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魔の日常

 ( 短編集投稿城 )
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美月 ★ZavXIHvZJs_WBn

浅川小学校は、創立180年でもうボロボロ。
柱とかは木だし、床も木。
そんな浅川小学校には、色々怖い噂があって…。

1 理科室の小瓶
こんにちは。
私は浅川小学校6年3組の井上瑞樹。
ご存知の通り、私の通う浅川小学校は、色々怖い噂があるの。
今日は、私が4年の頃実際に体験した話を教えてあげるね。
約束して。絶対他の人には言わないでよ!

4年の頃、私のお母さんが夜まで毎日のように働いてて、いつも私が一人で学校に残っちゃうの。
もちろん先生はいるんだけど、私は夜は学校中を歩き回ってたのね。
なんか、まるで学校が全部私のものになったような気がしてさ。
そんなある日、理科室に入ったのね。
理科室って、昼間はいつも鍵がかかってるんだけど、夜はなぜかあくの。
それで、こっそりあけて入ったの!
これも私しか知らない秘密だったの。
そこで、私はいつもはない小瓶を見つけたの。
その中には、人形が入ってた。
これ、ビンの中に色々入れて、人形を作るやつ。
お店で売ってるのは見てたけど、買えなくて…。
こっそり持ち出そうとしたの。
すると、「まて」って低い男の人の声がした。
先生じゃないのは分かった。
だって、私しかいない理科室で聞こえたんだもん。
怖くなって扉をあけようとするんだけど、あかないの。
そこで、後ろからトントンって肩を手で叩かれた。
おそるおそる振り返ると、そこには真っ青な顔をした男性が、血だらけで立っていた。
「きゃあっ」私は、思わず泣き出してしまった。
すると、その男性は私に瓶を渡すとこういった。
「これを葵に渡してくれ」そういって、消えていった。
私が動けなくて震えていると、女の先生が来た。
「お母さん来たよ。大丈夫?」心配そうにそう話しかけてきた。
そこで私は気が付いた。
お母さんの名前が「井上葵」だと言うことを。
私はお母さんにその小瓶を渡した。
途端に、お母さんが泣き出した。
「どうしたの?」聞いてみたけど、泣いてなかなか答えないの。
ようやくお母さんは話してくれた。
これは、小学校の頃当時彼氏だった拓哉っていう子がくれた、思い出のビンだということを。
人形は、お母さんをイメージして作ったことを。
その拓哉さんが中3で亡くなったことを。
私のお父さんは、その拓哉さんの兄で、同じような人だったから結婚したんだって。
「瑞樹、ありがとう」お母さんはにっこり笑って瓶を見つめたの。


この話、みんなには言わないでよ。
だって、恥ずかしいから…。

2年前 No.0
メモ2016/06/12 10:41 : 美月 @mituki13★ZavXIHvZJs_MGe

浅江小学校


6年1組

・椎名瑛太

・佐藤雪紀


6年2組

・麻宮真琴

・清水直


6年3組

・井上瑞樹

・神沢陸翔


6年4組

・米川雅哉

・川崎亜実

切替: メイン記事(5) サブ記事 (1) ページ: 1


 
 

美月 ★ZavXIHvZJs_9iA

2 夢の世界
よう、何やってんだよお前。
あ、俺は浅江小の6年1組の椎名瑛太。
お前、たしか転校生だったよな。
そういえば、お前何組に入るの?
ん?2組?そっか、2組か。
あのクラス、前、教育実習の先生がいたんだよな。
そいつの話、聞かせてやる。

ある日、2組に教育実習の先生が来た。
先生は女で、若くて優しくて、すぐに人気者になった。
でも、この先生に恨みを持ってたやつもいたんだ。
来て何日かして、先生は、こんな夢を見たんだ。
先生は夢の中で浅江小の校内をさまよっていた。
そこは、校舎裏の倉庫の中。
すると、いきなり女が現れた。
女は先生にこういった。「この恨み、果たさないべきか。教育実習のざを奪われた恨みを…。」
そう言って、先生に襲い掛かってきた。
先生は目が覚めた。先生は、夢だとわかると安心して起き上がった。
次の日、夢の中で女は先生の手をつかみ、こう言った。「お前はいいね、好かれる先生で。憎い…。祟ってやる…。」
先生はそれから1週間連続でこんな夢を見た。
さすがに気分が悪くなった先生は、校長先生にこの夢を話した。
校長先生は、その倉庫を開けてみた。
すると、その中はあの夢に出てきた女の立ったままの遺体が入っていた。
「あ、新垣先生…。」校長先生が言った。
「誰ですか?新垣って」不思議そうに聞く先生に、校長先生はこんな話をした。
先生の前に、この6年2組に教育実習の先生が来た。
その人も女だったけど、喋り方も変だし、動きがよろよろしていて、見た目もよくなかったので、生徒に嫌われていた。
そして、いじめられるようになった。
追い詰められた先生は、姿を消した…。
「その先生がこの人ですね」「はい。みんなに好かれるあなたが羨ましかったんでしょうね」
2人は手を合わせ、警察に電話した。
遺体が入っていた倉庫の前には、花とお線香がそなえた。
でも、教育実習の先生は、その数日後に事故で亡くなった。


…ってわけだ。
でも、今はもうその倉庫はないな。
不気味だからって取り壊されたらしい。
でも、花とお線香は備えてあるよ。
まあこんな俺の小話は置いておいて、2組のやつと仲良くしろよ。
2組のやつは優しいからな。

2年前 No.1

美月 ★ZavXIHvZJs_9iA

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2年前 No.2

美月 @mituki13 ★ZavXIHvZJs_MGe

4 猫の復讐
こんにちは、転校生さん。
俺は、6年4組の米川雅哉っていう、つまんねえ男だ。
いっつも教室で本読んでるから、誰も俺に話しかけてなんてくれねえけど、別に寂しさなんて感じない。
お前、俺みたいになんなよ。
あ、怖い話か。
俺そういうの大好きだけど、お前は?
…ふ〜ん、そっか。
じゃあ、俺も、怖い話、聞かせる。

昔、この学校に、よく野良猫が来てたんだ。
何匹くらいいたか?う〜ん、20匹はいたって言ってたぜ。めちゃくちゃだろ。
生徒たちはみんな猫が大好きだったけれど、困ったのは先生達だ。
授業中でもかまわずに、学校の中に入ったりして、みゃあみゃあ鳴いたり、しょんべんしたり、でけえのしたりするから。汚い話でごめん。
そのうち親からも苦情が来るようになったんだ。
そこで先生たちが話し合った結果、校舎裏にある焼却炉、あれに猫を入れて燃やしてしまおうっていう考えにまとまった。
その日の夜、先生たちは猫を捕まえて、嫌がる猫を無理矢理焼却炉に入れて、燃やしたんだ。
焼かれて熱がる猫たちは、見るにも無残な姿で、鳴き声も聞いてられないくらいだった。
異変が起こったのは、その次の日から。
授業中に、突然4年生の女子が、「あ、猫だー!」つって、教室を飛び出したんだ。
もちろん、昨日処分したから、猫は1匹もいなかった。
そしてその子は、火のついている焼却炉前に来たんだ。
「ここなの?猫ちゃんのおうち。なんだか熱そうねえ。私もいーれーて!」
先生が止める間もなく、その子は焼却炉に飛び込んだ。火がぼうぼう燃えている焼却炉にだぜ。
先生や生徒の酷い悲鳴が上がった。
慌てて火が消され、その子は病院に運ばれたが、もう手遅れだった。
それから一週間、この学校の生徒は一日に一人、どんどん死んでいった。
死に方は人それぞれだったが、みんな必ず「猫だ」とか「お、猫!」って言って、死んだんだ。
先生たちは、死んだ猫の祟りで、生徒たちを道連れにしたのではないかと恐れ始めたが、その先生の中の一人が、「そんな非科学的なことがあるわけない」と言った。
この先生は、猫を燃やすことを提案した先生だった。
その夜、その先生は、焼却炉の前で、猫を待っていた。心配性のもう一人の先生が、そばについた。
しばらく待っても猫は来ない。
「ほおら、やっぱり違うじゃない」
そう言って、先生は帰ろうとした。その途端…
「ぎゃあああああああああああああああああああーーーーーーーーーーー!」
その悲鳴とともに、先生は燃えた。
周りには、あの時殺された猫たちが、ぐるぐる渦を巻いていた。
「頼む…頼むから許して…ねえ…」
そういいながら、先生は灰になって、空に舞った。
猫は、いつのまにか消えていた。
驚きと恐怖で固まってしまったもう一人の先生は、そのまま、そこに立ち尽くしてしまった。
次の日、目撃していた先生の話を聞いた校長先生は、焼却炉の取り壊しを頼んだ。
それで、その焼却炉はなくなったんだ。
おかげで死ぬ人はいなくなったが、今でも時々、焼却炉があったところで猫の鳴き声がするとか…。

な、怖いだろ。
この話も怖いけど、猫を燃やすなんて残酷なことができる人間も、怖いよな。
あ、なんか猫の鳴き声しないか…?

1年前 No.3

美月 @mituki13 ★ZavXIHvZJs_mDm

5 皿の上の神隠し
えっと、名前なんだっけ。
あ、○○か。
俺、清水直。よろしく。
なんか聞きたそうだね。
もしかして、怖い話?
あ、当たった。ふふっ。
いきなりだけど、神隠しって知ってる?
子供が、神に隠されたみたいに急にいなくなることな。
それについて、姉さんから聞いた話なんだけど…。

もうすぐ給食の時間だ。
私はこの時間が嫌い。
なぜなら、隣の席の悠斗が、いつも皿に向かって変な独り言を言うからだ。
昨日もそうだった。
いただきますのすぐあとに、ご飯のお皿に向かって、「やあ、今日もいたんだ」。
そこから、悠斗の幻狂いスタートだ。
皿に向かって、「今日は何してるの?」「向こうはいいお天気だねえ」って。
悠斗は別に、特別教室にいるようなやつじゃない、いたって普通の男子。
話も面白いし、授業中に分からない所があったら教えてくれるし、ちょっとからかってくるけど、すごくいい友達だ。
みんなに嫌われている訳でもないし、虐待も何もない、恵まれた男だ。
なのに、給食の時間になって、皿を持った途端に、彼はこうなる。
最初はふざけてるんだろうとみんな笑っていたが、日に日に彼の目は本気になっていく。
そのうち、彼のこの状態は、「悠斗の幻狂い」と呼ばれ、日常茶飯事として無視されるようになった。
多分今日もそうだろう。
そして、私の考えは的中した。
でも、今日ばかりは変だ。
なぜか、こんな事ばかり繰り返す。
「そりゃあ、キミには会いたいよ。でも、無理なんだ」「そんなに会いたいの?じゃあ、行っちゃおっかなあ」
悠斗は、今まで一回もこんな類の事を言ったことがなかった。
向こうに行っちゃうのかな。私は、急に不安になった。
そこで、給食後に、今まで聞いたことがなかった、皿との事について聞いた。
そこから分かったことを並べていくと…。

・悠斗が話しているのは、皿の模様の奥にいる『きなこちゃん』
・きなこちゃんは赤いワンピースに、茶色の髪の三つ編み、赤い靴の女の子
・年は6歳くらい 結構可愛い
・きなこちゃんは、ある日突然悠斗の前に現れた
・悠斗のために現れたらしく、そこが気に入っているらしい
・こっちから来る気はない

このくらいかな。
また、友達がいないらしく、お友達が欲しいんだとか。
それを友達に言ったら、大笑いされた。
「あんた、悠斗の空想を信じてるの?ばっかじゃないの?ww」
私は別に、信じているわけじゃない。でも、ただ、「あいつの空想」として受け入れるわけには行かないような気がしたのだ。
なぜなら、ここ数日で、悠斗と『きなこちゃん』の会話はどんどん進展していた。
「いつがいい?え〜、明日?それは無理だよ」「じゃあ、今度の木曜日でいい?」
どうやら決行日は、来週の木曜日らしい。
そして、決行日。
私はさすがに不安になって、友達に相談した。
やっぱり笑って相手にしてくれない。
「冗談に決まってんじゃん!悠斗の事そんなに心配なんだ」
「心配するでしょ普通!きなこちゃんに、異世界に連れて行かれちゃうかもしれないんだよ!」
「落ち着きなよ。そんな夢物語、実際にあるわけないでしょ。あ、もしかしてあんた、悠斗の事、好きなの?」
「やめて!とにかく悠斗を助けて!」
「いつから好きになったの?告白の予定は?」
「ふざけないで!」
私は、思わず友達をビンタしていた。
驚く友達を置き去りにして、私は教室に走った。
走りながら考えた。
確かに私は、悠斗が好きなのかもしれない。
彼に何かされるたびに、私の鼓動はトクンとなった。
彼の笑顔を見るたびに、胸がドキドキする。
彼の事を思うだけで、胸が苦しくなった。
彼がいつ消えてしまうのか。それを考えただけで涙が出た。
そんな事を思っているうちに、教室に着いた。
教室の隅で、悠斗が給食の皿を持っている。
中にいるのは悠斗と私だけだ。
「悠斗!」
私は、思わず彼の名前を叫んでいた。
「行かないで悠斗。お願いだから行かないで!」
そう行って、私は、無意識に悠斗の肩を揺さぶっていた。
「こんなもの持って何やってるの?!」
「…きなこちゃんを待ってた」
「どうして?!」
「…俺はもう助からない。もうすぐあいつが来る」
「だったら、私と一緒に逃げよう」
「…無理だ。そもそも俺は、好きでこんなものを持ってここにいるんじゃない。体が勝手に動いたんだ」
「えっ?」
「俺はきなこちゃんと契約を結んでしまった。俺はあっちに行って、一生きなこちゃんと暮らさなければいけないんだ。それはもう変えられない運命だ」
その言葉に腹が立った。悠斗の選択肢は少ない。少なすぎる。
私は、悠斗の手から皿をひったくり、床に思いっきり落とした。
そして、彼を抱きしめた。
「そんな事言わないで!私、あなたが好き!ずっと一緒にいたいのよ!だからお願い、どこにも行かないで!ずっと一緒にいて?」
子供みたいに泣きじゃくる私を、悠斗は突き放さなかった。
悠斗は、私の背中に手をまわして、ポンポン、とやって、私の肩に両手を置いて、自分の体から私を離した。
「ごめんな。今まで、ホントにありがとう」
そう言って、悠斗は私を抱きしめた。
次の瞬間、皿が浮かび、悠斗を足から吸い込んだ。
「やめて!」
私は、悠斗の腕を掴んだ。
でも、その手は中から伸びてきた手にはじかれてしまった。
悠斗は、私の前から消えた。
私は泣きながらその場を離れた。
次の日から、悠斗は行方不明になってしまった。
みんなも、マスコミも、「神隠しだ」と騒いでいる。
あの日の友達は、何も言わなかった。私も黙っていた。
悠斗、帰ってきて…。
私は給食の時間が来るたび、皿にそうつぶやいている。

お〜い、聞いてる?
ごめん、長引いたね。
あ、給食の時間は、心配しなくていいよ。
これから、よろしく。

1年前 No.4

美月(*^▽^*) @mituki13 ★ZavXIHvZJs_8PN

6 呪いの鏡
やっほ!私、1組の雪紀。雪にゃんって呼んでくれると嬉しいにゃん!
あ、あの5人から聞いたけど、怖い話巡りやってるの?
にゃにゃっ?!そんなことやってるつもりないって?まあ、雪紀の話も聞いてほしいにゃん!

うちのガッコの昇降口にね、おっきな鏡があるんだ。
そこから、毎週火曜日の夜7時に女の幽霊が出てくるって言われてるの。
言われ始めは14年前で、まあ、当時はそんなの信じる人なんて少数だったらしいんだけど…。
今になってね、怖がって火曜日に学校休む人も出てきたの。
なぜかって、最近、そこで自殺した小6の女の子が現れたって聞いたから。
それでね、みんながこういったの。
「女の幽霊は自殺した子の先祖で、連れていこうとしたんだ」って。
それを確かめるために、ある先生が夜7時にその鏡の前に立ったの。
それから1分経っても2分経っても何も出てこなかった。
「ほおら、やっぱり噂だけじゃないの」
先生は帰ろうとした。
するとその時、廊下の向こうから、足音が聞こえてきたんだって。
そっちを見ると、何かがこっちに向かってくるのが見えた。
目を凝らしてよく見てみると、それは髪の長い、土で汚れて、手の爪も抉れている女の人だった。
先生も驚いたけど、幽霊も驚いたらしいわ。
そこで、後ろにまた気配を感じたの。
振り返るとそこには、自殺した女の子の幽霊が立っていた。
幽霊が2人。先生は失神寸前だ。
そこでその女の人が、女の子を指差してこういったの。
「私は生きてる。その子に閉じ込められたんだ!」
驚く先生に、女の人は説明した。
女の人は14年前、道で倒れていたところを当時小学3年生だった女の子達に遊び半分で近くの倉庫に閉じ込められた。
女の人は脱出したが、自分の家が分からない。
そこで学校に入って女の子を探していた。
自殺した子は、たまたまそこにいた子だけど、倉庫に閉じ込めた主犯だった。
あれは自殺じゃなくて、女の人が殺して自殺に見せかけたの。
こうして、女の人は捕まり、女の子も供養されたわけ。

よくわかんなかった?
まあ、これは伝説だから!
これからどーぞよろしくだにゃ☆

11ヶ月前 No.5
切替: メイン記事(5) サブ記事 (1) ページ: 1

 
 
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