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天使になりたい

 ( 小説投稿城 )
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スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

私は……何だと思う?ふふっ、貴方たち人間が私の正体を知ったら拒絶するんでしょうね。

面倒だからおしえないわ。それに私には仕事があるの!貴方たち人間のように遊び回ってなんかいられないの。

さぁ…今日のターゲットたちはどんな人間かしら。とても楽しみね…。

でも…でも本当はこんなことしたくない!私のやっていること自体人間たちにとっては被害になるだけ。

本当は…人間を幸せと光りに導く天使になりたい。私だって人間たちの笑顔が好きなの。




【また新作作りましたー!今回は天使に憧れて、なりたいと思っている死神の女の子のお話です】

5年前 No.0
切替: メイン記事(21) サブ記事 (29) ページ: 1


 
 

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

「サヤカ!何してるのですか?ぐずぐずしてないで早く行ってきなさい」

「え…は!はいっ」

ここは死神が暮らす世界で略して[神界]。何かすごくランクが高く聞こえちゃうのは私だけかな?

ただの死神がいるだけの界が、神の界なんてネーミングの付いた世界に住んでよくもめごと起きないね〜。

なんて、心の中で呟く私。何か大人だな〜。

「サヤカ!早く行きなさい。罰を受けたいのですか?」

「いいえ!行きますよ、行けばいいんですね」

「とーぜんです」

行きなさいか…死神長様はいつもどおりの相変わらずで命令口調。本人は悪気無いだろうけど言われるこっちは

妙に腹立つ。私は死神長様に背を向けてその場から消えた。いわゆる瞬間移動ってやつを使った。

私は、人間の住む人間界へと着くと髪につけていた星型の宝石のように輝いている物を外した。

これはどの人間の魂を狩り取るのが有効か教えてくれるから役に立つ。死神なら1人1個必ず持っている。

人間に近づいて、輝きが薄くなったり消えたりしたら出来の悪い証拠。

逆に、輝きが増したりしたら出来のいい証拠。私たち死神だって適当に人間殺してればいいってわけじゃない。

狩り取った魂は天使・悪魔・死神・妖精、この4種族のどれかに次世生まれ変わる。

この4種族は人間より優れてなければならない。だから出来のいい人間の魂を奪い神界へ行き、死神長様に渡す。

死神長様は、天使の住んでいる界…通称[天界]にいる神様に連絡を取り魂を渡す。

そして、神様は受け取った魂を例の4種族のどれかに生まれ変わらせるのだ。

私は相変わらず、頭の中でこ難しい事を考えている。ごちゃごちゃになっているが。

しばらく歩いていると、手に持ち歩いていた星型の飾り?神界通称では[察知スター]と

呼ばれているものがまばゆいほどに光り輝いた。

5年前 No.1

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

私は辺りを見回して見ると、結構近くでブレザーを着た少女がこっちに歩いてきていることに気づいた。

少女が近づくにつれて、察知スターも輝きが強まってきてる。あの子に間違いない。…殺さなきゃ。

少女は私に気づくと、ニコッと優しそうな笑顔を向けてくれた。私は微笑み返しながら近づいていく。

「貴方は?どうしてそんな地味な服着てるの?貴方可愛いのに、もったいないよ」

「そんなの関係ないわ。魂を奪いに来た死神が派手な格好するわけないもの」

私がそう言った瞬間、少女は少し顔が青ざめた。顔つきはごく一般的な感じだけど性格はかなり良さそうね。

察知スターの輝きがすごいんだもの。間違いないわ、絶対に!私は察知スターを見つめながら確信した。

「それ、綺麗だね。宝石みたい!何に使うの?」

「これは出来のいい人間を探す物よ。出来のいい人間の近くでは強い輝きを放つわ。今と同じように…」

ふふっ、馬鹿な人間ね。天然と言ったほうがいいのかしら。少女は身の危険を感じたみたいで

私から距離を取るかたちで後ずさっていく。私は怖がってる少女に構わず手を向けた。


5年前 No.2

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

「…貴方は本気で私の魂を奪いたいと思ってるの?私は、貴方を悪い死神だなんて思えないよ」

「!なんでそんな事が言えるの?私は殺そうとしてるのよ!?」

そうよ、私は今人間を殺そうとしてる。この少女が悪い死神じゃないなんて言ったのは、

きっと自分が助かるための言い逃れよ。人間なんてそれっきりの生き物なのよ…結局は。

私はジッと少女を見据えると、少女は善意に満ちた笑顔を見せた。私を見下しているのかしら。

「貴方の目はすごく綺麗だよ!そんな目をしてる子が人殺しなんて出来るはずないよ」

はぁ!?何で私が人殺しをすると思えない理由が目なのよ。でも、この少女はすごく優しい。その事は分かった。

私は思わず少女に向けていた手を下ろした。でも少女は泣きながら逃げていくことも、私を嘲笑うこともない。

ただ、笑顔を崩さずに私に歩み寄ってくる。私はどうすればいいか分からずに何故か[察知スター]を手渡しした。

少女は不思議そうな表情をしながらも、受け取ると[察知スター]は少女の手に渡った事を喜んでいるかのように

より1層輝きが増した。もう[察知スター]は光に隠れて見えない状態になってる。どこまで心が綺麗な人間なのよ。

「…わぁ、綺麗だね。貴方にぴったりの物!」

少女はそう言うと、私の髪に[察知スター]を付けて満足そうな表情をした。心が温かくなってくる。

この少女といると、すごく落ち着く。もっと仲良くなってみたいな。そんなこと言っても

いくら心が綺麗でも、死神とだなんて仲良くなりたくない…とでも言うんでしょうね。

「そういえば、名前言ってなかったね。私は亜唯だよ、貴方は?」

名前?いちいち聞くんだ。死神に。まぁ、教えてあげようかしら。名前ぐらい。

「サヤカよ」

ちょっと素っ気ない言い方しちゃったわね。少女…じゃなくて亜唯もキョトンとしている。

てゆうか、今更だけど死神って言われて亜唯はすぐに信用してたわよね。疑うことを知らないのね。

5年前 No.3

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

「よろしくね、サヤカ!死神でもカワイイ名前の子がいるんだね。私びっくりしちゃった」

え?カワイイ?私の名前が、カワイイ?亜唯は私を見てクスクス笑っている。何が面白いのよ。

「サヤカ、人間みたいだね〜。死神なのにすごく人間っぽい顔してるよ」

人間ぽいって…よく意味が理解できないわ。人間っぽい顔?どんな顔かしら…。

頭がこんがらがってきちゃった。だってよく分からないんだもの。しょうがないじゃない。

「あ、困らせちゃったみたいだね。ゴメンネ!深く考えなくて大丈夫だよ」

「あ、ありがとう」

亜唯は、私がお礼を言ったらすごく嬉しそうにした。お礼言ってよかった。亜唯が喜んでくれたもの!

私…亜唯に情が移ってしまったみたい。どうすればいいの?…亜唯の魂奪わなければいけないのに。

私は1人前の死神よ。仕事をサボったりすっぽかしたりするなんて許せないこと。死神長様から罰を受ける事になる

絶対に、ただでは済まされない。でも私に亜唯を殺すなんてできない。こんな素敵な人間を死に追いやるなんて…。

5年前 No.4

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

「わ…私は、死神よ」

「分かってる、疑ってなんかいない!サヤカの事…信じてるから!会ったばっかりだけど私たちはもう友達だもん」

嬉しい。友達だと認めてくれたわ。でも、死神の私に…どうしてそんなに優しく接してくれるの?

亜唯は必死に訴えてくる。その中に、少し悲しそうな雰囲気が取れるのは気のせいかしら?

でも、私は死神である限りは…。人間の前で弱みを見せるなんてみっともないわ。いつも冷静でいることができた

私でも、亜唯の前では気を許してしまいそうになる。今まででも出来のいい人間に数え切れないほど出会ってきた。

数え切れないほど、人間の魂を奪ってきた。私は平気だったし迷いなんて1度もなかったわ。

なのに亜唯だけは今までの人間とは、どこかが違う。私が死神なんて立場であることが苦しくなる。

「サヤカ…顔色、すごく悪いよ。ちゃんと体休めてる?よければ私の家で休んでいってもいいよ!」

亜唯は私の心境を知ることもなく、優しい口調で話しかけてくる。

「死神は人間の魂を取りそこねてしまうと罰が与えられるのよ。でも私は亜唯の魂を奪わない…ううん、奪えない」

「サヤカ!可哀想…私がサヤカを苦しめてるんだね。辛いでしょう?ごめん…本当にごめんね」

えっ!?亜唯、泣いてる?私なんかのために、謝ってくれてる。私は嬉し泣きに近い涙を流した。

だって、今まで人間の温かさを実感することなんてなかったもの。誰もが死神と聞くと震え上がって死んでいった。

私は亜唯に会う前までは、人間はただ愚かで醜い生き物だとばかり思っていたけど間違いだったのね。

亜依が特別な人間ってだけかもしれないわね。

「サヤカ、もういいよ。私の魂を奪って行っても。もう私は今…死んでも平気だよ。恨んだりしない」

「え!?そんな、嫌よ!亜唯は私にとって大切な友達だもの。失うなんて…怖い…!!」

私は脳内で考える前に、口に出していた。確かにそうね。亜唯は私にとって大切な友達。嘘なんて1欠片もないわ。

失うことを恐れている。その前に、私は注意していたにも関わらず弱みを見せてしまった。

5年前 No.5

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

「嬉しい、そんなこと言ってくれるんだね。こんな私に」

こんな私って…何で自分のことを汚しているような言い方を?すごく大きい優しさを持っているのに。

人間社会もおかしくなってきてるのね。出来の悪い人間が見栄を張って高い身分を持ってる。

それに比べて出来のいい人間は、大惜しみをして弱い身分を持ってる。哀れなのね…人間って。

「私は亜唯に出会えて凄くよかった。楽しかったし、何より友情ってゆう温かい希望に触れることができたわ」

「サヤカ…?やめてよ、お別れの言葉みたいだよ」

「うん、私はもう死神の界…神界へ帰るわ。亜唯はもちろん生かしたままで。きっと私たちはもう会うことはない」

私は亜唯の手を握るとできる限りの笑顔を浮かべた。これで最後ね。少しの間だったけど一緒にいれて楽しかった。

もう、会えなくなるのかしら。すごく心が痛い。会って間もないのに…私も愚かね。

「嫌だよ!行かないで!私、サヤカに会えなくなる程なら死んだほうがマシだよ。だから!お願い」

私が亜唯の手を離すと、亜唯は手を握り返してきた。私と同じような気持ちなのかしら。亜唯も心が痛んでる?

「私が亜唯の魂を奪っても奪わなくても、別れないといけないのは一緒なのよ。ごめんなさい」

私…絶対泣いているわね。亜唯は手を離して、辛そうに目線を下にやった。

私は亜唯に背を向けるとそのまま振り向くことはなく、姿を消した。もちろん行き先は神界。

5年前 No.6

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

着いちゃったわね…神界に。しかも死神長様の目の前…。

「あ…死神長様!…あの、その…私は」

「はい?どうしたのですか、サヤカ。貴方らしくありませんよ。動揺なんて」

死神長様がいつも以上に怖く見えてきて、うまく言葉が出てこない。こんなこと初めてだわ。

本当のこと、言ったほうがいいのかしら?でも…。なんて言えば?

そんな感じで私らしくない事を考えていたら、死神長様が私を見る目を鋭くした。明らかに怒ってる顔。

多分、[察知スター]の変化に気づいたんでしょうね。通常では無機質な黄色をしているけど、

出来のいい人間に反応したときは虹色に変化し、魂を奪うことに失敗したときは血のように赤黒く変化する。

だから、きっと今私の髪についている「察知スター]は赤黒くなってるということね。

「サヤカ…仕事を失敗しましたね。察知スターが赤黒く変化してますよ。いつもの貴方なら今は黄色のはずなのに」

「すみませんでした。それも、私はわざと人間を逃がしたのです」

「なんてことを!!貴方は神界の恥さらしをしたという事ですね…よって貴方には罰を与えなければなりません」

はぁ…やっぱりこうなるのね。予想的中ね。喜ぶようないい事ではないけど亜唯が無事でいられるのなら、

私は、どんな思い罰を与えられても構わないわ。そうすることで少しでも人間への害が減るのなら平気よ。

これでは、私が人間の事が好きみたいじゃない。その通りね…心は嘘をつかないのね。

本当は私、人間の笑顔を見ることが好き。なのに私は死神だから人間を殺すことしか…悲しませることしかできない

天使が羨ましいわ。いつも人間を幸せに導くことができて。それに、すごく綺麗な心を持っている。

うん?誰かがこっちに向かってくる…あれは、ユウト?一体何をするつもりで?

5年前 No.7

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

ユウトが、私の腕を掴んだ瞬間、私たちはその場から消えた…ってえええええぇ!?

何でこんなことを!?余計に死神長様の機嫌を悪くすようなことをしてーっ!

瞬間移動を使って一体、どこへ連れてくつもりなのよ。

景色が変わると、もうそこは神界ではなく人間界に変わっていた。ふざけんな!コイツ…

「人間界に着いたな」

まずい…私もうそろそろキレそうなんだけど。コイツはどこまで私をイライラさせるつもりよ。

着いたなって…アンタが私を連れてきたくせに!!

「どうした、サヤカ。顔が珍しく怖いけど。いつものお前なら今頃は笑顔のはずだろ」

「だから!アンタが私を連れ……あっ、じゃなくて助かったわ♪ありがとう。ユウト!」

はぁ、危ない 危ない。思っていたことを口に出しきるところだったわ。途中で止めれてよかった。

私は思ってもないことを言って誤魔化し、ユウトに笑顔を向けた。

「サヤカ?頭大丈夫か?最初の方キャラがおかしくなってたけど」

「ううん…なんでもないわ。罰を与えられそうになったせいで、気が動転しただけよ。ご心配ありがとう」

5年前 No.8

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

もう1秒もコイツと居たくないんだけど。何とかして離れる方法を探さないと。

「あ…えっとユウト、私そろそろ神界へ戻るわ。さよな「死神長様から逃げてきたんだから戻らないほうがいい」

ユウトは私の言葉を遮り、正しいことを口に出した。そんなことわかってるわ。私だってそうするつもりはなかった

今すぐにコイツと離れたいだけなのよ!私は!!そういえば、亜唯はどうしてるのかしら。

少なくとも、亜唯なら今の私の気分を落ち着かせてくれるはず。

「そうね、忘れてたわ。思い出させてくれてありがとう!…だから、もうしばらく人間界にいるわ」

「あぁ、それがいいだろうな。よければ協力す「嫌、いいわ。迷惑はかけられないもの。私1人で大丈夫よ」

「それは危険だと思う。死神長様のことだから、死神たちを使ってお前を探す可能性が高い」

ムカつく…どこまで張り合うつもりよ。でも、それは私のことを思ってくれてるから?意外と優しいのね。

まぁ、ユウトも人間だった頃があって出来が良かった。だから死神に魂を奪われたんでしょうけど。

出来の悪い者は今の神界にはいないはず。だって荒れてたのは数100年も前のことよ。

私は本当に出来がいいのかしら。仕事すっぽかしている上、心の中は悪口ばかり。私は本当に…。

「サヤカ?お前今日、変だけど大丈夫か?」

嫌味にしか聞こえないわ。ちょっとアンタを見直してやったのに。

「大丈夫よ、気にしないで。私のことはほっといてもらっていいわよ」

「でも、心配だからお前についておく事にする」

最悪。何でこうなるのよ。ユウトは優しげに微笑みながらお人好しなことを言っている。

「…あれ?サヤカ?貴方サヤカね!嬉しい!また会えたね」

人ごみの中から、亜唯が出てきた。私に嬉しそうな笑顔を向けて手を振ってくる。

ナイスタイミングね!会いたいと思ってたら会えたわ。私たちは繋がっているのかしら。なにか見えないもので。

「亜唯!私も会えて嬉しいわ」

こうゆうこと言うの、なんか恥ずかしい。だから私は亜唯とは目線を合わせずに言った。

「クスッ…サヤカ?そこにいる子も死神なの?」

亜唯はいつになく、からかった感じの口調で聞いてきた。意地悪。こんな時に限って亜唯らしくないなんて。

答えたくもないわ、そんな質問。黙ってれればユウトの事だからフォローに出るんでしょうね。

「お前は?サヤカと知り合い?しかも人間!?」

「そうだよ、サヤカの友達!サヤカの代わりに、私がした質問にも答えて」

「俺が死神かどうかって質問だったよな。俺は死神だ。仕事もサヤカと同じく人間の魂を奪うことだ」

「そうゆうこと!じゃあ…楽しんでね!サヤカ♪」

「えええっ、行かないで!亜唯、私の友達でしょ?」

亜唯は急いで、その場を立ち去ろうとしている。

私は、亜唯を呼び止めた。亜唯は振り向くとニヤッと私に変な微笑みを向けてきた。何その笑顔は。

「何で?せっかくのお楽しみを邪魔しちゃ悪いじゃない♪」

その、語尾に音符が付きそうな喋り方やめてもらえないかしら?今、イラっときた。

「違うわ!死神長様から助けてもらったから一緒にいるだけよ!勘違いしないで」

「うっわ、いつになく冷たい言い方だね。どうしちゃったの?やっぱり私がいたら邪魔だったんだ。ごめんね♪」

亜唯はとうとう、どこかへ走り去ってしまった。人ごみに紛れて。周りがうるさいからほかの人間には

私たちがしていた話は聞こえないはず。だって死神なんて人間が聞いたら絶対盗み聞きするでしょう。

今は、そんな様子はないからとりあえずは一安心。ではないわ。ユウトがいるから一安心なんてできない。










5年前 No.9

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn


スミレ★fkRwWsXQx6U


初投稿です☆天使の女の子を描いてみました!

マウスで描いたんで、難しくって雑になってしまった所もあります…

皆さんより何十倍も下手くそですがコメント&アドバイスください♪お願いします!

ペイントタイム : 31分9秒

日付 : '13/04/06(土)11:46

5年前 No.10

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

まっ…まちがえました!さすがにこの間違いはまずいです。↑

すみません…お絵かき掲示板で書いたコメントをここでコピってしまいました。

5年前 No.11

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

>>10 >>11 は気にしないでください!ごめんなさい】

「なんかあの人間…すごい勘違いしてるな」

「のんきにそんなこと言わないで!大体、アンタが私の近くにいるのが悪いのよ」

あーあ、やっちゃった。ついに本性を口に出しちゃった。ユウトも私の言葉に驚いてポカンとしている。

でもすぐにすれは、笑顔へと変わっていった。なんで笑ってられるの?私はあんなひどいこと言ったのに。

「サヤカ…やっと言えたな。正直な気持ちを」

「そうね。ってえええっ??」

「お前さ、いつも綺麗事ばっか言って正直に話したことなんて1度もなかっただろ?それが今言えたんだ。
 本性隠してると精神的に疲れるだろう?だからせめて俺の前ではありのままの姿でいたらいい」

心の底から喜んでくれてることがしっかり感じ取れる言い方ね。確かに私は綺麗事ばかり吐いていた。

ユウトは分かっていたのね。私の唯一の理解者はユウトだった。でも1度も本音を吐いたことがないわけではないわ

都合のいい本音だけを吐いて、都合の悪い本音だけを隠していた。

「ありがとう。貴方は私の唯一の理解者ね」

「そうか、良かったな。俺はもう神界へ帰る。サヤカは俺のこと邪魔だと言ったから」

…悪いわ。ユウトの優しさを踏みにじるようで。今日だけは特別に許そうかしら。

「えっとそのっ…確かにユウトは邪魔だけど、今日だけは特別に許すわ。せっかく心配してくれたのに悪いもの」

ユウトはなぜか面白がっている。私なんか変なこと言った?

「分かった。じゃあ今日はつかせてもらう」



5年前 No.12

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

次に話す言葉が思いつかない。私が何話すか考えている間、ずっと沈黙。

そして私は話すことが見つからなくて変わらず沈黙。居づらいわ…何この雰囲気。

「……亜唯の所へ行ってもいい?私、今の雰囲気は少し居づらいわ」

「そんなのお前が決めればいいことだろう?好きにしろ」

ユウトって変なところで冷たいのね。まぁ、私としてはやりやすいわよ。うるさく言われるよりはね。

私はその場から消えた。行き先はもちろんさっき亜唯と会った場所。そこにいるかどうかは分からないけどね。

一瞬にして、周りの景色が変わった。着いたのね…亜唯と会った所へ。私は辺りを見回す。でも亜唯の姿はなかった

私は、一気に気分が沈んだ。せっかく来たのに居ないんじゃ意味ないもの。

「どうした?表情暗いけど」

ユウトは私の後から着いてきていたみたい。普通なら分かることを質問してくる。なんで分からないのかしら?

さっき、私は亜唯の所へ行くといったわ。でも今は亜唯の姿がない。私は亜唯がいないから落ち込んでるのよ!

私は無言でユウトを睨むが、さっきユウトがありのままでいいと言ってくれたことを思い出した。

せっかくだから、本音を吐いてやろうかしら。

「さっき私は亜唯の所へ行くと言っていたでしょう?その場所がここなの。でも亜唯が居ないから落ち込んでるの」

「あ。そうだったな…」

「そうよ」

何このくだらない会話は。ユウトは何かに気づいたように、胸元に付けてた察知スターを外した。

手に持った察知スターは、虹色に輝いている。…もしかして、亜唯!?

「ユウト、虹色に光ってるってことはもしかして亜唯が「うん!いるよ」

私がユウトに話していたけど、亜依が遮ってきた。いつの間にか亜唯はまたここに来てたみたい。

嬉しい!やっぱり繋がってるのね。私と亜唯は!でも私はさっき亜唯にからかわれた事を

思い出して少し気分が沈んだ。亜唯は私の心境は当然知ることはなく、いつもの笑顔でいる。

「サヤカ、さっきはごめんね。私…サヤカのことからかいすぎたね」

亜唯は本当に反省してるみたいね。謝るときは笑顔はなく、済まなそうな表情だった。

「いいわよ、許しても。私もそんなに気にしてないわ」

「本当?良かったー!ありがとう」

亜唯の私が許した直後の表情は、笑顔だったけど再び、暗い表情に逆戻りした。

「ねぇ…サヤカ。教えてほしいの。その星型の飾りについて。できるだけ詳しく」

「察知スターの事ね。悪いんだけど、私知らないのよ」

何故か私の言ったことが、ユウトにウケている。かなり。コイツ…ほんとわけ分からないわ!バカなのかしら。

でもすぐに切り替わったけどね。私に変わって説明するために亜唯に向き直った。



5年前 No.13

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

「じゃあ俺が説明してやる。分かりやすいように他のことも付け加えて。人間はか「私にも聞かせて!死神さん!」

今度はユウトの話が遮られた。しかもその遮った者は少女の天使だった。純白のワンピースと翼。間違いないわ。

「私は天使のリサです。察知スターの事…。神様が人間たちを生み出した理由が分かるかもしれないから…お願い」

リサとかゆう天使は真剣な眼差しでユウトに訴えている。ユウトは小さく頷いて許可した。

「人間は神が生み出した生物。でもそれは、4種族の強化のための材料として。そして神は死神に

 人間の魂を奪う仕事を任せた。だが問題点があった。人間は全てが優れているわけではない。

 時には出来損ないもいるということ。死神たちはそのことには気づかずに、適当に人間の魂を

 奪い、神は4種族どれかに生まれ変わらせていた。それは4種族の界へのダメージになっただけ

 だった。死神は目立った人間ばかりを選んでいたからだ。目立つ人間は大抵は、欲が深いものだ。

 目立たない人間は欲が浅い。つまりダメージの原因は人間の欲望にあった。4種族は欲深いものへと

 変わってしまった。神はそれを許さなかった。死神にその事を告げたのだ。死神たちは反省して察知スター

 を作った。このような間違いはもうしないために。それから数100年後4種族の界は神が望んだ通り

 優れたものになった。そんな4種族には共通点がある。強い優しさと強さだった。4種族がどれも持っている

 が形が違うだけ。人間はその感情が元々は強かったが、欲望によって消されてしまっている者もいたのだ。

 察知スターが輝きを放つ条件。それは欲望が最低限にあり、優しさや強さが強い人間であること。」

ユウトの長い説明がやっと終わった。リサは悲しそうに下を向いている。何かあったのかしら。

てゆうか、亜唯が唖然としているのは何故かしら?まぁ仕方ないわね。人間たちは材料として生み出されたなんて。

「そんなの不公平だと思います。人間たちがあまりにもかわいそう…神様最低!何が材料ですか。ふざけすぎです」

リサは天使が知ってはいけないことを、知ってしまったのね。リサが言っていることは暴言が入り混じっているし。

「察知スターや私たち人間が神に生み出された理由もビックリだけど天使がいるって事の方がもっとビックリだよ」

「私たち天使の実在は信じていなかったんですか?人間さん」

「え?人間さん?私は亜唯だよ。よろしくね、リサ!天使なんて架空のものだと思ってた。死神は信じてたけどね」

死神は信じて、天使は信じないなんてなんて頭しているのよ。

5年前 No.14

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

「どうしてですか?私たち天使は貴方たち人間のために頑張ってきたのに何で信じてもらえてないんですか?」

「えぇっと、すべての人間が天使を信じてないわけじゃないよ。時には死神を信じていない人もいるし」

亜唯って物知りね。その通り、当たっているもの!私が今までに会ってきた人間の中にも死神を信じない者がいたわ

死神だと信じないで死んでいった者は、本当は悪魔かただの殺人鬼なんだろうとか言って私に殺されていったわ。

また気分が悪くなってきた。でも、今はどんなに機嫌が悪くても我慢。本音を吐くのはユウトと2人で居る時だけよ

ユウト以外の者に私の本性を見せたら、私の名誉に傷が付くだけだもの。

「そうだったんですか!安心しました。私の知りたかったことも知れたので満足です!亜唯ありがとです」

リサ、敬語が変になってるわよ。ありがとですじゃなくて、ありがとうございます…でしょう?

でも我慢、我慢。口には出さない!何が何でも耐えなさい、私!

「サヤカ?今度はどうした?怖い顔して」

「いいえ、何でもないわ」

できる限りの笑顔で言ったつもりだったけど、ユウトは私の内心が分かったようで心配そうに見据えてくる。

「ユウトさん、ありがとでした!人間が生み出された理由…知れたおかげでこれからも頑張れますです!」

リサ、アンタの考えてること自体が予知不可能ね。天使ってみんなこうゆう風なのかしら?

リサの敬語はどんどんおかしくなってきてるし。亜唯はそんなことは気にしず超笑顔だし。

「サヤカさんも、その心の中の声の使い方…プロ並みにうまいですよで、羨ましいよです!」

はぁ!?この天使…勝手に私の心読んだわね!最悪よ。今日は本当についてないわね。

リサの敬語は取り返しのつかないほど、変になってるしね。このバカ天使!!

「あっ、このことは秘密にしておけよな。サヤカは気にしてるんだから」

ユウトも今は口挟んでほしくなかった。

「そうよ。私は裏は裏、表は表で使い分けてるのよ!」

もうやけくそ。このバカな奴らと離れられるんなら、何でも言ってやるわ。私は大声でそう叫ぶとその場から

立ち去った。みんなは予想通りポカンとしてつっ立ってしまった。人形のように。

行き先は決めてなんかいないけど、必死に走った。でも、私は死神だから人間のように息は切れない。

5年前 No.15

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

「そんなに走っているでどこへ行くですんですか?」

私は無視するつもりだったけど、思わず足を止めて声のしたほうを見てしまった。見なくても分かっていたけどね。

あの変な敬語を使うといったらリサしかいないでしょう。私の視界には予想通りリサが映った。

「はぁー。その変な敬語はどうにかならないの?」

「ごめんなさいです。天界では敬語を使う習慣がないよのです。私は勉強したつもりですが間違ってるですか?」

「大間違いよ、バカ天使」

「えっ、心の中だけで暴言を吐くのではなかったのでしたか?サヤカさんが声に出すなんて…」

今の敬語は正しく使えているわね。

「本当にそうでしたか!良かったですね」

また、このバカ天使は勝手に私の心を読んでーっ!いちいちムカつく奴ね。それに敬語は合ってるけど、

言い方が間違っているわ。良かったのは私じゃなくてリサでしょう。

「何で勝手に私の心を読むのよ!礼儀知らずね」

「いえ、神様じきじきに怪しいものに会った場合は、常に心を読んでおくようにとおっしゃられたので」

「っ!!なんで私が怪しいのよ」

「だって、サヤカさんは険しい顔をしていても黙ったままでいるですか。いかにも怪しいですよ」

「私はただ、自分のせいで相手が傷つくのが嫌なだけよ。でもこの性格は
 どうにもならないから心の中だけにしてるのよ。暴言を吐くのは」

「サヤカさん…!それでも素敵だと思いますです。相手を傷つけたくないという正義感の強さ!憧れます」

リサは…それほど悪い奴じゃなさそうね。あれは強い優しさあっての性格。人間だった頃が見てみたいわ。

「もう、サヤカさんの心の中は勝手に見たりしませんです。すごく強い方だとお分かりになりましたので」

「ありがとう。リサ!優しいのね」

「へへっ、それほどでもです」

この変な敬語にも慣れてきたしね。きっとリサは分かりましたって言いたかったんでしょうね。

大体分かるわ。あの表情を見てれば。リサほど天使に相応しい者っているのかしらね?

リサは私に向けていた笑顔を消すと、目を瞑りお祈りを始めた。何をしようとしてるのかしら?

私は何かが起こるのではないかと思い、辺りを見回す。人間たちが大人数いる。

その人間たちの頭上に白い光が降り注いだ。光の結晶?!綺麗ね…。

「リサ、あれは光の結晶ね」

リサは私の声に気づいて目を開いて手をほどくと私に向き直った。天使らしい笑顔を浮かべながら。

「ただの結晶ではないよです」

「え?」

私は不思議に思い、もう一度人間たちを見る。人間たちの表情…喜びや悲しみ、怒りの感情がはっきりと読み取れる

表情が、穏やかで優しそうな表情に変わった。どうゆうことかしら。表情にいきなり一斉に変化が表れるなんて。

5年前 No.16

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

「クスッ…分からないですか?どうして人間たちの表情に変化が表れたのか」

「え?なんでそ「人間たちの欲望を消したのです。穏やかな表情に変化したのがその証です」

私が最後まで話してからにしてほしいわ。人間たちの欲望って…確かに害を及ぼすことはあるけど。

だからって、欲望を消しても、それはそれでまずいと思うけど。

人間は欲望があるからこそそこには思いやり・優しさや意志が寄り添っているものよ。なのにその欲望を消したら…

私の脳内には嫌な予感が走った。念のためを思い、再び人間たちの方へ視線を移す。

「ったく…こんなことやってらんねーな」

「やっぱりこんな物いらないわ」

「なんで私はアンタなんかと遊ばなきゃいけないわけ!?」

「うるさい!黙ってよ。ホントむかつく」

私の嫌な予感が的中してしまった。サラリーマンの男性はカバンを地面に叩きつけた。

あの男性は、家族を養っていきたいという欲望があったから仕事もしっかり出来たのね。

ランドセルを背負った小学生の少女は、ランドセルから包箱を取り出すと近くにあったどぶに捨てた。

きっとあの包箱は友達からもらったプレゼント…あの少女の誕生日プレゼントね。

気に入らなかったにも関わらず、笑顔でお礼を言って受け取った。友達を思いやりたいという欲望からね。

女子高生2人がいきなり言い争いを始めた。多分、今までお互いに何らかの不満があったのね。でも我慢していた。

これも、友達を思いやりたいという欲望から。…はぁー。リサ、貴方は何てことを。

でも1つ間違いを知ることができた。私は人間は欲望が浅い者がいると思っていたけど違っていた。

光の欲望が多いか闇の欲望が多いか。この関係だったのね。いい勉強になったわ。



5年前 No.17

スミレ ★zkWqffQIXg_zXn

光の欲望は優しさなどの温かい感情から。闇の欲望は悲しみなどの冷たい感情から。

感情と欲望には繋がりがあったのね。リサは人間たちを見て表情1つ浮かべずに無表情でいる。

てゆうか、あの人間たちは一体どうすれば…?リサのせいで本当に取り返しのつかないことになるかも…。

「あの?どうかしたのですか?難しい顔して」

「どうするのよ、リサ…貴方とんでもない事をして」

「え?どうするって何をですか?」

リサってほんと鈍いわね。人間の事に決まっているじゃない。敬語を使うのはだいぶ上手くなったように感じるけど

「人間の欲望はやっぱりあったほうがいいわよ。余計に荒れているもの。早く元通りにして」

「無理ですよ。さっきのでかなり神力を使ったのでこれ以上使うと私自身が消滅してしまいます」

「そんな…」

ふざけないでよ。じゃあ、あの人間たちはもう二度と前のようには戻れないというの?残酷すぎない?

リサができなかったら…私が何とかしないと。どうやれば元通りになるのかしら。

「私が何とかするわ」

「えっ。できるんですか?サヤカさんは過去にこのような経験は?」

「ないわ…どうやればいいのか教えてくれない?」

「俺の存在は無視かよ…」

もしかして、ユウト?私はそんな期待を抱きながら声のした方を見る。

私の期待は裏切られることなく、ユウトが薄く微笑みながらそこに立っていた。いつの間にいたのよ…。

良かった。ユウトならきっと何とかしてくれるわ。私は安心してホッと胸をなでおろした。

「珍しいな。サヤカが俺を見て嬉しそうにするなんて」

「ユウト!助けて!人間たちが」

「どうした?ずいぶん必死だな。しかも人間のことで?」

「えぇ、そうなの。リサが人間たちの欲望を消し去ったせいで…人間たちが…」

「ごめんなさい…私、天使失格ですね。神の使いという立場でありながら私はっ…最低な事を」

リサは涙を堪えながら真っ青な顔をしてそう言った。そこはあっさり認めるのね。さすが天使。

5年前 No.18

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今更だけど、リサが消したのは光の欲望のみってところが気に入らないわ。天使なのに光を消すなんて…。

「あの人間たちの様子から見ると…リサが消したのは光の欲望だけだな。闇の欲望のみが人間の心に宿っている」

「はい、そうなんです。私は…本当は闇の欲望を消すつもりだったのに、光の欲望を消してしまって」

「そういうことか。悪気なくやったんならいいと思うけど。俺が元に戻してやれるしな」

やっぱりね。ユウトなら出来ると思ったのよ。こういう経験は何回でもありそうな感じだもの。

でもユウトが手を向けたのは人間ではなくリサだった。リサの体は純白に光り輝いてきた。光が止んでも人間たちに

変化はない。どういうことかしら?何でリサの方になるのよ?だって今は人間の方を優先するべきだから。

「ねぇ、ユウト。何でリサを?何してるのよ?」

私は少し苛立った口調でユウトに聞いた。ユウトはリサに向けていた手を下ろすと、サヤカに向き直った。

「エネルギーを分けていただけだ。実は俺も人間の欲望を元に戻す方法知らないんだ。
 リサはエネルギー不足だからな。これでリサも神力が使えるだろう」

ただの見栄っ張り…このバカ、どうしようもないわ。リサに引き続きユウトまでこうだとイライラする。

リサはさっきまでは疲労を感じ取れる表情をしてたけど顔色が良くなったようね。

「ユウトさん、ありがとうございました。おかげで復活しましたよ!」

「俺も役にたててよかった。人間たちを元に戻せよ」

ユウトって時々冷たくなるわね。戻せよって命令してるし…。リサは鈍いせいで命令された事に気づいてないけど。

「分かりました、じゃあ今すぐに実行します!」

リサは再びお祈りを始めた。すると人間たちから光の結晶が出てきた。人間たちは我に返り、リサが

人間の光の欲望を消し去る前の様子に戻った。でもプレゼントをドブに捨てていた少女は、

プレゼントをドブから取り出すとドブに捨てた事を後悔してその場に崩れ落ち、下を向いて黙り込んだ。

リサは手をほどくと、人間たちを見て顔をほころばせた。

「何とか元に戻せました。迷惑かけてしまってすみませんでした」

5年前 No.19

スミレ @gkmcue ★zkWqffQIXg_zXn

「本当に迷惑の掛かる奴だな。碌な事がない」

「すっ…すみませんでした」

リサはユウトに冷たく言い放たれて、ショックを受けてるみたい。こう見てると何か可愛そうね。

でもここは私が口出しするような所ではない気がするから、今は喋らないけど。

「なーにしてるの?サヤカ、難しい顔しちゃって♪」

「は?」

私は、もしかして…と感づきながら声のしたほうを向いた。そこにはやっぱり亜唯が立っていた。

「は?…じゃないでしょ!私を1人置き去りにするなんてひどいよ!」

「あ、ごめんなさい」

亜唯には悪いことをしたわね。引き止めておきながら、いきなりその場を離れるなんて。

「私としたことが、あんな行動に出てしまうなんて「全く…その通りです!」

まさかこの聞き覚えのある声は…。私は恐る恐る、声のしたほうへ視線を移した。

そこには、肩までつきそうな黒髪を風になびかせながら怖い顔した死神長様が居た。見つかった…。

5年前 No.20

スミレ @gkmcue ★zkWqffQIXg_zXn

「死神長様…」

「サヤカさん。……私は貴方の中で何かが変わったように感じるのです。気のせいでしょうか?」

「え?」

「罰則は取り消します。実は気づいていました。サヤカさんは裏表が激しいこと」

「じゃあ、どうして許すなんて言うのですか?」

「フフッ。いい提案を思いついたのです。貴方は亜唯さんとしばらく一緒にいてはどうですか?」

え…本当に?!正直、嬉しいわ。罰則が取り消されただけでなく亜唯と一緒に居られるの?

「本当ですか!?」

「はい。サヤカさんは亜唯さんと居る事でまだ変われると思います」

私が喜びと安堵に浸っていると、ユウトが死神長様の前まで来た。何かを言うつもりなのかしら?

「死神長様、どういうことですか?何で人間なんかと一緒にいろと?」

その口調からだと納得できないってことでしょうね。そういえばユウトはああ見えて人間について

あまりいい印象を持ってなかったわね。亜唯がどうすればいいか分からないといった様子で

私の方をチラチラ見て、様子を伺ってくる。私は亜唯になんて言えばいいのよ…。

「えっと、サヤカ?死神長様って、もしかしてサヤカたちの住んでる世界で1番偉い人?」

「えぇ、そうよ」

「そういうのって…なんかカッコイー」

亜唯は死神長様を見つめて、瞳を輝かせている。亜唯の趣味って変わっているのね。かっこいいって

死神長様が?私からしたら、不気味で逆らえない存在って感じなのに。

5年前 No.21
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