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花言葉と色

 ( 小説投稿城 )
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@aiiiiiii ★iPhone=g7smL6jMoy

「ねぇ君、僕の恋人になってください」
いきなり現れた君は私に言いました。
私はこう言い返しました、
「……名を名乗ってください。 」
君は私に世界を見せてくれました。
素敵な花言葉とともに。
しかし、花はいつか散る。


( 初心者の自己満小説です )

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@aiiiiiii ★iPhone=g7smL6jMoy

01/出会い

「 ねぇ君僕の恋人になってください。」
つい十秒前にこう言われ私は驚きと不信感で言葉が出てこない。
そして、やっとの思いででた言葉がこれ
「 ……名を名乗ってください。 」
君は、そんな私の顔を見て嬉しそうに微笑んだ。まるでこの世はお花畑かというように。
「 僕の名前はハナミヤ ハク。」
「 君の名前は? 」
私は思わず鯨の頭から水が吹き出るようにお茶を吹き出した。
何故かって?それは……私の名字と一緒だったから。恋人になってくださいと言われ、まさかの同じ名字。意識しないはずがない。
いつの間にか指先までもの全身が熱くなって赤くなっているのが見ないでも分かった。
「 ははは、りんご病みたいだよ。」
君は私と付き合ってるかのように、何気もなく自分の手を頬に当てた。白く細く暖かく気持ちがよかった。
また、顔が赤くなってしまった。好きじゃないのに。知らない人なのに。ナンパして来た変な人なのに。何故か心地が良い。
「 ………私はハナミヤ サクラ。」
「 ええええええええええええ。サクラって名前素敵羨ましいなぁ。僕の名前と交換して欲しいよ。ととというかハナミヤって僕と同じだね 」
君は分かりやすいように反応してて笑える。君も照れちゃってるみたい、可愛い
「 これから、僕のことウメって呼んでね 」
あれ、ウメっていう名前だったけ?なんでだろう、私の聞き間違いだったの?
「 えっと、お名前ウメさんでしたっけ? 」
「 んんん。鋭いなぁサクラちゃん。やっぱり僕のこと好きだからちゃんと聞いてくれてたの? 」
んなわけあるかいなあ!
「 違います。」
「 うわぁ、それ悲しいよ。」
「 僕の名前はハナミヤ ハク。サクラちゃんにはそれを知った上でウメって呼んで欲しいんだ。」
「 ……なんで。」
率直に出てきた言葉だった。
君は何も言わず微笑んでいる。諦めよう。
「 じゃあ、私のことはキイって呼んで。」
「 ……なんで。」
ウメがそう聞いてきた。けど仕返ししたくて何も言わず微笑んでみた。
ウメとキイ。ウメキイ。うんいい響き。
「 僕、この世界の色が見えない。」
突然の告白だった。


5ヶ月前 No.1

@aiiiiiii ★iPhone=g7smL6jMoy




「 ……え。嘘でしょ? 」
びっくりした、ウメは色が見えない。
つまりこの世界はモノクロ…???
「 本当だよ。」
ウメは、微笑んだ。辛いはずなのに微笑んでるのが訳わかんない。
「 サクラは花言葉って知ってる? 」
いきなり、そう聞かれた。
ウメは私のことをキイと呼ばなかった。
「 知らない、わかんないよ。花言葉なんて。私サクラって名前嫌いなの。」
私は、自分の名前が嫌いだ。サクラなんて名前は、春生れで桜が舞っている頃に産まれたからサクラって名前。馬鹿馬鹿しい。
けど“桜”っていう漢字じゃなくて、“咲良”だったことにはちょっと感謝してる。
「 ……。」
ウメが黙った。何か傷つけたっけ。
「 ウメどうかした? 」
無視だ。何も反応してくれない。
「 サクラ。花言葉は 「優れた美人」「純潔」「精神美」「淡泊」」
「 だから、自分の名前が嫌いなんて言わないで。だから僕はサクラのことをキイとは呼べない。呼びたくない。見えない色の名を何故呼ばないといけないの。」
私は黙った。ウメは私を見て呆れ続けた。
「 君には僕の気持ちは絶対分からない。何があっても絶対。この世界から色がなくなるのを。いつからか僕の世界はモノクロだ。君は色が見える贅沢者なんだよ。サクラなんて名前いいじゃないかよ。僕には大好きな花言葉の花の色も見えない。 嫌いなんて言わないで。ボクも君だったらよかったのに。」
何も、言葉が出てこなかった。
ウメは、私のことを“君”と呼んだ。
ただただ、ウメの目を見ることしか出来なかった。真剣で、辛そうな目。
私は、立ち去ることを選んだ。
苦しくて苦しくて心がはち切れそうだった。
ウメは私を見ても追いかけてこなかった。




4ヶ月前 No.2
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