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そのスパイは小学生

 ( 小説投稿城 )
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komo ★DMinJw9lBF_xnK

小説2に建ててしまってすいませんでした(汗

↓の文と1話は前から多少改良を加えた文章なので、見るのがめんどくさかったら2話から見ても問題ありません^^

――――――――――――――――――――――――――


こんにちは!komoです!


この小説は、小学生がスパイをやっていて…という、

【何か微妙な】小説ですw


子供がスパイをやっているという点では、【ある映画】に似ていますが、

正直、【僕はその映画の内容をあんまり知らないので、】パクリではないです!!! 大丈夫だ、問題ない


やはりスパイとなると、銃を持つことになります。

銃と言ったら、やはり撃つことになってしまいますね…

まあ、何が言いたいかというと、【微グロ】になってしまうということです。

なるべく抑えますが、苦手な方は気を付けてね!

(15歳未満閲覧不可にはしてないので、かなり抑え気味で行くつもりです!  でも、ちょっと無理な人もいるかな…)


えっと、この物語の舞台は日本ですので、銃なんて持ってはいけません!銃刀法違反!

それとかいろいろ考えて、

言うのが遅れたのと、当たり前なのもありますが、この物語はフィクションです。


言い忘れてたこととかあったら、記事の最初で言うかもしれませんwあとはメモとかでも言うかな…

それでは、よろしくお願いします!!


5年前 No.0
切替: メイン記事(5) サブ記事 (3) ページ: 1


 
 

komo ★IThbO7mL6i_xnK

更新は色々と事情があるので不定期なうえ、1回1回の間が大きいですが、

その分1回の更新を大きめにしようと頑張るので、どうか応援してください!

あ、ちなみにですがコメディのほうでも小説出してるのでそちらもよろしくです〜

――――――――――――――――――――

第1話 「小学生スパイ」



「ただいまー」

ガチャリと扉が開き、一人の少年が家に入る。

「ただいま」の声は誰にも届かず、何一つ帰ってくるものはなかった。

家には、誰も居なかった。最初から。

そんな寂しい空気が流れるが、少年は気にせず鞄を部屋に置いた。

そして、普段はポットの裏に隠しているスイッチを押す。

ゴゴゴ・・・という音とともに、それまで壁に隠れていた隠し扉が姿を現す。

少年は、その隠し扉を開け、扉の先にある階段を下りていく。

それまで静かだったはずの家から、少しずつ、音が聞こえてくる。音楽、笑い声、叫び声…

そして、少年は階段を下りた先の扉を開け、大声を出す。

「おーい!みんなー!遅れてごめんなー!」

その声がした瞬間、扉の先にある部屋の中に居た者達が、少年に向かっていろいろなことを言う。

「もー、遅いよー!どれだけ待ったと思ってるのー?」

「よっ!魁人か!いつも通り遅いな!たまには早くしてきてやったらどうなんだ?」

「…全く、これだから魁人は… もう少し早くできないのか?」

全員が1人の少年に対して不満をぶつける。

それに対し少年は、苦笑いして「わりーわりー」と言いながら、近くにあった椅子に座る。

この少年の名は、「櫻木 魁人」。

そして、魁人の職業、それは、小学生でありながら、【スパイ】。

魁人は、小学生スパイと呼ばれる、珍しい職業についているのだ。

そして、今日もまた、仕事が始まる―――。




第1話 「小学生スパイ」

―終―

5年前 No.1

komo ★IThbO7mL6i_wbS

こういう小説を書くのは初めてなので、構成を考えたりするので放置がかなり長くなると思います…(今回はさすがに長すぎた

すいません…

まあそれでも、放置が長い分内容を頑張って行きたいと思うので、応援してください(((

あと、今回の分割は、文字数の関係です^q^
――――――――――――――――――――

第2話「初任務」

1/2部



「…さて」

魁人が話を始めた。

普段はこの場に来ても、友達の家に遊びに来たような感覚だったから、

魁人が皆に向けて話し始めるなんてことはなかった。

しかし今日は違う。きっと何かあるのだろうと、皆は体を魁人のほうに向け、話を聞き始めた。


「これまでは、スパイとかなんとか言っても、結局本格的なことはしなかったよな。」

「あー…まあ…な」

「図書館に忍び込んで本を奪ってきたりとか、学校に忍び込んでテストの答え奪ってきたりとかしかしてないもんね…」

他にもいろいろなことをしてきたが、結局どれも本格的なものではなかった。

“スパイ”と呼べるものは、ほとんどなかったのだ。

「そこで、だ。ついに仕事を見つけたんだよ。」

「本当!?すごいじゃん!」

「へえ…どんな仕事?」

「…麻薬密輸取引をしている奴等を叩く。」

魁人の口から出た言葉。麻薬。

啓と拓は、聞きなれない言葉を聞いて、少しの間固まってしまった。

「ま…麻薬…?」

「あの、薬のか?」

「そうだ。薬っつっても、吸っちゃいけない奴だけどな。」


実は、この麻薬密輸取引の情報は、ニュースで手に入れたものだった。

そろそろ警察が動く、というときにこの情報を手に入れたのだ。

「…へえ…ニュースでかあ…。よく警察が動かないうちに計画立てれたね…」

「んで、場所はどこなんだ?」

「俺は知らん。」

「「…えっ?」」

まさかの返答だった。「知らない」。たったそれだけ。

ただの計画倒れかと思った、その時―――


「場所を知ってるのは俺だ。」

ずっと黙っていた駿が口を開いた。

「ああ。場所は駿に調べてもらった。こいつのほうが足が速いし、すぐ見つけてくれるだろうと思ってな。」

「なんだ、びっくりした…」

「てっきり、計画だけ立てて終わったのかと思ったぞ!」

魁人は、苦笑いしながら、「へへっ、わりーわりー」と答えた。本日2回目である。


「んで、もう一回聞くが、場所はどこなんだ?」

「アジトじゃありませんように…アジトじゃありませんように…」

気づいたら、啓が狂ったかのように同じ言葉を連呼していた。

「何でそんなアジト嫌なんだ?」

「いや…怖いし…」

「残念だが、アジトだ。」

啓が深くため息をついた。本当に嫌なようだ。

「まあ、アジトとは言っても、普通の建物に偽装してるから、パッと見分からないけどな。」

「…そう言われても、安心できないや…」


「…それで、潜入はいつなの?」

「今日だ。今日の夜8時だ。」

「「…え…?」」

啓が時計を見た。時計の針は7時を指している。

「もう…時間ないじゃん…」

「ああ。さあ、もう飯食うぞ!」

「「ええええ〜!?」」


−−−30分後−−−


「…さて、飯も食ったし、そろそろ行くか。」

「あああ〜…怖いよ…」

「おい、武器はどうすんだ?」

「そうだよな…潜入の時に武器がないと困るもんな…」

少しの間沈黙が流れた。そして、駿が口を開いた。

「…工具品でいいだろう。お前の家にもあるだろ?あれでもかなり頼りになるとは思うが。あとは、何か固くて重い物を探してみよう。」

「…そうだな、よし。」


−−−15分後−−−

4人は、アジトのある建物の前に立っていた。

「…本当に、大丈夫なんだよな?連絡手段もないのに…」

拓が、金槌を持ちながら不安そうに言った。

「ちょっと僕も心配かも…のこぎり、うまく使えるかな…」

啓は、右手に持ったのこぎりを心配そうに眺めている。

「行くしかないだろ…ここまで来て、引き返すわけにもいかないじゃないか…」

駿は、消火器を両手で持ちながら、少し落ち着いたように言った。

「駿の言うとおりだ。何なら今から家に帰ってもいいんだぞ?俺は止めないからな。」

そう言う魁人は、何も手にしていなかった。


「…なあ魁人、ちょっと無茶じゃないか?」

拓が不安そうに聞いた。

「何がだ?この作戦か?」

「違う、お前素手だろ?本当にその方法で武器を?」

「へへっ、なんだ、心配してんのか?俺は大丈夫だよ、武器ぐらい簡単に手に入れられる。」

魁人は笑って見せたが、実は少し緊張していた。


「さて、そろそろ8時だ。拓、準備してくれ。」

「うう…初仕事の一番最初が俺の行動で始まるなんて…怖い…」

拓が、金槌をしっかりと握って、ゆっくりとドアに近づく。

「…よし、やれ。」

「ううう…やるしかないっ!!!」


ガシャーン!!!


ガラスが砕け散った。

「なんだ!?何の音だ!!」

「おい魁人、これでいいんだよな!?」

拓が不安そうにこちらを見る。

「ああ…上出来だよ…!」

素早く魁人が、割れた窓から中へ入る。

それに続いて、啓、拓、駿が中へ入った。

「魁人!受け取れっ!」

駿が少し大きめのガラスの破片を投げた。

魁人はポケットからハンカチを3枚ほど取出し、それをクッションにしてガラスの破片をキャッチした。


3人ほど、ナイフを持ったヤクザが階段を上ってきた。

4人は素早く、近くにあった箱の陰に隠れた。

ゆっくりと、ヤクザたちは近づいてくる。

もう少しで見つかる、という距離まで近づいた時に、駿が一気に飛び出した。

そして、ヤクザたちに、消火スプレーを思いっきりかけた。

「うわっ!なんだこりゃあ!」

「相手は子供だ!子供なんかにやられるか!」

「おいクソガキ!!なめてんじゃねえぞ!!」


「啓っ!頼むっ!」

駿が叫んだ。

「えっ!?ああっ、うん!」

素早く啓がのこぎりを持って飛び出す。

そして、ヤクザの持っているナイフに向かって思いっきり振り下ろした。

カキーンという音がして、ナイフが落ちる。

「拓!そっちはお願い!」

「お、俺?おう!」

拓も飛び出し、金槌を思いっきり振り下ろす。

金槌はナイフに当たり、ナイフは床に落ちた。

素早く魁人も飛び出し、落ちたナイフを思いっきり蹴り飛ばした。

最後に、駿がヤクザの持っていた3個目のナイフを消火器で叩き落とした。


「ああ…!?」

「子供なんかに…負けるだと…!?」

ヤクザたちは呆然と立ち尽くしていた。

その時、魁人が思いっきり飛び出し、一人のヤクザの腹に強烈な蹴りを入れた。

「ぐあっ!」

ヤクザは倒れた。素早く上から魁人がとびかかり、首にガラスの破片をあてた。

ほぼ同時に、啓と駿が飛び出し、残りの二人も倒し、動けないようにした。

「死にたくなきゃ、俺の命令に従え。」

「は、はいいっ!!」

ヤクザは完全に怯えきっていた。


「よし、まずは相手の警戒を解こう。『ガキのいたずらみたいです、石が転がってました』と、下に報告しろ。もちろん、普段の口調でだぞ。」

「は、はい…」

ヤクザは、ほぼ同じ言葉を繰り返し、仲間に報告した。

「次に、お前らのボスの居場所と武器庫を教えろ。武器庫は無かったら別にいい。」

「階段を降りたら、もうすぐそこですうっ!部屋は一つしかありませんっ!」

「そうか…下にいるやつらが持ってる武器は?」

「私らと同じで、ナイフしか持ってませんっ! あ、でも、ボスは投げナイフも持ってるから危ないと思いますっ!」

魁人は「ありがとう」とだけ言って、ヤクザを開放した。啓と駿も、同時に開放した。


「さて…ここか…」

「この階段を下りた先に…ボスがいるんだね…?」

「なんか怖くなってきたな、これが潜入か…」

「…潜入とはいっても、思いっきりガラス突き破ってるけどな…」

4人はゆっくりと、階段を下りていく。

そして、だんだん光が近くなってきて、もうすぐそこの距離まで来た。



―続く―

5年前 No.2

komo ★IThbO7mL6i_wbS

何で分割されちゃったんだろうなぁ…

あ、もしかしたらですけど、サブ記事で反省会とか開いたりするかもです

反省会書き込みしても、サブ記事に感想書いてくれたりするの禁止するわけじゃないので、

感想ならいくらでも送ってくださいな!                批判コメは怖いけど頑張るよ!
――――――――――――――――――――
第2話「初任務」

2/2部



「よし、啓、頑張れよ。」

「う、うん…」

啓が、のこぎりを構えて、少し息を整えた後…

一気に走り出し、中へと入った。

「なんだ!?」

「誰だ貴様!!」

啓はすぐに周りのヤクザたちに取り囲まれた。

「く、くそ…!」

そしてすぐに、魁人、拓、駿の3人が飛び出し、啓を取り囲んだヤクザたちを次々に倒していった。

「ぐあっ!」

「いでえっ!」


そして、ほんの数分後には、武器を持った4人と、椅子に座った1人が残っていた。

魁人が一歩前に出た。

「お前がボスか?」

「ああ…そうだ…よくここまで来たな…まさか子供に突破されるとは思わなかったよ。」

「子供なんかに突破されたら、こんな組織、警察が来たら5分と持たずにつぶれるな。」

「ハッ!言ってくれるじゃないか…なあ!!!」

そう言って、ヤクザのボスはどこからかナイフを取り出し、4本同時に投げた。

魁人を除く3人は、ナイフをぎりぎりのところでかわした。

魁人は全く動じず、ナイフが顔をかすめて血が流れているのも気にしていなかった。

「ほう…度胸はあるんだな。」

「当たり前だ、度胸も無かったらここまでくるどころかガラスを突き破って入ることもないさ。」

魁人は挑発するような目線を送りながら、少しニヤリとした。


「フッ…お前ら気に入ったぞ…」

ヤクザのボスはそういうと、ポケットから投げナイフを片手に4本ずつ、8本取り出してきた。

「…おい、啓、拓、駿。構えろ。来るぞ…」

魁人が小さな声でそう言うと、3人は自分の武器を構えた。

「さあ…そろそろ終わりにしようか…」

ヤクザのボスが立ち上がり、ナイフを投げる体勢に入った。

「終わる前に一つ、謝罪をしよう。子どもと見くびって、すまなかったな…

 全力で殺しに行かせてもらおう…!」

“殺し”という言葉が出た瞬間、啓と拓は少しビビッていた。

「最初から全力で来いよ… 一つ言わせてもらうと、さっき投げたナイフは、誰も避けなくてよかったんだ。全力で来ないと、何にもあたらないぞ…?」

魁人がさらに挑発をかけた。

「フフフ…ハハハ…!!!やはり気に入ったぞ…!!!ハハハハハ!!!」

次の瞬間、8本のナイフが4人に向かって飛んできていた。


駿は、1本を消火器で防ぎ、直後に飛んできた2本目をしゃがんでかわした。

拓は、横に飛び退けて2本ともかわした。

啓は、横に飛び退けてきた拓に突き飛ばされ、倒れて避けることができた。

そして、魁人は、1本をしゃがんでかわし、すぐに持っていたガラスの破片を2本目のナイフに向かって投げた。

ガラスの破片は見事にナイフに命中し、ナイフは勢いをなくして魁人の前に落ちた。

「本気になってやっとこれか…そろそろ、本気で潰すぞ。」

魁人がそう言うと同時に、啓がのこぎりを縦に回転をつけて投げた。

「くっ…!」

ヤクザのボスはやむを得ず、椅子から飛び退いた。その直後、のこぎりが椅子に刺さった。

「逃がすかっ…!」

駿が素早く飛び出て、ヤクザのボスに向かって消火器を振り下ろした。

しかし、ヤクザのボスは消火器を片手で受け止めてしまった。

「なんちう力だ…!くそっ…!!」

「フハハッ…!所詮は子供か…?」

駿は力を入れるが、ヤクザのボスは全く動じない。

「駿ばっかに気を取られてんじゃねええええ!!!」

拓も走り出し、金槌を振り下ろす。

「…遅いっ!!」

振り下ろされた金槌は避けられてしまい、腕をつかまれてしまった。

「ぐああっ!離せっ!この…!!!」

拓は腕を振りほどこうとするが、掴む力が強すぎて全く離れない。

しかし…


「…拓、駿、そのまま逃げられないように拘束されてろよ…?」

「「!?」」


魁人が足元にあるナイフを拾った。

「変な薬なんかに手を出した罪だっ…!!」

魁人は思いっきりナイフを投げた。

ナイフはヤクザのボスの腕に当たった。

「ぐあああっ!!!」

ヤクザのボスは拓と駿の拘束を解き、腕をおさえてその場に倒れた。

素早く啓がヤクザのボスの上に飛び乗り、動けないように拘束した。


「駿、上を見て来い。そろそろ警察が来るはずだ。」

「…分かった。」

駿は階段を上がり、突入してきた部屋に戻って行った。

「…さて、出口を探さないとな…」



一方その頃、アジト前では…



「突入準備、完了しました!」

「よし、合図が来るまで待ってろ。」

警察が集まって、アジトへの突入作戦を立てていた。

駿が階段からこっそり外を見た。

「…警察だらけだな…よし。」


駿は、消火スプレーを外から見えるように、思いっきり噴射した。

「!? なんだありゃ!?」

「消火スプレーだ!誰かいるぞ!

「急げ!突入しろっ!!!」

駿は消火器を投げ捨て、素早く下の階に戻った。

「警察がもう来るぞ。」

下の階には魁人しかいなかった。

「よし、ここに入れ。」

魁人がマンホールらしき蓋を開けた。同時に異臭がした。

「…下水道か?」

「そうだろ…下水道なら、どっかのマンホールに□がってるはずだ。別の場所から脱出しよう。」

「…分かった。」



「警察だ!!!手を上げろ!!!」

警察が突入してきた。

しかし、目の前に広がるのは、大量に倒れているヤクザ、そしてロープで拘束されているヤクザのボスだった。

「どういうことだ…?」

「隊長!ボスの近くにこんなものが!」

そう言って部隊の隊員が、一枚の紙切れを隊長に差し出した。

「どれどれ…?

 『ヤクザのボスはもう捕らえたから、

  あとは麻薬見つけといて。

       −小学生スパイ−』

 …!?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…次のニュースです。先日、麻薬密輸取引をしていたヤクザグループが逮捕されました。

 犯人は、犯行を認めるとともに、『まさか子供に』という言葉を連呼しているそうです。原因は不明です…」


「…だってさー。良かったじゃん、手紙の指紋とかとられなくて。」

拓が安心したように言った。

「はあ…もう、なんというか…疲れた…」

啓が疲れたように、ソファーに横たわりながら言った。

「…正直、はっきりと覚えているのは、下水道の臭さぐらいだな…必死だったし」

駿がやれやれというかのような態度で言った。

「まあいいじゃねーか。実績は残ったんだし。」

そういう魁人も、椅子に座って疲れたような態度で言っていた。


あの後、下水道からの脱出を試みた4人だったが、

途中で方角がわからなくなり、どのマンホールを開ければいいのか分かっていなかったため、

約1時間下水道の中を彷徨うことになっていたのだった。



「もう、下水道からの脱出はしたくないな…」





第2話「初任務」

―終―

5年前 No.3

komo ★IThbO7mL6i_wbS

前回は更新に4ヶ月かかってすいませんでした(

もっと更新の頻度を高くしようと頑張ってみます!

これからがんばるので応援よろしくお願いします!!!

ちなみに今回は文字数関係を考えて話自体を分割しました〜 3話と4話は繋がってるので続けて見てくださいね〜
―――――――――――――――――――――――


第3話「終焉の起動」



カタカタカタ…と、キーボードを叩く音が暗い部屋に響く。


「ふう…やっと出来てきたぞ…?」

謎の男は、必死にパソコンへデータを打ち込む。

「これが完成したら…俺の地位も一気に…ククク……」

不気味に笑いながら、キーボードを叩き続けた。


数十分して、謎の男の手が止まった。


「出来た……後はこのデータを送信して…よし」

男は完成させたデータを誰かに向かって送信すると、パソコンの電源を切った。



この時の男は、知らなかったであろう。

このデータ一つが送信されたことから、大事件が起こるということを。

その大事件が、小学生スパイ達にとって、とても重大な事件であるということを。

この事実は、今現在、誰一人として知る者はいないのだ。



〜〜〜〜〜〜



「…そして、ここでこの薬品を製造し、次の工程へとこのパイプで運びます。」

話を聞きながら薬品製造の工程を見る小学生たちから、思わず歓声が漏れる。


この日は、小学6年生全員で「近未来型工場見学」という計画で、ある工場に来ていた。

その工場は、これまでのよく見るであろう工場と違い、まるで何かの映画にでも出てきそうな未来感漂う工場なのだ。


「すごい…ちょっとでも皆からはぐれたら生きては帰れなさそうな…」

「おいおい、さすがに死にゃあしねえだろ」

啓が震えながら言うと、魁人が苦笑しながらツッコんだ。


「さて、そろそろ皆さんもおなかが空いてきたころでしょう。昼食にしましょうか。」

「やったー!」という子供の声を、先生が抑える。

「では皆さん、これから屋上に行くので、班の人が全員居るか確認してくださーい!」


次々と、それぞれの班長が先生のもとへ「全員居ます」という報告をしていく中、一つだけなかなか行かない班があった。

そして…


「せんせーい!!!拓君が居ませーん!!!」

「「「!?!?!?」」」


―――屋上―――


「はあ、はあ、はあ…」


拓は、この広い工場の中、一人迷子になっていた。

「めっちゃ焦ったわ…このまま出れなかったらどうしようかと思った…はあ…」

恐らく走ってきたのだろう、拓は息切れを起こしていた。


「全く、だからあれほど迷子になるなと言ったのに…」

「そうだよ、先生の話ぐらいちゃんと聞いてなよ…」

駿と拓に痛いところを突かれ、拓は俯いてしまう。




「しかもここ、今度潜入するんだからマップぐらい覚えとけよ…」




「そうそう…って、」

「「「えええええええ!?」」」


魁人は「あれ?言ってなかったっけ?」というかのような顔をする。

「え、魁人、それマジかよ」

「ああ、もちろんだ。俺が嘘をついたことがあったか?」

「いやそりゃいっぱいあったよ」

啓にほとんど間を入れられずにツッコまれ、魁人は少し照れた。


「…でも、何でいきなり?」

「ああ…ここなんだけど、なんか物騒な物の材料も作ってるとかなんとか… 噂によると、爆発物らしいけどな…」

「へ、へえ… 俺らってそんなところ潜入しちゃって、大丈夫なのか…?」

拓がそう聞くと、魁人が待ってましたと言わんばかりに、胸を張って答えた。


「科学には、科学で対抗するんだよ。科学相手に、力じゃ勝てないしな。」


「そ、そっか… でも、なんかそういうもの専用の道具とかあったりしないの?それだったら探して買ってこないと…」

「ああ、それなら大丈夫だ。お前らの家にもあるようなものだけで何とかする。」




そして、その日の工場見学は終わった。




―――2日後  5月11日 土曜日―――

――櫻木家 地下――


「…さて、そろそろ準備しようか。」

「えっ?まだ昼だよ?」

啓がびっくりして、チェスの駒を動かす手を止めた。

「ああ、今回のこの潜入は、夜は難しいんだ。」


魁人によると、あの工場のセキュリティは厳しく、特に夜は潜入どころか立ち入りすら難しいそうだ。

そして、今日土曜日は、休日であるためか従業員や見回りの者が少なく、潜入がしやすいということだった。


「そっか…それならしょうがないね…」

「よし、じゃあ支度するか。荷物まとめるぞ。」



―――20分後―――

「ね、ねえ魁人… 本当にこんなんでいいの?僕には何をするか想像がつかないんだけど…」

啓が驚くのも仕方ない。


鞄の中に詰めたのは、マッチ箱3つ、ロープ、ろうそく、小麦粉…

他にも、武器とは思えないようなものがたくさん入っていた。


一体何がどうなっているのか、小学生には分からなくて当然である。

「…よし、全くもって問題ない。」

そう言って、魁人は部屋を出た。



「むしろ、問題しかないような気もするんだけどなあ…」



―――工場前―――

「うひゃー、改めて見ると結構でけーなー…」

「さて、裏に回るぞ。さすがに正面からはきつすぎるしな。」



裏口は、正面や内側と違って、至って普通の扉になっていた。

「あんまり使わないから普通なのかな…」

「さあな…んじゃ魁人、入ろうぜ。」

「あ、裏口からは入らないよ、裏口はセキュリティかかってるし。」


そういって魁人は思いっきりジャンプし、扉の上のでっぱりにつかまった。

そしてその上に登り、近くの窓から中を覗いた。

「良かった、誰もいない… よしみんな、入るぞ。」


魁人は窓を開け、中へと侵入した。

続いて残りの3人も、難なく中へと入ってきた。


「よし、とりあえず侵入は大丈夫…えっと、ここの部屋どこかわかるか?」

「…ロッカーがあるんだから、従業員が荷物しまったりするところだろ…」

駿が久しぶりに口を開いた。

「ってことは…工場長の部屋って確か、最上階の近くだったよね…」

「ああ、だから、ここから上に…8階上がったところだよな。」

「そいじゃ、早めに行っちまおう。」


ロッカールームを出ると、壁と床が白で埋め尽くされた廊下が目の前に広がる。

「迷わないように慎重にいかないとな…」

4人は、足音を立てないようにゆっくりと歩き始めた。



ゆっくりと歩いて、階段を探しながら歩いていると…


「ん?誰だ?!」


「やばい、見つかったっ…!」

「どっか部屋に入ろう…!」

すぐに走り出し、目に入ったドアを開けて、すぐに中へ入った。


「まずい、行き止まりだっ…!」

足音は少しずつ近づいてくる。

「どうしよう…このままじゃ、見つかっちゃうよ…!」


少し考えてから魁人が、

「啓、鞄から、小麦粉を取り出せ。」

「えっ…?あっ、うん。」

啓が不思議そうな顔をしながら小麦粉を取り出し、魁人に渡した。

そして魁人は、小麦粉の袋を破り、思いっきりまき散らし始めた。


「え、ちょ、何してんだ魁人!!相手にぶちまけるんじゃないのか!?」

「いいから安心しろ!駿、窓から脱出できるようにしとけ。」

魁人が駿に向かってロープを投げると、駿は何も言わずにロープをつかみ、固定し始めた。



魁人は短めのロープを取り出し、小麦粉をばらまいたところより少し遠めのところに置いた。

「魁人、窓からの脱出ならもうできるぞ。」

駿からそう合図がかかると、魁人はロープに火をつけて、反対側にマッチの束を置いた。


「よし、一旦外に出るぞ、早くしろ!」

魁人のその合図で、3人は素早く外に出て、ロープを使って一番下まで飛び降りた。

魁人だけは少しの間残り、残った小麦粉も部屋に充満するようにまき散らし、素早く窓から逃げた。



すぐに部屋のドアが開き、警備員が入ってくる。

「ここにいるのは分かってるんだ!…って、あれ?」


警備員が入ってきたタイミングで、マッチの束に火が付いた。





魁人が下に降りたと同時に、

“パァンッ”

と、上から大きな爆発音のような音が聞こえた。



第3話「終焉の起動」

―終―

4年前 No.4

komo ★grpdTuc9Sw_AIB

どうしよう、更新しないまま学年1つ上がっちゃったよ^q^

それでも俺の思考回路は変わらない…


つまり文章の書き方変わってない((


サブ記事の反省会することにしました!!楽屋ノリだけど気にしないでね!



あと今気づいたんですが2話の途中「繋がってる」の漢字(繋)が環境依存文字になってて反映されてなかったみたいです…
―――――――――――――――――――――――


第4話「業火の追憶」



「え…?今の音…」


「…爆発だ」

魁人が口を開く。


「小麦粉を使って粉塵爆発を起こした。そこまで火力は出なかったと思うが…死んでないといいな。」

「なに物騒なこと言ってるの!!!殺しちゃだめだよ!!!犯罪だよ!?!?」

啓がびっくりしながらも必死に魁人に訴える。


「そりゃ、俺だって殺すつもりはない…だけど」


魁人が重たそうな口をゆっくりと開く。



「潜入してる時点で、俺達は犯罪を起こしてるんだ。今更警察がどうとか、言ってられる状況じゃない。」



啓は何も言えなくなった。


昔から、魁人とずっと一緒に行動してきた。

どんな遊びでも、なぜか楽しいと思えた。それが、魁人の影響なのかは知らないが。


ずっと楽しく遊んでいた、自分たちがまだ幼い頃。

『遊び』という名を借り、犯罪を起こしていることに気づけなかったのだ。

その怖さを、今少しだけ、啓は実感した。


だが、それでも足りない。


無知は、時として命さえ奪うのだ。


この時の啓に、どこまで理解できていたのだろう。

全てが理解できていたのなら、悲劇も何も起こらなかったのだろうか…



「…そっ…か……」

啓は頷くしかなかった。今の啓に出来る事は、これだけだった。


ずっと黙っていた拓が、口を開く。

「おい、このまま外にいて意味があんのか?もしかしてもう逃げるのか?」

「そんなわけがあるか。これからあの部屋に戻る。」

「でも、どうやって?ロープはもう取れちゃったよ?」

「ちょっと待ってろ…」


そう言って魁人は鞄をあさる。

しばらくあさると、鞄の中から、ピッケルの柄の部分を小さくカットしたものが2つ出てきた。


「…おい、お前の家にはこんなものがあるのか?」

「ああ、昔山の方に住んでたからな… 結局使ってなかったけど。」

「んで?これ使ってどうするの?」

「ピッケル取り出してまで登らずに行く方法考えるのか?壁でも崩すか?」

「…そういうことか…」


魁人はうまく壁にピッケルを刺し、登って行った。

幸い壁は少し硬めに作ってあるらしく、刺すことに苦労こそしたものの、途中で崩れ落ちる事は無かった。


「…っふう、よし、ロープ降ろすから待ってろー。」


魁人がそう言って少しすると、窓からロープが降ろされてきた。

3人はロープをしっかりとつかみ、順番に登って行った。



3人が窓にたどり着き、魁人がロープをしまうと、部屋の中で顔や体に火傷を負って倒れている警備員の姿が目に入った。


「…死んで…ない…よね……?」


念のため駿が脈を確認する。

「大丈夫だ、傷は酷いが死んではいない。安心しろ。」

啓はホッと胸を撫で下ろした。


「さて、ぐずぐずしてられないからな。さっさと行くぞ。」


4人はゆっくりと部屋を出た。角を曲がり、少し部屋から離れた時に、さっきまでいた部屋から騒ぐ声が聞こえた。


「もう別の警備が来たんだな…大丈夫なのか、魁人?」

「今警備がそっちに行ってるってことは、それまでそいつらがいたところは手薄になってるってことだ。

 チャンスは今だぞ。」


拓がなるほど、と一言呟くと、4人は上へと向かう足を速めた。




「あった…階段だ…」

「エレベーターねーのかよ…ここから8階上るんだろ…?」

「…これもセキュリティのうちの一つだと考えたらどうだ。」


拓が文句を言いまくるが、全て駿が弾き返していた。


「よし、行くぞ。早くしないと警備が強化されちまうかもしれない。」


4人は足音を抑えてゆっくりと階段を上って行った。




「…あれ、何か聞こえない?」


5階分近く上ったあたりで、啓が突然止まった。


「…誰かが話してるな…なんとかして気を引かないと…」


魁人はまた鞄をあさりはじめた。

しばらくあさってから出てきたのは、いくつかのボタン電池と消毒液、酢だった。


「「「…???」」」


3人には、魁人が何をしようとしているのか全く理解できなかった。


「これをこうして…よし」


魁人はまず、酢の中にボタン電池をいくつか入れた。

発生した泡を、すかさず鞄から取り出した牛乳瓶の中に入れていった。


「牛乳瓶とか今の時代あったんだ…」

「温泉行ったら売ってたから買った。記念になればと思って持ち帰ったけどまさかこんなことに使うと思ったなかったよ…」


泡の出方が悪くなってきたところで、今度は酢の中にも余りのボタン電池を入れた。

そっちの泡も牛乳瓶に入れて、こっちも泡が出にくくなったところで牛乳瓶に紙の蓋をした。


「…魁人、なにこれ?」

「たぶん、これで酸素と水素が牛乳瓶の中に集まってる。これに火をうまくつければいいはず… 拓、そこのドア開けてくれ。隠れる。」

「えっ?ああ、うん…」


拓は5階のドアを開けたが、魁人は入らずに少し階段を下って行った。

4階と5階をつなぐ階段の途中に牛乳瓶を置き、紙の蓋に鞄から取り出した油を指で塗っていく。


そして魁人は、指を服の裾で拭くと、マッチを取り出し、紙の蓋の上に火をつけた。


「よしっ、急いで隠れるぞ!」


魁人は走ってドアの方へと駆けていく。4人は5階の中に入って行った。




“パアァンッ”




ドアを閉めると同時に、とても大きな音がした。

「!?!?」

「誰だ!?」

見張りが階段から降りていく音が聞こえてくる。


すぐ近くを通る足音がした。


「よし、行くぞ…」

静かにドアを開けた。


「何だこれは…?牛乳瓶?」

見張りの二人は牛乳瓶をまじまじと見ている。


「…今のうちだ。」

4人は足音を潜めながら、階段を上って行った。



―――最上階―――

「ここか?」


『工場長室』と書かれた札がドアの横にかかっている。


「えっ、分かりやすっ」

啓が思わずツッコんだ。


「よし、入るぞ…」

ゆっくりとドアを開ける。



中には誰もいなかった。

部屋は暗かったが、机の上に一つの明かりが見えた。


「…パソコン?」

ゆっくりと近づいていく。


パソコンの画面には、実験のやり方のような図が描かれていた。



そして、その図の題名には、こう書かれていた。




『ミサイル内爆薬調合法』




4人は息をのんだ。


「…ミサイル!?」


「何でそんなものが…?」


3人が驚いて硬直する中、駿だけは硬直からすぐに抜け出してパソコンをいじっていた。



しばらくしてから、近くのプリンターからパソコンの画面に表示されていた図と同じものが描かれた紙が出てきた。


「…そろそろ逃げよう。いい加減危ないぞ。」


紙を一枚握って、4人は部屋を出た。



「なあ魁人、あれ…」


拓が指差す先には、『アナウンス室』と書かれた部屋があった。


「…でかした拓。行くぞ…」



『業務用連絡』という自動アナウンスのボタンを見つけ、ある一つのボタンを押した。


<<ただいま工場内にいる従業員の皆さんは、至急3階ホールに向かってください。>>


「…こんな業務連絡、使うのか…?」

「まあ今は気にしなくていい。さっさとここを出るぞ。」



逃走途中、どこを通っても、見張りの姿は見えなかった。

少し緊張する感じもあったが、なんとか工場の入り口までたどり着いた。


4人は無事、一枚の紙を持って脱出する事が出来た。




「んで、この紙どうする?」

「警察の前にでも落としとけば?綺麗に工場の名前右下に入ってるし。」

「それがいいかもな…よし。」

4人は、警察に向かって歩き出した。




〜〜〜数日後〜〜〜

―――学校 教室―――

「なあ魁人、ニュースみたか?」

「ああ。あそこの工場、閉鎖だってな。」



あの紙を警察の前に落とし、警察に拾わせることで、警察には一つの事件として扱われた。


工場長は即逮捕、工場も営業停止…という処分を受けていたのだが、もう廃工場になるという噂が立っていた。



「なんか今回は、すげえ実績を残したって感じがするな。」

「これでよかった…のかな?」





4人は青空の下、平凡な日々を過ごしていた。




第4話「業火の追憶」

―終―

4年前 No.5
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