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ふゆのどうぶつ

 ( 詩投稿城(感想版) )
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こやぎ ★AU=OgpcsROAkJ



真冬、
騒音が繁茂する都心で
沈黙をたもちつづけているにほんご
ながい耳を揺らす
毛むくじゃらのいきものを
行間に飼育したままわたしたち
さわがしいひかりのなかに
意味もなく埋没してゆく


それら、
すなわち
不特定多数の
秘密がふつふつと沸騰して
わたしたちにんげん
どこまでも冷えてゆく四肢
投げだされたまま
(あけわたされた)
ゆたかな宣告文を
かたく聞きながして、


ふりつもる雪のなかに
語彙はみずからの遺骸をかくし
わたしはみずからの語彙をかくし
吐息はみずからのわたしをかくし
(いきものの吐息は
凍結してふりつもる)
ふりつもる吐息のなかに
かくされた骨/はけっしてわたしではない
いきものの骨を抱き寄せれば
からからと乾いた音が鳴って
日本語はいっそう湿ってゆく


掘り起こすものたち
めいめいに
焚き火を掻き消して
みずからの穴へかえってゆく
(誰も骨を濡らさない)
日本語を絶ったまま
骨の継ぎ目から洩れる
乾いた音色だけを頼りに
あとからあとから
追いかけてくるながい耳
いきものたちの足跡が
白くつもった吐息のうえに落ち
誰が気付くこともなくただ
余白の底ですれちがう指が点る


6年前 No.0
ページ: 1

 
 

★GHZxoOhjv0_Pnb

ざっと目を通しただけで、誰々の書いた詩みたいって思い浮かんで、確認したらその人だったっていうのが良いのか悪いのか、どうなんだろうって思いました。

6年前 No.1

こやぎ ★AU=OgpcsROAkJ

崖さんこんばんは。

どうなんでしょうね。こやぎさんの詩はこやぎさんの詩でしかないとわたしは思うけれど。個人的には詩作品そのものに興味があるので、その作品を誰が書いたとかにはあまり興味がありません。ですが、たとえばツェランの作品などは、詩作品とその生き様を照らし合わせて読まれるということから逃れられないのでしょうし。特にネットの作品と触れ合う以上は「作者の死」をいつも考えさせられますね。

6年前 No.2

キラ ★TrAFjlefzH_BmG

こやぎさんへ

作品を拝見しましたので、僕の思うところを置いていきます。

>>ふりつもる雪のなかに
>>語彙はみずからの遺骸をかくし
>>わたしはみずからの語彙をかくし
>>吐息はみずからのわたしをかくし

僕は理解力が低いので、あまり内容が理解できなかったけれど、伝わらないことへの悲しさを表した詩なのかな、と思いました。
そう解釈してみると、実に深く、幻想的な背景も見えて素敵に感じます。
詩を書くときにも、すべて文章で表さず、行間などに意図をこめて言わざる言葉を感じてもらいたいと、思ったりします。

でも、現実はそういうのは見逃されがちで「埋没してゆく」
しかし、それでもそういう行為はなんだか心地よく、理解されたなら幸福な気分になれる。

なんだか日本的でいいな、と思いました。
まあ、この感想もきっと筋違いなんでしょうが(汗)

これからも、素敵な作品を書いてくださいませ。
ではでは。

6年前 No.3

こやぎ ★AU=OgpcsROAkJ

キラさんこんばんは。

自分が伝えたかった意味として相手に言葉が伝わらないというのは往々にしてよくあることですね。日常生活では苛々するところではありますが、こと詩に関しては作者の予想を上回る(時として作者の構想よりも優れた)読みを展開する読者が現れたりするので、詩を発表する楽しみのひとつでもあります。
個人的には「萌え詩」というジャンルを勃興したいなあと考えておりまして、萌える語り口を目下研究中であります。これからはわたし自身も萌えキャラにイメチェンしていこうかなと。手遅れか。

6年前 No.4
ページ: 1

 
 
この記事は詩投稿城(感想版)過去ログです
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