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ひかり

 ( 詩集つむぎ城 )
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×× ★yMOZQps0Qb_iwa

ある日途絶えた交信を
神秘のせいにして笑うあなた
仕方なく愛した熱帯魚は
黒い煙幕のなかへ消える

曇り硝子なぞる指先が
夜の冷徹を知って少し引いた
遠い彼方から運ばれた気配

「ほら、」
・ひかりはすぐ頭上
・だれも気付けない


「ダンシン、ダンシン、おいでよ
狂いきってしまえば怖くないさ
衝動を叩きながら、ああ
ダンシン、ダンシン、おいでよ。」


喧騒も戯言もご馳走も
ワープゾーンから微かに見える
燃える地平線に居座る
待ち人は祈るような姿

「ねえ、」
・ひかりはすぐ目前
・いろを当てられない


「ダンシン、ダンシン、おいでよ
間違っていても追いつけない速度
すべてを撥ね退けて、ああ
ダンシン、ダンシン、おいでよ。」


思いつきは24時間
巨大な樹の実かじる

ふいに咽た胸元に
付着したウィルス


正体は明らかになる
それは鈍い喪失感の穴


_ひかり

5年前 No.0
メモ2017/05/23 02:23 : ×× @spica10★xRWuqdRVfZ_yFt

いいね5つ、ありがとうございます。

お砂糖さん:ただいま。またよろしくお願いします。

763さん:光栄です、ありがとうございます。

関連リンク: 雑学 
切替: メイン記事(11) サブ記事 (2) ページ: 1


 
 

×× ★yMOZQps0Qb_iwa

もう少しここにいたい、と
記憶の波間はたゆたう。
議案は未だに凍結したまま
絵画の空の深さは測れず

返事が遅いあなたは、誰の為に嘘をつくの
意地悪な我儘は叶わない
予感がしてる
予感がしてる

風はただ無く
風はただ無く


ほら、無数の流星が
全ての目に映るわ
優しい炎に包まれながら

ささやかな復讐が迫る
ささやかな復讐が迫る

風はただ無く
風はただ無く


_メルト

5年前 No.1

×× ★yMOZQps0Qb_TQe

犬が遠くまで往く
彼女の香りがすこしする
震えていたあなたもほら
粉雪に見惚れている

最愛の眼は濡れていて
まだこちらに気付かないようだ
空がゆっくりと開いた
反応速度、スローモーション


揺れる、全ての影が
やがて僕の姿が見えるだろう


良い子だって悪い子だって
記憶の遥かで、覚えていた

見え透いた掌で包んだ涙は
点滴のように落ちる


「一番悲しい終わりを」

揺れる、世界の体が
やがて僕の姿を見れるだろう


_ざわめき

5年前 No.2

×× ★yMOZQps0Qb_nhb

よく考えろ
盲目なその肌を研ぎ澄ませて
マジナイがぶら下がるだけの
世界じゃいけない

風の国では上下左右に揺れて不安定
雨の国では泡に埋もれ溺れるだろう

「何処に行こうか。」


よく考えろ
貪欲なその指を頼りにして
マボロシの要塞から漏れだす
世界じゃいけない

空の国では無限の景色に真っ逆さま
花の国では脅威に蝕まれて千切れそう

「何処に行こうか。」


きっかけは吐息のようさ
果実を思いっ切りぶつけて
すべてが染まっていく
お前の涙も分からないくらい


夜明け方、燃え盛る無人の客船が見つかる
堪え切れずに椅子を倒して
逃げ出したのは誰だ


舞台上は失くした物で溢れてる
(泣いて怒って笑い尽くす)

輪唱みたいに記憶を重ねていく
(泣いて怒って笑い尽くす)

やたら赤い灯に急かされて
謎のスモッグを連れたお前は


何処に行こうかなんて
もう決して悩まないだろう


_自己完結

5年前 No.3

×× ★yMOZQps0Qb_c5k

マニュアルの無い宇宙が
指を濡らして膨張する
燃え移った跡を見せつけた
君は踊っている、狂ったように

片付けた書類に泥を塗って
何も無かったかのように
そう、拗ねた子供みたいに


我儘なんて言えるはず無いけど
錆びついたドアを叩く僕を今も
止められず
止められず


カラクリのある幻想に
頬をくっつけ傍観する
擦り切れそうな声で呟いて
君をひとり乗せた、舟が行く


希望なんて叶うはず無いから
古惚けた紙を千切る僕を今も
許してる
許してる


普遍的な儀式が君を隠して
短絡的な僕の手段を奪った

美しい魔法は空中で迷ったまま
一歩も動けなくなった僕の奥を
締め付ける
締め付ける


_舟

5年前 No.4

×× ★yMOZQps0Qb_gHA

地下に暮らす君は揺れる
青褪めていく夜に揺れる

呼吸をころす、その手に気をつけて


鳴り止まない胸騒ぎのなか
私は終わりの始まりを知ってる


地下に暮らす君は揺れる
乾き切った言葉に揺れる

果汁をしぼる、その手に気をつけて


脳裏に真新しい染みがある
あの結末がすぐ近くまできてる


_愚かな隣人

5年前 No.5

×× ★yMOZQps0Qb_B4O

見下ろすように坂は続いている
煙を撒き散らして、悪戯なあの子はもう見えなくなった

無人機の影が歩道をなぞってく
私は悪い風に怯えて、飛ばされそうな体を縮ませるだけ


呼ぶ声は寄せて、冗談を言い合って
使命は忘れてしまえ

燻る車窓から、可笑しな空が見えた


めくるように景色は移ってく
虫の報せを受けて、優しいあの子はもう見えなくなった


呼ぶ声は返って、亀裂に触れ合って
知性は引っぺがした

眩しい水面で、隠した気持ちがばれても

見違えた君が、また呼んでる


_瑞々しい

5年前 No.6

×× ★yMOZQps0Qb_Xop

魚が一匹、水流に運ばれていく

四季の星を蓄えた体をうねらせ


覗きこんだ底は万華鏡
並走する僕は君にもなれる
綺麗で危ない場所

魚が一匹、水流に運ばれてきた

記憶の泥を纏った体をこすって


_魚の色

4年前 No.7

×× ★yMOZQps0Qb_8dU

消えたシーツに手をかける
想念を漁ろうと手がせまる

戸棚には靴、汚れない靴
列をなしている僕の足
いつ踏み抜いても可笑しくはないよ


鮮明に覚えているよ
景色を絵本のように
めくる

待ち焦がれていたよ
記憶は流星のように
めぐる

一瞬を切り裂く真空


消えたシーツに手を添える
想念を拾おうと手が触れる

バケツには水、淀みない水
喉をならしている僕の機関
いつ踏み外しても可笑しくはないよ


_今昔

4年前 No.8

×× ★yMOZQps0Qb_T6E

家を出る、先に言われる前に
海岸線には劣性と雑踏
場違いなカップルのイニシャルを撃て

それは薬に近いんだ
最後の指はいつでも切れるのさ
銀色の煙の中から現れた知らないきみ

胸を張って死に急ぐ
僕らは本当におしゃべり
真実と紙一重の水に狂う

ここで集合しよう
0時から1時まで


_都

4年前 No.9

×× @spica10 ★yMOZQps0Qb_J6L

花火が見えない方向で鳴っていた
優しい人たちは決まった顔で笑う
口元を行き交う青葉で何も言えなかった

焦げた鳥たちは決まった場所へ飛ぶ
冷たい床に寝転んだ僕を覆った
大きくて狭い空がかなしい


パレードは騒々しく盛り上がる
狂っているのかもしれないね
曖昧な味を当てることが出来る
君が覚えていなくても


夜の虫が蜜を買えとやってくる
みんな違う結末に憧れていたんだ
汚いナイフを突き立てても泣いてしまう
女々しさを受け止める君は言った

「瞳を傷つけるこの世界だから、真実が見つけにくいのかな。」
一番大切なものは、それぞれ違うこと
きっとまだ僕らしか知らない


誰もが欲しがった病にかかる
ゆっくり執行される罰
僕らの背中は確かに輝いていた
たとえ君が覚えていなくても

パレードは早々に過ぎ去っていく
狂っているのかもう分からない
面影のある姿が鮮やかに揺れる
何も失っていないかのような顔で


_誰も知らない

4年前 No.10

×× @spica10 ★xRWuqdRVfZ_yFt

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1年前 No.11
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