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21グラムの魂

 ( 小説投稿城 )
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銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

きみがうまれたとき
たましいもうまれる
それはかるく かたちのないものだ
ぼくはきみをしっている
なぜいのりつづける?
なぜなにもかんじずにいられる?
おまえはもうしんでいるから
かなしむことはない




memento mori
沈黙は悪なり、
強欲 傲慢 怠惰 嫉妬 色欲 貪食
そして憤怒。
たった21gのお前の魂にはすべての罪が詰まっている。
償えるものならば、生きるのだ。
この国の王の所為で多くの人が戦で涙と血を流し、
燃える火の中は尊い命の価値を下げ、そして餓死で息絶えさせた。
そんな絶望の渦の中で平穏を保つある教会。
そこには祈りを捧げる神父の姿があった。

メモ2018/02/25 18:02 : 銀魚のかふか @irohasu02★iPad-5AvV0Fn978

感想はサブ記事にてお待ちしております!

この小説は、自分が書いている痛々しいファンタジー漫画の前日談みたいなものです。

切替: メイン記事(17) サブ記事 (2) ページ: 1


 
 

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

昔から、悪夢と幻覚に悩まされている。
事あるごとに悪魔のような黒い靄が現れ、
不吉な言葉を告げるのだ。
“お前は堕天使だ、罪を償うために転生させられたのだ。
こんな窮屈な下界から早く離れたいだろう”
と、甘く囁くのだ。
だが、為すすべもない。自分が堕天使だったことなども知らぬ。
ただの幻覚、幻聴だと目をそらすが、
毎晩其れにうなされている。

3ヶ月前 No.1

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

この国はどの大陸からも離れた孤島にある。
その中で起きた紛争により、勢力が二つに分かれた。
東には科学の発達した太陽の国が、
西には魔法の発達した月の国ができた。
この教会はその真ん中にある。
この教会は東側から逃げてきた難民の魔族を匿い、
魔法を肯定しているため西側の立ち位置にいる。
今は東側が優勢だ。
なぜこの教会は破壊されなかったのか?
東側のお偉いさんがここの熱心な教徒なのだ。
最も魔法に関しては否定しているようだが、
どうも誰にでも救いの手を差し伸べるこの宗教に縋っているらしい。
しょっちゅう神とやらに祈りを捧げている。
私は神など信じない。
与えられた役目をこなしているだけだ。

3ヶ月前 No.2

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

最近、新入りのシスターがきた。
上記に記したように、この教会は迷い込んできた魔族を匿っている。
新しくきたのは人の子とジャッカロープのハーフだ。
彼女は東側に仕える音楽一家の娘だったが、東側の焼き討ちに会い一家は虐殺。
一緒にいた友人とはぐれて、一人で歩いていたらしい。
その後裏の墓場のある迷いの森で彷徨い、教会を見つけ扉を叩いたところ私が出てきたとのことだ。
彼女は奇妙なペンダントをもっている。
「中」という漢字の形を象ったような十字架だ。
彼女はそれを母の形見といい離さなかった。

偶然だろうか、その十字架からは聖気が感じられた。
奥深い罪が詰まっているように感じる。

3ヶ月前 No.3

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

裏の墓場にゾンビが出るそうだ。
同じぐらいの歳の友人を墓守に雇った。
すると午前2時頃にキョンシーのような風貌をした青い肌の少女が現れたという。
ところどころ欠損があり、頭には札がつけられていて、黄色い目は片方しかないという。
決して暴力的では無く、とてもフレンドリーだそう。
雇った墓守は彼女と和解し、事あるごとに彼女を尋ねるようになった。
私はできるだけ関わりたく無いので、放っておくことにした。
そういえば、今日も東側のお偉いさんが来た。
今日はどうだったかと訊ねると、
「生きているだけで幸せです」と静かな声で言った。

3ヶ月前 No.4

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

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3ヶ月前 No.5

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

墓守の友人が来た。
新米シスターの付けているような十字架を付けている。
「それ、どうしたの?」と聞くと、
「屋根裏から見つかった母の形見なんだ」と言った。

私は夜、不思議な内容の本を見つけた。
ある日、ある国の大きな山の上に小さな彗星が落ちて来たそうだ。
彗星は砕け散り、七つに別れたそうだ。
七つに別れて落ちて行ったその場所には奇妙な十字架があり、
手に取るとなんでも願いを一つ叶えてくれるそうだ。
その代わりに、
命尽きるまで十字架の主として渦巻く炎でこの世の魂を断罪しないとならない。
炎で人を焼くと共に寿命か己の精神、魂が削り取られていくらしい。
残った身体には十字架が取り憑き、世界を壊す愚者となる。


読み終わって本を閉じた瞬間、
修道院のどこか部屋でなにかが強い光を放った。

3ヶ月前 No.6

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

私は今朝、またもやあの悪夢に魘された。
“時はきたぞ堕天使、天界へ戻るのと引き換えに
あの聖剣に貴様の魂を差し出すのだ。
天界へ行けば罪を斬らずとも生きていける。
いいか?祈るのだ、彼女が祈ってしまう前に”
私は堕天使などではない。
私は真っ当な人間だ。

いや、そうでもないのかもしれない。
私の左腕の甲には赤い宝石が埋まっている。
新米シスターの十字架の中央にはめ込まれた記載し忘れた宝石とよく似ている。
それをさすると、私の意識は朦朧とし、空を飛んでいるかのような感覚に陥る。
本当に私は天使だったのだろうか?

3ヶ月前 No.7

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

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3ヶ月前 No.8

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

誰も僕を見てくれない。
この地位の代わりはいくらでもいる。
僕に価値はない。
すがられる立場に高値が付いているだけだ。
僕を見る人はいない。偶像である僕を見ているだけだ。
神なんて信じない。
苦悩と痛みが僕を苛む。
今更のこと、痛みなど感じないと思っていた。
夜は気持ちが重くなる。
誰にも見えないように苦しむ気持ち。
弱さを見せて同情を売ることなんて出来ない。
私は強く生きなくてはならない。
プライドの高さが自分を傷つけているのは知っている。
だけど私は、与えられたこの役目を果たさなくてはならない。
永遠に命続く限り。
その先に何もなくてもいい。
神様の操り人形のようなものなのだから。


黒い靄が広がる。悪魔は人の形を成してきてる。
それはとても見覚えのある顔になった。
義母だ。
修道女として私が神父になるまで教会を治めていた。
彼女は戦争で孤児となった私を拾い、ここまで育ててくれた。
そして神父として教育した。
それ以外の道は教えてくれなかった

3ヶ月前 No.9

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

深夜、起きてしまった私は聖堂へ行った。
真っ暗で音のないそのだだっ広い聖堂に一人。
椅子に座って、目の前に掲げられた十字架を見つめた。
しばらくして部屋へ戻ろうとすると、一番後ろの席に女性がいた。
こんな時間にお祈りに来たのだろうか。
近寄ると、ある違和感を覚えた。
彼女はボロボロのウェディングドレスを着ている。
そして片目がなく、肋骨が丸出しだ。
近づくとともに気づく、彼女は透けていた。
彼女は私に気づくと、驚いて消えて行った。
彼女は何者だろうか、ゴーストブライドってところか?
私はすぐ部屋に戻ってベッドに入った。
その日は寝られなかった。

3ヶ月前 No.10

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

あの靄はついに義母と同じ形になった。
私の中で飼いならした感情がすべて水の泡になった。
絶望に打ちのめされたかのような感覚に陥る。
靄は手を伸ばして私の輪郭を撫でた。
そこに触れられた感覚はなく、ただ、冷たい空気が通って行くような、
気持ち悪いものだった。
私は義母の形をした靄を見上げた。
そいつは私を見下して笑った。
“時は来たと行ったろう、彼女から聖剣を奪うのだ。
別に彼女じゃなくたっていい、ほら、あの君の友人の少年からでもいい。
十字架に取り憑かれ縛られているから無理だというわけじゃない。
ひっぺがせばいい。彼の体には無理してもらうがな。 たやすいことだろう?
アレさえあればお前の願いは叶うんだ。
そして天界へ戻れる。
愚かな堕天使よ、貴様の命が尽きるまでに幾多の困難があるだろう。
それはお前の今までやって来た大きな一つの罪と小さなたくさんの善からできている。
すべて乗り越えろ、それがお前の生きる道。
そんなの嫌だろう?
素晴らしき思い出に浸れ、思い出すんだ。
暖かい空気に豊かな作物、建物は白く雲の上にある。
お日様は目の前、龍の女神はいつでも君のことを見守ってくれる。
私もそこに行くんだ。お前と一緒に。
さぁ、早く、早く十字架を奪って祈るんだ“

私は神にも何にも祈りません。
嗚咽は続く。
あなたは誰なんだ。
どうして義母の形をしているんだ。
どうして

3ヶ月前 No.11

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978


朝焼けが空を美しくそめている。
私は早朝の本当に早い時間に起きた。
今日は大事な行事があるんだ。
死者を讃え、敬う祭りだ。
墓場へ向かって、骸骨や龍や蛇を象った物や沢山の蝋燭を備えるのだ。
骸骨は死を、龍や蛇は我々聖者を、たくさんの蝋燭は民を表す。
私はシスターたちを叩き起こし、鐘を鳴らした。
朝の島に鐘の音が響き渡る。

3ヶ月前 No.12

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

晴れ渡る昼。
街は祭りのせいか賑わっている。
僕は双子の姉を誘って外へ出た。
姉は少しワクワクしているようだ。
僕は初めに主催者の神父である友人のところへ向かった。
彼は僕を見るとうやうやしくお辞儀をする。
僕は跪く。
彼はそんな僕を見て
「そんなことしなくてもいいんだよ」と優しい目で見つめた。
街は色とりどりの骸骨やヘビ、蝋燭で飾られていて、
いつもよりカラフルで賑やかになっている。
彼は姉を見て言った。
「お嬢さん、少し彼を借りてもいいでしょうか」
姉は小さく頷き、夕方の鐘がなるまでには返してくださいね、と言った。
僕は彼に手を引かれ、教会の中へと入って言った。
誰もいない。
聞こえるのは外からの賑やかな声。
静かな教会。
ずっと手を握られて、ある狭い一室へと誘われる。
誰も使っていない埃臭いばしょだ。
彼はこちらへ向き直り、僕を見る。
どうしたの?と言おうとした瞬間、壁へと押し付けられる。
華奢な体からは想像できない力で。
そして徐に接吻をー・・・
長い時が過ぎる。
目を開くと、別人のようになった彼が見えた。
翡翠色の輝く目は赤く濁っていた。
表情も緩く、にやけたような顔をしている。
誰だ、誰だ・・・・そう思うと急に高笑いをして、僕の胸元の十字架を奪おうとした。
僕は咄嗟に十字架を手に握り、その力を使う。
強烈な光がこの部屋を包む。
そして燃え盛る青い炎が十字架を包み、その十字架は形状を変え
十字の下の部分が剣のように長く伸びる。
彼は仰け反り、そしてなお笑い続けていた。
僕は彼の中身を燃やそうと、
彼の心臓へ剣先を向け、強く願った。

3ヶ月前 No.13

銀魚のかふか @irohasu02 ★iPad=5AvV0Fn978

いつのまにか眠っていたようだ。
私は今はもう使われていない埃臭い部屋にいた。
私は何をしていたのだろうか。
ただ一人ぽつんと座り込んでいた。
ただ大きな罪が心の上に積まれた気がした。
でもナニも思い出せない。
そうだ、そういえば祭りの最中だ。
外に出なくちゃ。
みんなが待っている。
こんなところにいてぼーっとしてるわけにはいかない。
こんな大きな祭りなんだし、友人も誘おうかな。
部屋を出て、廊下を走り抜けている。
教会の外に出ると、たくさんの人が賑わっていた。
人混みをかき分けて、友人を探す。
途中、私に挨拶をしたり、祈りを捧げる者がいた。
途中、私を呼ぶ声が聞こえる。
友人よ、君はどこにいるんだ?

やがて私はシスターたちに引っ張られて、
壇上で説話をしなくてはならなかった。

3ヶ月前 No.14

銀魚のかふか ★iPhone=wE4k8vC4om

祭りの終わった後のある晴れた日。
私の元にあのお偉いさんがきた。
彼は私と話がしたいと言った。
この協会を彼の国の物にしたいという。
確かに彼はだれよりも信仰心が強く、物の配給や非戦地決定、その他のことを我々に対して優遇してくれてはいた。
だがここは二つの別れた世界を繋ぎ止めて境目を守る場所だ。
だれがなんと言おうとここを誰かの物になどさせられない。
その事を伝えると、彼はあっさりと帰って行った。

最近、前よりも彼の顔色が悪い気がする。
何かあったのだろうか。

2ヶ月前 No.15

銀魚のかふか ★iPhone=wE4k8vC4om

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2ヶ月前 No.16

銀魚のかふか ★iPhone=wE4k8vC4om

彼が帰った後、
おもむろに義母の部屋へ入った。
あれ以来あの悪夢を見ていない。
あれは一体何だったんだろうか。
そんなことを思いながら埃臭い部屋を物色していると、まだ綺麗なままの蓄音機があった。
近くの椅子と蓄音機の付近だけは不自然に埃が払われていた。よく見れば床に足跡がある。
とりあえず椅子に座り、曲をかけて見た。

Do you remember?
You and me were Intimate
I am not cheap
But I’ll leave it to you
It’s over. It ended.
I was fun and sometimes sad.
Until we brake up
But even it’s over
That’s right yes I know
But
I can’t forget that he left form me
Such a bad farewell and reunion
He had gone
He doesn’t remember me .....
It’s over yes i know
I don’t believe U
Its cuz this’s over

2ヶ月前 No.17
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