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どうやら明日に私はいないようで

 ( 短編集投稿城 )
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雪雨 @hiiro11 ★iPhone=mFDNjawCMb





「 もう少しだけ、生きていたい 」



理由を探すことは、
私には少し重すぎたかな。

投げ捨てられるくらいなら
貴方と、
今日を終わりたかったの。



雪雨 ◆ 2016.1.31



1年前 No.0
メモ2016/04/28 22:55 : 雪雨 @hiiro11★iPhone-mFDNjawCMb

80アクセスありがとうございます。

4/28 雪雨

ページ: 1


 
 

雪雨 @hiiro11 ★iPhone=mFDNjawCMb






今日が終わりを告げる頃、
それはあまりにも唐突で早すぎるものだった。



「 …私、今日死ぬんだ。 」



医師に寿命を言われたわけでもなく、狂人が家に襲いかかってきたわけでもない。
ただ、"今日で終わり"ということを確信した。

もちろん、それに根拠も証拠もない。
信用できる点なんかないけれど、自分の意思だ。きっと本当なんだろう。



「 …自分が一番信用できる、とか言うもんね 」



今日死ぬとわかっててもこんなに冷静なのが怖い。不思議と余裕がある。
今なら何でもできる気がするくらいだ。

思い残したことはない。
今日もいつも通りに過ごそうかと思ったが、最後くらい。最後くらい楽しく過ごしてやろうと思った。

…お世話になってる人にも会いたいし。



「 もう8時じゃん… 」



あと16時間なのだ。私の命が。
17時間後にはきっとこの世界にはもういない。
そう思うとても虚しくなってくる。

…そうやって考えてる今も、"私"という人間は削られていく。



「 じゃあ、いってきます… 」



これでこの言葉も最後だろうか。
ただいまを言えるだろうか。


朝、彼女は家を出た。




1年前 No.1

削除済み @hiiro11 ★iPhone=mFDNjawCMb

【記事主より削除】 ( 2016/04/17 04:02 )

1年前 No.2

雪雨 @hiiro11 ★iPhone=mFDNjawCMb







ひと思いに、地面を蹴っていく

そんなことができるのもこれで最後になってしまうのだろうか。



「これで、最後なんだよね」



そう呟いて。
白い看板がかかったドアを開いた。










微かに香る、フローラルな匂い。
綺麗に揃えられたアンティークな家具たち。

愛おしく感じるこの瞬間
まだここにいたいと思う瞬間。

すべてがまた、時間によってかき消されていく。



「久しぶりだな」



この声も聴くのも、
きっと最後になってしまうのだろう

そう思うだけで。
何かが溢れ出そうだった。



「久しぶりじゃ、ないでしょ?この間会ったばっかじゃん」

「そうだったっけ?何ヶ月も会ってないような気がするよ」



これから
何ヶ月も、何年も、
きっと何億年も会えなくなる


笑顔の彼にそう言いたくなってしまう。



私はずっと聞きたかったことを、彼に聞こうと思った。



「ねぇ、あの時の夢…諦めちゃったの?」





1年前 No.3
ページ: 1

 
 
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