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刑事部、怪異対策課

 ( 初心者のための小説投稿城 )
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しゅごしん ★Android=G6gD6U4NUv

20xx年、日本の警察に作られた正体不明の部署・怪異対策課。2年もの間存在をひた隠しにされてきたこの部署の内部に迫る…



はじめます

メモ2016/12/31 05:48 : しゅごしん★Android-G6gD6U4NUv

週一更新、レス3〜5回程度で頑張る予定。

主人公まだでてません。

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しゅごしん ★Android=G6gD6U4NUv

「こんなもんですかね、書き出し」

まだ顔にあどけなささえ感じさせる青年がいかつい顔をした男に声をかける。

「馬鹿やろう、取材もしてねえのにいっちばん大事な書き出しの部分をきめちまうやつがあるか。」

男は少々あきれたように青年に言った。
この二人は大手出版社に勤務する記者であり、内部からのたれ込みで明らかになった謎の部署、怪異対策課の取材で北海道を訪れていた。

「しかしなんでまた北海道なんですかねえ…」

青年は愚痴のまじったような声で呟く。

「さあな、なにかしらあってもこっちは関係ありませんよ…って逃げ道でも作ってるんじゃないかね」

「どこにだってあるんだからわざわざこんな寒いところにしなくたって…」

青年が言いかけたところでシュボッ、と音をたててライターが男のタバコに火をつける。男がこうすると青年はなんとなく男に話しかけづらくなってしまう。男の方もまたそれをわかってやっているようであった。

しばらく二人は無言であるき続け、男の手が三本目のタバコにかかりかけたころ、警察署が見えてきた。

「あ、あそこですよ、先輩」

「みりゃわかるよ…行こうか」

カキーン、と安物のジッポの音が寒々しい空に響いた。

9ヶ月前 No.1

しゅごしん ★Android=G6gD6U4NUv

「申し訳ありません、警察署内は全面禁煙でして…」

受付の若い女が眉間にシワを寄せながら言った。

「ああ、それはすいませんね。ここでは煙草もすいませんってね。ははっ」

タバコの火を携帯灰皿で揉み消しながら男が言う。

男のお世辞にもうまいとは言えない冗談に青年も受付の女も苦笑いした。本来冗談なんて言うタイプではないのだから、無理しなければいいのに。と青年は思った。

「怪異対策課の取材でいらっしゃった記者さんですよね、ご案内致します。」

そう言って女は二人を連れてスタスタ歩いていく。
案内された場所は一階のトイレ近くの一つだけ真新しく見えるドアの前だった。

「ここから先はお二人だけでお願いします」

そう言って女は自分の持ち場に戻ってしまった。

なんとも愛想のない女だと思いながらドアノブに手をかけたとき、反対側からドアノブが捻られ、ガチャリとドアがあいた。

9ヶ月前 No.2

しゅごしん ★Android=G6gD6U4NUv

「やあやあ、お待ちしていましたよ。」

そう言いながら部屋の中から2mはあろうかと言う大男があらわれ、体格に似合わない優しい笑顔で二人を迎え入れた。

「えー、私どもは○○出版社から参りました…」

「ええ、ええ、すべて聞いておりますとも。私は大條和也と申します。この部署の長のようなものをやらせていただいています。はい。」

男が全てを言い終わる前に大男はすべてわかっていると言うふうな態度で自己紹介を済ませてしまった。せっかちというよりは自分のことを話したくて仕方ないようであった。

「私は畦道庄司と申します。どうぞよろしく」

「中右恭介です。よろしくお願いします」

記者の二人組も和也と名乗る大男の勢いに気圧されながらも自己紹介を済ませた。

「たった六人しかいない小さな部署ではありますが、気のすむまで取材していってください。ああ、すいませんね。お茶の準備もできていなくて。すぐにお入れしますから、どうぞそちらのソファへ…」


9ヶ月前 No.3

しゅごしん ★Android=G6gD6U4NUv

「ああ丁度いい、キョウくん、記者さんにお話をきかせてあげてくれますか。」

和也と名乗った大男は二人の座ったソファの、小さなテーブルを挟んだ向こう側でロッキングチェアに揺られている男に声をかけた。

「…あー、まあまずまず何も起こらないと思うけど、よろしく。」

男は少ししわがれた、気だるそうな声で言った。

「本日はお忙しいなか取材に応じていただきありがとうございます。まずはお名前を教えていただけますか。」

「三島卿。キョウはヴォルデモート卿の卿ね」

「はあ。珍しいお名前ですね」

庄司は対して興味もなさそうに言う。
それをわかっているかのようにキョウの方から核心をつく話題をふってやる。

「この部署が何をする部署なのか、あばきにきたんだろ。」

「いやまあ、興味がないといったら嘘になりますが、そんな暴くだなんてことは決して…」

「いいよ、どうせほとんど働かない税金泥棒みたいなところだ。そのくせ給料は普通のやつらより何倍も高い。そんなところだから」

どうやらこのキョウというまだ若そうなのに老け顔の青年は粗暴であり、礼儀知らずなようだ。そう庄司は思い、反抗期にはいった息子と重ねた。無論、キョウの方が数年歳をくっているのは間違いないが。

「はぁ…ではこの部署ではどんなお仕事をしていらっしゃるので」

「言っても信じてはもらえないと思うが、最近おこってる神隠し事件のことは知って…」

そうキョウが言いかけたとき、ジリリリリと不快なベルの音が響き渡った。

9ヶ月前 No.4
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