Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(5) >>

アルビノの少女

 ( SS投稿城 )
- アクセス(280) - いいね!(17)

★tuk3624yQ7_mgE

「ユカリ。ママね、ちょっと用事があるから、ここで待ってて?」

真冬の街。
その路地で私は待ってるように言われた。
いつも以上にきキツく抱きしめられて。

でも、どんなに待ってもお母さんは来なくて、手に持っていたくまの形のキャンディーを食べて一夜を過ごした。
朝目覚めると、目の前にパンが一つ置いてあって、お母さんが来たんだと思い辺りを見回したが、お母さんらしき人物はいない。
路地裏に戻ってパンを食べようとしたら、野良猫が銜えてどこかへ行ってしまった。
お母さんが来る前に死んでしまうのだろうか。
そんなことを考えていたら、ふと小さなコウモリが路地裏に飛び込んだ。
目で追うとコウモリは何もなかったはずの壁にある道へと入っていく。

不思議に思いその道を覗く。
その道は長くは続いておらず、行き止まり。
とりあえず奥に進んでみる。
すると、右側にまた道があり、古びた扉があった。
「こんな道、昨日はなかったはずなのに・・・」
誘われるがままにドアノブへと手を伸ばす。

ガチャン ギギィィィ ギィ

「・・・・!」
扉の中は人の部屋でも家でもない。
人外の〈世界〉だった。

1年前 No.0
メモ2016/02/19 20:05 : 柊★tuk3624yQ7_mgE
この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。
ページ: 1


 
 

★tuk3624yQ7_mgE

中に入ると、両脇には背の高い木が何本も生えていて、一本の短い道になっている。
その奥には広場があり、ウサギの着ぐるみやメイドなどがいる。
「お嬢ちゃん」
「わっ」
後ろから声をかけられ小さく肩を揺らし振り返ると、執事服の青年が立っていた。
「こんなところでどうしたの?迷っちゃったのかな?」
腕を掴まれ、扉の外へ出そうと引っ張る。
その反動で、フードが取れた。
「あっ」
急いでフードを被るが、青年はそれを見て動きを止めた。
「・・・アルビノ・・・」
「え?」
青年は目を見開き、フードを外した。
「あっ、ちょ、やめてよ!」
「アルビノだ、やっとあの娘が帰ってきた!」
再び私の腕を引っ張り、大股で広場まで行く。
すると、青年は明るい表情で叫んだ。
「みんな!アルビノが帰ってきた!」

1年前 No.1

★tuk3624yQ7_mgE

広場にいたおかしな者たちが、ワァッと声を上げた。
手を引かれてトテトテと中央に立つと、皆周りに集まって、「やっと帰ってきた」「何年ぶりかしら」と涙を流す人もいた。
このことは、知られてはいけなかったのに、なぜ、私は歓迎されている?
怖い。怖い、怖い。どうして、どうして私を見るの?どうして歓迎するの?私はそんな人間じゃないはず。
私は、恐ろしいのに。  恐ろしいバケモノなのに―――
「や、やめて!」
一気に静まり返った声。
「アルビノ…?」
次第に、ザワザワと「姫じゃないのか?」「なんだよー」「でも、あの髪・・・」と声が戻り始めた。
「・・・っ、皆、何が言いたいの!?アルビノとか、帰ってきたとか、私は、私は・・・ユカリだ!!うあぁぁぁ」
急に大風が吹き、空には大きな雨雲が出来た。
ゴロゴロと音を鳴らし、時々ピカッと光った。

1年前 No.2

★tuk3624yQ7_mgE

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

11ヶ月前 No.3

★tuk3624yQ7_mgE

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

6ヶ月前 No.4

rrrr @potechi40 ★htjInmQRCR_M0e

フィルタされたから違う内容書き込んじゃったんだよな。まあとりあえず城(?)みたいな所に連れて行かれて泣いている。

4ヶ月前 No.5
ページ: 1

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる