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病室

 ( 詩投稿城(感想版) )
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花キリン ★vnw9xuIEPc_siw

長方形の箱の
底には
腐りかけているみかんが
隠されている
のを あなたは知らない
小さくした棺の形を
真似た
宅急便が届くたびに
嫌な顔をする

死と向かい合う知人を
見舞った
消毒液が死に近づく
臭いを消し
ベッドが濡れているように
冷たい
命の感覚を忘れたと
ぽつんと零れ
届いたばかりのみかんを
お見舞いにと
テーブルに置いたものの
重なる

病室が
なぜ長方形なのか
知らないほうがいいと
声がするが
気になる
辺りを見渡すと
窓のカーテンが首を
括っている
ような風景ばかりで
葉を落とした
木々がしゃがみ込んでいる
笑えないものが
背中を押す

7年前 No.0
ページ: 1


 
 

山人 ★tuOnN6TpU5_aab

おはようございます。
月並みな感想を少し置いていきます。

良いと思う連は最終連です、パクリたくなるような詩句ですね。
全体としては、どんよりした暗鬱としたシーンが浮かんできます。
花キリンさんは確実に変えてきてますし、その努力には頭が下がる思いです。
従来感じられた、文体の硬さも程よく緩和され、より自然な流れになってきているかと思います

詩をおもしろい、おもしろくないとする部分、つまり色んな読みが出来るか否か、そういう部分ではその物ずばりという感じにしか私には読めませんでした。
ですが、私個人的には、一発で解り得る作品が好きですし、そこから幾重にも広がっていく作風が好きです。
頭を掻き毟らなくても、いい詩は良いし、凄い詩は凄いんだと私は思うのです。
 その上で、こういう作品の方向性は好感が持てます。しかしながら、一つのそれこそ箱の中にすぽっと納まっているだけという印象も拭えません。

ここで気になったのは、知人の様子です。
「厭な顔をする」「死と向かう会う知人」こういった描写は、あくまで語り手の視点であって、知人さんの生き様とかが見えてきませんでした。
単に語り手の心情描写のみに終始している気が致しました。

これは私にも言えることなのですが、詩句で魅了したいとする雰囲気が感じられます。
詩句やら語彙、そう言ったものを超えた、中から湧きあがってくるようなふくらみ、そういうものが花キリンさんの経験などから十分書き出せるかと思うのです。
 まだまだ修行中の身でありながら、あいかわらず頓珍漢な感想を投じてしまい、申し訳ないですが、お許しください。

 年末も近づき、寒い折、おたがい健康に注意したいものですね。
ご自愛ください。

7年前 No.1

花キリン ★vnw9xuIEPc_siw

山人 様 いつも感想をお寄せいただき感謝致します。
知人の生き様についてはおっしゃる通りだと思います。
もう少し考えを深くすればよかったかも知れません。
展開を重視して、必要な内容、それも大きな内容を
書き落としていたのかも知れません。
再考すべき作品だと思っておりますので、貴重な
ご意見参考にさせていただきます。
 私も
>私個人的には、一発で解り得る作品が好きですし、そこから幾重にも広がっていく作風が好きです。
 頭を掻き毟らなくても、いい詩は良いし、凄い詩は凄いんだと私は思うのです


 この箇所を頭に入れ書き続けたいと思います。書けばかくほど疑問が大きくなり
 なかなか思うように行かないのですが、何とかもう一つ高みに上りたいと思って
おります。貴重なご意見有難うございました。
 作品をぜひ投稿して学ばせてください。

7年前 No.2

ballad ★zB8okug9Jx_aab

 普通に感想書くのもつまんないので遊びとして感想を。

 宅急便が届くたびに
死と
腐りかけている
小さくした棺の
底には
ベッドが濡れている

病室が
見舞った
知人を押す
背中を
笑えないものが
ぽつんと濡れ
嫌な顔を真似たあなたは
知らない死と向かい

宅急便が届くたびに
隠されている
冷たいテーブルに
命の重なる風景
見渡すと
声になる

木々が
葉を落とし
しゃがみ込んでいる

気がするが

7年前 No.3

花キリン ★vnw9xuIEPc_siw

ballad 様 書き換えにより
作品の書き方とはこういうものだと教えていただき
有難うございます。
 全く違った作品になったような気が致します。
音の強さ、弱さ、言葉の伝わり方、とても参考に
なります。
 お忙しい中有難うございます。
自分の作品と再度比較し、学ばせていただきます。

7年前 No.4

6262 ★jnzKIHztDF_JeT

 一瞬、筆名を見間違えたかと思いました。「小さくした棺の形を/真似た」、「窓のカーテンが首を/括っている/ような風景ばかりで」など、花キリンさんには類例を見ない直球のような気がします。みかん箱と病室という材を徹底的に追求しているあたりも、わたしが思っていた花キリンさんの作風とはまるで違います。
 しかしこれはこれで、個人的にツボです。精髄が凝縮されて余韻が長い、いかにも和歌の心を引き継ぐ日本の詩という印象です。
 balladさんの書き換えを見てから、締めが少し弱いかなとも思いましたが、決して地味な詩ではないと思います。

「あなた」は「知人」を指すとも、自身の客観視であり語り手本人を指すとも読めますが、わたしは主に後者の解釈で拝読しました。
 腐ったみかんのように周りを巻き込んでいく死の匂い、それを消毒液に浸して消した冷たい病床、その冷気で麻痺する生の実感ときて、「届いたばかりのみかんを」以降、巻き込まれそうな死の匂いが湧き上がり、迫ってくる感じ。とてもいいと思います。特に行わけ、詩文の係りが不鮮明な部分も含め、とても効いているように見えます。
 一連は「底には」「隠されている/のを あなたは知らない」「真似た」の三行が非常に印象的で、題がきれいに強調されている。二連は長い行と短い行の繰り返しでリズムが作られ、いかにも訥々とした印象。その訥々が「重なる」でぶった切られて、三連一行「病室が」に掛かるところに、息を呑むような思いが滲んでいる。三連は息がかなり乱れている印象で、締めの切迫感を増している。と感じられました。

 しかし個人的に、二連が惜しいと思います。
 以下、ほとんど単なる印象批判ですが、

>死と向かい合う知人を/見舞った
 わたしなら「知人を闘病の床で/見舞う」などと書きたいところです。
 そうすることで一連終行「嫌な顔をする」と「知人」の係りが不鮮明になり、すなわち「嫌な顔をする」のが「あなた」なのか「知人」なのか両方なのか不確かになり、「あなた」を語り手本人とするわたしの解釈上では、味が出るような気がするからです。
 また、三行目にも出てくる「死」の字をここでも出すのは、書きすぎだと思います。
>命の感覚を忘れた
 詩が全文を通じて具体的な叙景に徹しているので、「命の感覚」という観念的な単語が浮いてしまっているように感じました。

 以上、主観論ですが、ご参考までに。

7年前 No.5

花キリン ★vnw9xuIEPc_siw

6262 様 貴重なアドバイスを感謝致します。
非常に参考になる意見をいただきましたので
参考にしながら校正を入れたいと思います。
作品は、ふとみかんが宅急便で届けられた
ものを見て、病室に結び付けてみました。
なかなか思うように行かないのですが、
少しずつでも前進できればいいなと思っております。
また、例のスレ大反響ですね。
お忙しい中、貴重なアドバイス感謝致します。
有難うございました。

7年前 No.6

★WnhjS0K0Fu_Hic

「コメント依頼・請負の窓口」スレへのコメント依頼を拝見して伺いました。感想板の雰囲気には合わないかもしれないですが、ご寛容ください。
はじめましてですよね、こんばんは。


展開上の無駄は特にはないと思います。そういう意味で、読みやすいなと思いました。

>>特にお聞きしたいのは、表現に無駄がある箇所について。

とのことなので、ここからは基本的にはそのあたりに絞ってコメントします。(※ただし、これはわたしの一意見にすぎないので、あんまり鵜呑みにせず、言われたことに対して「自分がどう感じるか」を大事にして、推敲するならしてみてください。)

>>小さくした棺の形を

>>真似た

「小さくした」はいらないんじゃないかな、と思います。

>>宅急便が届くたびに

>>嫌な顔をする

これは上述の「あなた」の顔かな。そうだと仮定すると、「腐りかけているみかんが/隠されている」ことを「知らない」のに「嫌な顔」をした、ということになるけど、
なぜ「嫌な顔をした」のかわかりにくいので、
ここはもう一筆加えてもいいかもしれないですね。
「腐りかけているみかんが/隠されている」ことを「知らない」けれど、「死の匂い」をかぎ取った、みたいななんらかのエピソードかな。
ものすごく安直に加えるなら、こんな感じ↓

宅急便が届くたびに
あたりにただよう
甘い香りに
嫌な顔をする

わかりやすい例として出してるだけなので、あんまり良い表現ではないですが。


>>命の感覚

これはわたしもやや浮いている気がしました。


>>重なる

「重なる」だけで受けちゃうのは、ちょっと唐突というか、雑かなと思います。(病室とミカン箱を重ねる、とわたしはとったけども、それでいいのかな?)
せっかく、
>>ベッドが濡れているように

>>冷たい

っていう温度感覚を扱った描写が出てくるのだから、これをもうすこし活かしてやって、「冷たさ」とかで繋ぐといいのかもしれないですね。(みかんを口に含んだときの冷たさとベッドの冷たさ、とか)
あるいはみかんに動きを出す、とかかなあ。(テーブルから落とすとか)


>>声がするが

>>気になる

ここもやや雑かなあ。うーん。ここもわりと適当な書き足しになるけど、

声がするが
なぜか
病室がひどく寒い、

わたしならこれくらいの書き方をするような気がする。

>>窓のカーテンが首を

>>括っている

>>ような風景ばかりで

「ような風景ばかり」ってのがわからないです。
これ必要なのかな?わたしにはなくてもいいように見えるのだけども。(ただ、リズム的にはあったほうがよいですね…)
カーテン→窓の外へと視線を誘導することで、部屋(箱)→その外へと空間が広げられていることは良いと思います。

>>笑えないものが

「笑えないもの」もできれば、なんか具象で顕してほしかったかなあ、と個人的には思います。首をつるときに背中を押されるイメージで読んでいいのかしら。

葉を落とした
木々がしゃがみ込んでいる
あなたにむかって
うまく
笑うことができず
転がりおちたみかんが、
そっと
背中を押して。

わたしなら、こんな感じでまとめるかなあと思います。


わりとしつこく指摘する形になってしまったけども、一点でも参考になる箇所があればと思います。失礼しました。

7年前 No.7

★Android=h7nosxylqb

花キリン 様

感じたことを失礼します。もしかしたら、失礼な発言かもしれない、違うと思われたら、このコメントは、見なかったことにされて下さい。

先ず、配置されているものが、不自然に感じました。イメージの連結が、スムーズに繋がっていないように感じます。

シュールな内容ですよね、

腐りかけのみかんに重ねたその人と長方形の箱のような病室。

でも、すっきり文章が、整理されていない。このような内容なら、もっと冷たく説明した方が、味がでるのでは、と感じました。

今の筆でも十分に客観的に思えるけれど、もう少し、一部分を鋭く抉って、それを際だたせる周りの無機質なもの、と対比させた方がメリハリが利いて、より無機質さが生きるのではないかと

そう感じました。

みかんがその役目をしているように思うのですが、配置が上手くいっていなくて、頭の中ですぐに結びつけるのは難しいように感じます。

一連の一行目から、入り辛いように思えます。


7年前 No.8

花キリン ★vnw9xuIEPc_siw

J 様 大変貴重なアドバイスを有難うございます。
一つ一つ紐解いていただき感謝致します。
まだまだ学びが足りないと思いながら貴重な
アドバイスを読み込んでおります。
多くの皆様から忙しい中貴重なアドバイスを
いただきましたので、それを基に校正を行いたいと
考えております。
お忙しい中、大変貴重なアドバイスに感謝申し上げます。

7年前 No.9

花キリン ★vnw9xuIEPc_siw

泪 様貴重なアドバイスを感謝致します。
長方形という表現からしておっしゃる通り違和感を
持たせてしまうのかも知れません。
考えすぎて幾つかの失敗が重なってしまったような
作品に、皆様からのアドバイスを受けながら思って
いるところです。
皆様の貴重なアドバイスを基に校正をしてまいりたいと
思います。
お忙しい中、貴重なアドバイスに感謝申し上げます。

7年前 No.10
ページ: 1

 
 
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