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金魚すくい

 ( 詩集つむぎ城 )
- アクセス(501) - ●メイン記事(146) / サブ記事 (2) - いいね!(3)

操壊 @tukimonoda ★kIBtVXVdAz_Er4

金魚すくいのように、スッと浮かんだら、サッとすくって書いていきます。
たいていの金魚はすぐに死んじゃいますけど。

キツい言い方の批判とかはやめて下さい。

1年前 No.0
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操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_9iy

「響く声」


時々響く何者かの声がある
真理の声 助けを呼ぶ声
強い反発の声  動物の声 植物の声 無機物の声
気付いて欲しいと声を響かせ

僕の心に包み込むようなホールがあるなら
それは響いて 僕はそれに気付いて    その声に感動して
僕の声にその声を上乗せする

でも僕の心にそんなホールがないのなら
その声は僕の心を通り過ぎ
何者かに伝わるまで伸びてゆく

僕の心のまだ知らないところで
僕に響く声のホールがあって
だからいつも響く声を感動を
耳をすまして待っている

まだちゃんと聞いたこともないのに
聞きたくない声もあって

いつかちゃんと全部聞けるように
全部響いてそれでも美しい
そんなホールを心に持ちたい

3ヶ月前 No.97

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_9iy

「鈴音」


コオロギが歌う リンリンリンと鈴のように
風鈴から虫鈴へと音色は変わる

サンタを運ぶ音 リンリンリンと
夏から秋 秋から冬へと 鈴は鳴らされる

春になり 桜咲き 酒を交わし合う音 チリンチリンと

鈴の音は輪になって繋がっている

あそこにいる猫の首にも輪に鈴がついて

3ヶ月前 No.98

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_9iy

「心の元」

心はどこからやってきたのだろう
私たちの心は鮮明だ
他の動植物に比べてよく喋るから

心は眠っている時どこにあるのだろう
私たちと言えどこの時は暗中だ

心はどこからやってきたのだろう
私たちが起きてから?
起きて喋るようになってから?

でも私たちは眠っているものに言葉を与える
まだ見ていなかったものに言葉を与える
私たちの心の気持ちにも後から言葉を与える

心は眠っているものにもある
私たちが眠っているものを起こした

もし私たちが眠っている心を起こしたなら
石ころの心を起こしたのは
私たちかもしれない

けれど石の心はすでにあった
私たちが眠っている石を起こしたのだ

起きている私たち 眠っているものたち

でも実は私たちもほとんど夢の中

3ヶ月前 No.99

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_9iy

「戦う言葉」

誰かと話している時

言葉を意識しなければしないほど

その誰かの言葉は感覚として伝わってきて 僕はそれに抗わなければ

その誰かの言葉を

僕の心は受け入れることになって

そんなの嫌だって思いつつも

喧嘩はしたくないって思って

そんな風にゴチャゴチ考えていたら

話すことが出来なくなって

なんだか汚れた気分で家路につく

3ヶ月前 No.100

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_9iy

「ブロッケン現象」

山を登っていると霧に映る大きな影
何か恐ろしいな と自分が呟くと
相方は僕には見えないが と答える

僕のこの影を 僕のこの闇を
君は見えないのか
寂しさと恐ろしさが 同時に沸き起こる

相方は僕の前に立ち 影が見えたと言う
この場所ならこの影が見えると
ただそれだけのことだった

3ヶ月前 No.101

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_9iy

「バリアー」

その喫茶店にはバリアーが張られている
敵意を持った者はまるで気付かない建物のように
魔法のバリアーが張られている

興味を持たない者は見つけたとしても怖気づくように
バリアーが張られている

その喫茶店にはバリアーが張られている
少しはみ出した者を守るために
バリアーが張られている

その喫茶店にはバリアーが張られている
でも似たもの同士は入れるように
魔法のバリアーが張られている

3ヶ月前 No.102

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_9iy

「コンビニ」

八十二年続いたコンビニがあった
僕はコンビニをバカにする時があった
コンビニにいる店員もバカにする時があった

ただ82年続いたそのコンビニの
夫婦とその子供でやっているコンビニの
奥さんはなぜか
一点もバカに出来なかった
奥さんのその顔には優しさと純潔さと愛情とがあって
バカにしようとする僕の心はその顔の前に斥けられて
ただのコンビニの店員の奥さんなんだと思ったこともあるんだけど
やはり敬服した気持ちしか出ないのだ

八十二年続いたコンビニはこの詩を書いた月末に閉店する
僕が幼稚園の頃に引っ越してきて
それ以来ずっと通ってたそのコンビニは閉店する

僕は奥さんに何か言いたくてお世話になりましたと言ってみた
奥さんはこちらこそお世話になりました と
少しの憂いも見せずに言った
僕は出る時にもう一度ありがとうございました と言って出た

3ヶ月前 No.103

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_9iy

「素晴らしき偏見」

素晴らしき偏見を持った者がいた

彼によればこの世は永劫平和で誰も彼もが愛し合っている
そんな世の中になるんだと

彼の偏見を軽んじ笑う者はたくさんいた
それでも彼はその偏見を持ち続けた

ある日 光しかないような偏見を持つ彼は闇しかないような偏見を持つ者に会った
彼によればこの世はいつになっても争っていて
誰も彼もが何か復讐の気持ちを抱いていると

光の偏見を持つ彼に闇の偏見を持つ彼はひかれ その偏見に気付かぬまま二人は仲良くなった

闇の偏見を持つ者は少し光を抱き
光の偏見を持つ者は暗さの中での輝きを知る

それでも光の偏見を持つ者はその偏見を
そんな世の中になるんだと初めに描いた夢を持ち続けた

光の偏見を持つ者は
ポツリポツリと光を灯していく

素晴らしき偏見は世界を変えてゆく

3ヶ月前 No.104

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「雪の降る日」

晴れた日は心が晴れやかになるだろう
雨が降った日は涙が降ったようだ
どんより曇れば鬱々とした気分になるだろう
雪の降る日はどんな心の現れなのだろう

きっと雪が降る日とは冷たいほどの
冷静さから生まれた純潔な心が
世の中の汚れに耐えられなくなって
ホロホロ泣くように その心を崩して行き 世の中を真っ白に変えてしまうのだろう

ちょうど一年が終わる頃 そして始まる頃 私たちの世は真っ白に染まる
汚れを消し終わり 汚れのないまま始まる

その白く柔らかな心を手にとって丸めて
友達に家族に恋人に ぶつけてみる
それはぶつけてるのに優しく崩れて
それがなんだかくすぐられるようで楽しくて

そんな雪が溶けてなくなると
とても雪ない気持ちになるものだ
きっと脆く純潔なその優しい存在がなくなるから 私たちの心を切なくさせるのだろう

1ヶ月前 No.105

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「アニミズム」

忘れられそうにないことを忘れてきた
治らない病 とても愛した彼女のこと
自分の中に人を殺めようとする者がいること

今まで忘れてきた 今も忘れて生きている
きっと心のどこかにはあるのだろう
それでも見ないようにやっている

魂に限界はないのだと
いつもいつも歩めるようにと
まだまだ良くなるようにと

魂だけを信じてやっている
僕の身体が出来るだけ
魂と矛盾がないようにと
身体を魂に近づけてゆく

1ヶ月前 No.106

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「のんびり平和に暮らしていきたいけれど」



のんびり平和に暮らしていきたいと
そう願うけど
あるいは僕にはそれが出来るかもしれない

ただ世界には
世界には
残酷で
悲しくて
辛くて苦しい目にあってる人もいて

しかもその人たちはそこから抜け出す術を知らなくて
知っていても出来なくて
それは自分のせいでもなくて
そんな人がいて

僕はのんびり平和に暮らしていきたいと
そう願うけど
出来ない人の力になりたくて
でもそれをする度に僕も壊れていって
時々嫌気がさすんだけど

でもしっかり見つめて
のんびり平和に暮らしていこうと
誘いたいんだ

1ヶ月前 No.107

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「散歩」

散歩するように生きよう

好きな時間に好きな所を目指して
時々知らない道にわざと行って
迷ったりして
怖くなって引き返したりして
でも知ってる道に出ると
ここに繋がっていたのかと
道が開ける

ゆっくりと景色を見て
何かを発見したりもして
隣に誰かがいるといい
あ あれを見て
なんて伝えて
あ きれいだね
あ 珍しいね
とか ボソボソ喋って
時々最近あったことを話したりして
何気ないお喋りを楽しんで
こんな風に生きていけたらいい

1ヶ月前 No.108

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「泥棒がいる」

泥棒がいる
人の目線を盗んで注目を浴びて
この世の人間は俺のものだといわんばかりに

泥棒がいる
この世で一番素晴らしい人はこの俺だと
だからこの世の女はすべて俺のものだと

泥棒がいる
誰よりも優れた者は俺だと
だからお前の宝物を盗んで
お前に財産はなくなって
そんなお前を蹴落として
俺は誰よりも出来るやつなんだと

泥棒がいる
だけどその泥棒は
盗み奪うことに飽き果てている
泥棒は盗み奪ったものを
今度は与えようとしている
泥棒がいる
みんなの心の中に

1ヶ月前 No.109

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「繋がり」

繋がり 音が 波が 波長が 合わさり
連なり それをフィーリング
繋がる 通じる
その場所は 魂を以て

繋がり 音が 波が 波長が 少し ズレて
音の段差が生まれてく
音の長さ 和音 不協和音
リズムやメロディー 作れば世界
世界はどう動いてる 世界波動で動いてる

海の波がやまぬよう
宇宙の波もやむことなく
どこまでも続くその波は
どこまでも繋がる可能性を秘めている

1ヶ月前 No.110

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「夜だ」

夜だ 人の目は気にならず
この暗い中で自転車を漕ぐと
人の目がなくなった今 僕一人しかいなくて
この自転車で
どこへでも行けるような気がして
自由なんだ

この暗闇の中だったら
何をしてもバレない
でも相変わらず僕は僕の身体を動かせる
自由なんだ

夜は静かだ
明るかった頃にある喧騒はもうない
この暗闇は僕の心を落ち着かせる
癒しなんだ


景色の輪郭はぼやけ 街中は脱力する
なので僕もリラックスする

そんな夜を 僕は時々好きになる

1ヶ月前 No.111

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「友よ」

友よ
君と共になら地獄にだってゆこう
君と共になら悲しみの海に溺れよう
君と共になら全世界を敵に回してもいい
君と共にならどんなに歪な関係でもいい

友よ
君は人と関わるのが下手だ
君はいつも敵を作る
君は悲しみの海の底にいる
君は地獄にいる

友よ
世界の人々が
君を批判しようが中傷しようが
私はそれをねじ曲げて
どんなに強固であろうが
叩き落として破壊して
粉々にし
また一から作り上げ
それを君の好きなように形作って
プレゼントしよう

友よ
私が共にいる

1ヶ月前 No.112

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「呼吸」

プシュー プシュー
息を吹き入れる 息を吸って吹き入れる
生きよ と

植物は息を吸って 吹き入れる
僕らに生きよ と

子供を生むために息を吸ったり吹いたり
愛する人を思えば思うほど
何度も呼吸するようになって
熱くなって 溶け合って 一つになって
愛が生命を生む 生きよ と

職人が物に息を吹き込む 生きよ と
願わくば使う人がよく生きれるように と

作家が本に息を吹き込む
願わくば読む人の生が満たされるように と
芸術家が作品に息を吹き込む
願わくば感動を与え
生を躍動させるように と

思い切り走る 身体を動かす
その時熱くなりすぎた身体を
息を吸って 吹いて
元からある呼吸の温もりに
身体を合わせてゆく
燃えて燃えて 塵にならないように
まだ生きることが出来るように

息をひきとったおじいさん
その肉体は火葬され 風になる
風という呼吸になる 天まで届く呼吸になる

生きてる時は呼吸してるけど
常日頃生きてる実感沸かないように
常日頃呼吸をしてる実感も沸かない
プシュケーを持っている実感も沸かない
僕の意志とは無関係に呼吸をしているのだろうか?始めから仕組まれていた?

この世の 宇宙の始まり
ドクンドクンと波打つエネルギー
とっさに吹き込んだ温もりのある息
膨らむ宇宙

気付かないけど呼吸をしている
気付かないけど生きている
気付かないけど愛されている
気付かないけど魂を持っている

誰かに 自分に 自分で
呼吸させられている 呼吸している

1ヶ月前 No.113

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「涙」

僕の美しい恋人は窓際で涙する
こんなに天気がよくて 気持ちのいい風が入ってくるのに

でもだからまたその涙は美化される
僕にはそれが美しく見える
彼女がなぜ涙を流しているかは分からない
でも僕にはそれが美しく見える
止める気すら失うほど

彼女は朝から涙を流している
その涙の雫は山の雪解け水のような
さらりと流れていくその涙は
耐え難いものが 押し殺していたものが
溢れたというものではなく
もとからある美しさを洗い流して 磨いて
さらに美しくさせるような

だから僕は止めない 彼女が涙するのを

彼女は昼になると涙を流すのをやめた
プリズムのような笑顔でこちらを向いた

彼女がなぜ涙を流していたかは分からない
でもそれでよかった

1ヶ月前 No.114

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「おお、悪魔よ」

おお、悪魔よ!
私は君と仲良くなりたい!
私は君と友達になりたい!

おお、悪魔よ!
君の孤独を誰が知ろう!
君の哀愁を誰が感じとったろう!
君の悩みを誰が分かち合ったろう!

おお、悪魔よ!
あるいは私は君を怒らせるかもしれない
私はいつまで経っても君のための存在になれないかもしれない
いつまで経っても君を警戒しているかもしれない
信じきることが出来ないかもしれない
悪魔なのだから!



おお、悪魔よ!
それでも私は君が世の中から追い出され
その存在をなかったことにされようとする
その事態に悲しみを覚え
私は君と仲良くしたい

同情などいらぬと そう言うかもしれない
おお、悪魔よ!
人間は同情をやめられない
人間と悪魔を結ぶのは同情のみである

君が泉のように憎しみを生むのならば
私はその憎しみを 戦いの火種を
同情した私の涙で鎮火しよう

おお、悪魔よ  そんな私を許せ

1ヶ月前 No.115

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「それでもあなたは美しい」

生まれた場所は薔薇の棘の檻に囲まれていた
一生懸命それを掻き分け外に出る
傷だらけ
それでもあなたは美しかった

外に出たはいいが
最初から傷だらけのあなた
誰かと話すには少し人目をはばかる
それでもあなたは美しくあろうとした

少し経って
傷は服で隠し
外に出るのも慣れた
しかしあなたは美しいのに
外には醜い者ばかり
醜い者と厭い 厭い続けて
私はこんなにも美しくあろうとしたのに
なんであなた達は容易く醜さを露呈するのか
痛みのない世界にいるのに
孤独だけは残る

それでもあなたは美しくあろうとした
時が経ち
愛する人が出来た
美しかった
しかしすぐに死別することになった
また孤独になった
それでもあなたは美しくあろうとした

まだあなたは独り
それでもあなたは美しい

1ヶ月前 No.116

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「焦点」

過去に未来に
不安に願望に
些細な物事の変化に目移りする
それらに光を当ててみるが
チカチカして結局よく見えない
どうするどうする
考えれば その考えに焦点は合わさる
――帰宅途中
何もしなくていい時
目の前
現在
今に
焦点が合ってゆく

1ヶ月前 No.117

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「そのいとを引いて」

あなたに伝えたくて
そのいとを思い切り引いて
放って
震えたいとは音になって
あなたの身体中に伸びた神経のいとを
震わせた
引かれたいとは
ずっと光っている
私のいととあなたのいとは
繋がって
パッパッ と
光っている
真っ暗な心の奥の方で
信号のようにいとを知らせるそれは
光っている
私にある感動が
あなたと出会った感動が
響き続けている

1ヶ月前 No.118

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「サラダ」

皿に更に山盛りに

サラダを乗せてけ山盛りに

沢山乗せてけ

更に更に

モリモリ食べれば健康に

その皿の上にある山にあるのは森なんだ

君の血はサラサラになるんだ

1ヶ月前 No.119

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「うつせ」

映せ 映せ
鏡に映せ この世界を

写せ 写せ
視点を移せ
見なければいけないもの
視野に入ってくる危険
視野に入ってくる好機

映せ 映せ
その心という鏡に映せ

写せ 写せ
今というこの瞬間
そのカメラで撮せ
撮したものを写せ
それを何かに誰かに映せ
その連続を
途切れることなく生きろ

1ヶ月前 No.120

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「ただ」

優しくしないで下さい
僕は傷つけて返します

愛さないで下さい
僕はあなたを愛せない

何も与えないで下さい
どうせすぐ駄目にしてしまう

寄り添わないで下さい
独りの方が安心する

何もなかったことにして下さい
ふと憂いたくはない

何も考えないようにしたい
空っぽになりたい

生きている意味は分からない
ただ生きていたい
どこにあるか分からない幸せを
探していたい

1ヶ月前 No.121

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「松明」

もう沢山だ
そう思って消えた僕の松明の灯り
誰かに自分の思いを伝えるのが嫌になって
自分を表現するのが嫌になって

でもそんなことは今までもあった
その度に僕の松明に
灯りを灯してくれる人がいた
その松明の火を
また他の人に繰べたいんだ
ちょっとくさい言葉でも
言ってくれれば灯される松明
すぐに伝わるなんて思わない
今までだって 今だって
そんな時だってよくあった

何度でも消した松明に
もう忘れそうにない僕の思い出から
火を灯すんだ
その火を消えてる誰かの松明に繰べるんだ
何度でも

1ヶ月前 No.122

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「宇宙飛行士」

いくら孤独な時でも
周囲からどんな引力が働こうとも
あなたは美しくあろうとした

引力に抗うのはとても気持ちが悪い
それでもあなたはそれを独りで引っ張って
なおのこと歩いていこうとした

僕はあなたの後をついていきたい

出来るなら
その周囲の引力を
それに抗う力を
僕の力を貸してみたい

僕に勇気をくれたのは
あなただ

引力から抗うこと それが勇気なんだ
飛ぼう 宇宙の果てまで

1ヶ月前 No.123

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「自責」

自分の心の闇に気付けるだろうか

自分が気付きたくないところに

気付けるだろうか

自分に嘘をついてる時

嘘だと見抜けるだろうか

自分の闇に光を当てて

光が当たった分の影が出来ること

それを意識し続ければ

あなたは真っ白な世界で何も見えなくなる

身動きがとれなくなる

1ヶ月前 No.124

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「コアラ」

百は超えるコアラが
森の木々につかまっている

百を超えるコアラが
僕を見ている
何を思っているのだろう

そのコアラたちは怖がっている
そんな風に見えた
木を掴むその手はこわばっている

目を覚ますと僕は森林伐採を止めに行く

1ヶ月前 No.125

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「嘘吐き」

本当がどこにある
本当がどこにある

全て嘘だろう
本当があるとすれば
全ては嘘を吐いているということだろう

本当のことを言うとか
正直になるとか
真実の言葉とか

もうそう身構えてる時点で作っているだろう

嘘に嘘を重ねればそりゃむかつくだろう
でもむかつくだけで
自分が嘘を吐いてないと平気で思うなよ

1ヶ月前 No.126

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「思い飛ぶ」

嘘のような空の青さに
嘘のような気持ちが舞い込んで
でもそれはとてもリアリティをもって
空を飛びたいと思ったのは
この空のせいだろう

なぜ僕は地面にいるのだろう
時々そこで這いつくばったりするのだろう
空を飛んでれば
つまずくことなんてないだろう
空を飛んでれば
何かにぶつかることも少なくなるだろう

なぜ僕は地面にいるのだろう
猿が木から降りて人間になったのだとすれば
空よりも低い位置にいる僕たちは
進化したのだろうか
歩くのは大変だ
走るのも大変だ
足を使って追いかけるのも逃げるのも大変だ

重いんだ
通学するのも 通勤するのも
何でもかんでも背負ってばかり
でもこうも思うんだ
この思いがあるから
きっと僕はどこへでも飛んで行きたいと
思えるんだろう

1ヶ月前 No.127

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「王冠」

王冠をかぶった者は言う
私に跪けと
王冠をかぶった者は言う
私の言うことを聞けと
王冠をかぶった者は言う
私のために働けと
王冠をかぶった者は言う
私のために命を賭けろと
黄金のその王冠は
その者の上に太陽を授けた
しかしその者が太陽を見ることは
生涯なくなった

1ヶ月前 No.128

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「落し物」

砂漠を一人歩いていた
ジリジリと焼けるような日照り
落し物をしたんだ
結婚指輪を落としてしまった

時々光るものが砂漠の中にあるけれど
それはただの白い石
僕と君の証なんだ
せっかく結ばれた証を
失くすことなんて出来ない
君はもう亡くなってしまった
だからその証くらいはとっておかなくっちゃ

砂漠のような
ひどく広くて暑苦しい世界で出会ったんだ
砂漠でその証を見つけられないはずがない
二人の証を見つけようと
あてもなく歩き続けた
死ぬことは怖くなく

証がないことが怖くって
ある夜に 眠りについたその先の 夢で
恋人に出会ったその人は
指輪をなくしちゃったとたくさん謝った

1ヶ月前 No.129

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「ストレス」

僕はダム
フリーダム
ダムの振りー
決壊しちゃえば
知らんふりー
ダメだダメだと
気にするな
それがダムにためないためー
タガタメだか
分からないが
小さな頑張り 大きな迷惑

1ヶ月前 No.130

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「雨にも負けず」

何も言わず
ただ幸せを
そんな人に私はなりたい

1ヶ月前 No.131

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「自由」

自由に生きたくて 世界に飛び出した
でも飛び出せば飛び出すほど
出る杭は打たれる
強者が自分を追い返そうとする
挙句の果てにはボロボロになって
自分の仲間だってピンチになって
そいつから逃げるハメになって
とても自由とは言えない状況さ

でも逃げれば逃げるほど
もっともっと不自由であることに気付かされるんだ
だからもう自由を諦めたりしない
痛い目を見ることなんて
分かってる 知ってる
でもそれでも自由に生きるんだ
この世界で
「この海で一番自由な奴が海賊王だ」
        byモンキー・D・ルフィ

1ヶ月前 No.132

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「タバコ」

退廃的な、あまりにも退廃的な
退廃を好む厨二
続く厨二病

タバコの煙とそれが似ている
乾いていて ザラつくような
そんな世界
視覚的には灰色が広がる

そんな世界で
ちょっと頭がぼーっとするような
でもどこか心地よくて
そんな世界に
やみつきになって

時々
自分が望んで
こんな世界に訪れたんじゃないかと
不安になる

病んでることにロマンを感じて
足を踏み入れて
抜け出せなくなったのではないかと

それで僕は周りの人に多大な迷惑をかけているのかと思うと
意識を飛ばしたくなるような思いになる

ちょうどニコチン中毒のように
ただ煙をプカプカふかして
その煙を周りに撒き散らして
迷惑をかけて
でも止められない

1ヶ月前 No.133

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「戦い」

戦うとは
戦いとは何か
殴ることが戦いか
罵ることが戦いか
問題を起こさぬように
媚びへつらうことが戦いか
屈しないことが戦いか
なにも言わず やられたい放題やられ
敵をも守ることが戦いか
誰も傷つけないことが戦いか

でも僕が傷つけなくても
お前は僕の友達を傷つけるのだろう

何が戦いか
突破してみせよう
破壊してみせよう
その悪意を
なにもなかったかのように
感動に変わるように
何かの出会いだと そう思わせるように
やってみせよう
思わせてみせよう
それは幻ではない
現実に

1ヶ月前 No.134

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「繰り返し」

全てに魂が行き渡っている
素粒子にまで魂が込められている
神は自分を世界に込めている

全てに悪魔が潜んでる
素粒子にまで潜んでる
全ての繋がり断ち切ろうと
いつもどこにでも潜んでる

でも魂は断ち切れない
いつもどこでも感じ取れる
何かに何かを感じ取れる

でもいつもどこにでも悪魔が笑ってる
悪魔の笑顔に誘惑されて
僕ら物事切り刻む

その後には後悔して涙して
優しく接ぎ合わせる
魂は死なない

神に従ったり
悪魔に誘われたり
繰り返し
無限に繰り返し
僕らは生きている

1ヶ月前 No.135

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「世界が止まった」

世界が止まった
世界が止まったんだ
いや今止まってるんだ

少しだけ動き出した
欲が僕を動かす
でもまだ時間はゆっくり流れてる

まだ
でもまだみんなの所にいたくて
欲と孤独が結びついていることを知るんだ
愛のないところに欲はないんだ
そこに生はないんだ
生きていれば時間は流れていて

時々思うんだ
哲学は死に向かってるんじゃないかって
しばしば哲学的なことを考えていると
僕の世界は止まる
メメント・モリ

ヤクザじゃないけれど
極道を行くのなら
何かを極めようとするなら
死を思い出すんだ

でも愛がいつも引き止めてくれるよ

生と死の間に
僕は行ってみたい
きっとそこが
そここそが
僕とみんながいて困らない場所
笑っていられる場所

1ヶ月前 No.136

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「僕の家」

僕の生まれてきたところ 家の中
僕は笑いながら生まれてきたけど
その笑いは無視されて
気付いた時には毎日ぶたれてた
泣いたら泣いたでぶたれるし
なるべく表情は作らないようにしてた

何が悪いのか分からなくて
自分に粗を探すけど
見つからなくて
腕に粗を作り出す

ぼーっとして ぶたれる日を過ごしていたら
ある日どこからか訪問者が
僕は保護されたらしい

僕が生まれてきた家には
痛みの思い出しかなくて
僕の内には 僕の奥の方には
笑っても届かない 人の心しかない
僕の家には
僕を守ってくれるものは何一つなく
僕の内にも 僕を守るものは何もなくなった

僕には何があるのだろう
僕には身体がある
保護されたところを出てからは
身体を使って外に出た
心は死んでるけど 食べるために演技して
たくさんの人を慰めた

自分は慰めてもらえないのに
ある日僕はとうとうしわくちゃになって
身体も売れぬ身体になって
仕事を探し 見つけたコンビニ
笑顔で接客したら
今度は返ってきた笑顔
なんてこともないところで
自分の中を見つけたよ
自分の家に帰ったよ

1ヶ月前 No.137

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「地面」

コンクリートの十数センチ下に地面がある
生々しい地面がある
工事中のそこには
剥き出しになった地面がある

表面は柔らかかった
色には歴史があった
掘り返したくなった
工事中のその深さよりもさらに深く
何が出てくるのだろう

忘れていたものが
夢が 情熱が 欲しかったものが
忘れていた人が

掘り進めていって
最後には反対側の表面に出るのだろう
掘り始めたところと切り離せないところが出てくるのだろう
そこで世の中の表と裏を知るのだろう
掘っても掘らなくても変わらないものを知るのだろう

掘ったところは放ったらかしで
またコンクリートの上を歩くのだろうか
でも地球が穴だらけでは足場が悪い
埋めてもらおう
掘り出したものも再び
地面の下は みんなのものだから

1ヶ月前 No.138

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「抽象的に」

抽象的になってゆく
具体的な経験が
何か名誉なことをしたんだ
でもぼんやりしてゆく
何か誓ったことがあったんだ
でもぼんやりしてゆく
座右の銘もぼんやりと

何がそうさせるのだろう
この宇宙の法則?
形あるもの崩れてく
みんな魂に還元されてく
みんなおんなじ

でも魂は震える
ぼんやりしたものに波長が合って
ピントが合って
また形

1ヶ月前 No.139

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「ゴムゴムの」

ひん曲がった足で歩いてる奴がいる
ひん曲がった足で
真っ直ぐ歩こうとしてる奴がいる
頑張れと声をかけたくなる
ひん曲がった顔で見つめてくる奴がいる
ひん曲がった顔でこんにちはと挨拶してくる
不気味だが挨拶し返す

「この世界は歪んでいる」
ある漫画で
真っ直ぐ生きている奴が言っていた

足を歪めた者も 顔を歪めた者も
何かにぶち当たって歪めたに違いない
あの漫画の登場人物は
真っ直ぐ生きていたいのに
歪んだ世界に苦悶していた

将来の海賊王のようにあれたら……
真っ直ぐ生きて何度も何かにぶつかるが
ゴムの力で歪んだ所は元通り
あるいは世界はゴムで、だから歪むのか
だからその後も
弾んで真っ直ぐあろうとするのか
世界の根本 何かの反動
ゴムのよう

1ヶ月前 No.140

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「生きるために存在させる」

蒼く光る焔

これから生きてやるぞ
これから生きてやるぞ
と 瀕死の状態で呟く 老人

いいことを思いついたんだ
とっておきのアイディアだ
これから世界を驚かせてやる
世界は俺を生かさずにはいられなくなる
これから世界はお祭り騒ぎだ
生きてやるぞ

びっこを引きずりながら
老人は歩く
杖をつきながら歩く
洞窟を抜けた後
何日もかけ山を下り
田舎から都会に行き
田舎に着くと
そこからまた都会に行き
そうやって街を横断し
国を横断し
世界の中心へ向かい歩いた

生きてやるぞ 生きてやるぞ
そう呟きながら
中東の宗教が入り混じる聖地に着いた
その老人は
世界は存在している!
世界は存在している!
大声で叫んだ
周りにいた人は
大声にびっくりしていたが
そこを歩く女の抱える赤子の顔は
たいそう驚いていた

1ヶ月前 No.141

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「眼差し」

眼差しが
僕の思いさえも変えてしまう
あなたのその眼差しが
その思いを乗せた眼差しが
僕の思いを変えてしまう
苛立ちはしないことを苛立たせ
不快でないことを不快にさせる

そんな目で見ないで欲しい
僕がいくら気にしないようにしても
僕は君が好きで気にしてしまうから
でも君が嫌いな人を僕は嫌いではない
だからそんな目で見ないで欲しい

ちゃんと見ていたい
僕の思いが変わらぬように
僕の見ている世界を 君に映すように
僕は見返してやりたい
相手の目を見て 相手の見ているものを見て

でももしかすると
僕の眼差しも 君は知っているのだろうか
僕が君のを知っているように
なら僕は
僕は君の眼差しのその奥を見てみたい
そしてまだ見えない未来を
見続けようと 勇気を持ちたい

1ヶ月前 No.142

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「出鱈目」

ただ流しっぱなしの人生を

止めてみたいと思い

重石を運んでは沈め

運んでは沈め

出来たよどみに

魚たちが集まった

出鱈目

思い浮かび

ニヤリと笑う

これが詩だ

1ヶ月前 No.143

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「タイムカプセル」

クソ底辺の世界に落ち
宝物を探そうと頑張った
底辺のその下に
宝物は埋まっているものだから

ザックザックとスコップで掘っていく
コツリと当たる何か
取り出してみると 箱で
何があるのかと中身を見てみる
それは自分の幼少期の思い出だった
宝物は持っていた
捨ててから
またこうして見つけて
そしてまた大事に箱の中に入れて
底の中にしまっておいた
これから落ちようときっと
また掘って思い出せるように

1ヶ月前 No.144

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「道」

誰もいない

ここを通った人はいるのだろうか
でもその人はもう
見えぬ遠くへ行ってるだろう

ここへ来る人はいるのだろうか
でもその人が来るのを僕は待てない
こんな所など来ない人の方が多いだろう

長い間待っていたこともあった
一日一日を数え
後ろを振り返り確認してみる
しかし来ないだろう

昔出会った友は
今は別の道に行ったのだろうか
猫を目印に会う約束はどうなったのだろうか

私は何と繋がっているのだろう
私は誰と繋がっているのだろう

険しい道を行けと
そう教えられてきたが
ここから先が何もないのだが
僕はこんな景色を望んだのではない
家に帰りたい……

1ヶ月前 No.145

操壊 @tukimonoda ★dK50itABrg_jAc

「存在証明」

おい!生きてるよ!
世界の片隅で!

世界のほとんどの人が知らない僕は
ここで声を出してるけど
聴こえないのも分かってる

何をすれば君たちに僕の存在を認識してもらえるだろうか!
僕が偉業を成し遂げて、有名になっても
それをしっかり理解してくれる人はいないかもしれない
世の中のほとんどの人が理解してくれないかもしれない

あるいは何かをきっかけにふと思い出すだけのような
そんな存在かもしれない

僕の存在には霞がかかっている
肉体は見えるけど
平均的な視力で見えるけど

僕はいつも消えかかっているように存在している

1ヶ月前 No.146
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