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昔話ミックス(日本編)

 ( SS投稿城 )
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みきなたみ @mikinatami ★wM5uQXDJkF_PGu

 むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

 この日もいつものように、おばあさんは川へ洗濯に、おじいさんは、竹やぶに竹を取りに行きました。おじいさんはおばあさんの手作りのおにぎり(おかか)を、大切に持っていきました。

 お昼になり、おじいさんはおにぎりを食べるために、見晴らしのいい丘の上に行きました。
 その時です。おじいさんの手元からおにぎりが落ちていきました。
 おじいさんは、「あのおにぎりは自分が食べる。」という気持ちで胸をいっぱいにしながら、全速力でおにぎりの後を追いかけていきました。
 少し追いついてきて、「あともう少しだ。」と思ったその時、おにぎりが穴に落ちてしまいました。
「あぁ、わしのおにぎりが…。」
 そう言ったおじいさんの目は、とても悲しげでした

 おじいさんは、覗き込んで穴の中を見ていました。あまりに深く覗き込むので、バランスを崩し、おじいさんは中に落ちてしまいました。
 「ドスン」という音とともに、おじいさんはしりもちをついて着地しました。
「痛てて。」
 おじいさんは痛めた腰をさすりながら、歩いていきました。

 しばらく歩くとそこには、たくさんのネズミがいました。
 ネズミは、おじいさんがおにぎりを落としてくれた(落そうとおじいさんは思っていなかったのだが)ことを知り、とても歓迎しました。
 おじいさんは最後に、
「この桃をどうぞ。」
と、ネズミから自分よりも大きい特大の桃を手渡され、家へと帰って行きました。

 その桃を見たおばあさんは、たいそうたまげた顔をしました。そして驚いたまま、
「この桃、割ってみましょう。」
と言いました。
割った桃から出てきたのは、元気な男の子。おじいさんとおばあさんの口は、しばらく開いたままでした。

 おじいさんとおばあさんは、この男の子に、
「桃から生まれてきたから桃太郎だ!」
と、とても簡単に「桃太郎」という名前をつけました。おじいさんとおばあさんのネーミングセンスについては、突っ込まないでおきましょう。

 桃太郎は普通の人の数十倍のスピードですくすくと大きくなり、しばらくすると、クマとの相撲にも勝てるようになりました。

 もうしばらくしたある日、桃太郎は、海辺に散歩に行きました。すると、そこには男の子たちにいじめられているカメがいました。
 そこで桃太郎は、いじめっ子たちを追い払いました。
「大丈夫?」
 桃太郎はカメに聞きました。
「大丈夫です。本当にありがとうございました。」
 それを聞いて安心した桃太郎は、その場を立ち去り、家に向かって歩き始めました。その時、
「待ってください!」
 というカメの声が聞こえてきました。桃太郎が立ち止まると、カメは続けて言いました。
「君の名は。」
 桃太郎は吹き出しそうになるのをこらえて、「桃太郎だよ。」
 と言いました。
「桃太郎、いい名前ですね。桃太郎さん、助けてもらったお礼に、竜宮城に来てください。さあ、僕の背中に乗って。」
 桃太郎は言われた通りに、カメの背中に乗りました。そして、カメは桃太郎を乗せて出発しました。

「ここが竜宮城です。」
 気づくとそこは、竜宮城でした。あの、お話の中だけだと思っていた竜宮城でした。シチュエーションも完璧です。桃太郎は、驚きを隠しきれませんでした。それもそのはず、全く揺れなかったのですから。

 桃太郎はそこで三日間ほど遊び、そろそろ帰ることにしました。そのときに桃太郎は、不老不死の薬と、絶対に開けてはいけないと言われた箱「玉手箱」をもらいました。そしてまたカメの背中に乗って陸に帰りました。

陸に帰ると、風景は何も変わっていません。
「どうして何も変わっていないの?」
 そう桃太郎が聞くと、カメはこう答えました。
「竜宮城は時間が不安定なのです。竜宮城での一時間がこの世界では一秒にも満たない時もあれば、百年の時もあります。」
 桃太郎は驚くよりさきに、「そういうことは先に言っとけ!」と思いました。
 桃太郎はどうして時間が不安定なのかを聞こうと思いました。しかし、何を質問してもわけのわからない答えが返ってくると思ったので、質問をしませんでした。
「バイバイ。」
 そう言って、二人(一人と一匹)は別れ、桃太郎は家に帰りました。

 それから一年ほど経った頃から、桃太郎は月を見て悲しむようになりました。
 桃太郎はある日、おじいさんとおばあさんに、突然こんなことを言い出しました。
「僕は月の人間です。だから、鬼ヶ島に行って鬼退治をして、月に帰らなくてはなりません。」
「そんな、行かないでくれ、桃太郎。」
「待ってくれ、桃太郎。」
 必死におじいさんとおばあさんは、桃太郎を止めようとしました。なぜ何も聞かなかったのかは、この物語にあるたくさんの謎のうちの一つです。しかし、桃太郎は
「僕は運命には逆らえません。この不老不死の薬を飲んで、いつまでもいつまでも幸せに暮らしてください。」
 と言い、不老不死の薬を置いて、行ってしまいました。
 おじいさんとおばあさんは、
「桃太郎のいない世界で、生きていても仕方がない。」
 そう言って、不老不死の薬を燃やしてしまいました。

      めでたしめでたし

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みきなたみ @mikinatami ★wM5uQXDJkF_PGu

 あとがき 〜というか説明〜
分かるかもしれませんが、思いっきり「怪盗クイーン、かぐや姫は夢を見る」を参考にしています。
パソコンに眠っていたのを持ってきました。
今見ると恥ずかしいですが、とりあえず出します。
昔話については詳しくないので、いろいろおかしかったりすると思います。
許してください。

最後になりましたが、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!

5ヶ月前 No.1
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