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雨の朝2017

 ( 詩投稿城(感想版) )
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山人 @ookumo13 ★bDJoqEzcCB_KxC

久しぶりの雨で
そう日記に書きはじめてからふと外を眺める
季節はずれの陽光に照らされ、疲弊した草たちは
むせぶように雨に濡れている
雨粒の音が、幾重にも重なった何処かに針のように入り込む
その奥で、カエルのつぶやくような声が聞こえている

季節は時をすべり
一つまみの夢を冬鳥がさらい
いくつかの諦めの氷片が砕けて冬となる
かすかに踏み跡をたどれば
そこにまた春があった
ずっと止まることなどなかった、あらゆる事柄は
終わることのない物語のように
幾冊ものノートに記帳されている

作業所の向こうは霧に包まれている
雨になりきれなかった微細な雨粒が
すべての物物に湿気を与えている
あらかじめ知っていたかのように
大杉はそれを受け止めている

葉の裏で雨をやり過ごす蜘蛛が居るのだろう
少しばかりの湿気をとりこみ
頷くように外を眺める
生き物たちは、ただ黙って
雨とともにたたずんで居る

物語はまだおわらない
人は物語をつくるため生まれ
そのなかで生きている
雨の日曜日はどことなく
生きる香りが漂い
乾いた何かを湿らせてくれる

メモ2017/10/23 07:22 : 山人 @ookumo13★bDJoqEzcCB_KxC

改題しました、すみませんm(__)m

ページ: 1


 
 

初心 @syosin ★Android=uOF7qNijzx

おはようございます。

感動しました。胸が高まりました。
詩が生きていて、語りかけてきました。

自然の雄大さが目の前に浮かびました。
季節の移ろいが、綺麗に繊細に描かれていて心奪われました。
この詩の中で人のあり方も見させていただいた気がします。

朝からこのような詩を読めて幸せです。

4ヶ月前 No.1

山人 @ookumo13 ★bDJoqEzcCB_KxC

初心さん、こんばんは。
過分な言葉、ありがとうございます。
稀に、するりと言葉が湧き出てくることがあるんですね、これはそういったタイミングでスルスルかけた時なのかもしれません。
何かしらの心の足しになってくれたようで、本当にうれしい評価です。

3ヶ月前 No.2

てたく @nikawateta ★cnc8MaZhsV_ly4

第1連、雨、日記、陽光、カエル。でも「季節外れの陽光」がよく分かりませんでした。詩的な表現でしょうか。

第2連、ああ、冬鳥。幾つもの春があった。幾冊ものノートへの記帳。終わることのない物語はミヒャエルエンデを思い出しました

第3連。霧、微細な雨粒、大杉。鳳来寺東照宮や、伊勢神宮などを思い出しました。

第4連。葉の裏でやり過ごす蜘蛛。蜘蛛は夏の季語ですが、ここでは無季の様に振舞っている。少しばかりの湿気、生き物たち。雨と共に佇んでいる。

第5連。雨の日曜日が何か示唆的です。生きる香りが乾いた何かを湿らせる。香りが生きている。聞香と言いますね。香合など、中国語では香りを聞くと書いて香りをかぐと言う意味だそうなので、ここでは隠れた聴覚が働いて居るのかもしれません。

1ヶ月前 No.3

山人 @ookumo13 ★bDJoqEzcCB_gUY

てたくさん、おはようございます。

季節外れの陽光というのは、梅雨なのに夏のような日差しということです。
全体的には、どんよりとした喪失感と少しばかりの安堵というか、そういったものを表現したかったのでしょうか、自分でもよくわかりません。
お読みくださり、ありがとうございました。

1ヶ月前 No.4

游月 昭 ★iPhone=dAo6sIO7ir

いやあ、すごいなぁと思いました。
だって、会ったこともない読者に、なんと!音に化けさせ、更に針の開けた穴ほどの隙間をくぐらせてしまうんだから、これは魔法です。
>あらかじめ知っていたかのように
>大杉はそれを受け止めている
つまりは動じないというような意味だと思いますが、
嗚呼、もう大好き!
こんばんは、いつかまたお邪魔します!

1ヶ月前 No.5

山人 @ookumo13 ★bDJoqEzcCB_gUY

游月 昭さん、おひさしぶりです。
創作活動は最近やられていないのでしょうか?
楽しみにしております。

本作をお読みくださり、ありがとうございました。

1ヶ月前 No.6
ページ: 1

 
 
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