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百花繚乱〜サムライ嬢〜

 ( 小説投稿城 )
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狐火クミホ @kitunebi10 ★x0PmBAVD4Z_4rx

†プロローグ†

侍とは何か?
そう聞かれて、明確に答えられる人はいるだろうか?
今の時代、意味を調べるのは簡単だろうが、それで侍の本質がわかるかと言われたら、正直わからないのではないのだろうか。
そこで一つ、一人の侍のお話をしようと思う。
そう、ボクが出会った、一人のサムライ嬢の話を………

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狐火クミホ @kitunebi10 ★x0PmBAVD4Z_4rx

第1章 サムライ嬢

グサッ
この音は誰にも聞こえないだろう………
「あっあっあ………」
この声も誰にも聞こえないだろう………
グサッ………グサッ………グサッ………
だけど、この行為は時期に騒ぎを起こすだろう………
グサッ………ツーーー
暗闇の中で赤い液体が広がっていく。
「あぁ、返事がないただの屍のようだ」
行為を終えたソレは、そう呟くとその場から去っていく。
暗闇の中に溶けていくように………
―――――
ジリリリ
目覚ましの音がする。
ボクはおぼつかない手でそれを止め時間を見る。
「………6時か」
ボクの名前は来栖 司(クルス ツカサ)美童学園に入学すると決まり。
親元から離れ、一人暮らしをしている。
時間を確認したあと、軽く顔を洗い、簡単に朝食を作り、テーブル前に持っていく。
そしてテレビを付ける。
―――それでは次のニュースです。
○○県○○市美童町にて、またもや殺人事件です、今回の犠牲者は○○○○20歳、女性。
発見された当初、何か所にも刺し傷があり、死因は出血性ショック死と推定。
犯行現場の状態から見て、連続殺人事件と同一犯と思われ警察は捜査を続けるとのことです。
―――それでは次のニュースです。
「最近、物騒だな〜」
そうは言いつつ、近くで起きた殺人事件については深く考えることはなかった。
犠牲者には、少し非常識かもしれないけど、知り合いでもない人が誰かに殺された。
その程度にしか考えられないのだ。
まぁ、被害者もしくは殺人者のどっちかが知り合いだったら別なのだろうけど………
そして、朝食を終えたボクは、軽く準備を済ませ。
美童学園へと向かうため、家を後にする。

4ヶ月前 No.1

狐火クミホ @kitunebi10 ★x0PmBAVD4Z_4rx

家を出て歩いていると、普段は人通りがない裏路地の入口にKEEP OUTと書かれた黄色のテープが張られており。
その周りにはスマホで撮影を試みる人、カメラで撮影する人、それを注意する警官など様々な人が群がっていた。
「ここが、朝ニュースでやってた、殺人現場なのかな」
そうボクが独り言を呟く。
「そうなんだよ〜ここが今、世を騒がしてる殺人犯の犯行現場なんだよ〜」
急に後ろから話しかけられて、振り返る。
そこには、学園の友達の一人、藤堂 澪(トウドウ ミオ)が、にししと笑いながら立っていた。
「なんだ、ミオか急に話しかけてくるから、びっくりしたよ」
「にしし、ツカサきゅん、おはよなんだよ〜」
軽く挨拶して、二人は歩き出す。
「それにしても、ミオ今日は随分と早いね〜」
「いや〜朝、ニュースで殺人事件なんて言ってるから、気になって早めに家を出たんだよね〜」
「ふ〜ん、それでなんか見れた?」
ボクがそう聞くと、ミオはヤレヤレといった感じに手を振る。
「駆けつけた結果、もうあんな感じに野次馬がたまっているし、無理矢理にでも最前列で見ようと前に行こうとしたんだけど、警官に怒られちった〜」
「あはは、ドンマイだね〜」
「ほんと、悔しいわ〜うちと同じ制服着た女の子は普通に入っていくのは見たのに〜」
「ん?ボク等みたいな学生の子が殺人現場の中に居たの?」
「居たのって言うか、入っていくのを見たんだよ〜しかし、あんな子うちの学園にいたかな〜?」
そう言いながら、ミオは頭を抱えながら歩く。
それにしても、うちの生徒?が殺人現場に通されるってどういう事なんだろう。
ボクはそんなことを考えつつも、ミオと一緒にたわいもない話をしながら学園へと向かった。
―――――
「まったく人間って、本当に自分勝手な生き物ですね」
私は目の前にいる、警官に向かってそう吐き捨てる。
私の名前は咲楽 千琉(サクラ チル)、絶賛激怒中である。
「本当、申し訳ありません、まさか捜査協力者がまだ学生さんとはつゆ知らず」
目の前の警官は、私に向かってペコペコ頭を下げる。
この目の前の警官の部下が、捜査協力に呼ばれた私を、そこらの野次馬と一緒の扱いをしたのが激怒の原因だったりする。
「学生さん、とか言わないでくれますか、事件解決も出来ずに学生さんに捜査協力を申請する無能な警察さん」
「まぁまぁ、お嬢これくらいにしときましょうよ」
「犬の分際で水を差さないでくれる」
彼の名は狗神 狛(イヌガミ コマ)、通称ガンドック、もしくは犬、年上だが私の部下である。
私はそう言いつつも、少し冷静になる。
「まぁ捜査協力はするけど、まずは知ってる情報を提供してくれない、話はそこからよ」
私は目の前の警官にそう言った。

4ヶ月前 No.2

狐火クミホ @kitunesama ★d9RDrigEx7_4rx

「お嬢〜ひじょ〜に、言い難いのですが」
事件の詳細を聞こうとする、私にコマは言い難そうに話しかけてくる。
「なに犬、いま私はそこの無能から事件の詳細を聞こうと思ってるんだけど!」
「いや〜そろそろ学園に向かわないとヤバいと思いますよ〜」
コマにそう言われて、私は時計を確認する。
「えぇーーー!!もうこんな時間、転入初日から遅刻とか普通にありえないから!!犬あとのことは任せた」
私はそう言って、KEEP OUTのテープに群がる野次馬共をかき分けながらその場を去った。
一瞬の出来事で警官はポカーンとしていた。
「いや〜すみませんね、お嬢はいつもあんな感じなんで」
警官はコマにそう言われて、我に返る。
「まぁとりあえず、お嬢に任されましたし〜わかってる範囲でいいんで事件の詳細をお願いしますね」
そう言って、コマは警官から事件の詳細について聞き始めたのであった。
―――――
学園についた僕は、教室に入り自分の席に着く。
ミオは自分の席に荷物だけ置いて女子グループの話の輪に入っていく。
「よう、ツカサ」
そう言って、一人の男子生徒が近寄ってくる。
彼の名は狗神 刀義(イヌガミ トウギ)、彼もまた学園での数少ない友人の一人である。
「おいおい、お前の住んでるとこの近くで殺人事件あったらしいけど大丈夫か?」
「トウギもニュース見たんだ」
「まぁな、それに学園中結構話題になってるんだぜ、連続殺人事件ってな」
「へぇ〜そうなんだ」
「へぇ〜そうなんだって、お前一人暮らしなんだし、少しぐらい危機感ってやつを持ちなって」
トウギはそう言うが、僕にとってはやはり自分とは関係ないだろうと思えてしまう。
たかだか近くで起きた事件なのだと………
「まぁ連続殺人事件については置いといて〜」
自分から話題をふっといて、なんだかな〜と僕は思ったが口には出さなかった。
「なんと今日、我がクラスに転入生がくるらしいぜ」
「ふ〜ん、こんな物騒な時期に災難だね」
「まぁまぁそんなこと言うなって、それにしても転入生って女かな女かな〜」
「それどっちも女になってるぞ」
「だって男より、やっぱ女がいいじゃん」
僕は多少トウギに呆れて溜め息を吐いた。
しかし、こんな時期に転入生かどんな子なんだろ?と考えながら、僕はまだ見ぬ転入生に思いを張り巡らせていた。

3ヶ月前 No.3

狐火クミホ @kitunesama ★d9RDrigEx7_4rx

―――――
「はぁはぁ………なんで私が朝からこんなに体力使わないといけないのよ………」
私はそう呟きながら、学園につく最短ルートを頭で構築しながら走っていた。
町の地図は昨晩までに頭に叩き込んでるので、このペースでいけば時間には遅れないであろう。
そう言って、人気のない路地裏を駆けていく。
「そこのお嬢さん、そんなに急いで何処にいくのかな?」
突如、声がした方を振り向く。
しかし、そこには誰もいない。
そして、元の方向を向くと、ナイフが目の前に迫っていた。
私は急いでバックステップを踏み、紙一重でソレを避ける。
「おぉ!これは驚いたよ、まさかアレを避けるなんてね」
男は少し大げさに驚いたようにそう言う。
男は全身に真黒なローブのようなものを羽織っており、フードで顔が確認できない。
「ちょっと、初対面の女性に対してナイフでご挨拶なんて、随分熱烈じゃないかしら」
私はそう言って、男と距離をとる。
「いや〜すまない昨夜の狩りは随分と不完全燃焼だったものでね、だからお嬢さん悪いけど狩らせてもらうよ」
男はそう言って、地面に吸い込まれるように消えてった。
「はぁ、本当今日は朝からツイてないわね」
私は目を瞑る。
そして次の瞬間、私は一歩前に出て後ろを振り返り、目を開ける。
すると、壁の中から腕が生えており、その手にはナイフが握られていた。
「お嬢さん、只者じゃないですね」
男はそう言って、壁から出てくる。
「そう?目の前で消えた敵が後ろから襲ってくるなんて、誰でもわかるわよ」
私はそう言って、身構える。
「あんた最近、ここいらで暴れてる殺人犯なんでしょ、私のイラつき解消に少し付き合って貰うわよ」
こうして私と謎の殺人犯?との戦闘が幕を開けた。

3ヶ月前 No.4

狐火クミホ @kitunesama ★d9RDrigEx7_4rx

―――――
「――−以降が、我々が知る範囲での事件の詳細です」
「ふむふむ、お話ありがとうございます」
警察官から事件の詳細を聞き終えた俺は、簡潔に自分の頭で情報を整理した。
―――
・連続殺人事件は今回のを含めて5件目
・被害者に共通点はなし
・犯行現場は全て人通りの少ない路地裏
・犯人とは争った形跡はなし
・犯人は被害者に対し執拗に攻撃を加えている
・犯人の痕跡と思われるものはいまだに発見されていない
―――
そこで次に俺は、警察官に尋ねる。
「警察さん、質問なんだが犯人の目星とか付いてたりします?」
目の前の警察官はヤレヤレといった感じに手を振る。
「全然ですよ、被害者は老若男女バラバラで犯人の手がかりもなしで、お手上げ状態ですよ」
「まぁこんな派手な現場残して、犯人は足跡一つ残さずに消えてしまわれれば仕方ないですね」
俺はそう言って、被害者の遺体があった場所と思われる場所を見る。
そこには乾いた大量の血と、遺体があったと思われる場所には白い線が引かれている。
断定はできないが、恐らくイレギュラーの仕業なのだろう。
「平和ってのは、なんなんだろうね〜」
俺はふとそう呟く。
「何か言いましたか?」
警察官は不思議そうな顔を覗かせる。
「いや、大したことじゃありませんよ、それじゃ平和って奴のために働きますか」
そう言って、俺は歩き出す。
警察官は慌てて俺に声をかける。
「どこに行かれるのですか」
「な〜に、ちょっくら一人で調べごとをね………まぁわかったことがあったら連絡しますわ〜」
そう言って、ぽか〜んしてる警察官を置いて、俺は路地裏を後にした。

2ヶ月前 No.5
ページ: 1

 
 
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