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灯火闇妃−棺に眠る紅の瞳−

 ( 小説投稿城 )
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速音JUN太郎 @hayane27 ★Tablet=HfmvyqFdrH

此処は、紅い紅い極楽浄土 そこに住む男狐は言った

「我に従え、生きる亡者達。従わぬ者には…永久に生きてもらう」

◆◆◆

どうも(-ω-。)クラスで10pは浮いている人、速音JUN太郎です。初の小説となりますので、色々おかしい部分が見つかると思います。温かく見守って下さいね(; ^ω^)



メモ2017/08/09 23:47 : 速音JUN太郎 @hayane27★Tablet-HfmvyqFdrH

【キャラ紹介】


【人間界】

・天時霧斗(アマドキ キリト)…主人公。平凡に暮らしたい高校生。15歳。

・関口円(セキグチ マドカ)…霧斗の親友の一人。クラス委員。15歳。


【花月城】

・灯火ノ紅季(トモシビノ アカツキ)…紅ノ都をまとめる極楽の男狐。妖狐。見た目18歳。

・薬師寺龍月(ヤクシジ リュウゲツ)…紅季にしかえる者。右目に龍を宿す。見た目27歳。


【暁烏の屋敷】

・暁烏深影(アケガラス ミカゲ)

・氷月葵(ヒヅキ アオイ)

関連リンク: 魔界王国物語 
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速音JUN太郎 @hayane27 ★Tablet=HfmvyqFdrH

青鬼ノ章 第1話【放課後】


6月も終わりに差しかかったある日、俺達は3人で雑談をしながら帰っていた。雑談と言っても、男子校の奴らがする話だ。酷くどうでも良く、くだらない。だが、そこが面白い。
その3人組の1人である俺、天時霧斗は、少し浮かない顔をしていた。『嫌な予感』がするからだ。

「どうしたんだよ!霧斗!テスト前日みたいな顔して!!」

他の2人のうちの1人が、俺の背中を叩いてきた。

「うるせぇよ紅太郎。あのな…いくらテスト前日でもこの世の終わりって感じの顔するのお前だけだから…」

コイツは秋山紅太郎。俺の幼なじみであり親友。言っちゃあ悪いがかなりの馬鹿で、定期テストはほとんど追試という始末だ。これで有名大学に受かりたいと言っているのだから…呆れてツッコむ気力すら湧いてこない。




1ヶ月前 No.1

速音JUN太郎 @hayane27 ★Tablet=HfmvyqFdrH

「うわっ!ひでぇ…」

紅太郎が露骨に嫌な顔をする。コイツ、こうゆう顔良く使うよな…

「まあ、落ち着けって二人とも。でも、霧斗がそんな顔するなんて珍しいな…」

紅太郎の隣から声をかけてきたのは、クラス委員の関口円。何かと世話好き気質で、暴走する紅太郎を止めたり、クラスメイトの相談にのってくれたりする…いわゆるお母さん的存在だ。

「うん、なんかさ、嫌な予感がするんだよな」

「嫌な予感?」

「テスト前みたいなあれか?」

「何でお前はテスト引きずってんだよ…なんというか…お化け屋敷入った時の寒気というか…」

「…気のせいじゃないか?お前、最近疲れたまってるみたい出し。少し身体を休ませた方が良いと思うぞ?」

本当、コイツクラスメイトの事良く見てるよな。と、俺が思った時、円の表情が凍りついた。

「ん?どうかしたか?」

「あの人…俺らの事…いや、お前の事を見てるよな…」

円の視線の先には、濃い緑色の和服を着た、20代半ばほどの若い男性がいた。男性の視線は俺に向けられている。

1ヶ月前 No.2

速音JUN太郎 @hayane27 ★Tablet=HfmvyqFdrH

妙な格好の男だった。赤と黒が混ざったような気色悪い長髪をひとつにまとめ、肌は病弱なほど白く、背丈はおそらく180は行っているだろう。とにかくでかい。
男はしばらく俺を見た後、信じられない程のスピードで目の前に迫って来た。そして、ニヤリと口角を上げた。気味の悪い笑みだ。友人二人は意味がわからないという顔をして、俺は目を見開いた。

「天時霧斗君…だよね?お迎えにあがりました。」

まるで地の底から響き渡ってくるかのような、低く、不気味な声。その迫力に、ただただ圧倒される。

「あ、あの…意味がわからないんですが…」

出せるだけの声を出したが、これが精一杯だった。何なんだコイツ、怖い。逃げ出したい。

「あれぇ?聞いてなかった?…でもごめんね。紅季様の御命令なんだよ。あ、君は要らないからいいや。ふひひっ」

そう言うと男は、隣にいた円に、瓶に入った何らかの液体を飲ませた。「やめろ!放せ!」と円はもがき、暴れ、苦しんだが、最終的円はその場に崩れてしまった。

「お、おい!円に何をしたんだ!」

「安心しろ。ただの睡眠薬だ。一時的な眠りにつく、それだけだ。」

「は…?」

声の主は、あの男ではなかった。間違いない…紅太郎だ。

「おい…紅太郎。冗談言ってる場合じゃないんだぞ!なあ!?」

「行け…霧斗。」

何言ってるんだコイツ…ついに頭でもイカれたのか?ということを考えていると、突如俺の身体が言うことを聞かなくなった。

「なんだこれ…身体が…動かねぇ…!!!」

腕と足は棒のように固くなり、瞬きすら出来ない。

「行くのだ…もう、お前に拒否権など無い。」

「お前!さっきから何か変だぞ!?…え?お、おい!何するんだ!?放せ!」

目の前の男が俺の腕を掴んだかと思うと、俺の意識は遠のいて行った。

「放せ…放せよ…」





この日を境に、俺は人ではなくなった。


















1ヶ月前 No.3

速音JUN太郎 @hayane27 ★Tablet=HfmvyqFdrH

第2話 【青鬼ノ青年】

あつい…喉の奥が…煮えたぎるように熱い…

「ん…うう…」

手足が…動かない…

「く…んう…う、うああああああああああああ!?」

な、なんだ今の…の、喉が…焼ける…

『あーあ、こーんなに吐いちゃって。まあ、こんなに身体熱けりゃショーがないか〜』

え?この声…どこかで…

『ほら、もう目をあけて良いよ。見たくないだろうけど。』

聞き覚えのある声が、「目をあけろ」と、耳元で囁いた。とたんに、今まできつく閉じていた瞼がゆっくりと開いた。腕や足が動かなかったのは、硬く拘束されていたから。喉が焼けるように熱かったのは、良くわからない液体を飲まされていたから。
そして、今まで忘れかけていた記憶が、よみがえってくる。目の前の顔を見た瞬間、俺は思い出した。

「お前…あの時の…う、…何だ…これ…うええええ…」




1ヶ月前 No.4
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