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 ( 詩集つむぎ城 )
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★4ncQeNVWKM_khR

石段




山頂の
神社へ続く路


あれから何人
何千人も通った
雨の日も 雪の日も


私は下から数えて
32番目の石段
隣の灯籠は
百歳位


人だけでない
蛙も猫も通った
勿論神様は今も
毎日通る


ここから遠く
移ろいを見ている
感じられる
大切な存在と共に


私をこの様にしたのは
他ならぬ人間
彼奴等の事は気になる


堕落した魂は
この路を登れぬ
残念な事
人は変わって行く


お前は私を踏み越えて
神の下へ行く資格の
在るや 在らざるや


私?
私は行けぬよ
でも
それでいい

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★4ncQeNVWKM_khR


灯籠





私達の灯は元々
神の為の物


罪深き魂を
照らす為でない


お前は人の子である自覚の
在るや無しや


時の長さ短さは
各々違う物


人の一生などと
ほんの瞬きする間


幾つも来た
お前の様に迷い揺れる
命の灯が



人は元々神の子である
自覚の在るや無しや



2ヶ月前 No.1

★4ncQeNVWKM_khR


ヒトガタ




他人を顧みず
自分の為に生きる


私に心と言った
物は凡そ有りません


人間には葛藤と
善き物も有りますが


私の場合はそれが
憑き物による物ですから


只々苦しい事と
御面を外せばその裏に
絶望しか在りません


呪い給え



私は決して好き好んで
この様になってない


人は私を憐れむ様に
声をかけて下さるが


只在る事自体
演技だから


いつまでも私には
過去が付き纏う



呪い給え




2ヶ月前 No.2

★amjQuHdIxu_Niz



注連縄



こんにちは
旅人さん

今日は
お詣りですか?

良いですね
今も昔も

天気が
良いですね



あの年は
凶作でした


雨降らず
皆願った


でもだからこそ
人々は穂を集め
私を造って下さった


私は只掛かって

人々の安息を
願うばかりです



私には時々
御賽銭を突き刺す
方が居ますが

そんな事しないで
下さいね

痛いですから



ちなみに私達
結界の役目も在ります

素直でない方や
魔物といった方は

ここから先に進めず


迷子になる様に
なって居るんですよ



永遠に


1ヶ月前 No.3

★Android=iqoBL5lphf






石壁に身を寄せる
私達は
日々
動く事もなく

時々通る人影は
一瞥して歩く


同じ景色を毎日
見てると思うかも知れないし

いつも
緑だし


外界の事はもう
知る必要がなくて

うるさいのは嫌


何者も皆
繋がりの中で
生きていて

水と空気と陽と
風は色んな事を
教えてくれる

望まなくても



人間はとかく
刺激を求めるけど

例えばあなたの足下
何があると思う?

先程タンポポの穂が
風に乗り

石の上に
辿り着いた

それは今
あなたの足下に



大丈夫
踏んでない



近くに感じられる
小さな事

それは色んな事を
教えてくれる


何もしてない様に
見えるかも知れないけど

私達はそれで
物凄い考えたり
泣いたり嬉しかったり

幸せだったりも
するんだよ


ここで
待ってる

二度と
逢えずとも

風や陽の気配を
感じるだけ


それだけ

1ヶ月前 No.4

★Android=iqoBL5lphf


彼岸花



アスファルトの下には
土が埋まっている

其所は
陽の当たる事なく
冷たく 暗い場所

人はその上を
歩いたり
鉄輪を走らせ
毒煙を撒き

この路を登り
参拝する

どうか良き時代と
なった物


私達は元々
婆の家の庭に
咲いていた

90を越える
畑が好きで
夏の暑い頃には
毎日水もくれた

頬っぺたが垂れて
いつも微笑んでおった


この道が出来る頃
婆様の家は
掛かるという理由で
取り壊される事となり

永年過ごした家を
引き払い
遠く息子達の家へ
引っ越す事となった


婆様は庭の
全ての花を
道の通らぬ木陰へと
一つ一つ丁寧に
植え替えて


どうか幸せに
枯れませぬ様にと
手を合わせて拝み
去って行った



私達が今
此処に在って
樹々と話を出来るのは

婆様はもう居ない
人間が創った
道の下は今も
草一つ生えずに
冷たく閉ざされて

此処に居て
只赤く 赤く
咲き続けて居るだけ



人間
お前はこの路を
歩いて登るかえ

時間はかかるか知れぬが
一歩ずつ

アスファルトの下の
土と樹々と息吹を
感じつつ

一歩一歩ずつ
確かに登る者は
やがて
愛されるよ


私達を含め
あなたの目の前には全て
心が宿る

辛いこと 嬉しいこと 悲しいこと
そこに在る花 土も樹も水も

あなたは生きるのが
只々苦しい事と
思って居る様だが


目に見えぬ世界
確かに存在する
何かを感じられる様に


群生となって時々
話しかけたりする


変かな




1ヶ月前 No.5
切替: メイン記事(5) サブ記事 (3) ページ: 1

 
 
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