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枢軸これくしょん

 ( 小説投稿城 )
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ルル_011@ @lulu011 ★PSVita=hn4dcqW01Z

私の目覚めは今より約15年前。
私はいつも通り、将軍様や譜代の家臣団達のみんなとお茶を
飲んだり、美味しいお菓子を食べながらのほほんと過ごしていた。

その頃は、異国船が私達の国の回りを行ったり来たりしてた。
って私の昔の親友のオランダちゃんが言ってたなあ...でも、それは昔の話。
私は将軍様達と一緒に楽しくわいわいと騒ぐだけ。でも、狭いこの国で
このような生活をしていてもあまり面白くないわ。そう言えば最近、イギリスって
いう旅をしている女の子が私達、東亜のリーダーの清姉さんを呆気なく倒したって聞くし。
いいなあ...私もそのイギリスって子みたいに世界を旅してみたい。
できればまた、昔みたいにオランダちゃんとまた仲良くしたいし、私も清姉さんみたいに
強い立派な国娘(くにむす)になりたい。でも、仕方ないよね。

「今、この国が鎖国をしている事は代わらない。そうよね?日本。」
と、私は自分に言い聞かせると食べ終わったお菓子のゴミを片そうとした。
その時。

ドーンッ!!ドドーンッ!!バキィ!!グシャア!!

突然、大砲を発射する時の音がこのお城に鳴り響く。何が起きたのか私には
分からなかった。そして突然、この大広間の襖が「ドンッ」と乱暴に開かれると

「話は聞いたわ!突然だけど開国してよ!マイシスター!」
これが私の目覚めであり、初めての私のお姉様。

アメリカお姉様との出会いだった。

メモ2017/01/14 00:09 : ルル_011@ @lulu011★PSVita-hn4dcqW01Z

>>0 プロローグ 黒船来航 〜Perry Expedition

>>1-2 第一章 日出づる國 〜Empire of Japan

切替: メイン記事(2) サブ記事 (1) ページ: 1


 
 

ルル_011@ @lulu011 ★PSVita=hn4dcqW01Z

第一章 日出づる國 〜Empire of Japan



「っていう事があったのです。」

と私は目の前にいる、優雅に紅茶を飲む私の憧れの少女
に当時の事を西洋のグリム童話風に語る。それに対して長い金髪を
二つに縛ったツインテールの少女はティーカップを机の上に置くと

「へぇ〜あの子。結構大胆にでたのね。それで?
貴女のその服は私の妹...アメリカのチョイスかしら?」

顔を少ししかめて言う。彼女の言う通りだ。あの後、アメリカお姉様は
『女の子は可愛い服を着ないとダメネ!マイシスターは、
まるで、お人形さんのようにキュートだからきっとこの服が似合うヨ!』
と今着ているこの服を選んでくれた。少し成長してサイズを新調
したりしたが、特に不満も無いしむしろ可愛いらしくて好きだ。

「は、はい。そうですけど...個人的には気に入ってますけど...
もしかして、何か問題があったりするのですか?」

イギリスは一瞬、驚いたような顔をしたがすぐに普段の落ち着いていて
安心感を与えさせる冷静な顔に戻り、ため息を吐いた。

「べ、別に問題は無いけれど...ハァ...アメリカも変わった趣味を
持っているのね...きっとマンガの読みすぎじゃないかしら。」

それを聞いたイギリスの隣に座っている左のもみあげに赤色の。
右のもみあげに青色のメッシュが入った白い髪の女性が言った。

「あぁ、まったくだ。アメリカはアレか?恥を知らないのか。
この子をフランドールそっくりの服装にしやがって。」

白い髪の女性は喉に流し込むように紅茶を飲むと「何これ、まっず」と言った。
それに対しイギリスは「文句言うなら飲むな」と冷静にたしなめる。

「し、しかしそれは言い過ぎです。アメリカお姉様は世界を知らない私を
優しく導いて下さりました。と言うよりフラン...ドール?って何ですか?」

目の前に座った二人の少女は驚いたような顔をすると、白い髪のポニテの女性。
もといフランスが「お前に任せる」とイギリスに一任する。
イギリスはハァ...とため息をつくとメモ帳を一枚剥がし、ペンを走らせる。

「こういうキャラクターの事よ。急いで書いたから下手で申し訳無いわ。
てか...本当にあなた、フランに似ているのね。パクり疑惑が出ても知らないわよ?」

そこには、子供らしい可愛らしさの表面に奥の深い狂気が滲み出ている少女
の絵があった。よく考えれば私はこの子の服に似ている服を着ている。
背中に生えた美しさと狂気に目を奪われる羽も私のにそっくりだ。
しかし、羽の7つの珠は彼女のは尖っているが私のは丸っこい。
しかし、この絵急いで書いた割には物凄く上手い。まるで画家が書いたようだ。

「まぁ、確かにイギリスの言うことにも一理あるな。と言うよりまんまパクり
じゃないか。これは後でアメリカと作者をちょいとハードに処すしかないなあ...」

とフランスはいつの間にかに用意したケーキを頬張りながらなかなか
ドギツイ事を言った。「コラコラメタいぞ。」とイギリスが注意する。

「こんな服装では、日本...いや今は大日本帝國だったかしら。とにかく日本が
可哀想よ。その背中の羽なんてどうやって生やしたのかしら...まったく...
マジキチハイスペックな妹(アメリカ)を持つと苦労するわね。」

それにフランスがうんうんと頷く。そして、イギリスのケーキを一つまみ。
それに対してイギリスは「いい加減、殴るわよ?」と少々怒り気味。

「あ、日本でいいです。でもそう言う事ならどうにかしないといけませんね。
でも、どうすればいいのでしょうか?私は服を買える店を知らないもので...」

すると、フランスは突然身を乗り出して目を輝かせていった。少しイギリスは鬱陶しそうな
顔をしているが、フランスはお構い無しに話を続ける。

「では、買いに行こうか。私達が君のコーディネートをしてあげよう。それと、君は
世界に出てからまだ日は長くないよな。と言うことで私のお気に入りの店とカフェを
全て教えてやるし、この町の観光案内もつけてやるぞ。」

イギリスにしては珍しく、それに対抗してか身を乗り出して話し始める。

「そうね。私もフランスの意見に賛成だわ。何よりも私の妹(アメリカ)がその服を
チョイスしたとなると私たち、イングリッシュ姉妹全体の品格を下げかねないわ。
それだけは避けたいし、貴女にこの頼りない三色旗より分かりやすいこの町の
案内もしたいもの。納得してくれるわね?と言うよりはして欲しいわ。」

それを聞いたフランスは「おいコラ、イギリス。」と少々怒り、
イギリスは「あら?事実じゃない。いいのよ?もう一度百年戦争をしても」と余裕。
そして、この列強と名高い二人の少女は思い浮かべるほど気難しい印象は無く
ごく普通の女の子同士の友達のように接してくれる。極東の発展途上国の私なんかと。
それが何よりも嬉しくて少しニヤけてしまいそうだ。

「は、はい!服を買いに行きましょう!」

私は彼女達と一緒に今週の日曜日にこの町の洋服屋に服を買いに行く
事となりました。今からでもすごく楽しみです!後2日が待ちきれません!

6ヶ月前 No.1

ルル_011@ @lulu011 ★PSVita=hn4dcqW01Z

お天道様が西の空へと沈んで空が薄紫に染まる夕方。
私は昼間有った事をスキップしながら思い出していた。
それでもやはり、ニヤけてしまいそうだ。私は東亜の中でも特別。
東亜の中で唯一、欧州の女の子達と対等では無いとは言え、
遊びに誘って貰えたり、お茶に誘って貰っていると考えると
自然と頬が緩く...

「日本お姉ちゃん!一緒に帰ろっー!ん?もしかして今日良い事でもあった?」

塾帰りだろうか。「お姉ちゃん」と走って私に駆け寄るこの女の子。
そう。琉球だ。私の数少ない...ていうか一人しかいない妹。琉球は
ぴょんぴょんと飛びはねて私の前に立つと不思議な顔を私に向けた。

「お姉ちゃん?」

琉球は首を傾げて人差し指を自らの下唇にピトっと付けるとう〜んと唸り始めた。

「分かった!もしかして、道端で1円拾ったんでしょー?」

琉球はどうだ正解だろう。と言わんばかりにドヤ顔で胸を張る。

「そんな訳ないじゃん。ていうか拾ったら憲兵さんに届けるし。えっとね...
今日の昼間ねえ...ふふっ...えへへっ...あっ。ゴホンゴホン。」

しまった。つい笑みが漏れてしまった。それを見た琉球は首をもっと傾げ
不信な顔をして「そうなのかー?」と聞いてきた。

「いやいや、そうじゃないよ。琉球。今日ねフランス先輩とイギリス先輩とお茶して
来たんだ。それで今週の日曜日に一緒に町へと服を買いに行く事になったんだ。」

琉球はパァッっと目を輝かせると頭ひとつ離れた私の顔を見上げるように
して「えー?いいなー。えっと...それでどんなお茶飲んだの?イギリス先輩
やフランス先輩達とどんなお茶を飲んだの?」と無邪気に聞いてきた。

んふふ〜♪それはね〜琉球。うん。普通の紅茶だったよ。うん。
でも、少しお茶菓子のケーキが美味しかったかなー、なんて。

と琉球に得意気に語ると琉球の顔を伺う。普段の琉球なら「わー!すごい!」
位言うだろう。だけど、今の琉球はどこか不機嫌のように見える。
そしてある一点から目を逸らしているように見えた。私はそれを見ようとする。
それよりも先にそれは口を開いた。

「随分と楽しそうね。裏切り物の日本さん。」

そこには、民族衣装姿の朝鮮が居た。一瞬で楽しい空気は
一触即発の張りつめた空気に変貌を遂げる。そして朝鮮は親の敵でも
見るような目で私を睨むと私の言い分などお構い無しで話を続ける。

「清姉からの伝言よ。『今すぐ、英と仏より手を切れ。さもなくば
貴様の身に災いが降りかかるだろう。』らしいわよ。まぁ、私は貴女が
災いに見回れようが野垂れ死のうが知った事じゃ無いのだけど...ね。」

それを聞いた琉球は血相を変えて必死に反論する。「どうしてそんな事を
言うのですか!?貴女も私達と同じ東亜の一員じゃないですかっ!?」と。

朝鮮はそれを聞いて鼻で笑うと虫でも見るような冷たい目でこちらを睨み付け、

「あら?琉球。貴女、植民地って単語を知らないのかしら?まぁ、例えるなら
...。貴女みたいな奴の事よ。私達東亜は憎き欧米の食い物にされ、蹂躙された。
今じゃ清姉も本調子じゃ無いみたいだし、そこのダメ女は長い鎖国のせいかしら?
すっかり腰抜けになってる。これじゃ東亜全体は欧米に支配されてしまうわ。
それだけは避けたい。清姉もそれ以外の皆もそう思っている。なのに...」

彼女は自らの拳を握りしめると体を少し震わせて口を開く。

「なのに貴女のダメ姉だけが皆を裏切って欧州と仲良くしている。これは許せる事かしら?」

琉球はそ、それは...と涙目になりながら言葉を濁らせる。私も言い返せる言葉が無い。
私は運良く、植民地にされなかった極東の島国。アヘン戦争で負けてボロボロになった
清姉や数百年前から清姉の妹(属国)の朝鮮の気持ちなんて分かる訳が無かった。

「分かる訳...無いじゃん。そんな国(ヒト)達の気持ちなんて...」

遂、本音が漏れてしまった。こういう時でも私の悪い癖は治らないらしい。
それに驚いたような顔をしている琉球と余計顔が険しくなった朝鮮。
でももう、私はどうでもよかった。東亜なんてどうでもいい。私は...
最低でも琉球は守りきれる、そんな宗主国(姉)になれれば良かった。

「...朝鮮。」

朝鮮はチッと舌打ちするとイラついたような表情で「何よ?」と言った。

「出来ればもう金輪際、私と琉球に関わらないでくれないか?私は東亜の事なんて正直
どうでもいいんだ...だけど、琉球は私が守りきる。何をしてでも守るから。」

朝鮮はハァ...とため息を付くといつも通りの冷たい目で
こちらを睨むと、もはや投げ槍にも感じるような声で言う。

「そうですか。別に結構だわ。私、裏切り者と腰抜けは大嫌いなの。
だけどもう二度と私と清姉の前に顔出さないで。気持ちが悪いのよ。貴女。」

いい終えると、朝鮮は無愛想に私の横を通り過ぎた。そして彼女は舌打ちをした。
それに対し琉球は頬を膨らまして怒っているがそんな私は別の事を考えていた。
何処かへ向かう朝鮮の後ろ姿を一応送っておく。しかしいつまでも返答は帰ってこなかった。

「お姉、ちゃん?」
と琉球は不思議そうに尋ねる。

決めた。私......


近代化しますっ!近代国家となって琉球を守りきれる国(娘)になってみせます。
フランス先輩やイギリス先輩。アメリカお姉様も認める立派な「列強になってみせます。」

ですから、貴女たちはそこで見ていてください。『日出づる國の夜明けを。』

6ヶ月前 No.2
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