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ユニル【魔の狩人】

 ( 小説投稿城 )
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シン ★Android=zZdgF3cyKK

ユニルは卓越した運動能力を持った、【魔の狩人】だ。
此処ベレニ帝国は何百年か前にどっかのバカが魔物や悪魔を召喚し、挙げ句手に終えなくなって放置されている、
ベレニ帝国領土外からは、今も数知れない魔物が召喚されてきている、

若干14歳のユニルは卓越した運動能力を買われ、魔物の退治屋に勤しむのであった。

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シン ★Android=zZdgF3cyKK

晴天、まさに晴天、それは茹だるような夏の暑い日だった。
ユニルは少し赤掛かった黒髪に風を纏わせた。
黒い瞳は夏の太陽を受け付けず、半分閉じている、

遠い昔、こんな事が有ったらしい、【魔人】と【魔王】が戦い、魔人も魔王も、魔人と魔王の仲間達も戦いの衝撃により、何処かも解らない時空間に飛ばされた。
残ったのは【大魔物時代】まさに晴天の霹靂である、
その戦争でだけどっかのバカが使うつもりで召喚した魔物達が、その時だけにとどまらず人間に牙を剥き続けている、

3ヶ月前 No.1

シン ★Android=zZdgF3cyKK

魔物には懸賞金が掛けられ、強い魔物を仕留めれば仕留めるほど、賞金稼ぎは儲かる、
例えば普通のオークをベレニ内で仕留めたなら1000ゼニーだ。
ユニルは昨日油断して負った傷の包帯を取り換え、薬草を塗ると、その上に包帯を巻き、家から出ていった。

ユニルは父と母の事をよく知らない、と言うのも物心付いた時には、施設に預けられ、1歳から10歳まで、施設で過ごした。
しかし施設でよく面倒を見てくれたシスターが、魔物に弄ばれた挙げ句殺されてから、魔物そのものを深く憎むように成っていた。

3ヶ月前 No.2

シン ★Android=zZdgF3cyKK

昨日ベレニの東の橋の付近で魔物による襲撃事件があった。
目撃者によると魔物の腕が伸びたとの話で、その、被害者は格闘有段者の女性だった。
やはり格闘有段者と言っても、只の人間では魔物に対しては人間は人間に過ぎないのだろう。

並のハンターでは敵わないと考えたギルドはユニルと、もう一人、リョウカというハンターを雇っていた。

リョウカは生粋のハンターを父に持つ、長い黒髪に黒目の女性だ。

ユニルとリョウカは、東の橋付近にある、魔物の住み処に向かった。

3ヶ月前 No.3

シン ★Android=zZdgF3cyKK

オーク数頭が魔物の巣から出てくる、…素手だが、怪力のオークは人間くらいならその欲深い両腕で血祭りに簡単にあげてしまう。
リョウカが刀で一頭を仕留め、ユニルもギリギリもう一頭を刀で仕留めた。
それにしてもリョウカは強い、まるでユニルが素人かのようだった。

だが何処を探してみても【腕が伸びる魔物】と言うのが居ない、
が、頭上から声がした。

「いい女だあ」

そして声の主は右腕を伸ばして空中からリョウカに攻撃した。

リョウカは刀でその長く鋭い爪を受けた。

ユニルが叫ぶ、「こいつは魔物じゃない、悪魔だ!」

爪と伸びる腕を自由自在に使って、腕が伸びる悪魔はリョウカを圧倒している、

「昨日の女あ、いい女だったぜえ、なぶり殺してやった、てめえも楽しませてくれよなあ!」

鋭い爪の一撃が、リョウカをかすっていた。

ユニルが、刀で攻撃するも、敵はそれを無残にかわした。

それでも、リョウカとユニルは果敢に戦う。

しかし腕が伸びる悪魔は二人のハンターの本気を伸びる腕と爪だけで圧倒し、ついには、

「ぐはあっ」

ユニルとリョウカは地に伏していた。

負けたのだ、腕が伸びる悪魔は実に強く、自分達は負けて殺される、それだけだ。
ユニルは思った。

だが、誰かの足音がする、

「その程度が本気か、リョウカ、」

その声の主にリョウカが言った。

「姉さん…」

3ヶ月前 No.4

シン ★Android=zZdgF3cyKK

その姉さんと呼ばれた女の素顔は鎧で見えない、身体中にチェインメイルをして、薄汚れたマントを羽織っている、
その女は腕が伸びる悪魔と戦い始めた。

信じられない事に腕が伸びる悪魔とその女は互角に戦っている、そして腕が伸びる悪魔は悪態を付くと、何処かに逃げ去った。

リョウカがその女に言う。

「姉さん、助けてくれたの…ありがとう」

鎧の女は頷いた。

ユニルが話を聞くと、リョウカの家はドラゴンからゾンビまですべからくを狩る生粋のハンターの家柄で、ここベレニを昔から預かっていると言う。

それにしてもリョウカの姉が偶然通り掛からなければ自分達は殺されていたのだとユニルは思った。

3ヶ月前 No.5

シン ★Android=zZdgF3cyKK

腕が伸びる悪魔を仕留められなかった事を、ユニルはギルドに報告すると帰路についた。
ギルドは腕が伸びる悪魔をS級の魔物に分類しなおしていた。

あまりにも強い悪魔、あまりにも強いリョウカの姉、こんな事はユニルには初めてだった。

次の日、ユニルは朝1番に起き、刀の手入れをすると、またギルドへと向かった。

「透明人間?」

ユニルが尋ね、ギルドの人が言う。

「そうよう、最近悪さばかりしているの、退治してきて」

ユニルはそう聞くと透明人間の退治に向かった。

居る、と噂の森にユニルが入ると、何か遠くの茂みが動いた。
そこに行くとリョウカの姉がいた。

「またユニルか、…私の名前はハイカ、…透明人間の退治に来たのだろう?…この魔物は、君ごときに仕留められる魔物ではない、」

ハイカは大きめの剣を背負い、鎧をしていたが、ヘルムを脱いだ。

歳は二十歳を越えたくらいだろうか、真っ黒な髪に真っ黒な目、リョウカもだが、こう胸が普通よりは大きい、

ハイカはヘルムをつけ直すと、森の奥に入って行った。

ユニルもそのあとに続く、


3ヶ月前 No.6

魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

しかしその日は透明人間がどうしても見つからなかった。

なにせ透明人間である、透明であるのだから探すのは困難である、

ギルドの報告によると殺人の容疑が掛けられているらしいが、
そしてユニルと、ハイカは町外れの飯屋にご飯を食べに行く事にした。
そしてそいつと出会った。

突然、である、ユニルとハイカの目前の空間が歪み、そいつは現れた。
巨躯の魔物である、

「我が名はプルート」

その魔物は言った。

ユニルは突然のプルートの攻撃に、橋に叩き付けられた。

プルートと言えばありとあらゆる罪を犯す魔物の中の魔物、悪魔である、

ハイカは剣を持つとプルートに叩き込んだ。

が、ハイカもですら吹っ飛ばされた。

(ああ、殺される、ハイカさんもですら駄目だった)

ユニルは思った。

が、突然、眼鏡を掛けた白髪の黒目の男がハイカとプルートの間に割って入った。

「はああああ!」

その男は眼鏡を外すと刀を持って、プルートに斬り込んだ。

ギイイイイン!

ハイカが叫んだ。

「ガレス、お父さん!」

ガレスと呼ばれた男はプルートと斬り結んでいる、プルートの拳の一撃を食らったが、次の瞬間、プルートの左腕が宙に飛んでいた。

プルートは消え失せていた。

3ヶ月前 No.7

魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

「私はガレスと言います」

男が名乗り、ハイカはガレスに抱き付いた。

どうやらガレスはハイカとリョウカの父であるらしかった。

それにしてもこんな細身の何処にそんな力が、とユニルは思った。

ガレスは言った。

「今の魔物、プルートはハイカの手に終える魔物ではありません」

だが次の瞬間、ガレスの右腕に剣が浮いていた。

正確には透明人間が剣をガレスに振っていた。

と、ここで聞き慣れない声がした。

「ようやく、ベレニまで戻れたと思えば、」

声の主の赤髪に黒目の見た目は12歳程の魔人ジークは透明人間に傷を負わせていた。

3ヶ月前 No.8

魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

四人は飯屋に向かった。

魔人ジークは、自らをジークと名乗っていた。

四人は飯屋に出された四人分のラーメンを食べながら話す。

突然ガレスが切り出した。

「ジーク君、それにハイカ、ユニル君、私は生粋の狩人、つまりハンターをしていてね、今度飛竜退治に行くのだが、同行してくれないか?」

こう頼むのである、つまりパーティーの数あわせだった。

ユニルが言う。

「別に構いませんよ、ハイ」

ジークが言う。

「飛竜に一人はキツいしなあ、俺でよければいいよ」

ハイカが言う。

「別に構わないわよ、父さん」

そして出発は明日の朝だという待ち合わせをして、四人は別れた。



3ヶ月前 No.9

魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

夜、魔人ジークと一緒に居たのは見た目は22歳程の魔女で、セフィーと言う。

セフィーが言った。

「ベレニに戻ってくる代償にジークは覚醒出来なくなり、私は若返ってしまったわ」

ジークが言う。

「いや、そうだな、参ったなあ、」

そしてもう一人男が居る、緑色の髪に黒目の魔人シウは言った。

「それにしても何百年もベレニを離れていたからな、私たちの事を覚えていて長寿種族くらいか、」

ジークが言う。

「調べてみたんだけど、カケルも、フィーンもカナタのじいさんもマグマちゃんも皆居なかったんだ」

セフィーが言う。

「ジーク、あなたと私と影の魔王の最後の戦いで、皆違う時空間に飛ばされたのよ」

3ヶ月前 No.10

魔人ムシン ★Android=zZdgF3cyKK

ガレスが言う。

「狩に行く飛竜は人を食ったんだ」

「人食い飛竜?」

ジークが言った。

ガレスが言う。

「ああ、とてもしぶとく、並の狩人では手が出せない、だから君達に頼むのさ」

ハイカとユニルは怯えている、と、飛竜らしき影が空に見えた。
その影はだんだん近付いてくる、ジークが刀で飛竜を斬った。
飛竜の翼がズタズタに成っていた。

ハイカとユニルも刀を構え、ガレスは飛竜に向かって刀を持って跳躍する、

ズバッ!

飛竜の翼が、また切れていた。

と、飛竜は火炎を吐き出した。

四人は飛竜の後ろに回って距離を取る、が、ガレスが飛竜の尻尾で撃墜された。

「つええな、やっこさん、一人で刈るのは避けた訳だ」

ジークが言った。

飛竜はジークの隙をつくとジークに火炎を吐き出した。

竜族のジークだから死にはしないが、ジークは気絶してしまった。

ユニルとハイカが飛竜と切り結ぶ、

「今だ、ユニル!」

ユニルは飛竜の頭に深々と刀を突き刺した。





3ヶ月前 No.11
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