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ミュートロギア

 ( 小説投稿城 )
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ヴァリ @merry ★evrWyqM5YY_keJ

過去スレ漁って掘り返した黒歴史を基に混ぜて再作成した小説。
対して才能もないのにやろうとするから過去ログにぶっ込まれるのです。

ま、長い目で見てやってください。

メモ2018/10/01 22:49 : ヴァリ @merry★npFq9z6WGr_keJ

ミュートロギア/mythologia

ギリシア語で‘神話’を意味する。


神綴学園

神歴4000年に建てられた学舎。

初等部6学年、中等部3学年、高等部3学年、大学院2学年制or4学年制の4舎に分かれている。

初等部は1学年3クラスずつ、中等部は1学年6クラスずつ、高等部は1学年12クラスずつ、大学院は2学年制が4クラス、4学年制が15クラスずつに分かれている。

大学院になると魔導学部、魔導工学部の2学部があり更に学科ごとに分かれている。


登場人物


<生徒>

{1年}

蒼井愁/Aoi Shu

紫苑祥/Shion Sho

町田紘哉/Machida Hiroya

藤井在江/Fujii Arie

現原七紀/Mihara Nanaki

加古去美/Kako Narumi

過田美羽/Sugita Miu

紫剣来夢/Shitsurugi Raimu

未野明日香/Hitsujino Asuka


{2年}

椿原優梨/Tsubahara Yuri

冷水秋也/Hisui Tokiya

天野和人Amano Kazuto

芦原速火/Ashihara Hayahi

二前恵子/Ninomae Keiko

辻玲羅/Tsuji Reira

…続きを読む(27行)

ページ: 1

 
 

ヴァリ @merry ★evrWyqM5YY_keJ

対して才能もないのにこんな学園に入学してよいものか。

首都・ミュートロギアの一画に聳え建つ、それはまあ城のような建物の重厚な門の前で青年が一人立ちすくんでいた。
異端とも言えるような輩が入学すると噂のこの学園に放られた。ほらもう周囲には美人とか中二病とか忍者みたいなやつとか変なのしかいない。

しかも門には羽が生えた人間じゃないものもいる。頭がおかしいのではなかろうか。

青年、蒼井愁はびくびくしながら門に近づいた。
しかし、人間じゃない生き物はピクリとも動かない。てかよく見たら人間と等身大の石造だ。さらに周りの奴らも愁のことなど気にする様子はなかった。


「ご入学おめでとうございます!」
「うおぁ!!」

いきなり大音量の声が響く。顔を上げると、めちゃめちゃ端正な顔立ちの男がいた。

「新入生は案内に沿って進んでください」
「あっはい」

制服を着ているということは生徒だろうか。この男も異端なのだろうか。
そんなことを考えながら愁は一歩踏み出―――――せなかった。目の前を超絶美人が通り過ぎたのである。
そうあの小学館から出版されているコミュ症の美少女レベルの美人だった。

「えー世の中にあんな美人いるんだ...」

ひとり呟く。
そんな愁に一人の男子が話しかけてきた。

「なあ、行かねえの?」
「え?」
「だって、君、全然歩こうとしねーんだもん」

そういわれてみれば、この学校の威圧感にびびって全く足は進んじゃいない。
さらに愁は誰だこいつという視線で見ていた。
話しかけてきた同じ制服の男は愁の思考を見透かしたようにまた言葉を発した。

「あー、ごめんごめん、名乗ってなかったね。俺ね、紫苑祥。君と同じ新入生。よろしく」

勝手に一人でしゃべりだす。愁は、この男テレパシーでも使っているんだろうかと思いながら名乗る。

「あ、ああ俺は蒼井愁です。よろしく」
「とりあえずさ、一緒に行かね?俺も不安なんだよね」

軽そうな見た目の男と一緒に行動することになった蒼井愁は早くも一抹の不安を感じていた。
俺、この学校で生きていけるのか、と。

1ヶ月前 No.1

ヴァリ @merry ★iPhone=cwZn7v5ePm

神歴3000年の事だった。
1人の少年の手が光り出した。目が眩むほどの光に包み込まれながら、その手には幾何学模様が刻み込まれた。
それは後の“紋章”と呼ばれるもので、その少年は何者かによって無の世界へと誘われた。そしてそこで生活を始めた。
10年経った頃だろうか、1人の女の子がやってきた。彼女も手には紋章が刻まれていた。1人だった生活は少女が来たことによって2人になった。少年は退屈することもなく、永い刻にわたりその生命を刻み続けた。少年が初めて無の世界に来てから200年ほど経った頃、少年と少女は子孫を遺し、消えた。
更にそこから数百年経つと、無の世界だったそこはたくさんの紋章と特殊能力を持った人で溢れかえった。
現在のミュートロギアである。

「無の世界とか信じらんねえな」

先程の先輩らしき男からもらったパンフレットを見ながら祥が呟く。その横顔は、複雑な心境を現していた。
見た目チャラそうなのに……と思いつつ、足を進める。
気がつくと、講堂の前に着いていた。

「いつの間にか……クラスごとに待機みたいだな」

初めて愁が自ら口を開く。
ちょっと驚いた顔で、祥が続きを紡ぐ。

「なんだ、お前から話すこともあんのな」
「一応人間だからな」
「いやそうじゃなくて。お前ずっと俺の発言に返すだけだったじゃん」
「あぁ……俺、会話を繋げるの下手でさ、とりあえず言われたことに返してれば相手が繋げてくれるかなと思ってて。んで話しかけたりしねえのよ」
「ほーん……んじゃ、また後でな!」

愁は祥と別れて、講堂の左側に行く。
クラスの人らしき人物が何人か固まっている。そこにはクラスメイトの他に、やたら背の高い男がいる。門のところにいた男とは別人のようだ。
名札には、冷水と書かれている。読み方がわからない。難しい。

「ご入学おめでとうございます!2組の皆様はこちらでの集合になります!」

俺は2組だったなあとぼんやり考えながら進んでいく。冷水という名の少年は、愁に名前を聞く。

「入学おめでとう。君はこれから神綴学園の一員だ。宜しくな。君の名は」
「前前前世」「おもしれぇじゃねえか」

ちょっと冗談めかして言ってみたら思いのほかウケたようだ。愁は自分の名を伝える。

「冗談ですよ、俺の名は蒼井愁です」
「愁くんね、よろしく。俺は冷水刻哉です。珍しい苗字だからたぶんすぐ覚えられるよ。あと他にも俺と同じクラスの男女が1人ずついるんだけど、そいつらの方が俺よりは覚えやすいと思うなあ……」
「そうなんですか?」

ニコッと笑いながら冷水刻哉と名乗った先輩が言う。

「うん、今頃は反対側で君の友達が俺の幼馴染と話してるよ。俺と似たようなことをね、今話した……俺より覚えやすい俺のクラスメイト。まぁそのうちわかるよ。じゃあまた」

愁は首を傾げながら、講堂へと足を向けた。
少年は“ひすいときや”と言った。

────

「えーと俺4組……」
愁と別れた祥は4組の集合場所へと赴いた。
そこには先刻、門のところにいた男がいた。

「4組の皆様、入学おめでとうございます。こちらで集合お願いします」

端正な顔立ちの男だ。ハーフか?と思った。
祥の番になった。花をつけてもらうやつだ。

「入学おめでとう。晴れて君も神綴学園の一員だね。これからよろしくお願い致します」
「あっよろしくお願いします。先輩はハーフですか?」
「俺は純粋な日本人だよ。よく言われるけどね」
「へぇ……」
「でも俺の幼馴染はすごく美人だしもう1人は俺より背が高いんだ。だから会えばすぐ分かるよ」
「そうなんですか……」
「あ、君の名前聞いてもいい?」
「紫苑祥です」
「祥くんか、よろしくね。俺は天野和人です。たぶん君の友達が俺の幼馴染と今話してると思うよ。同じ内容をね。じゃあまた」

祥は首を傾げながら講堂の中へと歩いた。同じ内容……?
少年は“あまのかずと”と名乗った。

29日前 No.2
ページ: 1

 
 
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