気弱な勇者の物語 ( 小説投稿城 )
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himuhimu @water0 ★SKhHm1cSFv_8gk 世界には大きな力をもった種族が2ついる。
人族と魔族である。
元来、人族と魔族は不仲な種族である。
この2つの種族は互いに命を奪い合い、沢山の血を流し、争ってきた。
1度は人族の勇者によって、魔族の王は打倒された。
しかし生命力が強く、高い身体能力を持つ魔族は、王がいなくなってからも、人族といがみ合い続けた。
ただ、王を失った損失は大きく。
世界を二分するほどの拮抗した力を持っていた人族と魔族の力は、人族の方に大きく傾いた。
魔族は世界の端に追いやられ、窮屈な暮らしをよぎなくされた。
そんな世界が100年続いた。
人族は魔族の存在を覚え続けていた。
覚え続けていたが、彼らの恐ろしさは忘れてしまっていた。
人族にバレぬよう、密かに力を蓄え続けていた魔力は、大きな戦力を宿し、新たな魔王を誕生させてしまったのである。
平和ボケした人族の前に、強大すぎる魔王の勢いは止められず。
ついに世界は再び、人族と魔族が世界を二分するほどになってしまった。
このままでは魔族に人族が滅ぼされてしまう。
人族の誰もがそう思い、新たな勇者が誕生することを願った。
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