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いつも新しい夕暮れの中

 ( 詩投稿城4世(隠れんぼ) )
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ひよ ★t2flA6nMDJI

今日は良いお天気で
5月に相応しいと太鼓判を押してもらえる風が
わたしのお部屋を幾度となく通り過ぎてゆきました

じゃんけんのグーくらいの氷を
昨日の晩に作りました

大きめのガラスのコップは
お気に入りのアフタヌーンティー印で

失敗、しっぱい。

グーの氷を
ちょびっとだけ削りました

お陽さまがほんの少しだけ
オレンジ色に染まりはじめる
わたしの大好きな時間

削られたグーは
しゅわしゅわのソーダ水に包まれて
ご満悦気味に

夕陽を反射させて
わたしの机の上に
きらきらと模様を揺らしております

コップの
この水滴がつつっと机を濡らす前に

からん。



今日のこの夕暮れを
わたしは飲み干します

これがきっと

幸せという時間

2008/05/06 14:57 No.0
メモ2016/08/20 10:18 : ひよ @hiyojirou★iPhone-hU7vf4L5gl

訪ねて下さり、読んで下さり、

重ね重ねありがとうございます。


言の葉は、やはり良いですね。


そう、思わずにいられません。


ありがとう♪

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ひよ @hiyojirou ★iPhone=hU7vf4L5gl



柔らかく冷たい触れる空気に
明日を渡す

夜は、
優しい。

散々な思い遣りを
胸に抱えて待ち合わせへと急ぐ

ようやく

そこかしこに溢れている 秋

1年前 No.230

ひよ @hiyojirou ★iPhone=hU7vf4L5gl

いないことを見据える

そうして日々を過ごす

出来ないと思ってる事も

淡々と過ぎていけば

今も数秒先には過去になるのだ

1秒も無く

今その時を淡々と息してゆく

それを何万回以上に繰り返していけば

あの時…と呼べる過去となるのだ

11ヶ月前 No.231

ひよ @hiyojirou ★iPhone=hU7vf4L5gl

間に合ったかの夕陽が
射すのは愛された蒲公英

石蕗が頷き伏し目がちに遠慮する

その様は、


まるで先週見掛けた貴方のようで
そのもので
手折って投げ捨てた

傷みは昨日に似てる
その次も
またその次も似てしまうなら

明日を待つ意味を
知りたい

11ヶ月前 No.232

ひよ @hiyojirou ★iPhone=hU7vf4L5gl

芳しい

それが許せなかった

何故なのかを突きつけられた

なおさら

許せなくなる

ごめんね

ごめん

11ヶ月前 No.233

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

かえすがえすこの想いは面倒な事だ。

迎えてみるにも
追い払うにも

こうして、
ぺらぺらと並べ立てて

そうして、
繰り返し後悔を突き付ける

どんなにも
どんなにも

泣いてしまえる強さが羨ましい

11ヶ月前 No.234

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

せまいな。

こんなに窮屈な感情の中で
自分なりの深呼吸を繰り返し

優しい、だとか
哀しい、だとか
憐もない姿を晒して

こんなにも広い部屋で
隅っこを探して少しでも隠れようと慌てる

空、がいつでもキーワードな
君を持て余して冷めた風で相対していても
それ、に引き摺られているんだ何時も

僕も

10ヶ月前 No.235

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

焼きいも屋さんの誘い声が微かに聞こえて来ました。
そういえば、そんな季節となって手も悴んでいます。

早くに日が暮れる様になりまだ5時だと言うのにこの部屋は暗い。
電気を付ける気分にもなれず暗闇に慣れてきた私の目が、ぐるりと部屋を見上げました。



あぁ、夜がくるね。
お腹も空いてきたね。


この私は、今の私か幼い私か。
逢魔が刻が感覚を揺らがせて
独り、を浮き彫りにしていきます。



あぁ、夜がきたね。

10ヶ月前 No.236

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

辞典は
常に胸ポケットに

何食わぬ顔で

後ろを向いて
頁をめくる

ぼくについては
載ってないのに

似てる何かで
めくっていく

10ヶ月前 No.237

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

(生まれる前の詩)

綺麗にする必要性
の有無

優しさで出来た広辞苑
の無駄

心置きなく 何?


全ての必然性
なんて滑稽

偶然なんて有触れてる

紛らわし



ん。

10ヶ月前 No.238

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

雪に思ふ

壊れる前に壊せ

綿菓子の如く
溶ければ惨めな醜態

真白と謳われている間に
己の身の振り方を

考えろ

賢明であれ

決めかねた瞬間に
嘲笑うように

止む

零弱で冷酷な 白。

10ヶ月前 No.239

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

「陽炎に観える故里」


ユラユラと揺れよるよ
もう指紋もあらへんよ

紡績工女か
遊郭か

お前は器量がもひとつやからと
決まった息も出来へんほどの
茹だる工場ん中やのに

えらい綺麗なベベ着せてもろて
笑ろうとる美枝子の顔が
揺れよるんよ

あの子とうちて
何が違うんやろ

赤襦袢の変わりに
紺のもんぺと薄汚れた手ぬぐい
首に巻きよる

うちとあの子て
どちらがましやろ

泣きよった発つ前の夜
うちは美枝子が憐れでたまらんかった

ふたりして声殺して泣きよった
あの夜

ほんのちょっと羨ましくて憎らしかった
おんなじ腹から生まれた
めんこい美枝子が可哀相でたまらんかった

せやのに
うち可笑しなったみたいや

泣きながら、うちらを見送ったお母ちゃんが
カラカラ回る糸紡ぎの隙間から
笑っとる

「美枝子綺麗なぁ、あんたは加絵子よりやっぱり器量良しやなぁ」

カラカラ
カラカラ

糸回る音が
美枝子とお母ちゃんの笑い声に聞こえよる

ユラユラと揺れよるよ
もう指紋もあらへんよ

茹だる工場ん中やのに
笑ろうとる美枝子の顔が
揺れよるんよ


お母ちゃん
ごめんなさい。

美枝子、ごめんなさい。


帰りたいなぁ
逢いたいなぁ


*********

映画「あゝ野麦峠」オマージュ

10ヶ月前 No.240

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

「夏の一日」


防火用にと
溜めてあった裏庭のバケツの水にボウフラが涌き
揺ら揺らと揺れている
そこにある命を
どうしたらいいものかと一瞬だけ思案し
そのまま戸を閉めた

幾日か経ち
嫌な羽音を響かせて
ボウフラが成虫へと化した

私の腕に止まり血を吸おうとしている
生温い風にじとじとと湿る肌に
躊躇うことなく射して飲む

今潰せば
お腹の中に溜まった私の血をパンクさせて
終わる命
最期に食す糧が私の血とは
あまりにもの憐憫を感じ

腹が膨らみよたよたと飛び立った蚊を見送り
お礼に残していった
毒の廻った赤く膨れた跡に
十字架の印を爪でつけ


そのまま戸を閉めた

じわじわと広がる痒さに
あの蚊の命の儚さを思い

自分が今
生きてるという実感を
唐突に感じた

10ヶ月前 No.241

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

『魂の名』


此処に立っているのは
 何故だろう

此処に立っているのは
 何故 私なんだろう


立ち尽くし

夜風で顔を洗い
朝露に汚れ
太陽に凍りつき
星に焼かれる

ただ 立ち尽くし

私を
誰か 教えて欲しい

誰かに
私を 呼んで欲しい

10ヶ月前 No.242

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

優しみは

ひとに与えるためだけの
ものではなく

じぶんが独り占めするための
ものでもなく

優しみは

分かち合うからこそ
価値があるのです

優しみは

与えあえるからこそ
価値が増すのです


怒りも悲しみも

優しみを

じぶんの心の糧とする
必要な栄養なのかもしれません

憎しみも苦しさも

無ければ無いで
良いことだけど

知れば知ったで
深い優しみを

知る術ともなる

10ヶ月前 No.243

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

君に似た人と
すれ違ったよ

君に似た人は
君ではないけど

君に似た人は
僕をほんの少し

幸せな気持ちにさせてくれた

君に似た人を
振り返って見てみたよ

君に似た人は
君ではなくて

君に似た人に
僕はほんの少し

泣かされてしまったよ

10ヶ月前 No.244

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

ほたりひたりと

ありがちに
落ちる天を

拾って銀紙剥いて食べよ


天は 甘い 飴


おいしい
おいしい

雨 の 飴

銀紙折って
鶴にしよ

泣かんでええよ?
心配せんで?

鶴なら折れる

10ヶ月前 No.245

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

「明日」

立ち止まって
振り返ってみる

走り続けるなんて

一度も止まらずに
走り続けるなんて
無理だから

ときどき

立ち止まって
泣いたりなんかもして

深く息を吸って はいて

明日を

振り返ってみるのも
いいかもしれない

昨日でも今日でもなく

明日を

10ヶ月前 No.246

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

優しさに
飢えた夜と


 優しさに
 触れたくない今日


どちらも
本当の私で


 どちらも
 嘘ではない



行き着くところ
人間て


 そういったもの

10ヶ月前 No.247

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

つまんないこども
わるびれたおとな

逃がしちゃったむかし

いつだってぼく
どんなだって恋人

聞こえよがしな嬌声

哀れんでる花屋
ほくそ笑んで牧師

聞き耳の懺悔
耳栓の子守唄

噂話のメゾネット


今夜は 冷えるね

10ヶ月前 No.248

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

あの時のような気持ちは

今では
鉛筆削りの中

縮んでしまったんじゃない
削れてしまったんだ

削りカスを
かき集めたら

元通りさ


 元通りだよ

 元通りだろ?

10ヶ月前 No.249

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

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10ヶ月前 No.250

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

「好きな子のスノーマン」


熱いのか冷たいのか
わからん


わからへんて
それで済ましたい
考えるのも疲れるし
考えてると怖なるやん?


溶けたらしまい

溶かしたら

やっぱり
責められるん?

それとも一緒?

それやったら
燃やしてしまえば良い

気持ちとおんなじ冷たい
結晶の花
それ掻き集め押し丸めた

想いとおんなじ熱い
ぼくの

10ヶ月前 No.251

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

「好きな子のマー君」


マー君にそれは禁句
だって知ったかぶりのマー君は
この世のすべてを網羅してる



してるんだってサ

 すごいよね
 うん スゴイ


知ってることは多いけど
わかったことなんて
水滴ぽっち


 でも
 それでも人は愛せるし
 殺意も持てる

知ったかぶりのマー君は
それを知ったかぶって咎めるんだ

 すごいだろ?
 うん スゴイ

だってマー君は世界を網羅してるから

幸せだよね
うん ハッピーマンだ

10ヶ月前 No.252

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

「好きな人の十字架」


神様も嘘つきなのか

神様だから
嘘つきなのか

どちらにしろ


嘘だけを詰めた箱の中なら
真実が無いから
救われる


戻れないなら


 箱に釘を打ち付けてってね

何処かのおせっかいパンドラが
欠片ほども希望を忍ばせないように

でもまた
戻って来てくれるなら
隙間は開けておく
光が一筋溢れるくらいのを

だって
嘘つきは嫌いじゃない

10ヶ月前 No.253

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

やぶからぼうず


大変
私の年が明けてたよ!

たくさんの
たくさん。たくさん。

明けた年から
溢れてゆくものを

大事にしなきゃの
1年だね

8ヶ月前 No.254

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

空々しくって温かい
言葉が救いとなりました

なんて風ない上滑りも
時には良い心地となるのです

知っていますか

柔らかく揺蕩う想いとは
猫が路地裏をツトツトと歩くが如く

本人も意図せず与えられたりするのですよ

あぁ、
夕やけがやって来るね。

良いねぇ

8ヶ月前 No.255

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

言葉を殺して自分を埋めた

いってほしくないから
イッテホシクナイカラ
行って欲しくないから
逝ってほしくないから

自分に正直で在ろうとするなら
自分を消して仕舞えば良いのだ

イッテホシクナイ

のは、本心だから正直な心
ココロを大切にしろと口煩いから
それに従い言葉を殺す

正直であるとは

何だろう

こうして在ろうともがく存在とは何だろう

8ヶ月前 No.256

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

君、も僕、も

必要ないところで
哀しむ恋を

そうやって過ごす快楽を味わう

7ヶ月前 No.257

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

悲しんぼ

振りするのも飽きたから

優しんぼ

拗ねた振りして

甘えんぼ

7ヶ月前 No.258

オレンジ ★48w4c4viKy_yFt

こんばんは、ひよさん

お邪魔します。
「詩しゃべり」しに来ました。よろしくお願いします。


たったひとつの大切な恋だった
でも
どうしてこんなに
酷いものになったのかな?

最早
大切なものでも
忘れないといけないものになるんだね

すべてを美化してするのはダメだって
言われた

空に。

悲しいけど
勇気をもって
否定しなければならない

そんなときもあるんだね・・・・



7ヶ月前 No.259

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

オレンジさん

すっかりお返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
身内に不幸があって、ばたばたとしておりました。ごめんなさい。

□□□□□□□□□□□

大切は、時折り人を苦しくさせる
やっかいな感情だから

嘯いてみるのも
一つの柔らかな魔法だったりする

嘘は、良くないと子供の頃散々怒られたけど

それが、時には優しくしてくれたりする

人は、不条理を偶に味方につけられたり
しちゃう可愛い生き物だから

可愛さ、は大事。

だって柔らかくて優しいから

ね。

6ヶ月前 No.260

オレンジ ★48w4c4viKy_yFt

ひよさん

かえって気を遣わせてしまったようで誠にすみません。
お返事、遅れること、気にしてはいないのでよろしくお願いします。

心に響く詩をいただいたので
返詩をします


 *

確かに「大切」は厄介なものですね。
そう思います

嘘も不条理も
わたしにとって今は大切なものでした。

ただ
やるせないのは

欲しいものではない
ものを要求されることだろうかな・・・笑

人は厄介な生き物だと思います

わたしを含めて

きっと・・・ね。


 *
ありがとうございました。

6ヶ月前 No.261

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

『お時計さん』

こっち
こっち
楽しい気分
こっち
こっち
嬉しい気分

君といっしょ
こっち
こっち
刻む時が
微笑みを育ててる


そっち
そっち
悲しい気分
そっち
そっち
寂しい気分

君とそっぽ
そっち
そっち
追いやる泪
微笑みを呼ぼうよ


そっと
そっと
優しい気分
そっと
そっと
君への気持ち

幸せを 刻もう

6ヶ月前 No.262

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

息つく間の彼岸に
逝き附く私の欠片

恋ふなら召しませ

止む無く恋ふ吾子の
熱を燃やし
泣き沸く萌葱が夏を濃く

吸って膨らむ肺を咽びつつ
誰 かを迎える

水面は闇く放光す

3ヶ月前 No.263

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

こそばゆくって泣いちゃった
帰り道のネコジャラシ草

ごめんね、が遠くて
となりのあの子はしかめ面

手を繋いでた昨日まで、がすごく遠くて
さやさやの草の音色が耳に痛い

雨の匂いが追いかけて来てる

今、突然
ざーっと降ったら
びっくりした顔向き合わせて

あはは、で仲直り出来そうなのにな

2ヶ月前 No.264

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

優しさに飢えたので
哀しみを食べて遣過しました

どうにもこうにも

暮らしていくとは
嬉しみとやらを摩耗してしまい
喜ばしいはずを隊やられます

貴方
ご存知でしたか?

苦しみこそが極上の糧に成ること

2ヶ月前 No.265

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

きみのこと

「河童のお皿」


それくらい大事

それくらい必要

そう言ったら

信じてくれる?

1ヶ月前 No.266

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

こほんこほん。


ちょっとお家のひとが咳をすると
こそっと置かれる葛根湯

むかぁしからそうだったから
なんとなく

きみのお家のポストのなかに入れちゃった

いつもの公園のちぅさんは
野良猫なのに人懐っこくて

わたしにすり寄ってくるから
葛根湯を差し出すと

ふんふん。

ってして

じっ。

ってみて

ふん。

って感じに
行っちゃった

きみにされたみたいで
ちょっとだけだけど

泣きそうになった

ちぅさんはきみではないけど
ちぅさんの

ふん。

が暗示のように
わたしを不安にさせたんだ

1ヶ月前 No.267

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

くるり。


先日の木枯らし1号で
くるりと回ったのは前を行く
おじさんのカツラ


なんでそんなに安ものを?

だけど見ない振りしたほうが良いと
咄嗟に下を向いたときに目に入った

ボロボロの皮靴。

裾がもうほつけてきてる
よれよれのスーツ


笑いを堪えるための涙が
とたんに切なくなった

そこそこの暮らしをさせてもらってる
じぶんという存在が

絶対馬鹿にしちゃいけないものが

そのカツラにはあるんだ

1ヶ月前 No.268

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

ことり。


昨日の夜
ことりと落ちてきた気持ちは
「独りぼっち」なんていう

ちょびっと贅沢な淋しい想いでした

だから今夜は


できるだけ誰かに優しくしよう

そんな贅沢な我が侭を思えたわたしが
誰かを暖かくすることは

なんだか使命にも似た気持ちになります


独りぼっちをことりと心に落とせるのは
寂しいを知ってるからです

寂しいを知ってるというのは
楽しいも嬉しいも知ってるからです


じぶんが不幸だと気付かない
てっとり早い方法は
幸福を知らなければ良いんだよ

と、昔
森の奥に住む独りぼっちの年老いた魔女に
伝えられました

深い皺に隠れた澱んだ瞳に映っていたのは
悲しみの色でした



幸せだったから
魔女は今、こんなに寂しいんだな

幸せを知ってしまったことを
後悔してるの?

と、思わず聞いてしまい
ギラッと見開かれた目が怖くて

逃げ帰ってしまいました。

魔女なのに
わたしをお家に帰してくれた
迷わぬように鬱そうとした木々を
一目散に逃げるわたしがこけないように
魔法を使ってよけてくれてた


きっと
それが答えなのだと
わたしは思っているのです

だから

寂しい、をことりとじぶんに落とした次の日は
あの時の魔女のように

誰かにうんと優しくありたい。

1ヶ月前 No.269

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

ぺーぱー。


すぱっと切れました
ものの見事に割れました

割れた線から
真っ赤なインクが

拭き取っても拭き取っても
掌にラインを引きます

それがまるで
わたしのボーダーラインだよ

と、言われてるみたいで
ほんの一瞬

泣きたくなった午後でした

1ヶ月前 No.270

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

こころのゆくえ。


恋のゆくえ
心のゆくえ



ほんのささいで
傷つくのか

ほんのささいが
傷になるのか

ほどけない恋を
したかった

ゆるがない心を
欲しかった

けどきっと
もったら

つまんない

ひとは
変わるからこそ


きれい。

1ヶ月前 No.271

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

香水の壜。


お気に入りだったから
中身を全部捨てて

シャボン玉の液をつめた。


きゃちきゃちと弾ける○が

甘い女の子の集団みたいで
香りに咽かえった。

泣きたくて仕方無かったのに
嗚咽を漏らすと笑えてきた。

なんだ
かんたん。


捨てたプレゼントの香りは
排水溝の奥から
断末魔のように這い上がってくる

また咽て吐きそう。

なんだ
たんじゅん。


壜から生まれるシャボン玉の命は

吐きそうな
わたしの吐息なんだな


なんだ
わらえる。


これ全部を女の子のきゃちきゃちに変えたら

そしたら

わたし
泣けるかな。


なけると
いいな。

1ヶ月前 No.272

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR




泪集めた深い瓶
蒼く 青く 碧く

沈める 慕情
千年揺れて
億年返す

寄せては返し
寄せては返しする

心配を
遠くまで投げ飛ばした


けれど
不安の波は

満潮時に私の岸辺へと
舞い戻る

1ヶ月前 No.273

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

「だいじょうぶ」


呪文。
呪文。

自問。
自戒。


大丈夫、嫌って言うほど繰り返して
どうにか何事も大丈夫にしてきた、
だから

今度だって

大丈夫。


ふざけるな、自分。

1ヶ月前 No.274

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

痛さを痛さだと認めたくなかった頃
自分を苛めるのは簡単だった

すぐに泣かせられた

痛さと痛さだと認ざるを得ないといけなかった頃
自分を苛めるのは気が引けた

泣くに泣けなくなった

痛さを痛さだと自分に頷けるようになった頃
自分を苛めるのは止められた

泣きたいときに泣いたら良い

1ヶ月前 No.275

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

どうでも良いことはどうでもよく
その辺に置いておこう

どうでも良くないことはそれとなく
その辺に転がしておこう

その辺に落ちてるどうでも良いことと
どうでも良くないことを何とは無しに
ぼーっと、見て

自分というものを愛でて過ごす恥じて過ごす
それから、とりあえず拾いに行こう

何気無く手に取った一番最初のものが
今、自分の為すべきことだ。

そんな感じで生きていくと
日々是好日と相成ります

20日前 No.276

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

何も無い海辺
柔らかい水面
嬉しい小々波

ただ在ると言う
ただ在って
傍に在る奇跡

12日前 No.277

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

綿菓子のようだと
それを褒め言葉のように
いつも微笑んで愛おしそうに伝えて来られたけど

あの歯の浮く甘さは
食べ残されて棒にしがみつくように
ザラメは固くなる

現に貴方は
私に笑顔で差し出すけれど
決して自分は口にしない

甘い物は苦手だよ。

と私を綿菓子に例える笑顔そのままに
また並んで縁日を歩こうと腰に手をやり促す

ふわふわっと扱われて
照れて嬉しがる頃でも無くなってる

いつまでも私を見ない
私に被せた理想の恋人の膜が
もうすぐ私を窒息させる

あなたは
私を知らないままね
ずっと

11日前 No.278

ひよ @hiyojirou ★iPhone=Au6fHXrXYR

詩を謳い続けるという事は
何にも成れない者であり続けるという事だ
その覚悟を私はA4ファイルに挟んで何処かに置いてしまったきりなんだろう
大事な事だからファイルに入れたのに
仕舞った先がわからない
なんという言い訳だろう
そんなにまでして
私はまだ
居るのか


居るんだ。

10日前 No.279
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