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膝枕で迎える終焉

 ( SS投稿城 )
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白蛇@raiti9415 ★lcjiDYta6Q.


何がどうしてこうなった。
いっそのこと現実逃避でもしたかったが、それは膝にのしかかる重みであっけなくぶち壊された。
天気が良いから日向ぼっこでもしようか。
そんな考えが既に間違っていたのかもしれない。
人目の少ない裏庭の片隅とはいえ、ここは曲りなりにも学校なのである。
一つしかないベンチの上で溜め息を吐くしかなかった。

「早く膝から退いてくださいよ、先輩」

何で私が所謂「膝枕」をしなくてはいけないのだろうか。
私の膝に頭を乗せて目を閉じているこの男は、憎たらしい程整った顔をしていた。
少しずれた眼鏡。女の私から見ても羨ましいくらい指通りの良い黒髪。
…実はこの男、私の彼氏である。
今思い返すと血迷ったかと問い正したいくらいなのだが。

「分かってませんね、君は」
「何がですか先輩。そして早く退いてください」
「スカートにニーハイ。つまりそこに成り立つ絶対領域をベンチで掲げる彼女が居たら頭を乗せるのが当然の条理」
誰かこの変態を滅却する方法を教えてください。
というかこの状況から私を助けてください。

「先輩が阿保なのか馬鹿なのかは分かりませんが変態には違いないのでとりあえずその眼鏡割っていいですか?」
ノンブレスで言いきった私に笑みを漏らす先輩。
眼鏡どころか頭かち割るぞ貴様。

それからしばらく無言の状態が続き、不意に先輩が口を開いた。
「死に方が選べるとしたら、こうやって死にたいものですね」
「…いきなりどうしたんですか」
「なんて言ったら君は驚くでしょうが」
この人は時々、酷く非現実的になる。
まるで答えを求める子供のように独り言を紡ぐ癖がある。
そしてそれに答えるのは、悲しいかな、私しか居ないのである。

「貴方は死にたいんですか? それとも…殺してほしいんですか?」
「まさか。僕は自殺願望者でも死に陶酔している訳でもない。ただ、もし終わりというものがあってそれに条件が言えるのならこのまま終わりたい。そう思っただけです」
先輩の形の良い唇は皮肉気に歪められていた。
本当にこの人は分からない。分からせてくれない。
ただの馬鹿かと思えば小難しい理論を展開したり、挙句の果てにはこうした哲学じみた話を私にする。
貴方は何がしたいの。何を求めているの。

「らしくないですね、先輩。まぁ…貴方がこんな終わり方を望んでいるなら、膝くらい貸してあげないこともないですよ」
「本当に素直じゃありませんね」
「素直じゃないですか。ひねくれてるのは先輩の方です」
「くくく…そうかもしれません」
ひねくれてるのに、こんな会話がどうしようもなく嬉しいんです。幸せなんです。
どうしてくれるんですか。私はもう貴方無しじゃ生きていけません。
だから、もし貴方が終わりを迎える時は―――膝枕してあげますから共に終わりましょう。
そう思った時不意に抱きつかれた。

「抱き枕も良いかもしれません」

数秒後、顔を真っ赤にして怒鳴り声をあげたのはもちろん私。

「こんの変態眼鏡―――!」
つまるところ、今日も私は苦労人って話ですよ。

2010/04/03 14:15 No.0
ページ: 1

 
 

白蛇@raiti9415 ★lcjiDYta6Q.

†あとがき†

10分クオリティです、さーせん。
けど書いてて楽しかったです。

ギャグなのかシリアスなのかいまいち分かりません。
何なんでしょうこのグダグダ感は。
結構気に入ってるんですけどね、コレ。

終わり方は正直思いつきませんでした。
本当に何なんでしょう。

読んでくださった貴方に心からのお礼を\(^o^)/

2010/04/03 14:18 No.1

@muu10 ★1ZdSXU0g6LE

膝枕……

いいねぇ(こら
ちょっと僕には難しい(ぇ

眼鏡わっt(マテ

どすっとな(ヲイ

ライチの小説ってなんか…

難しいのが多いよね…
いや、たんに僕が馬鹿だから理解できないってことなんだけど(僕理解力ゼロに等しいから

うん、抱き枕もいいよん(こら

苦労人…乙
面白かったよ〜

ごちそうさま^p^

2010/04/03 16:12 No.2

白蛇@raiti9415 ★lcjiDYta6Q.

『零ちゃへ』

あー、分かりづらかったか。
僕も途中からよく分からなくなってきたけどw

眼鏡割りてぇ。
ぱりーn(
本当はさ、この先輩に鬼畜要素入れようか迷った。
ていうか鬼畜眼鏡という願望があった←

面白かったか!
やべぇ滅茶苦茶嬉しいうぇへへへ(((

次も何か書こうかなぁ。

2010/04/03 21:01 No.3

のりまき大佐(TT)ゞ@norimaki☆MIx29WeItNq6 ★PJyg3jJ/y0Y

こんばんは。

読ませてもらいました。


“私”は所謂“ツンデレ”なのでしょうか。拒みを口にしながらも、その節々に“好き”という言葉が垣間見れました。良かったです。
彼女の膝を借りておきながらも、変に無頓着な先輩が良かったです。

面白い作品をありがとうございました(ペコリ

2010/04/10 19:15 No.4

白蛇@raiti9415 ★lcjiDYta6Q.

>のりまき大佐様

おはこんばんにちわ。
読んでくださりありがとうございます\(^o^)/

ツンデレですね。
"私" は "先輩" のことは普通に好きです。
その逆もまたしかり。

先輩バージョンも書ける気がする。
けど読みたい人居ないだろーなー。
リクあったら書きます^p^

最後、先輩は自分の為にそんなこと言ってくれるのかー的なことで
感動して抱きついてみました、みたいな。
…自分でも何言いたいのか分かりませんが←

いえいえ。
こちらこそ感想ありでしたm(_ _)m

2010/04/11 14:39 No.5

緋村 剣心@kanyewest ★twxrHyRR3MI

全部読みましたよってかそこまで量多くないから全部って程でもないですがw

なんかけっこう想像力があってかなり楽しめました


絶対領域は面白かったですwww


なんか文章の書き方が良かったです、色々と温まりました

色々と参考になりました、ありがとうございます><

2010/04/11 22:28 No.6

白蛇@raiti9415 ★lcjiDYta6Q.

>緋村 剣心様

ほうほう、楽しんでいただけましたか!
その一言が何より嬉しいです(´∀`*)

スカートにニーハイは絶対領域ぃぃぃ!←落ちつけ
何ていうかもう王道です(何の王道かはあえて伏せる)。

こんなんで参考になったかは分かりませんが、お役に立てたら幸いです。
こちらこそ最後まで読んでくださりありがとうございましたノシ

2010/04/12 15:41 No.7
ページ: 1

 
 
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