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復讐者〜こんな世界なんて壊れてしまえ〜

 ( 小説投稿城 )
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夜宵ノエル @kitunesama ★d9RDrigEx7_4rx

〜プロローグ〜

「あなたには○○の罪の疑いが懸けられております」

その一言が俺の平穏を崩していった。

身に覚えのない罪が俺を捉え。

都合がいいように仕立て上げられてく俺という名の罪人。

そして仕立て上げられた罪は俺に理不尽な罰を下した。

だから、俺は願った。

【こんな世界なんて壊れてしまえばいいのに】

関連リンク: これが私の弾幕だ 
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夜宵ノエル @kitunesama ★d9RDrigEx7_4rx

第1章 始マリ



「564番、仕事ですよ」

その言葉で俺は眠りから覚める。

牢屋の前には看守が一人ともう一人。

仕事と言って俺を牢屋から出そうとする、あの女だ。

「あれあれ〜564番君、寝てるのかな〜」

「そうだ寝てる、だからどっかに行ってくれないか?」

俺はその女にはっきり言ってやる。

「564番、口を慎め………」

「君〜ちょっとうるさいから黙ってて」

看守が俺の態度に口を挟んだところに、女は銃の銃口を看守の頭に突き付けてそう言った。

銃を突き付けられた看守は若干震えてるようだ。

「564番君〜そんな冷たいこと言わないでお姉さんのお話を聞いてよ〜」

「興味ない」

俺は目を瞑ったまま答える。

名前すら知らない女だが。

直観的にではあるが、この女とは極力関わりあいたくはなかった。

「んじゃ〜仕方ないっか〜」

女はそう言って、銃の引き金を引く。

女の隣にいた看守の頭は吹き飛び、看守の体は崩れ落ちる。

そして女は看守の体のほうを漁って鍵束を取り出し。

鍵束と看守を撃った銃を持ってこちらに近寄ってくる。

「んじゃゲームしよっか、私から逃げきれたら、564番君には自由を差し上げます」

女はそう言って、牢屋の鍵を開ける。

そして次に俺の拘束を外し始める。

「そして、私が564番君を捕まえることが出来たら、言うこと聞いてもらうからね」

女は拘束を外し終え、俺の手に銃を握らせる。

「これはハンデだよ、さぁゲームは10秒後、早く逃げないとすぐ捕まえちゃうよ〜」

女はそう言って、カウントを始める。

俺は立ち上がると、女が渡した来た銃の銃口を女に向け引き金を引く。

次の瞬間、さっきの看守と同じように女の頭も吹き飛ぶ。

「悪いが、ゲームだろうと何だろうとあんた等に付き合う気はない」

俺はそう呟き、鍵の開いた牢屋から出た。

17日前 No.1

夜宵ノエル @kitunesama ★d9RDrigEx7_4rx

牢屋を出て、扉を開いた先に広がっていた光景は入り組んだ道にあちこちに点在する扉だった。

「ここに幽閉されるとき、目隠しされて結構歩かされたとは思ったが………まるで迷宮だな」

俺はそう呟いて一先ず、迷宮のような監獄を歩きはじめる。

試しに近くの扉を開けてみると、そこには俺がいたような牢屋が一つあるだけの部屋だった。

「ここいらへんの区画は罪人を幽閉しとくエリアってことか?」

俺はそう言って、扉の向こうに道がないことを確認して扉を閉める。

「全ての部屋が、無人ってわけではないだろうしささっと出口を探さないとな」

俺はそう言って、先に進もうとする。

すると、俺の出てきた牢屋の部屋の扉が開く。

そして、カツ…カツ…と足音と共に扉を開けた、その人物が姿を現す。

「まったく〜ヒドイな〜カウント中に頭を吹き飛ばすなんて」

その姿、その声はまったくと言っていいほど、生前と変わりなかった。

そう、あの女が傷一つない姿で俺の前に現れたのだ。

「へぇ〜驚いたな、確実に殺したと思ったんだけどな」

「それは、こっちのセリフだよ〜急に頭を吹き飛ばされたんだ………」

女が話終わる前に、女の頭に一発銃弾を撃ち込む。

銃弾は狂いもなく女の頭を貫き、女はまた何も言わぬ屍と化す。

しかし、俺にとってそんなことはどうでもよかった。

殺したはずの女が出てきたことよりも、銃の発砲音でここに人が集まるのではないかと思ったからだ。

俺は急いでその場を走り出した。

そして、適当に一つ扉を選んで中に入る。

中は明かりもなく、酷い悪臭が鼻を襲う。

そして、その暗さに目が慣れてきたので一面を見回してみる。

そこには大量の死体、転がっていた。

蛆が湧いている死体、バラバラになった死体、焼け焦げてる死体、様々な死体がそこには散乱していた。

それらの死体を見てあることに気付いた。

明らかに看守の死体も混ざっていたのだ。

「誰にも会わないと思ってたけど、この監獄にいる生存者って俺だけじゃないだろうな………」

そう呟くと扉の向こうから、カツ…カツ…と足音が聞こえてくる。

そして迷いもなく部屋の前で足音が止まり、部屋の扉が開く。

「564番君、見〜つけた」

女は扉の向こう側で笑顔でそう言った。

12日前 No.2

夜宵ノエル @kitunesama ★d9RDrigEx7_4rx

俺は再び銃を女に向かって、発砲する。

しかし、その銃弾は女に当たることはなかった。

銃弾は女の目の前で止まったのだ。

「まったくもって、564番君は酷いな〜躊躇いもなく渡した銃で私を殺しに来るんだもんな〜」

「酷いもクソもあるかよ、俺の手に武器があって敵が目の前にいるんだ当然だろ?」

俺は軽く答えたが内心はすごく動揺していた。

唯一の武器が目の前にいる女に無力化されたのだから。

「本当、君ってば余裕だね〜」

女は軽口を弾ませながらゆっくり近づいて来る。

俺は銃を構えたまま、その場を動けずにいる。

嫌な汗が流れる。

一歩また一歩と、女は俺に近づいて来る。

「だって、捕まったら負けのゲームなのにまったく動かないんでいるんだもの」

女はそう言って、動かない俺を蹴り飛ばす。

俺はあまりの衝撃に耐えられず死体の山に突っ込む。

俺は蹴られた痛みと体にまとわりつく死体で不快感に襲われる。

それも束の間、女は再びゆっくりと近づいて来る。

「ほらほら〜564番君、休んでる暇なんてないぞ〜」

俺は立ち上がろうとするも、うまく力が入らず、死体の中でもがいてる状態だった。

「それとも、牢屋から出れてちょっと安心しちゃったかな〜」

俺はなんとか踏ん張って、ゆっくり立ち上がるもそれがやっとだった。

「牢屋から出て俺は自由だ、こんなとこからさっさと逃げ出して平和に暮らすんだ〜って思っちゃったかな〜」

女はそんな俺の目の前で止まり、笑みを浮かべている。

「だけど残念、今の君には平和なんて訪れない」

女はそう言って、重いパンチを腹に突き刺した。

俺は堪らずに吐き出してしまった。

そして、視界が暗くなっていくのを感じた。

「う〜ん、この程度じゃ全然話にならないぞ、復讐者の564番君」

女のその言葉を最後に俺の意識は暗闇の中へと落ちていったのだった。

6日前 No.3
ページ: 1

 
 
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