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黒薔薇庭園の白い蝶

 ( 詩投稿城4世(隠れんぼ) )
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深虚 紫闇@amethyst ★vzOq2hAW4hs

黒き薔薇が咲き誇る その庭園に
迷い込んだは 白銀の蝶
決して相容れぬ 二つの色彩―イロ―が
ほんの一時交わる瞬間

さあ 宴を始めよう
咲き乱れる薔薇たちの狂宴と 舞い乱れる蝶の乱舞と
目に見えぬ言の葉は 
優しく甘く 吹き荒ぶ風に乗って
何時か貴方に届くでしょうか?

楽園への扉は閉じられて 荊に囲まれ見えなくなって
きっともう戻れないのだろうから

只歌い続けるの
何でもないけれど 想いの丈を

そして何時か
白き蝶は 黒薔薇の花弁に抱かれて



――……墜ちた

2009/08/28 14:56 No.0
メモ2012/06/04 00:11 : 紫闇☆RjrSFHraO6Q @amethyst★JhVOFjVA1W_9Ot

 どうも初めまして、紫闇―シアン―と申します。


 此処には基本的にモチーフがダークだったり、色々な意味でイタイ内容の紫闇の詩が投稿されていたりします。

 しかし時折全く空気を読まずに、恋愛風味の詩などを落とすこともあると思うので上記のようなタイトル、プロローグにさせていただきました。

 いわば、基本ダークの無法地帯です。割合は黒:白=97:3くらいですが。


 そんなんで良ければ、どうぞ見ていってやってください。

 

 メビウスリングでの詩投稿は今作が初めてですので、至らないところも多いかと思いますが、宜しくお願いします。

 感想は勿論、アドバイスや批評、詩返しなど、していただけると幸いです。お返事には必ず伺います。


 詩返しをして下さった皆様、拍手をして下さった皆様、本当に有り難うございます。更新を楽しみにしていただいたり、中には勉強になるというコメントもあり……私如きには勿体ないです。

 まだまだ拙い文章しか書くことは出来ませんが、これらを励みにこれからも頑張っていこうと思います。


【使用色説明】

 黒金…ダーク系の詩

 雲2…それ以外(形容不可能なもの含み)


 と言うか最近、自分が一般人として生きてて良いのかを激しく疑う嗜好内容しか描けなくなってきてしまいました……本体の人間性は疑って下さって構いませんが、内容が保証できないので、閲覧は自己責任でお願いします←

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流羅 @zerohime ★D6LOjWd8NA_m9i

【青葉に抱かれて】

君が隠れている思い出の本の先に
私の進む道があるとは思えない、

ねぇ、本当に私を愛しているというのなら私に姿を見せて

君が思い出とともに落ちて、消えて行ってしまう前に

どうかお願い、私に貴方がいたという確証を
証をください



これから先の未来 貴方なしで
生きてゆけるくらい
強く 穏やかな

そんな
青々と茂る木の葉と共に

3年前 No.1042

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★fmC75dPG7A_byG

【嘘吐き嘘泣きラプソディ】

揺れる伸びる影法師
夕暮れ月夜に歌うのは 遠い日の想い出 雨曝し
愛を Iを 寂しさなんて忘れたわ
置いてけぼりのあの子はだぁれ
後ろの正面 名前は知らない

嘆いて喚いて 私をもっと困らせて
帰りたいと縋るから 帰り道は閉ざしたの
迫る足音 床を叩いて
くらくら回る merry−go−round
離れたくなければついて来て

私の代わりに 泣いてくれればそれで良い
最後まで騙して騙ってよ

3年前 No.1043

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★fmC75dPG7A_byG

【盲目】

免罪符など要らない
どんな穢れも痛ましい傷も 壊れた体も壊れた心も
逃げるための理由になどならない
全ての不幸の責任転嫁 我儘に嘆くお子様に
叶えられる願いなどない
吐き出して喚いて楽になって 同情を買う縁起の末に 許しを請うくらいなら
たった独り 重圧に潰れて 自壊し果てる方を選びたい
たとえそれが間違いでも 譲れない正義に従うだけで

3年前 No.1044

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★fmC75dPG7A_Rd8

【盲目】(訂正版)

免罪符など要らない
どんな穢れも痛ましい傷も 壊れた体も壊れた心も
逃げるための理由になどならない
全ての不幸の責任転嫁 我儘に嘆くお子様に
叶えられる願いなどない
吐き出して喚いて楽になって 同情を買う演技の末に 許しを請うくらいなら
たった独り 重圧に潰れて 自壊し果てる方を選びたい
たとえそれが間違いでも 譲れない正義に従うだけで

3年前 No.1045

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★fmC75dPG7A_Rd8

【戀】

愛しさを言葉にすることで 何もかもが汚れる気がした
恋しさを言葉にすることで 自分が壊れていく気がした
胸の中に凝る想い 降り積もるばかりで晴れることを知らず
膿に塗れて 息が詰まるように 定まらぬモノに怯えてる

届きそうで届かぬ指なら切り落とそう
囚われるだけの声なら耳を塞ごう
偽りの強さに綻びを生む 優しい雨なら要らないから

拒絶することで自我を保つ 私をどうか赦さないで

3年前 No.1046

流羅 @zerohime ★D6LOjWd8NA_m9i

【紫陽花】

移り気の花が咲く頃

君に出会った

そして、恋をした

でも、それは僕だけ

君は 誰かのためだけに
咲いたり等しない

ただ、愛で その瞳を濡らし

美しく

咲く

あぁ

その笑顔を浮かべながら
手には、
鈍い色した
言葉のナイフを握る君

3年前 No.1047

流羅 @zerohime ★D6LOjWd8NA_m9i

【   破滅】

狂おしいほどに、めまいがするほどに
咲き乱れた紫陽花も

人に踏まれて散ってゆく

踏まれ さげすまれた紫陽花は、未練がましく紫いろで上を向くの

無垢な女のふりをして

3年前 No.1048

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★fmC75dPG7A_gjd

【羅列】

意味のない言の葉を 中身のない歌を
囀ることを忘れたカナリアが ただ惰性で啼くように
呟きを乗せる唇すらも 動いている理由が分からなくて

偽りを囁く 騙される獲物を待ちながら

餓えは無い 渇きも無い だから狩ることに訳は無い
繰り返し繰り返す
寄せては返す波の様に 時の流れに朽ちた音匣の様に
決まりきった答えを紡ぐ

私は何時 ワタシを亡くした?

3年前 No.1049

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★eZJIA8yw5W_kBh

【空想世界の首狩り王女】

嗚呼 美しき姫君よ
貴女は何故に憤るのか
此処は貴女の国 貴女だけの為の楽園
至高の王女 絶対の女王
その意にそぐわぬ愚か者など 消し去ってしまえば宜しいのだ
ただ一言 首を刎ねよと
それだけで世界は こんなにも華麗に生まれ変わる

嗚呼 賢しき姫君よ
貴女は何故に嘆くのか
此処は貴女の城 貴女だけの為の王国
最高の王女 唯一の女王
その身に余る罪過など 捨て去ってしまえば宜しいのだ
ただ一言 首を刎ねよと
それだけで意識は こんなにも容易く組み替わる

嗚呼 麗しき姫君よ
貴方は何故に苦しむのか
此処は貴女の庭 貴女だけの為の鳥籠
比類なき王女 最愛の女王
その身を悩ます者があるなら 手に入れてしまえば宜しいのだ
ただ一言 首を刎ねよと
それだけで望みは こんなにも簡単に叶うというのに

そうして総てを捨て去った哀れで無知な女が一人

嗚呼 滑稽なる姫君よ
貴方は何時気付くのか
此処は空想の国 貴女が創った失楽園
架空の王女 儚き女王
首狩りの世界に溺れた者に 帰る道などもうないのだ

3年前 No.1050

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★BGD12oiq6v_kBh

【彼岸花と蝶】

報われぬ想いを 閉ざされた愛を
聞き届けるのは赤い花 水面を鮮やかに染め上げる
たとえ私のこの声が 届くことは無かろうと
ただその腕に抱かれるなら 幸せの意味を知った気がした

遠い遠い貴方の国へ 辿り着けるなら何でもしよう
生まれて初めて 朝露に濡れた

ひらりはらり 留まることを知らぬ私は まるで移り気な女のよう
空に描いた軌跡の理由 伝えることはもう出来ない
緋色の風をその身に纏い 飛翔するように墜ちていく
輪廻の向こうに 再び自由を手にすることは無くとも

凍らぬ想いを 捕らわれた愛を
満たしてくれたのは毒の花 乾涸びて無様に地に落ちる
たとえ私がその蜜を 奪うことがなかろうと
ただ時の流れに身を任せ 朽ちゆく運命は貴方も同じ

遠い遠い貴方の許へ 辿り着けるなら何でもしよう
最初で最後の 水面への口づけ

ひらりはらり 留まることを知った私は まるで健気な女のよう
葉影に隠れて伺った姿を 目にすることは二度と出来ない
緋色の風をその身に受けて 墜落するように舞い上がる
来世でこの背に 翅を手にすることが叶わぬから

逝ってしまった愛しい貴方 次の世界で巡り会えるでしょう

3年前 No.1051

流羅 @zerohime ★D6LOjWd8NA_m9i

【失生症】
愛しい貴方と結ばれるため、私は…この海で自由に響いていた命を失くした。
彼女は、私に「安いもの」だといったわ

だけど、貴女はその「安いもの」でこれから惑わし、新しい世界を築くのでしょう。
あぁ、貴女は私の命を吸って生きるのね

そして、彼が見ていたのは、私の声「いのち」だけだったのだと知るのよ

3年前 No.1052

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★f49nHbqmm1_3Ia

【憂愁の飢餓】

嫉妬と羨望に織り上げられた 牢に囚われたまま眠る
光の差さないココロの格子 蔦薔薇に囲われた姫君のような
そんな美しいものではないけど
私の叫びは届かない 誰の耳にも入らない
孤独を選んだのは私自身 手に入れなければ失わずに済むのだから

騙し騙され宥め賺した欲望は この身体さえも蝕んで

枯渇しただけだと思い込んでいた感情は 疾うの昔に壊死していた
戻らないと知った今 癒されぬ餓えに気付いたとしても
大事なものの名前すら 口に乗せられることも無く

愛と嫌悪の狭間に堕ちて 泥濘に呼吸を止め
深く暗いココロの水面 深海に歌った姫君のような
そんな気高いものではないけど
誰の祈りも届かない 誰の声も聞こえない
孤独を望んだのは私自身 無償の慈悲など信じることは出来ぬのだから

騙し騙られ砕き潰した欲望は 暴虐の限りを尽くしだす

一時的だと信じていた喪失は 不可逆の絶望でしかなく
帰れないと知った今 癒されぬ渇きに悶えたとしても
愛した人の名前すら 呼ぶことさえも叶わずに

手繰り寄せた残滓で 継ぎ接ぎのヒトガタを作り出す
何も感じないように 何も辛くないように
失くしたものを悟られぬよう 舞台の上で生きてきたら
夜毎頬を濡らす涙の 理由さえも解らなくなって
此処ハ誰デ私ハ何処? 今ハ何デ貴方ハ何時?

枯渇しただけだと思い込んでいた感情は 疾うの昔に壊れ果てていた
戻らないと知った今 癒されぬ飢餓に喘いだとしても
愛した人の名前すら 呼べないままに

3年前 No.1053

流羅 @zerohime ★D6LOjWd8NA_m9i

【メリーゴーランド】
ぐるぐる、ぐるぐると私の周りの景色が変わっていく

沢山の林檎(シカバネ)の上に不釣り合いなくらい可愛らしい私のメリーゴーランド


泣きたくなった日は、飛び乗って
林檎が潰れてしまう音を聞きながら、嗤うの


ぐしゃり、









あぁ

靴がが汚れてしまったじゃない…

3年前 No.1054

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★5AAHd5XVel_lyi

【鏡】

髪を切り落とした私を見て
最初にあなたが「可愛いね」と笑うんだ

その無邪気な微笑みを 柔らかな声を
誰にも見えないように閉じ込めて 独占したいのは私の方

けれど私は穢れているから 望んでも願っても一つにはなれなくて
きっと私が汚れているから 二人の幸せは叶わないままで

私とあなたに未来はない
二人がふたりを不幸にする
お互いの半身を
思えば想うほど打ち砕く

それならせめて私が不幸になった分だけ どうかあの人に幸せを

3年前 No.1055

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★5AAHd5XVel_lyi

【エラー】

何度試しても駄目だった
何を打ち込んでも治らなかった
幾らキーボードを叩いても 白い画面を見詰めても この現状は変わらない

突きつけられる CRITICAL ERROR

僕の居場所は 何処にもなかった

3年前 No.1056

akiak ★uQbmXgMWjk_7ls


神のプログラムが生物に組み込まれていたとして
食っては食われ
互いに拳を向けるのだ

度重なるエラーを僕らは血で塗りつぶしてきた
先人の残したダイイングメッセージをつぶした
その横に新しいメッセージを付け加えるに違いないのに

何度試しても駄目だろう
元々,人の闘争に歯止めはきかない
国であろうと
個人であろうと
居場所は血の境界線で守らなければならない

神のプログラムが組み込まれていたとしたら
神は
繰り返すエラーを
ニマニマと観覧して回っている

誰かの血で居場所をつくるくらいなら
僕の居場所は,神にあげる
それでやっと無宗教の個人は,神からもらえるわけさ
CRITICAL ERROR
僕の居場所は 何処にもいらない

3年前 No.1057

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★5AAHd5XVel_EfY

akiak様>
 初めまして、お返事が遅くなりましたが、このような辺境の地に用こそおいでくださいました。
 その上に、詩返しまで頂き、誠にありがとうございます。
 人生でさえも何者かに仕組まれたプログラムであるかのような、もしそうであるのならば理不尽であるといった感情を表したものでしょうか? 私はそのような印象を受けました。
 宜しければ、またお暇な時にでもおいでください。

〜〜〜〜〜†〜〜〜〜〜
【モノクロ】

白と黒 何もかも全て二分出来たら楽なのに
正しい? 悪い? 主観? 客観?
言葉は全て押しつけでしょう 正義なんて何処にもないの

マーブル模様の混沌が人なら
世界は一体どんな色?
私も貴方も 等しく塗り潰し押し潰す様な

そんな果てなき白と黒

2年前 No.1058

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★5AAHd5XVel_exV

【言の葉喪失リグレット】

貴方の言葉は届かない 私が声を失くしたように
貴方の歌は聞こえない 私が耳を失くしたように
貴方の両手は届かない 私が体を失くしたように

夢現の邂逅で 手にしたものは幻だった
全てが手遅れ 後悔してももう遅い

私が本当に失くしたものは 私が愛した貴方でした

2年前 No.1059

美希奈 ★1KVZiTc6Lt_tLt

闇の魔法にかけられて
眠りに堕ちる堕天使


森のはずれの館に迷い込んだ
儚いみじめなお嬢様

薔薇の庭園に足を踏み入れた

たくさんの作物が育つ聖なる恵みの場所で
黒き翼の死神と出会った

招待された洋館の大広間
シャンデリアがきらめく部屋の奥に
魔王が椅子に座っていた

「さあ食事を召し上がれ」

そういった魔王は人間の死体を切り刻んだ
怖くなったお嬢様は逃げる逃げる逃げる

逃げ回る


夢か現かわからないまま夜は明けて聖なる光が差し込んだ
絶望と邪な力に満たされた夜は消えて――

「逃がさないよ?」

声とともに振り返ったお嬢様
響き渡る銃声
飛び散る鮮血
舞い落ちる薔薇の花びら
漆黒の死神

さあ、最後に笑いましょう
死神に見守られながら


光に包まれたお嬢様の死体
魔王は一人拍手を送る
永遠の檻の中で





下手な詩ですみません。

2年前 No.1060

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★313b8pB4jH_PPP

美希奈様>
 初めまして、このような辺境の地にようこそおいでくださいました。
 そして素敵な詩を有難うございます。呪われた物語、と解釈させて頂きましたが、宜しかったでしょうか?
 個人的に大好きなモチーフが幾つかあったので、下手なりに詩返しをさせて頂こうと思います。またお暇な時にでも遊びに来ていただければ幸いです。

〜〜〜〜〜†〜〜〜〜〜
【ガーネット・ナイト】

霧深き森の奥 閉ざされた古城の中で
今宵もまた 狂気の宴が繰り返される
紅い赤い月の下 人の記憶からも忘れ去られる宿命の魔王
新たな贄を 求めて彷徨う

その影は 黒き翼の悪魔にも似て

不気味な夜の手招きに誘われ 迷い込むのは愚かな娘
胸に掲げる十字架は たった一つの意味さえも持たずに
甘美な声に抗うことなく 滅びへの道を歩み出す
踏み締める天鵞絨の絨毯 零れ落ちる薔薇の雫
散り逝く一輪の花

明けない暗闇 聖なる光は呪われた地を照らさない
迷い子の断末魔―コエ―は誰の耳にも届かない
積み重なる屍と 彼等が失くした命の証
同じように温もりを失くした男が 闇に囚われたまま踊る
永遠の孤独 偽りの静寂
癒えぬ渇きと牙を携え 何時かその身が朽ちる時まで
惨劇の中 赤の雫を求め彷徨う

2年前 No.1061

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★313b8pB4jH_PPP

【朽ち逝く薔薇に最期の接吻を】

暗く深い闇の中 夜よりも濃い漆黒が
真白の指に手折られて 今終焉の時を待つ
紅い瞳 愛する者の血で染めた
其処から零れる一滴 レクイエムは誰の為?
乾いた体 問いかけはただ虚空に消える

夢の中の静寂は 孤独が産んだ幻で
少女の隣には誰も立たない 嘲笑すらもただ遠く
ゆらり ふわり
何時しか乖離した感情は 宛も無く風に舞う
はらり 落ちた花弁の様に

見詰めるのもまた一輪の薔薇
彼女の全てを看取った花は 為す術もなくその身を震わせ

運命の夜 愛する者にその身を捧げる
少女を守る糧となるため
摘み取られることを選ぶ
ただの一つの 迷いさえなく

唇が触れる 消えゆく命を惜しむ様に
温もりを移したその体ごと 干乾び朽ちて地面に落ちるまで
その一瞬を刻み付ける 罪深さに酔い痴れる
もう二度と 触れることは叶わないけれど

2年前 No.1062

流羅 @zerohime ★D6LOjWd8NA_m9i

【緋色】

君の灰には、髪のにおいも柔らかさも
もう残っていないのに

照れた時に頬を緋色に染めていた面影だけは


君を焼く業火にあった

2年前 No.1063

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★TixLzAbjDw_Ce8

【プルガトリオの氷】

それは炎に巻かれた世界で 溶けることもない一つの幻想
深淵に溺れた旅人の 愛しい人の面影のように
凍てついた彫像 目覚めない誰か
紅い紅い業火の中で 永遠に眠り続ける運命の
恋人のような 罪人のような 名前も知らない君を思う

過去と現在を無に帰して 未来を紡ぐ祈りの歌が
鈍色の空を悪戯に揺らす 最後の審判は直ぐそこに
戻るべき所も 頼るべき所も
失くしたのならもういっそ 地獄の底に叩き落としてくれればいいのに

祝福を拒む者の居場所は この世界にはないのだから
乾いた僕をどうか癒して 甘美な毒で滅ぼして
生まれ変わることも無いように

2年前 No.1064

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★iM1RhkN7Xy_Xty

【Maiden prayer】

嗚呼 どうか
月の亡い夜 星が堕ちた空
今宵全てが喪われてしまうのならば
どうかせめて 汚さぬ様に 朽ち果てる時まで少女のままで
何一つも奪わないまま 私を壊してくださいな

暗い森の冷えた空気が肌を刺す
ここはとても寒い場所 凍えて震える指先を
温めることすら赦さない 誰も私に触れさせない

まやかしの愛を求めるのなら どうか誠意をお見せになって
この消えそうな言葉一つで 命など捨て去ってしまえるような

柊と茨に囲われて 私は私のままで在る
たった一人の貴方のために 守り抜いた幻想を
呪いのような祈りに変えて

さぁ 断罪を

2年前 No.1065

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★8EO00VCWM8_Xty

【ダァティ・ルビィに報復を】

黒ずむ宝石 血に濡れて
銀の月の輝きすらも 穢れた想いを燃やせない
歪な鎖に繋がれて 永遠の呪縛に堕ちた者よ
古の城が眠る森で 怪しく着飾る屍の群れ 囁く手招き
「此方へおいで、我が下僕たち」

美しき身体 赤い心臓 潜血にレェスを染めて踊る
無限の終焉 繰り返す悪夢 朽ちた薔薇が蘇るように
苛む苦痛 漆黒の記憶 暗闇にナイフを突き立て眠る
言霊の誓約 比類なき魅縛 生贄の羊が啼いたとしても

影の牢の復讐劇は 新月の夜に開幕を告げる
御伽の国から迷い出た呪い 禁じられた遊びを始めよう

手にした十字架 土に濡れ
地獄の業火を引き寄せて 壊れた想いを焼き尽くす
傲慢と驕りに包まれて 報復を知らぬ愚かな王よ
零落の城が眠る森で 忙しなく蠢く狩人の群れ 誰が為の祈り
「彼らのために、我らに力を」

2年前 No.1066

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★TixLzAbjDw_uND

【春の雪】

温もりの世界に 取り残された白い花
信じた空に 置き去りにされた薄い花弁
帰り道はもうなくて 柔らかな光に溶けていく定め
儚い命 その一瞬

煌めきに滲むのは 悲哀か憎悪か
何故 どうしてと わが身の不幸を叫ぶ怨嗟か
それとも何も 感じないのか

ヒトにその声は分からない

ただただ思う 己の姿に似ていると

2年前 No.1067

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★TixLzAbjDw_Pmd

【黒薔薇姫の歌】

二人が愛を誓うのは 赤い赤い薔薇の木の下
知られてはならない秘密の恋
何時か引き裂かれるその遊戯
命を懸ける覚悟はあれど 俗世を捨て去る覚悟はあれど
叶わないことは決められていた
まるで神の悪戯の様に
「決して貴方と離れはしない」
歌うような囁きが 青い月の空に消えた

めくるめく日々 色づいて
鮮やかに踊る 回転木馬
全ての幸福を 犠牲に回る
この時が永遠に続けと願う
全てが終わるその日まで

彼女が誓いを破るのは 紫陽花の時 移り気の花
道ならぬ恋に穿つ終止符
壊れた絆を砕く裏切り
富も名誉も惜しくなく 手に入れたものは崩れても
戻らないことが決められた
まるで運命の歯車の様に
「全てに飽いた、それだけよ」
歌うような囁きが 灰の雲の虚空に消えた

変わりゆく日々 無彩色
軽やかに紡ぐ 偽りの詩
全ての記憶を 犠牲に唄う
この時が早く過ぎてと願う
貴方が全て忘れる日まで

嘘に嘘を重ね積み上げ 涙も最早枯れ果てた頃
黒薔薇の下で 彼女は独り
あの日の愛を歌い続ける
まるで歪な 恋のカタチ

2年前 No.1068

流羅 @zerohime ★D6LOjWd8NA_m9i

【輪想(リンソウ)】
巡り巡るこの想いに終わりがあるのかなんて
そんな答えは、誰も持ってない。

抜け出せない思考の海に
抜け出さな箱庭で

彼女は、綺麗に笑う
「だって、私はここが好きなの」
もうこの世にいない、貴方を想えるこの墓地(バショ)が

2年前 No.1069

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★hXbodlY2uB_83I

【Friedhof】

貴方を抱く大地の上に 白い白い花が咲く
春の訪れ告げる花
新たな命を繋ぐ華

生まれ紡いだ全ての歌の 終わりの時はまだ来ない
貴方が消えたこの場所から
次の季節が巡り出す
風が止み 凪いだ海を見下ろして
降り注ぐ光に溺れるように

貴方に抱かれ私は生きる
箱庭の世界と 私の命が尽きるまで

2年前 No.1070

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★hXbodlY2uB_83I

【Bullet of heart】

撃ち抜かれた心が血を流す
貴方の一つが私を狂わせ 貴方の一つが私を癒す
心の弾丸 ハートのエース
深紅の花が風に舞う
地に墜ちた雫 それは涙

私の全ては貴方のもので 貴方の総てが私のもので
まるで二人は双子のように
魂の伴侶を得たように
結ばれ愛して傷つけ合った
傷を隠して嗤い合った

偽りの言葉は形を成さずに消えて行く
そこに意味など始めからなく
虚飾の仮面が遺されただけ
だから潰すの 何もかも
私の中の貴方―ワタシ―と一緒に

2年前 No.1071

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★hXbodlY2uB_9ka

【蒼き蝶の眠り】

花が舞うのは弔いの為 彼の地に眠る者への手向け
溢れた蜜が潤す大地  生い茂る緑を撫でる風
遥か高く続く空へ 飛び立つことが叶わなくなった
翅を失くした蝶の唄 トリカゴの中のレクイエム
清らかな十字が今日も揺れる

その光景はまるで幻想
此の世のものとは思ぬ理想
蒼く澄んだ翼を広げて
濁った瞳を塗りつぶす様に
ふわりふわりと空を飛ぶ
遠いあの日に置き去りにした 幼い頃の夢のごとく

全てが虚無へと帰っていった今なら解る
金色の香りに包まれた蝶は
穏やかに健やかに眠るのだと
捕える鎖も檻も無く
柵―シガラミ―さえも消えた彼の地で
どんな声にも答えることなく
悠久の時に揺蕩うのだと

醜く朽ち果てることも無く ただ美しい姿のままで
自由に 永遠に 在るのだと

2年前 No.1072

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★hXbodlY2uB_gpV

【ミザリィ】

夜の街へと誘う感情 住処を失くした蝶のよう
行く宛も無く揺蕩いながら 月明かりの下で踊る
美しさには縁がないから 美しさに焦がれながら

絶望の残り香がせめて 昼間の私を殺してくれれば
柵も絆も脱ぎ捨てて きっと生まれ変われるだろう
空を舞う 純白の羽根のように

惨めな私 醜い私
同情なんて要らないわ
憐れまれるほど堕ちてない
これはそう 私が選んだ運命たち

くちびるに乗せる サヨナラの歌

2年前 No.1073

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★DDORhw23gQ_gpV

【魔女のトリカゴ】

鎖の巻き付く扉
鍵のかかった窓
それは虐げられた者達の楽園
命を弄ぶ実験場
未知の力に魅入られた愚者が 新たな生け贄を求めて彷徨う

世界に絶望した魔女は もう世界など見たくなかった

変わらない日々 繰り返し
朝か夜かも知る術はなく
植物のように息をする
もう何も見えない 感じない
静寂だけが彼女たちの幸福
閉ざされた感情が 息を吹き返さぬことを願う

狂った研究 破綻した理論
傷ついた身体 尽きない命
濁った瞳と壊れた心
飼い殺しに怯える小鳥も今は亡く

古の呪文も意味を為さずに
悠久の時間が過ぎていく
死ねない魔女は 見限った世界に見限られた

忘れ去られたその地には
絶望を孕んだ鉄の檻
パンドラはもういない
虚ろの殻から 孵化する雛は

2年前 No.1074

スレ主 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★DDORhw23gQ_ezU

【林檎の木】

赤く実った果実が落ちる
柔らかな地面に触れるのか
硬いアスファルトに叩き付けられるのか
最期の時まで知らないままに
引力に逆らえずただ落ちる
遠い昔の罪の果実

自らの種子を蒔き散らしながら
母木は思う
子どもらにさいわいを

何かの礎になれるのか
何も生まずに朽ち果てるだけなのか
未来を紡ぐことが出来るのか

育ってしまった木は知らない
そこから動くこともなく
自らの手では種を遠くに飛ばすことも出来ずに
ただただ思う

小さな赤いその実くらいは
罪の名を冠さずともいいだろう と

2年前 No.1075

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★DDORhw23gQ_ezU

【さかさま砂時計】

繰り返す
流れ落ちる砂の音
終わらない時間
無限ループ
全ての中身が落ち切っても
引っ繰り返せば元通り
どちらが上でどちらが下か
すぐに分からなくなった
時を計る砂時計
時が戻る歪な時計
手を伸ばす理由さえ忘れた

2年前 No.1076

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★DDORhw23gQ_xSt

【女王の憂鬱】

終わらない遊戯 月影の
禁じられた遊び 朝焼けの
結末がどうなるか 誰も知らない物語
喜劇か惨劇か 誰にも分からない勝負の行方

微笑む少女は此の世の女王
退屈しのぎに世界を壊す
つまらないものは大嫌いだから
詰まらない世界―モノ―などなくていい

悪逆非道と罵られても
暴虐の限りを尽くしても
彼女の退屈は終わらない
薔薇のように香しく
星空のように美しいものでも
少女の心は満たされない

希望よりは絶望を 幸福よりは不幸せを
何時しか願いは歪んでいって

それはまるで童話の中の
狂ってしまった首狩り女王
今宵も世界は女王の為
赤い雨を降らせ続ける

2年前 No.1077

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★DDORhw23gQ_c30

【罪】

罰を化したのは私自身
そこに罪など始めから無くて
ただ赦されぬ理由が欲しくて

結ばれることが 怖かったから

貴方が遠ざかる理由を創ろう
二人ではしあわせになれないと
貴方の為と嘯いた嘘を
そうして今度こそ紛うことなき過ちを

私が求める虚ろな贖罪
無から生まれる 意味のない行為

2年前 No.1078

流羅 @zerohime ★D6LOjWd8NA_m9i

【誓いの刻】
小さな小さな小屋の中幸せそうに微笑む二つの影
彼らは、口付けをかわす鉄の香りを香水に
赤を花嫁の口紅へと変えて

二人は、何度も何度も時を刻み込むかのようにキスを繰り返した

冷たい銀の刃で

2年前 No.1079

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★8uebK1N06r_5VU

【虚の声】

君の声はまるで
黄泉からの呼び声のように
甘美な毒を孕んでいる

灯りに誘われる蛾のように
逆らうことなど出来はしない

たとえその先に待つものが
破滅でしかないとしても
ゆらゆらと ふわふわと
抗うことなく進んでいって

此の身のアカを夜闇に捧ぐ
虚―カラ―の声に 形亡きモノに誘われて

2年前 No.1080

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★lwuQ3liSCk_YqF

【I miss you】

貴方への本音を口に出来ぬから
寂しいと泣き叫ぶことも出来ずに

逃げる 逃げる
行く宛なんか何処にもないのに

何処まで行っても
私に答える優しい声などありはしないのに

求めることを知らない弱さは
また私の世界を蝕む
踏み出すことを恐れる弱さが
大切なものを壊してく

大好きなメリーゴーランド

お願い もう 回らないで

2年前 No.1081

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★lwuQ3liSCk_551

【双子星】

北と南に輝る星
互いに互いを想っても 決して届かぬほど遠く
逢瀬を夢見て 光を重ねる
別たれた双子のように 寸分の違いすらなく
朝焼けのワルツ 夜が終わるまで

剣を掲げた流星に追われ 南に逃れた姉姫と
書物を捧げる彗星に守られ 北にまします妹姫の
運命は決して交わらぬ 残酷に優しく

嗚呼この手が届くなら
わたしはきっと あなたを殺めてしまうでしょう
憎しみすらも 凌駕した愛で

鏡の中の少女が呟く
それは呪詛に似た恋文

嗚呼たとえこの手が届かずとも
わたしはずっと 貴方を愛し続けるでしょう
終わることの無い 贖罪を

鏡の前の少女が呟く
それは諦めに似た執着

朝になっても消えない調べ
それは消えることの無い悲しみ
奪われた二人の幸せを思い
嘲笑う誰かの夢

2年前 No.1082

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★lwuQ3liSCk_9Vm

【リヒルデ】

美しさに囚われた 呪いのように 祈りのように
醜いことが許せなかった 誇りのように 傲りのように
鏡は真実を映すモノ そんな事は誰が決めたの?
魔法の鏡は偽りを告げる 信じなければそれだけで

飾り立てるのは醜さを隠すため
豪奢なドレスも宝石も この私には必要ない
此の世で一番美しい
その事実だけで 私は幾らでも輝ける
美貌の主には 傲慢になる権利がある
私は私の手にしたものに 何人たりとも触れさせない
傷付けさせない 壊させない 奪わせない

愚かな白姫 私のモノに手を出した
その罪は 命によって贖うが良い
償いは眠り 代償は鏡
さぁ 呪いの柘榴をどうぞ

2年前 No.1083

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★lwuQ3liSCk_9Vm

【烏揚羽】

夜をその翅に映して
止まり木を求めて街を彷徨う
血―アカ―の斑を身に纏い
透き通る蒼のドレスを飾る

嗚呼 私を受け止める華―アナタ―はどこ?
それとも愛する仲間―アナタ―はどこ?
どちらでも良いの
早く見つけて
此の空虚―コドク―から救い上げて

私が闇に侵される前に

2年前 No.1084

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★lwuQ3liSCk_uQ3

【依存対象】

君に出会って 色付いた世界
君が居なければモノクロで
逢えなければ意味さえも亡くす

愛と呼ぶには理不尽だけど
独占と言うほど壊れてもいない
何て中途半端で惨めな感情

君が居たから 生きていこうと思えたのに
春夏秋冬 全ての景色は変わらないまま
独りの時間に耐え切れないで歪んでいく

不完全な未来図は 輝く今に翳りを落とす
前よりも無様に 以前―マエ―よりも醜く
君がいる時間を知ってしまえば
君の居ない季―トキ―が辛くて

こんな感情 向けられる方は耐えがたいだろうけど

緩やかな依存が 僕を壊した

2年前 No.1085

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★sacQfGfpnA_MXH

【身代わり】

壊れた空 暗い雲に覆われ墜ちる
冷酷な月 照らすことを拒んで裂ける
剥がれた記憶が戻らないの あなたの顔も見えないの
望まれぬ定め
楼閣に囚われたあの子の魂
イマカラ イクネ

濃紺の闇 明けることは二度となく
泡沫の夢 意識の底に閉ざされたまま
ただここで待っているの あなたの声に焦がれているの
何時かの運命
窓辺に現れたあの子の幻
見ツケテ 私ヲ

鉄格子 鎖 螺旋階段
茨の王女の呪いより深く
ルビィ色の瞳が囁く
「嗚呼 ソノ扉ハ開カナイヨ」

何度も何度も繰り返した問い
立ち止まることは赦されるの?
脳裏に響く 答えは否と
咎人の様に 囚人の様に
この身体が朽ち果てるまで 孤独に怯え 別離に震え
楼閣に囚われたあの子の様に
逃げられないから 出口を探して

行きたい? 戻りたい? 帰りたい? 帰れない
恐怖に塗り潰された思考 気付いた時にはもう遅い
真後ろの影 笑っているのはきっとあの子
「全ては私の為に」

1年前 No.1086

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★sacQfGfpnA_yqs

【卵殻】

泣いている
その感情が
絶望か希望かも知らないままで泣いている

この世に生まれ出ことは
幸いか 禍か
知らないままにもがいている

私の居場所は此処ですか?
殻の中から尋ねてみても
親鳥の温もりはずっと遠くて

その腕に抱かれてみたくて

壊した殻を抱き締め囀る
ありがとう ありがとう
守ってくれてありがとう
ごめんなさい ごめんなさい
私の所為で 殺してしまってご免なさい

サヨナラ オカアサン

1年前 No.1087

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★sacQfGfpnA_prP

【月夜】

月に映した 思い出は今も美しい儘
水音は遠く囁く
永遠など何処にも無いと
知っている
呟いた夜に散った花
毒のように甘い香りが 風に揺れて

満ちて欠ける人の想い
二人の指切りは嘘になる
遺された空虚
信じた愛―モノ―は 掌から零れ落ちる

君を責める呪いになりたい 嘆きの唄が費える前に
何も告げず堕ちて逝きたい 孤独の闇に呑まれる前に

十六夜が呼んでいるから
君の居ない世界に 早く

1年前 No.1088

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★R3lMq2ye0U_t4t

【赤い靴】

要らないものを捨てに行こうと お気に入りの靴を履いた
ヴェルヴェットのピンヒール 赤い紅い宝物
私の足には大きすぎて 今にも脱げてしまいそう

立てば芍薬座れば牡丹 歩く姿は不格好
アナタが追い掛けるから逃げ出したのに
これじゃぁ上手く走れないわ
シンデレラのお話は嘘ね
片方脱げたガラスの靴で 階段なんて駆け下りれない

私の愛しい宝物
歩く度に足が痛むの
靴擦れだらけで 夜も眠れない

ほんの少し着飾ることも 今の私には許されないのね

1年前 No.1089

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★R3lMq2ye0U_cVl

【drug】

ソレは禁じられた薬のように
私の身体を優しく蝕む 甘い甘い悪夢
囚われるために飲み下す 噛み砕く
逃げられない 逃げる心算も無い

嗚呼 いっそ私を殺して
綺麗な蝶に生まれ変わらせて

甘い甘い蜜を 貪ろうとしたこの身への罰に

1年前 No.1090

紫闇 @amethyst☆RjrSFHraO6Q ★OmtrBjQPi6_mgE

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1年前 No.1091
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