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下校中の大ピンチ

 ( SS投稿城 )
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ホームルームが終わり、クラスの生徒たちが帰り始めると、美香はホッと息をつき、大急ぎで学校を後にした。友達と下校することも多い美香が、この日一人で帰るのには理由がある。

事の始まりは午後の授業中のことだった。美香が授業のノートを取っている時、急にお腹が痛くなってきたのだ。

(うぅ…… おトイレ行きたい)

しかし、美香は恥ずかしくて、トイレに行きたいと先生に言うことはできなかった。もし、時間がかかってクラスの誰かに気づかれたら…… 美人で真面目な美香にとって、そんなことは絶対に許されないことだ。

(もう少しで帰れるから、それまで我慢しよう)

こうして、美香は体に鳥肌を立てながらも、何とか放課後まで耐え抜いた。授業の内容はほとんど頭に入っていないが、今の美香にとっては、一刻も早く家にたどり着くことの方が重要だった。

(早く帰っておトイレに……)

しかし、学校を出て、しばらく歩いた時だ。

「ギュルギュルギュルー」

動いてお腹が刺激されたせいか、お腹の痛みが強くなったのである。

(そんな…… どうしよう……)

自宅までは、まだ距離がある。家まで我慢するのは無理そうだった。

(そうだ、公園のおトイレなら……)

公園まではすぐ近くである。きれいなトイレではないが、今はもう、ぜいたくは言ってられない。美香は公園に向かってヨロヨロと歩き始めた。

(もう少し…… もう少しでおトイレに……)

そして、ついに公園が見えてきた。美香はやっとトイレに行けると思って、ホッとする。

しかし、公園のトイレの前まで来た時、美香は一気に天国から地獄へと突き落とされることになった。なんと、トイレが工事中で使用禁止になっているのだ。

(うそでしょ…… なんで、なんで……)

美香はお腹を押さえてうずくまる。

(もう、、、むり……)

その時、美香の視線の先に、公園の植え込みが飛び込んできた。その裏に入れば、外からは姿が見えない。しかも、今、公園には誰もいなかった。

「グルグルグルグル」
(うっ、うぅ……)

気が付くと美香はお腹を押さえ、走り出していた。そして、植え込みの裏に飛び込むと、地面にしゃみこんで、その場でしてしまった。

「ふわぁーーー」

あんなに苦しかったお腹の痛みが、うそのように引いていく。しかし、元気になると、美香は自分がやったことの重大さが分かってきた。恐る恐る足元を見ると、お尻の下には、大蛇のような長いものが、うねうねと曲がりくねって横たわっていたのだ。どこからどう見ても、美香がたった今出したものだ。

(うわっ、こんなに……)

その長さに自分でも驚いてしまう。美香は急に自分がしたことが怖くなってきた。やむを得ないとはいえ、トイレでない場所でしてしまったのだ。昔男子たちが立ちションをしているのを見たことはあったが、美香はまぎれもない美少女だ。しかも、地面には、はっきりと証拠が残っている。もしやったのが美香だとバレたら……

(誰もいないよね…… 大丈夫だよね……)

急いでお尻を拭いたあと、美香は周りに誰もいないことを何度も確認して、息が切れるまで全力で走り続けた。

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