祐樹とは小学校からの腐れ縁。


永田祐樹 NAGATA YUUKI

「メガネとサル」のサルのほう。

美華の彼氏であり、喧嘩相手。

美華とは小学校からの腐れ縁。


今崎紗雪 IMASAKU SAYUKI

美華と祐樹は小学校から一緒。

俊とは腐れ縁。

2人の喧嘩は割と好き。


黒戈俊 KUROKA SYUNN

3人とは小学校から一緒。

紗雪とは腐れ縁。

…続きを読む(10行)

ページ: 1


 
 

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE

1話



「黙れ」

「黙んねぇーよ!お前との喧嘩に勝てるまで」


今日も騒がしい星坂学園高等学校の1−1は騒がしかった。
その理由は高等部で有名な通称「メガネとサル」のバカップルのせいだった。

彼女がメガネをかけており、彼氏がサルみたいな顔をしていたので、いつしかこう呼ばれていた。

小学校が同じで、中等部でも3年間同じクラスでさらには高校1年になってまで同じクラスであった。
喧嘩ばかりしているが、カップルということを忘れてはいけない。決して、だ。


「だいたい、美華が口出ししなけりゃいいんじゃん」

「思ったことを口に出しただけじゃん。そんくらいで怒んないでよね」


あまりにも喧嘩が長すぎて、喧嘩の原因をみんな忘れているようであった。
でも、仲裁に入る者は誰もいない。
むしろ楽しんでいるようだ。


「ねぇ、なんですぐそんなこと言うの?私が悪いの?」


「周りに人がいるのにそんなこと言うなよ」


「周りに人がいなかったらいいの?」


美華が首をこてっと傾げた。
相手の返事を静かに待っている。


「ねぇ、そろそろやめればー?」
「飽きたわ。」


同じく小学校から同じだった友達2人が口を出してきた。


「「黙って!」」

「ハモった!」


美華の友達、紗雪は喜んでいるようだった。
祐樹の友達、俊は爆笑していた。


「あのねぇ、俊。祐樹と話してるからさ」

「お前ら2人は黙ってろ。」


口出しをしてきた2人にそういうと、
2人は顔を見合わせた。


「こういうときだけ仲良しだね〜。」

「ホントそれな」


2人がそういうと、


「そっそんなことないしっ」

「んなことあるはずねぇだろ!?」


意外とツンデレさんなようです。



7ヶ月前 No.1

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE

2話


「ねえ、祐樹。屋上で昼食べようよ」

「そうだな。晴れてるし」


今日の昼、バカップルは屋上で昼ご飯を食べるようだった。
喧嘩していた後でも、昼は仲良く食べているようだった。

「なあ、美華の弁当なに」

「知らない。お母さんに聞けば」

ちょくちょく会話を交わしながら、階段を駆け上がった。


ギーィ_


屋上の重たいドアが音をたてて開いた。
雲一つない、青空が広がっていた。

「誰もいない…」

「いいじゃん。別に」

祐樹の後を追いかけるように美華が歩く。

座ったのは、フェンスの近くだった。


「えー、また祐樹おにぎりぃ?」

「いーじゃん。うまいんだもん」

そういってがぶっとおにぎりにかぶりついた。

「ご飯粒。ついてるよ」

美華がそう注意すると「ん」と言葉を漏らし、
口の周りのご飯粒を取った。

「なあ」

「なに?」


「パセリ頂戴」


「…は?」


美華は唖然とした。
パセリは確かに入っているが、言うことが予想外すぎたのだ。
恋愛小説的にこれはどうなんだ。

「べ、別にいいけど…」

「やった」

そういうと美華の弁当箱に手を伸ばしてきた。
本当にパセリを食べるのだろうか。

「なーんてね」

祐樹は食べるはずだったパセリではなく、その隣の卵焼きを奪った。

「あー!楽しみに取ってたのに…!
 返せ!」

「…無理」

7ヶ月前 No.2

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE

3話


「ねえ。次、小テストだよ?」

「は?聞いてねェし」

「言ってないからね」


美華は軽くそういった。
祐樹は口をぽかんと開けていた。
驚いているようだった。


「終わった…」

「勉強しないからじゃん」

「美華も偉そうなことは言えないけどな」

「は、はあ!?ちゃんと学習しましたあ」


実はこの2人。
成績が悪いのなんの。
下から数えたほうが早いぐらいだ。
というか、下の2つはこの2人で決定だった。


「じゃあ、勝負しろよ」

「いいじゃない。負けたほうが勝ったほうの言うことを聞くのはどう?」

「ノった」


2人は勝負を挑んだ。
学力の差はほぼない。
不利有利などはなかった。


キーンコーンカーンコーン


授業開始のチャイムがなる。
みんな一斉に着席した。
と同時に先生が入ってきた。


「今日は数学の小テストです」


よりによって2人が嫌いな教科だった。

7ヶ月前 No.3

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE

4話


「では、今日はこれで終わりです」

先生はそういうと教室を出て行った。
それが合図にクラスは騒がしくなった。


「美華、予想。何点だと思う?」

「おそらく20点かな。そっちは?」

「はあぁぁぁ!?10点!」


祐樹は椅子から立ち上がった。


「なんなの!?マジで」

「うっさい。座れ、黙れ、喋るな」


周りからは「また始まった…」などの声が上がった。
騒がしいクラスはさらに騒がしくなる。

「いい加減にしてよね。ホント。
 今日は俊が休みで喧嘩止めるの大変なんだから」

「止めなくていい。紗雪は黙って。喋るな、関わるな」


「あー、出た。美華の単語返し」

「うっさい」

「はぁい」


紗雪はそういうと前を向いた。
なにをやっているかは知らない。
というか、知らなくてよかった。


「あんたが勉強しないのが悪いんじゃん」

「はぁ!?努力してますぅ〜」

「ていうか、自分で悪い点数取ってんだから人に八つ当たりしないでよね」

「八つ当たりじゃねぇし!」


美華は喧嘩をせず、帰りの用意をし始めた。
後ろのロッカーに部活道具を取りに立った。


「おい、待てよ」

「なによ。うわっ!」

美華の視点が逆転した。

先ほどまで教室の後ろのロッカーが見えていたが、今は祐樹の顔が度アップで見えていた。


「なっ、はっ、…バッ、バッカじゃないの!?」

「わ、悪ィ」


祐樹はその場をさっと退いた。
2人の顔は夕焼けのように赤く染まっていた。

床ドンをした、ということは数分後に理解し、さらに顔が赤くなった。


「あちゃちゃ〜。美華ドンマイ」

「祐樹〜、手ぇ出すの早いって」


周りからは冷かしの声が上がる。
そして、さらに2人の顔は耳まで真っ赤に染まった。


「「あー、もううるさいっ!」」


「「ハモった!」」


「お前らもな!」

7ヶ月前 No.4

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE

5話


「もう私、部活行くから」

「はっ、勝手に行っとけよな。
 帰り昇降口でいい?」

「了解。じゃあね」

ひらひらと手を振りながら美華は部活へと足を進めた。
それを見た後、祐樹も部活へ向かう。
2人はそれぞれ別の部活だった。
美華は美術部。
祐樹は男子バドミントン部だった。

「間違えたあああああ!?
 み、美華ぁぁぁぁぁぁぁー!!」

祐樹は廊下を猛ダッシュした。
廊下は歩きましょう、なんて無視をして。
猛ダッシュで言った理由は、部活道具を美華と間違ったからであった。
自分のエナメルではなく、美華の画材バックを持っていたのだ。
部活着などはすべてあの中に入っているため、このまま向かうわけにはいかなかった。


□■□


美術部の活動場、美術室のドアをガラッと開けた。
画材や、スケッチブックなどを用意していた部員たちは一斉にびくっと反応をした。

「み、美華いますか…」

肩でゆっくりと息をしながらそう聞いた。

「美華は…体育館に向かったんだよね…。
 エナメル渡しに行くって。ゴメンネ」

「はぁぁぁぁぁ!?」

行き違いになっていたそうだ。
ということは体育館にいるはず。
祐樹はまた猛ダッシュで廊下を走った。

7ヶ月前 No.5

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE

6話


「すいません…美華、来ました?」

俺は一度体育館に行った。
また肩で息をゆっくりする。

「あ?お前の彼女?
 それなら行き違いになってるかもって言って、
 美術室戻ったよ。

「はぁぁぁぁぁぁぁ!?
 すいません、もう一度行ってきます。
 もう一回きたら待っててって言っといてください!」

それだけ言い残してまた廊下をダッシュ。
顔にあたる風が少し痛い。

走っていると横に美華らしき人が見えた。
走るのを止めて、ちらっと見てみる。

「み、美華ぁぁぁぁぁ」

叫びながら美華のもとへと向かった。

「うるさい。大声で名前呼ばないで。
 画材バック返してよ。
 部活遅れちゃうじゃない」

見つけてからすぐの毒舌である。
さすが毒舌女王様。

「悪い。俺のエナメルも返して」

「はい、どうぞ。
 祐樹がもうちょっとしっかりしてたら…」

美華の顔はどんどん不機嫌になって行く。

「は?お前だって気づかず持ってったじゃん」

「違うし。あんたが間違ってるから届けに行こうとしたんだし」

「じゃあなんで最初は美術室に向かったんだよ」

「荷物置きに行ったんだし」

なんと廊下で喧嘩勃発。
いつもよりは激しくないが、言い合いが始まった。
ほかの生徒は部活に向かったのか廊下には誰もいない。
仲裁に入る紗雪も部活に向かったのであった。

「なんで俺が全部悪いってなってんだよ」

「は?だって、最初に間違ったの祐樹じゃん」

「お前だって俺のエナメル持ってった癖に…!」

「おとなしく待っとけば行き違いになんてならなかったじゃん」

「お前だってうろちょろしたろ!」

祐樹がそういうと美華は黙り込んだ。
言い返す言葉がなくなったのか、胸に釘を刺したのか、
祐樹にはどっちかわからなかった。


「うるせぇ。帰れ」

「お前が帰ったらな」

7ヶ月前 No.6

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

7ヶ月前 No.7

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE

8話


「はっ?なっ、え?え?」

「音拾われてたぁ?
 誰だよ、放送委員のやつ」

「お、おぉ…。2人とも、落ち着こうか」

どうどう、と紗雪は2人を落ち着かせた。
だが、2人は落ちつけられない。
全校児童に2人の喧嘩が公開されたのだ。
落ち着いていられない。

「ちゅ、中等部には、公開されたの!?」

「あぁ、公開されたぜ。
 これでまた、有名人だな」

後ろに居た男子がひょこっと顔を出してそう言った。

「お、終わったぁ…」

「最悪だな…」

2人はその場に座り込む。
相当ショックだったのか、美華は涙目だった。

「コラァー!」

いきなりだった。
大勢の人の後ろから大きな声が聞こえた。
全員、ビクっと大きく反応する。

「部活にいかんかっ!」

「やっべ。高等部主任のやつだ。逃げろっ!」

誰かがそういうとみんな一斉に走り出す。
その人ごみに2人は流されるがまま。
2人はばらばらに各部活場所へと向かったようだった。

7ヶ月前 No.8

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE

9話

美華と祐樹はさっきのショックを忘れ、部活に励んでいた。
さすがに先輩にまで迷惑をかけるわけにはいかない。
顧問も近くにいるし、怒られるのだけは避けたかった。

□■□

部活も終わり、生徒は一斉に帰りだす。
美華と祐樹も論外ではなかった。
2人は昇降口で待ち合わせを約束していた。
さきに着いたのは美華。
祐樹を待っているところだった。
周りからはヒソヒソと話声が聞こえる。
内容は彼氏を待ってる〜、だとか、
美華もやさしいなぁ〜など。
「メガネとサル」に関することだった。

美華はいじっていたスマホをポケットにしまう。
ぽつぽつ、と雨が降りだし、液晶が濡れるからであった。

「祐樹、遅いな」

ぽつりとつぶやく。
男子バド部はもう部活は終わってるはずで、今すぐ来てもおかしくはない。
しとしとと雨が降る中、美華はずっと待っていた。
祐樹との恋人らしい約束は一度も破った事のない美華にとっては、
待つことぐらい容易いことであった。

「あ、メガネのほう」

ぱっと反応する。
声をかけられたのはネクタイの色からすると3年生だった。

「あ、あの…」

「祐樹ならさっき急いで帰ってたぞ〜」

「そ、そうですか…」

言葉を止められ、そう言われた。
さきに帰ったのには理由があるのだろうか。
美華は考えることもなく急いで家へと帰った。

7ヶ月前 No.9

ユネ @azazel10 ★yJP04zzvaY_mgE

10話

帰って、お風呂に入って、ごはん食べて、部屋でだらだらしていた。
宿題をする気にはならず、スマホをいじっていた。
ちょっと話を聞きたくて、祐樹の電話番号を開いた。
通話開始ボタンを押して、耳に当てる。

電話相手はすぐに出た。

『あ、美華?』

「そうだけど…。
 なんでさき帰ったの?待ってたのに」

『いやー、腹減っててさ。
 待ちきれないからさき帰った』

その言葉に美華の堪忍袋の緒が切れた。

「はああああ!!?バッカじゃないの!?
 そんなことで帰るとか…。私、お腹空いても待ってるじゃない!」

美華の大声に祐樹の耳はキィーンと耳鳴りをたてた。

『うっせぇよ。俺、運動部だぞ?食べないと死ぬわ。
 お前、美術部じゃん。ならいいじゃん、別に』

「文化部でもお腹は空くわよ!」

あまりの大声に隣りの部屋にいる、姉から「うるさい!」と聞こえたが、そんなの無視して話を続けた。

『今回は腹減りすぎたんだって。
 いつもは我慢してるし』

「あっそ、で?」

『あ、もう時間だ。
 ごめん、夜バド行くからまた後でなー。じゃあ』

無理やり通話を終了させられ、耳元にはツーツーと音がなる。

「なんなの!?マジで…」

電話には出てくれそうになかったので、LINEをしといた。

7ヶ月前 No.10

ユネ @azazel10 ★WEbsKGDmC5_mgE

11話

LINEをしても返信は来なかった。
既読マークすらつかなかった。

「なんなのよ…」

美華は頭に来ていた。
こういう約束は破らない。
そもそも破りたくもない。

一応、好きな相手だし…。
お腹が空いたから先に帰った。
それが理由。
なんなんだ、あいつは。
自分のことばかり優先して。

美華はちらっと時計に目をやった。
時刻は8時過ぎ。
祐樹は今、バドミントンをしているだろうか。
男友達を遊んでいるだろうか。

「っ…知らない、あいつのことなんて」

涙が出てきそうになったけど、無理やり飲み込んだ。
泣くもんか。

「ちょっと、美華?さっきの電話相手誰よ」

うつむいていると姉が部屋に入ってきた。

「どうしたの?」

「別に…スマホいじってるだけじゃん」

姉は悪くない。だけど、素っ気ない態度をとってしまう。

「あ、っそ。どうせあいつと喧嘩したんでしょ」

「わかってるんなら言わないで」

「…彼氏と喧嘩かぁ。
 あんたたち、ケンカップルだもんね。
 そっかそっか。でも、許してやりなよ。
 運動部に空腹はきついから」

「…っ!姉ちゃんまでそんなこと言うの!?
 私は文化部だからそんなのわからないわよ!運動部の気持ちなんてわからないわよ!
 出てって!姉ちゃんには関係ないんだからぁっ!」

美華は近くにあったクッションやぬいぐるみを投げ始めた。

「おー、怖い怖い。出ていくからさー」

手をひらひらと振りながら姉は退室した。
あたりには投げ散らかしたクッションやぬいぐるみが散乱している。
美華は1個ずつ拾っていった。
拾っているうちにあのものを手に取った。

祐樹がくれたぬいぐるみだ。

始めてくれたプレゼントで、とっても大切にしていた。
手紙も一緒にくれたっけ。

「なにしてんのよ、私…っ」

なんだか虚しくなってきた。
なんだよ、今さら。

3ヶ月前 No.11
ページ: 1

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる
注…感想・コメントはこの記事ではなく、サブ記事に書き込んでください。(小説カテゴリでは必須です)